概要
1968年11月12日生まれ。大阪府貝塚市三ツ松出身。青二プロダクション所属。
大阪出身でありながら、青二塾の大阪校ではなく、上京してから東京校の8期生として入った経歴を持つ。
大人しめなキャラクターが最も知られているが、優しい役からクールな役まで幅広く演じ、ボーイッシュな女性キャラクターや少年役も数多くこなしている。また、出身地の関係上、関西弁(泉州弁)を話すキャラクターを担当することも多い。
声優になろうと思ったきっかけは小学生低学年の頃に見た『宇宙戦艦ヤマト』であり、リメイク版の『宇宙戦艦ヤマト2199』に新見薫役に起用されるされるや否や、監督の出渕裕に感謝メールまで送ったというかなりの筋金入りである。
本人曰く「自分の声で波動砲を撃ってみたい」とかいって毎回アフレコ現場に収録2時間前に入っている。
1989年2月12日に本放送の『キテレツ大百科』第39話「北斗星で北の国へUターン」にて女生徒B役で出演し、アニメにデビュー(初クレジット)。『キテレツ』では後に瀬戸真由美氏、小山裕香氏に代わって桜井妙子を演じた。
人物
東映アニメーションは多くのキラーコンテンツを抱えるが、その中の3作にてセーラー服美少女戦士、プリキュア、黄金聖闘士を演じた唯一の女性声優でもある。
また三大特撮ヒーローには、ウルトラシリーズの『ウルトラマンパワード』では吹き替え、スーパー戦隊シリーズの『列車戦隊トッキュウジャー』では怪人役(着ぐるみにアフレコ)、仮面ライダーシリーズの『サモンライド!』ではゲームオリジナルキャラとそれぞれ違った形で携わっている。
2018年より『ドラゴンボール』シリーズのブルマを新たに演じる事が決定した。
これは前任者である鶴ひろみが2017年11月に急逝したことにより後任として今後担当する。
なお鶴が生前に録り溜めしていた分(『超』の「第128話」とゲーム作品『ファイターズ』)はそれを使用し、それ以降を久川が演じる。
緑川光とは1968年遅生まれの同い年であり、青二塾では東京校の8期生で同期。共演した作品が複数ある。『キテレツ大百科』の1989年2月に本放送があったエピソードにて固有名詞をもたない単発のキャラクターを演じてテレビアニメの声優デビューをしたのも共通している(緑川は1989年2月26日が本放送の第41話「コロ助若さまのいいなずけ」にて侍C役で出演)。
ラジオ等での発言
彼女を語る上で外せないのが、自身が出演するアニラジ番組やイベント等におけるフリーダムな言動の数々である。
自身がDJを務めた『久川綾のSHINY NIGHT』では、当時の声優としては珍しくプライベートや下ネタを開けっぴろげにし、文化放送のラジオ番組では緒方恵美と並ぶヨゴレDJとして名を馳せた。
中でも『うんこ踏んじゃった』(番組内で久川が自身のアレを踏んでしまったというエピソードを披露し、この番組が下ネタ路線に傾いた原因)や『電話の彼事件』(番組収録中に彼氏〔今のご主人〕より電話の着信が入り、周囲に問い詰められて彼氏である事を自白した一幕がノーカットで放送された)は伝説として語り継がれている。
一方で、90年代当時は子ども向け番組のイベントで子どもを押しのけるようなマナーの悪い年長者が問題視されていた時代であり、なおかつ久川自身もそのような番組にいくつか出演していた立場から、番組内において槍玉に挙げて非難し「声優に幻想を抱くな」「声優だって人間だ」「アニメのファンである前に、まずは人間として行動をしろ」と言わんばかりのトークを繰り広げ、当時のファン層から顰蹙や怒りを買う事もあった(大きなお友達という言葉も久川がそうした層に対する皮肉として用いたのが由来だと言われている)。
しかし、そういった他の声優達があまり言わない(寧ろ言いたくても言えなかった)事を率先して発言し、プライベートに関しても極力隠さず話すという裏表のない姿勢は「全くもって、もっともな話だ」と逆に支持され、それまで以上の広いファン層を獲得する事となった。
主な出演作
アニメ
イラスト未確認
イエローブラックホール /リュウコ・コマツ@ふたりはミルキィホームズ
ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世@キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦
ゲーム
ザム・ウェセル@CRフィーバースター・ウォーズ ダース・ベイダー降臨
※『ウルトラマンヒストリー』ではナレーションを務めた。
ドラマCD
鞠川奈津江@ときめきメモリアル | 桜田のり@RozenMaiden | 藤岡ハルヒ@桜蘭高校ホスト部 |
キノ※3@キノの旅 | 小宮山愛理@エルフを狩るモノたち | 春日野さくら@ストリートファイターZERO |
フェリス・エリス@伝説の勇者の伝説 | 橘月夜@浪漫倶楽部 | |
特撮
ノア夫人@烈車戦隊トッキュウジャー | [[]]@[[]] | [[]]@[[]] |
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吹き替え
その他
白石ハヤナ@JKからやり直すシルバープラン(PV版)
注釈
※1 故・鶴ひろみの後任
※2 『第2次スーパーロボット大戦Z』の時点でキャラは登場していた。『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』47話に登場時にボイスが付いた。
※3 初代。アニメ第1作以降は前田愛(2代目)が担当。その後、前田愛の降板により、ゲーム『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』で再び担当。多数決ドラマ以降の再アニメ版は悠木碧(3代目)が担当。
外部リンク
関連タグ
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関西弁使いの同業者⇒松岡由貴(大阪市出身) 植田佳奈(奈良県生まれの大阪・北河内育ち)