アーチャー(Fate)
あーちゃー
概要
その配属基準は射撃兵装の有無のみ。アーチャーはレンジャーでもあるため、知恵と機転で苦難を乗り越える英雄に馴染みがいいクラスとされる。奈須きのこ氏が学生時代書いた『旧Fate』では「ハンター」という名義だった。
また特に強力な宝具を有する傾向や遠距離からの優れた攻撃性があり、特定条件や相性下でのジョーカー的特性を持つ。
“撃つ”という概念に由来するクラスのため、弓兵とはいうものの、飛び道具であれば弓、銃、砲、スリングなどなんでもかまわない。最近では電気だの魔眼だのを飛ばす奴まで現れたため間口が更に広くなっている(さすがに投槍の類はランサーに分類されるが)。
主に『stay night』や『Zero』のアーチャーがほぼ弓を使わない事から「Fateのアーチャーは弓を使わない」「寧ろ弓を使うアーチャーなど邪道」といったネタで弄られる事が多々ある。「普段弓を使うのに宝具が弓じゃない」というのも割といるから困る。
まぁ弓を使わないだけでどのアーチャーも何かしら撃っているので配属基準としてはクリアしており、上記の初期アーチャー達も近年、攻撃方法やグラフィック(演出等)に弓を使う機会が増えてきている。
一方で「アーチャーじゃないのに宝具が弓」という逆パターンも出てきた。
クラス別能力 / クラススキル
対魔力 | 魔術への耐性を得る能力。 |
---|---|
単独行動 | マスターが死亡したり、マスターと契約を解除しても行動可能。 |
「単独行動」スキルによってマスターと共闘、または支援を行えるクラスではあるが、本来の用途で使用される例は少なく、大体はサーヴァントの暴走やエゴに利用される。またこの発動中は令呪以外のマスターの影響を受けない特性もある。
ちなみに何故「単独行動」がアーチャー特有なのかと言うと、エミヤ曰く「狙撃手は標的が的に入るまで、三日三晩、狙撃ポイントから動かないのもザラだから」という。
なおコンテマでは「千里眼」がアーチャーにとって必須のスキルとも書かれてもいる。持ってないサーヴァントのほうが多いが...。
千里眼を持たずとも超遠距離射撃をしている者もいるため、見えずとも射撃には問題ないのかもしれない。
基本ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 |
---|---|---|---|---|
C | C | C | E | E |
赤い強弓を携えた気っ風の良い青年。あらゆる毒と病を撥ねのける頑健な肉体を持つ中東の大英雄。
詳細はアーチャー(フラグメンツ)を参照。
本来のヘラクレスのクラスはアーチャーである。しかし、本編では聖杯の泥により反転し、アヴェンジャーのクラスに変化してしまう。
詳細はアルケイデス(Fate)を参照。
Observer on Timeless Temple
『封鎖終局四海 オケアノス』
ゴルゴン三姉妹の次女である可憐なる女神。本来は戦闘力を持たないが、サーヴァント化によりある程度戦えるようになっている。
詳細はエウリュアレ(Fate)を参照。
星座として空に輝くギリシャ最強の狩人……に、月女神アルテミスが勝手に付いてきた。ふたりでひとつのサーヴァントだが、肝心の本人はマスコット化して戦闘力を失っており、代わりにアルテミスが戦う。
詳細はオリオン(Fate)を参照。
『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』
カウボーイスタイルの小柄な少年。早撃ちの名手で知られた、アメリカ西部開拓時代の有名アウトロー。
詳細はビリー・ザ・キッド(Fate)を参照。
パーンダヴァ五兄弟の三男。多くの神々に恩寵を受けた「授かりの英雄」。
詳細はアルジュナ(Fate)を参照。
『神聖円卓領域 キャメロット』
大百足を筆頭に名だたる大怪異を調伏した、平安時代の大豪傑。無限の恵みを秘めた米俵を持つ。
詳細は俵藤太(Fate)を参照。
円卓の騎士第十席。魔法のハープを操り、戦闘も余興もこなす。
詳細はトリスタン(Fate)を参照。
Epic of Remnant
『悪性隔絶魔境 新宿』
シャーロック・ホームズの宿敵である数学教授。「犯罪界のナポレオン」とも謳われた悪のカリスマ。
詳細は新宿のアーチャー及びジェームズ・モリアーティ(Fate)を参照。
英霊エミヤが辿ったもしもの姿。錆び果てた魂を引きずって戦い続けた正義の味方の結末の一つ。
詳細はエミヤ・オルタを参照。
Cosmos in the Lostbelt
『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』
常に義憤を燃やし続ける明王がごとき男。カルナやアルジュナと肩を並べたマハーバーラタの大英雄。
詳細はアシュヴァッターマン(Fate)を参照。
スイス建国にまつわる伝説的な弓使い。息子の頭の上のリンゴを射させられた逸話はあまりにも有名。
詳細はウィリアム・テル(Fate)を参照。
『神代巨神海洋 アトランティス』
オリオンの本来の姿。冠位の資格を持つ、名実共に最強の男。
詳細は超人オリオンを参照。
ヘクトールの弟であり、アキレウスの弱点を射抜いた唯一の男。太陽神アポロンの趣味で子供の姿で現界している。
詳細はパリス(Fate)を参照。
『死想顕現界域 トラオム』
種子島銃を携えた猛禽のような目付きの僧侶。織田信長の命を狙った腕利きのスナイパー。
詳細は杉谷善住坊(Fate)を参照。
全身具足のスーパーロボットのような巨漢。「鎮西八郎」の勇名を馳せる超力無双の大弓取り。
詳細は源為朝(Fate)を参照。
オーディール・コール
期間限定イベント
水着サーヴァント
セイバーからクラスチェンジしたアルトリア。いつもの聖剣と水鉄砲でハイテンションに暴れ回る。
詳細はアルトリア・ペンドラゴン(水着)を参照。
ライダーからクラスチェンジしたアンとメアリー。今度はアンがフロントを務める。
詳細はアン・ボニー&メアリー・リード(水着)を参照。
詳細はエレナ・ブラヴァツキー(水着)を参照。
ルーラーからクラスチェンジしたジャンヌ。夏を全力でエンジョイしすぎて頭のネジが飛びまくっている。
詳細はジャンヌ・ダルク(水着)を参照。
アサシンからクラスチェンジした刑部姫。〆切から逃げてサバゲー三昧。
詳細は刑部姫(水着)を参照。
キャスターからクラスチェンジしたイリヤ。スプラッシュモードのルビーと共に夏を全力で駆け抜ける。
詳細はイリヤスフィール(水着)を参照。
キャスターからクラスチェンジしたアナスタシア。いつものお淑やかさはオフにして、お転婆全開ではしゃぎ倒すぞ。
詳細はアナスタシア&ヴィイを参照。
セイバーからクラスチェンジしたバーゲスト。自然保護団体UDKの隊長として、ハワトリアを火災から守る。
詳細はUDK-バーゲストを参照。
コラボイベント
イリヤの分身である褐色少女。相変わらずおませさん。
詳細はクロエ・フォン・アインツベルンを参照。
『復刻版:空の境界/the Garden of Order-Revival-』
退魔の家系「浅神」の血を引く娘。万象を捻じ曲げる魔眼を持つ。
詳細は浅上藤乃を参照。
ぐだぐだイベント
『ぐだぐだ明治維新』
織田信長の弟。敬愛する姉のためならば命さえも惜しまない。
『ぐだぐだ邪馬台国』にてプレイアブル実装。
詳細は織田信勝(Fate)を参照。
吉田松陰の門弟の一人。面白い世の中を追求する高杉重工の若社長。
2023年ホワイトデーイベントにてプレイアブル実装。
詳細は高杉晋作(Fate)を参照。
『ぐだぐだ超五稜郭』
雑賀衆の三代棟梁で銃火器のスペシャリスト。騙されやすいのが玉にキズ。
詳細は雑賀孫一(Fate)を参照。
今川義元の嫡男で、今川氏最後の当主。父の名誉と御家の復権のため、聖杯の力で覇王を目指す。
NPCとしてのみ登場。
詳細は今川氏真(Fate)を参照。
クリスマスイベント
3代目サンタクロースに選ばれたアルテラ。風邪ぎみで絶妙に頭が回ってない。
詳細はアルテラ・ザ・サン〔タ〕を参照。
5代目サンタクロースに選ばれたナイチンゲール。注射機マシンガンや消毒爆弾でクリスマスを病から守る。
詳細はナイチンゲール〔サンタ〕を参照。
Fate/Grand Order Arcade
『北米神話侵食 イ・プルーリバス・ウナム』
コサラ王ラーマの妻。離別の呪いにより再会を禁じられた悲運の王妃。
本家ゲームの第一部五章でNPCとして登場したが、アーケードでまさかの本格参戦。
詳細はシータ(Fate)を参照。
その他公式で適性があると明言されている英雄
その他
ニックネームの法則
ユーザーからは「お茶」にちなんだ愛称で呼ばれるサーヴァントが多い。
昔はアーチャーといえば『stay night』のアーチャーを指す事が多かったが『EXTRA』で新たに緑色のアーチャーが登場したため、赤い方を「紅茶」、緑色の方を「緑茶」と区別するユーザーが増え、それ以降「○○茶」という呼び方に則って「宝死茶」「抹茶(魔茶)」「新茶」という風に一部のサーヴァントが呼ばれることもある。
またFateシリーズでは「真名を隠す」という事に大きな意味がある。そのためニックネームで呼ぶ≒真名を隠して(濁して)かつ、わかりやすく気軽にそのサーヴァントの事を指す事ができるため、実は意外と有用だったりする。
特に公式で真名隠しのシステムが実装されている新茶などはその恩恵を受けていることになり、シリーズやこの呼び方を知っている人なら「○○茶=アーチャーのクラス」とわかりやすく連想できるのも地味に勝手が良い。
特性について
先述も述べた通り、銃を扱うサーヴァントもアーチャーの適性があるが、これとは別にエクストラクラスとして「ガンナー」が存在する。
アーチャーやアサシンと役割被ってるのでは?と議論の的になるが、恐らく銃に関連した逸話が特に著名でかつ、銃の扱いに特化した英霊がこのクラスの適性を持つのかもしれない(やや強引だが、他のマスターがアーチャーを召喚しても、こちらも飛び道具を扱う英霊を召喚できるというメリットを出せる)
現在判明している中ではビリーのみこのクラスへの適性が明言されている。
『FGO』では基本的にセイバーのクラスに強く、ランサーのクラスに弱いという設定になっている。単純にリーチの関係もあるだろうが、やはり初代アーチャーが剣をトレースするからだと思われる。
ただしこれはあくまで『FGO』のゲーム的な視点での相性であることに注意。
また『FGO』ではバトルグラフィックの都合上(左利き設定でもないのに)右手で構えた弓に左手で矢を番えるキャラクターがそこそこいる。イラストを描く際は気を付けよう。
矢の弾数について
矢の弾数が有限なのか無限なのかは不明。スキル「弓矢作成」の存在を見るにアーチャークラスだからといって無条件に魔力で矢を作れるわけではないため、数に限りはありそうではある。
戦闘での駆引きや心理戦等が多く描かれる初期では「残りの残弾でいかに勝つか?」という戦闘描写が多かったが、いかんせん初期のアーチャー二人がほぼ無限に撃つものを用意できるタイプだった為、とくに弾数等には触れられていない。
そういったシビアさはシリーズが増える毎に減少の傾向にあるのと、数値上の強さ(ランクの高さ、手札の数、火力の高さ、といった明確化された強さ)を求めるユーザーが増えていることから、今この話題に触れられたら「アーチャーの特権で通常の矢は無限」「矢の本数に限りはあるが簡単に尽きる量ではない」といった具合に話が収まりそうではある(前者だと弓矢作成能力が腐るが・・)。
他の武器の持ち込みについて
アーチャークラスはスキルに関係なく、近接武器を持って来るサーヴァントは少なくない。中には弓矢が近接武器になったり、近接武器を矢にするサーヴァントもいたりする。果ては格闘技を会得しているというパターンまで…。しかし、それらは宝具ではなく通常武器でしかない場合のことが多い。まずサーヴァントが所持している武器=宝具ではない。例として巴御前の刀や薙刀は宝具という説明はされていないように、メドゥーサの天馬と鎖つき短剣が宝具でないのと同じくあれらは通常武器である。
「宝具を多く持ってこれるクラス」と思われがちだが、そういう特徴はない。恐らくギルガメッシュの印象から生まれた勘違いだと思われるが、ギルガメッシュの宝具もあくまで1つ。例えるなら、某猫型ロボットの秘密道具を1つ、多くて2つまで持ってこれるというルールでギルガメッシュは「四次元ポケット」を持ってきているだけ。ギルガメッシュやエミヤがルールすれすれのことをしているだけで、アーチャークラスはSN時代からある「宝具は原則的に1つ、多くて2つ」というルールを比較的守っている。
ちなみに3騎士で現状一番宝具が多いのはランサーのカルナの4つである。
登場作品 | 真名 | 近接武器 |
---|---|---|
Fate/staynight | エミヤ | 刀剣 |
ギルガメッシュ | 刀剣や槍、斧など | |
Fate/EXTRA | 無銘 | 刀剣、槍 |
ロビンフッド | 双剣(漫画版)、狩猟用ナイフ(ドラマCD) | |
Fate/Apocrypha | ダビデ | 杖 |
Fate/Prototype | 旧アーチャー | 双剣、トンファー |
帝都聖杯奇譚 | 魔人アーチャー | 圧切長谷部 |
プリズマ☆イリヤ | クロエ・フォン・アインツベルン | 双剣 |
Fate/Grandorder | アルトリア・ペンドラゴン(水着) | 約束された勝利の剣 |
アン・ボニー&メアリー・リード(水着) | カトラス | |
俵藤太 | 毛抜方太刀 | |
トリスタン | 西洋剣 | |
イシュタル | 矢? | |
エミヤ・オルタ | 双刃 | |
アーチャー・インフェルノ | 薙刀、日本刀 | |
アルテラ・ザ・サン〔タ〕 | 軍神の剣 | |
アシュヴァッターマン | チャクラム | |
清少納言 | 傘 | |
超人オリオン | 棍棒 |