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千葉ロッテマリーンズの編集履歴

2020-11-14 19:25:10 バージョン

千葉ロッテマリーンズ

ちばろってまりーんず

日本のパシフィック・リーグに所属するプロ野球球団の一つ。

概要

保護地域(ホームエリア)は千葉県


2020年現在の親会社は菓子メーカーのロッテ。球団会社名はチーム名と同じで、通称は『ロッテ』又は『マリーンズ』。英語で「の〜」や「海兵隊」などの意味のある「マリーンズ」は、球団によると(おそらく千葉の球場前にある)海をイメージすると力強く感じる事から由来するとしている。


本拠地は、1軍は千葉市美浜区にある千葉マリンスタジアム(現在はZOZOが施設命名権を取得し「ZOZOマリンスタジアム」の名称を使用)。

イースタン・リーグに所属する2軍は、埼玉県さいたま市南区の親会社の工場に隣接する「ロッテ浦和球場」である。

チームカラーは黒。


源流は1950年に参加した毎日新聞社資本の毎日オリオンズ。その後映画会社大映資本の大映ユニオンズと対等合併。チーム名は毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)、東京オリオンズという変遷を経て、69年よりロッテオリオンズとなり71年にロッテの完全子会社となった。92年に千葉に移転すると同時に現球団名となった。

これまでに5回のリーグ優勝と4回の日本一を達成している。


また親会社を統括するロッテホールディングスグループは、韓国KBOリーグに所属するプロ野球球団・ロッテジャイアンツを経営している。


球団史

千葉移転前の球団史については、前身である東京オリオンズおよびロッテオリオンズの記事を参照。


千葉移転と球団名変更

1991年に本拠地を千葉マリンスタジアムに移し、球団名を現在の千葉ロッテマリーンズに改称。

1995年の第1次バレンタイン政権下では諸積兼司堀幸一初芝清フリオ・フランコ伊良部秀輝小宮山悟エリック・ヒルマン河本育之成本年秀といった個性的な選手を率いて見事2位に躍進。しかし広岡達郎GMとの確執が原因でバレンタインは1年で監督を退任。その後は再び低迷、1998年にはプロ野球記録となる18連敗を喫することになる(途中の7月7日に喫した17敗目は俗に「七夕の悲劇」と呼ばれる)。

それでも低迷期に小林宏之小林雅英清水直行渡辺俊介今江敏晃西岡剛ら後に2005年2010年日本一を支える選手がドラフトなどで加入。後の下地につながってくる。


「ボビー・マジック」と「下剋上日本一」

2004年にバレンタインが監督に復帰、第二次政権が始まる。2004年は惜しくもシーズン4位だったが、2005年は序盤から好調。この年導入された交流戦では福浦和也の活躍などで見事初代優勝に輝くと、シーズンでは2位に終わるもののプレーオフで福岡ソフトバンクホークスを下し、日本シリーズでは阪神タイガースを総得失点差・33-4の圧倒的大差の4勝0敗で下し31年ぶりの日本一に輝いた。その後も2009年までバレンタインは指揮を執ったものの、以降は主力選手の好不調や故障による戦線離脱に泣かされて徐々に低迷、最終年は契約の方針等を巡ってバレンタインと球団フロントの関係がこじれ、一部のファンが試合中にフロントへの抗議活動を決行するなど異様な雰囲気となり、最終的にはチーム成績もバレンタイン政権史上最低のリーグワーストチーム打率を記録するなど不本意なシーズンとなった。

2010年からはヘッドコーチを務めていた西村徳文が監督に就任。この年は荻野貴司金泰均ら新戦力の活躍で好スタートを切ったものの、途中でけが人が続出してシーズンは3位に終わる。それでもクライマックスシリーズ(以下、「CS」)で埼玉西武ライオンズ、さらに福岡ソフトバンクを破って日本シリーズに進出。日本シリーズでは中日ドラゴンズを激闘の末破り4度目の日本一。レギュラーシーズン3位のチームが日本一になる史上初の快挙を成し遂げた。

2011年2012年はそれぞれ6位、5位に終わり西村が監督退任。


2013年以降

伊東勤が監督を務めた2013年は3年ぶりにCS進出。2015年2016年もCS進出を果たすも、2017年は投手陣の乱調や深刻な貧打に悩まされて最下位となり、伊東は退任。

2018年は前年限りで現役を引退した井口資仁が監督に就任。「マクレ」というスローガンを掲げた1年目は5位に終わるも、福浦和也が2000本安打を達成、新外国人のマイク・ボルシンガーが13勝するなど明るい話題もあった。

2019年北海道日本ハムファイターズからブランドン・レアードが移籍し、シーズン途中より、キューバ人の新たな助っ人・レオニス・マーティンが加入。「マウエ」というスローガンを掲げて、本塁打数は前年より上昇し、対ソフトバンク戦の攻略に大成功、何度か楽天や日ハムを凌いで一時期Aランク入りを果たすなど、終盤までCS争いがもつれたが、前年度は好調だったボルシンガーを含む先発陣の乱調や打者陣の不安定なコンディションなどが響いて、6月のセ・パ交流戦ではパ・リーグチーム最下位となり、対西武戦・対オリックス戦の攻略失敗なども相まって、最終的には4位で終わり、CS進出とはならなかった。


「トッパ」というスローガンを掲げて出発した2020年は、美馬学をはじめとする楽天からの移籍者が台頭、シーズン途中は元広島の新助っ人ジェイ・ジャクソンの不祥事に伴う電撃退団や、種市・レアードなど主力選手のケガや不調に泣かされる一方、トレードなどで巨人より澤村拓一、元中日の助っ人チェン・ウェインなど強力な戦力を迎え続け、前年同様に対ソフトバンク戦での勝負強さを維持、昨年まで相性が悪かった対オリックス戦でも順調に勝ち星を重ね、シーズン当初や8月中には一時リーグ首位に躍り出るなど明るい話題も多かった。しかし、シーズン終盤近く、主力選手が相次いでCOVID-19感染が発覚し戦線離脱を強いられたことを機に徐々に失速。CS進出は出来たものの首位・ソフトバンクに14ゲーム差を付けられ、2位となった。


シーズン勝率1位

球団が最後に「シーズン勝率1位」となった1974年以降、45年もの間「シーズン勝率1位」になったことがない。2005年のリーグ優勝は上記の通り、勝率2位でプレーオフを制した結果によるもの。

2004年に消滅をした大阪近鉄バファローズを含む13球団の中では、唯一平成約30年間で1度も勝率1位が確定できなかった。


順位の推移

順位監督備考
1992年6位八木沢荘六
1993年5位八木沢荘六
1994年5位八木沢荘六
1995年2位ボビー・バレンタイン
1996年5位江尻亮
1997年6位近藤昭仁
1998年6位近藤昭仁
1999年4位山本功児
2000年5位山本功児
2001年5位山本功児
2002年4位山本功児
2003年4位山本功児
2004年4位ボビー・バレンタイン
2005年2位ボビー・バレンタインプレーオフによりリーグ優勝&日本一
2006年4位ボビー・バレンタイン
2007年2位ボビー・バレンタイン
2008年4位ボビー・バレンタイン
2009年5位ボビー・バレンタイン
2010年3位西村徳文日本シリーズ進出&日本一
2011年6位西村徳文
2012年5位西村徳文
2013年3位伊東勤
2014年4位伊東勤
2015年3位伊東勤
2016年3位伊東勤
2017年6位伊東勤
2018年5位井口資仁
2019年4位井口資仁
2020年2位井口資仁

フィクション作品において

野球ゲームパワプロシリーズに登場する早川あおいは、プロ入り後にマリーンズに入団する事が多い。


またマリーンズが千葉に移転する前に、すすめ!!パイレーツという千葉県を本拠地とする架空のプロ野球球団を描いた作品があった。ロッテ球団のチーム名が公募された時にも「パイレーツ」を推す投票が多数あったとされる。


選手一覧

(2020年9月21日現在)

監督・コーチ

一軍

背番号名前役職
6井口資仁監督
88鳥越裕介ヘッドコーチ兼内野守備コーチ
71吉井理人投手コーチ
89川越英隆投手コーチ
84清水将海バッテリーコーチ
96河野亮打撃コーチ
81伊志嶺翔大走塁コーチ兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐
80大塚明外野守備・走塁コーチ
72的場直樹戦略コーチ兼バッテリーコーチ
95楠貴彦コンディショニングディレクター兼育成統括
97菊池大祐ストレングスコーチ

二軍

背番号名前役職
77今岡真訪監督
70福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチ
82小野晋吾投手コーチ
78大隣憲司投手コーチ
73金澤岳バッテリーコーチ
75堀幸一打撃コーチ
87根元俊一内野守備・走塁コーチ
83諸積兼司外野守備・走塁コーチ
74小坂誠育成コーチ兼走塁コーチ
98根本淳平ストレングスコーチ

所属選手

投手

背番号名前備考
11佐々木千隼
12石川歩
14大谷智久
15美馬学楽天からFA移籍
16種市篤暉63から背番号変更
17佐々木朗希2019年ドラフト1位
18二木康太64から背番号変更
19唐川侑己
20東條大樹
21内竜也
24東妻勇輔
27山本大貴
28松永昂大
29西野勇士
30石崎剛58から背番号変更
33南昌輝
34土肥星也
35渡邉啓太
36有吉優樹
37小野郁楽天から鈴木大地のFA人的補償に伴う移籍
41成田翔
42フランク・ハーマン新外国人、楽天から移籍
43小島和哉
46岩下大輝
47田中靖洋
48中村稔弥
49チェン・グァンユウ
52益田直也
56原嵩
57澤村拓一巨人からトレード移籍
58チェン・ウェイン新外国人、マリナーズよりFA・NPB復帰
60横山陸人2019年ドラフト4位
62永野将司
64大嶺祐太育成選手から支配下復帰、背番号126から変更
65古谷拓郎
69土居豪人
86ホセ・フローレス新外国人、育成選手から支配下登録、富山GRNサンダーバーズから移籍
120本前郁也2019年育成ドラフト1位
121鎌田光津希育成選手
123森遼大朗育成選手
128ホセ・アコスタ新外国人、育成選手
130エドワード・サントス新外国人、育成選手

捕手

背番号名前備考
22田村龍弘
32佐藤都志也2019年ドラフト2位
39吉田裕太
45宗接唯人
53江村直也
55細川亨
99柿沼友哉
125植田将太2019年育成ドラフト2位

内野手

背番号名前備考
00鳥谷敬阪神から移籍
4藤岡裕大
5安田尚憲
8中村奨吾
13平沢大河
23三木亮背番号37から変更
40福田光輝2019年ドラフト5位
44井上晴哉
50松田進
54ブランドン・レアード
59細谷圭
67茶谷健太育成選手から支配下登録、背番号124から変更
68西巻賢二楽天から移籍
127高濱卓也育成で再契約

外野手

背番号名前備考
0荻野貴司
1清田育宏
2藤原恭大
3角中勝也
7福田秀平ソフトバンクからFA移籍
10加藤翔平
25岡大海
31菅野剛士
38髙部瑛斗2019年ドラフト3位
51山口航輝
61三家和真
63和田康士朗育成選手から支配下登録、背番号122から変更
79レオニス・マーティン

過去に所属した選手

愛甲猛

青野毅

阿部和成

荒巻淳

有藤道世

五十嵐章人

池田重喜

池辺巌

石井浩郎

伊藤義弘

井上純

井上洋一

今江敏晃

伊良部秀輝

江藤慎一

榎本喜八

大松尚逸

大嶺翔太

大村巌

岡田幸文

荻野忠寛

落合博満

香月一也

香月良仁

加藤康介

川井貴志

川﨑雄介

河本育之

喜多隆志

久保康友

倉持明

黒木知宏

呉昌征

神戸拓光

小林宏之

小林雅英

小宮山悟

小山正明

近藤芳久

斉藤巧

酒井忠晴

酒居知史

佐藤兼伊知

佐藤幸彦

里崎智也

サブロー

G.G.佐藤

清水直行

定詰雅彦

庄司智久

城之内邦雄

杉下茂

鈴木大地

須藤豊

荘勝雄

園川一美

醍醐猛夫

代田建紀

高木晃次

高沢秀昭

高橋博士

竹原直隆

立川隆史

田中英祐

田宮謙次郎

田村藤夫

土肥健二

得津高宏

中後悠平

成本年秀

成瀬善久

仁科時成

西岡剛

西村徳文

袴田英利

白仁天

橋本将

長谷川一夫

初芝清

八田正

早川大輔

張本勲

波留敏夫

肘井竜蔵

平井光親

平野謙

弘田澄夫

福澤洋一

藤岡貴裕

藤田宗一

塀内久雄

別当薫

古川慎一

古谷拓哉

前田幸長

水上善雄

水谷則博

南淵時高

村上公康

村田兆治

八木沢荘六

薮田安彦

山内一弘

山崎裕之

山下徳人

山本弘児

横田真之

吉田篤史

吉鶴憲治

吉見祐治

若林忠志

涌井秀章

若生智男

渡辺俊介

スタン・パリス

アルト・ロペス

ジョージ・アルトマン

レオン・リー

レロン・リー

ビル・マドロック

マイク・ディアズ

エリック・ヒルマン

フリオ・フランコ

ブライアン・ウォーレン

デリック・メイ

ネイサン・ミンチー

フランク・ボーリック

ホセ・フェルナンデス

リック・ショート

李承燁

マット・フランコ

ベニー・アグバヤニ

ダン・セラフィニ

ホセ・オーティズ

フリオ・ズレータ

ブライアン・シコースキー

金泰均

ジョシュ・ホワイトセル

セス・グライシンガー

クレイグ・ブラゼル

カルロス・ロサ

ルイス・クルーズ

ヤマイコ・ナバーロ

アルフレド・デスパイネ

ジェイソン・スタンリッジ

ウィリー・モー・ペーニャ

ロエル・サントス

マイク・ボルシンガー

ジェイ・ジャクソン


永久欠番

26・ファン用のナンバー(ベンチ入り25人に次ぐ事から)


マスコット

マーくん リーンちゃん ズーちゃん


球団歌

現在の球団歌は「WE LOVE MARINES」である。


関連項目

野球 プロ野球 NPB パシフィック・リーグ (パ・リーグ)

ロッテ 千葉マリンスタジアム


毎日オリオンズ 毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)

東京オリオンズ ロッテオリオンズ

高橋ユニオンズ トンボユニオンズ 大映スターズ 大映ユニオンズ

金星スターズ ゴールドスター


東京スタジアム 川崎球場

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