「まあまあ、焦らずのんびりと。その方がうまくいきますって〜」
プロフィール
キャッチコピー | マイペース、マイライフ。漂う雲のように… |
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誕生日 | 4月26日 |
身長 | 155cm |
体重 | 申告漏れ |
スリーサイズ | B77・W55・H80 |
靴のサイズ | 左右ともに22.5cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 昼寝、釣り |
苦手なこと | 狭くて窮屈な場所(ゲートだよ、ゲート!) |
耳のこと | 時折、意味深にピンと立っている |
尻尾のこと | 手入れしなくても自然とまとまる |
家族のこと | 帰省時は、釣り仲間の祖父と船釣りをする |
マイルール | お米はひと粒残さず、魚は骨以外全部食べる |
スマホ壁紙 | 超大物を釣り上げた、じいちゃんとの思い出 |
出走前は… | どうぞどうぞ、とゲートインを譲りがち |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①びっくりするほど猫舌 / ②首がきゅっとなる服はニガテ |
自己紹介 | やっほー、セイウンスカイだよー。適度にテキトーにのーんびりしてこー。…大物を狙うなら、待つ時間も大事でしょ? |
CV | 鬼頭明里 |
いつもフワフワと、やる気が行方不明なのんびり娘。
しかし結構な策士で、怠惰なのは油断させるためのポーズだったり、本当に怠けているだけだったりする。
趣味は昼寝と釣り。猫好きでもあり、よく野原で猫と一緒に丸くなっている。
スペシャルウィークらと同期。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
気の向くままに毎日を過ごしている、マイペースなウマ娘。
気まぐれで練習をさぼることも多いが、いざレースになると、驚異的な逃げ足を発揮してペースを支配することが多い。
じつはとんでもない策士なのでは、といううわさも……?
容姿・デザイン
- 勝負服
白のブラウスに緑のショートパンツを着たシンプルな衣装。原案から靴の部分だけがややリデザインされている。もともと白いヒールと足首のシュシュの組み合わせのような形であったのが、アニメ版とゲーム版では足の甲が見えないブーツ状になった上で統合されている。
イベントストーリー第12弾『今宵、リーニュ・ドロワットで』にて登場する、リーニュ・ドロワット用に用意された衣装。相方であるドレスのフジキセキと対照的に、こちらはボーイッシュな形で纏まっている。
- 明日は全国的に赤でしょう♪
イベントストーリー第4弾『幻想世界ウマネスト』にて、ファンタジーゲームの世界に登場する魔王の配下『魔将 ブラッディスカイ』の姿。
天気を変える能力を持つ…のだが、空の色を変えるだけなので特にそれ以外の魔法が使える訳では無い。
- 幸福の匂いにまどろむ
2024年5月に登場したサポートカード衣装。
イベントストーリー第36弾『拝啓、波真珠の私より』がウエディングドレスを重視したイベント故にこちらが採用されているが、この衣装は厳密にはイベントそのものには登場しない。
マンガ版
スターブロッサム
ほぼモブキャラではあるが、主人公のサクラローレルと同室相手として登場。何気に本作では彼女の部屋が詳しく描かれており、室内には猫のぬいぐるみや猫、魚の写真が飾られている。何気に寮室の詳しい内装が描かれているのはウマ娘全体を通しても珍しいケースである。
アニメ版
しっぽの向くまま、気の向くままに毎日を過ごす芦毛のマイペースウマ娘。青空に浮かぶ雲のように自由な性格で、練習もサボりがちだが、いざやる気になると驚異的な実力を発揮する。
レースにおいても、派手な逃げでみんなを翻弄してペースを支配する根っからのトリックスター。実はとんでもない策士という噂も。しかし一方、ゲートは大嫌いで時折他のウマ娘やトゥインクルシリーズの主催を困らせている。
(アニメ公式サイトより)
Season1
スペシャルウィーク、キングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーと同世代(黄金世代)で、トレセン学園中等部のC組。
マイペースなウマ娘で、いつものんびり眠そうにしていたり、時には練習をサボったりと、自由奔放な描写が目立つ。しかし、クラシック戦線の二冠がかかった日本ダービーでは、レースに向けて陰で必死に練習したり、本番で負けそうになったとき声を上げたり、レース後悔し涙を流すなど、非常に負けず嫌いな一面も描かれている。
なお、後のゲーム版と比べると眼球の色が若干水色に寄っており、キャラクターデザインが微妙に変わっている。
Season1前半のクラシック戦線における、スペシャルウィークの宿敵。
弥生賞ではハナを切って逃げるものの、ゴール直前の坂で脚勢一杯になりスペシャルウィークに差され敗北。次走の皐月賞では前哨戦と同じレース展開に持ち込もうとしたスペシャルウィークに対し、2番手追走から早めに仕掛けることで勝利を果たした。
日本ダービーでは、暴走気味に逃げるキングヘイローの後ろに付けて2番手をキープ。最終コーナーで交わして一時はハナに立つものの、スペシャルウィークの末脚とエルコンドルパサーの猛追に付いていけず、4着に敗北した。
菊花賞では、史実通りレコードタイムで勝利。クラシック最後の冠を勝ち取った。
なお、尺上の都合のためか、日本ダービー後の彼女の活躍は簡略化or省略されている。
成績一覧
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 | 1着ウマ娘(2着ウマ娘) |
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3話 | 中山 | 弥生賞 | GⅡ | 芝2000m | 7/10 | 2着 | スペシャルウィーク |
3話 | 中山 | 皐月賞 | GⅠ | 芝2000m | 2/3 | 1着 | (キングヘイロー) |
5話 | 東京 | 東京優駿(日本ダービー) | GⅠ | 芝2400m | 6/12 | 4着 | エルコンドルパサー/スペシャルウィーク |
7話 | 京都 | 菊花賞 | GⅠ | 芝3000m | ?/? | 1着 | (スペシャルウィーク) |
10話 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m | 4/7 | 5着 | スペシャルウィーク(キンイロリョテイ) |
Season3
今回では台詞はほぼないが、トレセン学園地域合同イベントをフラワーと共に楽しんでいたらしく、水ヨーヨー釣りに失敗している様子が確認できる。自分の十八番な釣りとは少々勝手が違ったようだ。
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
リリース初期よりR・SSRサポートカードとして登場。
同期の他の4人と違って育成ウマ娘としては初期実装されていなかったが、2021/6/10に★3の育成ウマ娘として実装された。
アニメ版と少し異なり、スペシャルウィークやグラスワンダー、エルコンドルパサーからは「セイちゃん」、キングヘイローからは「スカイさん」と呼ばれている。
とある所の調査によると、極度の猫舌らしい。
シナリオでは自分で自分のことを「セイちゃん」と呼んでいたり、ツンデレ風の反応を織り交ぜてきたりと、トレーナーに対してはけっこうあざとい。
レアイベントの温泉旅行ではさらにトレーナーとの距離を詰めてくる。実は本ゲーム屈指のギャルゲシナリオだという評判も。
シナリオの出来はかなり良く、特にキャラストーリーの第3話で涙したトレーナーは多いようだ。
キングヘイローが裏主人公とも言える役割を果たしているので、キングを推している人も必見である。
なお、トレーナーにあざとさを見せつける割にはストレートな好意に対して赤面したりたじろく等、押しには弱いと思われる。
ちなみに、ゲーム内で実装されているわけではないが、トレーニングの際に着用しているスクール水着(左)以外にプライベート用?のビキニの水着(右)の設定があり、Cygamesの公式インスタグラムでこちらの水着姿が描かれたことがある(3枚目)。
育成ウマ娘
- ☆3[あおぐもサミング]セイウンスカイ
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
98 | 98 | 88 | 83 | 83 |
0% | 10% | 0% | 0% | 20% |
芝 | ダート | |||
バ場 | A | G | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | G | C | A | A |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 | A | B | D | E |
- アングリング×スキーミング
レース終盤のコーナーで先頭にいるとこれ幸いと加速力を上げる
所持スキル
- 急ぎ足
レース中盤でわずかに前に行きやすくなる<作戦・逃げ>
- 先行ためらい
レース終盤に作戦・先行のウマ娘をためらわせて速度をわずかに下げる
- リードキープ
レース中盤に大きく差をつけ先頭だとリードをわずかに保ちやすい<長距離>
覚醒スキル
- 逃げのコツ◯(覚醒Lv2)
良い位置に少しつきやすくなる<作戦・逃げ>
- 先陣の心得(覚醒Lv3)
レース中盤に大きく差をつけ先頭だとリードを保ちやすい<長距離>
- 尻尾上がり(覚醒Lv4)
レース中盤にスキルを多く発動すると速度がわずかに上がる
- 脱出術(覚醒Lv5)
レース中盤で前に行きやすくなる<作戦・逃げ>
進化スキル
- 先陣の心得→ファストリトリーブ
レース中盤に差をつけ先頭だとしばらくの間速度が上がる<長距離>
- 〃 →大物狙いの心得
レース中盤に持久力をすごく回復する<中距離>
- 脱出術→脱出大作戦
レース中盤に前の方にいるとしばらくの間速度が上がる<作戦・逃げ>
史実通り、中~長距離での逃げを得意とするウマ娘。
主戦場として活躍した中・長距離の適性がAとなっているほか、1600mの新馬戦を圧勝し、当初は短めの距離に向いていると見られていたことからマイル適性もCとなっており、距離適性の幅は広め。
また、札幌記念を追込に近い差しで制していることから、逃げウマ娘としては差し・追込の適性も高めである。
固有スキルは、史実の京都大賞典や菊花賞で見せた「中盤でスローペースに落としてから最後の3~4コーナーで再加速して後続を突き放す」という技巧的な逃げを再現している。
先頭でしか発動しないという条件がやや厳しいものの、理想的な位置で発動すると一気に後ろを突き放し、最終直線に入る前に決定的な差を付けることができる。レース展開次第では凡走もするが、作戦がハマるとどんな相手でも叶わないと思わせるほどの圧倒的な勝ち方を見せるという点でも、史実のセイウンスカイらしい走りをしてくれる。
ただし、この固有スキル自体は逃げ・先行向きなので、差し・追込に改造して活用させるのはなかなか難しい。
成長補正はスタミナ10%、賢さ20%ということで、このゲームで最も重要なスピード・スタミナ・パワーの3ステータスを伸ばすのには苦労するが、史実のトリックスターぶりを意識した賢さ補正により逃げに必要な前を維持する能力に長ける。
スキルも逃げ向けのものを揃えているが、逃げに必要な序盤で先頭を取るスキルを持っておらず自前の回復スキルも持たない。
以上のことから、育成が比較的容易な逃げ脚質ながらサポートカードの質が重要となり、中~上級者向けのキャラクター。
と、これだけ見ると扱いづらい逃げウマ娘に見えるのだが、彼女の真骨頂は固有スキルの性能が「『レース終盤』を条件として発動する『加速スキル』」という点。
このゲームには「レース終盤(レースの最後の1/3)に入ると上限速度が開放され、最高速度まで加速できるようになる」という仕様があるのだが、中距離のレースでは大抵終盤の開始地点がコーナーとなる。そのため、このスキルは「終盤に入った瞬間というベストタイミングで加速を開始し、いち早く最高速度まで実際の速度を上げ、後続が最高速度へ達する前に距離差をつける」戦法として機能する。
加えて、レース終盤に発動する固有加速スキルは意外と数が少ないため、実はテキストとは裏腹に非常に強力。
そして、終盤の開始がコーナーにかかるというのは大半のマイルレースも実は該当していることから、彼女の固有スキルは中距離どころかマイルレースにおいても非常に強力。その結果、東京1600mが舞台となったチャンピオンズミーティングのキャンサー杯ではまさかのトップメタとして君臨。
レース期間中は「どうやってセイウンスカイ(および継承スキルを覚えた逃げウマ)を対策するか」というメタゲームが終始展開され、意外な形での「トリックスター」としてレースを支配した。
こういった経緯から継承スキルとしても当然評価は高く、セイウンスカイ実装後の逃げウマ(特にマイル~中距離)はセイウンスカイの固有スキルを継承するのが鉄板の戦略として認知されつつある。そのため、対逃げウマは「いかに相手の逃げウマの先頭を抑えて『アングリング×スキーミング』を発動させないか」といったことが意識されるようになり、その結果『中盤で発動する速度アップスキルで相手のハナを抑える』固有スキルを持った逃げウマ娘(水着マルゼンスキーなど)の評価が上昇する等、セイウンスカイの実装は逃げウマの環境を激変させたとも言える。
スキル進化で覚醒レアスキル2つの効果継続時間を伸ばすことができるようになった。言ってしまえば多少長くなっただけではあるが、かえって変化がシンプルな分スキル構成に干渉しないのが利点か。是非とも進化させてみよう。ただ、ファストリトリーブの方は進化前も含め長距離で固定のため、中距離特化の育成においては死にスキルと化してしまう難点を抱えていた。が、3つ目の進化先が追加され分岐になった事で条件(と効果)が長距離から中距離に変化し、育成の方針やスキル構成により幅を出せるようになった。まさに変幻自在なトリックスターである。
- ☆3[ソワレ・ド・シャトン]セイウンスカイ
ストーリーイベント「今宵、リーニュ・ドロワットで」の開催とともに追加された☆3育成ウマ娘。
詳細はリンク先を参照。
固有二つ名
トリックスター
皐月賞、菊花賞、有馬記念(クラシック級)、天皇賞(春)を作戦「逃げ」で勝利し、うち菊花賞はスタート200m地点からゴールまで1番手のままで勝利する。
- 運によるところも大きいが、固有二つ名の中では比較的取得しやすい部類。しかし、いずれのレースもライバル補正が掛かったスペシャルウィークが猛烈な末脚で差し切りに来るため、安定して勝利するための要求ステータスは高め。
- 菊花賞で指定されている条件は、史実での勝ち方に則ったもの。200m地点以降で一瞬でも他のウマ娘に抜かれると条件未達成となるため、大きく運が絡む。
- 固有二つ名を狙う場合、賢さを上げたり、「コンセントレーション/集中力」や「先手必勝/先駆け」のような先頭争いに有利となるスキルを取得して臨みたい。
特殊実況
「 セイウンスカイが逃げ切った!
まさに今日の京都レース場の上空とおんなじ!
京都のレース場今日は青空だ!」
菊花賞を作戦「逃げ」かつ天候「晴れ」で勝利したときに発生。
(要検証:それに加えて、2着と3バ身半差以上の着差が必要?)
これは、98年菊花賞にてセイウンスカイが逃げ切って勝利した際の、杉本清アナの実況が元ネタ。(原文)
サポートカード
- SSR[待望の大謀]セイウンスカイ
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはスタミナ。
- SSR[明日は全国的に赤でしょう♪]セイウンスカイ
ストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。
- SR[ゆるっと、まにまに]セイウンスカイ
2022/8/19にマンハッタンカフェ(SSRサポートカード)、コパノリッキー(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。
- SSR[幸福の匂いにまどろむ]セイウンスカイ
ストーリーイベント「拝啓、波真珠の私より」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは初のパワー、イラストはイベントに合わせたウェディングドレス姿と、これといって目立った出来事が丸2年ほど無かったセイウンスカイ村に突如飛び込んできた爆弾。
入手できるレアスキルはスタート時に加速する「先手必勝」……の中距離専用版となる「誰より前へ!」。逃げウマ育成に新たな風を運ぶ……のかもしれない。
競走馬『セイウンスカイ』
1995年生まれの芦毛の牡馬。日本競馬の「最強世代」として名高い98世代の一頭であり、スペシャルウィーク、キングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーなどと同期にあたる。
また、サイレンススズカやメジロパーマーなどと同じく、大逃げを得意とした逃げ馬としても有名である。
- 雑草血統の悲哀
生まれ育ちはオーナーブリーダー(生産者兼馬主)の西山牧場(現在は2008年をもって生産業から撤退し、育成部門のみ活動)。
セイウンスカイの父・シェリフズスターは西山牧場がヨーロッパから導入した種牡馬であったが、結果はまったくの期待外れで、数百頭の産駒は惨憺たる成績を残していた。
これが一因となって経営が傾いた西山牧場は経営規模縮小を進めることになり、シェリフズスター産駒は一斉処分の対象に。シェリフズスター自身も種牡馬廃用とされ、行方不明になった。
98世代には27頭のシェリフズスター産駒がいたが、そのうち24頭は処分されてしまう。セイウンスカイは残された3頭のなかの1頭であったが、育成段階で傑出したところは無く、予約した調教師も結局受け取りに来なかったので、行く末は不透明となった。
父親は行方不明、牧場は経営難、担当する調教師もおらず、デビューできるかどうかさえわからない。それがセイウンスカイの競走馬生の始まりだったのである。
しかしその後、引退する父親と入れ違いに厩舎を開業するため急遽入厩馬が必要となった新人調教師・保田一隆が西山牧場を訪れ、セイウンスカイを引き取ることとなった。
引き取られた当初はバランスが悪く見栄えしなかったが、調教助手の青柳義博は「背中がいい馬」と感じ、「GⅠに出られる」という印象を抱いたという。
- 間に合った栄冠
デビューは1月のマイル戦で、血統のせいで期待されていないセイウンスカイは調教での好時計にもかかわらず5番人気にとどまった。しかし、大外枠から先頭に立つと直線では後続をぐんぐんと引き離し、2着に1.0秒差をつける衝撃的な圧勝を見せる。
続くオープン戦のジュニアカップでも3番人気にとどまったが、大物と噂であったメガヒットを相手にまたしても0.8秒差の圧勝。クラシック候補の一角に躍り出た。
当時、西山牧場の創業者であった西山正行は、馬主として牡馬のクラシックを勝つことがどうしてもできないまま、パーキンソン病を患って余命もそう長くないとみられていた。そのため息子の茂行はセイウンスカイの活躍を見て、「これで間に合った」と感じたという。
だが、この後ソエ(管骨骨膜炎)が悪化し、思うような調教ができないまま弥生賞を迎える。相手は関西の良血馬としてすでに注目されていたキングヘイローとスペシャルウィークの二頭で、セイウンスカイは3番人気であった。
セイウンスカイは最終直線で後続を大きく引き離し逃げ切り濃厚と思われたが、驚異的な末脚で上がってきたスペシャルウィークにゴール直前で捉えられて2着に終わる。しかし陣営は、コンディションが回復すればこの差は逆転できると期待を膨らませた。
皐月賞では、スペシャルウィーク・セイウンスカイ・キングヘイローという弥生賞上位組の「三強対決」になるという見方が広まった。
本番では、徳吉孝士から乗り代わった横山典弘が好位抜け出しの作戦を取り、4コーナーで先頭に立つ。後ろからキングヘイローとスペシャルウィークの2頭が追ってきたが、差は詰まり切らずにセイウンスカイの快勝。三強がそのまま上位を占めた。
西山正行はすでに自力で歩くことができなくなっていたが、周りの人たちに支えられ、クラシックの表彰台に上ることができたという。
1998年4月19日 中山競馬場
- 伝説の逃亡劇
こうして皐月賞馬となったセイウンスカイだったが、日本ダービーではスペシャルウィーク、キングヘイローに次ぐ3番人気にとどまる。キングヘイローには過去2戦ともに勝っていたが、悲運の天才騎手・福永洋一の息子・福永祐一が父親の悲願を叶えてくれるだろうという期待が評価を逆転させていた。一方のセイウンスカイは、血統から考えてこれまでの成績はまぐれだろうという評価をされがちであった(この後も、血統の悪さはセイウンスカイの成績が低く見られる原因となり続ける)。
本番のレースでは、キングヘイローが暴走する予想外の展開に。セイウンスカイは2番手につけたが、2コーナーでキングヘイローの福永祐一がふるったステッキに当たるアクシデントがあり、折り合いを欠いてしまう。余力を失ったセイウンスカイは、直線で一度は先頭に立つもスペシャルウィークにあっという間に交わされ、4着に敗れる。
この結果から、セイウンスカイに「2400mは長すぎる」のではないかと言われるようになり(今から考えればびっくりするが)、菊花賞ではなく秋の天皇賞に出る案も浮上していた。
しかし、陣営はあくまでも菊花賞にこだわる方針を示す。夏を故郷の西山牧場で過ごしたあと、古馬との対決となるGⅡの京都大賞典に出走。
ここにはなぜかメジロブライト、シルクジャスティス、ステイゴールドという当時の古馬の代表格が3頭も集まっており、メンバーからいえば完全にGⅠ並みであった(そのせいで他の馬はほとんどが回避してしまい7頭立てとなった)。
このレースでセイウンスカイは、歴史に残る芸術的な逃げ切り勝ちを見せることになる。序盤から飛ばしに飛ばして20馬身を超える単騎大逃げを実行。しかし中盤はスローペースになり、3コーナーで後続に追い付かれ、交わされかける。この流れになればそのまま飲み込まれてしまうのが逃げ馬の宿命であるが、セイウンスカイはここから再加速。後続を突き放し、いち早くゴールに逃げ込んだのだった。あまりにも競馬の常識に反するレース展開に、テレビで実況したアナウンサーも興奮を隠しきれなかった。
京都大賞典で自信を得たセイウンスカイは、堂々と菊花賞へ駒を進める。
レースの本命はダービーを5馬身差で勝っており、鞍上も「菊男」として知られる長距離巧者の武豊という万全の布陣を敷くスペシャルウィークで、1.5倍の断然人気であった。一方、菊花賞は逃げ切りが難しいレースだというのが常識であることから、セイウンスカイは4.3倍の2番人気にとどまった。
しかしこの日、セイウンスカイは再び、見るものを魅了してやまない伝説のレースを魅せる。
序盤からセイウンスカイが大きく逃げる展開で進んだにもかかわらず、最後の3~4コーナーでその差が開いていく。そして最終直線に入った瞬間、観客は早くもセイウンスカイの勝ちを悟らざるをえなかった。後ろを大きく突き放したセイウンスカイが、後続の馬とほぼ変わらない脚色で走っていたからである。これでは後ろの馬が追い付けるはずがない。
それでもスペシャルウィークは必死に追い上げてきたが、セイウンスカイは余裕を見せたまま3馬身半差でゴールイン。時計は3分3秒2という世界レコードのタイムを記録しており、実況の杉本清も「恐れ入った!」と叫ぶ完璧な勝利であった。
菊花賞の逃げ切り勝ちは、1959年のハククラマ以来となる39年ぶり。セイウンスカイの後は、横山典弘の三男・横山武史が騎乗したタイトルホルダー(2021年)まで23年間出なかった。
1998年11月8日 京都競馬場
セイウンスカイ逃げ切るのか! ハククラマ以来、逃げ切りなるのか!
38年ぶりの逃げ切りか、セイウンスカイ!
セイウンスカイ先頭だ、逃げた逃げた逃げた、セイウンスカイが逃げた!
セイウンスカイが逃げた逃げた逃げた!
そしてエモシオンが2番手に上がってきているのか、エモシオン2番手!
外を通って、外を通ってようやくスペシャル!
スペシャルウィークが外を通って来た!
しかしセイウンスカイの逃げ切り、そして内からキングヘイロー!
逃げ切った逃げ切った! 38年ぶり、セイウンスカイ!
セイウンスカイ逃げ切った、横山典弘!
まさに今日の京都競馬場の上空とおんなじ、青空!!
京都の競馬場、今日は青空だ!
38年ぶりの逃げ切り、セイウンスカイ!
レコード! 3分3秒2、3分3秒2、恐れ入った!
(実況:関西テレビ 杉本清アナ)
- ライバルたちの逆襲
菊花賞の結果から、サイレンススズカ亡き後の現役最強馬かもしれないとみられたセイウンスカイは、有馬記念で1番人気に推される。このレースには、エアグルーヴ、メジロブライト、メジロドーベル、マチカネフクキタルなどGⅠ馬が8頭(後にGⅠを取った馬も加えれば10頭)出走しており、現在よりGⅠがずっと少なかった当時としてはスター大集結のレースであった。
しかし、このときの中山競馬場は内側が荒れた馬場となっており、1番人気のプレッシャーからこれを避けて外側を回わったセイウンスカイは、最短距離で走れるという逃げ馬の最大のメリットを失ってしまう。更に、怪我からの復帰後惨敗を続けていた怪物・グラスワンダーが突如復活の激走を見せ、セイウンスカイは4着に敗れた。
98年のセイウンスカイの成績は8戦5勝。クラシック2冠を制覇したことに加えて、京都大賞典で古馬の一流どころを撃破していたので、普通の年であればJRA賞の年度代表馬になっていてもおかしくなかった。
しかし、この年は裏街道で圧倒的な強さを見せつけてジャパンカップを制した外国産馬エルコンドルパサーの印象もすさまじく、記者投票では119対77でエルコンドルパサーに敗れ、最優秀4歳牡馬(現:最優秀3歳牡馬)のタイトルすら獲れなかったのである。
1999年の初戦はGⅡ日経賞で、限りなく重馬場に近い稍重の荒れた馬場が不安視された。しかし結果的には、逃げたにもかかわらず上がり最速という圧倒的な走りで、むしろパワーのあるところを見せつける。最終直線では後続を突き放す一方となり、ゴール前は流したが5馬身差の完勝となった。そのため、実は菊花賞よりもこのレースのほうが強かったのではないかという人もいる。
ちなみに、この日経賞ではひとつの奇跡が起きていた。西山牧場で同じ年に生まれたシェリフズスター産駒であり、残された3頭のうちの1頭であるセイウンエリアが出走し、なんとステイゴールドを抑えて2着に入ったのである。セイウンエリアは15戦かけてようやく下級条件戦を勝ち上がってきたばかりの馬で、スカイに5馬身遅れたとはいえ激走と言ってよい走りであった。
シェリフズスター産駒2頭のワンツーというまさかの結果は、失敗種牡馬の烙印を押されていた父の汚名を大いにそそぐものとなった(セイウンエリアはさらにその後、オープン戦のメトロポリタンステークスをレコード勝ち。2022年現在に至るまで、2300mのJRAレコードタイムとなっている)。
こうしてセイウンスカイは勢い良く天皇賞(春)へ駒を進め、5度目となるスペシャルウィークとの対決に臨んだ。
しかし、菊花賞でセイウンスカイの逃げに苦杯をなめたスペシャルウィーク陣営は、セイウンスカイの攻略法を練っていた。差しではなく、先行してセイウンスカイを徹底マークするという戦術である。奔放な逃げを封じられたセイウンスカイは為す術なく、前年の覇者メジロブライトにも交わされ3着に敗れた。
元々セイウンスカイは気分で走るタイプの馬であり、このレースでは他馬のマークによるプレッシャーに弱いという重大な弱点を露呈することになったのである。
- 逆転の策に賭ける
スペシャルウィークに勝つためにはマークから逃れる必要がある。そのためにはどうすればいいのか。陣営が出した答えは、逃げから差しに脚質を転換するという驚きの手段であった。
札幌記念で差しの競馬を試したセイウンスカイは、10頭中の7番手という後方からレースを進め、3コーナーからまくって上がっていく。そして直線で先頭に立ち、最後は同期の二冠牝馬ファレノプシスが追ってきたがこれを抑えて優勝。着差は半馬身差であったが、4kgの斤量差があったことを考えれば力の違いを十分に示した形となった。
札幌記念の勝ちを評価されたセイウンスカイは、天皇賞(秋)に1番人気で出走する。ライバルのスペシャルウィークは前走の京都大賞典で7着に惨敗しており、4番人気にとどまった。
しかし、秋の天皇賞には「1番人気が勝てない」というジンクス(通称・府中の魔物)が存在していた。シンボリルドルフ、オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ライスシャワー、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、サクラローレル、バブルガムフェロー、サイレンススズカなど数々の名馬がこの魔物の犠牲となっており、11年連続で一番人気の馬が負けていたのである。
結局、セイウンスカイもジンクスを破ることはできなかった。以前からあったゲート難の傾向が悪化し、どうしてもゲートに入ろうとしない。さまざまに工夫を凝らしてゲートに入れようとする係員たちとの格闘で体力を消耗し、なんとかレースにこぎつけるも5着に敗北した。
レース後、左前脚に屈腱炎を発症していることが判明。ゲート入りを嫌がったのがこのためだったのかはわからない。
同期のスペシャルウィークやエルコンドルパサーは年内での引退を決めており、セイウンスカイも引退の判断がなされておかしくないところであったが、復活を期して長期の療養に入った。
- 最後の大逃げ
それから1年半後の2001年4月。すでにグラスワンダーもキングヘイローも引退している中、セイウンスカイは天皇賞(春)でターフに復帰する。
屈腱炎からの復活はただでさえ非常に難しい上に、1年半ぶりのレースで6歳馬がGⅠを勝つなどほぼあり得ないことであったが、それでもセイウンスカイは22.2倍の6番人気に推された。
このレースでは逃げの作戦に戻り、ゲートが開くと勢いよく飛び出して先頭に立った。このときにスタンドから巻き起こった大歓声は、ゴール前の歓声よりも大きかったという。
しかし、まともなレースができる力はすでに残っておらず、3コーナー手前で早くも失速。他の馬から13秒も遅れて最下位でゴールインしたが、ファンからは暖かい拍手が送られた。鞍上の横山典弘は馬の状態をよく理解しており、それでもファンの期待に応えるために、逃げるセイウンスカイの姿を見せたのであった。
結局このレースで屈腱炎が再発し、遂に引退。種牡馬入りした。
元々血統が悪い上に引退時期の旬も逃していたので当然繁殖牝馬は集まらず、同期のライバルらがGⅠ馬を続々と送り出す中、セイウンスカイの産駒はオープン戦を勝つことすらできなかった。
西山牧場は何としてもセイウンスカイの血を残すため、牧場を代表するもう一頭の馬・ニシノフラワーと交配させることを選択。二冠馬とはいえ微妙な血統のセイウンスカイとニシノフラワーの配合は茂行氏曰く「逆玉の輿」、「狂気の配合」と称するものだったが、ともかく彼らのあいだに生まれた牝馬はニシノミライと名付けられた。
それから15年後の2018年、ニシノミライの孫にあたるニシノデイジーがデビュー。GⅢの札幌2歳ステークスと東京スポーツ杯2歳ステークスを連勝したほか、GⅠホープフルステークス3着、GⅠ日本ダービー5着などの成績を残しており、セイウンスカイおよびニシノフラワーの子孫として初の重賞ウィナーとなった。
古馬になると深刻なスランプに陥るも2022年に障害競走に転向。障害2戦目で障害未勝利戦を勝利。続く秋陽ジャンプステークス(障害オープン特別)を2着と堅実に走り、鞍上五十嵐雄祐の進言でなんと障害キャリアわずか3戦で年末のJ・GⅠ中山大障害に挑戦。中団待機から位置を押し上げ終盤に先頭に立つと、障害競走のレジェンド・オジュウチョウサンらを抑え、見事に1着。悲願のGⅠホースとなった。
2011年8月16日、セイウンスカイは心臓発作で亡くなった。16歳没。
墓碑は生まれ育った西山牧場にあり、碑文には
『青雲の空を 駆け抜けた稲妻よ 永遠なれ』
と刻まれている。
余談
聡明な逃げウマ娘
逃げ脚質のウマ娘は、史実におけるモデル馬が「自分の前を何者も走らせたくないほどの闘争心」や「手を抜くことを知らず常に全力疾走してしまう」ような一種の気性難(※)を抱えていたことに由来してか、逃げウマ娘なのに試験は追込型、感情の起伏が乏しくどこか天然ボケ気味、「逃げウマ娘の理想」と言われるサイレンススズカですら「走るのが好きなだけで、レースはそのための舞台でしかない」という不思議な思考をしているなど、レース生活以外のところに難を抱えているケースが多い。
そんな中、スカイは居眠りこそ多いが地頭はかなり切れ者で、逃げウマ娘の中でも高い知性を見せている(ただし、練習やキングの誘いから逃亡するような、ある種の気性難は抱えているが)。
(※)有名な史実だと、ダイワスカーレットの史実における主戦騎手である安藤勝己の「(賢いとズルして走らなくなる、という持論の元)スカーレットはバカだから一生懸命に走った!」という格言がある。事実、ダイワスカーレット号は恐ろしく負けず嫌いで闘争心が強すぎるきらいがあり、結果として逃げ馬か先行馬としてしかレース運びができなかったとされている。
耳飾りについて
耳飾りは曇柄の緑メンコが皐月賞、菊の花飾りが菊花賞と、史実のセイウンスカイ号のGⅠタイトルをイメージしている。
なお、後述のスチールで描かれた幼き頃の姿ではこのいずれも着けておらず、シンプルに右耳に「魚の形の飾り」を着けているのみだった。
実装日での意外な関連
ゲーム版にてセイウンスカイが育成ウマ娘として実装されたのは2021年6月10日であるが、その6月10日はナリタタイシンの誕生日でもある。
そして、そのナリタタイシンが実装されたのはなんとセイウンスカイの誕生日と同じ4月26日。
偶然なのか、それとも……?
西山一家とウマ娘
馬主となっている西山牧場の現オーナーである西山茂行氏は、ウマ娘のモデルとなった競走馬を持つオーナーの中でもウマ娘という作品に好意的であり、家族も応援を表明している。過去に一部の悪質なユーザーの暴走に怒って警告をしたことはあるものの、大多数のマナーの良いユーザーの存在もちゃんと認知しており、アプリ配信直後のブームで話題になったことや、その後多くのトレーナーがセイウンスカイとニシノフラワーの墓参りに来てくれたことにも「2頭の功績が今でも生きていることが嬉しい」と感謝しているという。
ウマ娘の広告でセイウンスカイを見つけた際は「お前、こんなところでもまだ活躍しているのか……」と思ったそうな。
サイゲームスの親会社であるサイバーエージェントの藤田晋氏にも馬主の先輩としてエールを送っており、藤田氏の所有馬であるジャングロが重賞初勝利を飾ったときには祝福していた。
茂行氏の娘さんもアプリのウマ娘をプレイしており、オーナーである父を通してサークル開設のお知らせなどを発信していた。後に個人でアカウントを取得。やはりセイウンスカイ&ニシノフラワー推しで、UGクラスの育成を成功させるなどかなりの強者。後に、2022年のオークスの際に西山オーナーから「ニシノウマムスメ」として写真が紹介された。また、ニシノフラワーの花嫁衣装が登場することが発表されたときには…
祖父の存在と釣り好きの理由
育成シナリオにて、競走ウマ娘として活躍するスカイの姿を熱望し、釣りの趣味も与えた祖父の存在が仄めかされており、メインストーリー第一部最終章にて「幼き頃のある日の祖父との会話」のスチールが登場した。
地味にこれがウマ娘の男系家族の姿が明確に描かれた初の事例であった(オグリキャップやスペシャルウィークなどの母親や、メジロ家のおばあさまなど、女系家族の姿が描かれたことはこれまでに何度かあった。なお、2023年現在、ニシノフラワー、サトノダイヤモンドやスイープトウショウなど父親が声だけ登場するパターンは増えつつあるが、姿が描かれている男家族は依然としてスカイの祖父だけである)。
そのモデルは釣り好きだった初代馬主の西山正行氏と思われていたが2022年9月4日のTwitterでスカイの釣り好き設定の由来だけが分からない事をユーザー(前述の茂行氏の娘さん)が呟いたところ正行氏の息子でありユーザーの父でもある西山茂行オーナーが直々に回答。
実は『釣りバカ日誌』の作者、やまさき十三氏がセイウンスカイのファンだった事を明かし、茂行氏も何度か釣りに連れて行ってもらったことがあるほど親しい間柄だったことから釣り好き設定が付けられたという。
つまり正行氏の釣り好きエピソードからだけではなく、『釣りバカ日誌』の作者との交流も元ネタとなったことが明らかとなった。
幻のスピンオフ漫画
2018年のBNWの誓い予告発表時にて同時にセイウンスカイを主人公に据えたスピンオフ漫画「ウマ娘プリティーダービー BLUE SKY」が発表された。これは「ウマ箱」第1コーナー封入特典の「ウマ本」に掲載された小説「ウマ本~セイウンスカイ編~」を元にアニメでは描かなかったストーリーが展開されるというもので、サイコミ連載で漫画は渡辺義彦氏が担当する予定だった。
…ところがこれ以降情報の更新は一切行われず、直近で渡辺氏の活動が途絶えた事と2018年にサイコミのいざこざが原因で小説も無かったことにされ、企画倒れしたと思われる(当時はまだ設定が固まっていない事も理由に挙げられ、1から作り直す必要が出る)。
関連イラスト
関連項目
セイウンスカイ:史実馬のタグ。
98世代:世代のタグ。
横山典弘:主戦騎手。クラシックはセイウンスカイの皐月賞が初制覇。その年に生まれた息子の横山武史も初GⅠが皐月賞で、2021年の菊花賞ではタイトルホルダーの手綱を取り、父とセイウンスカイ以来となる逃げ切り勝ちを決めた。
スペシャルウィーク(ウマ娘)、キングヘイロー(ウマ娘):同世代のウマ娘で、クラシック戦線ではセイウンスカイとともに「三強」と呼ばれた。良き友達でありライバル。キングヘイローについては上手く誘導して度々宿題の答えを見せて貰っている様子。
グラスワンダー(ウマ娘):同世代のウマ娘で、有馬記念で対決。普段は一緒に買い物をしていたり、お茶会をしていたりする。内に秘めたものがあるもの同士、波長が合う存在のようだ。
ニシノフラワー(ウマ娘):学年は違うがよく一緒にいるウマ娘で、助けてあげたり世話を焼かれたりしている。史実では西山牧場繋がりで、セイウンスカイとの間に娘・ニシノミライを産んでおり、お墓も隣同士。カップリングタグはフラウンス、空花。
ハルウララ(ウマ娘):のんびり屋同士で仲良し。一緒に公園で遊んだりお昼寝したりしている。「忍法とうめいの術」を教えたらしい。史実では一歳下だが、対戦経験等はなかった。
サクラローレル(ウマ娘):寮のルームメイト。スカイの身支度も彼女が手伝っているとのこと。猫っぽいキャラクター性故か世話好きな娘がなぜか周りに集まりやすい。主戦騎手繋がり。
コパノリッキー(ウマ娘):ロビーで会話がある。史実のコパノリッキーの馬主であるDr.コパがセイウンスカイのファンであり、その縁でセイウンスカイの馬主である西山茂行と交友があることから発生したものと思われる。
ビート板勢:スタミナトレーニングを行うとビート板を使用するウマ娘の一人。
恋愛クソ雑魚ウマ娘:最早語るまでもない。
セキメンスカイ:上のタグの結果こうなる。