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ジガルデの編集履歴

2023-06-22 23:25:11 バージョン

ジガルデ

じがるで

ジガルデとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン。 ここでは初登場時の形態である「50%フォルム」に関する内容を中心に記載する。

「ゼドアーッ!!」


基礎データ

全国図鑑No.0718
マウンテンカロス図鑑No.150
アローラ図鑑No.263
分類ちつじょポケモン
タイプドラゴン / じめん
高さ5.0m
重さ305.0kg
特性オーラブレイク / スワームチェンジ(第7世代で追加)
タマゴグループタマゴみはっけん

※初登場時の姿である50%フォルムのデータ。他の形態に関しては該当ページ参照。


他言語版の名称

英語Zygarde
イタリア語Zygarde
スペイン語Zygarde
フランス語Zygarde
ドイツ語Zygarde

概要

『ポケットモンスター XY』(第6世代)に登場する伝説のポケモン

殿堂入り後に「終の洞窟」の最深部で捕まえることが出来る。


生態系の「秩序」を司るポケモンで、普段は地中の奥深くからカロス地方を監視しているが、その生態系を乱すものが現れると洞窟より出てその力を行使するとされている。

伝説では初のドラゴン・じめんだが、一般ポケも含めた場合ではこのタイプの組み合わせの先輩としてガブリアスフライゴンの系統がいる。


背中から目の付いた襟巻のような器官が生えた、大蛇のような見た目をしている。体中に蛇肌のような黄緑色のハニカム模様が存在し、目もハニカム状になっているが、それらの一部は白く発光している。

生物的とも非生物的ともとれる抽象的な見た目やハニカム状の目が虫の複眼を思わせることから、気持ち悪いという声もあればかっこいい・かわいいと言う声も。


西洋にはワームという蛇のような古いドラゴンがいるが、じめんタイプがついてることからツチノコを意識している可能性もある。

また、ツチノコ仲間としてノコッチがいるためか、一部ではメガノコッチとも呼ばれている。

【ポケモン】ノコッチ!メガシンカだ!!!


恒例となった「中間要素を持つ三匹目の伝説」であり、ゼルネアス「X」イベルタル「Y」。そしてこのポケモンは「Z」から始まる名前を持ち、横から見た形もアルファベットの「Z」のように見える。


だが能力値はその二匹より劣っており(ラティアスなどと同じ合計600)、おまけにゼルネアスにはドラゴンタイプのわざが効かなければ、イベルタルにはじめんタイプのわざが効かずでと相性も悪い。加えてこの二匹の特性に対するメタ特性「オーラブレイク」を所有しているにもかかわらず二匹の専用技に影響が全く無い。


また、ゼルネアスが「不老不死」、イベルタルが「破滅」と説明に壮大なものがあるのに対し、ジガルデはただ「監視」しているだけという地味なYの説明もよくネタにされている。


ゲームでの性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
108100121819595600

種族値としては、防御が高く特攻がやや低めな点以外はいずれも100前後とほぼ横並びで、

じめんドラゴンの複合では初めて「りゅうのまい」と「しんそく」を覚えることができる。

ドラゴン・じめんタイプゆえに「れいとうビーム」であっさり落ちるため慎重な運用が必要ではあるが、相手の物理攻撃を受けてから舞い、反撃するのに適している。


全ポケモン中唯一のフォルムチェンジの際にHPのステータスが変化するポケモン。50%からでも半分近く、10%からならHPが1でも変身時に半分以上にまで回復する。

本気を出すのは特性のスワームチェンジをしてからだが、その真価は圧倒的耐久力にあり相変わらず攻撃力は控えめ。足りない火力は「りゅうのまい」や「へびにらみ」と「とぐろをまく」等を組み合わせて補っていき、ひこうタイプや特性の「ふゆう」を物ともしない破格の性能を持つサウザンアローを放つことで禁止級伝説の名に恥じない圧倒的な耐久と強力な範囲を押し付けていける。


同タイプ同合計種族値のポケモンにはあのガブリアスがおり、攻撃・素早さに関しても後一歩足りないと言う厳しい性能なのが悩み所…が、それは比較対象が悪いだけである。

攻撃技・補助技共に遜色ないまでに揃っており、特にしんそくや「へびにらみ」、「とぐろをまく」等優秀な技も多数習得できるのは大きな利点。

専用技として覚える「グランドフォース」も味方を巻き込まないメリットがある為、ダブルで相方を選ばなくなるのは大きな強み。

伝説のポケモンなのにサポーターと言うのももどかしいものがあるが、天敵の多いシングルよりは多彩な技でサポートに回せるダブルトリプルでなら活躍できると言う見解が有力である。


しかし、やはり外国や日本の一部ではあまり人気がないためか、GTSではあちこちでジガルデが適当なポケモンと交換されているという伝説にあらぬ事態が起こってしまっている。

孵化余り・隠れ特性・カロス御三家ならまだしも、レア色のビビヨンかわりものメタモンでも成功し、果てはミラクル交換で勝手に流れてくる始末。


その後ORASではスーパーひみつきちにて、ハピナスを手早く倒せるという需要を得た模様。


正体

始まりは映画『光輪の超魔神フーパ』のエンドロールの後に流れた2016年の映画予告。そこでジガルデを彷彿とさせる謎の巨人や、ジガルデをデフォルメしたような小型のポケモンの存在が確認された。


そしてアニポケXY&Zの情報が公開され、この謎のポケモンの正体と共に、ジガルデに隠されたとんでもない真実が判明する事となった。


なんとジガルデは小さな「コア」に細胞に相当する「セル」が収束した、多数のポケモンの集合体である群体生物だったのである。

集まれば集まるほどその姿は大きく変化していく。

上記で説明した容姿は、あくまでも戦闘力が半分の「50%フォルム」でしかなかった。


ジガルデ・コア

ジガルデ・コア

ジガルデの脳となる存在。別のコアやセルとテレパシーでコミュニケーションを取る。生態系に異変が生じると、単独行動する事があるという。


ジガルデ・セル

セルを結合して中央揃え

ジガルデの体を構成する細胞のようなもので、各フォルムに存在するハニカム要素の正体。

コアが蕩けたような外見をしている。自我は持たず、各地に無数に散らばっているという。


なお、集合体でなければわざを使って戦闘を行うことが出来ないようで、コアと共に単体ではポケモンと呼べるのかどうか研究者の間で議論されているという。


10%フォルム

じがるで10%

コアが各地に散らばるセルを10%集めて融合した姿で、ドーベルマンのような姿に変化する。

身軽さが求められる緊急の事態が発生した時はこのフォルムにチェンジし、時速100キロの俊足と鋭い牙で敵と戦う。

ドラゴン…?と疑問に思う人も多いだろうが、北欧神話で登場する狼のフェンリルガルムをモチーフにしている為だと思われる。


50%フォルム

⧹見てるよ!⧸

コアが各地に散らばるセルを50%集めて融合した姿。前述の通り大蛇のような見た目をしている。

それなりの戦闘力と余力をあわせ持った形態で、世界の監視を行う通常時はこのフォルムで地中深くに鎮座している。

一見鈍そうなイメージを受けるが、背中の器官から生体エネルギーのような推進力を吹き出し、地上や空中をしんそくのスピードで移動する事が可能。

モデルは、北欧神話に登場するヨルムンガンドまたはニーズヘッグ世界樹をかじる要素として、アニメにて発揮した、カロス地方を1日で破壊できる操作自在な巨大樹はこれのメタファーだろうか?、ちなみに洞窟に住んでるところもニーズヘッグ要素である。


パーフェクトフォルム

ジガルデ(パーフェクトフォルム)

世界の危機に対抗するためにセルの収束率が100%となった、ジガルデの最終形態。巨大な皇の姿をした7つの頭を持つ竜人となり、圧倒的なパワーで命を弄ぶ者を駆逐するという。

北欧神話に登場するヘルオーディンまたは巨人がモチーフになっていると思われる。



第6世代以降

第7世代

正体が公表されると共に、いずれ出るであろうマイナーチェンジ版でその真の実力を見せつける時が来ると思われていたが、その後何の音沙汰もなく、2016年の冬に完全新作ポケットモンスターサン・ムーンが発売されることが発表されてしまう。


なんと期待されていたマイナーチェンジ版「ポケットモンスターZ(仮)」は無いまま新世代へ移行という、今まで前例のない事態が起きてしまったのだ。


フォルムチェンジのゲーム版登場は第7世代の新要素として登場することとなった

さらに、戦闘中HPが半分以上切ることによって多数のジガルデ・セルを呼び集めフォルムチェンジする新特性スワームチェンジ、そして3種類もの新技「サウザンアロー」「サウザンウェーブ」「コアパニッシャーの存在が明かされた。


ゲームではカンタイシティでデクシオジーナから「ジガルデキューブ」というアイテムを託されアローラ各地にいるセルとコアの回収を依頼される(ちなみにジガルデキューブを開発したのはプラターヌ博士)。セルとコアは合わせて100個存在し時間帯によって出現が変わるセルもいる。

100個の内5個のコアは特別な技を覚えており、ジガルデ専用のわざマシンの役割を持つ。覚えさせることができる技は「サウザンアロー」「サウザンウェーブ」「コアパニッシャー」「しんそく」「りゅうのまい」。


16番道路にあるエーテル財団の施設にある機械でセルの合成と分離をすることができる。セルを10個回収していれば10%フォルム、50個回収していれば50%フォルムのジガルデを生み出せる。生み出したジガルデは分離して再合成することで個体値や性格をリセットできる(ただし経験値もリセットされる)。50個以上回収していればジガルデキューブで自由にフォルムチェンジできる。


全てのセルとコアを回収するとジガルデを完全体にすることができ、特性がスワームチェンジとなり戦闘中条件を満たせばパーフェクトフォルムにフォルムチェンジできるようになる。ただし完全体にすると分離はできなくなるため注意。


カロスの守護者たるジガルデがなぜアローラに現れたのかはわかっておらず、ストーリーには関わってこない。アローラで生態系を脅かす存在とくれば思い当たる存在はあるが……。


ちなみにアローラにはエンドケイブという殿堂入り後にいけるようになる洞窟があるが、その最深部の構造はカロス地方でジガルデがいた「終の洞窟」の構造とほぼ同じである。何匹かセルもいるため、ここがアローラでのジガルデの拠点なのだろう。

ちなみにサン・ムーン以降の図鑑説明では「カロスの生態系」といった表記はなくなっている。


ポケモンUSUMではセルの回収はなくなりエンドケイブに50%のジガルデがいる。これを捕獲した後に16番道路のラボに行くとデクシオとバトルになり、その後10%ジガルデとセルが40個入ったジガルキューブをもらえる。


さて、第7世代での強さはというと…?


ジガルデキューブ絡みの登場人物はほぼカロス地方のキャラであり、主人公以外のアローラ地方キャラとの絡みが薄いなど、本来はジガルデコア・セル集めがXYのマイナーチェンジ版におけるメイン追加コンテンツとされていた節がある。


第8世代

他の伝説ポケモン同様、『冠の雪原』のダイマックスアドベンチャーで捕獲できる。

だが、第8世代においてジガルデの捕獲は大変難しい。発見しにくいからではなく強すぎるからである


ダイマックスしている都合上1ターンで半分削るのは至難の技でほぼ確実に「スワームチェンジ」が発動してしまう。

しかもダイマックスアドベンチャーのジガルデはパーフェクトフォルムになるとHPが半分まで回復する。パーフェクトフォルムのHPは50%フォルムの倍程もあるのでHPが実質2倍になる

さらにタイプ一致のダイドラグーン、ダイアースの追加効果も相まって4倍弱点のこおりタイプの技でも殆ど削れないといったような状況に陥ってしまう。しかもHPが減ると2回攻撃になり全体攻撃のグランドフォースを連打してくる


このようにあらゆる条件が噛み合った結果異常なまでに強くなっており、冠の雪原配信直後にはソロでは無理ゲーではないかとまで言われたほど。「ダイアドのラスボス」との呼び名が高い。

対策としては、


  1. 弱点を突けるこおり技・ドラゴン技・フェアリー技(できればこおり技)を持つポケモン
  2. 全体攻撃対策のワイドガードを持つポケモン
  3. かふんだんご」「いのちのしずく」など、味方を回復させられる技を持つポケモン(ほぼ通信時限定)
  4. 被弾を抑えられるくさタイプむしタイプのポケモン(ひこうタイプや特性「ふゆう」は「サウザンアロー」で打ち消されるため安定しない)

以上を仲間にできれば多少は戦いやすくなるだろう。特にペリッパーは氷技、ワイドガードを覚えるひこうタイプと言うことでとても優秀。それでも確実に倒せるとは限らないため、最終的にはある程度の運ゲーも絡んでくる

場合によってはリセットが必要になることもあるので、マックスこうせきは多めに集めておこう。


ジガルデを捕獲するか前作から転送することで、「ジガルデキューブ」が掘り出し物市のお兄さんから手に入る。

本作の「ジガルデキューブ」は手持ちのジガルデについて選んだ特性とフォルムを瞬時に切り替えてくれる優れものである。

なお前作SM,USUMにおける10%のジガルデでも100%のスワームチェンジジガルデでも関係なく特性の変更が行えるため、100%分を全て10%フォルムで送れば最大10匹のスワームチェンジジガルデが手に入る。


本作でジガルデを育成する上で気をつけなければいけないのは、しんそく」が覚える技から削除されていること。

このため前作から送る際には事前に覚えさせないと二度と習得できなくなる上に、ダイマックスアドベンチャーで捕まえた個体はこの技を使うことができない。

もちろん通信対戦で使うことも出来ないので、前作よりは弱体化していると言っていいだろう。


番外作品

ポケモンGO

ゼルネアス、イベルタルが既に実装され、第7世代のポケモンも本格的に実装されるようになった2022年現在でも未実装である。

実装に当たっては、原作における「セルの集合により姿を変える」という独自の仕様を今作においてどう落とし込むかということが大きなネックになっていると思われる(これに加えて世代を跨いでフォルムチェンジの要素が確立されていった(=いきなりパーフェクトフォルムのみを出すわけにもいかない)ということも実装が見送られている要因の1つとなっていると思われる)。



アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

プニちゃん

ユリーカによってニックネームが付けられたジガルデ・コア。詳細は当記事を参照。


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 第12章
    • ポケモンの持つ莫大なエネルギーの「監視者」。普段は「終の洞窟」の奥深くで暮らしているが、生態系を破壊する者の前に現れ「監視者」としての役目を遂行する。ゼルネアス(NN.ぜるぜる)・イベルタルとの戦いの鍵になる存在ではないかとみたグリーンが捜索を行っていた。
    • ヒャッコクシティにて、ワイから奪い取られボールジャック機能によって操られ暴走するぜるぜるの前に突如出現、自身の追跡任務を受けていたエスプリとの交戦中、回復のため緑色の「細胞の粒」を呼び寄せている隙に捕獲されてしまい、彼女のボックスへと送られた。
    • その後エスプリを中継する形で出されたフラダリの指示に従いエックス・グリーン・カツラと戦う。
    • 圧倒的な力で彼らを追い詰めたかに見えたが、エックスが5個のキーストーンを使って発動した5匹同時メガシンカにより戦況が拮抗、ゼルネアス・イベルタルが休眠に入ったことで監視者としての役目を終え、細胞状態に戻って四散し姿を消した。
  • 第14章
    • その後、100%の力を行使しないと収拾できない事態が起こると本能的に感じ取り、遠く離れたアローラ地方へ移動。
    • プラターヌ博士の頼みを受けてアローラ地方に向かったジーナ・デクシオの手で「ジガルデ・セル」を60匹まで集められ、また2人から依頼されたサンが「コア」を含めた残りの40匹の回収を完了。
    • ウルトラスペースからアローラに戻った際にパーフェクトフォルムとなり、同時にラナキラマウンテンにいたネクロズマと交戦。ソルガレオ・ルナアーラと手を組んで捕獲可能まで弱らせた。

余談

XYからのバトルでの待機モーションがあるポケモンが一部存在しており、ジカルデも例外では無いが、モーションが2種類も存在している珍しいポケモンでもある。(ヒレの部分を振動させるものと体が発光する動きのものの二つがある)

ジガルデ以外に待機モーションが2種類存在するのは他はテッシードのみ。


第7世代までは全てのジガルデに色違いブロックルーチンが組み込まれており、海外での配布でしか色違いのジガルデは入手出来なかったのだが、第8世代で出現するジガルデは色違いも出るため、日本国内では初の正規ルートでの色違いジガルデが入手できるようになった。

ただそれゆえに、プレシャスボール以外の色違い個体は「しんそく」を覚えていないという情報を相手に与えることになる。ジガルデを対人戦に起用する機会が少ないとはいえ注意。


関連イラスト

ジガルデまとめジガルデ妄想%

ジガルデおろろ…


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY

ポケモン一覧 ドラゴンタイプ じめんタイプ

伝説ポケモン 禁止級 ゼルネアス イベルタル


0717.イベルタル0718.ジガルデ/10%フォルム/50%フォルム/パーフェクトフォルム→0719.ディアンシー/メガディアンシー


ジガルデ・コア ジガルデ・セル


同複合タイプ

ビブラーバ/フライゴン

フカマル/ガバイト/ガブリアス


第3伝説


蛇ポケモン

アーボ/アーボック

イワーク/ハガネール/メガハガネール

ノコッチ/ノココッチ ハブネーク

ツタージャ/ジャノビー/ジャローダ

スナヘビ/サダイジャ/キョダイマックスサダイジャ


ポケモン関連

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