東京駅
とうきょうえき
概要
駅名 | 東京駅(とうきょう-Tōkyō) |
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所在地 | 東京都千代田区 |
所属事業者 | JR東日本/JR東海/東京メトロ |
所属路線 | 東海道本線(JR東日本) |
駅構造 | 地上駅(一部地下) |
ホーム | 合計14面28線(うち地上在来線5面10線、新幹線5面10線、地下4面8線) |
開業 | 1914年12月20日 |
1914年(大正3年)12月20日に当時の鉄道院により開業。当初は皇居の玄関口にあたる丸の内口にしか改札がなかったが、後になって反対側の繁華街方面に八重洲口を開設している。なお、丸の内口と八重洲口を通り抜けられる自由通路は駅舎の北側(駅舎正面からは左側)へ設けられている。
15本の路線(関連タグ参考)が利用可能な、東京を代表するターミナル駅である。
丸の内側の駅舎は重要文化財に指定されており、第二次世界大戦による戦災を受ける前の姿への修復(JR東日本は「復原」と表現)が行われ、2012年10月にグランドオープンを果たした。
2014年に開業100周年を迎え、記念に東京駅デザインのsuicaが発売された。
日本全国の鉄道の起点として、各路線に「0キロポスト」が設置されている。
乗降客数は新宿駅・池袋駅に差をつけられている(渋谷駅は東横線地下化でJRの利用状況では当駅に抜かれた)。
ただし、これはあくまで駅を乗り降りする(改札口を通る)乗降客なので、在来線同士や新幹線との乗換客で終日ごったがえしている。長距離利用者が多いため、一日あたりの売上高は日本一である。
構造と駅周辺
JR以外の東京駅に乗り入れる鉄道は、丸の内口の地下を通る東京メトロ丸ノ内線のみであるが、大手町駅は至近であり、八重洲口からは京橋駅も近い。
また、それらに相互乗り入れする路線を含めれば、かなりの私鉄路線が東京駅周辺まで来ていることになる。特にJR線乗り換えの少ない東西線と千代田線(常磐緩行線)が多くの乗客でごった返している。
駅前から出るバスは、近距離のものと遠距離の高速バスがあり、高速バスの一部(房総半島方面など)は駅前の道路上にあるバス停から出ている。東京国際展示場(東京ビッグサイト)へ行く臨時バスはここから出るものが一番多いが、大きな催事がない日も、定期の路線バスが丸の内口と八重洲口の両側から出ている(経由する道が異なる)。
目立つあの建物はほとんど飾りであり、ホームは狭くて古い(東日本の駅はだいたいこんな感じ)。梅田駅や京都駅とかに慣れた西日本人や、空港みたいなビッグターミナル駅に慣れた外人からすると名前の割に小さいことに衝撃を受けるはず。
その分地下がでかい。後述する横須賀・京葉線を除くとJR東京駅自体のダンジョン性はそれほど高くないが、これに大手町駅などが加わりわけがわからないことになる。そしてとにかく広い。丸の内口と八重洲口のそれぞれ南・中央・北・地下に改札があったり、改札の外で丸の内口と八重洲口を結ぶ通路がほとんどなかったり、八重洲北口のさらに北(高速バスの降車場前)に新幹線専用の日本橋口があったりする。
魔境
横須賀線・総武快速線は丸の内口の地下深くにあり、乗り換えに時間がかかる。前者はJR線でありながら、同社の路線よりも東京メトロ丸ノ内線の改札口の方が近いという有様である。
開設したのが地下水の汲み過ぎで地盤沈下がひどかった時代であり、取水を制限してから地下水が戻ってきたため、重りを積んで浮き上がらないようにしたり、2002年には品川区の立会川まで総延長12kmの導水管を敷設したりしている。特に導水管は、典型的都市型中小河川で水量が少なく悪臭などに悩まされていた立会川の水質改善にも貢献している。
また、内房線や外房線方面の列車は、特急のすべてと、快速の一部(運行系統による)が、こちらからではなく京葉線から出る。
それよりさらに、東京駅本体から離れた京葉線との乗り換えがはてしなく面倒くさいことで有名であり、よその地方から東京ディズニーランドや幕張メッセ目当てに来た人間が乗換で難儀することは日常茶飯事である。わからない場合は駅員か近くの店員に聞くといいだろう。相手もそれまで何百、何千回と聞かれた質問であり、分かりやすく説明してくれるだろう。
同様に、コミックマーケットの会場である東京ビッグサイトへの東京駅方面からの有力なアクセス手段のひとつとして「東京駅⇒(京葉線)⇒新木場駅⇒(りんかい線)⇒国際展示場駅」というルートが知られているためか、イベントの開催時期の早朝は通称始発ダッシュと呼ばれる大垣ダッシュのような光景が毎回見られるが、転んだり他人様にぶつかったりで大変危険なのでやめましょう。
これらのことから、京葉線ホームは名前を変えた方が良いという意見まであるが、そうそう都合のいい場所にホームを設ける事ができない鉄道には、もっとわけのわからない乗換駅も多い。大手町駅もその一つ。
場所は、東京駅と有楽町駅のほぼ中間地点にある、鍛冶橋通りの地下。そのせいか、有楽町駅から京葉線の東京駅への乗り換えが認められている。
詳細は、マイナビニュース「JR京葉線東京駅へ、JR有楽町駅から乗換え可能だった!!」等を参照。利用経路や改札口が限られるので注意。
横須賀線・総武快速線からは、途中下車可能な乗車券があれば、一度改札を出て、改札外の通路を通った方が速い。
他に、京葉線への楽な乗り換え方法として、千代田線の二重橋前駅を使う方法がテレビで紹介されていたこともある。
のりば
利用状況
利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | 東京メトロ | |
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年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 394,135人 | 788,270人 | 155,922人 |
2009年(平成21年)度 | 384,024人 | 768,048人 | 155,326人 |
2010年(平成22年)度 | 381,704人 | 763,408人 | 156,008人 |
2011年(平成23年)度 | 380,997人 | 761,994人 | 156,736人 |
2012年(平成24年)度 | 402,277人 | 804,554人 | 169,152人 |
2013年(平成25年)度 | 415,908人 | 831,816人 | 181,208人 |
2014年(平成26年)度 | 418,184人 | 836,368人 | 186,459人 |
2015年(平成27年)度 | 434,633人 | 869,266人 | 196,687人 |
2016年(平成28年)度 | 439,554人 | 879,108人 | 204,287人 |
2017年(平成29年)度 | 452,549人 | 905,098人 | 211,558人 |
2018年(平成30年)度 | 467,165人 | 934,330人 | 218,275人 |
2019年(令和元年)度 | 462,589人 | 925,178人 | 216,749人 |
2020年(令和2年)度 | 271,108人 | 542,216人 |
存在しないホーム番号がある。
何度も誘いを断られ、ようやく彼女からOKをもらった男性。
「待ち合わせは、東京駅の○○番ホームで」と指定され、意気揚々と東京駅に向かう。
が。肝心のホームがどうしても見付からない。駅員に尋ねても苦笑いを浮かべるだけ。
…という”悲劇”がよくあったという。
その原因は、客車列車が多かった頃、機関車を切り離して反対側に付け直すための線路(機回し線)が、ホームに面していなかったからである。
なお、現在のJR東京駅ホームにも存在しない番号(11~13)があるが、在来線の用地を東北新幹線に振り替えて、東北新幹線のホーム番号を東海道新幹線の番号の続きにしたからである。さらに重複する番線(1〜4番線。地上と総武地下ホームと京葉地下ホーム)もあるが、地下ホームの分は「総武地下」「京葉地下」とそれぞれ付くし、場所も離れているので問題はない。
駅ナカ・駅チカ
東京駅は近年はショッピング街としても栄えている。
特に(pixiver的に)注目は、駅裏側の八重洲口方面に広がる八重洲一番街の東京キャラクターストリートである。
NHKや民放各局グッズや、ウルトラマン・スヌーピー・トミカ・リラックマ・ジブリ・プリキュア・アイカツ!等、ありとあらゆるグッズショップが集結している。最近では東京ガシャポンストリートもこの場所にオープンした。
また、ここは東京メトロ東西線の大手町駅との連絡通路もある。大手町駅は各線が離れている為東西線以外は乗り換え表記されないが、少し頑張れば大手町を通る各線(丸ノ内線・千代田線・半蔵門線・都営三田線)にも乗り換えられる。
関連イラスト
改札口。よほどの早朝や深夜でもない限り人の姿が絶えることはない。
新幹線ホーム(東日本)。背後には八重洲口に新築されたグラントウキョウ。帰省ラッシュの時期には山手線並の頻度で発車する。
在来線ホーム。東海道本線を下る特急列車で華やいでいたのも今は昔である。
…しかし、山手線やら京浜東北線やらが3~5分おきに発着し、さらに近年は上野東京ラインも乗り入れを開始したため、これらがドカドカ行き交う様は華やかではないが圧巻ではある。
隣の駅
関連タグ
五星戦隊ダイレンジャー:彼等の基地が東京駅にある。