「悩んだときは大胸筋!一緒にバルクアップです!」
プロフィール
キャッチコピー | 気分は爽快スポーティ! 輝く汗も純粋に |
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誕生日 | 4月11日 |
身長 | 163cm |
体重 | 微増(筋トレ効果) |
靴のサイズ | 左右ともに24.5cm |
スリーサイズ | B87・W57・H86 |
得意なこと | 筋トレ |
苦手なこと | コレステロール |
耳のこと | 少女漫画を読んでいる時はくるくるよく動く |
尻尾のこと | 汗をよくかくので尻尾用タオルを常備してる |
家族のこと | 父はとても若々しく、よく兄妹に間違われる |
マイルール | 好きな少女漫画の新刊が出たら全巻読み直す |
スマホ壁紙 | ドーベルとブライト、3人での幼い頃の写真 |
出走前は… | あたしの筋肉が1番強い!と自分を励ます |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①汗拭きシート選びにたくさん時間をかけている / ②服は必ず試着してから買う |
自己紹介 | メジロライアンって言います!体を鍛えて元気よく!筋肉育てて健やかに!張り切って行きましょう! |
CV | 土師亜文 |
筋トレ大好きなスポーティー娘。名門メジロの生まれながら、名家ぶったところはなく、その性格は爽やかそのものである。
幼なじみのメジロマックイーンに引け目を感じており、本当は彼女のように速く可愛くありたいと願っている。
体は強いがハートは少し繊細。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
さわやかで明るい、ベリーショートな髪型がトレードマークのウマ娘。
レースで負けた悔しさをそのまま次へのモチベーションに転換できる健全な精神の持ち主。
実は髪を伸ばしたり、女の子っぽい恰好をしてみたいという願望がある。
ソロ曲
もっともっと! 単純にそう思っただけで
『 希望ディスカバリー 』
作詞:真崎エリカ 作曲:オオヤギヒロオ
概要
メジロライアンは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは、1990年代前半に活躍した実在の競走馬『メジロライアン』号。
優秀な競走ウマ娘を数多く輩出した名門メジロ家の一人で、呼吸のように筋トレをする爽やかで快活なウマ娘。
周囲や世間からもスポーティーな面はよく知られているらしく、アプリゲーム版の勝負服イベントではスポーツドリンクのCMをトレセン学園側からオファーされるという割と凄い抜擢も受けている。
早朝の走り込みで顔見知りになった人々から応援されるなど、ファンとの距離は近い。
鍛錬に明け暮れる傍ら、かわいい服に憧れたり少女漫画に胸をときめかせたりと感性は乙女チックな所が見られる。
一方で、少女漫画趣味を拗らせた結果浜辺でナンパ待ちをしてみるなど、恋愛観に関しては自分でも幼稚園児並みと卑下しているが、自分なりにお洒落を頑張ろうとコスメショップにメジロドーベルを誘ったりする場面を見るに、後輩にカッコ悪いところを見せられないような状況ではそのような側面は鳴りを潜める模様。
メジロマックイーン、メジロパーマー、メジロブライトやメジロドーベルとは幼馴染。
野球が好きで、マックイーンとはよく観戦に行っていたらしい。なお、先に野球に興味を持ったのはライアンの方だったのだが、彼女に誘われる形で野球の世界に足を踏み入れたマックイーンは誘った張本人以上に野球にのめり込んでいき…。
名門メジロ家を背負って立つ覚悟で気高さと強さを兼ね備えるマックイーンに対して尊敬の念を抱くと同時に引け目も感じており、当初は鍛え上げた身体にメンタルが追いついていない状態でトレーナーの前では卑屈になる場面もしばしば見受けられた。
寮で同室のアイネスフウジンとは親友で、彼女の買い出しにしばしば付き合っている。
先輩であるオグリキャップに強い憧れを抱いており、ライアンの育成ストーリーにおいても要所要所で彼女と顔を会わせる機会がある。
オグリもライアンとはそれなりに仲が良いらしく、畑で種蒔きするライアンをトレーナーと共に手伝うイベントも見られる。
何気にゲームセンターnamcoとのコラボではちゃっかりマックイーンらを差し置いて最初に限定書き下ろしデザインが公開されたりと(一応後にマックイーンらのデザインも公開)、要所要所で出番はちょくちょくある。
容姿・デザイン
前髪から後頭部まで伸びる大きな白いメッシュと焦茶色のベリーショートな髪型がトレードマーク。
このベリーショートには元ネタがあり、元馬のメジロライアン号がたてがみの根元に夏癬(寄生虫病の一種)を発症したことがあり、それ以来たてがみを短く刈り込み「ライアンカット」と呼ばれていたことが由来。
アプリゲーム版の名称は[ストレート・ライン]。
野球ユニフォームによくある縦縞シャツを捲って結ぶヘソ出しスタイルで、メジロ家のウマ娘の中でも露出度が高い。胸元にはデカデカと「Ryan」の名前が書かれている。メジロ家らしくカラーは緑と白が基調だが、下半身のショートパンツは黒。本人はこの勝負服を動きやすいと中々気に入っているそうだ。
2023年のイベントストーリー第22弾『スイートメモリー・ティータイム』にて初登場した2着目の勝負服。ストーリーのタイトルと同名の作中にある架空の少女漫画作品『スイートメモリー・ティータイム』(※)に登場するマスターをイメージして専門に製作された服。
文字通り喫茶店のマスターの如くマニッシュな格好となっており、通常勝負服よりも露出の少ないスタイルである。なお、イベントストーリーでは中盤までは頭の花飾りは訳あって付けていないため、ウマ娘では珍しい「途中まで髪型が通常と同じままの新衣装」だったりする。
(※)女子高生の「光」が2人の男子との間で揺れ動く恋愛もの。そこに登場する主人公のバイト先のマスターがライアンのイチオシのようだ。既にそこそこ連載が進んでいるらしく、マーベラスサンデー曰くマヤノトップガンも全巻揃えているらしい。
ちなみに当漫画のあらすじを、ライアンが身近なウマ娘の代役をたてて紹介しており、ヒロインの「光ちゃん」をメジロマックイーン、「峰くん」をメジロパーマー、「加賀くん」をメジロブライトが演じている。これには元ネタがあり、「峰くん」はパーマーの幼名「輝峰」、「加賀くん」はブライトの名前の由来である金沢行特急「かがやき」から。そして「光ちゃん」はライアンの幼名「輝光」からなのだが、演じているのが幼名を持たずデビュー前は期待されていなかったマックイーンなあたり、ライアンの心の闇の深さを感じてしまう。
- 私服(アプリゲーム版)
性格に反してかなり大人びた雰囲気の衣装。腕にはリング、首にはネックレスと小物類も凝っている。見方によっては鍛えた筋肉の主張を服で抑えるというボーイッシュなライアンとは相反するファッションにも見える。
- 爽快!ウイニングショット!
アプリゲーム版のSSRサポートカードのイラストにて見られる私服。
通常の私服と打って変わってライアンらしく動きやすさを重視した薄着となっており、一部のファンには「普段着ている私服はメジロ家のおばあさま辺りに買って貰ったものなのでは」とも推測されている。一応この説に従うならば、このサポートカードの服装がライアン本来のセンスということになる。
マンガ版
ウマ娘シンデレラグレイ
第84Rで他のメジロ家の面々と共に後ろ姿だけ登場。第159Rではメジロ家の面々(メジロアルダン・ラモーヌ・マックイーン・パーマー)が顔を揃える中、1人だけ後ろ姿で登場、筋トレに励んでいた。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1
第7話、第10話で天皇賞に出走。第13話の有馬記念では5着。
当時ウマ娘化していなかったメジロブライトに該当する役割で登場していると思われる(なお、ブライトは2021年11月19日にビジュアルが公開され、ゲームでは同日に育成で追加されたメジロドーベルの育成ストーリーに登場した)。
サイレンススズカのリハビリ、復帰戦の場面ではナイスネイチャ、ウイニングチケットと登場。
第10話ではメジロマックイーン、メジロドーベルと一緒に食事する場面が描かれた。
また、CVの土師は、特技のフランス語を活かして、第9話のモブの女性、第12話のブロワイエのトレーナーなども兼任している。
Season2
W主人公のメジロマックイーンやトウカイテイオーとは現役時代は重なっていたが、ドーベルと並びあまり出番はなかった(第1話で願掛けのために絵マを奉納したり、ツインターボがバテてマックイーンがダイサンゲンに敗れた、史実では1991年に相当する有馬記念では白塗りのモブで登場するなどはあった)。
Blu-ray2巻特典の『ウマ話~メジロパーマー編~』ではメジロ家繋がりでちょこちょこ登場しており、マックイーンと並んでパーマーにはその実力を含めて尊敬されていることが明かされている。
Season3
台詞こそないが、第10話の地域合同イベントにて「メジロライアンマッスルブートキャンプ」を開いていたらしいが詳しい内容は不明。なお、主治医やじいや、ドーベルと共にチームスピカの開催する執事喫茶にも来店していた様子。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に歴代ウマ娘の1人として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「だから私はここへ……"勝ち"に来たんだ」
☆1の育成ウマ娘とSRサポートとして初期から登場。
メインストーリー第1部では第1章や最終章前編とメジロ家繋がりで出番が多く、最終章では同じチーム出身のメジロブライトを勝利に導くために時に厳しく、時に優しく彼女を支えた。
自身の育成ストーリー本編ではクラシックではライバルのアイネスフウジンとの対決や偉大な先人であるオグリキャップ、そして憧れの存在でもありライバルでもある盟友メジロマックイーンとの激戦を通して具体的な目標をあまり持たなかったスポーツ少女が少しずつ成長していく様が描かれる。
ストーリーイベントには第11弾『羽ばたきのRun-up!』にて登場。トレセン学園のトライアスロン大会にメジロブライト、スペシャルウィーク、マチカネタンホイザの面々と共に参加することに。ちなみにチーム名は「チームマッスル」だった。
劇中ではチームのリーダー格として、サクラバクシンオーやメイショウドトウと対決する。 第15弾『シーク・ソルヴ・サマーウォーク!』では名前のみ登場。メジロドーベルの新衣装[バカンス・サフィール]をコーディネートしたのは他でもないライアンなことが明かされている。
第22弾『スイートメモリー・ティータイム』では事実上の主役として参戦。親友アイネスとおばあさま、喫茶店の主人の強い押しから期間限定のマスターを任命される。マーベラスサンデーやビコーペガサスたちの協力も借りつつ自分なりにマスターの仕事を懸命に務めるのだが…?
なお、2022年4月1日から開催されたスマートファルコンの「みんなでトップウマドルプロジェクト」のイベントページには初日にファル子と共に登場、どうやら自分を鍛えるついでに彼女のトレーニングを手伝っていた様子。
Twitterでの宣伝映像では明らかに腹筋や腕立ての速度がファル子より速い姿も見せている。流石はライアン。
育成ウマ娘
- ☆1[ストレート・ライン]メジロライアン
- 燃えろ筋肉!(☆1~☆2)
レース終盤のコーナーで前の位置につこうとして加速力が少し上がる。
- レッツ・アナボリック!(☆3~)
レース終盤のコーナーで前の位置につこうとして加速力が上がる。
- 厳密な発動条件はレース終盤のコーナーで現在順位が下位30%付近(18人だと大体12~14位)。新潟レース場の外回りだと発動が出来ない(終盤が直線オンリーの為)。
初期から実装されている一人ではあるが、育成難易度は上位と言ってもいい。
中距離適性の高さに対して、育成目標ではクラシック三冠・春シニア三冠路線・有馬記念連覇路線の関係で長距離レースを4回も走らされる。
しかもライバルで固定出現するのが逃げで事故に期待しづらいアイネスフウジン、圧倒的スタミナですりつぶしてくるマックイーン、そして芦毛の怪物オグリキャップと錚々たる顔ぶれが立ちはだかる。幸い、1着指定があるのはデビュー戦とシニア宝塚記念、シニア有馬記念と少ないが、ストーリー無縁のテイエムオペラオーなどが出しゃばってきて上位入着を拒まれる場面は多々あるし、何より成績が下がりがち。
最大の問題としてはライアン自体の長距離適性がBな上に、長距離を走る体力となるスタミナも根性も成長補正がない事で、慣れるまではスタミナカードを編成したり、回復スキルを早めに取得するなどして対策したいところ。
作戦は先行・差しに適性があり、固有スキルも差し型なので「差し」を意識して育てるのがセオリー。
固有の発動条件がかなり厳しめであり、発動ポイントまでに順位を上げすぎて不発するケースが多々ある。特に育成中は、半数以上がステータス的に見劣りするモブウマ娘で占められているため、発動することのほうが珍しいほど。こうなるとライアンは固有スキル無しで戦わねばならないのも、育成難易度を跳ね上げる遠因になっている。
ただし「終盤のコーナー」指定の加速スキルというのは、多くのレース場で最速かそれに近い発動が狙える有効な加速スキルとなるため、差し・追込ウマ娘に継承させる「親」としての価値は非常に高い。
また、史実で娘となるメジロドーベルもかなり固有の条件が似通っており、継承相性も良いため、ライアン継承ドーベル(やドーベル継承ライアン)は、非常に強力なラストスパートエンジンとして機能するテンプレ構成の一つ。
本人はパワー型で、道悪○や雨の日○を自前習得できる中距離型。特に勝鞍の宝塚記念、その他だと皐月賞などと好相性。
固有的にはマイルなど短めの距離だと機能しやすく、2400m以上の中長距離ではあまり有効に機能しない。また、少人数立てレースになるほど発動条件が厳しくなり、チャンピオンズミーティングでは9人中6位でしか発動しなくなってしまう。
- ☆3[マーガレット・ラッテ]メジロライアン
2023年バレンタインのストーリーイベント「スイートメモリー・ティータイム」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
麗しき実力者
メジロの冠名がつくウマ娘にGⅠで1回以上勝利し、菊花賞、宝塚記念、有馬記念で勝利して、ファン数が240000人以上になる。
- シニア級の宝塚記念で目標1位でメジロマックイーンが必ず出るのでこの二つはクリアできる。有馬記念も同様に目標で1位があるが、菊花賞ではマックイーンが必ず出るのでここで勝利するのが難関。
特殊実況
シニア級の宝塚記念で優勝する。
※ただしクラシック級の有馬記念で優勝してると二大グランプリ制覇の実況が優先されて聞けなくなる。
サポートカード
- SR[鍛えて、応えて!]メジロライアン
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSRサポート。タイプはパワー。
- SSR[爽快!ウイニングショット!]メジロライアン
2021年7月12日にメジロアルダン(SRサポート)、フジキセキ(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSSRサポート。タイプは根性。
- SR[鼓動が速まるクールダウン]メジロライアン
リリース1周年となる2022年2月24日に実装されたSRサポート。タイプはスタミナ。
競走馬『メジロライアン』
「本当の強さは、誰も知らない。」
※「ヒーロー列伝」より
1987年(昭和62年)生まれの鹿毛の牡馬(90世代)。父はアンバーシャダイ、母はメジロチェイサー。母の母シエリルはメジロマックイーンの父の母でもある。
主戦騎手は後に「天才」とも称された名手にして、近年若手騎手として注目されている横山和生・横山武史兄弟の父としても知られる横山典弘。横山騎手は当時デビュー4年目の若手で優れた騎乗技術を高く評価された一方、素行不良の問題児でもあった。
奥平真治厩舎に入厩後、1989年(平成元年)にデビュー。デビュー戦は2着に終わった上次走も6着となり、更に骨膜炎を発症して休養を余儀なくされるが、その間に馬体が良化していった。同年10月の未勝利戦で復帰後は奥平調教師の甥でもあった横山騎手に乗り替わり、以後横山騎手が主戦を務めることとなる。
その後は数度の敗北を挟みつつも勝利を重ね、1990年(平成2年)にジュニアカップを勝利してオープン入り。その勢いのまま弥生賞を勝ってクラシック戦線の有力馬と目されるが、皐月賞では2番人気の3着。
日本ダービーでは1番人気に推されるもアイネスフウジンの2着。秋は京都新聞杯を1番人気に応えて優勝し、本番の菊花賞を1番人気で迎えてレースに臨むが「メジロはメジロでもマックイーンの方だ!」。ライアンは3着だった。有馬記念は復活を遂げて有終の美を飾ったオグリキャップの2着。
1991年(平成3年)の中山記念はユキノサンライズの逃げ切りを許して2着。天皇賞(春)ではメジロマックイーンが初の「親子3代天皇賞制覇」を成し遂げた傍らでライアンは4着。この結果の前にメジロ牧場側からは横山騎手を主戦から降ろす声も出始め、横山騎手も「勝ちきれないのは自分が悪い」と騎乗ミスを認めていたが、周囲の説得により引き続き鞍上を務めることになる。
そして、宝塚記念は先行して早めに先頭へ出たままで押し切り、メジロマックイーンに1馬身半差を付けて優勝。マックイーンとは3度目の対戦で初めて先着し、念願のGⅠタイトルを手にした。この後、屈腱炎を発症し休養し、有馬記念で復帰するが12着に終わる。
年明けの1992年(平成4年)、AJC杯は1番人気で6着。日経賞では1番人気で1着。
しかしまたもや屈腱炎が再発してしまい、復帰を目指すものの最終的には引退を決断。1993年(平成5年)から種牡馬となる。
初年度産駒からメジロブライト、メジロドーベル、エアガッツを輩出。
種牡馬成績ではメジロマックイーンを上回っているが、メジロブライトが早逝してしまったため、後継種牡馬を残せなかったことが惜しまれる。
2007年に種牡馬を引退した後はメジロ牧場で功労馬として繋養され、メジロ牧場閉鎖後はその設備を引き継いだレイクヴィラファームで引き続き余生を送っていたが、2016年3月27日、老衰のため29歳で死去した。
横山騎手は先述したようにライアンの現役当時は問題児であり、「ライアンが一番強い」と言い続けていたが、自身の騎乗ミスもあってライアンの敗戦が続いたことで、自身を見つめ直すきっかけになったという。
ライアンが現役を引退した後の2001年に受けたインタビューでは、「今日の僕があるのはライアンがいたからです。僕のことを成長させてくれた、いいパートナーでした。クラシックを勝てなかったのは、僕が未熟だったからライアンが勝たせなかった。レースはそんなに甘いもんじゃないよ、と厳しさを教えてくれました。もし僕が簡単に三冠を取ったりしていたら、もう成長の止まったどうしようもない騎手で終わっていたでしょう。伯父さんや小島浩三さん(ライアンの担当厩務員)や、北野のおばあちゃん(当時のメジロ牧場オーナー・北野ミヤ女史)や、多くの人に支えられて勝てた。一人で頑張っても、だめだということがよくわかった。それをわからせてくれたのもライアンなんです」と語っている。
ライアンが死去した際は資金提供を行いレイクヴィラファーム内にライアンの墓を建立した他、雨が降る中で行われたライアンの納骨式に参列してコメントを述べている。
(ライアンの納骨式で挨拶を述べる横山典弘騎手)
ちなみにたてがみの根元に夏癬(寄生虫病の一種)を発症したことがあり、それ以来たてがみを短く刈り込んでいた(通称「ライアンカット」)。ウマ娘のメジロライアンのビジュアルはこれが元である。
またウマ娘における勝負服が野球ユニフォーム風なのは、名前の由来がアメリカのプロ野球選手ノーラン・ライアンだからである。
1990年(平成2年)の有馬記念、フジテレビの実況ではゴール前大川和彦アナが「オグリキャップ!」しか言わないので、解説席の大川慶次郎は後ろから伸びてきた「ライアン!」にも触れるべきと思って声を上げた。このエピソードは後に明石家さんまが面白おかしく話したことで広まり、「大川慶次郎と言えばメジロライアン」のイメージが定着した。(また、この時の大川氏の滑舌が悪かったことから、メジロライアンは「りゃいあん」の愛称で一部ファンから呼ばれている)
ゲーム版におけるメジロライアンの育成ストーリーでは、大川氏のトレードマークであった「ベレー帽」を被った紳士が登場する一幕がある。そのセリフの一言目も「ライアン!ライアン!」である。
関連イラスト
関連項目
- メジロラモーヌ(ウマ娘):同じ奥平真治厩舎所属。産駒が2頭おり、子孫にはグローリーヴェイズ(香港ヴァーズ2勝)がいる。
- メジロアルダン(ウマ娘) :同じ奥平真治厩舎所属。ダービー2着の共通点もある。
- メジロマックイーン(ウマ娘)、メジロパーマー(ウマ娘):同期(90世代)。元馬がいずれも宝塚記念に勝利している繋がりも(このうち有馬記念を制しているのはパーマーのみ)。
- メジロドーベル(ウマ娘)、メジロブライト(ウマ娘):姉のように慕われている。史実ではライアンの産駒。
- 同期(90世代(ウマ娘))
- アイネスフウジン(ウマ娘):3戦中、ライアンの1勝2敗(90年弥生賞、90年皐月賞、90年ダービー)
- メジロマックイーン(ウマ娘):4戦中、ライアンの1勝3敗(90年菊花賞、91年天皇賞(春)、91年宝塚記念、91年有馬記念)
- メジロパーマー(ウマ娘):91年天皇賞(春)で対戦
- ダイタクヘリオス(ウマ娘):91年有馬記念で対戦
- ダイイチルビー(ウマ娘):対戦なし。
- イクノディクタス(ウマ娘):対戦なし。
同期以外で対戦経験のあるウマ娘
- オグリキャップ(ウマ娘)、ヤエノムテキ(ウマ娘)、メジロアルダン(ウマ娘):90年有馬記念で対戦
- バンブーメモリー(ウマ娘):91年宝塚記念で対戦
- ツインターボ(ウマ娘)、ナイスネイチャ(ウマ娘):91年有馬記念で対戦
主戦が横山典弘騎手繋がり
史実の勝ち鞍繋がり
- 宝塚記念勝利馬モデル繋がり
※マックイーン、パーマー、ゴルシを除く。
〇:有馬記念も制覇。
- その他制覇した重賞レース繋がり
※モデル馬がクラシック3冠レース未勝利または出走していない場合は◎。
- ウイニングチケット(ウマ娘)、スペシャルウィーク(ウマ娘):弥生賞・京都新聞杯両方制覇
- シンボリルドルフ(ウマ娘):弥生賞・日経賞両方制覇
- ミスターシービー(ウマ娘)、サクラチヨノオー(ウマ娘)、フジキセキ(ウマ娘)◎、ナリタトップロード(ウマ娘)、アグネスタキオン(ウマ娘)、サトノクラウン(ウマ娘)◎:弥生賞のみ
- ヤエノムテキ(ウマ娘)、ナイスネイチャ(ウマ娘)◎、ミホノブルボン(ウマ娘)、マチカネフクキタル(ウマ娘)、アドマイヤベガ(ウマ娘):京都新聞杯のみ(その他にもカツラギエースも同レースを制覇)
- ライスシャワー(ウマ娘):日経賞のみ(その他にもセイウンスカイ、メイショウドトウも同レースを制覇)
血縁
サクラバクシンオー(ウマ娘):母サクラハゴロモはアンバーシャダイの全妹で、人間で言えばメジロライアンとは従兄弟。