基礎データ
全国図鑑 | No.0155 |
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ジョウト図鑑 | No.004 |
ヒスイ図鑑 | No.004 |
ブルーベリー図鑑 | No.176 |
ローマ字表記 | Hinoarashi |
ぶんるい | ひねずみポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 0.5m |
おもさ | 7.9kg |
せいべつ | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | もうか/もらいび(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ヒノアラシ | 火+嵐もしくはヤマアラシ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Cyndaquil | cinder(燃え殻、灰)+quill(針、棘) |
ドイツ語 | Feurigel | feuer(火)+igel(ハリネズミ) |
フランス語 | Héricendre | hérisson(ハリネズミ)+cendre(灰) |
韓国語 | 브케인 | 불(火)+허리케인(ハリケーン) |
中国語 | 火球鼠 | 火球+ねずみ |
ギリシャ語 | Σίντακιλ | 英語名の音写 |
ヘブライ語 | סינדאקוויל | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | सुइगार | 英語名の音写 |
ロシア語 | Синдаквил | 英語名の音写 |
タイ語 | ฮิโนอาราชิ | 日本語名の音写 |
ちなみに種族名は単に「火のねずみ」というだけでなく、幻獣としての「火鼠」もかかっていると思われる。
進化
ヒノアラシ → マグマラシ(Lv.14) → バクフーン(Lv.36)
リージョンフォーム
ヒノアラシ → マグマラシ(Lv.17) → ヒスイバクフーン(ヒスイ地方でLv.36)
概要
ジョウト地方のパートナーポケモンの一種で、ほのおタイプ。初登場は『金・銀』(第2世代)。
後に『LEGENDSアルセウス』でヒスイ地方のパートナーポケモンにもなっている。
名前からヤマアラシがモチーフと思われるが、尖った顔つきはどちらかと言えばトガリネズミ(モグラの近縁種)に近い。目つきは糸目。
背中に4つのオレンジ色の斑点があり、そこから炎を出すことができる。
臆病な性格をしておりいつも背中を丸めている。しかし敵に襲われたり、怒ったり驚いたりしたときは背中から炎を噴き出す。怒った際に噴き出す炎の勢いは強いが、弱っていると不完全燃焼になってしまう。
ゲームでの特徴
『金・銀』とマイナーチェンジの『クリスタル』、リメイクの『HGSS』ではウツギ博士からもらえる。
これらの作品では序盤に手に入るほぼ唯一のほのおタイプであり、ストーリー上立ち寄りが必須なマダツボミの塔や2番目のジムがあるヒワダタウンで弱点を突けるタイプが頻出するので「旅パ」適性が高い。
そうして意気揚々と進んだ先で出くわす「アカネのミルタンク」に「ころがる」で轢き倒される所までが一種の通過儀礼となっている。
とは言えその後もほのおを弱点とするポケモンと戦う機会は多いので、初心者にもお勧めできるパートナーである。
また、最初にチコリータを選んだ場合は、ライバルの手持ちがヒノアラシになる。
『LEGENDSアルセウス』ではモクロー、ミジュマルと共に登場する。最初にラベン博士からもらえる他、ストーリークリア後にももらえる機会がある。
別の土地から連れてこられたと語られており、最終進化では確定でリージョンフォームになる。
その他の登場は以下の通り。
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒノアラシ | 39 | 52 | 43 | 60 | 50 | 65 | 309 |
ヒトカゲ | 39 | 52 | 43 | 60 | 50 | 65 | 309 |
ステータスは上記の通りで、先代のパートナーポケモンであったヒトカゲと完全に一致している。生態的に特に関係の無いポケモン同士がこのように設定されている事例は他に例が無い。
また、当初は進化レベルが14で、同期のワニノコやチコリータより若干早かったが、『LEGENDSアルセウス』で17に変更された。これも初の事例である。
習得技は典型的な第2世代ポケモンといったラインナップで、極端に自タイプに偏る傾向がある。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴールド:金銀男主人公※1
- ヒビキ:HGSS男主人公※1※2
- クリス:クリスタル女主人公※1
- コトネ:HGSS女主人公※1
- シルバー:金銀クHGSSライバル※3
- テル:LEGENDSアルセウス男主※4
- ショウ:LEGENDSアルセウス女主人公※4
※1 チコリータ・ワニノコと3択
※2 ポケモンマスターズではバディー
※3 金銀クHGSS主人公がチコリータを選んだ場合
※4 モクロー・ミジュマルの3択
アニメ版
漫画版
番外作品
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
モンスターボールから出てくるお助けポケモンとして登場。数秒間「かえんほうしゃ」を放った後帰っていく。ダメージを受けると吹っ飛ぶ。
『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズ
主人公または最初に選べるパートナーポケモンとして登場。『救助隊』『探検隊』シリーズでは「えんまく」が何かと便利で、相手の技が必ず外れるようになる。また『探検隊』シリーズでは「ふんえん」を覚えられ、貴重な周囲攻撃となる。
『ポケモンGO』
- 2017年2月に実装された。他の同期の御三家2匹に比べると出現率は低く、アメを集めるのに苦労する。
- そんな中2018年11月10日、ヒノアラシが大量発生するコミュニティ・デイが実施された。
『ポケモンマスターズ』
- ヒビキ&ヒノアラシ
- ふんかで相手全体にダメージを与えるほのおタイプのアタッカー。
- 自身のHPを回復しつつ、回避率も上げるトレーナー技を持ち合わせているので、ヒーラーとも組み合わせれば最大火力を維持し続けることができる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲスト+α〉
- 無印117話
- ワカバタウンのウツギ博士が初心者に渡す3匹のうちの1匹で、ウツギ博士がサトシ達にジョウト地方の初心者向けポケモンの説明をした時に登場。おなかをくすぐると喜ぶのでとてもかわいらしい。
- ケンタのヒノアラシ
- 『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』の主人公ケンタが選んだポケモンもヒノアラシであったが、すぐに進化したためヒノアラシとしての出番は少ない。
- アザミのヒノアラシ
- アニメにおけるアザミは糸目フェチという一面があり、自宅にヒノアラシがいた。
- クリオのヒノアラシ
- 劇場版『アルセウス 超克の時空へ』
その他
SM | 34話・133話 |
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新無印 | 46話(冒頭) |
劇場版 | みんなの物語 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 1話:リコの面談時と新入生の手持ちで登場。
- 46話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- ゴールドのバクたろう
〈ゴールドの手持ち〉 |
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エーたろう(エイパム→エテボース♂️) |
ニョたろう(ニョロモ→ニョロゾ→ニョロトノ♂️) |
バクたろう (ヒノアラシ→マグマラシ→バクフーン♂️) |
ウーたろう(ウソッキー♂️) |
キマたろう(ヒマナッツ→キマワリ♀️) |
トゲたろう (トゲピー→トゲチック→トゲキッス♂️) |
マンたろう(マンタイン♂️) |
ピチュ (ピチュー♂️) |
ゴールデン・ボーイズ
- 冒険家を目指すトレーナー・クリスの手持ちとして登場。
PiPiPiアドベンチャー
- キャラウェイのアラシ:こちらのヒノアラシは作品の都合上「人語を話す」が、その際の口調は何故か関西弁。シャイな性格でいつもぼんやりしているが、実はキャラウェイのポケモンの中では一番強い。
余談
1997年に公開された『金・銀』の体験版では、ヒノアラシのポジションに「ホノオグマ」という全く別のポケモンがいた。
その後2020年に発見された『金・銀』の開発中データには、ヒノアラシに似るが炎ではなく棘を生やした「イガル」というポケモンの姿があった。
一方、同期のヒメグマはグラフィックの変遷などから、元を辿ればホノオグマに行き着く可能性が指摘されている。
これらの状況証拠から、何らかの事情で当初の設定がシャッフルされ、最終的に現在のヒノアラシとヒメグマの形で実装されたものと考えられている。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンGSC ポケモンHGSS LEGENDSアルセウス
ポケモン一覧 パートナーポケモン 炎御三家 ジョウト御三家 ヒスイ御三家
0154.メガニウム→0155.ヒノアラシ→0156.マグマラシ