概要
デジモンシリーズにおける「選ばれし子供達」や「デジモンテイマー」が所持する、パートナーデジモンをパワーアップさせるデバイスである。
「デジモンの進化機能」や「デジタルワールドへのゲート展開」等の能力を持っている(個々の性能の違いがあり、ゲート展開能力が無いものもある)。
ちなみに、デジモンセイバーズ以降の全てのデジヴァイスには「デジモンの格納」といった機能が付けられており、それまでの作品で主人公達が苦心していた、「如何にして家族を初めとする他の人間からデジモンの存在を隠し通すか」という問題が解消されている。
デジヴァイス
デジモンアドベンチャー、デジモンアドベンチャーtri.の選ばれし子供達が所持。
デジモンの進化機能や邪悪な力の浄化能力(何故か時計機能も)がある。また、浄化の光にはパートナーデジモン以外のデジモンに進化の力を与えるらしく、レオモンはサーベルレオモンへの進化を獲得していた。
パートナーの完全体進化後はデジヴァイス同士の位置表示機能も追加された。アポカリモンとの戦いでは光線で立方体を形作ってアポカリモンを封印し、グランデスビッグバンの被害を食い止めている。
デジモンアドベンチャー02で登場した、1999年〜2001年の間に選ばれ活躍したとされる外国の選ばれし子供達や、『劇場版02』のウォレス、『デジモンアドベンチャーtri.』で登場した望月芽心が持っているデジヴァイスもこのタイプである。なお、『tri.』での進化時には画面に各国の言葉で進化や進化するデジモンの名前が羅列される仕様となっている(確認できるのはアルファベット、繁体字、ロシア語など。日本語表記はかな、カナ、漢字の三種類ある。)。
ケンタルモン曰く、聖なるデヴァイスでデジヴァイス。
単独での進化能力は成熟期までで、完全体以降への進化はタグと紋章が必要になり、一部の選ばれし子供のみパートナーデジモンをワープ進化によって究極体に進化できる(tri.ではジョグレス進化に頼らずに太一・ヤマト以外の6人も究極体進化が可能になった)。
またこの設定がある為、大輔達02組や外国の選ばれし子供達等々は、アーマー進化かジョグレス進化を介さない限りは、パートナーデジモンを成熟期までしか進化させられずにいる。
最終回でタグはアポカリモンに破壊され、紋章はデジタルワールドの修復に使用された為に、02では完全体進化に大幅に制限が付いてしまった(究極体へのワープ進化、ジョグレス進化はエネルギーが十分ならば可能な様子)。
なお、アラーム音はデジモンリアライズのミッション達成音にも使われた。
進化時のBGMは「brave heart」(歌:宮崎歩)が使用される。
カラーリング
カラーリングは共通して水色だが、超進化やワープ進化時は色が変わるという仕様になっている。
選ばれし子供 | カラーリング |
---|---|
八神太一 | オレンジ(ボタンは青) |
石田ヤマト | 青(ボタンは白) |
武之内空 | 朱(ボタンは黄色) |
泉光子郎 | 紫(ボタンは赤) |
太刀川ミミ | 若草色(ボタンはオレンジ) |
城戸丈 | ブラックシルバー(ボタンはブラックグレー) |
高石タケル | 黄緑(ボタンは水色) |
八神ヒカリ | ピンク(ボタンは白) |
D-3
デジモンアドベンチャー02の選ばれし子供達が所持。最終回では夢見る心を取り戻した暗黒の種を植え付けられていた子供たちも獲得している。
初代デジヴァイスの機能に加えて、デジメンタルによるアーマー進化、テイマー二人でのジョグレス進化、単独でのゲート展開が可能(ゲートにはテレビやパソコン等の媒介が必要だが、大輔達以外のD3所持者ではゲートを開けないという事が、02ドラマCD 2003年-春-では語られている)。
DIGIMON DETECT&DISCOVERの頭文字をとってD-3と言うほか、初代デジモン、デジモンペンデュラム、デジヴァイスの3つの機種の融合という意味を持つ。
暗黒の力で誕生した一乗寺賢のD-3がオリジナルのD-3であり、大輔達の物はそれを模した物。
賢・タケル・ヒカリは上記の初代版デジヴァイスが変化した事により入手した。
出所が出所なため、賢のD-3はデジヴァイスの聖なる力だけでなく闇の力を扱う機能もある。
最終回ではこれまでのデジヴァイスから放たれた光を結集してギガデスを作り出し、ベリアルヴァンデモンを完全に消滅させた。
またデジメンタルを保存するサポートアイテムとして「ディーターミナル」という端末が存在するが、こちらは元々は無線メール通信機としてお台場の子供達に配布されたものである。
アーマー進化には「Break Up!」(歌:宮崎歩)、ジョグレス進化には「Beat Hit!」(歌:同上)という2つの専用テーマが使用される。
通常進化は初期版デジヴァイスと同じ「brave heart」。
カラーリング
選ばれし子供 | カラーリング | 備考 |
---|---|---|
本宮大輔 | 白+水色 | ジョグレス進化時は緑+青色(ボタンは赤)になる |
一乗寺賢 | ブラック | 元は「暗黒デジヴァイス」という名称。ジョグレス進化時の色の変化は同様 |
井ノ上京 | 白+赤茶 | ジョグレス進化時は赤+白(ボタンは黄色)になる |
八神ヒカリ | 白+ピンク | 同上 |
火田伊織 | 白+黄色 | ジョグレス進化時は黄色+白(ボタンは赤)になる |
高石タケル | 白+緑 | 同上 |
川田範子 | 赤 | |
吉沢孝 | 橙 | |
芝田浩 | 薄緑 | |
倉田けいこ | グレー | |
その他の連れ去られた子供達 | 不明 |
ディーアーク
デジモンテイマーズの選ばれし子供達が所持。
右側面がカードリーダーになっており、デジモンカードを読み込ませることでパートナーデジモンにカードの効果や能力を付加する「カードスラッシュ」機能が最大の特徴。
このカードスラッシュにより、上位レベルのデジモンの持つ強力な技も楽々発動できる為、強力なデジモンとの戦いでもテイマーの知恵次第でピンチを切り抜けやすくなった他、デジモン達が戦っている間、子供達は棒立ちしているだけというアニメシリーズで度々指摘された問題の回避にも繋がっている。
また、敵デジモンの解析機能、パートナーの位置表示(といっても方向程度のようだが)機能も搭載。
進化は従来同様にパートナーの気合によって行うこともあるが、「超進化プラグイン」等のカードを使用することでも可能。
完全体への進化は「ブルーカード」という特殊なカードを使用する。
究極体への進化はデジモン単体ではなくテイマー自身がデータに変換されデジモンと融合し進化する「マトリックスエボリューション」となる。
本編では子供達には「デジヴァイス」、大人達には「アーク」と呼ばれる。アークとは本来は『箱舟』を表す英語であり、事実、グラニが現在の姿になる前の『箱舟』(アーク)は巨大なディーアークの形をしている。
アニメシリーズで初めて、現実世界で所有していた道具が変化することで獲得する様子が描かれたデジヴァイスである(啓人と留姫はカードゲーム用の、健良はパソコンゲーム用のカードリーダーから変化した)。また、博和などが持つデジヴァイスはパートナーを手に入れた時に実体化したものである。
OPでは本編では登場しなかった子供達もディーアークを掲げるシーンがある。
カードスラッシュは「Slash!!」(歌:太田美知彦)、通常進化は「EVO」(歌:WILD CHILD BOUND)、マトリックスエボリューションは「One Vision」(歌:谷本貴義)という3つの専用テーマがある。
カラーリング
作中で使用したカード
使用したカード | 効果 |
---|---|
ギルモンのメモ | ギルモンの実体化。 |
ブルーカード | デジモンの進化促進、カードリーダーをディーアークに変化などなど様々な特殊効果を発揮。 |
高速プラグインシリーズ | 対象デジモンの素早さを強化。 |
ヘヴィ・メタル | 攻撃力の強化。 |
デビルチップ | 対象デジモンの強化。 |
アウルヴァンディルの矢 | ヴァルキリモンの武器を装備。 |
じょうぶそうの実 | ジェンの発言から本来はスタミナ増強効果だと思われるが、この効果で進化条件を満たしたのかテリアモンがガルゴモンに進化した。 |
ブーストチップ | 対象デジモンの強化。 |
トレーニングギプス | 本来はトレーニング用だが、ゴリモンに与えて動きを拘束した。 |
エイリアス! | コピーを作り出して攻撃を回避。 |
ユキアグモン | リトルブリザード(作中では「凍てつく風」表記)を発動。 |
スナイモン | シャドウ・シックルを発動。 |
アンドロモン | ポーズ考案の最中にスラッシュした為、不発。 |
白い羽 | 6枚の翼を生やして飛行能力を与える。 |
鋼のドリル | 腕にドリルを装備して穴を掘る。 |
パワーチャージャー | 対象デジモンの強化。 |
超進化プラグインS | 成熟期への進化に使用。 |
攻撃プラグインA / 強化プラグインW | 攻撃を強化。 |
メラモン | バーニングフィストを発動。 |
膨張する宇宙 | 体を膨らませる。 |
メタルガルルモン | コキュートスブレスを発動。 |
ブレイブシールド | ウォーグレイモンの盾を召喚する。 |
トールハンマー | ズドモンの持つハンマーを装備。 |
防御プラグインG | 本来は防御の強化だが、劇中では対象のデジモンを石化させて防御力を上げる効果になっている。 |
無効化プラグインP | 対象に掛けられた効果を無効化。 |
充填プラグインQ | 切れた弾丸をリロード。 |
運命のきらめき | 本来は完全体への進化を促進するカード。 |
キング・デヴァイス | サイバードラモンが巨大化。 |
クイーン・デヴァイス | アンティラモンを強化。 |
レディーデビモン | プワゾンを発動。 |
ユキダルモン | 絶対零度パンチを発動。 |
ナイト・デヴァイス | サイバードラモンの強化。 |
レッドカード | ブルーカードの色違いで、デジモンを消滅させるデ・リーパーゾーンでデジモン達を行動可能にする。 |
エアロウイング | 高速飛行能力を持つエアロブイドラモンの翼を授け、戦闘力も強化。 |
シェルモン | 手からハイドロプレッシャーを発射。 |
ディースキャナ
デジモンフロンティアの選ばれし子供達が所持しており、各子供達の携帯電話がディースキャナに変化したものである。
内部に十闘士のスピリットを格納可能であり、子供達の「デジコード」をスキャンしてスピリットと融合させデジモンへと進化する、「スピリットエボリューション」を行う他、倒したデジモンから発生したデジコードを読み取り、対象のデジモンを浄化する「デジコードスキャン」を行う(この為、玩具版ではバーコードをスキャンする機能があった)。
また、物語中盤から拓也と輝二が複数のスピリットを同時に使用する「ダブルスピリットエボリューション」、「ハイパースピリットエボリューション」等の上位レベルへの進化が出来るようになったのにともない、2人のディースキャナのみ形状が変化している(メイン画像上部の、赤と黒が基調の物)。
この他にも、ヒューマン形態の十闘士とコミュニケーションする能力もあるようである。
スピリットエボリューション〜ダブルスピリットエボリューションは「With the Will」(歌:和田光司)、ハイパースピリットエボリューション〜エンシェントスピリットエボリューションは「The last element」(歌:アユミ(旧・宮崎歩))というテーマソングが使用される。
カラーリング
当時の食玩『デジモンディースキャナ』には黄+黒、薄紫+黒、緑+黒のようなオリジナルカラーも存在していた。
デジヴァイスic
デジモンセイバーズのテイマーが所持(概要の画像の、上部左端の物)。
シリーズ史上初の『人間が創ったデジヴァイス』であり、開発者の大門英曰く「人間とデジモンの心をつなぐ道具」とのこと。
量産されている機械なので所持に制限は無く、老若男女関わらず使用可能である。
内部にデジモンを格納可能な端末で、「○○モン、リアライズ!」と呼ぶ事でパートナーデジモンを外に呼び出す事が可能となった。リアライズされたデジモンは一部を除き、自分の名前を名乗って登場する。
「デジソウル」を込めることが全てであり込める量によって進化段階が決まる(「デジソウルチャージ」で成熟期(画面にはEVOLUTIONと表示)、「デジソウルフルチャージ」で完全体(画面にはPERFECT EVOLUTIONと表示)、「デジソウルチャージ・オーバードライブ」で究極体に進化する(画面にはULTIMAIT EVOLUTIONと表示))。なお、デジヴァイスバーストでなくとも、究極体への進化は可能。
イクトのものは201型、薩摩のものは202型であり、大、トーマ、淑乃のic(101・102型)よりも新型である。
ちなみに敵側の勢力も専用のものを持っており、ギズモンの制御と進化に使われる『ダークデジヴァイス』とバイオデジモン用の2種類が存在する。
倉田明宏とその部下が使用するダークデジヴァイスは腰部に取り付ける電源部からケーブルで繋がれており、バイオデジモン用デジヴァイスは腕にはめるタイプで『ハイパー・バイオ・エボリューション』でアーマー体を模したバイオハイブリッド体に、『ハイパー・バイオ・エクストラ・エボリューション』で究極体の姿に変化する。
進化テーマは一貫して「Believer」(歌:Ikuo)となっている。
デジヴァイスバースト
アニメ第28話で過剰なデジソウル注入により破損したデジヴァイスicが第29話でバンチョーレオモンとの修行の末に進化した形態(メイン画像右側の、黒とオレンジを基調とした物)。
テイマーのデジソウルが一定以上まであれば、側面の端子に手をかざす『チャージ・デジソウルバースト』(画面にはBURST EVOLUTIONと表示)という行程を行う事で究極体をも超えた「バーストモード」に変化させることも可能。大のみ端子に手を翳す事でシャイングレイモンの武器である「ジオグレイソード」が召喚可能。
大、トーマ、淑乃のパートナーが究極体に進化して以降に使用しているデジヴァイスだが、イクトはファルコモンが究極体に進化してもしばらくはicを使用しており、第43話でようやくバーストに更新された。
カラーリング
テイマー | カラーリング |
---|---|
大門大 | 白+オレンジ(ic101)→黒+オレンジ(バースト) |
トーマ・H・ノルシュタイン | 青+白(ic102)→黒+青(バースト) |
藤枝淑乃 | 白+ピンク(ic102)→黒+ピンク(バースト) |
イクト/野口郁人 | 黒+紫(ic201、バースト共に同じ) |
大門英 | 黒+黄(バースト) |
薩摩廉太郎 | 黒+赤(ic202) |
湯島浩 | 黒+緑(ic) |
白川恵 | 黒+白(ic) |
黒崎美樹 | 白+黒(ic) |
倉田明宏 | パープル |
翼聖 | 黒+紺色 |
ナナミ | 黒+赤紫 |
イワン | 黒+茶色 |
クロスローダー
デジモンクロスウォーズのジェネラル及びハンター(XW3期)が所持する端末。モチーフはマイク。
内部にデジモンを軍団レベルで格納可能で、内部でダメージを癒やすこともでき、呼び出す時は「リロード」と叫ぶ(なお、瀕死になったデジモンは「デジメロディ」というメロディを発することがあり、リロード時もメロディが鳴る)。
所持者はデジモン同士を合体させるデジクロスが使用可能であり、効果的な運用に当たってはジェネラルには部隊指揮官としての能力も求められる。
元々デジクロス自体が、敵であるスカルナイトモンが発見したシステムであり、それをバグラモンがシステムとして完成させた物である。つまりシリーズ唯一の敵が創ったデジヴァイスである。敵が使用するものは牙が生えた禍々しいデザインの「ダークネスローダー」であり、こちらはデジモンの意思を無視した「強制デジクロス」が可能(なお、展開時には各軍団のエンブレムが現れる)。
超進化の光に目覚めていれば、パートナーを『超進化』させる事も出来る。
第三期デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~では、ラスボスであるクオーツモンに対抗するべく、時計屋のおやじ(正体はバグラモン)によって大量生産され、多くのデジモンハンターが所持している(1・2期とは違い、「ジェネラル」では無く「ハンター」と呼称されている)。
この他にもデジモンアナライザーに該当する機能があり、ジェネラルに技などのデジモン情報を表示する他、二期ではランドの地形を表示するマップ機能が使用された(この機能はキリハが使うまでタイキは知らなかった模様)。
デジメモリと呼ばれるメモリーカード状のアイテムを装填する事で一時的にデジメモリに記録されたデジモンの必殺技を発揮する事ができるが1ゾーンにつき、1本のデジメモリを1回しか使用できないという制約がある。
三期ではデジクォーツに潜んだデジモンを現実世界から観測するためのレンズを発生させる機能、デジモンの捕獲機能、タイムシフトの掛け声でデジクォーツに入るなどの機能が追加されたが、デジモンは1体しかリロードできず、デジクロスできるデジモンは一体という制約ができた(いわゆるゲームバランスの調整)。ただし、他人のクロスローダーにデジモンを貸し与える事で3体以上のデジモンをデジクロスさせるという抜け道がある。また、デジクロスや超進化のエフェクトや効果音も1期〜2期のものとは異なっている。
デジモンを捕獲する際には拘束用リングを発生させることが出来、ほかのハンターのクロスローダーと協力してリングを増やしての拘束も可能だが、デジモンの体力が有り余っていると抜け出されてしまう(なのでデジモンを倒して粒子化したタイミングを狙って捕獲するのが基本となる)。
こちらではデジモンと交信する際にはモザイク状のデジモンが表示される仕組みになっている。
他者からデジモンを奪うことは出来ないが、デジモンやハンターが望むのであれば、移し替えは可能である(タギルがネネやヒデアキのパートナーを借りていた他、リョウマが一時的に家出したガムドラモンを引き取っている)。
後述するように漫画版では、ウィザーモンが作成したクロスローダーが後にタイキの物になったり、アカリやゼンジロウの物にもなった。
なお、第50話では操作音が玩具版『デジモンクロスローダー』と同じになっている。
カラーリング
ジェネラル/ハンター | カラーリング |
---|---|
工藤タイキ/明石タギル | 真紅 |
蒼沼キリハ | ブルー |
天野ネネ | 黒→ピンク |
天野ユウ | ダークネスローダー→黄色 |
陽ノ本アカリ | オレンジ(漫画版は薄いピンク) |
剣ゼンジロウ | ライトブルー(漫画版はライトグリーン) |
最上リョウマ | グリーン |
洲崎アイル | ショッキングピンク |
戸張レン | グレー |
真下ヒデアキ | 紫 |
船橋キイチ | 水色 |
ミズキ | ディープブルー |
ノボル | 茶色 |
時計屋のおやじ | 黒(画面の縁取りが金) |
アプリドライヴ
アプリモンスターズのアプリドライヴァーが所持している端末で、アプモンチップというアイテムでアプモンを呼び出す。
また、バディアプモンによってアプリドライヴのカバーカラーリングが異なる。
デジヴァイスでは珍しく喋るアイテムで、CVは高木渉。
なんとデジヴァイスシリーズでは初にして唯一の、ゲーム機能がないアイテム。
アプリドライヴDUO
アプリドライヴの進化版で、指紋認証スキャン機能が搭載。
タッチと共にアプリアライズする事で、アプリドライバーの生体(体力)パワーが加わり、全てのアプモンのステータス数値が1.5倍に強化。
またアプリドライヴでアプリアライズされた極アプモンは60秒の時間制限があったが、DUOでは無制限になっている。
当初はアニメ27話でアプリドライヴァーとなった大空勇仁&オフモンペアしか持っていなかったが、アニメ39話にて新海ハル達アプリドライヴァーも、アプリドライヴからアプリドライヴDUOに強化された。
掛け声は『○○注入!』と変更されており、バディの体力が低下すると本体がタッチを促し、アプリドライヴァーの生体パワーが加算される。
DUOになってから進化時のBGMが追加され、『BE MY LIGHT』(歌:島爺)が使用された。
新型デジヴァイス
デジモンアドベンチャーシリーズの続編、劇場版『デジモンアドベンチャー LASTEVOLUTION絆』で使用されている、泉光子郎が設計・開発した新型のスマートフォン型デジヴァイス。
機能上は太一達の持つデジヴァイスと同じ仕様で、メッセージ機能や進化機能も充実しており、02組と同様にデジタルゲートをいつでも開けるように改良されている。
太一達と大輔達02組ではスマートフォンの裏デザインが違い、選ばれし子供達それぞれの紋章をイメージしたデザインに変更。
また当時のデジヴァイスは大事に仕舞われていることも、特集記事によって明記されている。
デジヴァイス:
デジモンアドベンチャーのリメイク作品『デジモンアドベンチャー:』で、選ばれし子供達が所持しているデジヴァイス。
初期型デジヴァイスの左右横にある丸長ボタン式とは違い、本作のデジヴァイスにはボタンの描写は無い(玩具では丸画面に沿った左右がボタンになっている)。
機能としては従来通り、各々のパートナーデジモンを進化させられる。
進化する際は画面に紋章が表示され、その色に合わせて画面の周りが発光する。その際、進化する形態によって発光のパターンが異なる。
他にはデジヴァイス同士や光子郞のタブレットからの通信、デジモン図鑑、石盤の文字の翻訳機能などがある。
また、アニメシリーズと連動して販売された歴代玩具版デジヴァイスの中でこのデジヴァイスのみ一般販売ではなく、プレミアムバンダイ限定商品となっている。
進化時のBGMは進化段階によって変わり、成熟期時は『Be the winner』(歌:谷本貴義)、完全体時は『X-treme Fight』(歌:谷本貴義)、究極体時は『Break the chain』(歌:谷本貴義)
デジヴァイスV
『デジモンゴーストゲーム』に登場するデジヴァイス。末尾のVは「VITAL」の頭文字だと思われる。
液晶画面のついた腕時計型アイテムで、腕に巻きつけて装着する。腕時計型デジヴァイスはアニメでは初、メディアミックス全体を通しても漫画「Vテイマー01」以来となる。
右側面にはボタンが、左側面には「Dimカード」というメモリーカードのようなものを差し込むスロットがある。
装着者のバイタル情報を読み取っており、この値が上昇することでパートナーデジモンが進化する。これは歴代作品の「人間が気合を入れるとデジモンが進化する」演出に説明がついた形ともいえるだろう。
また、パートナーデジモンの可視・不可視の切り替えやデジモンワールドに似た環境の展開といった機能も持つ。
ただし取扱説明書の類は無いため、前者は瑠璃が、後者は宙が手探りで見つけている。
使用者の元に個別に現れることの多かった旧作のデジヴァイスとは違い、宙の父である北斗が残したものを3個まとめて宙が発見。
1つを宙本人が使用し、残りは瑠璃と清司郎に譲渡されている。
ゲーム内のデジヴァイスについて
デジモンワールド
初期型育成ギア デジタルモンスターをデジヴァイスとして使用。
秋山遼VSミレニアモンシリーズ
デジモンアドベンチャーシリーズのパラレルワールドの作品シリーズ。
このシリーズではデジヴァイスを使用している。
デジモンアドベンチャーアノードテイマー&カソードテイマー
異空間にアニメ初代の選ばれし子供たちが幽閉されたため、太一のアグモンが秋山遼に助けを求め、それを受けて遼がデジタルワールドに冒険に出るという流れから八神太一のデジヴァイスを借用。
秋山遼本人のものではないのでアニメのように自由な進化・退化は出来ないが、代わりに仲間デジモンを特定の組み合わせで戦わせた時に、攻撃演出として進化先デジモンが一時的に登場する『ヴァリアブル技』が使用可能という設定。
デジモンアドベンチャー02 タッグテイマーズ
アノードテイマー・カソードテイマーの続編。
アニメのデジモンアドベンチャー02のキャラクター・一乗寺賢と、主人公の秋山遼の二人が別々の世界を冒険していく。
デジモンアドベンチャー02 ディーワンテイマーズ
四聖獣達の覇権争いを止めるためにデジタルワールドに呼び出された遼が、いくつもの大会を制覇していく。
またパラレルではあるが、一乗寺賢がデジモンカイザーになる決定的な出来事が描かれている。
デジモンテイマーズブレイブテイマー
当初はデジヴァイスを所持していないのだが、窮地に陥った松田啓人の救援に行った際に、彼からギルモンとディーアークを借り受けることとなる。
デジモンストーリー
テイマーユニオンに所属するテイマーでデジヴァイスicが使用されている。
またクエストでセイバーズメンバーも登場する。
デジモンセイバーズアナザーミッション
元・DATS隊員の新田正貴と神楽司が紫の、桂小三郎が緑のデジヴァイスicを有している。
由麻はデジヴァイスを持たず、パートナーのレナモンは気合いで進化している。
デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト
「ライトファング」・「ナイトクロウ」のテイマーユニオンに所属しており、デジヴァイスバーストを使用している。
また、ランク昇格試験等にセイバーズメンバーと漫画 デジモンネクストのメンバーが登場する。
デジモンストーリーロストエボリューション
テイマーユニオンが大分前に消滅した世界観で、デジヴァイスバーストを使用している。
破壊された進化ツリーに化石をはめる事で、進化ツリーを戻しデジモン達を進化させていく。
このゲームではセイバーズメンバーとの関連性は無い。
デジモンワールド リ:デジタイズ
スマートフォン端末型デジヴァイス。
この世界におけるデジモンは、現実と同様にデジタルモンスターというアプリゲームとして浸透している。
デジモンワールド-next0rder-
初期型育成ギアのデジタルモンスターをデジヴァイスとして使用、主人公が1つのギアで究極体を2体育成してる事から、デジタルモンスター20thだと思われる。
デジモンストーリーサイバースルゥース / デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー
[pixivimage:49682193s]
正式名称・「デジタル・デジュリスタンダード・デヴァイス」。
電脳空間「EDEN」へ接続する際に使う端末で、一般的にはスマートフォン型。主人公はゴーグル型を使用している。
一般流通しているが基本的にデジモンを扱う機能は無く、それ用のアプリケーションをインストールされることで「デジモンを扱うデバイス」としてのデジヴァイスが完成する。
EDENへはこのデジヴァイス端末を専用の接続ブース「EDENスポット」やPCに接続することでアクセスすることができる。
漫画版のデジヴァイスについて
デジモンアドベンチャーVテイマー01
「デジヴァイス01」と呼ばれる。
タイチやネオ等のテイマーが所持しており、腕時計の様に腕に装着して使用する。
ネットオーシャンの守護者ホエーモンが管理している「世界を救うワクチンのための支援プログラム」であり、基本的には進化に関わらないアイテム。
その代わり、デジモンのステータススキャンや入力されたコマンド等のアップリンクといった、データの送受信が主な機能となっている。
二つ所持すればデジモンを合体・分離する「ジョグレス」と「パーティション」が行える。
デジモンネクスト
初期はデジモンミニがデジヴァイス化したデジヴァイスicを使用していたが、終盤にツルギ達が対神器を会得しデジモンツインに変化する。このデジモンツインはイグドラシルが暴走した時に抑止力となる「調停者」の力を封印した神器であり、この力の影響でライズグレイモンはビクトリーグレイモンに、マッハガオガモンはズィードガルルモンに進化した。また、デジモンツインを合体させテイマーたちの思いを込める事で時空を超える、「ツインチャージ」が使用できる。
なお、バルバモンから与えられたショウの漆黒のデジヴァイスicはムルムクスモン戦で自ら破棄している。
なお、デジモンツイン自体は元々はデジヴァイスではなく、育成ギアの一環として発売された玩具である。
デジヴァイスX
携帯ゲーム機「ペンデュラムエックス」の付属漫画、デジモンクロニクルに登場するX抗体専用のカード型デヴァイス端末。
現代世界ベルサンディターミナルを冒険する堂本コータ&ドルモンペアと、過去世界ウルドターミナルを冒険する武者ユージ&リュウダモンペアが、このデジヴァイスXを使用している。
デジモンカードでは「デジヴァイスX」と明記されている。
また海外版では機能は同じだが、二つ折り携帯式の「D-CYBER」に型が変更されている。
漫画 デジモンクロスウォーズ
デジモンクロスウォーズのコミカライズ版。
クロスローダーをデジヴァイスとして使用しているが、アニメと漫画では製作者の経緯等が違っている。
デジモンワールド リ:デジタイズ エンコード
原作であるゲーム版と同様。