概要
いずれも東映アニメーション(旧東映動画)制作・フジテレビ系列で放送された。
TVアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター版である「ドラゴンボール改」を経て、新作「ドラゴンボール超」がスタート。
アニメ版と漫画版の2種類が存在し、アニメ版は2018年春までTVアニメが放送、同年冬にはその劇場版「ブロリー(BROLY)」が公開。
漫画版(原作・鳥山明、漫画・とよたろう)はVジャンプにて「銀河パトロール囚人編」が絶賛連載中。
以下がドラゴンボールシリーズ一覧である。
ドラゴンボール
孫悟空少年編
ドラゴンボールという作品の黎明期であり、冒険ファンタジーとしての色を最も前面に出した時代でもある。
特にピラフ一味登場までは、リスペクト元である『西遊記』との関連要素も多い。
その後は天下一武道会を挟みながら、ドラゴンボールをめぐる冒険に出るパターンが形成された。
都から1000キロも離れたパオズ山に住む少年悟空がドラゴンボールを探しにきた少女ブルマとの出会いが全ての話がはじまる。
悟空とブルマは旅の中、ウーロン、ヤムチャ、プーアルなどと出会い、チチ(後の奥さん)とも出会う。
旅を終えた悟空は亀仙人のところへ修業しに行く、ほぼ同じ時期に入ったクリリンや2人して助けたランチともであう。悟空とクリリンは天下一武道会に向けて修業に励んだ。
悟空とブルマ編
亀仙流修業編
第21回 天下一武道会編
レッドリボン軍編
占いババ編
ピッコロ大魔王編
ギャグテイストの強い牧歌的な冒険バトルものだったのを、シリアスバトルものに一気に路線転換した最初のシリーズ。
主人公の親友の突然の死に始まり、次々と主人公の関係者そして不可侵的存在だったはずの神龍までもが殺されていくという絶望的な展開、本気で世界征服を始めた初の悪役、異形のボスキャラクターとその衝撃の正体、そしてその生まれ変わりの登場、主人公の急激な成長と電撃結婚などいろいろとイベントが目白押しの一編となっている。(世界征服を企む悪役は今までもいたが、全員本当に実行する前に悟空達に倒された為、そこまでシリアスな状況にはならなかった。)
第22回 天下一武道会編
天界修業編
第23回天下一武道会編
ドラゴンボールZ・ドラゴンボール改
アニメ『ドラゴンボール』の続編として、1989年4月26日から1996年1月31日まで放送された。全291話+スペシャル2話。
此方は引き伸ばしても放送が間に合わず、1994年以降の放送分から(当時の最終作GTも含む)特番差し替えが多発するようになってしまう。
2009年4月から2011年3月まで、タイトルを『ドラゴンボール改』としたデジタルリマスター版を放送。
ストーリーを原作漫画に近づける形として、技のタメなどの「Z」における引き延ばしシーンをカットして再構成し、HD放送が行われた。
サイヤ人編
人造人間・セル編
魔人ブウ編
平穏な世界編
番外編
サイヤ人絶滅計画
オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!
ドラゴンボールGT
「ドラゴンボールZ」の続編にあたる。
内容はすべてアニメオリジナルで、原作漫画の「ドラゴンボール」との繋がりはない。
「バトル漫画」としての地位が定着したドラゴンボールから一転、連載開始当初の「ドラゴンボールを探す“冒険アドベンチャー”」としての回帰を目指した作品。
悟空の肉体が幼児化し、新たなドラゴンボール&神龍の登場など冒険漫画として描かれた頃の要素を復活させるための試みが要所で展開された。
一方、往年のバトル展開を望む声も多く序盤以降はバトル展開の比重を大きくし、バトル展開と冒険ファンタジーのバランスを取ったアニメとなっている。
結果として原作のドラゴンボールが辿ってきたプロットを形を変えて再編成したかのような構成にもなっている。
究極のドラゴンボール編
復讐鬼・ベビー編
究極の人造人間編
7匹の邪悪龍編
ドラゴンボール超
2015年7月~2018年3月
時期列は魔人ブウ編後から、原作最終回までの間にある空白の10年間にあたる。
本作のストーリーは原作漫画を補完するシナリオである「神と神」「復活の「F」」と一部設定が異なるが、一方で映画と原作とで矛盾している部分を解消している部分もある。
他にもアニメオリジナルの要素や話なども多数追加されており、劇場版を見た者もそうでないものでも楽しめるようになっている。
音楽面に関しては(楽聖ショパンの国・ポーランド共和国の)『ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団』(外部リンク)(欧州トップレベルの名門管弦楽団)の演奏によるフル・オーケストラによる『ドラゴンボール超』劇伴曲(BGM)が視聴者を魅惑した。TVアニメの劇伴曲(BGM)がフル・オーケストラなんて『宇宙戦艦ヤマト』以来、音楽面に何倍も予算を投入しているのが耳にも嬉しかったので何度も観たくなる(シンセサイザー等の電子音楽を聴き慣れた小生は『ドラゴンボールのテレビ漫画を視聴して自然と涙が溢れてきた』)。
- 【DRAGON BALL SUPER ORQUESTA Genkidama Theme SINFONIA Orquesta】
2018年3月のTVアニメ終了にあたり鳥山先生は「テレビアニメは一旦終わってしまいますが、大人気のとよたろう先生の描く「DB超」の漫画はこのままずっと続きます。テレビアニメや映画とはまた違った展開もあると思うので、楽しみにしていてください。」とコメントしている。
また制作・放送局であるフジテレビも「シリーズが終了するわけではない」と説明しており、制作元である東映アニメーションも「ドラゴンボール」シリーズを主とする部署「第三映像企画部」を新設している。
以下のストーリーを「宇宙の神々編」という。
破壊神ビルス編
魔人ブウとの壮絶な戦いから4年後。ドラゴンボールの力によってブウの記憶は人々から消え去り、地球は平和を取り戻していた。生き返った悟空とベジータは更なる強さを求め修行に明け暮れていたが、その地球に伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を求め破壊神ビルスとその付き人ウイスが現れる。そして同時に地球周辺では次々に星が消える不思議な現象が起こっていた…。
フリーザ復活編
ビルスとの戦いから半年以上経ったある日。フリーザ軍の残党であるソルベとタゴマという二人の宇宙人が軍の再起の為にドラゴンボールでフリーザを蘇らせようと地球に舞い降りた。そしてその願いは叶えられ蘇ったフリーザは自分を地球の地獄に追いやった悟空達に復讐するべく修行に励む。四か月後、パワーアップし新たな形態を手に入れたフリーザは1000人の兵士達と共に地球に襲来。地球を守るべく兵士達と戦う悟飯やピッコロ達、そしてウイスの元で修行した悟空とベジータは再びフリーザとの宿命の対決へと挑む。
破壊神シャンパ編
再びウイスの元で修行を続けていた悟空とベジータの前にビルスの兄弟で第6宇宙の破壊神であるシャンパが現れた。グルメな星・地球を欲するシャンパはお互いの宇宙から5人の選手を選出し戦わせる破壊神選抜格闘大会の開催を宣言。そしてその報酬には地球と超ドラゴンボールが選ばれた。ビルス達はシャンパ率いる第6宇宙チームに対抗すべく第7宇宙チームを結成。第6宇宙・第7宇宙、2人の破壊神のプライドをかけた戦いが今始まる。
“未来”トランクス編
第6宇宙との格闘試合終了後、未来から青年姿のトランクスが再びタイムマシンに乗ってやって来た。なんと悟空そっくりの謎の戦士「ゴクウブラック」の手によって、未来の世界がまた窮地に陥ってるという。悟空とベジータは未来の世界を救うべくゴクウブラックの正体を追うが、次第に別宇宙の神々の思惑が交錯している事が発覚。後に破壊神や全王さえも巻き込む大事件に発展していく…。
宇宙サバイバル編
未来の一件が解決した後、悟空の呼びかけにより全王が主催する宇宙規模の武道大会“力の大会”が開催される事になった。しかし、それは宇宙消滅をかけた戦いの幕開けだった。敗北した宇宙は全王の手によって消滅させられるというルールが設けられたのだ。悟空は自らの宇宙である第7宇宙を守るべく大会に出場する最強の10人チームを結成する。果たして悟空達は第7宇宙を守り切れるのか!?
ブロリー編(劇場版のみ)
力の大会後の平和な地球。宇宙にはまだまだ見た事のない強者がいると分かった悟空は、更なる高みを目指してベジータと共に修行に明け暮れていた。そんなある日、力の大会の功績で蘇ったフリーザが“ブロリー”と“パラガス”という名の2人のサイヤ人を連れて地球にやって来た。惑星ベジータの消滅とともに殆ど全滅したはずの“サイヤ人”がなぜ地球に?全く違う運命をたどってきたサイヤ人達の出会いは、壮絶な闘いへと発展していく…。
銀河パトロール囚人編(漫画のみ)
ブロリーとの死闘から少し経った後、睡眠中の魔人ブウが謎の宇宙人達に誘拐される事件が発生した。サタンからの連絡を受け、悟空とベジータが駆け付けるが、2人も強力な麻酔で眠らされ連れ去られてしまう。2人が目を覚ますとそこにいたのはジャコ達、銀河パトロールであった。彼らを連れ去ったのは銀河パトロールであり、誘拐に関わったエリート隊員・メルスはその訳を話す。銀河刑務所から凶悪犯「星喰いのモロ」が脱獄してしまい、彼を再び捕まえるにはブウに関わるある人物の力が必要であったのだという。そしてその人物とはブウの中で眠る大界王神であった…。脱獄した謎の囚人を追い、悟空達の新たな冒険が今始まる!
劇場版一覧
ドラゴンボール(無印)
ドラゴンボールZ
- オラの悟飯をかえせッ!!(1989年)
- この世で一番強いヤツ(1990年)
- 地球まるごと超決戦(1990年)
- 超サイヤ人だ孫悟空(1991年)
- とびっきりの最強対最強(1991年)
- 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年)
- 極限バトル!!三大超サイヤ人(1992年)
- 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年)
- 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴(1993年)
- 危険なふたり!超戦士はねむれない(1994年)
- 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(1994年)
- 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年)
- 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる(1995年)
無印リメイク(※GTの要素含む)
- 最強への道(1996年)
ドラゴンボールZ
ドラゴンボール超
- ブロリー(BROLY)(2018年)
- スーパーヒーロー
実写版
- DRAGONBALLEVOLUTION(2009年)
人物
宇宙
作品中の暦
ドラゴンボールシリーズでは“エイジ”と呼ばれる独自の暦が使われている。
作中の時間軸は、原作においてはエイジ749年9月1日からエイジ774年5月8日の約24年半の間の出来事となっている。
(原作最終話の舞台となる第28回天下一武闘会までの数話のみエイジ784年)
このエイジ暦は当初、ドラゴンボールの舞台が実際の現代の地球とは別世界であるという演出の為に設定された完全に創作内だけの暦であったが、後にドラゴンボールシリーズの設定を整理する際に前作『Dr.スランプ』と同一の世界であるとされたため(ドラゴンボール大全集より)、エイジ749年は西暦1983年となった。
実際の歴史より科学技術が発展しているように見えるが、ドラゴンレーダーとホイポイカプセル意外はエイジ749年までに則巻千兵衛によって開発されている技術である。
(例えば、ドラゴンボールによく出てくる反重力装置は、千兵衛が1982年に非ヒューマノイド型異星人から譲ってもらったものを元に開発している)