珍獣・怪獣、財産・秘宝、魔境・秘境
”未知という”言葉が放つ魔力
その力に魅せられた奴等がいる
人は彼らをハンターと呼ぶ
一巻前文より
概要
週刊少年ジャンプで1998年14号より不定期(2006年から)で、連載中。
単行本は2022年11月の時点で37巻まで発刊、累計発行部数は約8400万以上。
原作1巻当時の読者に日テレ版でゴン=フリークス役を担当した潘めぐみがいる。
pixivでは劇中の「9月1日ヨークシンシティで」という合言葉から、9月1日に作品の投稿が多くなる慣例がある。
この項目は、コミックス最新巻以降の内容を含みます。 |
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あらすじ
「くじら島」の大自然に囲まれて暮らしていたゴン=フリークスには、物心ついたときから両親がおらず、「父親はゴンが生まれてすぐ事故で死んだ」と聞かされてきた。ゴンは8歳の時、森で巨獣に襲われたところを、通りがかりのハンター・カイトによって助けられる。彼はゴンの父親ジン=フリークスのことを知っていた。カイトは自分がジンの弟子で昔世話になったこと、ジンが自分の知る限り最高のハンターであること、そしてまだ生きていることをゴンに伝える。ゴンはハンターに対して強い憧れを抱き、「自分もハンターになって、父親に会いたい」と夢見るようになる。成長して12歳も間近になったゴンは育ての母・ミトを説得して、超難関のハンター試験を受けるために、生まれ故郷を旅立つ。|
・ハンター試験編
旅の途中で同じくハンター志望だったクラピカ・レオリオ=パラディナイトと連れ合うようになり、試験会場でゴンと同い年のキルア=ゾルディックと出会う。試験中も一緒に行動するようになった4人は、様々な試験の難題をこなしていくうちに仲を深めるようになる。
・ゾルディック家編
ハンター試験に見事合格したゴン・クラピカ・レオリオは、最終試験でボドロを殺害し失格となって家に戻ったキルアを連れ出すため、キルアの実家であるパドキア共和国のククルーマウンテンへ向かう。
・天空闘技場編
キルアを無事連れ出せたゴンは、クラピカ・レオリオと一旦別れ、キルアに誘われて、修行と金稼ぎのために天空闘技場に向かう。そこで心源流拳法の門下生ズシ、師範代ウイングと出会い、念能力というものを知ることになる。
・ヨークシンシティ編
ゴン・キルア・レオリオはヨークシンのオークションに出品される「G.I」を落札するため、様々な方法で金稼ぎを試みる。一方クラピカは、同胞の眼を回収するためにマフィアのノストラードファミリーに入団し、護衛団の一員となる。時を同じくして幻影旅団の団長・クロロは旅団員を召集し、オークションの商品収奪を実行する。
・グリードアイランド編
G.Iを落札した大富豪・バッテラのプレイヤー選考に無事合格したゴンとキルアは、G.I世界へ突入し探究を始める。G.Iで二人が出会った少女ビスケは、優れた素質を持ちながらそれを生かせずにいるゴンとキルアを歯がゆく思い、新たな師となって二人に戦闘技術を叩き込んでいく。
・キメラアント編
G.Iをクリアしたゴンとキルアは、クリア賞品として得たゲーム内の呪文カードを使用してジンに会おうとするも、それを読んでいたジンの策によってカイトのもとへ飛ばされてしまう。カイトの仕事に協力する中で、2人は「キメラアント」という生物の存在を知る。その頃、異常成長を遂げた「キメラアントの女王」は兵隊蟻を使って人間を襲い、着実に勢力を拡大していた。
・会長選挙・アルカ編
ネフェルピトーとの闘いで瀕死の重傷を負ったゴンを救うため、キルアはアルカに会いにゾルディック家へと戻ってくる。友を助けたいキルアの行く手を、兄のイルミが阻む。
同じ頃、次期ハンター協会会長を決める総選挙が開かれ、ジン、パリストン、チードル等十二支んが集結した。レオリオも会長選挙に参加する事となり、多くのハンター達の前で選挙演説が行われる。
・暗黒大陸編・(2014年6月以降連載)
5カ国連盟「V5」により不可侵条約で禁止されている「暗黒大陸」への進出をカキン帝国国王が突如宣言した。ハンター協会の十二支んは、暗黒大陸探検隊の責任者でアイザック=ネテロの息子を称するビヨンド=ネテロを拘束する。
一方、十二支んを脱退したジンは、パリストン傘下にあるビヨンド派と合流した。彼らは大陸への渡航手段を得るべく、刺客をハンター試験(Xデー)に潜入させる。
会長選挙での人気を買われ、新たに十二支んに推薦されたレオリオは、交換条件としてある人物の十二支ん参入を提案する。
巨大な思惑が蠢くなか、クラピカは山積する難題に立ち向かうことになる。
ヒソカvs団長編
天空闘技場にてフロアマスター同士の決闘が始まった。
カキン帝国王位継承戦編
暗黒大陸(正確には暗黒大陸近くの新大地)まで2か月の船旅が始まった。
ハンター協会(十二支んと協専)、カキン帝国、ゾルディック家、幻影旅団、そして乗船したビヨンド以外別行動中のビヨンド暗黒大陸探検隊といったキャラクターが集結し、ハンター登場人物最多となる予定。
・0巻 / クラピカ追憶編(2012年12月特別読み切り)
「外の世界」へ行きたいと願うクラピカに、クルタ族の長老から出された条件は3つの試験に合格することであった。2つの学科試験を難なくクリアしたクラピカは、「一度も緋の眼になる事なく隣町で買い物をして帰ってくる」という最後の自己抑制試験に合格するため、親友パイロと共に「外の世界」へと旅立つ。
特徴
最大の特徴として、どんな強いキャラクターだろうが死ぬときは死ぬというシリアスさと、設定の緻密さが挙げられる。
どれだけ設定が緻密かと言うと、実際には二、三枚しか使わない作中に登場するカードゲームのカードを数十枚きちんと名前と効果を含めて数ページにわたって紹介するほど。
シリアスさに関しても、単に容赦なく人が死ぬという形ではなく、少年漫画にありがちな善悪二元論に収まらず、複数の価値観を要素として、人間の持つ「闇」や「負」の面にスポットを当てた上で、敵キャラクターが元来持つ人間らしさや敵キャラクターの精神的成長を描写して死ぬというドラマ性が押し出されている点が最大の特徴。
上記のドラマ性と設定の緻密さから、主人公たちだけでなく、脇役や敵キャラクターの心理や思考も詳細に描写され、時には主要キャラクターに絡まない裏方の人間まで含めた、様々な立場や人物の思惑が交錯し、複雑で多面的な構成をしている。
暗黒大陸編に入ってからは、その科白量も相まって、もはや小説とまで言われるほど作中での言葉の説明も多い。
総じて作者ならではのアイデアと、予測のできないストーリーが高く評価されている。
グリードアイランド編以降はグロテスクな絵に自主規制が入るようになり、アニメでもあまりに残酷な描写はカットされている。
休載
また作者が休みがちなことでも有名であり、その休載の多さはたびたびネタにされている。
これは作者自身の心身の健康状態の悪さもさることながら、作品の設定の緻密さと人間描写の濃密さから、一つの話を進める裏で、誰が、どう思い、どのように行動し、その結果どうなったかを一つ一つ設定している為、話づくりに非常に時間がかかるという点も関わっている。
2014年8月のジャンプ本誌にて作者が腰痛である事が判明。
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近年は再開する時にニュースサイトで大きく報道されるのがお約束化しており、連載中はネームの状態で話を掲載することもあった。
2006年以降から休載と連載再開を繰り返していたが2018年11月を最後に2022年現在まで約4年休載が続いており、Twitterで連載再開のワードがトレンドになるとHUNTER×HUNTERの連載再開かと思い込み同じくトレンドになるのが恒例になっている。
そして2022年47号から連載再開されることが決まった。
作者自身が「HUNTER×HUNTERが完結するのが先か、自分が死ぬのが先か」と発言していたが、ある長寿漫画が作者の逝去によって未完になってしまい、HUNTER×HUNTERは無事に完結できるかファンからは不安視されている。
『HUNTER×HUNTER』No.401以降は週刊連載ではない掲載形態になる。
アニメ
1998年のパイロット版、1999年にフジテレビほかで放送された旧アニメ版とその派生作品のOVAシリーズ、2011年から日本テレビ系列局ほかで放送された新アニメ版とその派生作品である劇場版2作品が存在する。
詳細は→アニハンに記載。
登場人物
関連タグ
関連イラスト
公式PV
外部リンク
フジテレビ版
日テレ版