概要
背が高い人の事。
性別を問わず、スーパーファッションモデルを目指す場合に必要な要素である。
また多くのスポーツにおいて有利となる身体的条件のひとつ。特にバスケットボール、バレーボール、ラグビー、大相撲といった競技に多く要求される。サッカーのゴールキーパーなども高身長のほうが望ましい。
また一昔前に女性が結婚相手の男性に要求した要素「3K」の一つ。
高身長の基準
人類学においては175～179cmを「高身長」、180cm以上を「超高身長」と分類されるが、基本的には平均身長を上回ると高身長と呼ばれる。
ただしアニメやゲーム等の架空の世界では185cm以上を超えるキャラクターが数多く存在するため、明確に定められない。
高身長のメリット
質量。
現実世界における戦闘力の基本であり絶対の壁。
格闘技において体重による階級区分が何故あるかというと、質量のデカい奴には普通に勝てないから。
骨格（フレーム）がデカい＝積載上限が高いので、特に筋肉（エンジン）の総量にものすごく影響する。血液が沢山積めるのも、いざというときの生存能力でメチャ有利。多少出血したところで、元々の量が多いから助かる可能性が激増する。そもそも骨が太い時点で、耐久力で有利。歩いているだけで威嚇することが可能。
そんな戦闘民族的視点じゃなくても、歩幅が広く腕が長いというのは、様々な場面でお得。
ルックス面でも頭身の倍数が上がるというメリットが。例えば頭蓋骨の平均高さは男性:238.7mm、女性:228.9mm。身長はあまり高くなくても小顔のせいで高身長と頭身は同じ程度という身長詐欺は珍しくない。ただ男女問わず160cm未満は、物理的に7頭身になれない。もちろん小顔の人はいるが、成人の脳味噌の大きさは個体差が小さいので身長が高い方が頭身が上がる。
世界基準で言うと、パリコレのモデルは178cmで平均、175cmだと小柄とされるほどで、彼女たちの8頭身はさもありなんである。
コスプレの世界でも、アニメキャラのデザインは白人的であるので高身長・脚長のほうが似合う。男キャラは基本的に長身が多い。ただし、逆に平均身長以下のキャラを演じることは違和感が出てしまう。
バイクは高身長が有利で、逆に足がつかないと非常に危ない。
高身長のデメリット
誰にとっても理想的な存在だが実際は良いこと尽くしなどなく、当然ながらデメリットもある。
生活
代表的なものとして、身長が高いと頭をぶつけやすい。
設計の古い住宅や電車で、ドアをくぐる際に頭をぶつけたことのある高身長者は多いはずである。
また、視点が高いため足元が視界に入りづらく、階段などでつまずきやすい傾向もある。
椅子に座った時に膝の上部が机やテーブルの天板の下側に当たったりすることもある。電車や飛行機等のシートピッチが狭い座席でも足の置き場に困る。これらを避ける為に脚が不自由な姿勢を強いられやすい。
自分で運転する場合も、昔の小柄な自動車や軽自動車は足元のスペースに余裕が無いため、長い脚が邪魔して運転しにくいか、そもそも乗れない事も珍しくない。
衣料品のサイズに困ることも多い。特に靴は、高身長者は足のサイズも大きいことが多いが、自身に適した靴のサイズが売っていないか、売り切れているか、別店舗に在庫はあるが今居る店舗にはない…などということはざら。
仕事
高身長がメリットになる仕事・業種・分野は数多いが、デメリットになる職業もある。
ジョッキーや航空機、特に軍用機のパイロットが代表的である。
前者は高身長が招く体格・体重の大きさが不利になる。後者は車の運転にも共通する体の長さが不利になる例である。後者は機動警察パトレイバーの山崎ひろみなどでアニメでも描かれたことがある。
またMI-5（英国機密諜報部）は2004年に「男は身長180センチ、女は173センチを上回らないことが望ましい」という基準を設けている（それから15年以上経っているので今は変更されているかもしれないが）。市井に溶け込む業務・任務柄、目立つ高身長はそれを阻害するという認識である。
コンプレックス
身長が高いとその分の運動量も必要となり、筋力はあるが運動が苦手とする人の殆どは高身長である。
一般的にネグロイドやコーカソイドであれば生まれながらの素質である程度は補えなくもないがモンゴロイドの場合はその反動を受けやすい。
ただし必ずしも素質がない訳ではなく低身長でも運動音痴はおり、幼少時や成人する前にスポーツや武術等をしていれば完全にカバーできるようになる。
高身長の場合骨格が広く身体を支える骨の断面積も大きくなるため、必然的に肩幅等が広くなるのも女性にとっては難点。このため高身長女性のファッションには、「華奢“に見える”コーデ」しかない。
また、顔が長くなりやすいのも女性は悩ましいところ。
更に高身長＝骨の成長や変化が一般的な人よりも顕著であるでもあり、小学校や中学校入学当初は整った顔立ちではあったが、成長期により上述のように馬顔になりがちになり、鼻が上向きになり鼻の穴が見えてしまう、顎がしゃくれるなど顔のバランスが歪になる可能性が小柄な人よりも多い傾向にある。特に男性は男性ホルモンの影響から前述の面が強く出てしまうが、これらに関しては男女共に起こり得るため、心に留めておこう。
尚、高身長かつ顔面に強い個性を併せ持つ人は、ホルモン異常による疾患『巨人症』の罹患者である可能性が高く、一般的な高身長と区別した方が良い。
健康
実はこれが最も切実にリスクがあるデメリットである。
体が大きいということは動かせる／動かした時のエネルギーも大きい。それが関節部に大きく負担をかけるのである。運動をよく行う人にこれが発生しやすく、特に腰痛は深刻なものになりやすい。これは寸法が大きくなると筋力は寸法の2乗（筋断面）に比例して大きくなるのに対し、体重（容積及び質量）は3乗、慣性力（遠心力）は4乗に比例するためである（スケール効果）。
日常生活中でも無理な姿勢を強いられることでダメージが蓄積したりもする｡（特に､車に乗る時など､狭い場所に入る時にはおもいっきり腰を曲げなければいけないので腰痛を何度も経験することになり､全体的に窮屈である｡）
また､長身の人は血管が長い分､全身に血液を回すために心臓を酷使するので心疾患のリスクが高く､細胞が多いので癌のリスクが標準身長の人より圧倒的に高い｡アインシュタイン医学校の研究によると､10cm高くなる毎にガンの発症率が13％も上がるとの報告がある｡（逆に脳血管、呼吸器系疾患リスクは低くなるらしいが）。
他にも､酸素を大量に必要とするため肺がオーバーワークになる､成長ホルモンの過剰な分泌がガン細胞の成長まで促進させるなどの弊害もある｡
身長が高いことで､こういった複数の弊害が生じる｡それ故に､身長が平均から乖離しすぎていると短命の傾向があり､長い目で見た健康に悪影響を及ぼしてしまう｡
長身の人は寿命が短いのは事実であり､185cm以上で明らかに短命の傾向がある｡
実際､長身の老人は殆どいない｡これは､高齢になるにつれて背が縮んだり､昔の人は今の若年層ほど背が高くなかったからといった理由ばかりではない｡当時の平均身長より短身の人のほうが長命なのである｡
スポーツでは､バレー選手やバスケ選手などが短命｡
主な該当者
記載方式
- データは執筆時点のもの。女性については長身女性の項に記述されているため、ここでは男性のみ記述する。
- 175cm以上の実在の人物、および架空のキャラクターを記載。
- 人外キャラ等は比較の対象として不適当なのでここでは除外した。
- 同身長の場合には姓名関係なく頭文字を基準に50音順に追加してください。
- なお、ギネス世界記録に記載のある実在人物としてロバート・ワドロー氏を参考値として記載しますが、ピクシブ百科事典項目である以上、なるべくサイト内で独立項目が存在するキャラクターのみを入れることを推奨します。
250cm以上
| 身長 | 人物名 | ジャンル名・作品名 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 18000cm | サンファン・ウルフ | ONEPIECE | 巨人族(能力込み) |
| 840cm | 不二 | るろうに剣心 | 体重1.28t |
| 710cm | カイドウ | ONEPIECE | |
| 700cm | ダルマ仙人 | トリコ | 妖怪 |
| 666cm | エドワード・ニューゲート | ONEPIECE | |
| 613cm | キング | ONEPIECE | |
| 509cm | シャーロット・カタクリ | ONEPIECE | |
| 492cm | シャーロット・オーブン | ONEPIECE | |
| 489cm | シャーロット・ダイフク | ONEPIECE | |
| 382cm | 光月おでん | ONEPIECE | |
| 345cm | ダレイオス三世 | Fate/Grand Order | サーヴァント |
| 345cm | マシラ | ONE PIECE | |
| 344cm | マーシャル・D・ティーチ | ONEPIECE | |
| 340cm | シリュウ | ONE PIECE | |
| 340cm | ヴァン・オーガー | ONE PIECE | |
| 340cm | ラフィット | ONE PIECE | |
| 307cm | シャーロット・クラッカー | ONEPIECE | |
| 305cm | ドンキホーテ・ドフラミンゴ | ONEPIECE | 天竜人 |
| 302cm | 黄猿 | ONEPIECE | 海軍大将 |
| 301cm | ジンベエ | ONEPIECE | 魚人族(人類) |
| 298cm | アステリオス | Fate/Grand Order | サーヴァント |
| 293cm | ドンキホーテ・ロシナンテ(コラソン) | ONEPIECE | 天竜人 |
| 287cm | モンキー・D・ガープ | ONEPIECE | 海軍中将 |
| 285cm | 栗坊 | トリコ | |
| 282cm | Dr.ボルドヘッド | ギルティギア(初代) | |
| 282cm | ファウスト | ギルティギアシリーズ(X以降) | |
| 277cm | ブルック | ONEPIECE | |
| 274cm | ロジャー | ONE PIECE | |
| 272cm | ロバート・ワドロー※ | ギネス世界記録に掲載されている実在の人物 | ※参考値として |
| 270cm | 初代メルク | トリコ | |
| 265cm | 三虎 | トリコ | |
| 260cm | ライブベアラー | トリコ | |
| 258cm | ウボォーギン | HUNTER×HUNTER | |
| 256cm | モンキー・D・ドラゴン | ONEPIECE | |
| 255cm | ゼブラ | トリコ | |
| 253cm | サー・クロコダイル | ONEPIECE | |
| 253cm | ヘラクレス | Fate/stay night | サーヴァント |
| 250cm | バッファローマン | キン肉マン |
220cm以上250cm未満
| 身長 | 人物名 | ジャンル名・作品名 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 247cm | ヴェルゴ | ONEPIECE | |
| 245cm | デマロ・ブラック | ONE PIECE | |
| 245cm | ガンダゴウザ | グランブルーファンタジー | ドラフ族 |
| 245cm | ポチョムキン | ギルティギアシリーズ | |
| 244cm | アビゲイル | ファイナルファイト、ストリートファイターⅤ | |
| 240cm | アンドレアス・リーガン | グラップラー刃牙 | |
| 240cm | グリンパーチ | トリコ | |
| 240cm | ネプチューンマン | キン肉マン | |
| 240cm | フランキー | ONEPIECE | |
| 232cm | スタージュン | トリコ | |
| 230cm | オリオン | Fate/Grand Order | サーヴァント |
| 228cm | カリブー | ONEPIECE | |
| 227cm | ブランチ | トリコ | |
| 226.3cm | サラマンダー | ファイナルファンタジー9 | |
| 226cm | 越知月光 | 新テニスの王子様 | U-17日本代表 |
| 226cm | サガット | ストリートファイターシリーズ | 一部媒体では235cm |
| 225cm | オール・フォー・ワン | 僕のヒーローアカデミア | |
| 225cm | イデオ | ONE PIECE | |
| 225cm | 呂布奉先 | Fate/EXTRA | サーヴァント |
| 223cm | アンドレ・ザ・ジャイアント | プロレスラー | |
| 223cm | フドウ | 北斗の拳 | |
| 221cm | ヘイルマン | キン肉マン | 体重127kg |
| 221cm | スパルタクス | Fate/Apocrypha | サーヴァント |
| 220cm | バイオレンスジャック | バイオレンスジャック | |
| 220cm | 青田坊 | ぬらりひょんの孫 | |
| 220cm | オールマイト | 僕のヒーローアカデミア | |
| 220cm | モンブラン・ノーランド | ONEPIECE | |
| 220cm | バルトロメオ | ONE PIECE | |
| 220cm | 豪剛雄 | ゾンビランドサガ | |
| 220cm | トリコ | トリコ | |
| 220cm | サイモン・ブレジネフ | デュラララ!! | |
| 220cm | 悲鳴嶼行冥 | 鬼滅の刃 | |
| 220cm | "山の翁" | Fate/Grand Order | サーヴァント |
