七つの大罪
ななつのたいざい
曖昧さ回避
- キリスト教の用語で「七つの罪源」とも言う。人間を罪に導くとされる欲望・感情を指す。
- 鈴木央による漫画。 → 七つの大罪(漫画)
- ホビージャパンがフィギュアを中心に展開する「魔王崇拝型コンテンツ」。 → 七つの大罪(ホビージャパン)及びsin七つの大罪
- クソゲーオブザイヤー据え置き部門2011におけるノミネート作の総称。詳細はリンク先へ
- ボカロPである悪ノPが作りだした物語音楽シリーズ。 → 七つの大罪シリーズ
ここでは1.について説明する。2と3と5に関してはそれぞれのタグを使用する事でマイナス検索が効果を発揮するので、そちらの方で明記する事。
概要
七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作に八つの「枢要罪」として現れたのが起源である。キリスト教の正典の中で七つの大罪について直接に言及されてはいない。
八つの枢要罪は厳しさの順序によると「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「虚飾」、「怠惰」、「傲慢」である。6世紀後半には、グレゴリウス1世により、八つから現在の七つに改正され、順序も現在の順序に仕上げられた。「虚飾」は「傲慢」に含まれ、「憂鬱」は「怠惰」に含まれ、「嫉妬」が追加された。
13世紀のトマス・アクィナスも、その著作の中で、キリスト教徒の七つの枢要徳と対比する形で七つの「枢要罪」をあげている。現代のカトリック教会のカテキズムでは、七つの罪源について、ヨハネス・カッシアヌスやグレゴリウス1世以来伝統的に罪の源とみなされてきたものとして簡潔に言及されている。
表記方法
版権キャラ名を含む。
内容
キリスト教の本質的な部分とは無関係だが、各々が悪魔・幻獣・動物と関連付けられており、通俗的なグリモワールにおいて引用されることとなった。
怠惰(スロウス)
象徴
ベルフェゴール〈Belphegor〉 | アスタロト〈Astaroth〉 |
---|---|
七つの大罪02「ベルフェゴール」by合間太郎 |
※しばしば、「怠惰≒無為」と結び付けられるが、中世キリスト教世界では「情熱の欠如、鬱屈、憂鬱」等のメランコリックな意味合いで捉えられていた、という分析もある。
新・七つの大罪
2008年03月11日15時37分、バチカンのローマ教皇庁にある内赦院の内赦執行官ジャンフランコ・ジロッティ師が新しい「七つの大罪」を発表した。
上記で挙げた今までの七つの大罪はやや個人主義的な側面があったため、これまでとは違う種類の大罪もあるということを信者たちに伝え、理解させるためにこれらが追加された。
新・七つの大罪
モチーフにしている創作物
装備や能力、歌、地名等に付けられているケースもあり、それぞれの罪を反映した人格・能力を持つ事もあれば、単にその称号を与えられただけの者もいる等、作品によって様々。対応する悪魔が全く違うものになっている作品も少なくない。
作品
キャラクター
名称・総称
組織・場所
- ヴァリアー(家庭教師ヒットマンREBORN!)
- 魔女教(Re:ゼロから始める異世界生活)
- 魔界(真・女神転生if…)
- アルスト(ゼノブレイド2)
- 七宝剣(蒼き雷霆ガンヴォルト)
- 予知者(KINGDOM HEARTS χ)
- 光宮征徒会(HAUNTEDじゃんくしょん)
- 悪童子集会(機巧童子ULTIMO)
- 七つの大罪(モン娘☆は~れむ)