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スペシャルウィーク(ウマ娘)の編集履歴

2024-03-26 00:04:03 バージョン

スペシャルウィーク(ウマ娘)

うまむすめのすぺしゃるうぃーく

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは1990年代後半に活躍したいわゆる「黄金世代」と称される1998年クラシック世代の一頭で、優れた実力と絶大な人気を誇ったことで知られる競走馬『スペシャルウィーク』号。

お母ちゃんたち、見てて! 私、日本一のウマ娘になる!

プロフィール

キャッチコピーけっぱるべー!夢一直線の純真どさん娘
誕生日5月2日
身長158cm
体重微減(レース前で緊張気味)
スリーサイズB81・W56・H81
靴のサイズ左:23.5cm 右:23.0cm
学年中等部
所属寮栗東寮
得意なこと臨場感のある食レポ
苦手なこと改札のタッチ&ゴー
耳のこと料理の音に敏感で、ついそばだててしまう
尻尾のこと感情のまま動いてしまうのでポーカーは苦手
家族のこと瞳の色は、産んでくれた母親譲り
ヒミツ①利き牛乳ができる / ②おんぶが上手で背負われた人はすぐ眠くなる
自己紹介私、スペシャルウィークって言います!夢は日本一のウマ娘です!お母ちゃんたちに喜んでもらうため…私、けっぱります!
CV和氣あず未

北海道生まれの、素直で明るい頑張り屋。生後すぐに実母を亡くし、その親友である人間の女性の元に預けられた。

『日本一のウマ娘になる』は2人の母に誓った約束。憧れたりくじけたりを繰り返しながら、持ち前のガッツで夢に向かってひた走る。

公式ポータルサイトより)


(リニューアル前)

北海道から上京してきた元気印のウマ娘。生まれてすぐに母と死別するという悲劇的な身の上に生まれるが、育ての親の"お母ちゃん"からたくさん愛情を受けて、まっすぐに育つ。どんな逆境でも決して諦めないガンバリ屋。


ソロ曲

「はい!スペシャルウィークです!」「トレーナーさんやりました!一着ですよ!!」

目指すはあなたの大本命◎!

『 わたしの印は大本命◎ 』

作詞・作曲:俊龍 編曲:Sizuk


スペちゃんスペシャルウィーク

永遠に勇気くれる キミに届けていくよ

ありがとう、神様

作詞:Apis (TRYTONELABO) 作曲・編曲:Lucas (TRYTONELABO)


概要

スぺちゃん

メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在した競走馬であるスペシャルウィークをモチーフとする。


『ウマ娘』のセンターを務める元気印だが、コミカライズ版『STARTING GATE!』では折に触れて繊細な一面が描写されており、後述のアニメ版とは違った印象を受けるかもしれない。


一方勉学面での成績はお世辞にも良いとは言えず、再考査や赤点になることもしばしば(なぜそれで転入試験をパスできたのか)。

アニメでも、ツインターボの放った矢文に書かれていた「妥当スピカ」の漢字が間違っていたことに気がついていなかったり(本来は「打倒」が正確)、アプリ版では学年が下のトウカイテイオーから勉強を教えて貰う場面が見受けられる。


なお、アニメ版『うまよん』では「中学3年レベル 国語」の追試をエルコンドルパサー・グラスワンダーと共に受けており、明確な学年が判明している数少ない存在でもある(※1)。

ちなみにこの追試の結果は惨敗だったようである(徹夜で一夜漬けした結果終始眠そうだったことに加え、回答をサイコロ鉛筆任せにした結果ではあるが、純国産にもかかわらず留学生に等しいエルグラに負けるあたり、彼女の学力がどれほどなのか察するに値するであろう)。

(※1)アプリ版では一部の例外を除いて「中等部」「高等部」などの区分はわかるが、学年までは明記されないのが殆どのため。


容姿・デザイン

スペシャルなウィーク🎉

ブルネットボブカットに、スペシャルウィーク号の鼻梁白の面相に由来した白い前髪と、同色の三つ編みハーフアップが特徴。右耳に青いリボンを付けている。


スぺちゃん!

勝負服はいかにもなアイドル衣装で紫がイメージカラー。スペシャルウィーク号の馬主である臼田浩義氏の勝負服をモチーフとしており、白と紫に淡いピンクを合わせた華やかな見た目。

スペシャルウィーク号の右後脚のみに白斑があることから、シューズは左右色違いになっている。


ほっぴん♪ビタミンハート

わやかわ♪マリンダイヴ


日之本一の総大将

大家的期待 / みんなの期待


私服

スペシャルウィーク


漫画版

STARTING GATE!

スぺちゃんとスズカさん

「私__走るの大好きですから!」

主人公として登場。性格はアニメ版1期やゲームとほぼ同じで、北海道からはるばるトレセン学園にやって来た。


同室相手にして人生で初めて直接出会ったウマ娘であるスズカとは次第に深い友人関係を築いていき、やがて「もっとスズカさんを知りたい」と彼女の過去に興味を抱くようになる。

まだ入学して間もないものの、荒削りながらも本人の秘める潜在能力は友人や上級生にも一目置かれている。


今作ではあまり黄金世代組がそこまでクローズアップされないが、別世界のスピカ組であるテイオーやウオッカとも入学から程なくして気の合う友人になった。今作品のスズカが入学時は周囲から煙たがれた存在だったのとは対照的な形となっている。


アニメ版

Season1

スペシャルウィーク

主人公を務め、第1話から登場。との約束である「日本一のウマ娘」を目指すため、生まれ育った北海道から単身上京しトレセン学園ジュニアクラスC組に転入する。

学園を目指す途中で立ち寄った東京競馬場で、トゥインクル・シリーズに出走するサイレンススズカのレースを見て、他の追随を許さない彼女の美しい走りに憧れを抱く。


転入後ほどなくして、彼女の素質に目を付けたトレーナーの指示を受けたチームスピカの面々に誘拐され、トレーナーの指導のもと、母との約束を叶えるためにチームメンバーやライバルたちと切磋琢磨していく。

努力が正しく報われ突き進んでいくその在り方と覇道は、まさしく王道主人公といって差し支えない。


愛されて育ったためか朗らかで人見知りせず、親しいウマ娘達の間ではスペちゃんの愛称が早々に定着した。地元では身近に他のウマ娘がいなかったため、奇しくも寮で同室となったスズカを憧れ混じりに慕うようになる。

基本的にだれに対しても礼儀正しい態度を崩さないのだがお母ちゃんの前ではわがままを言ったり周囲には見せない様なブスっとした顔を見せることも。


またドジっ娘属性の持ち主で、ギャグ漫画じみた描写でよく転んでいる。

スピカの大食い筆頭であり、食事のシーンには恐るべき技術で盛り付けられたてんこ盛りご飯が当たり前のように登場。食後はよく腹が膨れており、変化球すぎるへそ出しで視聴者からしばしば笑いを取っている。


なお、『うまよん』や二次創作においては、大食いのウマ娘一位は文句なしにオグリキャップだが、スぺはタイキシャトルと共に二位、三位、というイメージが定着している。


ただし、アプリリリース以後ではタイキシャトルに代わって『小柄な見た目からは信じられないぐらいの大飯食らい』とされるライスシャワーがその座を奪い取る形となっている(実際、2022年2月24日より始まった新シナリオのイベントでは、カフェテリアの新人の度肝を抜く大食漢三銃士として君臨していた)。


  • 競走成績

以下ネタバレ注意






デビュー戦ではスタートで出遅れるものの5番手に上がり、4コーナー出口からスパート開始、3コーナーから捲って出たクイーンベレーを直線で差し切り、デビュー戦勝利を飾る。


2連勝で迎えた弥生賞では序盤から後方に付けると、3コーナーで大外から仕掛け一気に3番手に上がり、坂の中腹でラストスパートを掛け、脚勢一杯になったセイウンスカイをゴール直前で差して3連勝。


初のGIとなった皐月賞では前走と似た展開となるが、4コーナーで5番手から仕掛けようとしたタイミングで中団から一気に抜け出したセイウンスカイに先行を許してしまう。それでも終直線の坂で3番手と絶好の位置につけるが、体重増加の影響か思うように差し脚が伸びず3着。1着は前走で彼女に差されたセイウンスカイ。2着はキングヘイロー。


トレーナーは後にこのレースの動画を確認したところ、坂に苦手意識があると判断。弱点克服の為、チームリギルに依頼し、ウッドチップコースを使用してタイキシャトルとの模擬レースを行わせる。勝敗はタイキシャトルの勝利だが、このレースで坂でのピッチ走法と、スリップストリームを習得し、セイウンスカイ対策は万全。


(解説)

ウッドチップコース:間伐材等の木くずを敷き詰めた調教用コースで、脚への負担が少ないが、飛び散った破片に目を抉られ負傷するというリスクもある。


ピッチ走法:歩幅が狭く足の回転を速く走る走法、ドリームジャーニーなどが著名。反対に歩幅を広く走る走法を「ストライド走法」と呼び、ディープインパクトなどが著名だが、体力の消耗が激しく脚への負担も大きいため故障しやすいのが難点。


2つの走法は阪神JF2006のラスト直線におけるウオッカ(ストライド走法)とアストンマーチャン(ピッチ走法)を見比べるとわかりやすいかと。

スリップストリーム:前走者のすぐ後ろに付いて空気抵抗を抑える走り方で、モータースポーツでもサーキットのレースでよく使われる方法。どちらを思い浮かべるかで世代がバレるが爆走兄弟レッツ&ゴー!!弱虫ペダルで縦一列になって一番前が他を引っ張っていたアレ。また、渡り鳥の群れがハの字になって飛ぶ理由もこれである。


雪辱を果たすべく準備万端で臨んだ日本ダービー、レースは序盤からキングヘイローがやや暴走気味の逃げ(所謂、福永祐一顔面蒼白事件)を打ち、続く2番手にはセイウンスカイがぴったりとつき、エルコンドルパサーとスペシャルウィークが中団で脚を溜める。4コーナーでセイウンスカイがヘイローを交わして出るものの、ハイペースのレースで脚を消耗しており、そこへスペシャルウィークの外からの捲りが見事に炸裂、

あっという間に、並ばない!並ばない!」(by 三宅正治 アニメでも採用された名実況)


と言わんばかりに一気に先頭へ躍り出るとそのまま直線へ。

一度は猛追してきたエルコンドルパサーに交わされてしまうが、最後の力を振り絞って外から差し返しに掛かり、粘るエルコンドルパサーと壮絶なデッドヒートを繰り広げた末、写真判定まで縺れ込んだ日本ダービーはまさかの同着優勝

初のGI制覇をチームスピカやライバルたちと称えあった。


7話冒頭では、残りの一冠を懸けた菊花賞に臨んだものの、セイウンスカイのレコードタイムでの逃げ切りを前に為す術なく惜敗。

8話冒頭では療養中のサイレンススズカに代わってジャパンカップに出場、エルコンドルパサー、エアグルーヴと共に日本勢で上位を独占するが、1着を逃した悔しさから号泣してしまう。

(上記2レースに関して、詳細は描かれずダイジェストで流されたのみであった)


その後宝塚記念に出走、3コーナーで早めに先頭に出る。しかしスペシャルウィークはレース前からスズカのことばかり考えていて集中力を欠いており、その態度に怒りを募らせていたグラスワンダーから徹底的にマークされていた。結果、最終局面にて鬼気迫る勢いで差してきた彼女に為す術もなく2着に終わる。


この手痛い敗北に続き、9話の夏合宿でトレーナーから活を入れられ、自分の夢はスズカと共に走ることではなく「日本一のウマ娘」であることを再確認する。


10話では気持ちを新たに京都大賞典に出走するも、トレーナーに隠れた自主トレによるオーバーワークと食べ過ぎによる体重増加(史実のスペシャルウィークもこのとき現役時代最重の486kg、ついでに言えば武豊騎手のスペ騎乗時における最重斤量もこの回だった)が祟ってまさかの7着(この時、宝塚記念の結果からスペを最重要マーク対象と決めていたためにテイエムオペラオーも3着に沈んでしまっていた)。

しかしここでリフレッシュのためにトレーナーから放牧……もとい帰郷を命じられ、天皇賞には疲労を抜いた万全の状態で臨む。


GIウマ娘のプライドか!?新興勢力の一発か!?

実況:塩原恒夫


道中後方で脚を溜め、直線で大外から一気に追い込み開始、粘るキンイロリョテイを差して5話以来となる勝利を挙げた。

(なお、史実ではジャパンカップと宝塚記念との間に天皇賞春を制覇し、天皇賞春・秋連覇を果たしているのだが、アニメではなぜかカットされた)


12話、日本総大将としてブロワイエに挑むジャパンカップ、レースは道中中盤の位置、3コーナーで外から捲っていくとその後位をブロワイエが追走、直線でスペシャルウィークが先頭に立つと差しに来たブロワイエを振り切り見事勝利。

実況:三宅正治

解説:吉田均(競馬エイト)・東信二(1987年皐月賞・菊花賞(サクラスターオー)勝利騎手)


13話冒頭にて、グラスワンダーとの2度目の勝負となる有馬記念に出走。今度ばかりはレースおよび彼女との直接対決に対する意気込みも万全だったこともあり、宝塚記念のお返しとばかりに差し切り勝ちを魅せた…かと思いきや、写真判定の結果、グラスワンダーに敗北したことがわかり、開いた口が塞がらない状態を見せていた。

そして迎えた13話、ジャパンカップと同じ7枠13番でウィンタードリームトロフィーに臨む。


話数競馬場競走名距離枠番/馬番着順1着ウマ娘(2着ウマ娘)
2話阪神??芝1600m8/141着(クイーンベレー)
3話????1/11着(?)
3話中山弥生賞GII芝2000m8/131着(セイウンスカイ)
3話中山皐月賞GI芝2000m8/183着セイウンスカイ(キングヘイロー)
5話東京東京優駿GI芝2400m3/51着同着エルコンドルパサー
6話京都菊花賞GI芝3000m?2着セイウンスカイ
8話東京ジャパンカップGI芝2400m?3着エルコンドルパサー(エアグルーヴ)
8話阪神宝塚記念GI芝2200m7/92着グラスワンダー
10話京都京都大賞典GII芝2000m7/77着?
10話東京天皇賞(秋)GI芝2000m5/91着(キンイロリョテイ)
12話東京ジャパンカップGI芝2400m7/131着(ブロワイエ)
13話中山有馬記念GI芝2500m2/32着グラスワンダー
13話東京ウィンタードリームトロフィーGI芝2400m7/13

全競走成績:12戦6勝(2着③3着②着外①)

※着順の太字はレコード勝ち

※2戦目は明言されていないが京都競馬場のきさらぎ賞(GIII)の可能性が高い。なお、競走馬スペシャルウィークの2戦目は500万下条件の白梅賞というレースで2着に負けている。

※史実のブロワイエ(モンジュー)は4着だった。


Season2

あげません!

主役の座を譲ったSeason2からはダイワスカーレットとウオッカがよくやっている鼻の下をこする仕草が移っていたり、かつて自分がゴールドシップにされたように「ボケて!」と書かれたカンペでトレーナーに無茶振りしたり、これまたかつて自分がされたようにサングラスとマスクをかけた変装でライスシャワーを誘拐するなど、すっかりスピカのゆるさが移っている。


大食いも健在で、休日にチームメンバーでタピオカ巡りをしようと寮の前で作戦会議していた際にも一人だけ(出かける前にもかかわらず、どこからかフライングで入手したのであろう)タピオカを既にすすっていた。


Season3

相変わらずゆるいノリで登場。特筆するような活躍はないが、12話では何故かキタサンブラックの引退に一人だけ号泣していた。これも怪我が多い競走ウマ娘としては異例とも言える怪我知らずで、しかもピークを迎える前のシニア級一年目で現役生活を終えてしまったが故か。


最終話では自身が提案したキタサンブラックの勝負服案が全く採用されずまたもや号泣した。


ゲーム版

ニッポンイチのウマ娘

「よーし…見ててね、お母ちゃん!」

リリース初期から育成ウマ娘としては☆3『[スペシャルドリーマー]スペシャルウィーク』、サポートカードとしてはR『[トレセン学園]スペシャルウィーク』、SSR『[日本一のステージを]スペシャルウィーク』として登場


ウマ娘ストーリーや育成ストーリーにおいてはアニメ版と殆ど変わらない真面目な田舎娘であり、良くも悪くも性格が微妙に変更された他のスピカメンバーと比べるとキャラもある程度一貫している(アニメ版1期の時点で既にキャラづけの大部分が描かれていたことも大きいが)。こちらの世界でも相部屋のスズカとは比較的すぐに打ち解け、唯一無二の親友となる。

大食いに関してはアニメ版よりもパワーアップしている。

主人公らしくアプリアイコンの顔を飾り、タイトル画面でもセンター、開始直後のデモレースでも活躍する。


2021年12月11日にはテレビCM「Rivals」で主役に抜擢。

「あなただからこそ、勝ちたい!全身全霊…ぶつけます!」


メインストーリー

第5章から登場しており、サイレンススズカに憧れているのはこの世界線でも相変わらず。スズカは別のチームに入部していたのだが、諸事情によりスペはチーム<シリウス>へと入ったことやスズカが自分なりの走りを追い求めてシリウスへと転部したことから実はシリウス間ではスペの方が入部が先だったりする。


新剧情的德比特别周

最終章の主人公としても抜擢されており、黄金世代のウマ娘としのぎを削り合う1人のウマ娘として少しずつ成長していく。アニメ・育成ストーリー等と比べると性格はおおよそ準拠したものだが、ツルマルツヨシやモンジューなどのキャラの追加から幾分かストーリーの流れは異なる物となっている。


その後、「日本総大将」と呼ばれる程の名ウマ娘へと成長した彼女は改めて仲間達と共にチーム勧誘のために乗り出す所でメインストーリー第1部は幕を閉じる。


ウマ娘2周年おめでとう!!!

みなさ〜ん!一緒に青春の汗を流しましょう〜っ!!そして私たちと一緒に、今度はあなたの夢を……!


続くメインストーリー第2部においてはシリウスではなくチーム<アスケラ>へと主役チームが変わったため、本作ではやや出番は少なめ。一応運命的な何かを感じたのかシーザリオとは仲が良いらしく、劇中では共に並走する場面も描かれている。


なお、本作ではキングヘイローやアスケラのトレーナーからもスカイと並ぶダービー当時要注意人物として注目されていたことが描かれており、キングヘイロー視点から見たスペのダービーも描写されていたりする。


育成ウマ娘

固有スキル

  • シューティングスター

レース終盤に前の方で相手を抜くと勢いに乗って速度が上がりさらに加速力がちょっと上がる


全身全霊、ぶつけます!

    • 日本一のウマ娘の想いを継いだ彼女が特定のレースでのみ見せる特殊固有スキル。彼女の夢は流星を束ね、運命を変える道筋となる。

サービス開始時より実装されている通常衣装版がこちら。

適正距離は中距離・長距離、適正作戦は先行と差し。

成長補正はスタミナ20%、賢さ10%となっており、長距離育成に必要なステータスを伸ばしやすい。

固有スキルは「レース終盤に前の方で相手を抜くと勢いに乗って速度が上がる」という効果の『シューティングスター』で、発動条件も緩く非常に使いやすい。


その他の初期から覚えられるスキルについても、先行限定回復スキルである「栄養補給」、ラストスパートでスピードを上げる「末脚」等、シンプルに使いやすいものが揃っている。

覚醒させればLv3で「栄養補給」の上位レアスキル「食いしん坊」、Lv5で「末脚」の上位レアスキル「全身全霊」を習得し、主人公らしく王道の中長距離路線に向いた強力なものを揃える。


以上より、スキル構成としては先行も差しもできる構成ではあるが、「食いしん坊」の存在を考えた場合どちらかといえば先行向けの性能と言える。

先述した育成目標もあって初心者には少し育成が難しい部分はあるものの、覚醒スキルを開放できるようになった中級者くらいになると中長距離路線に必要なものを揃えたウマ娘として育成しやすい。


☆3、それも主人公ということで、ゲーム開始時に引ければ強力(特に通常版は☆3交換チケットで交換可能なので入手しやすい)……と思いきや、いざ彼女を育成するとなると、

  • 「史実で偉業を残しているほど難易度が高くなる」というゲーム性上、グレードの高いレースがクリア必須。
    • そういったレースは強力なライバルも登場することが多いが、黄金世代とも言われる彼女の場合、特に強力なライバルが多く、当然ステータスも高い。
  • 中長距離向けの育成はバランスよくステータスを割り振る必要があるという事情から、経験も育成リソースも少ない初心者には難易度は高めであり、何も勝ち鞍を上げることができずに育成が終わることもしばしば起こる。

……と、とてもではないが初心者向きとは言い難い難易度になる

特にアプリ開始直後、アニメ主人公だからと☆3チケットで引き換えたトレーナーの中には、この仕様に泣かされ撃沈していった人も少なくない。(当初はサポートカードの重要性が知られておらず、リセマラはキャラの方が主体でロクなサポートカードを持たないプレイヤーも多かったも一因だが……。)


固有スキル

  • わやかわ♪マリンダイヴ

中盤で2回スキルを使うとよりリラックスして持久力が回復する


水着Verとして後日追加されたのがこちら。

成長補正はスタミナ10%パワー10%根性10%となっており、差しに必要なパワーを伸ばしやすくなった一方、通常版にあった賢さではなく現環境では軽視されている根性に補正があるということで、器用貧乏でかゆいところに手が届かない感が否めない。


固有スキルは「中盤で2回スキルを使うとよりリラックスして持久力が回復する」という効果の『わやかわ♪マリンダイヴ』。中盤でスキル2回発動する必要こそあるが脚質を問わない回復スキルであり、脚質専用回復に乏しい差しにはありがたいスキル。


初期スキルも覚醒スキルも通常版と異なりかなり差しに偏ったスキル構成をしており、金スキルは『迅速果断』(中盤で速度が上がる差し専用スキル)と『アガってきた!』(中盤で追い抜くと速度が上がるスキル)という構成のため、これらのスキルを発動して中盤からロングスパートを仕掛けつつ固有スキルで回復、といったデザイン。


が、実際に使ってみると、ものすごく扱いづらい。というのも、

  • 固有スキルが回復なもののその発動のために道中スキル2つ発動が必要であることから、育成時は肝心の固有の発動が安定しない
    • 特にクラシック期は道中スキルのスキルヒントが取れていない、賢さがまだ低いために通常スキル発動も安定しないといったことも多いため、実質固有スキル無しの育成となることも。
    • 通常版と違って賢さの成長補正が無くなっているのもここで足を引っ張る。
  • 自前で持っているスキルのうち、中盤で条件なく能動的に発動できるスキルが「位置取り押し上げ」およびその上位版の「迅速果断」のみ。覚醒スキルを全開放しても固有スキル発動まで持ち込むのが安定しない。
  • 残る覚醒スキルは「晴れの日○」(序盤発動の緑スキル)、「尻尾上がり」(スキル2つ発動で発動する速度スキル、つまり固有スキルが発動しないと発動しない)、「アガってきた!」(先述)。
  • 「アガってきた!」も発動すれば間違いなく強力なのだが、覚醒させずともアオハル杯の育成イベントでスキルヒントが容易に手に入る
  • 固有スキルが回復スキルになっている他のキャラは覚醒スキルでも回復スキルを別途持っておりさらに盤石なスタミナを持っているのに対し、水着スペは回復スキルが固有のみ

……と、通常版とは打って変わって足りないものが非常に多い。活躍させるのには愛が不可欠と言えるだろう。


そして、もう一つの勝負服が…(リンク先、ネタバレ注意)


サポートカード

  • SSR[日本一のステージを]スペシャルウィーク

サービス当初から実装されているガチャ産SSR。タイプは根性。

貰える金スキルこそ脚質・距離を選ばず汎用性の高い「全身全霊」なものの、現環境ではあまり重視されない根性サポートということもあって、評価が良いとは言い難い。

あげません!!

その上、下記のスピード版とともに金スキル習得にあたってのある仕様についてはあまり評判がよろしくない。何が起こっているのか、詳しいことはあげません!の説明に譲る。


  • SSR[夕焼けはあこがれの色]スペシャルウィーク

リリース最初のストーリーイベント「キミの夢へと走り出せ!」にて報酬として配布されたSSRサポート。タイプはスピード。

貰える金スキルが先行ウマ限定ながら使いやすい回復スキル「食いしん坊」、トレーニング面でも初期絆こそ無いものの高めの友情トレーニング倍率ということで、無~微課金勢を中心に高い評価を受けている。


  • SR[1日の終わりに]スペシャルウィーク

ストーリーイベント「羽ばたきのRun-up!」にて報酬として配布されたSRサポート。タイプはパワー。

スキルヒントに「先行直線○」と連続イベント成功で「真っ向勝負」LV3を取得できる先行向けのサポートカードとなっている。


  • SSR[私たちと夢、掴みましょう!]スペシャルウィーク

メインストーリー第1部最終章後編のクリア報酬として配布されたSSRサポート。タイプは根性。

所持スキル及び連続イベントで取得できる金スキル「怒涛の追い上げ」が対有馬記念に特化している。初期パワーアップやパワーボーナスが付いており、根性育成では凹みがちなパワーをカバーできる。

実装直後、イラストの左側に見慣れないウマ娘が描かれておりトレーナー間で話題になった。


  • SSR[ハネ退け魔を退け願い込め]スペシャルウィーク

ストーリーイベント「Happy new future ~朝焼けの絆~」開催とともに実装されたSSRサポート。タイプはスタミナ。


外部出演

グランブルーファンタジー

ウマ娘応援キャンペーン開催中にログインボーナス画面のみで登場。

当時は正式に許可が出ていなかったためか名前が出されず(公式画集では「ログインキャンペーン」とされている)、ウマ娘を知らないユーザーからは「謎のエルーン」であったり、「ログインキャンペーンちゃん」と呼ばれたりしていた。


後にコラボイベント蒼空に響くファンファーレ』にて参戦。

サイレンススズカ、トウカイテイオーと共にチームとしてプレイアブル実装され、スペシャルウィークとしては2度目の出走となった。


Cygames コーポレートアニメーションムービー『Follow Your Fantasy』

ゴールドシップ・サイレンススズカら「チームスピカ」の面々(ウオッカ・ダイワスカーレットは不在)と共にウマ娘枠として出演。

ムービーの序盤ではファミレスで食事をしていたが、中盤に突如出現した謎の存在(ちゃんとウマ娘っぽい姿をしている)を相手に、渋谷の街を舞台としたレースを繰り広げた。


Shadowverse

『シャドウバース × ウマ娘 プリティーダービー』コラボにて「ドラゴン」クラスのリーダースキンとして登場。

また、トロピカルマーメイドというカードのイラスト違いプレミアムカードとしてスペシャルウィークも登場した。


ワールドフリッパー

2022年6月15日の「ウマ娘 プリティーダービー」×「ワールドフリッパー」コラボイベントにて「駆ける純真どさん娘 スペシャルウィーク」として登場。レア度は★5、属性は光。


Cygamesアート展 Artworks

2023年9月2日から上野の森美術館で開催される、Cygames作品のアートワーク展示イベント。

新規書き下ろしのオールキャラ集合イラストでは、ライスシャワー・ナリタブライアンら「チームシリウス」の面々(ゴールドシップは不在)と共にウマ娘枠で登場している。


関連人物

*

寮のルームメートにして無二の友人

記念すべき初代ストーリーイベントの『キミの夢へと走り出せ!』、メインストーリー第5章、アニメ版Season1、漫画『STARTING GATE!』と、トレセンに来たスペが最初に会うウマ娘は必ずと言っていいほど彼女。どの世界線だろうとスズカと出会う運命のようだ。

スズカ側も初々しくも真っ直ぐに競争人生を生き抜くスペを時にアドバイスしながら見守っている。大逃げで後続のウマ娘を翻弄する彼女のレーススタイルに魅せられてから、スペにとってスズカは憧れの存在である。


実は史実では同じ父親のサンデーサイレンス繋がりということや武豊騎手が主戦だったこと以外両者に強い繋がりはないが(というかサンデー産駒モチーフのキャラなんて本作では特に珍しくもないし)、基本的に仲良しコンビとして描かれることが多い。


スペちゃんとテイオーちゃん

作中だと学園に入学後案内などをよくしてあげた縁でそのまま仲良くなった友達。たまに学業で(年下の)彼女に教えられることもあるそうだ。アニメ版では引退を決意したテイオーの報告を聞いて泣き崩れる程に彼女を慕っていた。

当の本人には食い意地張ってる人と思われてるらしい。残念だが当然である。


”私”と勝負して下さい

黄金世代の1人にして、海外から来た大和撫子。アニメ版、ゲーム版共にスペの「日本一のウマ娘」になるための夢の壁として立ち塞がる。グラスとしてもスペは自らが高みに登るためのライバルで、両者が描かれたファンアートなども数多い(詳しくはグラスペを参照)。

プライベートでも仲良しで、イベント21弾『Happy new future』でも二人して冬休み期間に練習を突き詰めるべく家には帰らず学園に残っていた。


まけないもんね!(こっそりピース)

黄金世代の1人にしてトリックスター。スカイにとってはいつも真っ直ぐに日本一のウマ娘を目指すスペは時に眩しく見えるらしい。キングと並んで結構単純なので、ちょくちょく冗談に巻き込まれることもある。ゲーム版のメインストーリーでもお互いにライバルとしてしのぎを削り合うこととなる。


非常生草的一幕

黄金世代の1人で一流の家の血を受け継ぐ孤高のウマ娘。劇中でもよく一緒のレースで戦うため、ゲーム版ではメインストーリーや本人のストーリーでもちょくちょく絡みがある。学業でもしょっちゅう彼女のお世話になっているようだ。キングもスター街道を登っていくスペやスカイのことは内心羨ましがっている。


La victoire est à moi!

黄金世代の一角に当たる怪鳥。実は黄金世代の中だと一番共にレースに出た回数が少なかったりするが、アニメ版などで対決している。有名なLa_victoire_est_à_moiを伝授したのもエル。それなりに食べる方な彼女ですら大食い対決ではスペに遠く及ばないらしい。


Friend

黄金世代から少し遅れてレースに参戦した秘密兵器。スペは病弱ながらもひたむきに走るツヨシのことをちょくちょく心配していた。ツヨシにとっては「日本で一番勝負したい」と語るほどの相手であった。

なお、メインストーリー最終章後編ではとある要因でスランプに陥ったスペと…。


センシティブな作品

メジロ家の令嬢ステイヤー。長距離走者として活躍するブライトはスペにとって憧れの先輩。ブライトも彼女のことは「スペさま」と呼び可愛がっており、よくメジロ家の美味しいお菓子を食べさせているらしい。

ゲーム版のストーリーイベント第11回 『羽ばたきのRun-up!』でも同じチームマッスルの1人としてトライアスロン大会に参加した。メインストーリー最終章前編では事実上ラスボス枠としてスペと対決する。


二人

ゲーム版、漫画版、アニメ版共に共演の多い組み合わせ。リアクションの良いスペはゴルシとしてもからかい甲斐があるのかよく絡んでいる。アニメ版Season2では関係もより進展したのか(スズカが海外に遠征中なので)、劇中ではもっぱらゴルシと共に練習している描写となっている。

『ぱかチューブっ!』でも何度か共演したことがある。


オグリ&スぺでYummy Yummy Yummy

競争ウマ娘界を大きく揺るがした怪物。地方からやって来た背景や趣味が同じ大食いと共通点が多く、レースこそ共に走ることは少ないがプライベートではよく一緒に店巡りする仲(入店される店にとっては地獄のような組み合わせだが)。スペにとってはある意味レースではなく趣味で心を通じ合う貴重な人…なのかも?


センシティブな作品

アニメ版では同じチームスピカのメンバー。ゲーム版でもストーリーイベント第5弾 『あの娘が水着に着替えたら ウマ娘夏物語』などで共に共演しており、流石にスズカ程ではないのだが実は結構絡みが多い。ちなみに、アニメ版だと「スペ先輩」、『うまゆる』とゲーム版では「スペさん」と呼び方が微妙に異なる。


お揃い

メインストーリー第2部にて初共演。並走練習をしている姿が見られた。シーザリオにとっては「運命的な何かを感じる」相手らしい。

史実ではスペシャルウィークの娘であり、それを意識してか容姿や勝負服のデザインに共通点が多くみられる。


競走馬『スペシャルウィーク

99年 天皇賞(秋)

スペシャルウィーク、逆襲のラン。

本当の敵は、諦めだ。

2011年JRA天皇賞(秋)CMより


「王道を歩み続ける強さ。」

威風堂々たる戦いぶりは、常にクラシックの主役だった。

天才が望み焦がれたダービーの栄誉を授けた。伝統の春の盾を完璧に勝利して見せた。

より高き理想へ。より強き英雄へ。頂点から頂点へ。

君は誇りを持って、王道を歩み続けるがいい。


1995年生まれの黒鹿毛牡馬。父サンデーサイレンス、母キャンペンガール、母父マルゼンスキー

父サンデーサイレンスは1989年の米国二冠馬にして、日本競馬の歴史を文字通り塗り替えるほどの実績を収めた大種牡馬。母キャンペンガールは未出走ながら名牝シラオキに連なる良血馬で、その父マルゼンスキーは現役時は持込馬故にクラシック出走が叶わなかったものの、その強さから「スーパーカー」の異名を誇った名馬で、種牡馬としてもサクラチヨノオーなどを輩出して成功を収めた。

担当調教師は後にアグネスデジタルなどを手掛ける白井寿昭栗東トレセン所属)。


いわゆる「98世代」を代表する一頭で、生涯戦績は17戦10勝2着4回3着2回。

その強さだけでなく、バランス良く引き締まった馬体、端正な顔立ちに美しい流星と、見た目にもよい「グッドルッキングホース」として、鞍上の武豊の人気と合わせて、絶大な人気を誇った(2戦だけ武以外が乗ったレースがある)。


また、怪我が付き物の競馬界において、デビューから引退まで怪我一つすること無く、『黄金世代』とも謳われた強力なライバル達を相手取って数々の激戦を走り抜いた非常に頑丈な馬としても知られる(ただしその反面、太りやすい体質でもあり、負けたレースの敗因に「太め残り」が挙げられることも多かった)。これだけ聞くと、無事之名馬に分類されそうだが、着外に飛んだのが後述の京都大賞典の一回のみで、それを含めても勝率58.8%-連対率82.4%-複勝率94.1%と破格の成績をしているため、「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」という語源に合わないからか、除外されることもしばしば。


主な勝ち鞍は1998年の日本ダービー、1999年の天皇賞(春)天皇賞(秋)ジャパンカップ

このうち日本ダービーとジャパンカップは鞍上の武豊にとってもそれぞれ初勝利。特に日本ダービーでは、今までダービー以外の旧八大競走を制しながらダービーのみは9度挑戦しても勝てず、「自分の今まで積み重ねた勝利全てと引き換えにしてもいいと思うほど、ダービージョッキーの称号が欲しくて欲しくてたまらなかった」と内心思っていた武豊に初のダービー勝利をプレゼントした。


また、春秋天皇賞制覇や、凱旋門賞馬モンジューを相手に「日本総大将」として戦って完勝を収めたジャパンカップなど、それぞれの戦いで強い印象を残し、京都大賞典の7着を除けば他すべて3着以内という安定した強さを誇った(たらればの話をすると、ハナ差4cmに泣き2着に敗れた有馬記念にもしも勝てていたら、テイエムオペラオーより先、しかも史上初となる秋古馬三冠に輝いていた。ただし、秋古馬三冠の制度が出来たのは彼が引退した次年、2000年からだが)。


……が、いかんせん同世代のセイウンスカイエルコンドルパサーグラスワンダーにここ一番での敗退を喫していることから、最強というよりは激戦を戦い何度も立ち上がった根性の馬として語られることが多いようだ。

ただ、この肝心なところでやらかしてファン達をズッコケさせてしまう絶妙な勝ち切れなさもまた、スペシャルウィークという馬が「ただ強いだけの馬」で終わることなく、人々から愛されるアイドルホースとなった要因の一つでもある。


しかし、その強さ・人気と勝ち切れなさゆえに、年度代表馬顕彰馬などでも論争の渦中に置かれることが多く、特に1999年度の年度代表馬選出にあたっては、GI3勝のスペを差し置いて(欧州遠征のため)1999年度、国内で1走もしていないエルコンドルパサーが欧州4戦2勝・凱旋門賞2着の実績で年度代表馬に選ばれたことは物議を醸した。


この件が尾を引いたのか、顕彰馬選出の際は毎年エルコンドルパサーとスペシャルウィークが票を割るためいつまでも顕彰馬に選ばれないという事態が起きていた。エルコンドルパサーは2014年についに顕彰馬となったが、スペシャルウィークはついに顕彰馬に選ばれないまま、2020年をもって規定である「引退後20年以内」を満たさなくなり、以後顕彰馬候補から外れてしまうこととなった。現役当時の絶大な人気がありながら顕彰馬になれなかったことで、ファンの間には「顕彰馬」制度そのものへの疑問・不満も燻るようになっていってしまっている。


1999年の有馬記念2着を最後に2000年に引退して種牡馬入りし、そこでもかなりの成功を収めた。

特に牝馬ではブエナビスタシーザリオなど続々と一流馬を輩出。さらにシーザリオはエピファネイアリオンディーズサートゥルナーリアと3頭のGI馬を出しており、そのうちエピファネイアがさらにデアリングタクト(史上初の無敗の三冠牝馬)、エフフォーリア(2021年皐月賞などGⅠ3勝、2021年JRA賞年度代表馬)を輩出しており、今後も期待される。


一方で牡馬の活躍馬が少なく、サイアーラインを繋げるか心配されていたが、リーチザクラウントーホウジャッカルなどの活躍で、こちらもしばらくは大丈夫のようだ。


訃報

種牡馬生活も引退し、故郷の日高大洋牧場で功労馬として余生を送っていたスペシャルウィーク号だったが、アニメ第1期放送中の2018年4月27日、馬房内で転倒している姿が見つかり、同日死去したことが確認された。23歳没。

亡くなる4日前の放牧中に転倒して左腰を強打しており、経過観察中だったという。


CVを務める和氣も自身のtwitterで追悼コメントを出し、その中で前年にスペシャルウィークに会いに行ったことを明かしている。

ありがとう、スペシャルウィーク


余談

実馬における三つの母

彼の馬は母馬であるキャンペンガールが病を押して出産することになったため、

スペシャルウイークは無事生まれたものの、産後の肥立ちが悪く出産5日後に病死してしまった。

しかし哺乳動物である馬は生後間もない時期は母馬からの母乳がやはり重要となるということで、

文字通りの乳母としてスペシャルウイークに母乳をあげる役目をこなしたのがばん馬だった。

乳母役のばんえい馬はばんえい馬としては気性が荒い方で(競走馬サラブレット種とは比べ物にならないほど穏やかだが)、

その巨体で拒絶のためにちょっと暴れただけでも生まれたばかりのスペシャルウイークでは怪我どころでは済まなくなるということで、馬体を固定するためのやぐらが組まれたほどであった。

乳母馬は当初は授乳を中々してくれなかったものの、次第にスペシャルウイークのことを受け入れて授乳するようになっていったという。

こうしてばんえい馬に育てられる姿から、牧場関係者からスペシャルウイークは「ばんちゃん」と言う愛称で呼ばれていたという。

ばんえい馬の母乳はサラブレットからすると際限ないレベルの為、ここでも食いしん坊をいかんなく発揮したスペシャルウイークは放置しておくとどんどんお乳を飲んで太ってしまうと言う判断から、通常よりも早い段階で乳離れすることになった。

別れ際も乳母馬とスペシャルウイークは互いの別れを悲しむようなそぶりを見せており、短い間ではあったが、このばんえい馬はスペシャルウイークの母馬ではあったのだ。

その後は世話係でもあった人間のプライス・ティナ女史がかなり力を入れてお世話をしてくれており、人の手をかけて育てられた。

育ての親のお母ちゃんの姿は、この彼(彼女?)の育成を担当していたプライス・ティナ氏をモデルにしたことをアニメ1期のプロデューサーである伊藤隼之介氏が当インタビューにて明かしている。


そのころを過ごした日高大洋牧場では、あまりほかの馬たちと行動をともにすることなく、いつもひとりで遊んでいたという。

結果的にスペシャルウイークは同じ馬よりも人に懐くようになったものの、こうした生みの母、育ての母、文字通りの乳母の三つの母があってこそ、スペシャルウイークは育てられたのであった。


髪型について

元ネタの流星を表現する前髪の大きな白髪部分について前髪とは別に生えている別毛であり、その下に茶色く影のように見える部分に本来の前髪がある(外部リンク)。決して流星を消したらデコヒロシなデザインではないので、彼女を描く際には注意すべきポイントである。


元気の秘訣?

アニメ二期においてテイオーが3度目の骨折で引退を考えた際に、考え直させるために以下のようなセリフを発している。

 

「きっと治りますよ!いっぱい食べて…元気になって…多分…きっと!」


先述の通り、モデル馬ともども怪我一つせずに現役を終えた頑丈さを持っていた彼女だが、大食いで派手にはみ出すことになった腹が次のカットでは引っ込んでいる異常な消化力と吸収の早さも見せている。

もしかしたら、このような食べ物をすぐに身体に反映させる体質と大食いがマッチして大きな怪我にならなかったのだろうか…?


知り合いの声優

ぱかチューブの『母の日』がトークテーマだった回にて、「私がよく知っている声優さんのエピソード」を語っていたことがある。

果たして、その知り合いの声優が誰なのか明かされる日は来るのだろうか…?


関連イラスト

ウマ娘-特別週一番です!スペシャルウィークスペシャルウィークちゃん!

スペシャルウィーク休憩中のスペちゃん目指せ!日本一のウマ娘ウマ娘 2011年JRA CM 天皇賞(秋)スペシャルウィーク

スぺちゃんスペシャルウィークスペシャルウィークちゃんSpecial Week

センシティブな作品スペシャルウィークつまみぐいスぺ先輩スペシャルウィーク

【ウマ娘】水着スぺちゃんスペちゃん!センシティブな作品スぺちゃんの夏休み



関連項目

ウマ娘プリティーダービー

チームスピカ チームシリウス 黄金世代(ウマ娘)

競馬 スペシャルウィーク 98世代


アニメ主人公繋がり

トウカイテイオー(ウマ娘):アニメ2期の主人公。例のネタの元凶。

キタサンブラック(ウマ娘):アニメ3期の主人公。怪我知らずで現役を終えた無事之名馬という繋がりもある。


白井寿昭廐舎繋がり

アグネスデジタル(ウマ娘)


シラオキ牝系繋がり

マチカネフクキタル(ウマ娘) ウオッカ(ウマ娘)


道産子繋がり

ホッコータルマエ(ウマ娘)


血縁関係

スペシャルウィークの血統表にいる馬、もしくは血統表にスペシャルウィークがいる馬をモデルとしたウマ娘。

マルゼンスキー(ウマ娘):母の父。

シーザリオ(ウマ娘):娘。

デアリングタクト(ウマ娘):娘(シーザリオ)の息子の娘。


スペシャルウィークの記録繋がり

天皇賞(秋)&ジャパンカップ連覇(史上4頭)

 テイエムオペラオー(ウマ娘)天皇賞春秋連覇繋がりでもある

 ゼンノロブロイ(ウマ娘)三宅正治アナの「日本総大将」実況(JCゴール時)仲間


天皇賞春秋連覇繋がり(史上5頭)

 タマモクロス(ウマ娘) キタサンブラック(ウマ娘)


武豊騎乗ダービー馬つながり(計6頭)

 アドマイヤベガ(ウマ娘) タニノギムレット(ウマ娘)


スペクター:別ゲームの愛称繋がり

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