概要
グリーンに代わる新たな色として登場した。その後はグリーン同様追加戦士や番外戦士として登場する戦士もいる。現在のところ本家では女性ブラックは登場しておらず、該当者は海外版の1名のみ。
昭和から1990年代まではサブリーダー担当によく起用されていた。性格的には比較的落ち着いた人物が多く、ニヒルで渋い印象がある(もちろんボウケンブラックのような例外もいる)。また、パワーファイターに設定されることも多い。オーラ表現では紫色が使われることが昔から多い。
グリーンと交代しつつ数を増やし、同時登場するようにもなった。なお、グリーンとブラックが同時期に同じ戦隊に所属しているのは超獣戦隊ライブマン、炎神戦隊ゴーオンジャー、獣電戦隊キョウリュウジャー、宇宙戦隊キュウレンジャー、騎士竜戦隊リュウソウジャーの5作品。
少ない理由は「暗いシーンで区別がつかなくなるから」ということ。
同時に登場する場合はコンビを組むことが多い(キュウレンジャー以外は公式でもコンビ・セット扱いが多く、キュウレンジャーでも初期3名の内の2名として旧知の繋がりがある)。
ブラックが導入されたワケ
戦隊にブラックが導入された背景には、『大戦隊ゴーグルファイブ』を製作するにあたり、アクションも出来て役者としての魅力も兼ね備えた人物として春田純一氏を見出した際に彼に似合う色としてブラックが相応しいと判断したとかつて東映に所属していた鈴木武幸Pは語っている(※)。
しかし、それまでは「黒のヒーローは売れない」という懸念があったという(ダークヒーローを除けば、この黒いヒーローに該当するのは過去に鈴木Pが担当した『アクマイザー3』に登場するザビタンか)。
(出典:双葉社より2004年7月30日に刊行・安藤幹夫編『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全 東映スーパー戦隊大全2』P11より)
※なお、同書ではゴーグルブラックを初の戦隊ブラックとしている。
ちなみに色の選定に当たり、ブラックと共にバイオレットも挙がっていたそうだが、これが実現するのは実に25年後のことである。
『仮面ライダー』シリーズでも『仮面ライダーBLACK』が人気を博して2期が放映される、『仮面ライダークウガ』のアメイジングマイティ/アルティメットフォームなど東映作品全体でも徐々にヒーローのメインカラーに黒を導入するようになり、時代が進むごとに視聴者に黒いヒーローが受け入れられるようになった。
もし、先述の英断が無ければ、ニヒルなブラックコンドルも「かっこよすぎる」ゴーオンブラックも魅力的なブラック戦士は生まれていなかった事であろう。
(※)実際に鈴木Pの判断は正しく、のちに春田氏は最初の悪のメタルヒーローであるマッドギャランを演じ、これも根強い人気を博している。
全ブラック戦士紹介
全戦士一覧
番号 | 名前・外見 | その他の情報 |
---|---|---|
1 |
| |
2 |
| |
3 | ||
4 | ||
5 | ||
6 | ||
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 | ||
11 | ||
12 | ||
13 |
| |
14 | ||
15 | ||
16 | ||
17 |
| |
18 | ||
19 | ||
20 |
(※1)媒体によってはグリーン戦士として扱われることが多いが、黒地のスーツに緑のラインが引いてある。ただ、ゴーグルブラックを「初の戦隊ブラック」とする傾向が強い。
(※2)番組開始時から登場が発表されていたため「初期メンバー」にあたるが、「追加戦士」の側面も持っており、どちらに分類されるかはメディアによってまちまちである。
追加戦士・番外戦士
番号 | 名前・外見 | その他の情報 |
---|---|---|
1 | ||
2 |
|
|
3A |
| |
3B | ||
4 | ||
5 |
|
|
6 |
(※1)パワーレンジャー版では「ゴールドレンジャー」と呼ばれ、金色カウントの様子。
(※2)正確には金・銀・黒のトリプルカラーの戦士だが、公式からはブラックとして扱われている模様。
ゲスト戦士
番号 | 名前・外見 | その他の情報 |
---|---|---|
1 | ||
2 |
|
|
3 | ||
4 |
|
(※)海外では「ファントムレンジャー」と呼ばれ、戦隊ヒーローとして扱われている模様。アメコミ版『Power Rangers Universe』では「モルフィノート」という白い姿が登場した。
特別枠
番号 | 名前・外見 | その他の情報 |
---|---|---|
1 |
| |
2 |
| |
3 |
|
|
3 |
|
|
(※1):TRPG番組「パワーレンジャー・ハイパーフォース」に登場した完全新規戦隊のメンバー。初の女性ブラックとなる戦士である。
(※2)『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』に登場する『五星戦隊ダイレンジャー』の海外版『パワーレンジャー・スコードロン』の6人目(アメコミで新たに作られたキャラで本編未登場)。海外ではキバレンジャーは『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(ジュウレンジャーのこと)の一員にカウントされており、その代わりであると推測される。モチーフは鳥のようだが、詳細は不明。武器は槍型のヤイバーを装着したダイレンロッドである。