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けいおん!

けいおん

けいおん!とは、かきふらい氏による4コマ漫画と、それを元に作られたアニメ作品である。
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作品情報編集

作者かきふらい
フォーマット4コマ
ジャンルギャグ日常系学園モノ
出版社芳文社
連載誌まんがタイムきららまんがタイムきららCarat
連載開始2007年5月
単行本既刊4巻+2巻(大学・高校編)+8巻(アンソロジー)+3巻(ガイドブック)+1巻(イラストブック)
連載状況完結(Carat2012年8月号)

概要編集

廃部寸前の軽音楽部に入部した4人の女子高生(2年次から+1人の5人)を中心とした日常系学園コメディー

原作4コマ漫画の作者はかきふらい氏。芳文社まんがタイムきらら』で2007年5月号から2010年10月号にかけて連載されていた他、姉妹誌『まんがタイムきららCarat』においても2008年10月号からしばらく隔月連載が行われていた。コミックスは全4巻。


が、2011年4月9日発売の『まんがタイムきらら』(5月号)より再び連載が開始される。

また、2011年4月28日発売の『まんがタイムきららCarat』(6月号)においても同タイトルの連載がスタート。

『きらら』にて再開されるのは主人公・平沢唯達4人のカレッジライフを描く大学編、『きららCarat』にて新連載が開始されるのはその後輩である達の高校部活ライフを描いた高校編となっている。


2009年4月からコミックス1~2巻の内容(唯達の1~2年生時のエピソード)をベースに京都アニメーションの手でアニメ化され、TBS系列の一部にて放送開始。遅れネットでBS-TBSで放送されるとはいえ、基本的には放映地域の限定された深夜アニメであったにもかかわらず、ネット上の口コミ等で人気に火がつき、その後DVDBDは元より、登場人物名義で発売された主題歌・劇中歌等の楽曲CDも空前の売上を記録。更には作中に登場する楽器やキャラ達が使用する道具等にも注目が集まるなど大きな反響があった。

2010年4月からは第2期シリーズけいおん!!がスタート。コミックス3~4巻の内容(唯達の3年生時のエピソード)をベースに(TBSの深夜アニメ枠としては異例の)系列全28局で2クールに渡り放送され(代わりにBS-TBSの放送がなくなっている)、その人気は全国区に拡大された。

主要担当声優達による劇中曲のライブイベントも2回開催されており、一部の楽曲については実際にバンドメンバーを演じた声優達自身による演奏が行われ(役の日笠陽子に至っては、“左利き”というキャラ設定の再現の為に自らの利き腕まで封印して臨んだ)、いずれも大盛況を博している。

また同作品の人気にあやかり、ローソンデニーズを始めタワーレコード郵便局日本航空近江鉄道等の鉄道会社数社、果ては精米会社漬物メーカーまでもがコラボレーションに参加、実に1050点以上のアイテムが商品化されている。これらを含めた経済効果は2012年度末時点で380億円(映像ソフト含む)にも達したとTBSHDは報告しているほどで、わざわざ日本経済新聞Web版トップページに記事が載った(2012年1月9日)。


登場人物は基本的に全員可愛い「ゆるキャラ」。その時その時の場面によって「ボケ」と「ツッコミ」が入れ替わる。ここがキャラ自体の愛らしさと合わせて本作が爆発的人気を呼んだ一因と思われる。

世界観はアニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」でも用いられた京アニの「メインキャラの数を最小限に抑えた分満遍なく全員を動かし物語を進める」という手法はそのままに、劇中で男性キャラを極力排除した極端に純化した世界となり、擬似恋愛の対象として特に「絶食系男子」に絶大な人気を誇った。当時は一部でしか受けなかった百合をメジャーレベルまで押し上げた事にも一役買っている。

異性がほとんど登場しない少ないメインキャラだけで構成される独特の世界観は後のアニメ業界にも大きく影響を与え放送終了後もなお沢山のアニメで流用されている。物語の手法だけでなく堀口悠紀子女史の描くキャラの無邪気さ・純粋さを表現するためにキャラの口に前歯をちょこっと描くという作風も現在もなおアニメキャラに頻繁に用いられている。


またメインキャラは少ないとはいえ、今時の女子高生の空気感をリアルに再現するため、登場人物達の日常の何気ない仕草や殆ど出番の無いモブキャラ達の動きまでもが丁寧に描写されており、そのためかメインキャラ達のみならずモブキャラ達にまでコアなファンが付くという、他のアニメではあまり見られない珍しい現象も起きている。


登場人物が使う楽器や機器などが売れるなど、現実とリンクした恋愛ゲーム『ラブプラス』との共通点をあげる分析もある。


アニメの舞台である桜が丘高校のモデルとなった滋賀県豊郷町の豊郷小学校旧校舎はオタクたちの聖地と化している。

けいおん! 実在の桜高


2011年12月3日に劇場版が公開。封切り時点で全国47都道府県・137館で上映され、最終興行収入は19.0億円となり、こちらも深夜アニメ発の作品としては驚異的な数字を叩き出している。


映画終了後も一定のブームが続いたため、何度かキャンペーンが行われてきたが、そんな中、『まんがタイムきらら』2012年7月号限りで『大学編』の連載が終了、並びに『まんがタイムきららCarat』2012年8月号限りで『高校編』の連載も終了した。

ところが、『まんがタイムきらら』2018年8月号から、新シリーズけいおん!Shuffle』の連載が開始された。こちらは世界観こそ共通だが、主要キャラや舞台は一新されている。


映画の上映においても、本編の上映の終了後も、新宿ピカデリーなどで不定期的ながらもリバイバル上映が開催されて、そのたびに盛況になるなど根強い人気を示し続けてきた。


そのような中で、2019年7月18日、京都アニメーション第1スタジオ放火事件が発生。

8月16日、松竹マルチプレックスシシアターズが、「京都アニメーションの皆様が生み出した数多くの素晴らしい作品を映画館の大スクリーンでお客様に観ていただく機会を作りたい」という趣旨で、「京都アニメーション特集上映」(いわゆる「リバイバル上映」)を開催することを発表、8月23日から「新宿ピカデリー」、「MOVIX京都」で上映が開始された(ソース)。特に「MOVIX京都」は京アニの地元であることもあり、1作品を1週間ずつ、合計18作品にわたり上映が開催されるが、「新宿ピカデリー」を含めて、特集上映の第1作として本作品が選ばれて、新宿及び京都の初日(新宿は1作品につき1日のみの公開である)は満員であったという(ソース)。


主要人物およびアニメ版における声優編集


TVアニメ編集

※第1期シリーズ『けいおん!』のみ。第2期シリーズについては『けいおん!!』の項を参照。

京都アニメーション制作でテレビアニメが製作され、TBSを筆頭に北海道放送東北放送静岡放送中部日本放送毎日放送中国放送RKB毎日放送BS-iで放送された他、先述の各局以外のTBS系列局でも放送された。

2016年4月から7月までNHK BSプレミアムでも放送された。NHKでは第1期放送終了直後から第2期も放送している。

サブタイトル一覧編集

話数サブタイトル
第1話廃部!
第2話楽器!
第3話特訓!
第4話合宿!
第5話顧問!
第6話学園祭!
第7話クリスマス!
第8話新歓!
第9話新入部員!
第10話また合宿!
第11話ピンチ!
第12話軽音!
番外編冬の日!
番外編ライブハウス!


キャラモデル編集

原作者のかきふらいからの言及はないが、

放課後ティータイムのメンバーである平沢唯秋山澪田井中律琴吹紬中野梓は、日本テクノ御三家の中でも特に中心的存在であったテクノバンドP-modelの歴代メンバーの内の平沢進秋山勝彦田井中貞利ことぶき光中野テルヲらから名前が取られているとされ、また平沢進の兄である平沢You1(平沢裕一)が、平沢唯の妹である平沢憂の名前のモチーフになっているともされている。


中野梓は平沢唯達けいおん部の後輩であり、その後バンドを次いで行くこととなるが、中野テルヲも平沢進の後継者と当時されており、平沢進が引退してバンドを引き継ぐと噂されていたように、キャラクター達の担当楽器や作曲担当など設定などもP-modelのメンバー達から被る所が多いとされ、キャラの掛け合いでも随所に見られるとされる。


2009年にけいおん!のアニメ1期が放送され間もなく、けいおん!のアニメスタッフがけいおん!アニメ公式サイトのブログでP-model関連のネタを書き込むなどしてネット上で噂が確信に変わり始め、

P-modelのメンバーのリーダーであった平沢進が「間違えていないか?私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない。」とTwitterにて投稿、これにより両者のファンが互いに興味を持ち始めるなどといった現象に発展し、P-modelに興味を持ったけいおん!の視聴者の一部がニコニコ動画などでP-modelのライブ映像や音楽を聴くようになり、P-modelのファンの一部がけいおん!を視聴するようになるなどした。

また、けいおん!のファンやP-modelのファンがニコニコ動画などにて両者を交えたタグやMAD動画などが生産されるようにもなっていった。


その後、けいおん!のアニメ放送期間中にP-modelの秋山勝彦は田井中律のスティックを購入してブログに投稿、ことぶき光はインタビュー中に質問され、中野テルオは中野梓のフィギュアを購入してツーショット写真をブログに投稿するなど、けいおん!に対しての返しをした(田井中貞利は2000年以降から完全に消息不明である)。


平沢進はその後にソロデビュー20周年記念・平沢進ロングインタビューとして、

「私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない」 本人に聞いてみた』というタイトルでそれらについても触れている。

また、2012年のニコニコ公式生放送に平沢進が出演した際には、

けいおん!等に自身の曲などを使用したMADなどの動画は、よく巡廻して楽しんでいると発言し、「親に上手く説明できないんですよね。私とけいおん!の関係性。」と話していた。

(ちなみに平沢進が90年代から運営する個人音楽会社「ケイオスユニオン」から「オスユニ」の文字を抜くと偶然?にもケイオン(けいおん)となる。)


他作品とのコラボ編集

きららファンタジア編集

2018年7月21日、スマートフォン用ロールプレイングゲームアプリ「きららファンタジア」初のリアルイベント「きららファンタジア サマーフェスタ2018」終盤にて、「けいおん!」参戦が発表された。



そして2日後の7月23日、正式参戦する事となった。


またメインクエスト第2部6章「はじまらなかったものがたり」でも、「けいおん!」勢が物語に関与する事となる。


IDOLY PRIDE編集

2023年4月21日、スマートフォン用アイドルマネジメントRPGゲームアプリ「IDOLY_PRIDE」の「アイプラ特番~新情報公開~」において、2023年4月28日~5月10日に「けいおん!」とのコラボイベント「きょうえん!HTT&HMA ~放課後ティータイム&星見アンバサダー~」が開催されることが発表された。

コラボイベント前には、「けいおん!」のアニメ版画像を基にしたフォト(アイドルに装備させると能力値がアップする)が手に入るログインボーナスも用意されている。



関連イラスト編集

Cagayake!GIRLSけいおんGroovin' Babesけいおん大好きーッ!!!Let's fly together!K-ON!でPerfume

幼馴染の真鍋和眼鏡っ娘)、一歳下の唯の妹平沢憂ポニーテール

保護者の方々


関連タグ編集

※検索ツールにてけいおん!着せ替え2を除外ワードにすることを推奨


人物別編集

メイン人物


家族・知り合いなど


モブキャラ


二次創作シリーズ編集

コラボレーション編集


楽曲編集


用語・設定編集


評価タグ編集


その他編集

漫画 4コマ まんがタイムきらら

アニメ 京都アニメーション

ほのぼの 日常系 学園モノ

音楽 軽音楽 バンド


他の記事言語編集

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