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ツインターボ(ウマ娘)

うまむすめのついんたーぼ

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは、1990年代前半から中頃にかけて活躍し、GI未勝利ながら、他の馬を突き放してコースをひたすら疾走する個性的なレース展開を武器に独特な存在感を誇った競走馬「ツインターボ」号。
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「ターボは最初から全力がいい!ずっと一番が気持ちいいもん!」

タグに関する注意編集

一般名詞のツインターボツインターボ(競走馬)検索妨害を避けるため、ウマ娘関連の作品にはツインターボ(ウマ娘)のタグ付けの徹底をお願いします。


プロフィール編集

キャッチコピーターボ全開!限界知らずの爆走ウマ娘!
誕生日4月13日
身長146cm
体重計測不能
スリーサイズB72・W51・H74
靴のサイズ左:20.0cm 右:19.5cm
学年中等部
所属寮美浦寮
得意なこと限界突破
苦手なこと漢字
耳のこと追い詰められるほど、嬉しそうにピクつく
尻尾のこと落ち着きなく、あっちこっちフラフラ
家族のこと虚弱だった娘の無茶は、親的には成長の証
マイルール-
スマホ壁紙-
出走前は…-
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ①ムーンウォークが得意 / ②目薬をさす時なぜか口も開いてしまう
自己紹介ツインターボだー!ターボ1番とるもん、ぜったいとるもんっ!いっくぞー、ターボぜんかーーーい!!
CV花井美春

暴走!爆走!いつでも走り回っている全力少女。

自分の限界を知らないため、ギリギリまで追い込んでしまう……のだが、極限状態を楽しんでいるフシもある。

同世代に比べ幼い性格で、臆面なく人に感情を伝えられる、よく言えば素直、悪く言えばワガママだけど憎めないムラッ気ウマ娘。

公式ポータルサイトより)


ソロ曲編集

ツインターボ

勝負の鍵は"諦めないこと"

『 ▷▷▷▶︎ぶっとび かっとび 全開エンジン! 』

作詞:烏屋茶房 作曲・編曲:睦月周平


概要編集

アニメSeason2の放送開始に合わせ、2020年12月に実装が決まった。なおゲームでも反映されているが元ネタでの渾名、そしてアニメでの活躍の結果トレーナーからは「師匠」と呼ばれたりすることも。


実はこう見えて意外と臆病だったりする。元ネタの競走馬ツインターボも後ろから走ってくる馬が怖くて必死に走ってた話がある為、それに由来するのだろう。

また、ムーンウォークが得意との事(史実のツインターボ号が、大逃げのちスタミナ切れを起こして大失速、歩くような速度に落ち込み脚もろくに上がらず、他の馬たちにどんどん抜かれていく様子が「ムーンウォークのようだ」と言われていたことに由来する)。


良くも悪くも第三者にあれこれ口を出されるのは嫌いで飽きっぽい性格のため、練習を命令されるとすぐに飽きて放り出してしまう…が、いざスイッチが入るとそれこそ力尽きるまで自分で練習を重ねるという粘り根性を見せることもある。


典型的なワガママ娘に見えるが「一度切り替えると自分を異常に痛め付けつつその状態を心から楽しがる」という極端なサディズムマゾヒズムの強い二面性を併せ持つ。一般的なサドは(それぞれ意味合いに細かい差はあれど)他者へ精神的に苦痛を与えたり身体的に屈辱や虐待することで快感を得るのに対し、ターボの場合は「自分自身」に過剰な苦痛を与えることで欲求を満たしている節がある。


この自身自身に負荷を掛ける心構えが結果的にではあるが痛め付けることで極限状態になった自らでマゾヒズム部分を満足させるという自己解決法となっているため、第三者に苦痛を求めたり逆に苦しむ姿を楽しむような性格にはならなかったようだ。


劇中ではゲート嫌いを無理に好きにせず敢えてその反抗心をバネにゲート問題を克服した際には


「ゲートは好きじゃないけど、嫌いなまんまガマンするのも悪くないね!その後の解放感が癖になるっていうか!ちょっとやみつきになったかも!


というセリフを残している。また、イベント第17弾『鉄翼蒸気奇譚』では車を押そうと苦戦する中で


「ターボは負けない!負けない!諦めないっ!!うひひひひひ、勝負はこれからだぁーーーーっ!!


と笑いながら押し出す、公式サイトでの説明文で「極限状態を楽しんでいるフシもある」と記載される、ストーリーではトレーナー本人に「SだけどM」と分析されるなど、その性質は人一倍根深い所にあるようである。

「心の深いところで苦痛を好み、解放を望む」というトレーナーの台詞が、まさにターボを分かりやすく体現した説明といえるだろう。


繊細な一面もあるので、察しが悪い訳ではないがこのワガママさ故に、時に他者への気遣いより自分の思いに殉じて、無遠慮に押し付けてしまう事もあるが、その信じ続ける一途さは周りにいる者に影響を与え、仲間にもポジティブな気持ちをもたらし、流れを変えられる計り知れないものがある。


その刺激を好む性分ゆえか辛い物好きで、辛味の早食い大会では味を堪能する余裕があるほど耐性が高い。

正確には味の好みが極端と言った方が正しい、激辛・激甘と言った感じに普通なのは好まない模様

うまむすめしでも「ふつーなの面白くないもん!」と言っているし、バレンタイン時のホーム画面でも

わざわざトレーナーの為に激苦のチョコレートを探して来るくらいである。


意外にもパソコンが得意らしく、動画の編集などが趣味のインドア派。時間を見つけてはチビチビと動画作りに励んでいるそうで、普段の姿からは想像のつかない様子を見ることができる。カードゲーム、レースゲームと割とゲームはなんでもよくやる雑食派。


ゲーム版の育成シナリオ「Make a new track!!」で判明したルームメイトはイナリワン

一見接点がなさそうに見えるものの、下記の共通点・相違点を持ち合わせた対照的な関係にある。


共通点

  • モデル馬がどちらもサラブレッドとしては小柄なほうとされている。
  • 牡馬クラシック3冠レースのいずれにも出走していない。
  • 気性が非常に激しく、小食だった。
  • レース出走時にメンコを着用していた。
  • モデル馬の毛色が鹿毛
  • 種牡馬として中央GⅠ勝利馬を輩出できなかった。

相違点

  • ターボが中央から地方(山形)に移籍したのに対し、イナリは地方(大井)から中央に移籍。
  • ターボがGⅠ未勝利に対し、イナリはGⅠのみ勝利。
  • ターボが夏のJRA重賞レースを制覇したのに対し、イナリは夏のJRA重賞レースに未出走。
  • ターボが他の馬を怖がっていたのに対し、イナリは人間に対する警戒心が強かった。
  • イナリワン(1)とツイン(2)ターボ。
  • ターボが10歳で早世したのに対し、イナリは32歳の大往生を遂げている。

ウマ娘においては、ターボのほうが完全に世話を焼かれる側であり、朝の準備をお団子で誘導されたりお小遣いを貰ったりと二人のやり取りはまさに親子そのもののような関係を築いている。

囲みにイナリの方も本人の育成ストーリーのお出かけイベントで、「妹が居たらこんな感じなのかね」と言ってるので姉妹のような関係でもある。


容姿・デザイン編集

ツインターボ

エアシャカールシンコウウインディ同様のウマ娘ギザ歯勢の一人。


とにかく目を引くのが青髪。これまでハルウララ等毛色≠髪色のウマ娘はいたが、ハル=ピンクのハルウララと異なりメンコの色を意識したこの髪色に加え、牡馬だったが耳飾りも両耳、ギザ歯にグルグル目の右目が紫、左目が青のオッドアイと他のウマ娘と比較してもかなり特徴的。


ちなみに馬には青毛という毛色も存在するが、青毛は漆黒の毛並みが光の反射で青光りする様を表している。モチーフとなったツインターボ号は鹿毛(黒茶色)であり、現在青毛の競走馬がモチーフになったウマ娘はヴィルシーナヴィブロスシーザリオの3人。


ツインターボ吼えろツインターボ!

レーシングカーを思わせる派手派手な左右非対称の配色の勝負服。

馬名を意識したのか排気管型のシューズはそれまで踏襲された法則に近いが、こちらのデザインの個性もウマ娘全体として見てもトップクラスに高い。なお、実は爪に黒いネイルを施すちょっとしたオシャレもしてたりする。

ツインターボ

また、胸元には「トリプルターボ」呼ばれるウサギのぬいぐるみが付いている。

ターボ曰く「いつも元気をくれる三つ目のエンジン」で、どんなに怖いことがあっても元気を貰えるようにというゲン担ぎを込めたものらしい。VRウマレーターによる仮想世界でもトリプルターボが出現するため、ターボにとっては深層心理から大切にされる存在となっているようだ。


  • 私服(アニメ版 Season2)

ターボ師匠

黄色や緑を主体とした勝負服に負けず劣らずの派手なパーカー。ターボの私物であるのか、こちらでもトリプルターボをぶら下げている。

劇中では出番は少ないながらも妙に強い印象を視聴者に残した。


  • 私服(アプリゲーム版)

「トレーナー!春休みだぞ!どっか行こーよー!!」


  • TT Ignition

ウマ娘_スチームパンク トウカイテイオー&ツインターボ

2022年のゲーム版イベントストーリー第17弾『鉄翼蒸気奇譚』に登場する特別衣装。ゲーム作品『鉄翼蒸気奇譚』で一度だけ使える「EXジョブチェンジ」で役職「蒸気走者(ブースター)」になった姿。頭にはゴーグルを装着しているほか、背中にはジェットパックすることで超出力を発揮する。なお、何故かトリプルターボも腰に付けている。


  • ウマ箱衣装

ターボ師匠

普段の彼女では想像できない真っ黒いドレス姿。上述の黒いネイルといい、意外と黒が好みなのだろうか。


マンガ版編集

うまむすめし編集

本作では第7話に登場。ターボの漫画作品への登場は今回が初となる。ネイチャの作ってきたニンジンの漬物を食べており、もっと辛いものがいいと相変わらずの辛党ぶりを見せる。


アニメ版編集

TVアニメシリーズ編集

Season2編集

「スピカに宣戦布告だー!!」

ナイスネイチャがキャプテンを務めるチームカノープスに一話で加入。


ちなみにこの時点では、カノープスのメンバーで唯一美浦寮所属である

(3期でロイスアンドロイスが加わる為唯一ではなくなる、他のメンバーは栗東寮所属)。

ツインターボ師範これが書道だァアア!!トウカイテイオォォォォ!!

チームスピカに挑戦状とも取れる矢文を出すも、打倒を「妥当」と間違って書いてしまうなど、PVから早くもアホの片鱗を見せつけている。他には会議を「会ギ」、挑戦状を「挑戦場」と書いてしまう場面もある(会ギに関してはマチタンが書いた説もある)が、実は筆文字自体はやたらと達筆だったりする。カノープスの部室には同じく筆文字で、

  • 「目指せG1勝利!」
  • 「友情・努力・勝利」
  • 「一周入魂」
  • 「有馬記念入着!」
  • だとうスピカ
  • 「鉄は熱いうちにに打て」(※原文ママ)
  • 「輝け!カノープス!」

と書かれた紙が至るところに張られており、こちらも妙に達筆な上に平仮名で書かれた部分もあることを考慮するとターボが書いたものであると推測されていた…が、遂にBlu-ray特典の『ウマ話~ツインターボ編~』では明確にターボがこれらの紙を書いていたことが明かされた

ゲームでも「一日一全」と達筆で盛大に間違え、チャンピオンズミーティングの出走前インタビューで

「勝機」を「正気」と間違えたり、ハチャウマでは「疾走」を「失踪」と間違えたり相変わらずである。

がんばった!!

レースの実力に関しても決して一級品と言えるレベルでは無いが、如何なる結果もポジティブに捉え、自他問わず勝利を信じられる一途さを併せ持ち、勝利を目指すその姿は厳しい一面もあるウマ娘の世界の清涼剤のようである。実は登場レースだけならば3話と10話しか出走していないのでカノープスどころかseason2内のキャラでもレース描写はかなり少ない方なのだが、チームのムードメーカー役としての出番はかなり優遇されている。


カノープスメンバーでも底抜けに明るい性格であり、自分のチームはおろかトウカイテイオーマックイーンライスに対しても好意的な反応ばかりで悪意があって人を責めたことは殆どない(色々あってテイオーをアンポンタン呼ばわりしたことはあるが)。


ナイスネイチャと共にテイオーとはクラスメートでライバル視しているが、当のテイオーからは「ダブルターボ」、「ダブルジェットと名前を間違えられている。

なお史実の2頭は、同期ながら対戦経験が一度もなかった。

1991年、クラシックイヤーの3月までデビューの遅れたツインターボ号は2連勝で「ここで3着以内に入れば日本ダービーの出走権を得られる、トウカイテイオー号に挑める」という青葉賞まで進むが、敗れてダービー出走ならず。それでも地道に好走を続けて同年の有馬記念出走をつかむが、テイオーは故障で不在だった。テイオーが復帰した翌1992年は、逆にターボが長期故障。世代の主役と、世代きっての個性派は、史実では最後まですれ違いを続けた)

アニメでの「テイオーが(当初)ターボのことをよく分かっていない」という関係性は、こうした史実を踏まえたものと考えられる。


レースにもなかなか勝てず勝ちを模索していたところに、第5話で日本ダービーでの怪我から復帰し練習に励んでいたトウカイテイオーから、「最後まで諦めない事の大切さ」を語られ、再奮起することとなる。


第10話ではターボは「七夕賞に勝ったら対決」の約束を諦めておらず、改めてテイオーに挑戦状を叩きつけていた。しかし、この時のテイオーは三度目の骨折で復帰が絶望的となったことで完全に心が折れて引退を決意してしまっており、ターボとの約束どころではなかった。

完全に無視されたターボは、ファン感謝祭での引退興行ライブの練習中のテイオーに直接会いに行く。


テイオーは当初はやんわりと拒絶するが、自分の気も知らず食い下がって「次のオールカマーで勝ったら対決」「諦めるだなんてテイオーらしくない」としつこくせがむターボに苛立ちを募らせ、ついには怒鳴りつけた上で、ライスシャワーを始めとする猛者揃いのGⅡレース・オールカマー(史実ではGⅢであったが、現在の格付けに改変)でターボが逃げで勝てるわけがないと切って捨ててしまう。


泣きながらテイオーを怒鳴りつけ(先述のアンポンタン呼ばわりがこの場面)帰ったターボはチームカノープスのメンバーに感情を爆発させる。テイオーの引退を引き止めるため、何よりもテイオーに否定された自分の勝利を見せつけて「諦めなければ必ずやれる」と示すことで、かつてテイオー自身が語った「最後まで諦めないことの大切さ」を思い出させたいターボ。


ただ、それには大きな問題があった。オールカマーの開催日は、テイオーの引退ライブを行う予定であるファン感謝祭と被っており、そもそも見せようがないのだ。それでもターボの願いを叶えてやりたいと言うカノープスの仲間たちに懇願され、担当トレーナー・南坂は一計を案じる。


そしてやってきたファン感謝祭当日。ライブステージに立ったテイオーを大勢のファン達が涙ながらに引退を引き留める中、突如背後の巨大モニターに破滅覚悟の大逃げを打つターボの姿がモニターに映される。


ターボの意を汲んだ南坂とカノープスの仲間たちがバックステージをジャックし、中山レース場で今まさに行われているオールカマーの中継映像に繋いだのだ。


「ターボが勝てるわけがない」とテイオーに言わしめたほどの有力ウマ娘達を置き去りに、ターボだけがただ一人第4コーナーへと差し掛かる様を目の当たりして言葉を失うテイオー。

ライスシャワーイクノディクタスに加え、ヴァイスストーン・インペリアルタリスという名が実況で出てくる。そのモデルとなったのはGⅡ3勝の名脇役ホワイトストーン(鞍上はこの年ウイニングチケット日本ダービーを制した柴田政人)に、93年川崎記念帝王賞大井記念と3連勝して大井競馬から中央に参戦したハシルショウグン(鞍上は後に「大井の鉄人」と呼ばれる事になる的場文男)。史実ではこの年、桜花賞シスタートウショウ、重賞4勝のムービースターほか、出走13頭のすべてがキャリアを通じ何がしかの重賞を制覇する「スーパーGⅢ」というべき面々が揃っていた)


そして最後の直線、遂に脚を使い切って失速するターボ。だが、頭が上がり、フォームは崩れ、ボロボロで無様な走りになりながらも、彼女は足を止めなかった。


追い込みをかけた後続のライス達に距離を詰められていく中、息も絶え絶えにターボは吠える。


諦めない強さ絶対に諦めない

「これが『諦めない』ってことだァアアアア!!トウカイテイオォォォォォォ!!」


塩原恒夫(アニメでも採用された実際のフジテレビの実況)「ライスシャワー届かないか!ライスシャワーこれはもう無理!11番のツインターボ!見事に決めたぞ!”逃亡者”ツインターボ!!」

※この「逃亡者」は1993年に公開されたサスペンス映画とツインターボの戦法を引っ掛けた、映画鑑賞が趣味の塩原アナお得意の表現方法である。


ターボは見事に一着を勝ち取った。失速してもなお、現役最強のステイヤーであったマックイーンを下したライスにすら差し切れない程の差を空けてみせた、絶巧の逃げ切り勝ちであった。かつて諦めないことが大事という言葉を聞かされたターボは、その言葉を投げ掛けたテイオー本人の前で諦めないことを証明したのである。


中継はそこで途切れてしまったが、ターボの身を張った説得はすべてを諦めかけていたトウカイテイオーを後押しする最後のひと押しとなった。


その後は昨日の失言からかEDではテイオーには土下座で謝罪されていた(本人はもうさして気にしていない様子だったが)。続く11話ではテイオーも今までの態度を改め「ツインターボ師匠」とついにフルネームで(なぜか敬称つきで)呼ばれるようになるのだった。


12話以降もターボがして見せた奇跡からテイオーが「今度はボクの番だ」とマックイーンを勇気づけるべく有馬記念に向けて立ち上がることになるため、主人公の何気なく言った台詞を有言実行した上で主役の更なる成長へ繋げる役割という、season2でも非常に重要度の高いキャラクターだったと言えるだろう。テイオーが話した「諦めないことが大事」という意思は、巡り巡ってターボからテイオーへと継承されたのである。


余談だが、season2の制作にあたって当初の構想ではツインターボはアニメに登場する予定がなかったらしく、テイオーやマックイーンと同年代の競走馬の資料映像を研究する中、史実のツインターボ号が勝利した七夕賞とオールカマーでの逃げっぷりに惚れ込んだ監督の及川啓氏がシナリオディレクターらに根強くターボの登場を希望する形で実現したとのこと。


史実ではツインターボとテイオーに殆ど接点がないことを受けて、一度テイオーが走ることを諦めかける10話の展開とオールカマーを絡める形でストーリーを構成するのには製作陣も苦労したらしく、10話のシナリオの脱稿だけで約3カ月ほど時間が掛かったという。

また、関係が希薄な両者に接点を作るべく第10話の展開から逆算する形で「諦めない」共通性を踏まえた描写を前の話数から入れることになり、本編のコメディリリーフとしても機能するように調整されている。


Season3編集

本作ではあまり出番はないが、新しくカノープスに入部したサウンズオブアースに期待し常に応援している。テイオーには「諦めないこと」を再び思い出させてくれたと今でも深く感謝されているらしく、第8話でも名前こそを出していないがターボについて言及している。また、第10話でもチームスピカの開いた執事喫茶に一人で入店しているが、テイオーにはその際抱き着かれている。Season2時代から二人の関係は大きく変わっているようだ。


ゲーム版編集

アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』編集

2021年3月9日のアップデートにて、ダイタクヘリオスと共に2期初登場組で最初にサポート枠でSSR、Rの2種類が実装。

2023年2月24日にはゲームアプリ2周年記念の一環で☆1の育成ウマ娘としてミスターシービーとともに実装。これが初となる☆1の追加育成ウマ娘である。


ストーリーイベント『Brand-New Friend』においては前述のサポート枠で同時実装された上に同じ逃げウマ繋がりでヘリオスとも仲良くつるんでいる場面も見られる。ターボ自身はギャルかと言うと微妙だが、なんだかんだパリピ系のヘリオスとは相性が良いようだ。こちらでも一部のシーンではキタサトコンビに「師匠」呼びされている。


なお、後述するようにカノープス組では唯一の美浦寮出身なため食生活も注意を受けにくいのか、カツカレーにマヨネーズやケチャップなどをかけまくったレインボーカツカレーを作ったり朝食をドーナツで済ましてしまったりと偏りまくった食事バランスを取っており、美浦寮長の悩みの種となっている。しかしターボ自身も偏食を直そうとヒシアマゾン特製の特別メニューを作ってみたりと、かなり奮闘しているそうだ。

センシティブな作品

2021年5月17日に育成ウマ娘として追加されたナリタブライアンの育成シナリオの有馬記念にも作戦逃げ・汎用勝負服で出走するが、長距離適性Cに加え回復スキルなし・「GⅠ苦手」(スピードデバフ)と「空回り」(大逃げするとスタミナ消耗)のデメリットスキル持ちという史実を無駄に忠実に再現した仕様になっており、最終コーナー辺りでは師匠が「逆噴射」する様も観ることが出来る。

ターボ逆噴射

2021年7月20日追加のナリタブライアンを主人公としたメインストーリー第4章ではようやく自身の勝負服で登場。レースパートでは前述の育成シナリオ時からステータスが強化されながらもしっかり逆噴射し、ストーリーパートでは「ツインターボの先頭はここで終わり!」が再現されている。


ちなみにスキル構成は「先駆け」が「コンセントレーション」に変わった以外は同じ。

2021年8月30日のアップデート(アオハル杯導入)では、URAファイナルズにも出走するようになった。


育成ウマ娘編集

ターボエンジン全開!

スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
9971788666
+30%+0%+0%+0%+0%
バ場適性AダートF
距離適性短距離マイル中距離長距離
GAAE
脚質適性逃げ先行差し追込
AGGG

脚質は大逃げターボを象徴するかのように成長率がスピード30%全振り、逃げAに対しそれ以外はすべてGなんとも尖った能力となっている。

固有スキル「エンジン点火!/エンジン全開!大噴射!」は中盤に差をつけて先頭を取っていると長時間加速し続けるが、代償として終盤に垂れてしまうとこちらもなかなかの尖り具合(この演出のためにスキル発動が中盤のバフと終盤のデバフの2段階に分かれており、史上初の自身にデバフ効果のある固有スキルとなっている)。

 

実にツインターボらしい強い個性を背負った総合能力となった。更には4人目の大逃げスキルの取得者にして、条件の都合で確実に大逃げ獲得ができる異例の逃げウマ娘。


育成ストーリーは言うならばアニメ『ウマ娘プリティーダービー Season 2』Side:カノープスといった趣きで、ジュニア級~クラシック級まではチーム名こそ出ないもののカノープスメンバー+爆逃げコンビの脇役組が揃うまでが描かれており、シニア級からはアニメでも見られたカノープスの様々な場面を南坂トレーナーのような視点で追体験できるものとなっている。


目標には入っていないがクラシック三冠にも出走可能で、出走イベントもあるが、ライバルとして登場するトウカイテイオーのステータスがクラシック期とは思えないほど高く、生半可なステータスでは勝ち目がない。史実通り、怪我による長期休養のために菊花賞には出場しないもののターボ自身に長距離適性がないため、三冠達成の難易度は芝適性のウマ娘の中で高い部類に入る。


最終目標はアニメの最終回と同じ第38回をモチーフとした有馬記念に殴り込んでいく形となる。(なお史実で有馬記念に出走したのは第36回と第39回の2回である。)

あくまで目標は着順を問わない出走でありツインターボの素の長距離適性はEのため「トウカイテイオー奇跡の復活」に立ち会う形のシナリオとはなっているが、因子継承で長距離適性を伸ばせば充分勝利を狙える範囲。

シナリオの総集編と言えるメンバーで、トウカイテイオーを始めとしてナリタブライアンビワハヤヒデ姉妹、ライスシャワーカノープス組、爆逃げコンビウイニングチケットヒシアマゾンと前年から翌年に出走したウマ娘が揃い踏みした豪華メンバーとなっている。

そんな中、大逃げで見事勝利を飾ること(+スピード1200以上)で、全力大逃げ娘の称号を得ることが出来る。


サポートカード編集

  • SSR[ターボエンジン全開宣言!]ツインターボ

2021/3/9に登場したSSRサポート。タイプはスピード。

完凸時での友情トレーニングは20%と最低値だが、やる気効果75%とトレーニング効果10%にスピードボーナスもある為練習性能は高い。

スキルは脚質がほとんど逃げ系に構成されていて、無凸でもヒントレベル+2を所持しているので、逃げのウマ娘を育成するのに大変重宝する。……レアスキルの取得を除いて(後述)


ただし、逃げウマ娘ならだいたい持ってそうな「逃げのコツ○」がないとか、序盤中盤用スキルばかりで終盤に発動するスキルがさっぱりなかったりとか、いかにもターボらしい偏ったスキル配分である。

ここでもトレーナー(プレイヤー)から師匠呼ばわりされてるとかなんとか…。


そしてSSRサポートの大きな問題点が一つあり、それがレアスキル「先手必勝」の取得率の低さ

というのも、このスキルの取得イベントだが、最初のイベントから最後まで、選択肢で先に進むのに全てに運が絡んでくる。しかもイベントが先に進まない場合、体力-10までしてくる始末(ただし敢えてイベントを進めない場合は逆に体力がある程度回復する)。

まるでカイジ「沼」である。


更にこのゲームの育成の仕様上、イベントが最後まで発生しない事もある為、2021年5月現在、確率で金スキルをくれないSSRサポート、所謂「あげません」勢の中で一番レアスキルをくれないのは断トツで彼女だろう。

師匠の「大逃げ」はライバル達はおろか自身をも破滅する覚悟で行っているので甘くはないのだ!!


現在ではその先手必勝を「あげます」する娘が現れ、入手の安定性はそちらに譲ることとなったが、練習性能は高く、イベントも即座に打ち切れる選択肢があるため、逃げの育成においてスピード要因として採用される可能性はまだまだあるだろう。


  • SSR[集まってコンステレーション]ツインターボ

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season2』のBlu-rayBOX、『ウマ箱2』の第3コーナー(第3巻)特典として登場したSSRサポート。タイプは根性。


  • SSR[TT Ignition!]ツインターボ

ストーリーイベント「鉄翼蒸気奇譚」の開催と同時に追加されたSSRサポート。タイプは根性。


熱血ハチャメチャ大感謝祭!編集

現時点ではプレイアブルとしては登場していないが、背景に描かれており、大障害レースでは「失踪」と書かれた紙を掲げてレースを観戦している。アニメ版での描写を踏まえるに、恐らくは「疾走」と書きたかったのだろう……。バスケット奪取ステークスでは、ネイチャ・タンホイザ・イクノと共にチア衣装で応援をしている。


競走馬『ツインターボ編集

1988年4月13日生まれ、父ライラリッジ、母レーシングジイーン(母父サンシー)。

牡馬にしては小柄で、周りの馬より一回りから二回りも小さい馬体。馬体重も新馬戦以外では生涯通して常に420kg~400kg台と軽量級。

半弟は1998年のシアンモア記念とマーキュリーカップでメイセイオペラの3着に入ったゲイリーミナレット。


無名な血統、重賞の勝ち鞍は最高でもGⅢと一見ではこの馬が有名である要素は見当たらないだろう。

そんなGI馬でもないツインターボがGI馬とも肩を並べられるような根強い人気を誇っているのは、90年代前半、「大逃げ」というスタイルで名を上げたからである。


スタートと同時にアクセル全開でブッ飛ばし、どんな相手でも勝つときは圧勝、負けるときは「逆噴射」とも称される急激な失速からの惨敗という、極端なレース運びが人気を呼び、「中央競馬・最後の個性派」とも呼ばれた。


レース序盤から飛ばしに飛ばして先頭を軽やかに突っ切り会場を沸かせ、中盤に逆噴射して馬群に呑まれ、終盤はヒィコラ言いながらドタドタとドンケツを走って観客の苦笑いを誘う……それでいて何故か悲壮感を感じさせない、さながらベテラン芸人の如き様式美めいた流れから、一部のファン達からは「ツインターボ師匠」と渾名されて愛された。


4歳時(旧表記)のラジオたんぱ賞で重賞初勝利した時も逃げまくり、2年後、中舘英二が騎乗した93年7月11日の七夕賞、そして同年9月19日のオールカマーではシスタートウショウや当時最強のステイヤーと謳われたライスシャワーら有力馬たちを置き去りに、ぶっちぎりの逃げ切りで制した。

特に七夕賞では実況を担当したアナウンサーも思わず叫んだ。


吠えろツインターボ!!全開だターボエンジン逃げ切った!!


上記動画はJRAが2021年10月に開始したYouTube企画「MCターフィーのピックアップホースSHOW」の第一回でツインターボがピックアップされたもの。G2以下である七夕賞・オールカマーがJRA動画で閲覧可能な希少な動画。


年末のグランプリ・有馬記念にも91年と94年の2回出走。94年では大逃げを打つも、他陣営からは大逃げ戦法を完全に見切られており、最後の4コーナー手前付近で失速して最下位13着に終わったが、場内を大いに沸かせた。この時のラジオたんぱでの実況『ツインターボの先頭はここで終わり』は、今でも語り草になっている。


結局、重賞勝利は上記の3つにとどまり、晩年は中央から地方競馬(山形県・上山競馬場)に移籍するも、11戦のうち、勝ったのは初戦のみ。他のレースは全て2~8秒遅れての最下位もしくはブービーであった。

しかし、それでもターボのその愚直なまでの潔さは一層の輝きを放ち続け、惨敗続きの古馬時代になってなお多くのファンを魅了し続けた。


引退後は宮城県玉造郡鳴子町(現・大崎市)内の牧場で種牡馬となるが、1998年1月15日、心臓発作のため11歳(現表記で10歳)でこの世を去る。産駒は5頭のみ。既に全頭が引退し、ツインターボの血は残っていない。


ターボの死から20年以上が経った現在も、いや、差しや追い込みに偏重した所謂「スローペース症候群」が蔓延する現代日本競馬界だからこそ、競馬ファンはいつだって小さな身体で全力全開で駆け抜けていったターボを愛し、今や伝説となったあの七夕賞とオールカマーの逃げっぷりを忘れられないでいる。

JRAが行った「20世紀の名馬アンケート」では並み居るGⅠ勝利馬を抑えて91位にランクイン。


「単純なレースしかできない、一介のネタ馬」では到底片付けられない輝きを持った馬であった。

実際、ファンの間でも「最も印象的な逃げ馬と言えば?(※強い逃げ馬ではなく)」と聞かれれば、サイレンススズカと並んで語られるほどの競走馬であり、

某競馬雑誌の逃げ馬特集の企画会議においては「(サイレンススズカかツインターボか)どっちの方向で行くんですか?」との声が上がったという。


また、ラジオたんぱ賞・七夕賞と重賞ふたつを福島で取っていることもあり、福島競馬場で行われたメモリアルホース投票ではダントツの得票数で1位を獲得した。


  • ミームの継承者 ー 継ぎし者へ

アニメのウマ娘2期が放送を終えた2021年、その名を知らない若者たちにもツインターボの名が知られるようになった頃、とある一頭の馬が大逃げ馬として覚醒し、話題となった。


その馬の名はパンサラッサ。父にロードカナロア、母の父にモンジューをもつ鹿毛牡馬である。

2019年にデビューするも、同僚である後の三冠馬・コントレイルの影に隠れ、クラシックまではあまり目立たない馬であったが、古馬となった2021年のリステッド競走・オクトーバーステークスで逃げ切り勝ちを決め、次走の福島記念ではさらに行き足をつけ、大逃げ馬として覚醒。4馬身差を開く圧勝となった。そして、翌2022年の中山記念でも1000mを57秒6という脅威のスピードで逃げ、ここでもまた圧勝。

鹿毛福島競馬場中山競馬場の重賞での大逃げ勝利、そして青色の勝負服とツインターボを思わせる要素が多く、ファンなどからは令和のツインターボと称された。


しかし、パンサラッサはこれでは止まらなかった。

陣営は3月のドバイミーティングの芝1800mのG1、ドバイターフへと遠征。前年覇者ロードノース、同じく日本からの遠征馬ヴァンドギャルドを抑えきり、ロードノースと同着。初のG1を海外の大レースで制した。「令和のツインターボ」は「世界のパンサラッサ」となった。

帰国後は札幌記念を2着と叩き、秋は天皇賞(秋)へと挑戦。

パンサラッサはスタートと同時にぐんぐんと加速。後続をどんどん突き放す大逃げでレースを引っ張ってゆく。そして1000mを通過し、タイムは57.4。あのサイレンススズカと同じタイムである。そして、運命の大欅を通過してなお後続をさらに突き放し、その差はおおよそ20馬身。「このまま逃げ切っててしまうのか!?」と誰しもが思う直線だったが、最後はさすがに垂れ始め、後方から凄まじい末脚で迫るキタサンブラック産駒・イクイノックスに差し切られて敗北。しかし、最後の最後に粘りを見せ、2着に粘り切った。あと少し粘り切れたのなら優勝も見れたこの結果からあの日の「もしも」が見れた気がする」というファンも多かった。


これらの事から「もうパンサラッサを「令和のツインターボ」と呼ぶべきではない」という声も多い。

パンサラッサとツインターボに血統的な繋がりはない上、ツインターボにはG1を勝った実績が無い事などもその理由であると言える。

しかし、遺伝子の繋がりや実績は無くとも、継がれるものは存在する。

そういった風に継がれるものは「ミーム」と呼ばれ、記録や伝聞などを介し、姿や形を変えて継承されてゆくものである。

上述の通り、ツインターボは自らの遺伝子を未来へ残すことは叶わなかった。しかし、「記憶にも記録にも残る大逃げ馬」というミームは記録や伝聞を介してパンサラッサへと継がれていると言えるのである。

「偶然」と言えば確かにそうなのかも知れない。しかし、そうして継がれるものも「ロマンの一つ」と言えるのでは無いだろうか?


また、奇遇にも2023年の2月26日より2周年を迎えたアプリのウマ娘にて、「継承」をテーマとする育成シナリオグランドマスターズが実装。更には新規の育成ウマ娘としてツインターボも実装された。

加えて、ツインターボの育成ストーリーには「天皇賞(秋)で大逃げを行った「〇〇のツインターボ」と呼ばれたウマ娘のレースをツインターボとキタサンブラックが観戦する」という、あの2022年の天皇賞(秋)を想起させるイベントも存在した。

ツインターボ実装の僅か4ヶ月前のレースなので、どの時点でシナリオに組み込んだのかとファンは騒ついた。


そしてそれから2日後。

現実の競馬では、ドバイターフの後大逃げでレースを盛り上げたり善戦したりはしたものの、国内では勝ち切れず、年末の香港カップで大敗したが、パンサラッサは再び中東遠征を敢行。

今度はサウジアラビアのダートG1であるサウジカップに挑戦し、「これが『諦めない』ってことだァアアアア!!」とばかりにアメリカやサウジアラビアの強豪から逃げ切り、日本馬初の優勝を達成した。

日本では馬券が販売されないレースなのでサイン馬券とはならなかったが、あまりにも絶妙なタイミングである。


平成最初の大逃げ馬・ツインターボからそのミームを継承した、令和最初の大逃げ馬・パンサラッサ。

今後も継いだミームと共に、その名にある母なる海を超えて、「世界のパンサラッサ」は活躍を残してゆくのだろう。

そして、ツインターボも、今後も新たな大逃げ馬が出るたびに想い起こされ、そのミームの代表格の、末永く愛される『名馬』として語り継がれるのだろう。


余談編集

名前ネタ編集

アニメで名前を間違えられまくった影響からか、名前を間違えたり、よく似た名前のものと合体させられるというネタがある。

以下、その一例。

  • ツインドライブ師匠

ツインドライヴシステム

  • ツインバスターライフル師匠

ツインターボvsトウカイテイオー3回戦

  • ツインサテライトキャノン師匠

ツインサテライトキャノン師匠!!

UMA

  • 師匠違い

ツインターボ師匠

ハリウッドターボシショウ

ジグザグ青春ロード!

  • ツインターボ(二重の意味で)

ツインターボで来るツインターボ



待ち望まれて「いた」実装編集

実は、このツインターボというウマ娘、ゲーム版においてかの白い稲妻ことタマモクロスに引けを取らない程、育成ウマ娘としての実装を待ち望まれていた。


その人気の秘訣は様々であり、いくつか具体例を挙げるとするならば、


  • G1に出走する際に着用する勝負服のデザインの良さ
  • 先述のアニメにおける活躍(大まかに言うとテイオーのレース復帰に大きく貢献した)
  • ゲームで大逃げの快感を味わいたいという一部トレーナーの願望
  • ギザ歯オッドアイ,ぐるぐる目などといった癖のある属性

などなど、枚挙にいとまがない。以上の人気から、彼女が実装されたときに天井分までガチャを回せるよう、ジュエルの貯蓄(通称:ターボ貯金)を始める者が現れだした。

この特定のキャラを天井まで引くためにジュエルを貯める文化はウマ娘のサービス開始からおよそ3ヶ月ほどしたころから存在していたが、当時最も勢力が強かったのがタマモクロスなのである。


タマ実装待ちの声があまりにも大きすぎた為か、ジュエル貯金の文化が始まって1ヶ月まではガチャ更新がある度、一緒にtwitterのトレンドに躍り出ていたが、その1ヶ月を境にトレンドに上がることは極端に少なくなった。ここでも逆噴射しなくていいんですよ師匠。


トレンドに乗る回数は次第に減っていき、このまま静かに実装を待つことになるかと思っていたが、2021年12月20日に行われたぱかライブTVにて、事態は急変することとなった。


なんと、あれだけ期待され、実装されないと散々ネタにされていたタマモクロスが満を持して実装される旨が発表されたのである。当然のことながらtwitterを中心としたSNSはお祭り状態であり、多くのトレーナーは他の実装されなかったウマ娘のことはそっちのけで歓喜の嵐となっていた。


事態が落ち着いた数日後、twitterでとある話が持ち上がる。それは、タマモクロスに次ぐ未実装ウマ娘は誰かというもの。砕いて言えば「2代目タマモクロスにふさわしいのはどのウマ娘か」についてであり、ここで息を吹き返すかのように「ツインターボ」という単語がトレンドとして刻まれることとなった。ちなみに、トレンドとまではいかなかったものの、同じくカノープスメンバーのマチカネタンホイザも名前がかなり挙がっており、今となってはガチャの更新ツイートのリプライ欄にはターボとマチタンの名前がいつぞやのタマを彷彿とさせるようにずらりと並んでいる。


2022年2月22日の生放送にてマチカネタンホイザ(とキタサンブラック)が育成実装されることが発表された。

24日から実装される調整の中に「大逃げ」の実装があったため、期待していたトレーナーも少なくなかった。

が、マチカネタンホイザが1年ぶりの☆2実装だったこともあり、カノープスのメンバーは☆1、☆2で実装されるのではないかという予想を裏付けるものとなった。


そして遂に、去る2023年2月24日、2周年で満を持して登場となった。気になるレアリティはなんと”☆1”

ファンを待たせに待たせたが、そのお陰で上述のように2022年秋天のネタを組み込めたため、待った甲斐があったという意見も多い。


そしてこれによりアニメ2期のチームカノープス全員実装まで、残すところあと一人となり、3周年を迎えたその日にドゥラメンテと同時にイクノディクタス☆2で実装され、めでたく2期メンバーが全員実装となった。

3期で増えたメンバーもサウンズオブアースが通常勝負服初の☆3で実装され、残るはロイスアンドロイスのみ……乞うご期待。


関連イラスト編集

ツインターボツインターボ!uncontrollable!!!!「そのウマの名は…ツインターボ」

ツインターボ!がんばった!ギザ歯ぁ!!ツインターボターボ

妥当TWIN TURBOオムライスで優勝!ツインターボ

ツインターボ師匠無題ツインターボ吼えろ


関連項目編集

ウマ娘プリティーダービー チームカノープス アホの子 オッドアイ


91世代繋がり

ナイスネイチャ(ウマ娘):チームカノープスのチームメイト。

トウカイテイオー(ウマ娘) ヤマニンゼファー(ウマ娘) ケイエスミラクル(ウマ娘)


中舘英二騎手繋がり

ヒシアマゾン(ウマ娘):ターボが中舘騎手の騎乗で勝利したオールカマーの当日にデビューしている。またオールカマーも勝っている。

イクノディクタス(ウマ娘):チームカノープスのチームメイト。史実においては共にオールカマーを制しているほか、イクノのオークス出走時の鞍上が中舘騎手であった繋がりも。

アストンマーチャン(ウマ娘):共通した勝ち鞍はないが、モデル馬が共にクラシック未勝利。


逃げウマ娘繋がり

サイレンススズカ(ウマ娘)

「大逃げ馬と言えば?」と聞かれると確実に出てくるであろうもう一頭の馬繋がり。こちらは逃げた上で最終局面で一呼吸置き、更に差すという堅実な逃げ方をする馬であった。

アイネスフウジン(ウマ娘)

同じ逃げ馬繋がりに加えて、種牡馬として同じ牧場で余生を過ごしていた共通点がある。また、両馬ともその牧場の敷地内に埋葬されている。


ミホノブルボン(ウマ娘) スマートファルコン(ウマ娘) マルゼンスキー(ウマ娘)

ダイタクヘリオス(ウマ娘) メジロパーマー(ウマ娘) キタサンブラック(ウマ娘)


ゲート難繋がり

メジロマックイーン(ウマ娘) メジロブライト(ウマ娘) セイウンスカイ(ウマ娘)

スイープトウショウ(ウマ娘) ゴールドシップ(ウマ娘)


死神No.51:カップ焼きそば現象


その他

高速戦隊ツインターボレンジャー

高速戦隊ターボレンジャー:ターボ繋がりで時折ネタにされる。放送年はツインターボ号の生まれた次の年ウマ娘センタイダービー


ダブルジェット:誤認元のツインターボとは無関係だが実際の競走馬にその名前が存在していた。そうなるとウマ娘化したダブルジェットがいてもいいはずなのだが…。

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