モルガン(Fate)
もるがん
真名 | モルガン・ル・フェ(ヴィヴィアン) |
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クラス | ルーラー(汎人類史)/ バーサーカー(異聞帯) |
性別 | 女性 |
身長 | 170cm |
体重 | 56kg |
出典 | アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン |
地域 | 最果てのオークニー |
属性 | 秩序・悪・地 |
好きなもの | 思い通りになる自分の国 |
嫌いなもの | 芋虫 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 遠藤綾(Apo)、石川由依(FGO) |
古いイギリス妖精史では「善き湖の妖精」として語られていたが、
アーサー王伝説が編纂されてからはアーサー王に敵対する悪女とされた。
『Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
「Fateシリーズ」で度々語られるアーサー王の姉。マーリンに比肩するほどの魔術師であったが、苛烈なほどにアーサーを憎んでいた。
Fate世界に存在している事自体は明らかであったものの、長らくストーリーに直接登場する機会が無く、故にビジュアルデザインも決まっていなかったが、アニメ版『Apocrypha』にて満を持しての公開となった(クレジット上は「モードレッドの母」)。
『Fate/Grand Order』第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』開始に伴い正式実装。
そして安定のアルトリア顔で、やはり謎のヒロインXの宝具の特攻対象にもカウントされる。
こちらのモルガンはブリテン異聞帯を治める異聞帯の王としての彼女であり、『Apocrypha』などに登場した汎人類史側のモルガンとは一応別人という立ち位置(もっとも、顔までに関してはあちらと同じかどうかは依然不明のまま……一応、後述の汎人類史のモルガンの立ち絵は異聞帯モルガンと同一だが、ただ単に流用の可能性もあるため断定はできない)。
異聞帯の王としては、地球全土を妖精郷で塗り潰す計画を立てており、そのために年に1度妖精達から「存在税」として大量の魔力を奪っている。カルデア陣営としても、間もなく訪れるブリテン異聞帯崩壊に伴う地球自体の「崩落」を止める手段として、彼女の打倒は避けられない状態。
オリジナルのモルガンに無い、黒い十字架型の槍を所持しているが、クラスはランサーでも、ファンから最適解だと見なされていたキャスターでもなく、バーサーカーとなっている。
ただし、ブリテン異聞帯において最初にかのクリプターに召喚されたときはルーラーと名乗っており、汎人類史にて彼女を召喚する際にはルーラーとして召喚されるのだと思われる(ルーラーは為政者のクラスでもありブリテン島の主としての証を持っているからだろう)。
ウーサー・ペンドラゴンの子にして騎士王アーサーの姉、「モルガン」。
伝承ではゴルロイスとその妻イグレインとの間に生まれた娘とされるが、型月世界ではイグレインとウーサー王の間に生まれた妖精の子であり、ブリテンの後継者候補であった。アーサーが人理に肩入れする竜と人間のハイブリッドなら、モルガンは神秘に肩入れする人と妖精のハイブリッド。
また、型月世界においてはモルゴースやエレインなど2人の姉の存在も彼女に統合されており、オークニー兄弟やモードレッドの母もモルガンとなっている。
汎人類史の彼女の人物像については、義兄にあたるケイ卿曰く「妖精のように無垢かと思えば戦乙女のように壮麗、かと思えば魔女のように残忍。そして、おっかない女。最初はいい女だったらしいが、今やまるで三人の女が同居しているようだった」と語っている。
ホームズの推察では……
- アルトリアの善き姉である人間としての彼女(モルガン)
- ブリテン島の化身・ブリテン島に古くから伝わる女神としての彼女(モルガン・ル・フェ)
- 妖精・湖の乙女としての彼女(ヴィヴィアン)
それら三つを並立させるための三重人格であり、それぞれが独立していたのだと推察している。
『Apocrypha』では汎人類史、『FGO』では異聞帯のモルガンが登場しているが、キャラデザインの違い=世界線の違いではないので注意。
一人称はいずれも「私(わたし)」。
Fate/stay night
西脇だっと版では後続作品と容姿が著しく異なっており、アルトリア顔ですらない。
こちらでは神秘の技(魔術)はマーリンに接触して習得したという設定で、名前の表記も一般に知られる「モルガン・ル・フェイ」。行動原理が妬みなのは、後続作品とほぼ同じである。
Fate/Apocrypha
ロングヘアが特徴的で、顔を黒いフェイスベールで覆っている。
胸元と腹部に魔術刻印のような赤い紋様があり、黒と青を基調としたその衣装は見るものが見れば悪女だと一目でわかる風貌である。こちらは常に落ち着いている異聞帯とは異なり、まだ野心と渇望に満ちているため、ヒステリックである。口調は異聞帯のものとは異なり、女性語を用いる。
ブリテン島の後継者の資格を持って誕生した彼女にとってブリテンこそが全てであり、そこにしか己の価値を見出だせなかった。アルトリアや円卓と敵対した理由、アルトリア自身に咎は無いと理解しながらも憎悪した理由、それはそうしなければ自分は無価値で無意味としか思えなかったからに他ならない。彼女の本質はアルトリアへの劣等感の塊とも言える。
その表情はフードやフェイスベールで隠されているが、pixivへの投稿イラストではいわゆるアルトリア顔、中でもオルタ寄りに描かれる傾向が見られた。一方、漫画版では目が描かれているが、目つきは妖艶かつ邪悪さを感じさせるものであり、アルトリア顔とは言い難い。
Fate/Grand Order
『Apocrypha』版から黒と青のカラーリングの衣装や髪色を受け継ぎながらも、腹部の紋様は無くなり衣装のカラーリングに白がプラスされた事でより純粋で幼くなった印象を受ける。
こちらではモードレッドと同じ髪型を長いポニーテールにしたものとなっている。
口紅は青い物を用いている模様。見た目を一言で例えるならばキャストリア・オルタといった所で、性格も第3再臨のキャストリアとセイバーオルタを足して割った感じ。
とある事情により、汎人類史における自身の記憶を有している。
基本的に他者を信用しておらず、何事も自分で解決しようとする冷徹で強権的な独裁者。
自分以外の全てを見下し嫌っているが、合理主義者なために物事の判断に感情は挟まない。
必要とあれば怨敵をも迎え入れ、必要とあれば何者をも犠牲にするその徹底っぷりは、冷ややかな機械のようであり、民衆から見れば「悪の化身」そのもののように映る。基本的には人間不信であるが、嘘を見抜く眼「妖精眼」を持っているため、相手の話は(真実ならば)聞き入れる。
汎人類史のような三重人格による不安定さは見られない。この差異は歪みの原点である「ブリテン支配への渇望」がこちらでは叶って、満たされた状態が永く続いた為であり、加えて生来の淫蕩・残忍・自分勝手と言った要素も永い旅(月日)の中で幾度も打ちのめされた(挫折した)ことで、「なりを潜めた才女」もしくは「挫折、或いは反省した傾国の美女」となったから。
その長過ぎる年月を経たことから、汎人類史のように自らの感情を持て余すことはなく、同時に人並みに感情を顕にすることもない。ただし、あくまでなりを潜めただけで、彼女を追い詰めるほどの窮地・事態に陥ればかつての卑劣さが再発する可能性もあるなど、根っこはやはり変わっていない様子。また口下手(もしくは言葉足らず)なようで、自らの気持ちは言葉としてではなく、態度で示すタイプ。しかし普段が冷酷な態度しか示さないため周囲にはあまり気持ちが伝わっておらず、また本人もその事に気がついていないというコミュ障なところがある。
サーヴァントとして顕界した場合は、マスターに影響されたのか、かつての人間味を少し取り戻しており、冷徹な独裁者然としたところは変わらないが、より人間的な感情の起伏を見せるようになっている。嫌がらせをされれば怒り、思わぬものを見れば動揺し、嫌いなものを葬る時は嗜虐心を見せる。ちょっとポンコツっぽいところもあり、ネーミングセンスが少し残念。
また(自分の作った)ルールに厳しく、何事も制度化して律しようとする委員長気質なところも。
ただ、必要に迫られれば自らルールを改定することもあり、ある程度柔軟性を有している。
気持ちも態度ではなく口で伝える部分も多くなり、生前の姿よりは反省しているようだ。
汎人類史ではその愛がブリテン島に注がれていたが、異聞帯ではそれ以上の愛を見つけたようで、その者の為ならば愛していたブリテン島すら捧げかねないほどに愛が重い。特に、召喚されてからはなぜかマスターに対する執着が強く、「夫」または「妻」と呼んで伴侶のように扱ってくる。独占欲も強く、自分以外のバーサーカーは不要として解雇を迫るほど。ただ、後述するようにいきなりの夫or妻発言には、また別の意図があった模様。
アルトリア顔のイメージに反し料理スキルもかなり高いが、ハベトロットからは花嫁力が欠けていると称されている。汎人類史でもモードレッドがああなっていた事を見るに、家庭を築くには欠陥を抱えている様子。
しかし自らの養子に対して深い愛情を持っている他、汎人類史の記憶もあるが故に汎人類史の自身の子どもたちの事も、モルガンなりに気にかけている様子。
芋虫が大嫌いであり、異聞帯でも芋虫型のモースが大量発生した災厄「キャタピラー戦争」に遭遇した時は、多くの災厄を退けてきた彼女も珍しく女性的な悲鳴を上げたとされ、宝具を打ち込んだ後「無理、帰る」と一言残し真顔で帰ったという裏話がある。
結局の所、「キャタピラー戦争」は妖精騎士ガウェインの活躍によって解決されたとしており、彼女が如何に芋虫に対して弱いかが窺える。この芋虫嫌いは、女王になる以前からだったらしいことが示唆されている。
2022年のイベント『水怪クライシス』には、「散歩」と称して勝手にレイシフトを行って特異点に登場した。ダ・ヴィンチちゃんの証言によれば、過去に何度も勝手にレイシフトを行っていたとのことで、前述の委員長気質もある一方で、明確に規則で禁止されていない点を突いて、フリーダムに動き回る一面も見られる。
同イベントでは主人公とは別行動を取っていたが、現地で発生した可愛らしい謎の生物「コン」の手触りを気に入って撫で回したり、コンのために遊具として作られた竹馬を「安全確認」と称して自分も遊ぶ等、少女のようにはしゃぐ姿を見せた。
Fate/Grand Order Arcade
2022年12月1日実装。スペックはアプリ版と同じ。
ACバーサーカー初の完全シューター型。召喚時の台詞はAC仕様のもので彼方のカルデアは妖精國ブリテンと関わっていないので「我が夫/妻」は削除されている。スペックも同じと言うことは宝具についても同じと言うことで妖精特攻も持っているが、ACに妖精のサーヴァントはいない。
手に持った黒い魔槍は状況に応じて形を変える。
第1再臨では杖のような形状、第2再臨で十字槍、第3再臨で十字槍と斧を合わせたような形状。
モーション中では、槍で空間を一突きして離れた敵を貫く、黒化した「約束された勝利の剣」に似た剣を振るって衝撃波を放つ、「モルゴース」と唱えると同時に斧を振るって漆黒の波を放出する、「アコーロン」と唱えると同時に杖を掲げて相手の魔力を吸収する攻撃を見せている。
呪詛の類も扱えるらしく、自分にアルトリア・キャスターが持つ「カルンウェナン」に似た物体を突き刺して相手の体内から出現させたり、オーラを握りつぶして敵の臓物を破壊したりもする。
エクストラアタックでは、敵の頭上にロンゴミニアドを展開して攻撃する。
保有スキル
対魔力(A) | 妖精として超自然的な神秘を纏っているモルガンには『術式によって発生する』自然現象はその威力を大きく減衰させられる。 |
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道具作成(EX) | 妖精に魔術礼装は必要ではないが、モルガンはその出自から多くの魔術品を製作している。百年、千年クラスの魔術品も存在し、その一つが『失意の庭』『転移の水鏡』である。 |
陣地作成(B) | 自身の妖精領域を持たないためか、工房作りの才は『やや天才より』に留まる。モルガンの居城である罪都キャメロットは妖精氏族たちの力で作られたものだが、その要たる玉座と十二の聖槍はモルガンの手によるもの。そちらは『陣地』ではなく『兵器』のカテゴリーだ。 |
妖精眼(A) | かつては真実を見抜く力を持っていたが、今は失われている。とはいえその眼に宿る神秘は人間を遥かに凌駕している。 |
狂化(B) | 過去の出来事から自身の属性……生きるための方針……をねじ曲げ、女王として君臨している。妖精圏ブリテンを維持するために払っている労力は、まさに狂気としか言い表せないものである。 |
渇望のカリスマ(B) | 多くの失敗、多くの落胆、多くの絶望を経て、民衆を恐怖で支配する道を選んだ支配者の力。自身の妖精炉を活発化させて魔力を生成し、パーティー全体の攻撃力を上げ、敵全体の防御力を下げる。 |
湖の加護(C) | 湖の妖精達による加護。放浪した時間があまりにも長い為、アルトリアよりランクは下がっている。 |
アヴァロンの妖精(C) | 「湖の加護」の名で隠蔽されていた力。楽園の妖精(アヴァロン・ル・フェ)が持つ、生命を祝福し、様々な汚れから対象の運命力を守る力。 |
最果てより(A) | 幾度となく死に瀕しながらも立ち上がり、最果てより世界消滅の呪いに耐えきってブリテンに帰還を果たした女王の矜持。戦場の勝敗そのものを左右する強力な呪いの渦、冬の嵐、その具現。通常のモルガンは持たない、異聞帯の王としてのスキル。 |
※「湖の加護(C)」は第2部6章クリア後に名称が「アヴァロンの妖精(C)」に変更される(スキル効果に変化はなし)。
彼女が関与したかと思われるトリスタンの幕間では獅子王と同じく他者に「ギフト」を与える能力を有していることが確認されており、ランサーのアルトリアからは「妖姫」と呼ばれ、「どこぞに顕れているというのか」と疑われている。アルトリアを上回るブリテン島の主人としての力を持っているとされ、エルキドゥの幕間におけるモードレッド曰くその術は、おぞましい出自が明かされたフワワを作ったものと同じ事が出来るらしい。続く第2部6章では、異聞帯のモルガンの誕生に大きな影響を及ぼしている。
妖精國時代には「水鏡」という、対象を過去に転送してなかったことにするとんでもない魔術を行使可能だったが、これはあくまで専用に調整した環境ありきの魔術だった為、汎人類史では使用できないとモルガン本人から明言されている。同様の魔術はインド異聞帯でアシュヴァッターマンが異聞帯の神の魔力を強引に借りる形で行使した前例があり、世界を作り替えられるレベルの膨大な魔力を扱えることが術を発動させるための必須条件になっていると思われる。
また、マシュの盾の仕組みやカルデア式召喚についても熟知しているようで、イベント『水怪クライシス』で登場した際は、シナリオ終盤に黒幕への対抗手段として特殊な依代・触媒を使用し通常では召喚できない神霊サーヴァントを召喚する荒業を披露した(モルガン本人曰く「違法召喚のようなもの」)。これについてはダ・ヴィンチちゃんも彼女の魔術的な才能を称賛していた。尚メタ的な視点から見ると、もしもイベント序盤から彼女が主人公と行動を共にしていたなら、妖精眼で黒幕の正体を即座に突き止め、あまりに呆気なくイベント終了となっていた可能性が高い。
この為に、終盤まで合流させられなかったとも取ることができる。
はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)
- ランク:EX
- 種別:対城宝具
- レンジ:10~99
- 最大捕捉:100人
「暗き湖よ、来たれ。」
「それは絶えず見た滅びの夢。報いは無く、救いは無い。最果てにありながら、鳥は明日を歌うでしょう。どうか標に――『はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)』」
彼女がその生涯をかけて入城を望み、そして果たされなかった白亜の城キャメロット。
この宝具は「円卓を破滅させるもの」としてのあり方を魔術として顕したもので、決して辿り着けない路を一瞬にして踏破し、破壊せんとするモルガンの恩讐を表しているものでもある。
モルガンが倒すべきはアーサー王ではない。人間の為にブリテン島の妖精達を一度滅ぼそうとする運命=人理そのものを打倒する為、彼女は最果てより戻り、世界を呪う魔女となった。
詳細は該当記事を参照。
一言で言うなら、セイバーとキャスター向きのスキルを持ったバーサーカー。
味方全体に対する攻撃支援と敵への防御力ダウン、自己NP供給の複合スキルである「渇望のカリスマ」、キャストリアより若干劣るがNP配布+NP効率アップの「湖の加護」、クリティカル威力アップ、スター供給、スター集中、ガッツ付与等、CTの長さ以外は欠点が全くない攻防どちらも強化する、複合スキル「最果てより」などの強力な性能を持つ。
宝具は、カードの種類はBusterで、効果は【自身に〔円卓の騎士または妖精〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>&敵全体に呪い状態を付与(5ターン)+味方全体に宝具使用時のチャージ段階を1段階引き上げる状態を付与(1回・3ターン)】。円卓の騎士と妖精特攻は該当者が少なく効力を発揮しにくいが、「人の力」の方は該当者が多く高い殲滅力を発揮する。オーバーチャージ増加は特にキャストリアと相性が良く、あちらの宝具による粛清防御の回数を増やす事で守備面での安定感が増す。
クリティカル、宝具、NP支援等、攻撃からサポートまで満遍なくこなせる万能アタッカー。
欠点としては自身の守りがスキル3のガッツしかない事と、全体的に複合効果が多い故にスキルのCTが長めなこと。ただCTはともかく守りに関しては他のバーサーカーと比べ、モルガン自身もサポート能力があることから防御系サポーターと組ませることでカバーは容易。
競合相手としては同じくBuster全体宝具、NP自己供給+スター集中スキル持ちでよりお手軽に特攻を叩き込めるアルジュナ・オルタの存在が挙げられる。とはいえモルガンがスキルに全体デバフを持つため、スターやNPを残り枠で賄っての周回編成で共闘させることも十分に可能である。
また、周回適性はかなり高め。全体宝具バーサーカーでありながら自分でNP50%を供給しつつ自バフも出来るので、周回にはもってこいの性能をしている。そこに加えてさらに、スキル3で「スター獲得→スター集中→クリティカル威力アップ」というクリ殴りに必要なことをたった一人全てこなせるため、変則編成(敵構成が3-3-3以外のパターン)クエストでの周回にも高い適性を持つ。
そのため、『ネロ祭』やクリスマスイベントでの"特攻礼装6積み編成"などでかなり重宝された。
余談だが、6周年記念ピックアップにて実装された光のコヤンスカヤ2体と組ませることで全体バスター宝具のバーサーカーでありながらオダチェン抜きの確定システムという、とんでもないことが出来るようになった。あちらにも"スター獲得"スキルがあるため、今後の変則周回での環境を担う存在になるだろうと思われている。というより、バーサーカーゆえの広い相性有利から、相手がフォーリナーなど特別な場合を除き、大体はこの編成で通れてしまうという万能性を持つ。
ちなみに7周年で実装されたアーキタイプ:アースでも同じことができる。
更にフレンドのモルガンとも組み合わせて3人全員の宝具3連射でクエストを攻略するアルモルモルというシステムも考案された。アーキタイプ:アースはムーンキャンサークラスのため相性有利を取りにくく、火力が伸び悩みやすいという欠点があるが、このシステムならば1wave担当となるため、宝具1かつ礼装補助抜きでも大抵のクエストはこなせるのが魅力。
生前
ブリテンの王に選ばれた異母妹。
ブリテン島の主人の証(島の神秘)を持っていたが、その期待は全てこの妹に奪われていた。
後継者としての地位を失った恨みから、騎士王を追い落とすために、あらゆる姦計を巡らす。彼女自身には非がないということを自覚しているが、その上で憎いという。その対抗心は異聞帯という隔たりの上でも影響するところがあるのだが、とりわけ聖槍を持つアルトリアには円卓の騎士を付き従えている事もあってか、より強いライバル意識をもっている。水着姿の彼女に対しては「水鉄砲をよこせ」と言っており、異聞帯のモルガンは案外こういうノリにも抵抗はない模様。
性格が似通ったアルトリアの別側面。
「見るからに壊すことしかない宝具」に、自分の名が付けられていることに相当頭にきている。
なお『FGO Material Ⅰ』では、なぜモルガンの名が付けられているかについて推測されていた。
実の息子・娘達。ロット王との間に生まれた三男一女。全員が円卓の騎士に所属している。
この内アグラヴェインは、モードレッド同様にアーサーを陥れるために遣わした間諜であった。
一方で別の場所で育った、ガウェインやガレスとはあまり面識はなかったらしい。反応があるのは今のところ実装している長男と末娘のみだが、異聞帯のモルガンによれば汎人類史の自分が人並みに子どもを産んだ事を意外に思いながらも、自分に似ていない良い騎士だという認識である。
ちなみにガウェインは自分の知る母と違うと思いながらも苦手意識を抱いており、呼び方も「モルガン公」と他人行儀。ガレスの方は普通に接するが「別の世界のお母様」と認識し気を遣ってあまり関わらないようにしていた様子。2022年水着イベントでは遭遇したガレスからとっさに「お母様」と呼ばれた際には微笑んで流していた。後の2023年水着イベントでは三人の子どもを自分が作ったホテルに招く等、汎人類史の自分の子どもたちの事もそれなりに気にかけている様子。
なお、息子たちの内、ガウェインとアグラヴェインはモルガンのコミュ障を別の意味で受け継いでしまっており、ガウェインはアーサー王の気持ちを理解出来ず、アグラヴェインに至っては他人とコミュニケーションを取る事を馬鹿にしていた程である。
実の娘。アーサー王を陥れるため彼女を魔術で男体化させ、彼女の妻に化けて誘惑して精を奪い、製造したクローン。同時にモルガンの遺伝子も組み合わせている為モルガン(母)の子どもであり、正真正銘アルトリア(父)の子どもでもある。上記の4人の子どもにとって異父妹にあたる。
アーサー王の遺伝子から鋳造され騎士王を超えるべく育て上げたが、本人は王に心酔。
しかしその最期は、皮肉にもモルガンの思惑に沿う形でブリテンを破滅へと導いた。
当のモードレッドからは嫌われているようで、セミラミスに対しての反応からもそれが窺える。
異聞帯でのモルガンはアーサー王のコピーを作ったことに驚きを隠せなかったが、その評価も「中々出来の良い駒」というもので、モルガンが彼女をどう見ていたかが窺い知れる。
一方でガウェインやガレス同様に、汎人類史の自分の子どもとして気にかけている様子。
従来の作品でのモルガンと異聞帯のモルガンの人柄の描写がかなり異なるため、妖精騎士トリスタンのように愛情に関する齟齬があったのかは不明。現状の描写ではモルガンの性格自体異なっているためその様子はないが、汎人類史のモルガン自体描写が少なく偏っているため今後の展開次第。
長らくモードレット側からの反応がなかったが、CBC2024を期に追加されたモードレットのマイルームボイスにて遂に母上とご対面。やはり「ゲェ!?母上!?」という程苦手意識を向けていたが、自分の知るモルガンではないこと、更にマスターを「夫/妻」と呼ぶ姿に「マスターが俺の父上/母上になるのか!?嫌なんだけど!」と別の意味で苦手意識を持つように…
語られることの少ない汎人類史のモルガンについて2人からコメントがあり、ケイ曰く、昔は美しかったのに今となっては(ブリテンの終盤頃)恐ろしい女。ランスロット曰く「所詮小物であり、アーサー王を傷つけることはできない」(結果論ではできている)とのこと。基本キャメロットには出禁になっていた彼女だが、円卓の騎士からコメントがある程度には、影響があった模様。
次代の王に悩むウーサー王に興味本位でのっかり、計画を組み立てることになった元凶。
異聞帯の彼女からも「悪夢そのもの」と嫌われており、何度殺しても復活するため「どこかに閉じ込め、決して近づかない」という対処法を取っており、予め魔術礼装で封印していた。
カルデア召喚後にイベントで対峙した際も「節操なし、責任感なし、アフターフォローなしの夢魔」「クソ虫と殺し合わぬものか」と愚痴のオンパレードで、最終的に主催者権限でマーリンをイベントの解説者ポジションから降板させる強硬策に出た(そして自分が後釜に収まった)。
皮肉なことにゲーム上ではマーリンとは相性がとても良い。
こちらも一応関係者。
彼の目から見た異聞帯のモルガンは、「偽物だ」と冗談を飛ばすほどに丸くなっている模様。
モルガンからはフォウについては特に言及されていないが、バレンタインでは軽口を叩くようならマーリンと一緒に封印すると脅しをかけている(そして、フォウくんは逃げた)。なお、この時にはっきり「キャスパリーグ」と呼んでおり、彼の正体は知っている模様。
実の父親にして、ある意味でモルガンの人生を狂わせた原因。
彼とマーリンの謀が巡り巡ってブリテンを滅ぼす遠因となった。『FGO』では、自分に従わない全ての人間を憎んでいるとされる中でアルトリアに並んで名を挙げる程、憎悪の対象。
その一方で異聞帯における彼は異聞帯のモルガンの弟子であり、やがて互いに想い合う仲となっていった。彼の外見は下記するアーサーに似ていた可能性が示唆されている。
妖精と関わりのある古代ローマ帝国の将軍。
伝説では彼女との間に設けた子が妖精王オベロンだと言う。
型月世界での真偽は不明。尤も、後述するオベロンへの反応を考えると……
ブラダマンテの幕間にて敵対者の名前に挙がっていた(アストルフォに手を貸した、善の魔女ロジェスティラの姉とされる)。十二勇士のオジェ・ル・ダノワと子を儲けたという伝承がある。
異聞帯
我が夫と呼ぶブリテン異聞帯の担当クリプター。
一応都市一つを任せる等、妖精國の価値観からすれば異例なレベルで重用はしている。
世界を壊せる存在を望まれた結果召喚され、当初サーヴァントとしての契約を結んでいたが、ブリテンを憂う彼女自身によって覆され、体裁上未来の夫という形で側に置いているとのこと。
また、彼というビーコン目掛けて空想樹破壊の聖槍魔術をぶっ放す等、生死に頓着しない扱いの荒さも窺えるが、一方で娘である妖精騎士トリスタンの面倒や他の異聞帯への外交を一任する等、ある程度好きにさせてもいた。
と云うのもベリルにとっては、妖精國もモルガンも(そして異星の神もクリプターもカルデアも)「マシュを手に入れる」という目的を果たす為の舞台装置かつ『単なる暇つぶしの小道具』でしか無く、モルガンもまた妖精國の運営に日々忙しい自分に変わり、娘の退屈しのぎの遊び道具兼教育係かつ『体のいい使い捨ての手駒』として取っておいているだけに過ぎず、所謂お互いの利害一致による半放置の関係に等しかったと考えられる。
妖精騎士の3翅
汎人類史の円卓の騎士の霊基を妖精に ”着名” させた「妖精騎士」。女王軍の旗頭として畏れられている。彼女らがブリテン異聞帯に現れたのはおよそ百年前だが、これは同世界と外界の時間が同期しなくなった事が影響している。第2部6章終盤、結果的に彼女たちをギフトで縛ったモルガンの判断は正しすぎた事が証明される。カルデア召喚後も個人的な上司と部下のような立ち位置でモルガンに付き従っており、アルトリアに対する円卓の騎士達のような立ち位置になっている。
前述した妖精騎士の1翅。
武人としての実力があり、忠義に厚い性格のためモルガンからは全面的に信頼されている。
彼女のワーカホリック気味なところに関しては心配している節もあり、メインシナリオの作中では謹慎の名目で休暇を与えて休むように命じる等、要所要所で配慮を見せていた。
異聞帯では最終的に反乱軍を通す形でモルガンに叛逆したが、カルデア召喚後は結局元の鞘に収まっている。モルガンは2023年水着イベントで自分の死後の妖精國のその後を知っている描写があるため、叛逆した事は知った上で水に流しているものと思われる。
なお、モルガンがマスターに好意を持っているのには気づいていない。
前述した妖精騎士の1翅。
モルガンの後継者として魔術の教えを受けている。
愛娘(養子)として惜しみない愛情を注がれてはいるものの、言葉足らずなモルガンとはすれ違うシーンもしばしば。モルガンの教育方針で「悪逆であること」をモットーとしており、時にモルガンの命令ですら反発することもあるが、根はお人好しのため、相手の真意や自身が行動するメリットを理解すれば命令やアドバイスの類には案外素直に従うようだ。
カルデアに召喚された後はモルガンと親子として一緒にいることが多いようで、イベントシナリオや概念礼装に2人セットで出演するシーンが比較的多い。なお、妖精騎士ガウェインと同様にモルガンがマスターに好意を持っているのに気付いておらず、モルガンが「夫/妻」と呼ぶ存在の素行調査をしようとしていた。また、兄弟姉妹に関してのリアクションは今の所不明。
前述した妖精騎士の1翅。
妖精國最強の戦士として実力は認めているが、文字通りの「最強」であることに起因する彼女の怠惰かつワガママな性格ゆえに騎士としての信頼は今一つの模様。カルデア召喚後は早朝の招集に応じるようになった点を褒めている一方で、意にそぐわない命令にはやはり従ってくれないようで、「従わないと恥ずかしい秘密を暴露する」と脅す形で厳命しているシーンがあった。
また本人はオーロラを最優先の行動原理としていたが、モルガンに対しても敬意は持っており、異聞帯で叛逆したことについては「愚かだと思いながら恩を仇で返し、合わせる顔がない」と恥じている。
妖精騎士の他2翅とは異なり、彼女はモルガンがマスターに好意を持っていることに気付いている。
「夫/妻と恋人は別」ということで棲み分けはできると考えているが、主君の夫/妻がマスターだと分かったうえでマスターと恋人として付き合うのはれっきとした不倫であり、モルガンが彼女の源氏名として「ランスロット」の名を与えたのはあながち間違いではなかったと言えるだろう。
クソ虫と呼び激しく嫌悪している。
モルガンが彼の正体をいつ知ったかは定かではない。
モルガンの周回性能は前述した通りだが、オベロンも破格の周回サポート性能を誇るため、モルガンとオベロンの両方を起用した周回パーティーが採用されることも多い。自前のオベロン(+光のコヤンスカヤ)とフレンドのオベロンでBuster宝具連射を狙うオベロンシステムなるものも存在し、モルガンもシステム対応アタッカーの筆頭となっているが、「クソ虫」に囲まれながらクエストに出撃する彼女は内心で怒りを燃やしていることだろう(恐らくこんな感じ)。
かつてのモルガンのライバルであり、僅かな差で敗れ去ったという経歴を持つ。お互い実力は認めていたのか、女王歴400年の時点で妖精國の王権についてモルガンと密約をかわしていた。
マヴの娘。王の氏族の氏族長。
マヴとモルガンの密約で、モルガンに万一があった場合の妖精國の統治者とされていた人物でもあった。異聞帯では堂々とモルガンに宣戦布告までしているが、モルガンの方はほとんど気にしていない。ただ、ライバルであったマヴの娘と言うことで思うところはあったようで、その縁を使ってノクナレアもカルデア入りすることとなった。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
バトルモーションでは我が臣下と発言しているが、他の王様系サーヴァントとは違い、召喚時の口上とマイルームの絆ボイス関連ではなぜか、主従の関係ではなく夫婦の関係という設定に勝手にしており、ボイスも主人公の性別ごとに二種類用意されている気合の入れようで、男性時には「夫」、女性時には「妻」と呼びかける。その勢いはプレイヤーをして「ちょっと感情が重いクーデレ」、「ヤンデレ気味の素直クール」、「意見のごり押しは正にバーサーカー」などと評された。
初対面となる異聞帯においては、駆逐すべき汎人類史のマスターであったにもかかわらず、最大の邪魔者である「予言の子」共々何故か抹殺ではなく捕縛を命じている。
後にバレンタインイベントで判明した限り、召喚直後にいきなり夫/妻として扱おうとしたのは本人曰く「汎人類史の魔術師への軽蔑と反感」であり、「召喚されたサーヴァントとはいえ自分が上位。譲歩しても対等な関係」という皮肉を込めてのものだった様子。
しかし一方で「言葉から始まる関係も悪くない」と言っているように、親しんでからは好意の意味で扱っているのも事実らしい。書籍マテリアルによれば彼/彼女との出会いは「超ド級の幸運」とのこと。
カルデアにおける茶飲みの友達。モルガンからはなにか思うところがあり大事にしているようだが、ハベトロットには心当たりがない。それはそれとして、ハベトロットの見立てではモルガンには「花嫁力」が足りないらしく、悲しまれている。一方でハベトロットの宝具がブラックバレルの模倣品と化していることについて、カルデアに対し憤りを露わにしている。
『水怪クライシス』では、モルガンとともに「お忍び」で特異点にレイシフトを行ったが、コンたちの防具を作るイベントを察知した途端にモルガンのもとを離れて主人公たちと合流してしまい、1人取り残されたモルガンはしばらくの間不機嫌になっていた。
『風雲からくりイリヤ城』では、画面内のアナウンスの字幕にて、選手として出場したハベトロットの活躍にとても賑やかにリアクションする女王の姿が目撃されている。
異様なほどの信頼を置かれており、「マシュがいるのだから問題ない」と発言している。
その理由はモルガンとマシュの異聞帯での経験に遡るとみられる。
『Fate/Apocrypha』でのモードレッド曰く、モルガンと「同じ匂いがする」とのこと。
絶世の美女にして王位に在ること、秩序/悪という属性、高身長(モルガンの方が高いが)、建築に堪能、手練手管を弄する野心家でありながら意外な一面を持っているなど共通点は多い。
同じく、地元では恐ろしい暴君として伝えられる強力な英霊。
反面、「身内」と認めた者に対しては、結構甘い点も共通している。
以前からキャスター霊基の彼がマイルーム台詞で「嫌いなもの」としてメイヴと並んでモルガンの名前を挙げており、モルガン自身も警戒する彼に対して意味深な態度を取っている。
モルガンの存在がケルト神話の同名の魔女(女神)と同一視されている為と思われるが……?
他のバーサーカー
自分以外のバーサーカーがいるのを気に食わず「全員解雇しなさい。必要ありません」と主人公に迫るマイルームボイスがある。どこぞのセイバー死すべしアサシンと同じく、別のトンチキ世界出身とはいえ考えてることは同じである。もっとも問答無用で切り殺そうとする向こうとは違い、穏便に解雇で済ませてくれてるあたりこちらの方がいくらかはまともではあるが。
なお、溶岩水泳部に所属する2人のバーサーカーからすれば、主人公との関係も含め色んな意味で黙っていられない案件ではある。
……のだが、追い打ちを掛けるかのごとく2024年12月、同じバーサーカーかつ魔女であり主人公を娘婿扱いする義母という違うベクトルで厄介な地雷案件まで現れた。恋人VS母VS義母VS妻/夫……(全員自称)
娘(妖精騎士トリスタン)が靴作りを一緒に行っている相手。
恐らくヒールに凝った娘がガラテアに靴作りを師事していると思われる。
作中では直接の絡みはないが、娘が靴作りにハマっているのは把握しているようで、バレンタインのシナリオで娘に対して妖精騎士ガウェインの靴を作るよう命じるシーンがある。
なお、ガラテアはバーサーカーであるため、解雇対象に入ってしまっている。娘の趣味友(師匠)を優先するのか、それともバーサーカー不要論を優先するのかは気になるところである。
異世界におけるアーサー王(こちらは原典通り弟)。
今のところ両者に言及は無いものの、異聞帯のモルガンから見れば彼の外見はかつての苦い記憶を呼び起こさせるため、お互いに色々と複雑な存在という関係。
『水怪クライシス』で特異点に発生した謎の生物。
可愛らしい見た目と手触りを大変気に入ったようで、ほぼ常時コンを撫で回していた。ただし、ただ単に愛でているだけではなく、そのついでに「魔術的な興味」を持ってコンが何者なのかを分析しており、イベント終盤にはその正体を見抜いていた。
『水怪クライシス』で共演。彼女たちの髪の毛を下記の太歳星君の触媒として使用する。
なお、太歳星君の召喚時は切羽詰まっていた状況とはいえ、モルガンは何も言わずいきなり勝手に彼女たちの髪の毛を抜いたため、彼女たちからは当然キレられている。
『水怪クライシス』で前述のコンを依代に、エレシュキガル・ラムダリリス・武則天の髪の毛を触媒にして、マシュの盾で縁を結び、マスターの詠唱で召喚した神霊サーヴァント。
召喚時の青年の姿から、より安定する少年の姿に変化したことに魔術的な興味を持っている。
特殊なルートで召喚したため「違法召喚のようなもの」としているが、「マシュの円卓を通して縁を結んだ立派なサーヴァント」であるため、特異点消滅後にカルデアに連れ帰ることを提案している。シナリオやマイルームではそれ以上の絡みはないが、依代となったコンを非常に可愛がっていた経緯もあり、二次創作では太歳星君をコンと同じように撫で回す姿も良く見られる。
『水怪クライシス』で共演。
上記の召喚を目にして「悔しいけどやっぱり天才的な術者」と称賛。
天才たる彼女をして「天才」との評価なので、魔術の技量はトップクラスに値するとうかがえる。
イベント『カルデア妖精騎士杯』で共演。
妖精女王グロリアーナに仕えていたが、外征妖精騎士としてモルガンにも仕えることを志願。グロリアーナへの非礼にあたることや既に国のない身であることから断ろうとしたが、妖精騎士杯での彼女の活躍と奮闘を経て外征妖精騎士に任ずることとなった。
『カルデア妖精騎士杯』で共演。
同イベントの実況を務めた(解説担当はあろうことかマーリン)。アスレチックを「明日霊血古圏」と当て字にし、二度も真顔で言いきれるモルガンの残念なネーミングセンスに呆れていた。
『FGO』で声を担当した石川氏はザビ子こと岸波白野も演じていた。
小説『Garden of Avalon』の作中で、ウーサー王は、ブリテンの神秘を宿す「人間離れした王」であったものの人間であった。彼は、サクソン人はともかくヴォーティガーンやピクト人には後れを取っていたこと、ブリテンの神秘である島の加護(王の証)が年々薄れていっており次の代には受け継がれない恐れがあったことがあり、次の王は人間以上の存在に、また島の加護に並ぶ神秘(赤き竜の因子)をと計画した。そうして最適な母体を用意し、創り生まれたのがアルトリアである。
モルガンは言うなれば彼女を生み出すための前衛かつ試作品サンプルとして誕生した存在ともいえ、だからこそウーサー王からブリテン島に潜む原始の呪力(黒い魔力)を受け継いでいたとされる。
王の証の引き継ぎの予測を見誤ったこと、そして尚王への期待等は全てアルトリアに向けられていたこと。これらの要因はモルガンがウーサーやアルトリアを憎むには十分すぎる理由だろう。
原典およびどの伝承においても、アーサー王を陥れた魔女でありながらその最期を看取り、アヴァロンへと連れて行く「アヴァロンへの導き手」としての役割だけは変わっておらず、この一見矛盾した立ち位置が何故成立しているのかについて、2部6章で妖精が生まれつき持っている「目的」に基づいて行動・生活している存在だという事実が明かされると、「ブリテンを奪い返す」という野望(目的)は後天的に生まれたものであり、「アーサー王を癒しその身を護る」ことが本来の妖精としての役割では無いか?という考案が浮上している。
(Fateもとい型月世界における妖精は、基本的に理性が無いため気まぐれでうつろい易く、純粋に善悪を楽しむ生物とされており、一瞬でも好奇心や憎悪などの激情に駆られればそちらに引きずられ、本来の目的を忘れて周りの犠牲を厭わず暴走(悪妖精化)してしまう。従ってモルガンが起こしたブリテン崩壊迄の一連の事件も、この妖精の血が流れているが故の衝動と考えれば何ら不思議ではないのである)
所持している魔槍はコマンドコードにも登場しており、それによると槍の名前は「雨と星の童話」という名であるという。また絆礼装の解説によると、元々はキャストリアの杖と同じ見た目で能力も味方を癒すものであったが、度重なる戦乱と怒りの中で純粋な呪いの武器に変質してしまった。
上述の通り『Fate/Grand Order』には汎人類史と異聞帯両方のモルガンが登場しており、トリスタンの幕にて干渉が示唆され、同じくランサーのアルトリアから言及されていた「妖姫」は前者の方のモルガンと思われる(実際ベリルに召喚された彼女は自らを「妖精妃」と名乗っていた)が、このモルガンがルーラークラスのサーヴァントだったのかどうかは分かっていない。(もしそうであるなら単純に逸れサーヴァントとして偶々レイシフト先にいた事になるが、そもそも特異点になってもいなかった場所に聖杯も無しで何故現界出来たのか疑問が残る)
また同じ理由で、『Apocrypha』に登場した生前のモルガン≒『Grand Order』における汎人類史側のモルガンの霊基の主体(『座』に登録されている本体)と見解しているマスターも多いが、『stay night』と『Grand Order』で違う時空世界を歩んだと明言されているベディヴィエール(前者では今際までアルトリアの笑顔を見た事がなかったが、後者では二人きりの際にアルトリアの笑顔を見た事があった)が存在している以上、疑問視もされている。現在は事実上、霊基グラフが異聞帯側に上書きされてしまった状態にあるので確かめる術がなく、公式からの発表が待たれる……
ちなみに英霊がルーラークラスに選ばれる条件の1つとして「聖杯への願いが無いこと」が挙げられているのだが、汎人類史のモルガンがこの資格を持っていると前提した場合、「彼女のブリテン奪取という願望(ゆめ)はアルトリアがいる限り、聖杯をもってしても一生叶わない」事が示唆されているとも取れる。妖精の血筋に加えてこの事実を照らし合わせると、2部6章で起こしたある行動の真意がおのずと見えて来るかもしれない…。
二次創作では、実装当初こそ「愛の重いクーデレ」キャラと認知されていたものの、第2部6章完結後は妖精騎士トリスタン(更にはガウェインとガレス、モードレッドも)を陰から見守る親馬鹿ママという立ち位置に落ち着いてしまった。何を言っているのか分からないと思われるが、詳しくは重大なネタバレを伴うため、是非とも自らプレイするなりプレイ動画を検索してみるなりしてほしい。モルガンがマスターに甘やかされる理由が、骨身に堪えるほど分かるだろう……
ユーザーからの呼称は真名の通り「モルガン」が主流だが、作中でも出てきたように「モルガン陛下」や「陛下」と敬意を込めて呼ばれることも多い。愛称はド直球に「妻」。親馬鹿ママ属性から「モルママ」というものもあり、「アルモルモルシステム」のように真名の頭2文字を取って他単語と合わせた呼び方をされることもある。2022年新年に菌糸類が投下した「モルカー」のネタで、「モル●●」の呼び方は準公式化していると思われる(後述のPUIPUIモルガンを参照のこと)。
なお、2022年のエイプリルフールイベント『Fate/Pixel Wars』にもモルガンが登場しているが、その際のサーヴァント説明には「人生ハードモードすぎてとことんクール」「アルトリアと親戚関係」「こう見えて家庭的で子煩悩な一面もある」等の人物評が記載されていた。
前述の親バカママなところに関しては公式設定と考えてよいだろう。
詠唱の元ネタ
- モルゴース
モルガンと同一視されるガウェイン卿達の母親。
シリーズにおいてはモルガンとほぼ同一人物ということになっている。
- アコーロン
アーサー王伝説において、モルガンの愛人とされる円卓の騎士で、モルガンから聖剣の鞘を手に入れたという逸話が残っている。その後、互いの正体を知らぬままアーサー王と決闘し鞘を失ったことで敗北、死に際に王に罪を許され、その遺体はモルガンに返された。
- オークニー
イギリス北部のオークニー諸島のこと。
アーサー王伝説ではモルゴースの夫とされるロット王の領地であった。
OL姿
2021年11月18日、カルデア・サテライトステーション実施記念イラストが公開された。
その中にはアナウンサーポジションと思われるマシュと妖精騎士トリスタンの他に、スマホとファイルを片手にOL姿でマシュや妖精騎士トリスタンについているモルガンの姿もあった。
モルガンの立ち位置は(特に妖精騎士トリスタンに対しての)マネージャーと見られている。
投稿イラストの中には、このときのOL姿に準拠したものも多い。
PUIPUIモルガン
2022年の新年に更新された竹箒日記に書かれた話から。
新年早々に召集されたガウェ子。
汎人類史の駅伝を視聴していたモルガンは、祭りの一環として競争競技を催す案を出す。
ガウェ子はマラソンを開催するのかと聞き返すのだが、モルガンはよりスピード感溢れるカーレースに興味を抱き、スプリガンに発注を掛けて妖精國製の車を完成させる。
そして、お披露目されるかわいく擬獣化したオープンカーに乗ったモルガン。
「これが妖精國初の自動車――モルカーです(ドヤァ)」
モルガンの言動を知っているマスター達は、本人的にはウケ狙いでもなんでもなく、大真面目なポーカーフェイスを貫いているだろう姿が容易に想像でき、しかもこの時愛娘はお屠蘇に酔ってダウンし、妖精國最強騎士は朝が弱いので女王の召集をバックレているシュールさも合わさって、マスター達は新年早々腹筋にBraveチェインをぶちかまされる事になった。
勿論、このやり取りは年始の駅伝を見ていた菌糸類が即興で思いついた与太ネタなのだが、モルガンはマイルームで自身の名前を冠した『モルガン祭』なるものを開催していた事を仄めかしていたので、今年は与太イベントでそれが開催されるのではとマスター達の期待は膨らむ事となった。
そして同年11月、本当に「モルガン祭」が開催される事に。正確には『カルデア妖精騎士杯』の名前ではあるが、事前PUとしてモルガンが復刻、イベント内容自体もボックスガチャ、なによりも「妖精騎士杯」というネーミングから、実質モルガン祭だともっぱらの話題となった。
その他
石川氏は『FGO Fes. 2022』で行われた朗読劇『FGO THE DRAMALOGUE −アヴァロン・ル・フェ−』に出演時、モルガンを意識してなのか似た髪型(三つ編みを後頭部に通す)をしていた(本人のツイート)。異聞帯のモルガンと汎人類史のモルガンの両方を演じた際に、明らかに違う歴史を歩んだ別人なのだとわかる演技をしてみせた、石川氏の演技は脱帽ものである。
2022年4月9日の竹箒日記によると、幼少期は雨の多いオークニーの誰もいない図書室で、雨垂れの音を聞きながら本を読んで過ごす少女であったらしい。
モルガンは芋虫嫌いだが、モルガンサスマタカナブンという彼女の名が入った昆虫がカメルーンに生息している。
『Apocrypha』に登場した正史のモルガン(ルーラー)
Fate/staynight Fate/hollowataraxia Fate/Apocrypha Fate/GrandOrder
バーサーカー(Fate) 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ 円卓組
モーガン・ル・フェイ:「アーサー王伝説」原典でのモルガン。ちなみにこっちではアーサー王の異父姉。