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「イガレッカ!!」

概要

ポケットモンスター X・Y(第6世代)に登場する伝説のポケモン

同作の伝説のポケモンゼルネアスと対をなす存在。

英語圏で最初に名前が明らかになり、劇場版『神速のゲノセクト』公開の頃に様々な情報が解禁された。

ゲーム『ポケットモンスターY』のパッケージを飾るポケモン。

背面が黒、前面が赤で占められたワシタカなどの猛禽類、あるいは飛竜のような姿をしており、翼と尻尾を広げたその姿は、巨大な「Y」の文字に見える。

尖った口は攻撃と咆哮の時、そしてポケパルレでリラックスしている時などに大きく開く。嘴と歯は無い。

何気に伝説では初のあくタイプ(幻のポケモンならダークライやプレート持ちアルセウスがいたが)。

分類が示す通り、生態系の「破壊」を司るポケモン。

その寿命が尽きる時、翼と尾羽を広げた真紅に輝く身体から、周りのありとあらゆる生き物の命を吸いつくし、羽と首を畳んだ卵型の「コクーンモード」という繭となって長き眠りにつくと伝説で語り継がれている。

このことからイベルタルは「破壊の繭」の異名で恐れられ、何も語らずに多くの生命を唐突に、理不尽に、無感情に奪い去っていき、抗うことすら出来ないその行いから、一説では自然の輪廻が生み出した「天災と死の化身」ではないかと言われている。

『Y』版本編ではフラダリの指揮するフレア団が世界滅亡の最終兵器を動かすためにイベルタルを利用するという流れであり、彼らの組織網によって人知れずカロスの山奥から繭の状態で回収されていた。

装置に乗せて稼働が開始された所で主人公による妨害が起こり、その弾みでイベルタルは復活、装置から自力で離れる。『X』版ではこれら役目がそのままゼルネアスに置き換わる。

イベルタルはそのまま主人公に襲い掛かってくるが、この戦闘から逃げてみるとまるで主人公にボールで捕獲されるのを望むような仕草で佇む(=強制捕獲イベント)。

このイベントが終わった時に任意で手持ちに入れると、続くVSフラダリ戦に先頭で出せる。

モデルは恐らく北欧神話に登場する魔鳥・「フレースヴェルグ(フレスベルグ)」。

フレースヴェルグは古代のルド語で『死体を飲み込むもの』という意味があり、寿命が尽きる際に他の生物のエネルギーを吸うという伝承はここからきている物と思われる。

ちなみに、地上に降りた際には、鳥のように翼を折りたたまず、翼を体の側方に突き出し、先端にある爪のような部位で体重を支えるというかなり独特の姿勢を取る。第六世代のポケモンの中で一番最初に鳴き声が判明したポケモンでもある(ポケモンダイレクトより)。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ
126131951319899

対のゼルネアスと全く同じ種族値であり、伝説のポケモンとしては珍しく大きく尖った能力はない。特に攻撃面は種族値150以上が多かったそれまでの伝説ポケモン達と比べると一回り低い水準。

一方、物理特殊ともにバランス良く高耐久で、素早さも激戦区の90より早い99であるのが大きな利点。

「ジオコントロール」→「ムーンフォース」の破壊力が凄まじいゼルネアスと比べると目立たないが、イベルタル自身も対戦におけるポテンシャルは高い。

火力も特性の効果であくタイプ技に限れば破壊力はかなりのものであるため、総じて能力値はまんべんなく高水準といえる。

特性「ダークオーラ」は、イベルタルが戦闘に出ている間、場に出でいる全てのポケモンが使うあくタイプ技の威力を4/3倍(約1.33倍)にする効果を持つ。あくタイプは通りが良い反面、全体的に技の威力が控えめなので、悪技をメインとするイベルタルにマッチした特性である。

また、ふいうちなどを覚えるポケモンも多いことから、ダブルなどで多くのポケモンが恩恵を受けることができる。ただし、相手にも補正が掛かる点には気を付けたい。

イベルタルの強みは、大抵の攻撃を一発耐え、通りが良く高火力なあく技で反撃し、更に「ふいうち」でとどめの一撃を先制で叩き込める事から、多くのポケモンとの撃ち合いに強いこと。

こう見えて持ち物なしでも耐久無振りのパルキアを「あくのはどう」→「ふいうち」で8割以上削り、くろいメガネを持つと高確率で倒せる圏内に入れてしまう程の火力を持っている。向こうからの「りゅうせいぐん」も補正無しかついのちのたままでなら耐久無振りでギリギリ耐えることが可能。

能力値の高い禁止級伝説を相手にこうなので、一般のポケモンで立ち向かうのは至難の業である。

また、あく・ひこうタイプ故に多くの禁伝相手に有利を取りやすく、じめん技を無効にできるグラードン、エスパーやゴーストタイプのミュウツーソルガレオルナアーラネクロズマなどには非常に刺さりやすい。面白いところでは鉢巻を持ってメガレックウザを「イカサマ」で吹き飛ばすという芸当もできる。

ただし弱点もそれなりにあり、特にフェアリータイプに対する有効打に乏しいのが非常に痛い。なんと抜群を取れる技が「はがねのつばさ」しかなく、高火力アタッカーに競り負けたりひこう技も通らない相手が突破できないことも。何より相方と対面すると基本的に撃ち合いには勝てず、退くしかないのが辛い。

特殊耐久が異常に高く専用技でやけどをお見舞いしてくるホウオウ、タイプは有利だが自身より素早く超耐久と高速回復でこちらのPPを枯らしにくるルギア、超火力な一致技で弱点を突いてくるゼクロムキュレムなど苦手な伝説ポケモンもそれなりにいる。また不利ではない禁伝相手でも超火力持ちが多いので決して安泰ではないことも留意しておこう。こちらのあく技は強力とはいえ元々の威力が低いので、普通に押し切られることもある。

主力となるあく技は「ふいうち」「イカサマ」「あくのはどう」「バークアウト」の4種類。加えて第七世代以前では教え技で「はたきおとす」を習得できる。意外にも「おいうち」「しっぺがえし」は覚えない。

何れも非常に特徴的で、特に「ふいうち」は全ポケモンで最大火力の先制技という個性を持っている。

もう一つのタイプであるひこう技は、「ぼうふう」「アクロバット」「ゴッドバード」などを覚え、主にくさタイプやかくとうタイプに向けて撃つことが多い。

特に専用技デスウイングは、威力80・命中100の特殊技で、与えたダメージの4分の3を回復するという強力な追加効果を持つため、回復しながら粘り強く戦うことができる。癖の強めな他のひこう技と比べると安定しており、採用率は高い。

他の習得技は、「きあいだま」「ねっぷう」「とんぼがえり」「いわなだれ」「おいかぜ」「かなしばり」「ちょうはつ」「はねやすめ」「みがわり」といったところ。

バランスの良い能力値と独特な習得技から、取れる戦法は結構多い。

「ふいうち」「あくのはどう」「はたきおとす」を軸にしたアタッカーのほか、「はねやすめ」で上手く耐え凌ぎ「イカサマ」で切り返す耐久型、ダブルバトルでは「バークアウト」で火力を削いでくる「おいかぜ」サポート型も存在する。

持ち物もほぼパワフルハーブに絞られる相方とは違い、候補が多い。破壊力重視の「こだわりハチマキ」「こだわりメガネ」、両刀に適した「いのちのたま」、デスウイングを回復手段に使える「とつげきチョッキ」などなど…たまに「じゃくてんほけん」で手痛い返りうちを食らうこともある。

総括すると、ゼルネアスのような爆発力は持たないが、伝説ポケモンの名に恥じないパワーを持ち、反面あくタイプらしく器用さといやらしさを持ち併せたポケモンと言える。

対戦では、ゲンシグラードンに強くメガレックウザもそれなりに相手できる点が評価されたり、ウルトラネクロズマをほぼ一方的に倒せることを買われたりと、その独特な強さが評価されるにつれて使用率を上げてきた。現在では禁伝環境で対策必須級の存在として扱われており、イベルタル を倒すためにゼルネアスやせいれいプレート持ちのアルセウスを採用したり、ルナアーラのZワザ「ムーンフォース」で強引に突破しに掛かることもあるほど。

Zワザ」「ダイマックス」とも非常に相性が良く、若干足りない火力を増強でき、後者は耐久力を大幅に引き上げ「ダイジェット」で素早さを上げて制圧することもできる。

第八世代における、禁止伝説がパーティ内1匹の条件付きで解禁されているシーズンでも相方や剣の王等と共に使用率上位の座についている。

その他のゲームにおけるイベルタル

ポケモン超不思議のダンジョン

ダークマターコノハナオーベム達と共に支配されており、中盤では世界中にいるポケモン達に自信が破壊主ポケモンの神と言い、石にして行った。正気に戻った後はコノハナ達と共にダークマターと戦う。

その後の行方は不明だが、彼からのクエストがある。

ポケモンGO

センシティブな作品

2020年年末あたりのイベントから告知画像に度々姿を見せていたが、実際にゲームに登場したのはかなり後になり、対になるゼルネアスの登場期間が終了した2021年5月中旬以降に実装された。

なお、5月18日~23日にかけてはスシローとのタイアップが行われ、ジムで毎日18時からイベルタルのレイドが定時開催されていた。

あく・ひこうの複合であるため、多くのあくタイプが苦戦していたかくとう技を等倍で受けられる(ついでにむしも)。その反面、ミュウツー等のこおりでんき技、クレセリア等のフェアリー技に弱いので彼らにイベルタルで挑む場合は注意しよう。いわ技にも弱いため、アーマードミュウツーデオキシス(ディフェンス)の放ってくる「いわなだれ」にも警戒が必要。

技はと言うと、通常技は「ふいうち」「バークアウト」「かぜおこし」、ゲージ技は「あくのはどう」「ぼうふう」「きあいだま」「サイコキネシス」「はかいこうせん」。ゲージ技のラインナップはゼルネアス同様、5種類ある。

見て分かる通り、通常技が(泣く泣く)貧弱すぎたゼルネアスに対し、こちらはあく・ひこう共に統一可能であり、伝説として申し分ない優秀さを誇る

通常技のうち、「バークアウト」はジム・レイドとトレーナーバトルともに高速チャージに特化し、ゲージ(チャージ)技をすぐに放つことができる。また、「かぜおこし」は硬直時間こそ長いものの、単発の威力が25と通常技の中ではトップクラスの威力で、ゲージ蓄積量もそこそこ。ひこう技に特化させて運用するのであればこちらを採用しよう。

一方のゲージ技は、主力技はタイプ一致である「あくのはどう」若しくは「ぼうふう」で確定。余裕があればひこうタイプとの相性補完に優れたかくとう技の「きあいだま」をサブ技として覚えさせておくのがおススメであるが、もちろん「サイコキネシス」を覚えさせて相手の裏をかくのもありである(「はかいこうせん」に関しては、硬直時間が長く相手の弱点を突けないことから基本的に非推奨)。習得技が多く、ネギガナイトエビワラーのように何を撃ってくるか予測することも難しいため、シールド削り要員にすることもできる。

ブレイブバードのような威力が異様に高い技がない代わり、自慢の安定性を重視した戦法が主体となっていると言える。

欠点を挙げるとすれば、火力で上回る同タイプのライバルが存在することか。

あくタイプでは低耐久の代わりに高い攻撃力を持し、習得技もほぼ被っているダークライが存在し、ひこうタイプでも古参のファイヤーが存在しており(ただし、こちらはひこう技で統一するにはレガシー技が必須)、どちらも単純な火力ではイベルタルを超える。

しかしイベルタルは耐久力で両者を大きく上回っており、二重弱点もないので若干火力で劣ることを考慮しても十分補えるだけの安定性を持っている。相手や状況で十分使い分けができる能力である。

レガシー技必須のファイヤー、幻のポケモン扱いで交換すらできないダークライと比べれば、入手性や育成難易度が良いのもイベルタルの長所と言える。

一方のトレーナーバトルでは言うまでもなくあまえる」の存在が大きな障壁となる。単発の威力が高いため、個体値100%のイベルタルですら攻撃個体値0%のトゲキッスサーナイトに10発で確実に葬られてしまう計算になる。しかも悪いことにフェアリータイプに対し大きな打点になる技が原作同様存在しないため文字通りの天敵と言える。控えにメタグロス等を投入しておけばある程度抗えるか。

余談だが、参戦の告知されたムービーでは「デスウイング」と思われる技を放っているが、本作で回復技は「ギガドレイン」や「パラボラチャージ」等が一応データとして存在しているが、「デスウイング」については現状ではまだデータすら入っていない。いかにして実装されるかは今後に期待したいところ。

ヤーティ神の化身

その高い火力と耐久、とんぼがえりを始めとする優秀な技を多く取り揃えていること、何よりも『Y』の伝説であることから、役割論理の神・ヤーティ神の化身と呼ばれており、世界中の論者から崇拝されている。

役割論理的にも優秀であり、無効タイプがあるので繰り出しやすく、耐久に振ればより多くの技を耐える事ができ、火力もアイテムを持てば申し分ない。

ただし、「ふいうち」は相手に無償降臨を許してしまう。

「デスウイング」も使えなく神風一択である。

スマブラ

for 3DS』に登場、ステージ「プリズムタワー」で夜になると飛来することがある。飛来率は低め。

真っ暗な中にいきなり赤くて巨大な物体がプレイヤーの背後を通過するので、最初に目撃するとかなり驚くだろう。

なお終点化すると常に夜のモードになるので目撃するチャンスは多少増える。

SP』ではスピリッツとしても登場。

アニメにおけるイベルタル

XY』編のOPにゼルネアスと共に登場。

劇場版のイベルタル

※この先ネタバレ注意!

映画「破壊の繭とディアンシー」にて初登場。

かつて「大破壊」と呼ばれるオルアースの森の生物の大半を死滅させる災害を引き起こし、そのまま森の湖で繭となって眠りに就いていた。「破壊の繭の眠りを妨げし者、怒りの裁きを受けるべし」という伝承が残っている。

が、サトシと盗賊達とのディアンシーを巡る戦闘がよりによって繭がある湖で行われたため目覚め、伝承通り目に映る者全てを「破壊」する為に暴走する。

「デスウイング」は命中した相手を石化させるビームという強烈な技と化している。例え相性不利であっても、ニードルガードを使われていてもお構いなし。

しかも少しかすっただけでもじわじわと石化させる凄まじいチートっぷりである。周囲の森の木々も全て石化させる力はまさに災害そのものと言えるだろう。

他、はかいポケモンらしく「はかいこうせん」も使用している。戦闘機のミサイル攻撃を喰らっても傷付く様子はない。

最終的にはゼルネアスによって鎮められ、森から飛び去っていった

石化された物を光で全て元に戻し、森で眠りに就く事を選んだゼルネアスとは真逆である。

この事から「次の映画でも出てくるのでは?」と予想する声もあったが…。

なお、映画に登場する伝説のポケモンとしては珍しくテレパシーを一切使わない

(ちなみに、鳴き声の中に何処ぞの超翔龍の声が使われている)

アニメ本編におけるイベルタル

第48話(特別編1)『XYZの伝説!』で登場。(正確には大昔、今のカロスが発展する礎となった都市国家が栄えていた時代の神話の回想。)

預言者マジカが「此の地にイベルタルが襲来する」と予言した。

そこの村に住む貧しい身分の青年ジャンは、村長の娘アイラと身分違いの恋に落ちる。村長はイベルタルの予言を聞き、ジャンにイベルタル討伐を命令。もしジャンが討伐を成功させれば2人の結婚を許す、と約束した。ジャンはゴーゴートに乗り、肩にファイアローを、背中に矢を携えて戦いへと向かった。

だが、イベルタルに人の力が敵わないのは周知の事実だった。突如ジャンとアイラの前に現れたイベルタル、その巨大な体にジャンが撃った矢は届かず、突撃させたファイアローも紫のビームで石化され墜ちた。ついにジャンとゴーゴートにも攻撃が向けられた時、ジャンの前にアイラが飛び出し、ビームを浴びた彼女はジャンに手を伸ばした姿のまま石に変わってしまった。

イベルタルはその後繭へと変わり、長い眠りにつくために周りの命を吸い始める。広大な大地を枯らせて灰色にし、多くの人とポケモンの命を奪っていった。ジャンはゴーゴートと共に奇跡的に石化から逃れたが、死の大地に残ったアイラの石像を見て慟哭した。

同じく生き残った預言者マジカは、ジャンとアイラの下に行き、アイラを元に戻す可能性の1つとして、ゼルネアスのことを告げた。ゼルネアスはイベルタルと対をなす、命を育み死の大地を蘇らせる存在。彼女から「ゼルネアスは虹のように輝く森にいる」と聞いたジャンは旅に出た。各地の緑栄える森を訪ね歩いてもゼルネアスの姿はなく長い年月が流れた頃、ついに紫色の瘴気に包まれた枯れた森でゼルネアスの情報を聞くが、結局ゼルネアスの力を借りることはできなかった・・・。

この神話の手がかりとなる遺跡の調査をしていたプラターヌ博士パンジーは、カロスの伝説通りの姿を保つ、まるで生きていた人間かのような石像「石の瞳の乙女アイラ」を前に石碑の電子資料を広げながら語り、伝説の神秘性に思いを馳せる。

現在の研究ではイベルタルは千年周期で目覚めると言われているが、今は繭でいるのか活動期なのかはハッキリしていない。

このように、劇場版で暴れる姿が描かれた後のアニメ版のイベルタルは「命を吸う=他の生命体をビームで石化させる」「石化はゼルネアスの力でないと解けない」というポケモンとなりつつある。

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