生きるがいいマスター。
必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。
プロフィール
真名 | カルナ |
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クラス | ランサー |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 65kg |
出典 | マハーバーラタ |
地域 | インド |
属性 |
|
イメージカラー | 暗中に輝く鋭利なる黄金、赤、黒 |
特技 | ポジティブシンキング |
好きなもの | 友情・努力・和解 |
苦手なもの | コミュ力という言葉(Apo)、コミュニケーション(FGO) |
天敵 | |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | |
CV | 遊佐浩二 |
アーチャー、ライダーなどにも該当。
概要
『Fate/Apocrypha』に登場するランサークラスのサーヴァント。
『Fate/EXTRA CCC』でのマスターであるジナコからはマイナー呼ばわりされているが、日本での知名度が低いだけであり、実のところギルガメッシュやガウェインに並ぶ力を持つ強力なサーヴァントである。また、ギルガメッシュほどではないが『Fate』シリーズを跨って多くの作品に出演しているキャラクターでもあり、どの作品においても安定した活躍と魅力を提供し続けている。
真名
インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する不死身の英雄、「カルナ」。
『マハーバーラタ』の主人公アルジュナの宿敵にして生き別れの兄でもある。
母・クンティーがアルジュナの父・パーンドゥの妃となる前に、マントラによって太陽神・スーリヤとの間に産んだ子。不死身となる黄金の鎧を着て生まれたが、未婚の母となることを恐れたクンティーに川に流され捨てられてしまう。その後御者の家に拾われ自分の出生を知らずに育つが、師匠からの奥義伝授・アルジュナとの弓比べといったものへの挑戦権を低い身分のせいでことごとく認めてもらえないという不遇に甘んじることになる。そんな中で、唯一自分を認めてくれたカウラヴァ百王子長兄であるドゥリーヨダナと共に、アルジュナ達パーンダヴァ五兄弟と敵対する。
しかし、これまた戦車が動かなくなる呪い・ピンチにブラフマーストラの使い方を忘れる呪い・父から授かった黄金の鎧を奪うアルジュナの父インドラの奸計・決戦時に戦意を削ぐようなことばかり言ってくる御者、と様々な妨害により実力を出せずに、遂にはアルジュナに敗北し死亡する。
呪いの影響や鎧をとりあげられていない場合の実力は、アルジュナに比肩するとされている。
カルナは死後、父親であるスーリヤと一体化したと言われている。
人から「施しの英雄」と呼ばれ、何かを乞われたり頼まれた時に断らない事を信条とした聖人。
非常に高い能力を持ちながら、生まれと育ちに恵まれず、血の繋がった兄弟と敵対する悲劇を迎え、様々な呪いを受け、その真価を発揮する事なく命を落とした英雄――それがカルナである。
人物
一人称は「オレ」。
白い肌と白髪、青い瞳と近寄り難い雰囲気を放つ鋭い眼光が印象的である、金色の鎧に身を包んだ青年(黒い手足部分の解釈はメディアによって様々であり、肌とも衣服とも表現される)。極めて寛容な性格の持ち主であり、あらゆる苦難・理不尽すら全て「それもあり」と受け入れ、それでいて全てを恨むこと無く、他者からの恩義には必ず報いるという、義理堅く底抜けに前向きな人物。
大らかな価値観であるため、彼が激昂する場面は殆ど描写されることは少ないが、機嫌を損ねたり不快感を覚えたりすることが皆無という訳ではなく、極稀にだが怒りを覚えることはある(例としてはアルジュナに自分を無視された時や、あまりに的外れな言い草で戦友を侮辱された時)。
また相手の本質を見通す能力を持つが、実直すぎるが故に歯に布着せぬ物言いや言葉足らずなところがあり、カルナは相手の全てを肯定し賞賛しているつもりでも、相手には煽りや皮肉に受けとられてしまうコミュ障。言葉を省いて簡潔にしたがる点や、朴念仁なところが拍車をかけている。
端的に纏めると「一言多いように見えて、一言足りない」。
例:「細かすぎる、小難しくしか言えないのか」(訳:「随分と細かく指示を出すな?大変だろうしもう少し大雑把でいいぞ」)
例2:「オレが上回っただけだ、お前が気にすることではない」(訳:「今回はたまたま自分が勝ったけど次は分からない、この事を引き摺らないで鍛錬を続けたら自分を超えるかもしれないね」)
一方で他者からの指摘、特に自覚が及んでいない点を直球で指摘されることに脆い一面があり、ジナコに言葉足らずな欠点を指摘された時や『Fate/Grand Order』における第五特異点でのナイチンゲールとの会話でショックを受けている場面が描かれている(特に前者)。なお、マスターに関しては苦言を呈する事はあるが、本人はあくまでマスターの自主性に任せるスタンスを貫いている。
全く偽ることを知らず、全てを素直にさらけ出し、驕らず、阿らず、悪と呼ばれようと義と信念に殉じて戦う、これ以上にない真正の英雄。常に謙虚に構えて自己を損じて評価するが、その清々しいまでの誇り高い精神性に誰もが言葉を失くし、敬意の念を禁じ得なくなる。神の王と呼ばれるインドラすら、彼の悟りの境地と言える“無我”の精神性に胸打たれ、神槍を貸し与えたほど。故に彼と対面する者は十中八九己が器量の不完全さを突き付けられ、劣等感に苛まれるという羽目になる。
気高く無欲な人格者だが、ただひとつ生涯のライバルたるアルジュナとの確執だけは拭い切れようもなく、彼を前にすると何時もは見せることのない闘争心と積極性を見せる。基本的には無益な闘争は避けようとするが「戦士」の矜持を持ち出して決闘を望まれれば、理由次第でそれに応じる武辺者としての顔も持つ。彼自身も「戦士」という矜持と立場に一念があり、その情念に火を点けてくる猛者との戦いには感謝の念を抱いており、自らに挑む者には全力を以って応えようとする。
原典の神話においては、パーンダヴァ五王子の妻であるドラウパディーを賭博の場で侮辱した事がパーンダヴァ陣営に恨まれた最大の要因とされているが、現時点ではその辺りの話は語られていない。型月世界のカルナには、フォローや賞賛の意図で発した不器用な一言が罵倒と受け取られて怒られるシーンが多々あるため、この時もやはり「一言足りなかった」事が原因だと推測される。
その一方で『EXTELLA』や『LINK』においては、電脳世界における施さないでもいい生活というものにも思う所があったらしく、平和な世界で見回りついでに食べ歩きをしたり「自分の人生を歩みたい」という考えを持つカール大帝の「天声同化」の効果を最も強固に受けていたりしている。
能力
最上級の英霊とされ、最強クラスのサーヴァントであるギルガメッシュやガウェインと同格、あるいはそれ以上ではないかとまで目される程の存在感とそれに違わぬ強大な力を持つ。基本は「魔力放出」で炎を付加した槍を主体としており、単純に炎で遠距離攻撃を仕掛けることも可能。『CCC』では魔力不足からか拳による殴打を主体とし、槍を一瞬だけ実体化させる。それに加えて『FGO』のマテリアルでは「このサーヴァントと契約して勝利できないマスターがいるとしたらそれは戦いに向かない、トップランクに困った性質の人間だろう」とさえ言及されている、公式チート。
もっとも、その分魔力燃費は非常に悪く、武装やスキルを解放するだけで一流魔術師ですら魔術行使に難儀するほどに疲弊するとされる。特に『CCC』では顕著で、マスターの力不足から能力を十全に発揮できていない。しかし『Apocrypha』では、常時展開している黄金の鎧と耳輪以外の宝具の使用を控えた状態で、黒のセイバーと数時間以上戦い続けていたことから、宝具の使用などの魔力消費の多い行動をとらずに戦う分には、燃費の悪さもそれほど問題にはならないようである。
尚、原典では滅多な事では槍を使ってはおらず、弓を使って名を馳せた英雄である。実際、コンプリートマテリアルの記述にはアーチャークラス(とライダークラス)の適性を持っているとある。
『FGO』では、炎を纏わせた「日輪よ、死に随え」による槍術の他に、高速移動しつつ連撃を放ったり、掌の炎を吹いて火炎弾を発射したり、赤い雷撃で形成された複数の槍を投下したりする。
また、他の宝具「梵天よ、地を覆え」「梵天よ、我を呪え」も『Apo』準拠で使用している。
ステータス
※ BBがジナコをバックアップしている間の数値。『Apocrypha』『FGO』のそれより耐久のステータスが上がっているのは、これが原因の可能性がある。幸運のランクが急上昇しているが、本人の自己申告。よって本来はもっと低いランクであると思われる(内部データ的にはDランク相当)。
保有スキル
対魔力(C) | 二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。ただし後述する宝具である黄金の鎧の効果を受けているときは、この限りではない。 |
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騎乗(A) | 幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。『Apocrypha』ではAランクだが、『CCC』ではマスターの適性の低さからなのかBランクに落ちている。※ |
神性(A) | 太陽神スーリヤの息子であり、死後にスーリヤと一体化するカルナは最高の神霊適性を持つ。神性B以下の太陽神系の英霊に対し、高い防御力を発揮する。 |
貧者の見識(A) | 相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙される事がない。天涯孤独の身から弱きものの生と価値を問う機会に恵まれたカルナが持つ、相手の本質を掴む力を表す。 |
魔力放出(炎)(A) | 武器に魔力を込める力。カルナの場合、燃え盛る炎が魔力となって使用武器に宿る。このスキルは常時発動しており、カルナが握った武器はすべてこの効果を受けることになる |
無冠の武芸(−) | 様々な理由から、認められることになかった武具の技量。剣、槍、弓、騎乗、神性のランクが実際のものより一段階低く見える。スキルランクをマイナス1し、属性を真逆のものとして表示するが、真名が明かされた場合消滅する。 |
喜捨の末(−) | 「無冠の武芸」が変化したスキル。詳細不明。 |
※『Apocrypha』がお蔵入りする前の設定によると、『マハーバーラタ』では戦車を駆り、戦場を走る姿が描かれているため、ライダーのクラス適性も備えるほどの騎乗スキルとのことである。
宝具
日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)
- ランク:A++(CCC)/ EX(Apo)
- 種別:対軍/対神宝具(CCC)/ 対神宝具(Apo)
- レンジ:40~99(CCC)/ 2~5(Apo)
- 最大捕捉:千単位(CCC)/ 1人(Apo)
「命令とあらば。」
「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是、この一刺し。インドラよ、刮目しろ。焼き尽くせ!『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!!……是非も無し。」
「天衣無縫、大胆不敵。」
「スーリヤよ、御照覧あれ。最早戦場に呵責無し……我が父よ、許し賜え。空前絶後!『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!!」
黄金の鎧を捨てることを代償としてその姿を現す、雷光でできた槍。
神獣や盾、城等の物理的なものや結界等も含めたあらゆる「存在」という概念を焼灼する「必滅の槍」であり、神をも滅ぼす究極の一撃。相手の「存在」という概念を一片の慈悲もなく焼灼し破壊するとはあるが実際には「幻想大剣・天魔失墜」との撃ち合いでは多少なり拮抗可能であり、槍に触れたものを問答無用で破壊するというものではない。黄金の鎧と引換するという条件から、この宝具を発動した場合には「日輪よ、具足となれ」は破棄されて、それ以後は使用不可能となる。
詳細は該当記事を参照。
日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)
- ランク:A
- 種別:対人(自身)宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
「見よ――これこそが太陽神(スーリヤ)より与えられし、我が鎧と耳輪の輝き。『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』!!」
インド神話において、英雄カルナがその身にまとっていた黄金の鎧と耳輪。太陽そのものの如き輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となったものであるため、神々でさえ破壊は困難とされている。究極の宝具の1つであり、ギルガメッシュの宝物庫にも存在していない宝具である。
原典のインド神話においても、この鎧がある以上カルナは誰にも殺せないと言われた。
神話ではインドラによって奪われたままだが、サーヴァント化したカルナは所持している。
物理・概念を問わずあらゆる敵対干渉を削減する無敵の鎧。神々でさえ破壊困難という設定に違わず、ムーンセルの干渉すら跳ね除ける力を持つ(月と太陽で相性がいい)。これがある限り、ダメージ数値は十分の一しか届かないとされ、鎧を纏ったカルナが損傷を受けたことは皆無に等しいという。劇中では「極刑王」の杭を二千近く受けても擦り傷しか負わなかった。対軍宝具である「幻想大剣・天魔失墜」でも、一撃や二撃の直撃では倒せないという出鱈目な堅牢さを誇っていた。
また、装備者にどのような傷であっても即座に回復する高い自己治癒能力を与える効果もあるらしく、霊核を破壊されていなければ致命傷に近い傷を負っても問題なく回復が可能とされている。
唯一、鎧の内側からの攻撃については防御の対象外とされ、加護の効果は発揮されない。
ただし、上述の驚異的な回復能力に加えて、その気になれば体内に炎を循環させることで不純物を焼き尽くしてしまえるため、明確な弱点とは言えない。強いて言えば、ただ纏うのみでも魔力消費が発生するため、常時展開する場合であればマスターに対しての負担は大きくなることだろうか。
梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)
- ランク:不明
- 種別:対軍/対国宝具
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
「武器など無粋。真の英雄は眼で殺す……『梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)』!!」
敵を追尾して必ず命中する強力な飛び道具。対軍~対国宝具とされる。
本来この宝具は弓なのだが「召喚されたクラスに応じて形を変える」という特性があるためランサークラスでも使用可能となっている。呪いにより、自分より実力が上の相手には使用できない。
詳細は該当記事を参照。
梵天よ、天を仰げ(ブラフマー・ストラ)
『EXTELLA LINK』で使用した『梵天よ、地を覆え』の派生技。
右眼より閃光を発することで、周囲の敵をスタン状態に追い込む。
梵天よ、地を裂け(ブラフマー・ストラ)
同じく派生技。右眼より薙ぎ払うように強烈なビームを放つ。
梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)
- ランク:A+
- 種別:対国宝具
- レンジ:2~90
- 最大捕捉:600人
「アルジュナの真似事では無いがな……我が身を呪え、『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』!!――頭上注意だ、悪く思え。」
ブラフマーストラにカルナの持つ太陽の炎を加えて打ち出すもの。破壊力は核兵器に匹敵する。
『CCC』ではスキル扱い。光槍を敵の頭上遥か高くに投擲し、劫火を降り注がせて焼き尽くす。
高威力そうな見た目に反して投擲行動に攻撃力はないが、使用後2ターンに渡ってランダムにダメージ判定を発生させる(1ターンは6回行動のため、1ターンあたり1~6回/最大12回の追加ダメージを与える)。投擲自体が敵にバッドステータスを与える扱いとなっているという、特殊な攻撃である。
『Apocrypha』原作ではジーク戦において空中庭園外周で使用した描写があるが、詳細不明。
アニメでは空中庭園内におけるジーク戦で使用。『CCC』同様、光槍に焔を纏わせて投擲する攻撃として描かれている。ジークの「幻想大剣・天魔失墜」で相殺され、凄まじい大爆発を起こした。
『FGO』では第2部4章実装に合わせて戦闘グラフィックが刷新された影響で使用するようになり、アニメ版『Apocrypha』と同様に上空に飛び上がりながら槍を投げ放つようなモーションで描かれている。上述したように本来ならば核兵器に匹敵する破壊力のはずだが、そこはゲームの性質上、通常のBuster攻撃の範疇に収まっている。もしかしたらある程度威力の調節が出来るのかも……?
作品ごとの活躍
Fate/Apocrypha
初登場はゲームとしての企画版。ただし、この時点ではほぼ設定のみのキャラクターであり、予定なら『Apocrypha』の後に発売予定だった『Fate/EXTRA CCC』を経た後の小説版で正式登場。
赤の陣営のランサー。本来のマスターは時計塔の一流魔術師である、フィーンド・ヴォル・センベルンであったが、シロウ・コトミネによって半傀儡状態にされている上に、後にマスター権もシロウへ鞍替えさせられる。あらゆる虚偽を見破る力を持つが、シロウはこの能力を警戒してマスター権移譲前は常にマスターを通じて命令を下していたために、カルナ本人はマスターに対し不自然さを感じても疑問には感じていなかった。鞍替え後もシロウの命令に従っているものの、元マスター(センベルン)にも忠義立てしており、彼らを始末しようとするセミラミスに立ちはだかっている。結果として顔を合わせることすらなかった元マスターだが「自分の力を求めてくれた」というそれだけでカルナが戦う理由としては十分であり、マスターの安全を保障することを求めていた。
聖杯への望みは特に無し。だが、物語序盤に一度戦ったジークフリートに生前の宿敵アルジュナの面影を見たことから、彼との決着を望むようになる。総力戦では黒のランサーと対峙し、信仰への信念をぶつけあいながら熾烈な戦闘を優勢に進めて行く。しかし窮地に焦りを覚えたランサーのマスター・ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアによって決闘を無碍にされてしまい、その怒りとランサーへの憐憫を以て、ランサーを吸収して怪物へと堕ちたダーニックの討伐に槍を振るった。空中庭園での最終決戦時に、センベルン含む赤のマスター達が無事に救出されたことが確認された後、ジークフリートとの再戦の約束を果たすべくその力を受け継いだジークと対峙する。
『CCC』と異なり魔力供給万全の全開モードであり、魔力の焔を噴出して周囲を取り巻く宝具の杭を焼き払う、魔力放出により超高高度をジェット機の如く飛び回る、ジークの宝具『幻想大剣・天魔失墜』を唯の槍の一閃で切り裂いて無効化してみせるなど、途轍もない暴れぶりを見せた。
アニメ版の最終決戦に当たる22話では、この回の作画監督・演出を一任された若手アニメーター・伍柏諭氏の采配により、戦闘描写が盛りに盛られまくった結果、空中庭園そのものを破壊しかねない規模のインフレバトルを展開した。設定を作成した原作者・奈須きのこ氏自身もブログ『竹箒日記』にて直接この回に言及した上で「凄まじい、そして素晴らしいものをみた。」と絶賛した。
Fate/EXTRA CCC
企画版『Apocrypha』からのゲスト出演枠。ジナコ=カリギリのパートナー。
本来はランサークラスであるが、前述の通りに「目からビーム」を喩えてジナコから「ランチャー」クラスと命名された。また、とある事情で『Apocrypha』からデザインが若干変更されている。
最強クラスの戦闘能力を持ち合わせていながら、当のマスターがやる気皆無な事から宝の持ち腐れ状態だった。しかし中盤でとある事情から敵に回ったために、その力を身をもって体験することとなる。また嘘偽りなく率直にものを言うことがある意味災いし、知らず知らずの内にマスターに嫌味や皮肉を言ってしまう(本人はあくまでマスターを立てているつもりで悪意は一切ない)事も。
天然なのか、お茶目なのか、それともノリが良いのか不明だが、ジナコのコードキャスト発動時には「発言不明の弾幕」をバックにジナコとともに「荒ぶる鷹のポーズ」をやってのけたりもする。
今作ではマスターであるジナコのスペックが平均以下ということもあって、本来の能力にかなりの制限を加えている他、宝具火力はマスター差によってガウェインに及ばないとも評されている。
彼の専用とも言うべき(公式で明言されてこそいないが)戦闘BGMは『Over the top』。
『Fate/stay night』における、アーチャー対ランサー戦のBGM『激突する魂』のアレンジ。
Fate/EXTELLA
「Fate/EXTRAシリーズ」の続編である今作にも参戦が決定。
太陽神に関連するサーヴァント繋がりである玉藻の前陣営の副官ポジションとして参戦。
キャス狐の陣営に加わった理由は、最初に誘ったのがキャス狐だったから。ただそれだけの縁と義理を全うすべく、彼以外は反英雄(そして問題児)しかいない陣営の良心として戦場を駆け回る。
Fate/EXTELLA LINK
「あらゆる考えを全て是とし受け入れる」性質が仇となり、黒幕の天声同化にかかってしまう。
最初の戦いの後、シャルルマーニュからは「俺以外の誰かに倒される」という直感を告げられており、第一ルートでは宿敵アルジュナとの宝具の打ち合いの末に両者相打ちといった形で退場しており直感が的中する形となった(なおこの際アルジュナは「機動聖都のバックアップを受けている今の自分にはお前達では勝てない」とでも言うようなカルナの物言いに対して「カルナは名を背負ったり肩をかすことはあっても、背後に何かを控えさせ、その名を喧伝するような輩では断じてない」と盛大に解釈違いを起こしており、一刻も早くカルナを消す、と言い放つレベルで憤激していた)。
一方、第三ルートにおいてはある理由から主人公達に立ち塞がるアルテラに加担しており、第一ルートとは逆に何かしらの原因で「天声同化」を受けてしまったアルジュナと共闘して主人公へと挑む。敗れた後は「天声同化」が解けアルジュナと共に主人公陣営に加わることとなった。
エクストラバトルをクリアする事で、青を基調としたコスチューム「梵天の神装具」を入手する事が出来る。更に「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)」のデザインも変わる他、宝具開放時の鎧の変形ギミックも据え置きである。これとは対照的にアルジュナは赤い「炎神の神装具」をコスチュームにできるため、ちょうど原作における衣装とは真逆のカラーリングとなっている。
Fate/Grand Order
2016年のニューイヤー日替りピックアップ召喚で先行登場。
その後第1部5章『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』で実装された。レアリティは☆5。
スカサハに次いで遅れてやってきた最高位(☆5)のランサーであり、それと同時に『FGO』初となる恒常☆5ランサーでもある。CMにおける顔見せではアルジュナとの対決の様子が描かれた。
召喚された時の口上はクラスと真名を読み上げて挨拶するという非常にシンプルなもの。
加えて英語版では、まるで教科書に書かれているような表記になることが話題となっていた。
シナリオにおいてはアメリカを蹂躙するケルト軍に対抗すべく立ち上がったエジソンの大統王軍に手を貸す。第1部5章きっての良心。ある意味では、大統王軍における最後の良識と言える存在である。『CCC』での記憶をかなり詳細に持っているようで、嫌味や皮肉に受け取られる言動を「一言足りない」と指摘された反省からか、今作ではしっかりとフォローも忘れない成長したカルナさんが見られる。むしろ、ナイチンゲールが「そんなんだからニコラ・テスラに負けるのです」とエジソンへ言い放った際には「そこは手加減してほしかった」と頭の中で呻いていたほどである。
各サーヴァントのさらなる人となりを知ることができるクエスト「幕間の物語」も必見。
ただでさえ高潔な精神の持ち主として知られる彼のぐう聖っぷりがこれでもかと堪能できる。
カルナを愛するマスターならば、詳しい内容はぜひとも自分自身の目で確かめてほしい。
そして第2部4章『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』にて、再びメインキャラクターとして登場する。異聞帯となったインドにてカルデア側のサーヴァントとして召喚され、圧倒的な異聞帯の王に立ち向かっていくこととなる。その詳細は物語終盤のネタバレとなるので、リンク先を参照。
また、第2部4章実装に合わせて戦闘グラフィックが刷新された。若干前のめりに構えていた今までと違い、胸を張るようにまっすぐ立つポーズになったため、印象がかなり変わるものとなった。各種攻撃やスキルも演出が強化されており、宝具に至っては鎧を脱ぎ捨てる際に激しい炎に包まれたり、セイントグラフのような真正面からの構図で翼の装飾を展開する新規カットインが用意されてエフェクトもより派手になるなど、単なるモーション改修に留まらない豪華仕様となっている。
2024年水着イベント『セレブサマー・エクスペリエンス!』では水着霊衣「カルナ・夏コーデ」が実装された。それに伴ってバトルモーションが追加されており、ガネーシャと同時に戦闘に出すと、スキル発動時にランダムでこのポーズを取るようになった。本当に仲良いな、この主従は……
漫画版『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では月の聖杯戦争の参加者として登場。
2020年クリスマスイベント『栄光のサンタクロース・ロード』では初の男性のサンタサーヴァントとして主役を務める。通常より修行時代の精神状態に寄っており、心身共に若くなっている。
ゲーム上での性能
コマンドカード | Buster:2 / Arts:1 / Quick:2 |
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スキル1 | 貧者の見識(A) / 敵単体の弱体耐性をダウン+敵単体に宝具封印状態を付与(1T) |
スキル2 | 魔力放出(炎)(A) / 自身のBusterカード性能をアップ+自身の宝具威力をアップ(1T) |
スキル3 | 無冠の武芸(-) / 自身のNPを増やす+自身のスター発生率をアップ(3T)自身のクリティカル威力をアップ(3T) |
スキル3(強化後) | 喜捨の末 / ↑の各値の上昇+スターを大量獲得 |
宝具 | Buster / 敵全体に強力な〔神性〕特攻攻撃〈オーバーチャージで特攻アップ〉 |
宝具(強化後) | ↑+敵全体のBusterカード耐性をダウン(3T) |
スカサハと違い、QカードのHit数とスター生産力が高く、AQQ→EXで12Hitを稼ぎ、なおかつNP獲得も無難にこなせる器用さが持ち味。「貧者の見識(A)」は成功率500%というほぼ確定で成功するレベルの弱体耐性低下に加え、宝具封印は弱体耐性無視。後の二つもバフスキルとして優秀な部類であり、規定ラインと言われるLv4までとりあえず上げるだけでも使い勝手は大きく向上してくる。
宝具「日輪よ、死に随え」は神性特攻の全体B宝具。
長らく宝具強化クエストが未実装であり、弱くはないのだが他の強化クエスト実装済みサーヴァントに比べると……という微妙ラインを彷徨っていた。一応特攻対象に対しては、自バフのみで3万超のダメージは出る。しかし2017年8月にようやく強化クエストが実装。威力の底上げに加え、「バスター耐性ダウンを付与」という珍しいデバフ能力が追加された。惜しいことにデバフが入るのは攻撃後であるため、自身の宝具の威力アップには貢献しないものの、その後のBuster攻撃や相方の他のサーヴァントのBuster宝具とチェインを組む場合、起点として非常に優秀な宝具となった。
そんなカルナの明確な弱点の1つは耐久性の低さが挙げられる。
恒常☆5レアとはいえ、現時点でいる同格のランサーとしては最低のHP。宝具封印でその場凌ぎは可能だが、回避・無敵・防御強化スキルを持たないので、お世辞にも打たれ強いとは言えない。
この他、欠点としては育成コストの高さが挙げられる。
成長もLv30〜50で中弛みする序盤凹型で、最終再臨まで育成しきらないと真価を発揮しない。
再臨素材が地味に重ためで、銅レア素材は(汎用素材の)ランサーピース以外使用せず、銀レア・金レア素材をまとまって要求してくる。しかも、鉄板と言えるサーヴァントであるクー・フーリン等とかなり被っていて不足しがち。もちろん、種火必要数も☆5なので、槍金種火換算で実に377個。
スキル上げも、オールMAXまで育てるには消費の激しい「英雄の証」が216個必要になる。しかしながら、どのスキルも育成すればしただけより効果が期待できる(死にスキルが無い)という、まさに「へっぽこマスターが引きあてても真価を発揮しない」という原作再現にふさわしい性能。
とはいえ、そこは施しの英雄カルナさん。基本的に「どのスキルLvが低いから機能不全に陥る」と言ったことはなく、Lv90に到達した時点で十分な槍働きが可能になる。まずはLv90・宝具強化・スキルLv4あたりを目指して育成していき、その後には徐々に強化を進めていく事になるだろう。
大概の敵はその槍捌きで打ち払い、BパーティーでもQパーティーでも活躍できる頼もしいサーヴァントなので、運よく召喚出来たならしっかりとした育成環境を整えて、鍛えてやって欲しい。
関連人物
生前
最大の宿敵と定める異父弟。その生涯に渡って壮絶な激闘を繰り広げた相手。
第1部5章の終盤で激突し、神話の再現と言える空前絶後の鍔迫り合いを演じたが……
イベント時空では、何かにつけてカルナに突っかかる血の気が多い弟といった扱いが多い。カルナの方もアルジュナには並一通りでないこだわりを持っており、作中でも度々執着を見せている。
また、生前は成し遂げられなかった母・クンティーのかつての悲願であった「生き別れの兄弟が共に暮らす」という理想が(やや歪な形ではあるが)叶っていることもあり、カルナ自身は今後を見定めつつも少なからず歩み寄ろうとする姿勢も見せている。この最後にして切な願いは、通常の聖杯戦争下ではカルナの深層心理におかれたまま、思い出すことさえないのが関の山なのだろう。
異父弟……なのだが、そんなことは露知らず、御者に育てられたカルナを嘲った。カルナは自分の身分を嘲笑われた事に関しては耐えられたのだが、父親を侮辱した事に関しては激昂したという。
生前の上司にして、自信を取り立てた後見人であり親友。一応、義理の従兄弟でもある。
自分勝手ながら懐の広い人物像を嫌ってはおらず、一緒に戦えるならば楽しい奴と語る。
生前の武芸の師匠であるドローナの息子で、兄弟弟子かつ友人にして戦友の1人。
第2部4章で初対面した時はマスターの関係上敵対同士となったが、終盤にてアルジュナ打倒のために力を貸し与えた。カルデアで召喚された際もその強さと闘志を認め、自分もあの様になりたいと話している。因みにあちらはカルデアにやって来ると、戦友時代の仲に戻る為か、本編の殺伐とした雰囲気はどこへ行ったと言いたくなるレベルで超ハイテンションかつフランクに接してくる。
実の父親にして、インド神話の太陽神。宝具の黄金の鎧と耳輪は彼由来のもの。
現時点でカルナからの言及はないが、宝具詠唱を見るに敬意は抱いている模様。
クンティー
実の母親にして、クル国の王女。身分の関係でカルナを育てられず川に流した。
カルナは彼女に思うところはあるものの恨んではおらず、母親だと認めている。
アルジュナの父親にして、インド神話の雷霆神。宝具の槍は黄金の鎧と耳輪と引き換えに彼から与えられたもの。クル・クシェートラの戦いの前に息子を助けるため(アルジュナからすれば余計なお世話)カルナを妨害しようとしたが、彼の高潔さに感銘を受け、その詫びとして槍を渡した。
敵陣営の1人であり、アルジュナの友人。カルナがパーンダヴァ達の兄である事を知っており、彼にパーンダヴァ陣営に戻って来いと提案するも、あくまでカルナはドゥリーヨダナに借りを返すことを選んだ。アルジュナの馬車の御者も勤めているが、その際に原典ではかなり畜生な事をやっている(※)カルナに対し非難の言葉を痛烈に浴びせて精神的に揺さぶるなどの援護を行っている。
※「アルジュナ達の共有妻であるドラウパティーが賭けの対価で奴隷になった際、わざわざ奴隷市場に行って「奴隷女」と呼び嘲笑う」「その奴隷のドラウパティーを買った後、生理中の彼女を全裸にして宮殿の中庭に立たせ経血で汚れる姿を見てドュリーヨダナと共に爆笑する」など。なお当のドラウパティーは「優勝者の妻になる」と明言している大会で優勝したカルナがカースト最下層と聞いて拒絶、約束を反故にしているし、ビーマもカーストだけを理由にカルナを差別する等、褒められたものではない。カースト制度が絶対の地域である以上、価値観的に悪いことではないが、それを言うなら「奴隷に何をしようがご主人様の勝手」であるし、道義的な意味で非難するにしても先にやったのはビーマ達であるためどっちもどっちであり、カルナが責められる謂れはない。
Fate/Apocrypha
赤のマスターの1人で聖杯大戦監督役の神父だが、その正体は自らと同じサーヴァント。
中盤以降は彼の策略で強制的に彼がマスターとなり指示には粛々と従う。だがそれでも自らを召喚した本来のマスター達への義理も忘れてはおらず、それを知ったシロウに内心敗北を覚えさせた。
己の願いを押し殺して、ひたすら英雄として周囲の期待に応え続けようとする竜殺し。
彼を「生前の宿敵を思わせる眼差しをしている」と評して好敵手と定め、再戦を望んだ。終盤にてその再戦の願いは多少変わった形で叶うことになる。その本質は同じ「施しの英雄」である。
敵側のサーヴァントの1人。序盤において互いの実力を認め合いながら交戦した。
地上での対決時は彼の領域内だったために劣勢だったが。空中庭園での対決時には逆にカルナの優勢となる。しかし直後に彼のマスターによって横槍を入れられる形になり決着は付かなかった。
敵側のマスターの1人。終盤では自らのマスター達の保護と救助を条件に取引を持ち掛けた。
カルナとジークの激戦を目の当たりにした際には、フィオレ共々その様に圧倒されていた。
フィーンド・ヴォル・センベルン
本来のマスターになるはずだった魔術師で、時計塔所属の一級講師。
仮にコンビを組んだ場合、彼がケイネスと旧友であるため不安が残る。
EXTRAシリーズ
契約したマスター。カルナの実直な発言から諍いは絶えないが不思議とウマは合う模様。
彼女との『CCC』本編での和解と別離は座に居る本体にも大きな影響を与え『FGO』では彼女を含めた記憶を引き継いでおり、慣用句レベルの頻度で彼女の話題を口にする(必ずしも褒めてはいない)。彼女が描かれた☆4礼装「ルームガーダー」はカルナに不足していたダメージカットとスター集中、高HP値付与を有している。なお、彼女の持っている端末の画面をよく見てみると……?
主人公のサーヴァントの1人。特に関係は深くないのだが『FGO』アーケードコラボイベントにて、実はセイバー霊基のネロ自身や『EXTRA』主人公でさえ気づけず、プレイヤー視点ではアーケードコラボで初めて開示されたSG『自殺願望』を、『CCC』の時点で「貧者の見識」で既に見抜き言及していたことが判明した。なお、ネロが迎えた最期に関しては共感を覚えている模様である。
主人公のサーヴァントの1人。傭兵としての生き方がどこか自分に通ずる為なのか「正義という集団秩序の味方を目指しながら、弱者の味方であろうとする」という彼の在り方の矛盾を指摘した。
主人公のサーヴァントの1人。そして『EXTELLA』にて、自身の陣営に誘ってきた。
本性は人類悪の素質を持った悪性である事を見抜きつつも、その心根が悪性のみではない事も理解している。同じ太陽に縁のある英霊故か、彼女からも陣営のメンバーとして紹介された折大絶賛されている。真に魔性に落ちた際には討ち取ると話しており、彼なりに陣営に拾われた返礼を果たそうとする。実は人間性の波長についても合うようで『FGO』においても、度々会話をしている。
自身と同等の実力と霊格を備える英雄王。ギルガメッシュもカルナを高く評価している。
後に『FGO』で特殊台詞が追加された折にも、その姿を羨ましく感じると称する。一方あちら側は、自身が所有していないという理由から彼がもつ鎧と槍を虎視眈々と狙っている。生前の所業を知る周りからすれば、かつての二の舞の如くあっさり渡しそうなため割とシャレにならない。
自陣に攻めてきた折に対決するが、中華拳法の奥の深さに感服し、命は取らずに帰した。
いずれは、彼の槍と手合わせする事を望んでいる(この霊基の彼はアサシンであるが)。
野心のない高潔さから一目置かれている。彼女は同族嫌悪によって玉藻を嫌っている為、何故そこまで玉藻に忠誠を尽くすのか理解できていない様子だったが、意図を説明された際には理解を示していた。彼のど直球かつ言葉足らずなもの言いを自分と同じぐらいの口下手と評していた。
セイバーのサポートを命じられ、キャスターを支援する彼女と交戦した際に、ジナコとの関係について「お互いの報連相の足りなさに問題がある」と指摘される。カルナは全く自覚が無かったために驚愕しつつも、彼女の指摘を真摯に受け止めた上で、自分と同じく瀕死の状態である事を見抜き、休戦を提案するが、彼女の境遇から結局認められずに、全身全霊をもって迎え撃つ事に……
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。頑張ってコミュニケーションを取ろうとしている。
関係性は良好なのだが、バレンタインイベントで宝具の耳輪や鎧をホイホイ渡そうとするのでやや気を遣われがち。他のサーヴァントも割と洒落にならない聖遺物をホイホイ渡してくるが、彼の場合、宝具使用の際破棄された鎧を加工したマジもんの宝具の現物。聖杯戦争で使えばカルナ確定チケットとすら言え、インドラに渡した事でこの世に存在しない筈の聖遺物なので、本物と断定された暁には命を狙われる羽目になるだろうし、国の1つや2つは買えるレベルの金が動きかねない。
第1部5章において、とある事情から手を貸した発明王であり友人の1人。
良くも悪くも一直線な彼が破滅へ向かっている事を理解した上で、生前の上司と似た性格に好感を持ち付き従っていた。最終的には超えてはいけない一線を越えそうになった彼に「これ以上破滅の道を進ませるわけにはいかない」と宥めた後で、改めて主従や食客の関係を超えた友情を結んだ。
同じく第1部5章にて発明王を支えた大統王軍の同志。共に暴走気味のエジソンを抑える役目を担っているが、エレナも時々ノリに乗っかる為、ツッコミやスルーの担当比率はカルナの方が多い。
第1部5章や第2部4章などで度々共演する同郷のセイバー。彼からは弓の名手であることを知られており、機会があれば弓勝負したいと思われている。なお、彼のブラフマーストラは剣を投擲する。
他者の短所をバッサリと指摘する共通点があるが、カルナの場合は会話が成り立つのに対し彼女の言葉は全て独り言であり会話は一切成り立たない。第1部5章では自分自身の忠実さを病に例えつつ、彼女に対してもいつものようにカルナ節を見舞うが「貴方がわかりやすいだけです」とシンプルかつ辛辣に言い返されて調子を狂わされている。また、カルデアではサンタサーヴァント仲間。
インド神話における富の神である、ガネーシャの疑似サーヴァント。
本来カルナとは深い関係のある神霊ではなかったが、その正体は……
第2部4章で激闘を繰り広げた、上記のアルジュナの反転英霊にして絶対神としての姿。
本編では彼に無視されて感情を乱す珍しい姿が見られている。あちらとは違い彼の行く末を見守る兄としての一面をのぞかせている反面、何かあれば再びの戦闘も辞さないという決意が見られる。
余談
- 複数作品に跨って登場しており、その都度マスターが変わっているが彼のマスターになった人物は(途中からマスター権を簒奪した彼を除き)全員生還している。扱いが不憫なことに定評があるランサーとそのマスターにおいて破格とも言える。
- 『CCC』マスターのジナコ役の悠木碧女史は「『FGO』のカルナはジナコのことを覚えてくれている」と聞いて実際に『FGO』をプレイし始め、見事にハマって短期間で最新のメインシナリオまでクリアしてしまった。もちろん大のお気に入りはカルナであり、無事召喚できた際には聖杯を使ってレベル100にした上に宝具Lv5を達成した。また、Twitterや公式生放送などでその熱愛っぷりを披露しており、前述のモーション改修の際には嬉し泣きした。
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