概要
腕時計型の育成ギアで、2021年の3月から展開された(実際に腕時計機能も搭載)。
その名の通り、本体裏側の心拍数と歩数に応じてキャラクターが進化していくという仕組み。
Dimカードと呼ばれるメモリーカードを装填することで、育成するキャラクターを新たに追加可能な他、カードリーダーなどにかざす事でバトルが発生する機能や、スマホアプリと連動する機能も存在する。
グラフィックはドット絵となっているが、これまでのギアと比べて非常に緻密な造形になっているのが特徴。
当初は新デジモンパルスモンを育成できるという触れ込みのデジモンの育成ギアとして始まり、しばらくはデジモンシリーズ専用機として販売されていたが、これまでデジモンの原型となったたまごっちが他の版権作品とコラボしたように、派生シリーズ「バイタルブレスキャラクターズ」が展開され、ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズも参戦している(ただし、これらの作品のDimカードに相当するVBMカードはデジモンシリーズのバイタルブレスには非対応である)。これからも参戦キャラクターは次々と増えていくであろう。
進化ルートはそれまでの育成ギアに登場する機会が少なかった『デジモンクロスウォーズ』出身のデジモン達が組み込まれているなど、比較的人選はマニアックである。なので、これまでにアニメで採用されてきた進化ルートを採用しているとは限らない(例えば、パルモンとトゲモンの収録Dimカードが全く異なるなど)。
また、アーマー体は劇中の活躍や公式設定での扱いに準じた世代、ハイブリッド体は新デジカ準拠の世代が設定されている(例えば、サジタリモンはケンタルモンからも進化するので完全体、マグナモンはロイヤルナイツ所属なので究極体といった具合)。
アニメ作品をテーマにしたDimカード(DimカードセットEX デジモンアドベンチャー:)も販売されているので、そちらではアニメ作品準拠の進化ルートが楽しめる。プレミアムバンダイでは過去作をピックアップしたDimカードも販売された(現時点で該当するのは『デジモンテイマーズ』と『デジモンフロンティア』)。
仮面ライダーやウルトラマンは必ずしもフォームチェンジした姿になるのではなく、関連キャラクターに進化するというパターンが多い(なのでティガがイーヴィルティガに変化したり、001がアバドンになったりする)。こちらは世代を「phase」と表記する。
従来の育成ゲームとは異なり、イベントやゲーム限定キャラクターも育成できるのが最大の魅力でファンアイテムとしての完成度は高め。
また、デジモンゴーストゲームにはバイタルブレスが『デジヴァイスV』として、同時期展開の漫画『デジモンドリーマーズ』でもバイタルブレスが登場する。
前者ではデジモンを視認できる他、バイタル値で進化先が変動するという機能も再現された。
ちなみに「Dimカード」状の物は、デジアド:で光子朗がガーベモンからもらった地図メモリーとして先にアニメに出ていた。
その他
1998年発売の『デジタルモンスターver.5』に登場する成熟期デジモンのドットがゴジラ怪獣にしか見えないというのはファンの間では有名な話であり、一説にはゴジラの育成ゲームがお蔵入りしたから流用されたとも言われている。
つまり、これが本当ならば、この頃からバンダイは特撮作品のキャラクターを育成するゲーム機を構想していた事になり、その思いが漸く実を結んだといえる。そのうち、ゴジラが参戦する日も近いのかもしれない。
ver.5の成熟期デジモン
キャラクターズ参戦作品
ウルトラシリーズ(ウルトラマン)
昭和ウルトラマン
- 『ウルトラマン』
平成ウルトラマン
- 『ウルトラマンティガ』
- イーヴィルティガも育成可能。
- 原作を反映してphase1〜phase2に相当する姿は光と石像となっている。
- 『ウルトラマンダイナ』/『ウルトラマンガイア』
- ダイナ、ガイア、アグルが育成可能。
- phase6にはアグル(スプリーム・ヴァージョン)やサーガが確認できる。また、グリッターダイナも育成可能との事だが、これが本作オリジナル形態なのか、それともグリッターバージョンの事なのかは不明。
- 『ウルトラマンゼロ』
- ウルトラマンゼロを育成可能。グランセイバードゼロも実装されている。
令和ウルトラマン
- 『ウルトラマンZ』
- 『ウルトラマントリガー』
- ウルトラマントリガーと各種形態を育成可能。
- 初期形態は光である。
- 専用エネミーとしてカルミラ、ダーゴン、ヒュドラムも登場。
ウルトラ怪獣
- 『ウルトラマン』(ゼットン)
- クローンゼットンやファイヤーゼットンなどのイベント限定怪獣も収録。ゼットンバルタン星人がいない代わりにゼットン・ファルクスが実装されている。
- 『ウルトラマンZ』(セブンガー)
- 『ウルトラマン』(バルタン星人)
- 歴代バルタン星人が育成可能。
- 幼年期に相当するのはチャイルドバルタンとバルタン星人Jr.となっている。
- タイニーバルタン、ダークバルタン、サイコバルタン星人、バルタン星人ベーシカルバージョン、メカバルタン、ネオバルタン、バルタン、二代目、三代目と映像作品に出たものは一通り抑えられている。
- 皇帝・デスバルタン、バルタンバトラー・バレル、アンドロ・ザ・キラーメカバルタンといった知る人ぞ知るキャラクターもいる。
- 残念ながら五代目と六代目はいない。
- 『ウルトラマン』(ゴモラ)
仮面ライダーシリーズ
昭和ライダー
平成ライダー
- 『仮面ライダークウガ』
- 全て仮面ライダークウガのフォームチェンジで統一。また、仮面ライダーシリーズでは共通してphase1〜phase2は「human」となっている。
- 『仮面ライダーオーズ』(SIDE:オーズ)
- オーズとバースの携帯各種を育成可能。劇場版からVシネまで他媒体限定形態も網羅。
- 『仮面ライダーオーズ』(SIDE:グリード)
- TVシリーズからゴーダやショッカーグリードまでのグリードを網羅。古代王仮面ライダーオーズも登場。
- 何気に初の怪人専門弾となった。
- ただし、ムチリは登場しない。
- 『仮面ライダーエグゼイド』(SIDE:エグゼイド)
- 『仮面ライダーエグゼイド』(SIDE:ゲンム)
- ゲンム、レーザー、パラドクス、ライドプレイヤーニコ、クロノスが育成可能。
令和ライダー
- 『仮面ライダーゼロワン』(SIDE:ゼア)
- 『仮面ライダーゼロワン』(SIDE:アーク)
また、PVやメインビジュアルから以下のキャラクターも参戦が予定されている模様。
関連動画
関連タグ
たまごっち:仮面ライダーとのコラボモデル『仮面ライダーっち 50thアニバーサリーVer.』が存在する。