バーサーカー(Fate)
ばーさーかー
概要
英霊に「狂」の付加要素を許諾させるだけで該当できるクラス。召喚呪文に特定の一節を組み込むことでクラスを指定して召喚できる。
配属条件は生前に「発狂した伝説がある」もしくは「狂気的ともいえる在り方や行動をとっている」こと。また聖遺物を用意したクラス指定召喚の場合は指定先の英霊が狂化を受け入れるかどうかにもよる。
常に全力全開での戦闘を主とするため、サーヴァントの中でも特に魔力の燃費が悪いマスター殺しでもあり、第四次までの聖杯戦争で召喚されたバーサーカーは皆マスターの魔力切れによる自滅で敗退したという。
凛曰く「並のマスターじゃそこいらのマイナーな英霊がバーサーカーになった程度でも制御しきれない」とのこと。
クラス別能力 / クラススキル
狂化 | 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。 |
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基本的にランクが上がるごとに上昇するステータスの種類が増える。Bランク以上だと全能力が上昇する。Cランクは筋力、耐久、敏捷だけが上昇する。Dランクでは筋力、耐久だけが上昇する。Eランクは基本的にステータス上昇の恩恵を受けないとされ、無いに等しかったり、条件次第で上昇するものがいる。
生前のエピソードによってそのランクは左右され、生前の人格が狂気的なほど高く、基本戦闘力が大幅に上昇する反面、令呪を以てすら制御できない状態に陥る。一部の技術や技量を必要とする宝具なども使用不可能になり(令呪を用いれば本来の能力として発動できるケースもある)、さらに理性や正常な判断能力を失ってしまうため、戦闘時の制御が極めて難しい。逆に言えば特定の思考に基いてしか行動しないため、行動パターンを理解・誘導できればもっとも従順かつ扱いやすいクラスとなる。
『stay night』時点では「狂化している為かつての武装と剣技を失っている」というデメリットが存在したのだが、以降の作品では皆武器系の宝具を当たり前のように持ってきており、初代バーサーカーは元の能力があまりに多様だったが故にそのような弊害を受けていたことになる。
逆に生前の人格が狂気と程遠い場合はランクは低く、一定の理性の獲得や意思疎通が可能となる代わりに、強化されるステータスの種類が減る。主にクラス指定召喚ではこの場合が多い。
ただし、ここでいう狂化レベルとはサーヴァントの凶暴性ではなく、制御性=倫理や損得勘定が通じるかどうかのことである。故に狂化レベルが高い場合でも理性的に行動する者もいるが、その一方で特定の事に触れられると他者の干渉ではおおよそ制御不能なぐらいの異常性を見せている。その為に一見は狂戦士とは思えないほど穏やかな振る舞いや慈愛を見せることがあるが、在り方が異なる者や根本的な部分がおかしい者も多い。その発狂の方向性は主に個人に由来するものであり、そのような内面が表に出ているのも特徴と考えられる。
実際に頭バーサーカーなサーヴァントはこのクラスではなく、三騎士に多い。
なおこのスキルの影響なのか属性における性格の項が「善」「悪」「中庸」の3つから外れた「狂」となる者が何人か存在する(というよりも最初と2人目が共に属性狂だったので、当初はバーサーカーは必ず狂だとファンからは思われていた)。
基本ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 |
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C | D | D | E | E |
実際のバーサーカーの幸運値の平均は、基本ステータスよりも高い。
Observer on Timeless Temple
『邪竜百年戦争 オルレアン』
初恋の人に裏切られた怒りと哀しみの力で竜となった少女。嘘を何より嫌う。
詳細は清姫(Fate)を参照。
後年に積み上がった伝説の影響で、吸血鬼として召喚されたヴラド三世。
詳細はヴラド三世(バーサーカー)を参照。
『永続狂気帝国 セプテム』
詳細はタマモキャットを参照。
月に魅入られ、狂気の暴君に堕ちたローマ帝国第3代皇帝。
詳細はカリギュラ(Fate)を参照。
かの征服王の好敵手たるアケメネス朝ペルシャの大王。
詳細はダレイオス三世(Fate)を参照。
『封鎖終局四海 オケアノス』
人と神獣の間に生まれた牛頭の魔人。伝説に似合わず根は優しく、見た目には違わず力持ち。
詳細はアステリオス(Fate)を参照。
「血斧王」の異名を持つヴァイキングの王。恐ろしい魔女を妻に持つ。
詳細はエイリーク・ブラッドアクス(Fate)を参照。
『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』
クリミア戦争にて衛生兵として従軍し、後の看護師の地位を確立した女性軍人。「小陸軍省」と呼ばれた不撓不屈の女傑。
詳細はナイチンゲール(Fate)を参照。
女王メイヴの願いによって存在を捻じ曲げられ、無情のままに全てを鏖殺する狂王となったクー・フーリン。
詳細はクー・フーリン・オルタを参照。
北欧叙事詩の竜殺しの大英雄。丸腰のまま魔獣グレンデルを討伐した剛力無双の戦闘狂。
詳細はベオウルフ(Fate)を参照。
Epic of Remnant
『伝承地底世界 アガルタ』
全身凶器のアマゾネスの女王。ある英雄の存在と「美しい」という言葉を異常なまでに嫌う。
詳細はエルドラドのバーサーカー及びペンテシレイア(Fate)を参照。
地底世界に突如として出現した「歩く天災」と恐れられる巨人。ヘラクレスによく似た姿をしているが…?
NPCとしてのみ登場。
詳細はメガロス(Fate)を参照。
Cosmos in the Lostbelt
『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』
全ての神性を取り込み、破壊と再生を繰り返す絶対神となった授かりの英雄の異聞の姿。
詳細はアルジュナ・オルタを参照。
やんちゃ時代の精神のまま召喚された哪吒。
NPCとしてのみ登場。
詳細は哪吒(バーサーカー)を参照。
『死想顕現界域 トラオム』
英雄ジークフリートの妻。あらゆる手段を用い、愛する夫の仇討ちを果たした狂気の復讐者。
詳細はクリームヒルト(Fate)を参照。
踊り子衣装に身を包んだ妖艶な少女。洗礼者ヨハネの首を手に入れた伝説のファム・ファタール。
詳細はサロメ(Fate)を参照。
イベント限定サーヴァント
『鬼哭酔夢魔京 羅生門』
京都を荒らし回った大江山の鬼の一人。酒呑童子の義兄弟。
『羅生門』ではレイドボスとして登場し、後に下記の『鬼ヶ島』にてプレイアブル実装を果たした。
詳細は茨木童子(Fate)を参照。
『ミステリーハウス・クラフターズ』
ミノタウロスの迷宮を築いたことでも有名なギリシャの超絶名工。本人は右腕のみ召喚され、少女の姿をした人形が意思表示を行う。
NPCとしてのみ登場。
詳細はダイダロス(Fate)を参照。
ゴッホの実弟でもある画商。
本来は幻霊であったはずだが……?
NPCとしてのみ登場。
詳細はテオドルス・ヴァン・ゴッホ(Fate)を参照。
サーヴァント・ユニヴァース
『チョコレート・レディの空騒ぎ 復刻拡大版』
甘い香りに誘われて、サーヴァント・ユニヴァースより迷い込んだ同居人。ヒロインXのコピーであり、暗黒騎士団ダーク・ラウンズ最後の生き残り。
詳細は謎のヒロインX〔オルタ〕を参照。
3度目のハロウィンにて初登場し、『救え!アマゾネス・ドットコム』にて霊衣としてプレイアブル実装。
サーヴァント・ユニヴァースからやってきたパワフルな運送業者。どこからどう見てもペンテシレイア本人だがあくまで別人。
詳細はアマゾネスCEOを参照。
ぐだぐだイベント
『ぐだぐだ明治維新』
天下人秀吉の側室である超絶ワガママプリンセス。何かと金のかかる困った女だが、我が子には深い愛を注ぐ母性の人。
詳細は茶々(Fate)を参照。
人呼んで「幕末のバーサーカー」。新選組副長を務め、「鬼」と恐れられた最後のサムライ。
詳細は土方歳三(Fate)を参照。
ひたすらに進撃する屈強な鎧武者。戦国時代に名を轟かせ、織田家に忠義を尽くした重臣。
NPCとして登場。
詳細は柴田勝家(Fate)を参照。
茶人の代名詞として知られる堺の豪商。ある事情により、妙な影のようなものを伴った少女の姿で現界している。
詳細は千利休(Fate)を参照。
『ぐだぐだ超五稜郭』
新選組二番隊隊長。剣術は爆発(比喩なし)である。
詳細は永倉新八(Fate)を参照。
水着サーヴァント
「わし…ロックスターになる!」
詳細は織田信長(水着)を参照。
ルルハワの地にてアヴェンジャーからクラスチェンジした邪ンヌ。復讐の炎を燃やす猛々しい姿はどこへやら、夏コミの準備と創作活動に魂を燃やす。
詳細はジャンヌ・オルタ(水着)を参照。
夏のラスベガスにてセイバーからクラスチェンジした武蔵ちゃん。星条旗ビキニにガンブレードを引っ提げ、欲望全開で暴れ回る。
詳細は宮本武蔵(水着)を参照。
湖でのキャンプにてランサーからクラスチェンジしたブリュンヒルデ。いつも以上に殺意(愛)が暴走している。
詳細はブリュンヒルデ(水着)を参照。
カリブ海の島にてアーチャーからクラスチェンジしたなぎこさん。水着でも相変わらずパリピ。なんかあの宇宙に関係あるっぽい武器をブン回す。
詳細は清少納言(水着)を参照。
北極のテーマパークにてセイバーからクラスチェンジした伊吹童子。人理修復をぶん投げて「永遠の夏」がコンセプトの特異点を作り出す。
詳細は伊吹童子(水着)を参照。
ハワトリアの地にてキャスターからクラスチェンジしたアルキャス。二本の聖剣をお供に従える。
詳細はアルトリア・キャスター(水着)を参照。
『もっと』より参戦。
女主人公がうどん生地と聖杯の泥を触媒にして生み出し自ら育てたサーヴァント。
すごくデカい幼女。西部開拓者達の功績が、働き者の巨人という一つの形を持ったもの。
詳細はマンガで分かるバーサーカーを参照。
本編
詳細はバーサーカー(Fate/SamuraiRemnant)を参照。
聖書士師記に語られる、剛力のギフトを授かった勇士。語られる全ての逸話が敵を殺した事しか書かれていない生粋の狂戦士。
詳細は逸れのバーサーカーを参照。
その他公式で適性があると明言されている英雄
余談
元々は弱い英霊を強化するために用意されたクラスであるが、原作において弱い英霊が狂戦士になることは殆ど無く、元から上位の能力を有した英霊が結果的に弱体化している場合が多い。
その為「バーサーカー以外のクラスだったほうが強かったのでは?」という意見も後を絶たない。
ただし、第四次と第五次の聖杯戦争では、共にバーサーカーがクラス指定で召喚されており、それぞれに理由が存在する。