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ディセプティコンの編集履歴

2016-09-16 20:15:06 バージョン

ディセプティコン

でぃせぷてぃこん

ディセプティコン(Decepticons)とは、『トランスフォーマー』シリーズに登場する悪の組織。

概要

トランスフォーマー』シリーズに登場する「」のトランスフォーマー達の軍団。

初期の日本語版では「デストロン(Destron)」と称される。

(後のシリーズでは原作に準じて「ディセプティコン」と呼ばれる)

海外名称の由来は「ディセプション(deception(欺瞞))」。


エンブレムのデザインは初代サウンドウェーブの顔がモデルとなっている。

ディセプティコンの創設と関わりを持つとされるメガトロナス・プライムの顔はこのエンブレムをモチーフにデザインされており、ディセプティコンとの関連が示唆されている。(実際実写映画やプライムでは、メガトロンは自身の名をメガトロナスに因んでつけたこととなっている)


ネット等での通称は「デ軍」、北米を中心とした海外では略称として「ディセップ」がファン・公式共々使われる。


シリーズによって構成や設定が異なるが、正義のトランスフォーマー「サイバトロン(オートボット)」との覇権を巡り長きに渡り抗争を繰り広げていることは共通している。


主に軍事用の乗り物や兵器変形するトランスフォーマー達で構成されている。

組織自体も力によって統率されている独裁体制なためか、シリーズを通して下克上を企む部下も多い。

ニューリーダー病


初代(デストロン)

地獄巡りの旅は楽しかったかスタースクリーム

リーダーは破壊大帝メガトロン

クインテッサ星人に生み出された戦闘用ロボットがその前身で、元々はサイバトロンより知能を低めにプログラムされていた。

悪の軍団であるはずだが、その実、比較的まともな部類の軍事組織である。

独裁体制といっても言論統制などは皆無で、暴力的に統制されているわけでもない。

(サイバトロンが遊んでばかりの印象なのに比べ)レクリエーションなどの描写は殆んどないが、必要以上にコキ使われているわけでもなく、非常に優良な職場と考えていい。


ただし、メガトロンのワンマン経営なので、彼が不在の折には烏合の衆と化してしまう。

個々を見れば優秀な人材も多いのだが、連携がとてつもなく悪い。

敗因は主にスタースクリームである事が多い。


2010

『ザ・ムービー』でのユニクロン戦争後、我侭意のままなガルバトロン、忠義者のサイクロナス、ニューリーダ病初期症状のスカージによって再編された。


ザ☆ヘッドマスターズ

中盤まではガルバトロンが引き続きリーダーを務めていたが、棚からぼた餅を狙ったメガザラックに交代。

地球爆破計画など惑星の爆破が多く、悪の軍団の印象がより強くなった。


超神マスターフォース

ヘッドマスターJr.とゴッドマスターで構成されている為、サイバトロン同様人間が多い珍しい組織。かつてのメガトロンのような理想の上司によって構成されていたが…

メンバーは戦車&ジェット戦闘機夫婦、全然似てないトーネード&F-16の双子、悪ガキ三人組ヘッドマスターズJr、かませ犬モンスタープリテンダー、やられ役シーコンズ


V

メンバーは悪役ドラゴン、ニューリーダー病ライオンF-14、クールMig-29、ゴマすりコウモリラファール、真面目ジャガーバギー、破壊バッファローゲパルト、劇団恐竜軍団など。


Z

事実上の暗黒期。 三面相の大帝に率いられた歴代の合体兵士達が登場。


ビーストウォーズ(デストロン)

原語名は「プレダコンズ(Predacons)」。デストロンそのものではなく、現状に不満を抱いた内部の過激派分子である。恐竜や昆虫爬虫類等に変身する。


サイバトロン同様の芸人集団。

団長はギャグが大得意の千葉トロンことメガトロン(ビーストメガトロン)

ビーストウォーズ』の作品をアドリブの嵐にした諸悪の根源でもある。


元含む部下全員、口癖を聞けば一発で分かるほど、特徴がはっきりしている。

メガトロンのみ明確な口癖は無かったが、『メタルス』でドラゴンメガトロンにパワーアップしてからは「アチョー!」と連呼するようになった。(『燃えよドラゴン』繋がりと思われる)

・おらー→スコルポス

・かー、ざんす→テラザウラー

・うひゃひゃー、~っす→タランス

・ぶーん→ワスピーター

・しゃー→ブラックウィドー

・ごっつんこ→インフェルノ

・ぎっちょんちょん、ブラー→クイックストライク

・ちょっきんなー→ランページ

・ダー→ダイノボット


また、リーダーが人間不信ということもあってかやたらと部下の裏切りが多い。

ダイノボットはエネルゴア不時着早々彼に謀反を起こしており、ブラックウィドーも彼を出し抜こうと目論んだこともある(後に両名ともそれぞれの理由でサイバトロンに寝返ってしまう)。

他にもテラザウラータランスは、普段は媚びへつらいつつ腹の中ではニューリーダーの座を狙っており、彼に内緒でアジトを作り兵器の開発などに勤しんでいた。

また、後者は第3勢力の尖兵でもあり、常にメガトロンと腹の探り合いをしていた。


メガトロン本人も部下を部下とも思わないぞんざいな扱いが多く、物語の進行と共に次々と部下が死亡し、最終的に生き残ったのはやられ役のワスピーターだけになってしまう。


後にメガトロンは『リターンズ』にて、感情を一切持たないロボット兵・ドローンで構成された軍団「ヴィーコン」を組織し、セイバートロン星を完全に掌握する。


ビーストウォーズⅡ(デストロン)

今日もデストロンは平和なんだぞ!

リーダーはガルバトロン

動物に変身するサイバトロンとは対照的に、戦闘機や戦車等の軍用兵器に変形する。

スタースクリームはいるが、今回の彼は裏表のない忠義者である。ただし弟・メガストームからは軽視されている。


メンバーは居眠り破壊大帝のドラゴン他人の空似ニューリーダー病戦車、男前オネェジェット機、忠実B-2漫才コンビのラファールF-22。アニメでは明らかにサイバトロンより作画が優遇されていた(バンクシーンがサイバトロンより多い、戦闘シーンが使いまわしでなく描き下ろし等)。

他に傭兵としてダンプトラックホイルローダーF/A-18装甲車で構成されたオートローラーズがいる。


因みにオートローラーズを除いたほぼ全員が後にビースト化し、パワーアップを果たしている(一部を除き全てのデストロンは飛行可能になった)。


仲間とのいざこざ(特にガルバトロンメガストームのトラブル)があるが、関係はそれなりにうまく行っておりチームワークもよく、歴代の中でも特に仲が良く、部下をかわいがったり、上司を慕うシーンが多く見られる

サイバトロンと一緒に踊ってたり、手を組んだりすることもあった。


野心を持つキャラはいたが、それは愛情の裏返しだったり、後に心酔して忠誠を誓ったり結果的に裏切者がゼロだった。


ビーストウォーズネオ

マグマトロン軍団

リーダーはマグマトロン、構成員はジュラシックパークに出そうな恐竜ばかり。

メンバーはキメラ恐竜大帝、忠実トリケラトプス、ナルシストステゴサウルス、戦闘狂アンモナイト、馬鹿ディメトロドン。後にニューリーダー病もどきの始祖鳥が入る。


こちらは未熟な生徒が多いサイバトロンよりも戦闘力が高く、チームワークも良好だが喧嘩が絶えない。むしろ喧嘩がコミュニケーション。

しかしある出来事がきっかけにチームワーク崩壊とマグマトロンへの裏切りに発展することに…


珍しいことに、こちらのデストロン軍団は結果的に死者がゼロである。しかし漫画版は全員死亡もしくは行方不明だけでなく、恐竜がアンゴルモアカプセルの力でトランスフォーマーに生まれ変わるという独自の設定がある。


こちらもサイバトロンと同じくゲスト共々キャラが濃い面子(寒いギャグ大好きプテラノドン、人の話を聞かない某ダーダー恐竜そっくりなパキケファロサウルス、嘘つきエリマキトカゲと腐れ縁なアルマジロ)で構成されている。


カーロボット(デストロンガー)

『ビーストウォーズⅡ』から逆転し、サイバトロンは働く車やスポーツカー等の乗り物に、デストロンガーは動物に変身するメンバーで構成されている。

因みに軍団名の「デストロンガー」は、デストロン内のエリート部隊の呼称である。

メンバーは多重人格ドラゴン、お人良し、オカマスカンク、忍者ムササビ、関西弁カエル。後にニューリーダー病タンクローリー銭湯プロフェッショナル軍団が加わる。

ギガトロンファイヤーコンボイと幼馴染であり、出自も結構いい、らしい。


因みに『ビーストウォーズネオ』同様、死者はいない(最終回で鮫以外連行されているシーンがある)。


マイクロン三部作

海外版では各々の世界観が共通なので一部のキャラは同一設定だが、日本語版では異なっている(『マイクロン伝説』と『スーパーリンク』は繋がりを見せているものの、『ギャラクシーフォース』は繋がりがない)。

因みにマイ伝・GFスタースクリームとナイトスクリームは三者共に剣使いという共通設定がある。


マイクロン伝説

クワガタンク軍団

破壊大帝クワガタンク、苦労人自走対空砲、男前航空参謀、ラリホーな戦闘狂ヘリが初期メンバー。後にイカトンボ、片言で喋る剛腕提督、元サイバトロン戦士が加わる。どこからとも無く現れた謎のバイクも更に加わるが中盤で裏切り、イカトンボも後に裏切る。喧嘩や内輪揉めは結構多いが、それなりに纏まっている。


ユニクロン襲来時には航空参謀の命がけの説得でサイバトロンと同盟を組んだ。


スーパーリンク

前作のキャラほぼ全員続投したが、姿は変わっている(ただしナイトスクリームは明確にされていない)。追加メンバーはサソリ、サイバトロンに捕まっていた光波とそのだが、ガルバトロンに楯突いたため兄弟共に粛清された。


破壊大帝は声や見た目も若返っているだけでなく、性格もかなり狂暴になっているが自分を慕う部下の事は何だかんだで大切にしている(怒ることも多いが)。


ギャラクシーフォース

破壊大帝、航空参謀、ハイテンション戦闘機が初期メンバー。

追加メンバーは鼻つまみコンビ、地球でくすぶっていたクレーン車、地球で封印されていた日和見主義な工作艇女、若本コンボイなど。航空参謀の離反を境に離脱者が続出し、破壊大帝が部下を捨て駒扱いしたのがきっかけで最終的には全員離反してしまったため、自然壊滅。

少数ながらも破壊大帝と航空参謀が強すぎて、サイバトロン側は苦戦する事が多かった。


破壊大帝の死後は鼻つまみコンビ、工作艇女、正義に目覚めたハイテンション戦闘機の4人で新生デストロン軍を結成し、あてのない旅へ。


『ビーストウォーズⅡ』以来となるデストロンでの死亡者が破壊大帝のみの作品。


オートボルトによって封印されていた地球出身のデストロンも多数存在いるが、「悪さをするが自由を求める」ので、それを害するなら例えデストロンでも容赦しない。

アニマトロスでデストロン寄りとされているキャラは『ビーストウォーズ』同様、恐竜ないしはドラゴンに変身していた。



実写映画(ディセプティコン)

フォールンによって創設された軍団。かつてのG1シリーズと同様に軍用兵器に変形する。

この作品から、日本でも「デストロン」ではなく原語版の「ディセプティコン」と呼ばれるようになり、従来からのキャラクター名も原語版に準拠するようになった。(例:コンボイオプティマス・プライム


リーダーはメガトロンで基本的に彼がフォールンの意向に沿って軍団を動かしており、創設者のフォールンはリーダーの一つ上の存在と捉えるのが適正だろう。(フォールンがメガトロン以外に直接指示を出す描写は無い)

リベンジ』の冒頭ではスタスクが指揮を執っていたが、その際にはどのような状況だったかは不明。

また、この世界のTFは自分の意思で陣営を変えることができ(この作品以外でも有るが)、ジェットファイヤーウィーリーがディセプティコンから離反している。

ダークサイドムーン』でのシカゴ戦で、メガトロンをはじめ多くの幹部が討ち取られたことで、事実上壊滅したはずだった。

だが5年後の『ロストエイジ』にて、CIAと反トランスフォーマー組織「KSI」が製作した人造トランスフォーマーの一体が自我を持ち、他の50体を掌握して新生ディセプティコンとして復活した。

デザインは2足歩行であってもエイリアンチックな非人間的体系の者が多く、デモリッシャーなどは地球上のどの生物にも似ていない。


アニメイテッド

ディセプティコン

サイバトロン同様コント集団。座長はワカモトロン。

その他、イケメンの主役(笑)・勇者王・ヘルシー太郎・挨拶の時間が長い三重人格者などが在籍。

イケメンの主役(笑)が離脱したこと以外関係は比較的良好。


プライム(ディセプティコン)

decepticons.

ダークエネルゴンの力を使い、様々な計画を練っているが…?

コント集団ではないが、リーダーの趣味でリアクション芸人アイドル芸人が在籍。

ボケのキャパシティがほぼこの二人に割り振られているので他のメンバーにあまりボケが回って来ない。

移動手段となる戦艦ネメシスを保有し、多数のビーコンインセクティコンを率いているため戦力の面ではオートボットとは天と地ほどの差があるが、他のシリーズに比べて実力主義な面が強く、成果の上がらない部下は即戦力外と見なされるシビアな一面もある。続編の『ビーストハンターズ』(国内未放映)まで殆ど脱落者が出なかったオートボットとは対照的に裏切りやメガトロンの粛清によって多数の戦死者が出ており、ダークエネルゴンに汚染されて生ける屍と化した者も少なくない。


シャッタード・グラス

善悪逆転世界である為、ここでは正義の組織である。テロリスト軍団のサイバトロンと違い温厚で平和主義者が多く、本来の世界から迷い込んできたクリフジャンパーの血の気の多い発言や行動にしばしば戸惑うことも。


ここで補足すべきかは疑問だが、原型となったG1のデストロンは軍事政権下における正規軍である。

この世界では一般市民たちがテロリストに対抗するため立ち上げた自警団。


アドベンチャー

海外では『プライム』の後日談にあたる本作では、既に大戦はオートボットの勝利という形で終結しており、ディセプティコンのほとんどはオートボットに拘束されていた。だがその内の200名を収監した監獄船アルケモア号が地球に不時着し、その混乱に乗じて全員が脱走・行方不明となった。


拘束されていた者たちのほとんどは獣人や動物を彷彿とさせる風貌をしており、ビークルではなくビーストに変形する個体や、ロボットモードがヒューマノイド型でない個体も多い。罪状も大戦時の戦犯もいれば、窃盗や器物破損などの軽犯罪による者も多い。


主なリーダーはスチールジョー。彼の配下にはヤクザな妖怪シカピョン、賞金稼ぎのバイクとその手下である二体のマイクロン、筋肉バカなマッスルティコン、ゆすり屋の蟹がいる。

すでに拘束されたメンバーは陸嫌いのサメ、ダジャレを連発するザリガニ、博多弁の蜘蛛、閉所恐怖症の牛、光り物好きなメスガラス、小さなダニ、古代都市を探している蛙、地球のキングになりたいモンゴリアンデスワーム、自称革命家のヤマアラシ。

第二シーズンからは4匹のスカンク、悪夢を見せるコウモリ、マッドサイエンティストな蛇、トレジャーハンターのタコ、元グラディエーターのゴリラとそのマネージャーのマイクロン、使い走りのバッタ、アンキロサウルスのダイノボット、女王蜂、ピューマの獣人、変身する蟻がいる。

そして終盤には原初のディセプティコンが復活した。


なお、グリムロックも彼らと同様に投獄された囚人であったが、紆余曲折あって足を洗いオートボットに鞍替えした。


関連項目

トランスフォーマー デストロン

メガトロン ガルバトロン ビーストメガトロン マグマトロン

サイバトロン

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