ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ディアルガVSパルキアVSダークライの編集履歴

2023-02-09 11:44:09 バージョン

ディアルガVSパルキアVSダークライ

でぃあるがたいぱるきあたいだーくらい

『ディアルガVSパルキアVSダークライ』とは劇場版ポケットモンスターの第10作である。

概要

2007年7月14日に公開。『ダイヤモンド&パール』シリーズでの劇場版第1作であり、次作の『氷空の花束』と次々作『超克の時空へ』と物語が繋がる3部作構成になっている。

タイトルは発表当初は『ディアルガVSパルキア』までだったが、後に幻のポケモン・ダークライが加わった。


前売り券配信は、歴代映画主役ポケモンで行われた人気投票の結果で決まったデオキシス

また、本作からは映画館でもワイヤレス通信で配信が行われるようになった。本作での配信ポケモンはもちろんダークライ


25周年映画祭

2022年夏には25周年ポケモン映画祭と称し歴代作品の人気投票が行われ、本作は3つの再上映作品のうち一つとして選ばれた。

上映期間は8月26日(金)~9月1日(木)、日替わり上映が9月2日(金)~9月8日(木)

入場特典として、シールドでディアルガ、もしくはソードでパルキア、そしてワールドキャップを被ったサトシのピカチュウをシリアルコードで貰うことができた。


ストーリー

次のポケモンコンテストに参加するため、アラモスタウンへやってきたサトシたちは、町でアリスという可憐な女性と出会った。アリスに町のランドマークである「時空の塔」や水と緑が豊な美しい庭園に案内され、すっかり観光気分のサトシたちだったが、そこで一行は何者かによって庭園があらされているのを発見する。そこへやってきたのは、この町の有力者アルベルト男爵。庭園をあらしたのは、幻のポケモン・ダークライのしわざにちがいないと自信ありげに語るアルベルト。やがて不気味な影の中から、サトシたちの前に漆黒のポケモン、ダークライがこつぜんとその姿を現したのだった。

はたして、ダークライは敵か? それとも味方なのか?(公式サイトより引用)


登場ポケモン


人物


用語

周囲を湖に囲まれた島の上に建てられた街。欧州の建築様式を思わせる建造物が特徴で、街のシンボルである時空の塔と庭園は天才建築家のゴーディによってデザインされた。アルベルト男爵はこの街の名士である模様で、アリスは気球を使って街のガイドをやっている。

サトシ達が訪れた時期にはちょうどお祭りが開催されており、そこでは三日月の羽が売られていた。

市街地の裏路地にはブニャットが、庭園にはポッポピジョットをはじめとする鳥ポケモン、コリンクヌオーマリルリなどが生息している。なお、この庭園に住むエルレイドはアリスと顔馴染みの模様。アリシアが子供だった時代にはレントラーが生息していたようだ。

シンオウ地方の地図上では谷間の発電所の南部にあり、北海道の地図上の位置では富良野か芦別辺りにある。モデルはスペインバルセロナ


左を空間を象徴する空間の塔、右が時間を象徴する時間の塔で構成している街のシンボル。

一定の時間になると美しい曲が流れて時間を知らせる役割があり、内部にはポケモンコンテストの会場やトニオの研究室がある。また、曲の内容は機械室にセットする「音盤」によって異なる。

中央ホールには草笛を吹くアリシアの彫刻があり、アリシアの周囲をエルレイドザングーストリトドンドクケイルアゲハントリーフィアグレイシアエレキブルブーバーンプラスルマイナンハブネークサーナイトバルビートハブネークの彫像が取り巻いている。

モデルはサグラダ・ファミリア


ゴーディの日記に描かれていた謎の単語で、未来に起こる何らかの危機の為にゴーディが遺したものらしい。

その正体はアリスが祖母アリシアから教わった草笛の曲の事であり、時空の塔にオラシオンを記録した音盤が遺されていた。この曲は荒んだポケモンの心を癒す力があるとされる。『キミにきめた!』では歌詞が付けられ、「オラシオンのテーマ~共に歩こう~」のタイトルでEDテーマに採用された。


主題歌

ビー・ウィズ・ユー〜いつもそばに〜/サラ・ブライトマン


余談

アバン

アバンでは10tnを記念して歴代劇場版に登場したキーポケモンが総登場している。なお、第3世代までの伝説のポケモンでライコウは過去の劇場版で活躍しなかった為、歴代伝説で1体だけハブられる羽目に…。彼の活躍は幻影の覇者まで待たねばならない。

ポケモン出典備考
ミュウミュウツーの逆襲(1998)
ミュウツー"シャドーボールを発射
ルギア幻のポケモンルギア爆誕(1999)ミュウツーのシャドーボールをひかりのかべ?で防御していた
フリーザー&サンダー&ファイヤー"アンノーンが散らばった際にフリーザーが通過するカットがあり、三鳥でも優遇された扱いになっている
アンノーン結晶塔の帝王ENTEI(2000)
エンテイ"ほのおのうずを発射
セレビィセレビィ時を超えた遭遇(2001)エンテイのほのおのうずみずのはどうでかき消した
スイクン"
ラティアス&ラティオス水の都の護神ラティアスとラティオス(2002)
グラードン七夜の願い星ジラーチ(2003)出典とは異なり、メインビジュアルにも描かれた本物が地面から登場
ジラーチ"
デオキシス裂空の訪問者デオキシス(2004)原作と同じく紫色のコアの個体、緑色のコアの個体が登場
レックウザ"はかいこうせんを発射
ルカリオミュウと波導の勇者(2005)レックウザのはかいこうせんを躱した
レジロック&レジアイス&レジスチル"三体同時にはかいこうせんを発射
カイオーガ蒼海の王子マナフィ(2006)大波と共に登場
ホウオウポケットモンスター第1話「ポケモン! きみにきめた!」「波導の勇者」とは異なり、恐らく本物


ネタ

VSダークライ

またしても戦わされるダークライさん

公開からしばらくした2011年頃から、SNSの発達に伴いタイトルが大喜利のネタとして流行しており、よく「○○VS××VSダークライ」の形で色んな対決に巻き込まれている。(ニコニコ大百科においては「VSダークライ構文」などと呼ばれている。)


概要で述べられている通り、この映画のタイトルは当初「ディアルガvsパルキア」として広報され、公開が迫ってからサプライズ的に「vsダークライ」が追加された。

しかし、ゲーム内ではディアルガパルキアと三つ巴関係にあるのはどちらかというとギラティナであり、ダークライは縁が遠く、むしろクレセリアとの繋がりが深い。

よって「関係ない戦いに首を突っ込んでくる変な奴」状態になっていることが面白がられ、ネタとして定着し、今日に至っている。

2020年秋にはニコニコ大百科週間HOTワード第2位にランクイン。


VS構文の例

とまあこんな風にダークライは毎度の事無茶を強いられる。そのせいでネット上では「何かあるたびに無理矢理戦うことを強いられる人」というイメージを抱くユーザーも少なくはない。




「パルキアのバカヤロー!!

本作でのパルキアに対するサトシの理不尽な罵言である。


町と人々に与えた被害を考えれば無理もないことだが、事を大きくしたのはどちらかというとディアルガとダークライであり(傷を負っている事を考えると、街中におけるパルキアの行動はあくまで正当防衛である)、更にディアルガは散々暴れまわっておきながら何の償いもせずに自分だけ先に帰っている(しかも次々作では、ピカチュウはパルキアを差し置いて仲良くなっている始末である)。残されたパルキアはサトシに当該の暴言を吐かれ、たった一体で全ての責任を負わされる事となったのである。

また、街を守ってくれたダークライに至っても、(サトシ達が街から出られなくなったとはいえ)傷を負ってまでディアルガから隠れていたパルキアを「デテイケ!」と言わんばかりに強引に追い出そうとして刺激したためにパルキアが結界を解いてしまった事でディアルガに見つかってしまい、結果的に事を更に悪化させてしまっている(コミカライズ版でもサトシ達はダークライに対し、「ただパルキア達を自分の縄張りから追い出そうとしているだけなのではないか」と疑いの目を向けていた)。

つまり劇中をよく見ると、実質的にアラモスタウンを危機に追い込んだのは、前述にもあった通りパルキアではなく、彼に喧嘩を売ったダークライなのである

(しかもダークライはサトシに悪夢でパルキアが来るのを伝えたの対し、何故かディアルガが来る事は一切伝えていない。ある意味、これがパルキアだけが元凶だと決めつけられた一因だと思われる)


言葉のインパクトからパルキアだけがネタにされがちだが、他作品(TV版含む)に登場した伝説・幻のポケモンの中にはサトシに迷惑をかけたものも少なくない。

  • 人間に復讐するために多くのポケモンを巻き込み、戦いを邪魔したサトシを石に変える→ミュウツー第1作
  • 相棒のピカチュウを勝手に連れ去り、住処の防衛システムを使って殺そうとした(その後、改心して助けるも、今度は別の事情で再び殺しかけた)→ミュウ第8作
  • ディアルガと同様、些細な私怨で街に現れ、破壊行動を起こす→レックウザ第7作
  • とにかくサトシにやたら生意気な態度を取り、挙句に伝説のポケモンの餌にしようとする→シェイミ第11作
  • 突然空から降ってきておいてサトシと運命共同体となり、人間嫌いの腹いせとして、サトシに熱湯地獄を味遭わせる。→ボルケニオン第19作
  • 主犯でもないのに、連帯責任同然にサトシ達を襲い、ピカチュウを石化して殺しかけた→イベルタル第17作
  • 同じく、主犯でもないのに連帯責任同然にポケモンを嗾け、ピカチュウの目の前でサトシを消滅させる→マーシャドー第20作
  • 非常事態だというのにサトシとピカチュウに喧嘩を売り、挙句に無関係な野生ポケモン達を危うく傷つけ掛ける(しかもサトシはそれを咎めようとせず、そのまま友達になろうとする始末である)→ゼラオラ第21作
  • リーリエを無理やりテレポートさせてタイプ:ヌルに合わせて彼女のトラウマを呼び寄せ、更にその罪をサトシに押し付け、グラジオに𠮟責させる→コスモッグTVアニメ第6作

これだけの数がいるのだが、サトシが暴言を吐いた相手はパルキアただ一体だけである

そもそも上記の連中の大半は、サトシやその仲間に明確な殺意を持って攻撃しており、見方を変えれば、パルキアよりもタチが悪いとも言える(しかもほとんどの連中はパルキアの様に償いすらしていない)。

また、こいつらの他にも伝説・幻ではないが、DP編において、可愛い見かけでサトシ達を騙して欺き、更にはシェイミと同様に伝説のポケモンを使って殺そうとするなど、パルキアや上記の連中と同等の悪行を犯したポケモンも登場している。

こいつらのやってる事はパルキアとどう違うって言うんだ。


このようにパルキアだけが例外的に落ち度がある訳ではなく、長いポケモンの歴史の中で、パルキアと同等の罪を犯したポケモンも少なからずいるという事をどうか忘れないでほしい(特にサトシに至っては、それが自覚できない様ではポケモンマスターを名乗る資格はない)。


サトシに暴言を吐かれ、たった一体で全ての責任を負わされ、次作には出番は無し、次々作で唯一「サトシに名前を呼ばれない」「ピカチュウと仲良くならない」など、その後も散々な扱いが続いたパルキア。唯一の幸いは「ギラティナに狙われなかった事」ぐらいか。

(逆に言えばディアルガは全ての責任をパルキアに押し付けた罪をギラティナに清算させられたのかもしれない)


関連タグ

ポケットモンスター 劇場版ポケットモンスター

ポケモンサンデー

ディアルガ パルキア ダークライ


仮面ライダービルド三つ勢力に分かれ混沌を極めていた作品繋がり。


ゴジラVSコング:第三者が乱入した対決映画繋がり。

妖怪ウォッチ♪ ジバニャンVSコマさん もんげー大決戦だニャン:本作と同様、人気キャラによる対決モノ繋がり。こちらに至っては(黒幕がいたとはいえ)、ディアルガとパルキア以上にしょうもない理由で街中で暴れまわっている(しかもパルキアの様に責任すら取らないばかりか、主人公から「バカヤロー!」呼ばわりもされていない)。

ポケモンSV…同じくサグラダ・ファミリアがモデルの建造物が登場している。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました