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編集内容:佐々木愛(声優)のリンク先修正。

概要

略称は青二、青二プロ。東京俳優生活協同組合から独立する形で誕生した日本初の声優専門の事務所である。

名称の青二とは、本社の所在地が東京都港区の『南2丁目にあることから付いた』という説が有力である。

なお事務所の入居するビルは何回か変わっているが、一貫して南青山2丁目から離れていなかったが2019年3月の事務所移転で北青山3丁目に移転している。

所属するタレントの半数近くが東京と大阪に構える養成所『青二塾』や独立養成所機関である『アミューズメントメディア総合学院』の卒業生で、残るは他の事務所の移籍者であるが石川英郎のスカウトで声優になった人物が存在する(開校46年目にして初の出来事)。

かつての青二塾は東京が1年、大阪が2年で卒業できるが久川綾のように敢えて上京して東京校に入った人物が存在しており、現在では大阪も1年で卒業するようになっている。

卒業してもジュニアとして活躍出来るが、準所属に昇格するためには通過率がわずか10%という厳しい査定が待ち受けている。関係者によると声優事務所(芸能)の中では最も難易度が高く、東大早稲田大学学習院大学と同じか或いはそれ以上の難関校のような事務所でもある。

通れば晴れて青二プロの所属タレントとなるが、逆にここでふるい落され、声優の道を絶たれた者は数知れない。

そこから更に実績を上げることができた者が正所属に昇格する(青二プロと正式にマネジメント契約を締結する)という流れになっている。

附属養成所がある同業他社と比較すると、所属までのハードルはかなり高めといえよう。

しかし福山潤たかはし智秋のように他の事務所に拾われ、その後に第一線で活躍出来たケースもある。

このような部内査定やレッスンのみならず、入所志願者に対してさえも厳しいことで知られ、かつて声優志望者向けのQ&Aには

脚本から感情が読み取れないならダメ。勉強して国語力をつけろ

勉強ができないから芸能界になんて甘い考えは捨てろ

など、数々の含蓄ある言葉が並んでいた。

現在は流石にそこまで辛口ではないものの、折に触れて業界の厳しさに言及しており、志望者の覚悟を試すような文言が多い。当然ながら入塾試験の内容は他の声優養成所と比較して非常にハイレベルである。それ故、近年声優業界に声優の数が増え過ぎを懸念したのか、声優以前にまずは俳優(役者)であれと青二のベテラン声優陣からは厳しく言われている。

青二塾の入塾者の中で後に青二プロの正所属になれる者はほんの僅かであると言われている。

元々は東映アニメーションの制作を手伝うため設立された事務所であり、70年代から東映アニメーション制作のアニメで所属声優の担当が多いのはそのためである。

またサンライズ制作、特にガンダムシリーズでもここの事務所の声優が起用される率が高い。

ガンダムに搭乗する主要キャラの内必ず一人か二人は青二声優が紛れているほど。

コーエーテクモゲームスは合併する以前からこの事務所の声優の起用が多く

無双シリーズ討鬼伝シリーズ、デッドオアアライブシリーズ、NINJAGAIDENシリーズ

などの主要作品の大半に青二プロ所属の声優が出演している。

また、日本ファルコムもこの事務所の声優の起用が多く

英雄伝説軌跡シリーズ

などの主要作品の大半に青二プロ所属の声優が出演している。

またフジテレビきかんしゃトーマスでは内海賢二滝知史、ゲスト声優を除くキャスト陣の多くが青二プロ所属であり、その後テレ東Eテレ版でも江原正士81プロデュースから青二プロに移籍でごく少数ながらきかんしゃトーマスに出演している。

近年では悠木碧井上麻里奈佐倉綾音といった他事務所で活躍していた人気声優が青二プロへと移籍するケースが多く、『声優と夜あそび』にて安元洋貴前野智昭が「声優事務所をプロ野球チームに例えたら」というテーマで、「他チームのエース級が移籍する巨人軍」と例えられていた。

一部のファンからはまるで東大や学習院大学の優秀な生徒が有名な企業のトップになるという例えでもある。

なお、青木プロダクションは名前が似ているが無関係。

所属声優

※2023年12月現時点での所属者。

男性

女性

らわ行

劉セイラレニー・ハート渡辺菜生子渡辺美佐渡辺友里江

※1.屋良有作は2000年2021年3月末まで、野沢雅子は1979年2012年3月末まで、片石千春は1997年2017年8月末までは離籍している。

※2.オスカープロモーションと同時所属。

※3.前事務所であるプロ・フィットが、2021年3月31日付でプロダクション業務を停止するため、それに先駆けて同年1月1日より所属。

主な元所属声優

※以下は、ジュニア所属だった人物も含まれる(この場合は★)。

男性

離籍者

※存命者は五十音順、物故者は没年順。

石丸博也(⇒ぷろだくしょんバオバブ

井上和彦(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒81プロデュース大沢事務所元氣プロジェクトB-Box代表)

遠藤守哉(⇒フリーランス)

大友龍三郎(⇒フリーランス)

緒方賢一(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒オフィス海風

小原雅人(⇒フリーランス⇒アクセント

金光宣明(⇒銀プロダクション⇒81プロデュース)

神谷明(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒フリーランス⇒冴羽商事(個人事務所)代表)

川上晃二★(⇒WITH LINE⇒フリーランス)

黒田崇矢(⇒マウスプロモーション⇒ウォーターオリオン⇒81プロデュース⇒フリーランス⇒アクセルワン

河本啓佑★(⇒プロダクション・エース

笹田貴之(⇒アーツビジョン

塩屋翼(⇒九プロダクション⇒フリーランス⇒プロ・フィット

柴田秀勝(⇒RME)

戸谷公人

中尾みち雄(⇒フリーランス⇒懸樋プロダクション)

難波圭一(⇒藤賀事務所/ケッケコーポレーション代表取締役)

速水奨(⇒大沢事務所⇒フリーランス⇒RushStyle代表)

福山潤★(⇒フリーランス⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒アクセルワン⇒BLACKSHIP共同代表)

藤原勝也(⇒フリーランス)

堀江一眞★(⇒豪勢堂⇒ビーボディーカラー⇒アクセント)

堀川りょう(⇒アーク・ライツ⇒アズリードカンパニー代表取締役)

水島裕(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒81プロデュース⇒浅井企画⇒紅屋25時⇒ムーブマン⇒ノット・コミュニケーション⇒プロダクション・エース)

三ツ矢雄二(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒劇団アルターエゴ⇒大橋巨泉事務所⇒ラブライブ⇒ブリングアップコンビネーション

麦人(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒メディアフォース⇒ベストポジション⇒じゃがいも村村長)

森功至(⇒オフィスもり代表⇒プラスワンカンパニー)

森田成一(⇒フリーランス)

安田駿(⇒フリーランス)

富山敬(⇒ぷろだくしょんバオバブへ移籍後、1995年死去)

松尾銀三(⇒銀プロダクション設立後、2001年死去)

はせさん治(⇒フリーランス転向後、2002年死去)

田中康郎(⇒九プロダクションへ移籍後、2003年死去)

山口健(⇒アーツビジョン⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒OYSプロデュース設立後2011年死去)

家弓家正(⇒81プロデュースへ移籍後、2014年死去)

小川真司(⇒紅屋25時⇒大沢事務所⇒ヘリンボーンへ移籍後、2015年死去)

肝付兼太(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒劇団21世紀FOX代表⇒81プロデュースへ移籍後、2016年死去)

富田耕生(⇒ぷろだくしょんバオバブへ移籍・取締役就任後、2020年死去)

大竹宏(⇒銀プロダクションオフィス薫⇒ぷろだくしょん★A組⇒フリーランス⇒81プロデュース移籍後、2022年死去。)

キートン山田(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒賢プロダクションリマックス移籍後、2021年3月引退)

物故者・引退者(没年・最終活動年順)

※物故者は在籍中に死去した人物のみ

渡辺篤1977年死去)

久松保夫1982年死去)

雨森雅司1984年死去)

蟹江栄司1985年死去)

金内吉男1992年死去)

宮内幸平(1995年死去)

あずさ欣平1997年死去)

塩沢兼人2000年死去)

嶋俊介2003年死去)

曽我部和恭(2000年引退後、2006年死去)

戸谷公次(2006年死去)

中江真司2007年死去)

田中和実(2007年死去)

郷里大輔2010年死去)

田の中勇(2010年死去)

青野武2012年死去)

滝下毅2013年死去)

永井一郎(2014年死去)

矢田耕司(2014年死去)

半田雅和(2014年死去)

大塚周夫(2015年死去)

田中一成(2016年死去)

石塚運昇2018年死去)

井上真樹夫2019年死去)

八奈見乗児2021年死去)

松野太紀2024年死去)

女性

離籍者(五十音順)

※存命者は五十音順、物故者は没年順。

浅井淑子(⇒81プロデュース)

浅野真澄(⇒フリーランス)

池田千草(⇒フリーランス)

池辺久美子★(⇒フリーランス⇒アクロスエンタテインメント

石黒千尋★(⇒オフィスアネモネ⇒ちひらぼっ!代表)

泉久実子(⇒フリーランス)

榎本充希子(⇒冴羽商事⇒フリーランス)

遠藤みやこ(⇒フリーランス)

大本眞基子(⇒フリーランス⇒アトミックモンキー

緒方恵美(⇒日音アーティスト⇒スペースクラフト⇒ホーリーピーク⇒フリーランス⇒JTBエンタテインメント⇒フリーランス⇒ネヴァーランド・アーツ提携⇒Breathe Arts代表)

小原乃梨子(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒81プロデュース)

金田朋子(⇒フリーランス⇒アクロスエンタテインメント)

川上莉央★(⇒フリーランス⇒ヴイ・フォーク)

川田妙子(⇒81プロデュース⇒フリーランス)

神田朱未(⇒フリーランス⇒アニモプロデュース

金香里★(⇒フリーランス⇒アニモプロデュース⇒フリーランス)

佐藤聡美(⇒アクセルワン

高橋美衣★〈現芸名:希水しお〉(⇒一時引退後、改名を経てBLACKSHIP預かりで復帰)

金魚わかな★〈現芸名:美波わかな〉 (⇒)

沢口千恵(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒アクロスエンタテインメント⇒フリーランス)

清水マリ(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒81プロデュース)

白沢由梨(⇒フリーランス)

鈴木真仁(⇒フリーランス)

関根明子(⇒RME)

高梁碧★(⇒アクセント⇒フリーランス⇒ケンユウオフィス⇒フリーランス⇒ステイラック

たかはし智秋(⇒アーツビジョン⇒エイベックス⇒フリーランス)

達依久子(⇒フリーランス)

丹下桜(⇒プライムローズ(個人事務所)⇒ピクニック)

千々松幸子(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒アーツビジョン⇒81プロデュース)

冬馬由美(⇒ALLURE&Y(個人事務所))

冨岡美沙子★(⇒フリーランス⇒アクロスエンタテインメント)

永澤菜教(⇒賢プロダクション⇒ケッケコーポレーション)

永島由子(⇒アミュレート

中谷ゆみ(⇒フリーランス)

中西妙子(⇒フリーランス)

梨羽侑里(⇒フリーランス)

西野陽子★(⇒マウスプロモーション⇒フリーランス⇒キャトルステラ

野田順子(⇒カレイドスコープ⇒フリーランス⇒TABプロダクション提携⇒フリーランス⇒ケッケコーポレーション預り⇒フリーランス)

野村道子(⇒賢プロダクション相談役・所属)

原えりこ(⇒アーツビジョン⇒フリーランス⇒アルファワン⇒フリーランス)

潘恵子(⇒81プロデュース⇒フリーランス⇒ネヴァーランド・アーツ⇒ジャストプロ

堀絢子(⇒ぷろだくしょんバオバブ)

水沢史絵(⇒フリーランス)

向井真理子(⇒81プロデュース)

やなせなつみ(⇒フリーランス⇒81プロデュース⇒フリーランス⇒AZクリエイティブ)

山田栄子(⇒フリーランス⇒81プロデュース)

山田ふしぎ(⇒81プロデュース)

吉原ナツキ(⇒フリーランス)

白石冬美(⇒賢プロダクションへ移籍後、2019年死去)

大山のぶ代(⇒アクターズ・セブンへ移籍後、2016年以降活動休止)

物故者・引退者(没年・最終活動年順)

※物故者は在籍中に死去した人物のみ

つかせのりこ1989年死去)

遠藤晴(1999年死去)

新山志保(2000年死去)

鈴木富子(2003年死去)

武藤礼子(2006年死去)

本多知恵子(2013年死去)

摩利按世(2014年死去)

水谷優子(2016年死去)

鶴ひろみ2017年死去)

津田延代(2018年死去)

藤田淑子(2018年死去)

杉本沙織(旧芸名・鈴木砂織、2021年死去)

松島みのり(2022年死去)

北浜晴子(2023年死去)

山本圭子(2024年死去)

増山江威子(2024年死去)

三輪勝恵(2024年死去)

間嶋里美(1985年引退)

斉藤庄子(1990年代以降活動停止)

吉田理保子(⇒ぷろだくしょんバオバブ⇒81プロデュースへ移籍後、1998年引退)

川島千代子(2001年引退)

雨宮かずみ(⇒アクセントへ移籍後、2004年引退)

荘真由美(⇒ケッケコーポレーション取締役就任後、2007年頃より現役引退)

芳野日向子(2008年頃以降活動停止)

米本千珠(2022年引退)

関連タグ

それが声優!(アニメで青二プロが音響を担当し、作中にも青二プロが元ネタと思われる『青空プロダクション』という声優事務所が登場している。)

外部リンク

公式サイト

公式Twitter

公式YouTubeチャンネル『AONI Ch.

Wikipedia

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