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ドイツの妖怪の編集履歴

2024-01-05 22:06:21 バージョン

ドイツの妖怪

どいつのようかい

ドイツで伝承されている妖怪で、一般には黒い森に潜む人狼や魔女、夢魔が知られる。

概要

ドイツおよびドイツ語圏で伝承されている妖怪で、日本においては黒い森に潜むという人狼魔女夢魔などのイメージが強い。


ドイツはローマ帝国ライン川ドナウ川を境界として対立していた地域「ゲルマニア」に紀元前から住んでいた諸民族・ゲルマン人が中心となり成立した国家で、北ゲルマン人と同じく北欧神話として知られる信仰を持っていたが、キリスト教化によって神格や精霊たちは、悪魔や魔物などの存在として語られるようになっていった。


また上記の魔物が棲むという黒い森「シュバルツバルト」や、魔女や悪魔が宴のために「ブロッケン山」に集まるワルプルギスの夜などが良く知られ、東部地域においては隣接している、古くはネウロイと呼ばれた人々が住む東欧の伝承の影響も大きいと考えられている。


近代になりゲーテが戯曲「ファウスト」を、グリム兄弟が各地の民話を収集した「グリム童話」を発表。魔性を題材としたホフマンの「砂男」や、H・H・エーヴェルスによる「吸血鬼」「アルラウネ」などの幻想的な小説なども著され以後の創作に大きな影響を与えている。


20世紀のナチスドイツ政権においては民族主義が強くなり、北欧神話をモチーフにしたワーグナーオペラが広く上演され、国家主導でオカルト研究機関アーネンエルベを設立し、軍事教育の中においてもルーン文字が導入されるなどオカルト色が強く見られたのだという。


世界有数の工業国家であり、高度な医学や科学技術を持つ半面、そういった神秘主義的な文化を持つ国というイメージが持たれており、第二次世界大戦後には各種創作においてナチスドイツをモデルとしたオカルト的なキャラクターが量産されることになった。

ただしナチス礼賛にあたる行為は、創作であろうともドイツ本国では法で禁止されており犠牲となった人々も多いことから、その点は自重が必要である。


なおドイツ自体が内陸国家だったのでドイツ語は周辺国家で用いられるのに止まっているが、その語感の強さは中二病心をくすぐるのは事実で、やはり各種妖怪キャラクター名に採用されている。


一覧

この項ではドイツ語文化圏のオーストリアスイスの妖怪についても記述する。

ポーランド、チェコについては「外国の妖怪」「ロシアの妖怪」、ゲルマン神話の神格については「北欧神話」を参照。

ドイツ

  • アウフホッカー(Aufhocker):「飛び掛かる者」という意味で、動物に化けたり姿を消して人を襲う悪魔。
  • アグネス・エルツ(Agnes Eltz):エルツ城に現れる女騎士の幽霊。
  • 嵐の精/ストーメン(Stormen):嵐を起こす精霊で、町の店の看板を入れ替えるなどの悪戯をする。
  • アルラウネ(Alraune):刑死者の体液が垂れた地面で育つ
  • イル・リヒト:様々な理由で天国や地獄に行けない魂が変じるという鬼火。
  • ヴァッサーガイスト(Wassergeist):水の精霊の総称。
    • ヴァッサーニクセ(Wassernixe):グリム童話『水の精』に登場する水の精。
    • ニッケルカーター(Nickelkater):水の精霊の一種。
    • バッハバルバラ(Bachbarbara):水の女精霊。
    • ホウラート(Hourad):水の精霊の一種。
  • ヴィルデ・フラウ:長い髪をした美しい女性の精霊。
  • ヴェックマン(Weckmann):人型のパン菓子。
  • ヴェルトフント(Welthund):“世界の犬”という意味。単眼の巨大な犬であり不作や疫病をもたらす。
  • カスマンドル/ケースマンテル(Kasmandl):白髪でしわくちゃな小人で、高山にある酪農家の作業小屋に冬の間住み着くが、4月24日の聖ジョージの日に大きな音で追い出される。
  • キンダーフレッサー/キンダーシュレッカー/シュヴァルツェマン:ブギーマンのこと。
  • クネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht):聖ニコラウスの従者の一人で、悪い子に罰を与える。

◯クネヒト・ループレヒト ◯クランプス

  • クラバウターマン(Klabautermann):バルト海・北海に伝わる、船乗りたちを助けるという船に宿る精霊。
  • クランプス(Krampus):クリスマスの怪物。
  • クリストキント(Christkind):クリスマスの天使。
  • グルーシュヴァンツ/グリューシュヴァンツ(Gluhschwanz, Glühschwanz, Gluswans, Glûswanz oder Gluuschwanz):光る尾を持つドラゴンのような幻獣で、魔女の家に煙突から入り込みミルクか金貨をもらいにくるが、断ると煙突に火を着けてしまう。
  • シュトレッケバイン:死神を意味する表現の一つで意味は「伸ばした脚」。
  • ツヴェルク(Zwerge):北欧神話のドヴェルグを起源とした小人でドワーフと同一視される。
  • トイフェル(Teufel):ドイツ語で悪魔のこと。グリム童話では『悪魔と悪魔のおばあさん』『悪魔の煤けた相棒』『神様の動物と悪魔の動物』『金の毛が3本生えた鬼』などに登場する。
    • ザントトイフェル(Sandteufel):砂の悪魔という意味であり塵旋風のこと。
    • シュタオプトイフェル(Staubteufel):埃の悪魔という意味であり塵旋風のこと。
    • ゼートイフェル(Seeteufel):海の悪魔という意味でありアンコウのこと。
    • トイフェルスツンゲ(Teufelszunge):悪魔の舌という意味でありサトイモ科の植物コンニャクのこと。
    • トイフェルスフィッシュ(Teufelsfisch):悪魔の魚という意味。オニオコゼ族(Choridactylini)に属する魚類の総称。
    • ドルントイフェル(Dornteufel):棘の悪魔という意味でありモロクトカゲのこと。
    • ネーベルトイフェル(Nebelteufel):霧の悪魔という意味であり塵旋風のこと。
    • フォイアートイフェル(Feuerteufel):火の悪魔という意味であり火災旋風のこと。
    • ホイトイフェル(Heuteufel):干し草の悪魔という意味であり塵旋風のこと。
  • ノッケン:北欧神話起源の水の精霊で「川の子馬」といわれる。
  • プッツモメル:フードを被った悪戯妖精の女の子。
  • バーカウフ(Bahkauv):アーヘンの鱗のある子牛の姿をした魔物。類似したものがオランダやベルギーなど広域に伝わる。
  • ハーメルンの笛吹き男/パイドパイパー(Pied piper)

ハーメルンの笛吹き男

  • ハンス・トラップ(Hans Trapp):騎士出身の聖ニコラウスの従者で、悪い子に罰を与える。
  • ビーアエーゼル(Bier-Esel):ビール驢馬。
  • ピコリュス/ピクラス/パトロ/ピコッロス/ピコッルス/ポックルス(Patollo, Pikollos, Pikollus, Picollus):『地獄の辞典』で紹介される古代プロシア人が崇めたという魔神。ピ「フ」リュスと誤植されることも。
  • ビルヴィス(Bilwis)
  • ブロッケンの妖怪(a specter of Brocken)
  • ベルツニッケル(Belsnickel):毛皮で身を包み長い舌を持った、子供にお菓子か罰を与える訪問者。
  • モース・ロウテ/モース・フロイライン/苔人/苔女(Moosleute, MoosFräulein):森に棲む苔を身に纏った不思議な人々。毛むくじゃらで服は着ていないという。
    • ヴァルドロウテ(Waldleute):「森の人」と呼ばれる森などの自然の妖精。
    • ヴァルドシュラート/シュラート(Waldschrat, Schrat):森のゴブリンといった意味の妖精。
    • ヴァルドウィボ/ヴァルドフロイライン:苔女の別名で野生の妻、野生の乙女という意味。
    • ブッシュグロスムッター:「小さな木の祖母」という意味の名の苔人の女王。
    • ブッシュヴァイヒェン/ホルツヴァイヒェン:「小さな木の女」と呼ばれる背中に木で出来たかごを背負った皺だらけの老婆姿の妖精。
    • ホルツヴァイバー:「小さな木の貴婦人」という意味で困っている人には焼いたケーキを与え、森の中を霧で覆う力を持つ。
    • ホルツロウテ(Holzleute):木の民と呼ばれる服を着た森の妖精。
    • リュッテルヴァイバー/リュッテルヴァイヒェン:ワイルドハントに獲物として追われるという「震える女」と呼ばれる苔女。

コケ女のぞき防止こけフェンス

  • リューベツァール/リベザル(Rübezahl)
  • リンドブルム(Lindwurm):雷鳴や流星の化身ともいわれるワイバーン
  • レーヴェンメンチ(Löwenmensch):ホーレンシュタイン山のシュターデル洞窟で発見されたライオン人間の象牙彫刻。鬣が無いのでレーヴェンフラオ(ライオン女)と呼ばれていたが、当時のヨーロッパに棲んでいたホラアナライオンは目立った鬣を持っていないので必ずしも女性とは限らない。なので現在はレーヴェンメンチ(ライオン人)と呼ばれている。
  • ローレライ(Loreley):ライン川の難所である同名の岩山に棲む精霊。

オーストリア

  • アルバー(Alber)
  • ヴィレンドルフのヴィーナス/ヴェーヌス・フォン・ヴィレンドルフ(Venus von Willendorf)
  • ヴィルデ・メナー(Wilde Manner)
  • ケースマンテル
  • ハーバーガイス:バイエルン州に伝わる山羊の頭、鳥の身体、三本脚の穀物の霊。
  • プッツ(Putz)

スイス

  • チェゲッテ/ロイチェゲッタ/ロイチェゲッテ/ロイチェゲテ/ロイチェクタ(Tschäggätä, Roitschäggätä)
  • マルチネ:『地獄の辞典』で紹介されるスイス大使である悪魔。
  • レ・ロヨン/レ・ロンヨン/ル・ロワヨン(Le Loyon):デ・ムレの森を花を持って徘徊する、旧式のガスマスクにボイラースーツ、長いマントを着た怪人。

魔女

〇 ヘクセ:Hexe

  • アリオルムナス:『地獄の辞典』で紹介される、ゴート族の王フェリメルに追放された伝わる魔女。
  • イルゼ:ハルツのイルゼシュタインに住んでいたという美しい王女で、嫉妬した魔女によって岩山に閉じ込められてしまったが、秘密の扉を通り一年に数日だけ水浴びのために外へと現われる。
  • ヴァーテリンデ:ターレのボーデ渓谷に住んでいた魔女で、薬草を摘みにきた乙女に襲いかかったが、十字を切り神の名を叫ばれた瞬間に強風に吹き飛ばされ岩にぶつかり死んだという。
  • ヴァルプルギスナハト/ヘクセンナハト(Walpurgisnacht,Hexennacht):魔女たちがブロッケン山で祭りを行うという夜。
  • ヴェーヌス:騎士タンホイザーを誘惑して山へ連れ去ってしまった美しい魔女。
  • フラオ・ホレ/フラウ・ホレ/ホレおばさん/ホレのおばさん(Frau Holle)
  • ヘクセ(Hexe):春の謝肉祭「ファストナハト」に登場する魔女。魔女全般も意味する。
  • ヘルゼーエン(Hellsehen):千里眼のこと。転じて予言者や魔術師のことを指す。
  • ブラマ/ザバ/トレンドゥーラ:巨人族の長クルコの三人の娘で、トレンドゥーラのみキリスト教に改修せず暴虐であったために天罰の落雷で穴だけ残し消え失せた。

人狼

  • ヴェアヴォルフ(Werwolf):人狼のことで、ナチスドイツ時代には同名のゲリラ部隊が結成され連合軍に被害を与えた。
  • ペーター・シュトゥンプ:悪魔と契約し人狼になった50歳の農民で、自身の息子を含めた16人を殺害し一部は食べたといわれる。1589年10月31日に処刑された。
  • スザンヌ・プレボー:スイスで1602年に、彼女を含めた3名が人狼になって人々を襲ったと裁判にかけられた。

夢魔

elp

  • アルプ(Alp):北欧神話の精霊アールヴ起源の動物に化身して訪れる夢魔。
  • ザントマン(Sandmann):魔法の砂で人を眠らせる妖精。
  • ドルード(Drude):南部に伝わる夢魔で、逆五芒星や魔除けのナイフで祓う儀式で知られる。
  • ナハトコボルト(Nachtkobold):悪夢を見せる夜の妖精。

不死者

  • ヴァンピーア/ブルートザオガー(Vampir, Blutsauger):吸血鬼や高利貸しなどの搾取者を意味する。
  • オルロック伯爵(Orlok):ルーマニア語で吸血鬼という意味のノスフェラトゥである伯爵。

Day 23: Decaying Vampire

  • ナハツェーラー(Nachzehrer):ドイツ南部で伝承される強力な不死者で、死後埋葬されたが蘇り、自身を包む布や肉体そのものを喰らうが、その度に親族は呪われ衰弱していく。
  • ノインテーター(Neuntöte):ザクセン地方に伝わる、埋葬されてから9日後に蘇った者が転じる吸血鬼で、レモンを口いっぱいに含ませることができれば退治できる。

錬金術師

悪魔メフィストフェレスメフィストフェレス

  • ヘニッヒ・ブラント
  • ベルトルト・シュヴァルツ
  • ヨハン・クンケル
  • ヨハン・ベッヒャー
  • ヨハン・フリードリッヒ・ベトガー

グリム童話

  • アイノイクライン(Einäuglein):『一つ目、二つ目、三つ目』に登場する眼球が一つの女性。
    • ドライオイクライン(Dreiäuglein):『一つ目、二つ目、三つ目』に登場する眼球が三つの女性。
  • エーアトメンネケン(Erdmänneken):『土の中の小人』に登場する小人。パーダーボルン地方の話。
  • グローセ・ベーゼ・ヴォルフ(Große Böse Wolf):『赤ずきんちゃん』に登場する狼。
  • ゴルデーゼル(Goldesel):『おぜんやご飯のしたくと金貨を生む騾馬と棍棒袋から出ろ』に登場するロバ。荷車を引いたり袋を運んだりはしないが金貨を生み出す力を持っている。
  • ゴルデネ・フォーゲル/黄金の鳥(Goldene Vogel):『黄金の鳥』に登場する鳥。
  • シュヴィムハビヒト(Schwimmhabicht):泳ぐ鷹。『のらくら国のお話』によれば、この話の語り手は鷹が当然のようにライン川を泳いで渡るのを見たという。
  • シュヴィンミュールシュタイン(Schwimmmühlstein):泳ぐ石臼。『ディトマルツェンのほらばなし』によれば、この話の語り手は金床と石臼が美しくゆっくり静かにライン川を泳いで渡るのを見たという。
  • ショレ(Scholle):『かれい』に登場するカレイ。魚たちの法と正義を執行する王を決める競争に参加したが、カレイは泳ぐのが遅かった。ニシンが一番速かったたと聞いたカレイは「裸のニシン(De nackte Hiering?)」と叫んだため、その罰として口を斜めに付けられてしまった。他の魚たちはニシンをHeringと呼んだのに対し、カレイはニシンを東フリジア語でHieringと呼んでいた。
    • カルプフェ(Karpfe):『かれい』に登場するコイ。これといった見せ場の無い脇役。
    • グリュントリン(Gründling):『かれい』に登場するヨーロッパカマツカ。競争では魚たちの中で三番目に速く、その泳力はパーチとコイを凌駕するがニシンやカワカマスには及ばなかった。これといった見せ場の無い脇役。
    • バルシュ(Barsch):『かれい』に登場するパーチもしくはスズキ。競争では魚たちの中で四番目に速く、その泳力はコイを凌駕するがニシンやカワカマスやヨーロッパカマツカには及ばなかった。これといった見せ場の無い脇役。
    • ヘヒト(Hecht):『かれい』に登場するカワカマス。競争開始の合図を担当し、一番乗りで矢のように泳いだが、後発のニシンの泳力がそれ以上だったため一番にはなれなかった。
    • ヘーリン(Hering):『かれい』に登場するニシン。魚たちの法と正義を執行する王を決める競争で一番だったため、おそらく王になったと思われる。魚たちの間では水中を最速で泳いで弱い魚を助けることのできる魚が王に相応しいとされていた。
  • ジルバーナーゼンユンゲーゼル(Silbernasen Jungesel):銀の鼻をした仔驢馬。『のらくら国のお話』によれば、この話の語り手は銀の鼻をした仔驢馬が二本足の兎を追いかけるのを見たという。
  • ツヴァイゲブラーテネヒューナー(Zwei Gebratene Hühner):ドイツ語で“二羽のローストチキン”という意味。『ディトマルツェンのほらばなし』によれば、この話の語り手は二羽のローストチキンが逆さま(胸は天国に向けて背中は地獄に向けた状態)になって素早く飛んでいるのを見たという。
  • プフルーク(Pflug):ドイツ語で犂(英語ではプラウ)のことであり牛や馬などの動物に引かせる農具。『のらくら国のお話』によれば、この話の語り手は犂が動物の力を借りずに独りでに大地を耕しているのを見たという。敢えてこの犂を通常の犂と呼び分けるなら、レーベンデプフルーク(Lebende Pflug)だろうか。
  • フラオ・フュクシン(Frau Füchsin):『奥様きつねの結婚』に登場する牝狐。グリム兄弟の兄ヤーコプ・グリムはこの話を幼少期に聞いており、最も好きな話の一つとしていた。
    • ノインシュヴェンツィーガーフクス(Neunschwänziger Fuchs):フラオ・フュクシンの夫だった尻尾が九本ある古狐。
  • フリーゲ(Fliege):ドイツ語で蝿のこと。『ディトマルツェンのほらばなし』によれば、とある国では蝿が山羊と同じくらい大きいという。ドイツ語で巨大蝿はリーゼンフリーゲ(Riesenfliege)という。だが、山羊ぐらいの大きさの蝿が一般的に見られるような地域ではわざわざ巨大とは言わずに単にフリーゲと呼ぶのだろう。
  • フロッシュケーニッヒ(Froschkönig):『かえるの王さま』に登場する蛙。
  • ボーネ(Bohne):『わらと炭とそら豆』に登場するそら豆。
  • ミュッケ(Mücke):ドイツ語で蚊のこと。『のらくら国のお話』によれば、この話の語り手は二匹の蚊が橋を建設しているのを見たという。
  • リンデ(Linde):ドイツ語で菩提樹のこと。『のらくら国のお話』によれば、この話の語り手は大きな菩提樹にホットケーキが生えているのを見たという。敢えてこの菩提樹を通常の菩提樹と呼び分けるなら、ハイセフラーデンリンデ(Heiße Fladen Linde)だろうか。
  • ルンペルシュティルツヒェン(Rumpelstilzchen):グリム童話に登場する小人。

Anything you wish!


文学作品

Erlkönig魔王

  • ヴィルヘルム(Wilhelm):物語詩『レノーレ(Lenore)』に登場する男性。死後に生ける屍となって恋人レノーレの元へやってきた。
  • オリンピア(Olimpia):E.T.A.ホフマンの小説『砂男』に登場する自動人形の女性。
  • ザミエル:カール・マリア・フォン・ウェーバー作曲のオペラ『魔弾の射手』に登場する魔弾を造りだした悪魔。

20211226Zamiel

  • もじゃもじゃペーター(Der Struwwelpeter):不品行の結果、不幸な目に遭う者、遭わせる者たち。
    • ニコラス/トール・アグリッパ(Tall Agrippa):人種差別する者に罰を与える者。
    • シュナイダー/グレイト・トール・テイラー(Schneider,Great tall tailor):親指を吸う癖が直らない者の指を切る仕立屋。
  • バルトアンデルス
  • フッケバイン(Huckebein):児童文学『ハンス・フッケバイン』に登場する悪戯カラスで、名前の意味は「醜い脚」。戦闘機Ta183の愛称や『スパロボ』に登場するロボットの名として凶鳥と訳され知られる。
  • フランケンシュタインの怪物:医学生ヴィクトル・フランケンシュタインが、知的好奇心により死体を継ぎ合わせて創造した怪物。

フランケンシュタイン


その他

  • アインホルンリーゼ/一角巨人(Einhornriese):昭和期の怪奇系児童書、佐藤有文の『世界妖怪図鑑』で紹介された妖怪。頭の上に一本角を生やした身長6mの人喰い鬼。
  • アハツィヒ・アイン(Achtzig Ein):ドイツ語でアハツィヒは80、アインは1という意味。パブリックドメインの創作企画ゆらぎの神話に登場するやおいの女神。
  • ヴァンピーアスケレット/吸血ガイコツ(Vampirskelett):昭和期の怪奇系児童書で紹介された妖怪。佐藤有文『ドラゴンブックス 恐怖と怪奇の世界 吸血鬼百科』によれば、ドイツの吸血ガイコツは骸骨の姿をした吸血鬼だという。鏡に映せば骸骨の姿である事が分かるが、肉眼ではどんな女性でも好きになってしまうほどの美青年に見えるといい、女性と接吻しながら血を吸い取り魂まで奪ってしまう。
  • カスパー・ハウザー(Kaspar Hauser):16歳まで幽閉されていたといわれる孤児で、1828年5月26日に発見されたがその正体は不明のまま暗殺された。
  • グラト:昭和期の怪奇系児童書で紹介されたドイツの悪魔。蜘蛛の脚だけの姿をしており、毒液を出してあらゆる病気を撒き散らす。
  • チルバン:昭和期の怪奇系児童書で紹介されるスイスの緑色の魔物で、牧師に化けて人々の油断を誘う吸血鬼であるが食べ物を食べない、足跡を残さない、十字架を持たないので見分けがつく。
  • ドルド:昭和期の怪奇系児童書で紹介された妖怪。佐藤有文『ドラゴンブックス 恐怖と怪奇の世界 吸血鬼百科』によれば、ドイツの吸血鬼ドルドは午後11時から午前3時頃に就寝中の人間の胸にのしかかり血を吸うといい、それに気づいて声をあげようとしても全身が痺れて動けないという。一週間ほど血を吸われ続けると完全に手遅れとなり死ぬしかなくなってしまう。
  • ポーランドボール
  • ラウヒェン(Rauchen)

ラウヒェン


UMA


ドイツ軍系

ナチス悪魔


参考

外国の妖怪のドイツ語での訳名

ギリシャ神話やヨーロッパ全域の伝承含む。

  • アインホルン(Einhorn):ユニコーンのこと。
  • ウンゲテューム(Ungetüm):怪物のこと。
  • ガイスト(Geist):幽霊、お化けのこと。
  • グライフ(Greif):グリフォンのこと。グリム童話『怪鳥グライフ』にも登場する。
  • ゲシュペンスト(Gespenst):幽霊・妖怪や化物などの総称。ゲーム『ヒーロー戦記』や『スパロボ』では黒いロボットの名として採用されている。
  • コボルト(Kobold):コボルドのこと。
  • ザントヴルム(Sandwurm):サンドワームのこと。
  • シュネーメンシュ(Schneemensch):雪男のこと。
  • シュランゲ(Schlange):もしくは狡猾で陰険な女性のこと。
  • ゼーユングファー/ゼーユングフラウ(Seejungfer,Seejungfrau):人魚のこと。
  • ツェンタオア/ケンタオアー(Zentaur,Kentaur):ケンタウロスのこと。
  • ドッペルゲンガー(Doppelgänger):自己幻視のこと。
  • ドラッヘ(Drache):ドラゴンのこと。
  • ハイムヒェン(Heimchen):ワームイモムシのこと。
  • フェー/ニュンフェ(Fee,Nymphe):妖精のこと。
  • フリューゲルプフェーアト(Flügelpferd):ペガサスのこと。
  • リーゼ/ギガント(Riese,Gigant):巨人のこと。

関連タグ

外国の妖怪 ベルギー妖怪 北欧神話

独国面


ロシアの妖怪

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