概要
配信は、2023年2月24日(金)9:00~2月27日(月)23:59。
今回は日程が前半と後半に分かれていないため、取りこぼしのないよう注意したい。
また、今回はピックアップレイドの同時配信は行われない。
そして2024年の4大サマーイベントとして、最強のリザードンに次いで2回目の開催が決定。期間は7月12日(金)9:00〜7月26日(金)8:59の2週間。
同時期にピカチュウ系統(何故かミミッキュも混じっている)の大量発生イベントも進行し、なんと通常ではポケモンHOMEと連動しなければ入手できないアローラライチュウも発生することが判明した。色違いが出やすくなるため、既に最強のピカチュウを入手済みのプレイヤーも注目である。
特殊行動
単位:%
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
100 | シールド(耐久値100) | |
99 | あまごい | |
98 | なみのり | |
80 | デバフ解除 | |
80 | テラスチャージを奪う | |
65 | デバフ解除 | |
65 | テラスチャージを奪う |
行動パターン
何と開始早々バリアを展開してくる上、HPの全てを保護しており、本体を倒すまで決して剥がせなくなっている。そして、レイドボスなのに持ち物「でんきだま」を所持している。
このバリアは特殊仕様でテラスタル非使用ポケモンの攻撃を99%カットすることが検証により判明している。
さらに、低種族値を補うためのハンデか努力値H252A6C252を振られており、HP増加倍率も50倍となっている。
これによりピカチュウ最大の弱点である紙耐久が実質無くなるだけでなく、常時バリアによるダメージ軽減と変化技無効、更に「でんきだま」により大幅に火力が強化された相手と戦わなければならない(技の追加効果によるバフ・デバフや状態異常は普通に通る)。
開幕からの全HPに掛かるバリアも踏まえ、種族値を考慮したら★7レイドとしてはこの措置も納得ではあるかもしれない。
使ってくる技は「あまごい」「かみなり」「なみのり」「じゃれつく」「アイアンテール」の五種類。
特に「あまごい」で麻痺付与率の高い「かみなり」を必中にしてくる上、全体攻撃かつテラスタルで強化されている「なみのり」の威力を更に引き上げてくるため、この二つに耐性を持つか特性や天候の上書きなどで対策できるポケモンでなければ攻略は不可能。
その両方を反撃できるドラゴンでも「じゃれつく」で崩され、それ以外でも「アイアンテール」で等倍ダメージを与えつつ防御を下げてくるため油断できない。火力に関しても「でんきだま」の補正が入っているので、等倍ならばかなりのダメージを受ける事となる。
体力が少なくなると2回行動により攻撃を更に畳み掛けてくるため、最低でも2発は攻撃に耐えられるようでなければ攻略は難しいだろう。
特性も隠れ特性のひらいしんであるため、悪意でも無ければ撃つ者はいないだろうが、無論でんき技は厳禁となる。
『麻痺にならない』メリットから、ピカチュウレイド開始から暫くは野良のマルチにてでんきタイプのポケモンを持ち出しひらいしんで出鼻をくじかれるプレイヤーも少なくなかった。
そもそも初手のバリアにより「スキルスワップ」や「なやみのタネ」などといった特性を変更・打ち消す技も通せない上、前述した通り等倍でもかなりのダメージを受ける火力があるため、でんきタイプはそもそもアタッカーとしては厳しかったりする。
テラレイドバトルにおいてはどろぼうやトリックなどの持ち物を奪う技は使えないが、唯一はたきおとすのみ効果が現れる。
さらにテラレイドバトルにおいてバリアで軽減された結果与えるダメージが1未満になるとテラスタルのチャージが溜まらない仕様が存在するため、火力が足りてないと適切なテラスタイプであるにも拘わらずテラスタルしない・できないこともある。
幸い、こちらのバフ・特性を打ち消す行動はしてこないため、バフでこちらを強化する戦法は有利である。また、レイド開始前に危惧されていたバフ・デバフ行動をしてこない(そもそも初手のバリアによってちょうはつが役立たずと化す)。純粋に相手の高火力を耐え凌ぎながらいかに此方のテラスタルを早期に発動させ、テラスタル状態を維持しながらダメージを蓄積させていくかが攻略のカギとなる。
2回目については最強のリザードンが特に変化がなかったため、こちらも変化はなしとなっている。HOME連動と追加された技やポケモンから、新たな攻略法が発見されると思われる。
攻略法
基本的にくさタイプでテラスタルし、高火力の草技をぶつけていくのが攻略法となる。
時間制限はあまり厳しくないため1〜2回倒れてもクリアは十分可能だが、ソロで挑戦する場合、テラスタルした後に倒されるとクリアは絶望的になるため、テラスタルするタイミングを誤らないように注意。
あまごいは初手先制で使ってくるのみであり、一度天候変更すれば(こっちが間違えてあまごいしない限り)なみのりとかみなりの強化を防げる。「にほんばれ」で天候をにほんばれ状態にしてしまえば、なみのりの威力とかみなりの命中率を更に下げられるだけでなく、「こうごうせい」による回復量アップ、「せいちょう」のステータス上昇量アップ、「ソーラービーム」「ソーラーブレード」を溜めなしで発射できるといったメリットが多いため非常に有用。
攻略用のポケモン持たせる道具はかみなりによる麻痺やアイアンテールによる防御ダウンといった事故要素を防ぐ「おんみつマント」、「にほんばれ」状態を長く維持するための「あついいわ」等がお勧め。
攻略可能ポケモン
アタッカー
くさタイプのポケモンを中心に、ソロでのクリア報告も多数上がっている。
野良やマルチで使う場合は、味方へギガドレインすると当然顰蹙を買うので、別の手段を使うことを推奨する(または、1〜2人くらい募集してドレイン用のNPCを1人入れるか)。
特殊耐久が比較的高く、特性の「こぼれダネ」でグラスフィールドを展開し、HPを自動回復しつつ高火力の草技をぶつけていく戦法が取れる。まずは「にほんばれ」で天候を晴れにして「なみのり」の火力と「かみなり」の命中率を下げ、その後味方NPCにギガドレインを連打してテラスタルチャージをため、テラスタル後に攻めるのが基本戦略。
デバフも兼ねた「エナジーボール」や、にほんばれを実装するなら「ソーラービーム」や「せいちょう」、「こうごうせい」も選択肢に入って来る。
NPCでは迷惑ポケモンとして何かと悪評が広がってしまったが今回は別で、此方も「こぼれダネ」によるグラスフィールドの展開でプレイヤーが使う草技の火力を上げて回復もしてくれるため、迷惑ポケモンの汚名をそそいだと言えるだろう。
サポート面でも「リフレクター」と「ひかりのかべ」で仲間の守りを固めることが可能。また、「かふんだんご」を覚えさせておけば味方を回復させることもできる。
注意点としては攻略に用いるオリーヴァのテラスタイプは確認しておく事。効率よくダメージを与える点・「なみのり」や「かみなり」のダメージを抑える点から、テラスタイプがくさタイプ以外ならチャンプルタウンでテラスタイプを変更しておきたい。
今回だけだが普段は嫌われ者のオリーヴァが大活躍した奇跡のテラレイドだった。
今回攻略最有力候補とされているポケモン。
隠れ特性の「あまのじゃく」で「リーフストーム」で攻め立てながら火力を高めていく。H70D90とあまり特殊耐久が高くなく、H全振りでも雨下なみのりで3〜4割体力を削られてしまうため、オリーヴァ同様初手はにほんばれがおすすめ。
此方も「こうごうせい」を覚えられ、「ソーラービーム」や「ソーラーブレード」といった物理・特殊両方から攻めることが可能だが、上記の戦術も取れる事や此方のバフを打ち消す行動をピカチュウが取って来ない事から今回のレイドでは特殊方面で攻める事が多数か。
「あまのじゃく」のお陰で火力は担保されるため、努力値はHD振りにして特殊耐久を伸ばす方が安定しやすい。この場合物理技である「アイアンテール」が飛んでくることも多いが、防御下降の追加効果を特性で防御上昇に反転できるためさほど問題ない。
流れとしては「にほんばれ」後にオリーヴァ同様味方NPCにギガドレインを行いチャージを溜め、テラスタル後はリーフストームを連打しつつ、HPが厳しくなったらギガドレインで吸収を挟む。終盤は連続行動するようになるため、ギガドレインによる回復に集中した方がよい。
注意点としてリーフストームの命中が90なため外しのリスクが常に付き纏う。特攻を最高まで高めるために3回撃つ場合72.9%の確率でしか3回連続で当たらない。ピカチュウより素早さが低いのを活かしてフォーカスレンズを持たせる等の対策を取り、外すリスクを抑えたい。
また、隠れ特性持ちの個体を用意しなければならないのも難点。既に持っているという場合は問題ないが、そうでない場合はとくせいパッチを使うしかないため、在庫がないという場合は手を出しにくい。
なお、有料DLCを導入していればわざマシンで「はたきおとす」「はいよるいちげき」、遺伝で「ばかぢから」を覚えさせる事でとくこうデバフや「でんきだま」の消去、「あまのじゃく」と合わせて擬似ぼうぎょバフも可能となった。
オリーヴァ同様、「にほんばれ」で天候変更後に攻め立てる。わざマシン・遺伝なしでで有用な技が揃うのがポイント。
思い出し技で特に目ぼしいのが「ちょうのまい」。特殊方面の強化が出来るため、この技でとくぼう補強を見越し、ぼうぎょに努力値を振るとよい。
また、テラスタルチャージを「はなびらのまい」で行うことができ、特性「マイペース」でこんらんを防いでテラスタル→「ちょうのまい」でバフ展開が可能。
チャージは「エナジーボール」でも構わないが、「はなびらのまい」の場合一定時間コマンド入力をしなくて済む。
なお、ヒスイドレディアは「じゃれつく」で弱点を突かれるので非推奨。
普段は星5以上のテラレイドでは不向きと呼ばれるポケモンだが、今回はトリックフラワーを主軸
とした立ち回りで攻略可。
主軸の「トリックフラワー」、でんきだまを消去するための「はたきおとす」、トリックフラワーのリーチを伸ばし味方のサポートもできる「グラスフィールド」は欲しい。
持ち物はかいがらのすず、いじっぱりのHA振り、くさタイプのテラスタイプでほぼ問題無い。特性はピカチュウの火力とあくタイプが消えるまで「じゃれつく」で弱点を取られる事、元々の耐久がやや脆めな事を踏まえれば「へんげんじざい」の方が優勢か。
注意点としては隠れ特性の「へんげんじざい」の個体を使用する場合は初手に「はたきおとす」を使わない事。タイプがあくタイプになりテラスタル発動まで「じゃれつく」で弱点を突かれる上、テラスタル後の「トリックフラワー」に掛かる補正がテラスタル補正のみになってしまうためである。初手は味方のサポートにもつながる「グラスフィールド」などで、くさタイプに固定化するなどしよう。また、耐久力は控え目なのでマルチプレイで選出する際はなるべく瀕死にならないよう注意したい。
かつては後述するチオンジェン共々貴重な「はたきおとす」持ちである事から、フェアリー弱点でありながらそこそこ使われていたポケモンであるが、現在では前述のラランテスや後述のウツボットなど「はたきおとす」を覚えられる草ポケモンが増えたため、彼ら特有の利点とは言えなくなった。
特に元より本レイド適性が高かったラランテスが「はたきおとす」を覚えてしまった事は彼らにとっては逆風と言えるかもしれない。
上記のオリーヴァ・ラランテス同様初手での「にほんばれ」を駆使し、「ビルドアップ」や「ウッドホーン」で立ち回る。
素早さが低く「にほんばれ」使用後のピカチュウの3発目の攻撃で倒れる可能性はあるもののリカバリーは可能で、「こうごうせい」「ミルクのみ」を駆使しながら「ビルドアップ」を積んでいく。NPCが混ざっている場合はNPCから「ウッドホーン」で体力を吸収する点もオリーヴァ・ラランテスと同様。
ある程度積みテラスタルが可能となったら、くさタイプのテラスタルで「ウッドホーン」で攻め立てる。
性質上ソロでの運用がベター。マルチで使う場合は体力管理には気を付けたい。特性はグラスフィールドの展開が期待出来る状況も見据えて「くさのけがわ」であればなお良い。
とはいえ隠れ特性の「くさのけがわ」を採用する場合はその元手を必要とするため注意。幸い通常特性の「そうしょく」でも使用感にそこまで大きな差はない。
どちらもくさ・どく複合により、「アイアンテール」以外の技に耐性を持つ。
「アシッドボム」+「ギガドレイン」で攻略可能。「にほんばれ」「こうごうせい」「はたきおとす」「グラスフィールド」も覚えられる。
ぼうぎょ系バフは前者が「たくわえる」と「リフレクター」、後者は「ドわすれ」と「のろい」があるが、後者の場合、「のろい」と「ようりょくそ」がアンチシナジーなのが悩みどころ。
どちらも「ようりょくそ」持ちなので「にほんばれ」をすばやさバフとしても使えるが、通常特性であるウツボットはともかくフシギバナは隠れ特性持ちの個体を用意しなければならないのが難点。かと言って最強のフシギバナで捕獲した個体をそのまま使うとテラスタル後は「なみのり」で弱点を突かれるので注意。
同じタイプのポケモンにラフレシアとモロバレルもいるが、どちらもぼうぎょ系バフを(モロバレルに至っては「アシッドボム」も)一切覚えないので使うならマルチプレイが適している。
ぼうぎょととくこうの種族値が高く、「わるだくみ」からの「ギガドレイン」が強力。
その他バリアの上からやけどを狙える「ねっとう」「シャカシャカほう」、高めの防御を更に高められる「てっぺき」、やや不安がある特殊耐久を補える「めいそう」、味方の生存率を高められる「リフレクター」「グラスフィールド」「いのちのしずく」と便利な技が揃っている。
味方にNPC、ラランテス、ジャローダがいるなら「ちからをすいとる」の的になってもらうのもいい。
反面、くさタイプでありながら「にほんばれ」を覚えないため、「めいそう」を積んで対処したい。
- オーガポン(碧の面のみ)
今回のレイドにおいてはタイプ相性の関係上みどりのめんでの選出を推奨。
「つるぎのまい」からの「ウッドホーン」によるドレイン戦法を使える。「きあいだめ」+「ツタこんぼう」で叩き潰すことも可能。
みず技を弱体化させる「にほんばれ」を使える他、「グラスフィールド」でくさ技強化のサポートもこなせる。「でんきだま」を消滅させる事ができる「はたきおとす」も覚えられる。
反面、ぼうぎょ系バフを一切覚えないのが欠点。バリアの関係上「あまえる」は通用しないので、上記の「はたきおとす」は是非とも採用しておきたい。
ラランテス同様「あまのじゃく」+「リーフストーム」による擬似とくこうバフが使える。
ラランテスと比較するととくこうが僅かに劣る代わりに耐久面はこちらの方が上。
「ばかぢから」は覚えないが、代わりに「スケイルショット」で素早さを犠牲にしたぼうぎょバフが可能。素早さダウンもフォーカスレンズで「リーフストーム」の命中率を補強できると考えればむしろメリットとなる事も。
「でんきだま」を消滅させる事ができる「はたきおとす」も覚えられる。
回復は「ギガドレイン」「こうごうせい」がある。
ラランテス同様隠れ特性持ちの個体を用意しなければならないのが難点。既に持っているという場合は問題ないが、そうでない場合はとくせいパッチを使うしかないため、在庫がないという場合は手を出しにくい。
とはいえ、「つるぎのまい」「とぐろをまく」「めいそう」を覚えるので通常特性でも全く戦えない訳ではない。
ドレディアと同じく「ちょうのまい」を習得でき、「マイペース」が無いことを除けばドレディアとほぼ同じ運用ができる。「にほんばれ」「アシッドボム」を除いてわざマシン・遺伝なしでで有用な技が揃うのがポイント。
あちらと異なり進化元がくさ・どくタイプであるためか「アシッドボム」が扱えるので、マルチでサポートも可能。不確定だが「ムーンフォース」でとくこうデバフも。
回復は「こうごうせい」「つきのひかり」がある。
味方にNPC、ラランテス、ジャローダがいるなら「ちからをすいとる」の的になってもらうのもいい。
上記のフシギバナやウツボットにも言える事だが、進化前がくさ・どく複合故に一から育てるとなるとくさテラピースが必要になる可能性があるのが欠点。一応野生のキレイハナが出現するものの、低確率なので片っ端からナゾノクサを捕まえていった方が早いかもしれない。
アタッカー兼サポーター
専用技の「りんごさん」で相手のとくぼうを下げつつ攻め立てる。
元々の耐久面が高いため、「てっぺき」や「じこさいせい」を駆使すれば「じゃれつく」を凌ぐ事も可能。味方のサポートも期待出来る状況であればくさタイプにテラスタルするまで耐える事も難しくは無い。
幸い今回のレイドは1回倒れる程度ならリカバリーが可能なので、ソロの場合は最初は倒れるまで「にほんばれ」や「りんごさん」に徹し、復活時から「てっぺき」等を改めて積みテラスタル発動を目指すのも手ではある。ただしデスペナルティが重いマルチでは厳禁。
上記のわざの他にも「せいちょう」によるバフ、「リフレクター」や「ひかりのかべ」、「グラスフィールド」等が揃っているためサポーターにも回れる。
他の進化形にアップリューとカミツオロチがいるが、アップリューは「じこさいせい」を覚えない、「Gのちから」「アシッドボム」以外のサポートに乏しい等の理由で、カミツオロチに至っては「じこさいせい」どころか「てっぺき」すら覚えない、サポートに乏しい等の理由から非推奨。
前回から続投の、マルチにおけるサポート枠。
特性「ちょすい」でなみのりを無力化でき、じめんタイプでもあるためかみなりも無効化できる。さらにアイアンテールやじゃれつくで弱点を突かれないのが利点。
「アシッドボム」や「ひやみず」や「どろかけ」など、バリアの上から通せるデバフ技の多さが魅力。「じこさいせい」も覚えるため、自己防衛も可能。
ヌオーはでんきタイプを持たない割に「かいでんぱ」を覚える珍しいポケモンで、これを前述の味方のあまのじゃくラランテスにあえて放つことでC上昇をサポートするユニークな芸当も可能。
天候技は「にほんばれ」を使用出来ないのが残念な点。これらのポケモン自身は前述通り「かみなり」「なみのり」を無力化出来るものの、天候変化で味方を守れないという面ではサポート枠としては惜しいところである。
アタッカーとして運用する場合は「のろい」等を積みながら、じめんテラスタルを交えた「じしん」で攻め立てる事となる。
但しこれらのポケモンをアタッカーに挑む場合はグラスフィールドに「じしん」の威力が左右されるため、マルチで使う場合はオリーヴァ、及びグラスフィールドを使う可能性がある場合は特にアタッカー型のこれらのポケモンは選出を控えた方が良い。
またドオーの場合は、テラスタル後に「じゃれつく」が等倍となる点も注意。
「ひやみず」や「どろかけ」を使用する事となる。今回のピカチュウは「なみのり」以外は命中率の不安定な技が多いため、「どろかけ」も有用に働く。回復手段も「じこさいせい」を覚えられるのが強み。
こちらも特性「よびみず」ならば「なみのり」「かみなり」の両方を無力化出来るため、ある程度物理耐久に努力値を回せばかなり安定する。
自身の火力を上げる手段に乏しいが、相手の初手は「なみのり」で確定しておりこちらのバフの打消しを行わないため、とくこうが1段階上がった状態でじめんテラスタル後の「だいちのちから」を連発すればアタッカーとしても機能する。そのままソロで勝てたという報告も。
おなじみレイドにおける嫌われ者である四災の一角だが、今回ばかりは特性「わざわいのおふだ」によりじゃれつくやアイアンテールといった物理攻撃を弱められる。元々高い耐久面と併せて、味方のサポートもあればテラスタルするまで耐えられる。
「リフレクター」や「ひかりのかべ」の他、でんきだまを無効化する「はたきおとす」、命中率を下げる「どろかけ」、今回のレイドの要となる「にほんばれ」も覚える。
回復手段も「グラスフィールド」だけでなく「ねをはる」が使える上に、「かふんだんご」で味方も回復できる。味方にNPCがいるのであれば、「ギガドレイン」する手もある。
サポーターとしての運用に特化する場合は、バリアの上から「バークアウト」でとくこうを下げ、「わざわいのおふだ」では威力を下げられない「なみのり」「かみなり」の威力を軽減することも可能。
特性の都合上「じしん」や「トリックフラワー」等を用いる物理攻撃型の味方とは相性が悪いが、逆に特殊攻撃型の味方ならば「わざわいのおふだ」の物理攻撃力低下は関係ない。マルチで使用する場合は他のプレイヤーの選出も踏まえて選びたい。
最大の欠点はチオンジェン自体が準伝説ポケモンである点か。周回プレイ等で複数の個体を所持している場合は問題無いが、そうでない場合は今後のランクマッチでの解禁の可能性を見据えると手を出しづらい事もあり、起用は良く考えたい。
サポート専用枠
単に味方のサポートをするだけなら耐性の関係上、ヌオー・ドオー・トリトドンで十分なため、差別化の為にも彼らでは使えない技や戦法が使えるかが求められる。
特性かがくへんかガスでピカチュウの「ひらいしん」を無効化する事で、うっかりでんきタイプを選出してしまったプレイヤーをカバーできる。……ただし、味方の特性も打ち消してしまうので、味方によっては足を引っ張りかねないことには注意(特にラランテスとジャローダとドオー)。
本レイドにおいてはくさタイプを選出した方が良いのは言うまでもない事だが、今回が最強のピカチュウに初挑戦で、且つピカチュウの隠れ特性を知らないプレイヤーがいる可能性がゼロではないのが恐ろしい事ではある。
なお、言うまでもなくガラルマタドガスは「アイアンテール」で弱点を突かれるため非推奨。
ご存じ全ての技マシンが使えるポケモン。
自衛手段として「てっぺき」「ドわすれ」を覚えられる他、「アシッドボム」や「リフレクター」、「ひかりのかべ」、「にほんばれ」、「ひやみず」、「むしのていこう」「ねっとう」、「ねっさのだいち」、「はたきおとす」、「おいかぜ」、「てだすけ」、「いのちのしずく」、「グラスフィールド」、「コーチング」、「ドラゴンエール」などなどとサポート技がよりどりみどり。
種族値もオール100族であり、決して低くはない。
ただし、味方にラランテスかジャローダが1体でもいる場合は「コーチング」は厳禁。
ミュウほどではないが「ひやみず」「バークアウト」「アシッドボム」「にほんばれ」「リフレクター」「ひかりのかべ」「グラスフィールド」と使える技が多い。
自衛手段として「てっぺき」や「コスモパワー」「めいそう」「じこさいせい」を覚えられる。
非お勧めのポケモン
ドラゴンタイプ複合であるため、「じゃれつく」で抜群ダメージを受けてしまうため今回の最強レイドでも非推奨。
特にミライドンは選出を控えたい。特性「ハドロンエンジン」の影響でエレキフィールドが展開されるためピカチュウの「かみなり」の威力が増してしまう上、でんき技を誤って出してしまうと特性が発動してしまい、かみなりを半減で受けられるオリーヴァやラランテスでも倒される危険性が増す。
コライドンに関してもかくとうタイプの複合であるため、テラスタルができない間は「じゃれつく」で4倍弱点を突かれる危険が付きまとう他、サポートに回ろうにも「ちょうはつ」「いやなおと」等は前述した通り初手のバリアによりそもそも通らない。特性「ひひいろのこどう」で晴れにできても、その後のあまごいで打ち消されるので、上述のポケモンでにほんばれを使う方がいい。「ソーラービーム」もタイプ不一致な上に、特攻の種族値が低いので火力に期待できない。
- でんきタイプ全般
確かにみずの弱点を突けるが、相手は「ひらいしん」持ちのため、無力どころか利敵になる事が目に見えているので、非推奨。特にパラボラチャージ前提のハラバリーとミライドン。
一応味方にマタドガスがいるなら話は別だが、誰かがマタドガスを出すことを期待する位なら最初から上記のくさタイプやヌオー・ドオー・トリトドンを選出した方が他のプレイヤーに迷惑をかけずに済むのは言うまでもない。
なお、ゼクロムだけは特性「テラボルテージ」により「ひらいしん」を無視してタイプ一致でんき技を叩き込むことができるが、そっちはそっちで違う理由で非推奨となっている(詳しくは後述)。
- タルップル・マスカーニャ・チオンジェン以外の「アイアンテール」か「じゃれつく」で弱点を突かれるくさタイプ
今回のレイドでは相手のテラスタイプと特性の関係上くさタイプが最適解であるが、だからと言ってくさタイプであれば誰でも良いという訳では無く、くさタイプでもキノガッサ等の「アイアンテール」か「じゃれつく」で弱点を突かれる複合タイプ持ちのポケモンは非推奨である。
タルップル・マスカーニャ・チオンジェンは「じゃれつく」が弱点だが、彼らはいずれも特性や習得技で優位に立てるため例外。
- 初期に活躍していたテラレイド攻略要員
テツノカイナ・マリルリ・ハラバリー・ニャイキング・アーマーガア・ブラッキーの6匹。
テツノカイナは「じゃれつく」が弱点であるほか、特殊耐久が低いため「なみのり」でゴッソリ持っていかれる。
マリルリ・アーマーガアは高火力でんき技で弱点を突かれるため論外。
ハラバリーは一致技が特性で無効であり、特性を消す手段もないのでアタッカーとしては何もできない。サポートとしても上記ヌオー・ドオー・トリトドン・ミュウ・アルセウスでよい。
ニャイキング・ブラッキーはそもそもバリアの上からデバフを通す手段に乏しく、今回は全バリアとなるためほぼ何もできない。ブラッキーは一応「バークアウト」があるが、「じゃれつく」で返り討ちに遭うだけである。
- 特性を確認していないドオー
「ちょすい」の場合であればこそ今回のレイドにてサポーターとして有用となり得るのであり、そうでない場合は弱点を突かれる「なみのり」で返り討ちにされる可能性が高い。
使用する前に特性を確認し、「ちょすい」でなければとくせいカプセル等を使い特性を「ちょすい」にしておきたい。
- チオンジェン以外の四災
いつも通りレイドの嫌われ者。
チオンジェンは後述のパオジアンやディンルーと同様に「じゃれつく」で弱点こそ突かれるが、前述の通り特性のお陰で被ダメージを抑えることができ、タイプ一致のくさタイプの技で弱点を突けるため、他3体と差が付いている。
ディンルーとイーユイはテラスタイプ一致の「なみのり」で弱点を突かれ、パオジアンも「じゃれつく」が弱点である。しかもこの3体はテラスタイプをくさタイプにしない限り「テラバースト」でしか弱点を突けないのが一番の問題である。
- みどりのめん以外のオーガポン
かまどのめんといしずえのめん、いどのめん共にテラスタルすると弱点を突かれるため論外。
特にいしずえは通常時でも弱点を突かれてしまう。
特性「テラボルテージ」により「ひらいしん」を無視してタイプ一致でんき技を叩き込むことができる唯一のポケモンであるが、ドラゴン複合であることが災いし「じゃれつく」で弱点を突かれるので非推奨。
ぼうぎょ努力値を極振りしてリフレクターを張れば何とかなりそうだが、バリアの関係上テラスタルするまでにピカチュウの猛攻に耐えられるかが課題になる(かいがらのすずでの回復はテラスタル前は雀の涙で、いやしのエールは回復量がまちまちな上にテラスタルチャージ吸収でテラスタルに遅れることもあり得る)。
報酬
レベル100のみずテラスタイプ、更に「さいきょうのあかし」を持つピカチュウをゲットできる。
「かみなりのいし」の使用を拒否すると言う事も無いので、「かみなりのいし」を使えばライチュウに進化させることも可能。勿論証を設定すれば「さいきょうライチュウ」も実現できる。
ここまでは通例だが、今回の個体はでんきだまを所持している。これまでの最強レイドはレイドボスとして選ばれたポケモンが道具を持っていた例は無かったので、今回の措置は初。
でんきだま自体非常にレアなアイテムであり、ボルテッカーを覚えたピチューを作るのに必要となる。
性格は「れいせい」(特攻↑、素早さ↓)で種族値は6V確定。特性は隠れ特性のひらいしん。孵化厳選用として考える場合、「りくじょう」グループは前々回のエースバーンと被るが、もう1つの「ようせい」は今回が初。
サイズは固定ではなく、最大サイズを捕獲したという報告も複数上がっている。
その他、初回のみとくせいパッチとわざマシン123「なみのり」を確定入手でき、リゾチウムやテラピースみず、大量のけいけんアメをドロップする。
2回目テラレイドからはひでんスパイスもドロップされる。
余談
配信日程の最終日である2月27日はポケモン第1作の発売された日(いわゆる「ポケモンデー」)であり、それ故にポケモンの象徴たるピカチュウがレイドボスに選ばれたのだろう。
みずタイプなのは、早期購入特典がそらをとぶピカチュウであることに対し、こちらはなみのりピカチュウを表しているのではないかと考察する声もある。
他の★7レイドと比べると、中間進化形のピックアップ、日程が短い、ピックアップレイドが同時配信されないなど色々と異色ずくめの要素が多い。
一応最強レイドに括られてはいるが、こういった特徴から番外編的な要素の強いイベントだったと捉える向きもある。