宇宙、夢とロマン
概要
メディアミックス作品『大怪獣バトル』の展開の1つとして2007年に制作された特撮作品。宇宙の開拓惑星を舞台に、怪獣使いのレイとZAP SPACYの活躍を描く。全13話。
ウルトラシリーズのTV作品で初めて地上波では無くBSデジタル放送にて放送が行われた作品であり、当時開局したばかりのBS11にて放送された。
また各種オンデマンドサイトでのネット配信もなされ、放送1週間前に有料で先行配信され、BS11での放送後1週間のみ無料配信がなされるという配信スタイルが取られていた。
後に地上波でも、翌年夏以降に主に地方局をメインに放送された。
本作は好評を博し、2008年にはセカンドシーズンとなる『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』が製作・放送された。(こちらも全13話)
副題が長い事から頭文字を取って「NEO」と呼称・表記される事もある。
2009年には本作の劇場作品の側面を持つ作品『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』が公開された。
また、それに併せテレビ東京系列とBSジャパンにて2シーズン通しての放送がなされた。
作風
原作と同じく怪獣同士の戦いがメインとなっているがウルトラマンはほんの少ししか登場せず(1期は初代マン、2期はセブン)、その役目は専ら主役怪獣たるゴモラが担っている。この為、放送期間中はヒーローショーでゴモラがヒーロー扱いで登場する機会が多かった。
本作最大の特徴としては王道体系の怪獣から人型寄りの怪獣まで様々な怪獣が人間顔負けのアクションを繰り広げる事。
例えばゴモラが飛び蹴りやフライングヘッドバットをかましたり、ゼットンがフライングプレスをかましたり、レッドキングがマウントパンチやネックハンギングを使ったりとプロレス技を普通に使うのである。
しかも市街地ではなく、開けた自然環境での戦いなので安心(?)して怪獣たちのガチンコマッチを楽しめるというわけだ。
もちろん、怪獣を主役に据えるだけあって、怪獣の個性を活かした展開も存在する。エレキングは小型化して非常用電源として使われ、バキシムは空間の裂け目から狙撃を行い、アントラーは血中鉄分をも吸い寄せ、ガルベロスは幻影で巧みに勝利をもぎ取るシーンが見られる(ただそれでも、戦う相手が悪すぎた為にあっさり倒される怪獣がいる点は否めない)。
スーツが残っている(あるいは新造できれば)昭和・平成両方にも登場機会が回ってくる仕様であり(平成怪獣は『ネクサス』や『メビウス』のものが中心)、リトラ、マグラー、ジュラン、ゴメスといった懐かしの怪獣も複数復活し、ドリームマッチが実現しているのも見逃せない。
1期は野良怪獣との戦いが中心であったが、2期はレイオニクスバトルを主軸にしているだけあって過去作(M78スペース作品に限る)の宇宙人がレイオニクスとして登場している。
怪獣が登場するとアーケード版『大怪獣バトル』のカードの裏面を模したカットインが入るのが特徴。内容は該当の概ねカードそのままだが、低年齢層への配慮かテキストが一部ひらがなに置き換えられている。
『NEO』からはステータスが詳細に表示されるようになった。無論、ゲーム版では技カード止まりであった怪獣も本作では前線に出て戦うため、ステータスが割り振られている。ウルトラマンの解説時にはスーパーコンボカードのデザインが流用されている。
更に『大怪獣バトルファイル』というEDコーナーが2作共通で設けられており、該当回で活躍したヒーローや怪獣を解説する。
また、『NEO』の後日談としてヤプール人との戦いを描く『大怪獣バトルNEO ウルトラモンスターズ ギャラクシーレジェンド』のストーリーモード『ギャラクシーサーガモード』(現在は視聴困難)、ウルトラマンゼロが初登場した『ウルトラ銀河伝説』、ウルトラマンゼロシリーズと密接な関わりのある『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』や『キラー・ザ・ビートスター』がある。
時系列について
舞台は『Q』から『メビウス』までの作品と同じM78スペースだが、『ギャラクシークライシス』という事件の発生以降、並行世界のウルトラマンや怪獣の情報、ひいては『ネオマキシマエンジン』といった技術も齎された(劇中ではあまり触れられていないが、一期でブルトンが怪獣を呼び出す能力を使うという形で間接的に示唆されている)。
時系列はウルトラマンメビウスの時代から「近未来」とされているが、後年に発表されたウルトラマンタイガの超全集にて最低でも4000年以上は経っている事が判明している。(後に登場するゼロの登場時期と年齢を考慮したら彼の年齢分ほどの年月が経過しているのが自然と思われるが)しかし、当時は現在ほど整理されていなかったようで、ウルトラマンゼロ黎明期に発表された「ウルトラマンプレミア2011」の時系列はキリヤマ家とゼロとの交流を描く都合上、現実の2011年と同じぐらいになっていたりする。(まあ、近未来って本来はそういう意味なんだけども)
大怪獣バトルウルトラコロシアムは25年後、アーケード版大怪獣バトル(または漫画版『ウルトラアドベンチャー』)は更に25年後を描く。このアーケード版の時代こそ、ペダン星人たちが暮らしていた「50年後の未来」の事である。
また、裏設定ではAC版のキャラクターが時空を超えて惑星ボリスや惑星ハマーに来ており、本シリーズで起こった出来事の補完がなされている。特に『NEO』はその要素が強い(ババルウ星人RBがなぜアントラーを失ったか、アーマードダークネスをなぜセブンが装着していたかなど)。
ただし、「地球の怪獣が絶滅した」という設定や現在よりも技術の進んだ未来を描いてしまった弊害で、M78スペースの地球を舞台にした作品が現在全く制作されていないという状況になっている。(少なくとも漫画版を見る限り大阪城は現存しているようだが)
なお、『大怪獣バトル』シリーズが現役であった2007年〜2008年には『ウルトラマンメビウス外伝』(超銀河大戦〜アーマードダークネス)や『大決戦!超ウルトラ8兄弟』が公開されているが、そちらはギャラクシークライシス以前の設定で制作された作品群となる。
登場人物
ZAP SPACY
主人公。開拓惑星ボリスでZAP SPACYが出会ったレイオニクスの青年。使役怪獣はゴモラ、リトラ、エレキング(陸海空を意識した構成である)。
記憶を失っているが、怪獣への強い敵対心からバトルナイザーで怪獣を倒して回っていた。当初はZAPへの協力を「俺には関係ない」と拒んでいたが、なりゆきで行動を共にするうち、仲間との強い信頼関係を築いていく。自分の使用怪獣に対しても、当初は戦うための道具としか見ていなかったが、次第に掛け替えのない相棒として接するようになった。瀕死の重傷を負ってもたちどころに回復し、一跳びで長距離移動する人間離れした身体能力の持ち主。
ヒュウガ
ハルナ
クマノ
オキ
以上の人物はZAPを参照。
レイオニクス
レイと同じくバトルナイザーを持つレイオニクスの女性。初登場時はアズサ マキという女性の姿を借りて登場した。レイと何か因縁があるらしく、彼が加入したZAP SPACYの敵として自らもまた様々な怪獣を呼び寄せて彼らに戦いを挑む。アズサ マキという偽名を名乗ってペンドラゴンに潜入したこともある。残酷な性格をしており、使えない怪獣は容赦なく切り捨てる冷徹さを持つ。使役怪獣はファイヤーゴルザ、ガンQ、ゼットン。
『NEO』に登場。レイのライバルとなるキール星人のレイオニクス。ボスタング型の宇宙船に搭乗している。飄々とした掴めない性格であり、常に相手を煙に巻くようなふざけた言動をとるが、その本性は極めて好戦的で残虐。レイオニクスの中でも最強クラスの実力を持っており、その証である「ネオバトルナイザー」を所持している。しかし、レイブラッドの後継者争いには興味が無い。よく耳のピアスを鳴らす癖がある。使用する怪獣はタイラント、レッドキング。
ペダン星人
『NEO』に登場。レイオニクスハンターであるペダン星人の一人でレイオニクスハンターの中でもトップクラスの実力者。50年後の未来からにおけるレイオニクスバトルによって故郷のペダン星が滅びたので、その歴史を変えるために未来から派遣された。レイオニクスを激しく憎んでおり、レイを初めとして全てのレイオニクスを抹殺しようとする。
しかし、レイやZAP SPACYとの幾度にわたる戦いの末に少しずつその心に迷いが生じ…
ZAPSPACY
ザップスペーシーと読む。名称は「Zata Astromical Pioneers Spacy」の略。本作において防衛チームの役目を担う。
用語
『バトルナイザー』、『レイオニクス』、『ZAPSPACY』、『アイスラッガー』は各項目を参照。
- 惑星ボリス
『ZAPSPACY』が開拓している荒野の広がる惑星。
地球人が活動できるぐらいの大気がある他、海や湖といった水が豊富な惑星である。ただし、湖底には電気エネルギーに反応するソリッド鉱石(人工太陽のエネルギー源である)が埋まっており、最悪の場合星ごと吹っ飛びかねないという危険性を秘めている。
ある時を境にブルトンが時空を歪めて怪獣たちを召喚した事で研究施設のあった首都:ベラルゴシティが壊滅。怪獣惑星ともいうべき危険地帯になってしまった。テラフォーミング用の発電エリアにはネロンガ、エリアQポイント77にある輸送基地にはベムスターが出現している。
ペンドラゴンクルーは惑星アヴァルへ物資を届ける最中に救難信号をキャッチ。謎の干渉波を受けてこの惑星へと不時着し、この惑星で育った青年レイと行動を共にする事に。
生存者はゴースタードラゴンのクルーらと共に怪獣の現れないヴィンセント島に身を隠しており、ウルトラの谷(AC版での表記)でレイブラッド星人により石化したウルトラマンの発する結界に守られていたが、突如現れた怪獣軍団や暴走したキングジョーブラック、レイを一人前に鍛え上げようとするケイトなどの出現により事態は混沌を極め、暴走した人工太陽の爆発により惑星は炎上、死の星となってしまった。寸前にクルーは脱出でき、封印から解かれたウルトラマンもキングジョーブラックとの戦いに勝利して生存していた。
実はAC版の主人公である『御蔵イオ』もババルウ星人の歴史改変を止めるべく、未来から来訪していた。
なお、この星にはそのイオの曽祖父(演:渋谷浩康)と祖母のカレン(演:山田夏海)が住んでいた。
- 惑星ハマー
レイオニクスハンターによる基地の爆破を逃れたレイとヒュウガが時空間の歪みに呑まれた末に辿り着いた荒涼とした荒野の広がる惑星でペンドラゴンクルーも後に合流。
宇宙中のレイオニクスがレイオニクスバトルを繰り広げている激戦区であり、彼らの命を狙うレイオニクスハンターやバトルナイザー狩りを行なっているザラブ星人も暗躍している。
何らかの事情でダークネスフィアと一緒にアーマードダークネスがこの星に降り立っており、グローザムやザラブ星人の思惑が絡んだ結果、アーマードダークネスが起動。ウルトラセブンが自らを人柱にアーマードダークネスを封印している。ネオフロンティアスペースの派生世界からワームホールを通ってやってきたAC版『NEO』の主人公『アサマ・アイ』も戦いに巻き込まれ、グランデやババルウ星人(のちのギャラクシーレスキューフォース所属のRB)に影響を与えていく(AC版とそのコミカライズ版より)。
黒幕であるレイブラッド星人の精神体がレイを体を乗っ取ろうとアーマードダークネスに取り憑くが、グランデやZAPの加勢により敗北。最後の悪あがきとしてレイブラッド星人がZAPを惑星の崩壊に巻き込もうとするが、駆けつけた初代マンとセブンの攻撃により、ZAPは無事に脱出する事が出来た。
- ブレイブバースト
AC版『NEO』でも搭載されているシステム。
怪獣が赤いオーラを纏ってパワーアップする現象のこと。レイのゴモラが第3話や第12話で変転したのはこちらの姿である。
- レイオニックバースト
怪獣の全身が真紅に染まり、能力が劇的に向上する現象のこと。
この形態になる際にはレイモンもバーストモードに変化し、暴走状態に陥ってしまう。
ウルトラセブンのアイスラッガーの力を受けて、次第に力を制御できるようになり、任意で発動が可能になった。
AC版『NEO』でも搭載されているシステムでそちらではブレイブバーストが前段階となる。
同作ストーリーモードの主人公『アサマ・アイ』のパートナーレッドキングもこの姿に変転し、EXレッドキングを思わせる高熱を纏った攻撃が使えるようになった。
主題歌
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』
作詞・作曲・編曲:大門一也/歌:Project DMM
怪獣が大地を踏みしめるようなイントロから始まるOP主題歌。アーケード版やWii版ではファイナルラウンドでのBGMとして使用された。
OP映像で戦っている怪獣はゴルザVSベロクロン→ネロンガVSテレスドン→ケルビムVSバンピーラ→アーストロンVSベムスター→サラマンドラVSエレキング→サドラVSドラゴリー→グドンVSガンQ→ゴモラVSレッドキングの順。
- ジャンプ アップ
作詞・作曲:ベーナー/編曲:田靡秀樹・烈火斬/歌:烈火斬
ED主題歌。最終話ではEDにOP主題歌が使用されている。
『NEVER ENDING ODYSSEY』
- 誓い
作詞:中西圭三、田角有里/作曲:中西圭三/編曲:小西貴雄/歌:中西圭三
OP主題歌。アーケード版ではファイナルラウンドでのBGMとして使用された。
OPで戦っている怪獣はゴモラVSドラコ→ドラゴリーVSアントラー→ベムスターVSガルベロス→アーストロンVSゴメス→ゴモラVSバキシム→エレキングVSマグラー→ゴモラVSマグラーの順。
- 愛のしるし
作詞:中西圭三、田角有里/作曲:中西圭三/編曲:小西貴雄/歌:中西圭三
ED主題歌。歌詞はどちらかといえば怪獣よりもウルトラマンを想起させるものになっている。
最終回ではOP主題歌がEDに使用されている。中西氏はのちにファミリー劇場で放送された『大怪獣バトル体操』の歌も担当(歌名は『La La La 最高じゃん!』でゆうおねえさん、えりおねえさん、ミクラス、ゴモラ、レイモンが出演)。
各話リスト
※レイの操る怪獣は初登場時のみ記載。
太字は新怪獣もしくは亜種・派生怪獣、斜字は回想に登場した怪獣。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』
話数 | サブタイトル | 登場怪獣 | 脚本 | 監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|
#1 | 怪獣無法惑星 | ゴモラ、レッドキング、サドラ、テレスドン、ペギラ、チャンドラー(画像と骨格のみ) | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 2007年12月1日 |
#2 | 五人目のクルー | リトラ(S)、ジュラン、ムカデンダー、テレスドン、ゴルザ | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 12月8日 |
#3 | 透明怪獣襲撃! | ネロンガ、グドン | 長谷川圭一 | 菊地雄一 | 12月15日 |
#4 | ベムスター参上! | ファイヤーリトラ、ベムスター | 荒木憲一 | 北浦嗣巳 | 12月22日 |
#5 | ベラルゴシティの罠 | ファイヤーゴルザ、バンピーラ、サドラ、ガンQ | 長谷川圭一 | 北浦嗣巳 | 12月29日 |
#6 | もう一人の怪獣使い | ガンQ、ツインテール | 長谷川圭一 | 北浦嗣巳 | 2008年1月5日 |
#7 | 怪獣を呼ぶ石 | ブルトン、レッドキング、ネロンガ、テレスドン、フログロス(B) | 荒木憲一 | 村石宏實 | 1月12日 |
#8 | 水中の王者 | エレキング、アーストロン、ケルビム | 増田貴彦 | 村石宏實 | 1月19日 |
#9 | ペンドラゴン浮上せず! | ゾアムルチ、アリゲラ、アングロス、グロマイト、キングジョーブラック、リムエレキング | 赤星政尚 | 村石宏實 | 1月26日 |
#10 | 予期せぬ再会 | ノーバ、サラマンドラ、ルナチクス、キングジョーブラック | 長谷川圭一 | 村石宏實 | 2月2日 |
#11 | ウルトラマン | ベロクロン、ドラゴリー、レッドキング、アーストロン | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 2月9日 |
#12 | レイブラッド | ゼットン、キングジョーブラック、 レイブラッド星人 | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 2月16日 |
#13 | 惑星脱出 | EXゴモラ、ゼットン、キングジョーブラック | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 2月23日 |
『NEVER ENDING ODYSSEY』
話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | 登場レイオニクス | 脚本 | 監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
#1 | レイオニクスハンター | ゴメス(S)、マグラー、ペダン兵士 | ピット星人(RB) | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 12月20日 |
#2 | レイオニクスバトル | ゴメス(S)、ドラコ、ベムスター | ガッツ星人(RB)、フック星人(RB) | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 12月27日 |
#3 | 大暴走!レイオニックバースト | アーストロン、ガルベロス、幻影ゼットン | ゼラン星人(RB)、ナックル星人(RB) | 長谷川圭一 | アベユーイチ(本編)、菊地雄一(特撮) | 2009年1月3日 |
#4 | 困惑の再会 | アントラー、ドラゴリー、グランゴン(尻尾)、ナツノメリュウ(尻尾) | ババルウ星人(RB)、メトロン星人(RB) | 赤星政尚 | アベユーイチ(本編)、菊地雄一(特撮) | 1月10日 |
#5 | 暴走の果てに | バキシム | メトロン星人(RB) | 赤星政尚 | アベユーイチ(本編)、菊地雄一(特撮) | 1月17日 |
#6 | 史上最強のレイオニクス | タイラント | キール星人グランデ | 小林雄次 | 梶研吾 | 1月24日 |
#7 | 第二覚醒 | タイラント | キール星人グランデ | 荒木憲一 | 梶研吾 | 1月31日 |
#8 | 潜入者を撃て! | ザラブ星人(NRB)、にせウルトラマン | 増田貴彦 | 梶研吾 | 2月7日 | |
#9 | 暗黒の鎧 | アーマードダークネス、アーマードメフィラス、アリゲラ、ミクラス | メフィラス星人(RB)、ダダ(RB)、テンペラー星人(RB) | 増田貴彦 | 村石宏實 | 2月14日 |
#10 | 新たな戦いの地平で | キングジョーブラック、ペダン星人ハーラン、ペダン兵士、再生ドラコ、テレスドン、レッドキング、ケルビム、 | ガッツ星人(RB)、フック星人(RB)、ゼットン星人(RB)、キール星人グランデ | 長谷川圭一 | 村石宏實 | 2月21日 |
#11 | ある戦士の墓標 | キングジョースカーレット、キングジョーブラック、ペダン星人ハーラン、ペダン兵士、バードン | リフレクト星人(RB)、キール星人グランデ | 村石宏實2月28日 | ||
#12 | グランデの挑戦 | アーマードメフィラス、レッドキング | レイブラッド星人、キール星人グランデ | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 3月7日 |
#13 | 惑星崩壊 | アーマードダークネス、アーマードメフィラス、EXレッドキング | レイブラッド星人、キール星人グランデ、メフィラス星人(RB) | 荒木憲一 | 菊地雄一 | 3月14日 |
大怪獣バトルファイル
ED後に挿入されるミニコーナー。
ZAPの怪獣博士・オキ隊員がクマノ隊員と一緒に登場した怪獣のソフビ等を片手に登場した怪獣を解説する。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』
話数 | 紹介に使用したソフビ等 | |
---|---|---|
#1 | 古代怪獣 ゴモラ | ウルトラ怪獣シリーズ(‘07年版)2 ゴモラ |
#2 | 原始怪鳥 リトラ(S) | HG円谷英二セレクション リトラ |
#3 | 透明怪獣 ネロンガ | ウルトラ怪獣シリーズ(‘00年版)51 ネロンガ |
#4 | 宇宙大怪獣 ベムスター | ウルトラ怪獣シリーズ(‘07年版)23 ベムスター |
#5 | 超古代怪獣 ファイヤーゴルザ | SGS ゴルザ(強化) |
#6 | 古代怪獣 ツインテール | ウルトラ怪獣シリーズ(`07年版)10 ツインテール |
#7 | 四次元怪獣 ブルトン | HGウルトラマン part25「零下140度の対決」編 ブルトン |
#8 | 宇宙怪獣 エレキング | ウルトラ怪獣シリーズ(‘07年版)31 エレキング |
#9 | 巨大魚怪獣 ゾアムルチ | - |
#10 | 宇宙ロボット キングジョーブラック | ウルトラ怪獣シリーズ2007SPECIAL キングジョーブラック |
#11 | 宇宙恐竜 ゼットン | ウルトラ怪獣シリーズ(’07年版)21 ゼットン |
#12 | ウルトラマン | 登場ポーズのウルトラマンの巨大ソフビ(プライズ景品) |
『NEVER ENDING ODYSSEY』
話数 | 紹介に使用したソフビ等 | |
---|---|---|
#1 | 古代怪獣 ゴメス(S) | ウルトラ怪獣シリーズ(`00年版) ゴメス |
#2 | 彗星怪獣 ドラコ | HGウルトラマン Part21「魔の山へ飛べ」編 ドラコ |
#3 | フィンディッシュタイプビースト ガルベロス | ウルトラ怪獣シリーズN・2 ガルべロス |
#4 | 磁力怪獣 アントラー | ウルトラ怪獣シリーズ2005 アントラー |
#5 | 一角超獣 バキシム | ウルトラ怪獣シリーズ(’07年版)17 バキシム |
#6 | 暴君怪獣 タイラント | ウルトラ怪獣シリーズ(‘07年版)27 タイラント |
#7 | 宇宙怪獣 エレキング | ウルトラ怪獣シリーズ(‘07年版)31 エレキング |
#8 | にせウルトラマン | ウルトラヒーローシリーズ(‘00年版)EX にせウルトラマン |
#9 | ウルトラセブン | ワイドショットのボーズのウルトラセブンの巨大ソフビフィギュア(プライズ景品) |
#10 | カプセル怪獣 ミクラス | ウルトラ怪獣シリーズ2006 ミクラス |
#11 | 火山怪鳥 バードン | ウルトラ怪獣シリーズ2006 バードン |
#12 | どくろ怪獣 レッドキング | ウルトラ怪獣シリーズ(’07年版)11 レッドキング |
漫画版
テレまんがヒーローズで掲載された河本けもん版と大怪獣バトルウルトラファンブックに掲載された「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル外伝 スペシャルクルーズ」が掲載された。
放送後の扱い
上述したように当初は地上波放送されていなかった事(のちにサンテレビなどの地方局で放送はされた)、またウルトラマンがメインを張らない作品である事や、当時はウルトラシリーズそのものが不作の時期だった事もあって、本作は他のウルトラシリーズと比べると知名度が低くなってしまっているのは否めない。
しかし世界観そのものはこれまでのウルトラシリーズ全てと繋がっており、直接世界観が繋がるウルトラマンゼロシリーズへの橋渡しをしたという意味では、本作の立ち位置は決して小さくはない。
本作でスーツが新造されたおかげでニュージェネに出演を果たして知名度を大きく上げた怪獣も少なくは無く、怪獣だけでも十分に世間に通用するコンテンツである事が再確認できる作品でもある。
『ウルトラマン列伝』でも直接取り上げられる事はなかったものの、『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』放送の際はヒュウガが前回までのあらすじのナレーションを務め、劇場版である『ウルトラ銀河伝説』放送時はレイがナビゲーターを務めた。
そして、『新ウルトラマン列伝』では遂に本作の総集編が放送された。
『大怪獣バトル』そのものが稼働終了した後はさらに出番が控えめになってしまったが、『ウルトラファイトオーブ』から『ウルトラマンジード』といったウルトラマンベリアルが関わる作品では本作の要素に触れられている他、『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』では『NEO』に登場したババルウ星人がまさかの再登場を果たしている。
余談
大怪獣バトルのメディアミックス作品である為、制作協力が『バンダイナムコグループ』となっている。
脚本は荒木憲一(シリーズ構成も担当)、長谷川圭一(代表作:『ウルトラマンネクサス』他)、赤星政尚氏(代表作:『ウルトラマンメビウス』他)、小林雄次氏(代表作:『ウルトラマンマックス』他)、増田貴彦氏(代表作:『ウルトラマンダイナ』第31話他)のウルトラシリーズ経験者が担当。