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イタリアの編集履歴2022/03/05 22:11:05 版
編集者:三月兎
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概要

正式国名:イタリア共和国

面積:約30万km2

公用語:イタリア語

首都:ローマ

人口:約6,000万人

南ヨーロッパの共和国。EU加盟国でユーロ通貨を導入している。G7の一角を占める主要国である。地図上では「長靴みたいな形の国」として覚えられやすい。地中海の海の幸も豊富で、食文化が栄えている国、美術音楽など芸術が盛んな国としても知られる。スポーツも盛んで、欧州サッカー強国に数えられる。

地理

隣接国はフランススイスオーストリアスロベニア。および、バチカンサンマリノを取り囲んでいる。地中海に突き出した半島は北部の山沿いを除き温暖でほどよく乾燥しているため、オレンジオリーブブドウレモンなど果樹の栽培が盛ん。北部には食文化もあり、稲作も盛んに行われる。

首都はローマ。かつてのローマ帝国の中心都市でもあった。そのためローマ市内をはじめイタリア国内には数多くの古代遺跡がある。

ルネサンスの中心地でもあり、フィレンツェ・ローマ・ヴェネツィアなどに豊富な世界文化遺産を有する。

経済

産業の主力は機械産業で、その中でもやはり自動車産業が強い。自動車ではフィアット一強で、かつては「フランスはルノーを持っているが、フィアットはイタリアを持っている」とまで評された。他の主力産業はアパレル、医薬品、化学、鉄鋼、観光など。農林水産業や食品加工業も強いが、麻薬や売春のような闇経済も巨大である。先進国の中では日本と並び中小企業の比率が高い国で、工芸や食品、アパレルのような産業はもちろん、機械や金属などの分野でも中小企業が実質的にイタリアの輸出や花形産業を支えている。

一応経済大国とされるものの、近年は勢いが失速している。GDPではドイツの半分程度、イギリスフランスにも水を開けられており、国民1人当たりの水準でもEU圏の平均を下回る。さらに南北格差も激しく、南イタリアは失業率が高い。政府は慢性的な財源不足に陥っており、2010年以降ずっと財政赤字の削減をEUから迫られてきた。これが国民のEU不信へと繋がり、中国の一帯一路に参加を表明することになった。少子高齢化も進んでいるうえ、2020年の新型コロナウイルスの猛威はイタリア経済に大打撃を与えている。

社会

イタリア人は家族を大切にする。成人男性でも親と暮らす家庭が多く、親子でキスをする光景も珍しくない。家庭の時間を何より大切にし、仕事はいい加減で済ませがちである。家事にかける平均時間は男女ともに日本人より長い。

世界有数の自動車大国であるが、イタリア人の運転マナーは悪い。とにかく飛ばす、強引な追い抜き、飲酒運転、ウィンカーを出さない、クラクションで煽るなどは当たり前。駐車も適当で白線をまたいで車を停めたり、強引な割り込みで車をぶつけても気にしないという有様で、ボコボコに凹んだ車はよくある。イタリアのモータリゼーションは長い歴史があるのに、発展途上国と見紛うほどの酷さである。

歴史

古代には半島の北部にケルト人が居住し、南部にはギリシア系の植民が相次いだ。伝承では紀元前8世紀にローマが建国され、前3世紀にかけて半島全土を統一。やがてローマ帝国へと発展していく。

その後、4世紀末の東西分裂、5世紀から始まる民族大移動の影響を受けて全土は荒廃し、ローマは教皇座があるだけの小都市となり果てていた。しかし、地中海交易に出やすい位置と、もともと欧州中では豊かな農地を受けて徐々に回復し、さらに神聖ローマ皇帝の支配も衰え、多数の自治都市が成立。やがて12世紀までには北部平原やトスカーナに割拠する自治都市群、中部を占める教皇領、南部を統一するナポリ・シチリア王国(両シチリア王国)に分れた。さらにその富をもとに16世紀にかけて様々な産業や文化、学芸が開花。この時代をルネサンス期と呼び、今日のイタリア主要都市の外貌が整った(ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、ジェノヴァ、ナポリなど)。この時期はトスカナ語が標準イタリア語と定められ「イタリア人」としての意識が生まれ始めた時代でもある。

だが、小国群故に諸国からの介入には弱く、18世紀までに北部の多くの地域がオーストリア・ハプスブルク家の支配下に入り、南部のナポリ王国はスペインの王室が国王に入る形となる(アラゴン連合王国)。

18世紀末、ナポレオン・ボナパルト(コルシカ島出身のイタリア系)の勢力はこの半島にも及び、ナポレオンを元首とするフランスの衛星国としてイタリア共和国→イタリア王国が北部に建てられる。ウィーン会議によって、オーストリア帝国の影響の下で旧体制が復活したがナショナリズムが高揚し、北部のサヴォイア王国が中心となる形で、19世紀中盤、ついにイタリア半島のほぼ全域が統合される。が、この過程でナポレオン3世との密約が結ばれサヴォイアやニースがフランスに割譲された。

統一後北部は工業・商業が発展するものの、南部は農村地帯が大半のままで近代化に取り残された。第一次世界大戦後はムッソリーニ率いるファシスト政権が台頭。第二次世界大戦勃発後はファシスト・イタリアは枢軸国側として参戦したが準備不足がたたりナチス・ドイツの軍事的支援に頼るようになる。1943年のムッソリーニ失脚に伴い一転して連合国側に転じ、ドイツと交戦する。

大戦後、王室は追放され、現代のイタリア共和国が成立した。戦後は後に「奇跡的復興」とよばれる高度経済成長が実現したが、政治家の汚職、マフィアの台頭による政情不安が続きテロ事件も多発した。

イタリアが舞台となる作品

イタリア関連のキャラクター

注意

pixivでは、「Axis Powers ヘタリア」関係のイラストに付けられる場合もあるが、

擬人化キャラクターと通常国家作品(ex風景画など)とを区別する為推奨されない。詳しくは関連タグのヘタリアの人名・愛称タグ一覧を参照。

その他曖昧さ回避

リットリオリットリオ(艦隊これくしょん)....第二次世界大戦期のイタリア海軍戦艦リットリオは、ムッソリーニ政権崩壊後に「イタリア」と改称している。

関連項目

ヨーロッパ 南欧

別名・表記ゆれ

伊太利亜 意大利

他の記事言語

Italy

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