基礎データ
概要
バシャーモに遅れること1作、ORASでジュカインもメガシンカを得ることとなった。(メガバシャーモはXYでは期間限定なので、「遅れて」という表現は相応しくないかもしれないが)
元のジュカインのベースを崩さずに、より鋭利な姿へ変化しているのが特徴。
頭部や両腕の葉が虫食い葉っぱを思わせるより鋭い形状に変わり、胸には背中までX字状に広がる草のアーマーが追加され、大型化した尻尾は針葉樹のような形に変化。
加えて、隈取を始めとした各部のピンク色の模様も、鮮やかな赤色に変化している。
最大の特徴は遠くの敵を攻撃する時、尻尾を強力なドリルミサイルとして発射できるというもの。
発射した尾はメガシンカエネルギーが尽きるまで何度も再生し、元の分類が「もりトカゲポケモン」であることを思い出させてくれる能力である。
また、背中に付いた樹木を元気にする栄養の詰まった種の数も増えている。
これらは尾先に近づくにつれ赤くなり、一番先端に近い二つは尻尾ミサイルを発射する際、点火材の役割を果たす。
戦闘の際はさらに強化された瞬発力で縦横無尽に跳び回り、間合いを変化させながらリーフブレードや尻尾ミサイルで仕留める戦いを得意とする。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要なジュカインナイトの場所は以下の通り。
ORAS | 最初にキモリを選んだ場合に120ばんどうろでダイゴから貰う。最初にアチャモ・ミズゴロウを選んだ場合はグラードン/カイオーガとのバトル後に114ばんどうろの石屋で買う。 |
---|---|
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「MATSUBUSA」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
ちなみにメガシンカは無い第9世代『スカーレット・バイオレット・藍の円盤』ではブルベリーグ四天王かつドラゴンタイプの使い手であるカキツバタの手持ちにジュカインがいるのは、まさしくこのメガジュカインが「ドラゴンタイプ」だからであろう。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メガシンカ | 70 | 110 | 75 | 145 | 85 | 145 | 630 |
ジュカイン | 70 | 85 | 65 | 105 | 85 | 120 | 530 |
前後比較 | ±0 | +25 | +10 | +40 | ±0 | +25 | +100 |
- メガシンカすることによりドラゴンタイプが追加され、シリーズでは初となったくさ・ドラゴンの複合タイプへと変化する。これにより、苦手としていたほのおタイプを克服すると共に、1/4に出来るタイプがみず・くさ・でんきの3タイプとなる。
- ステータスは主に特攻が大きく上昇し、攻撃・素早さがこれに追従する形で強化される。不安だった防御に関しても心持ち程度に上がるが、特防は全く上昇しない。特に素早さは145と、ゲッコウガやマスカーニャに奪われてしまった御三家最速の座を取り戻すことになった。
- 後付けとはいえドラゴンタイプとしてもぶっちぎりの最速であり、何と準速でも、素早さ第3位のドラゴンである最速オンバーンを抜ける。余談だが、くさタイプとしてはヒスイマルマインに次ぐ。また、もし仮にドラパルトとぶつかる機会があればこだわりスカーフで抜かれるので注意。
- ちなみに素早さだけで測るなら、かるわざを発動した最速素ジュカインの方が速かったりする。この辺は戦術次第。
- なお、特殊に偏った能力に変化したものの、「こうげき」が極端に低いわけではない為物理型でも特に問題なく戦える。元々耐久はあまり期待できないのでせっかちか無邪気にして両刀にするか、物理ボーマンダの大文字のごとく役割破壊目当てで地震や岩雪崩を入れるという手段もある。
- 技に関しても元から「りゅうのはどう」「ドラゴンクロー」「げきりん」などが使えるので、攻撃面でもタイプを活かせる。ただし残念ながら、元がくさ単体である為「りゅうせいぐん」は習得出来ない。また、こおりタイプからは4倍弱点を受けることになるのに加え、ドラゴンタイプとフェアリータイプが弱点に追加されてしまう。特に自慢の素早さが無意味と化すファイアローや「こおりのつぶて」持ちには注意しないといけない。
- そして気になるのは、特性が「ひらいしん」であること。針葉樹が避雷針になるためだと思われるが、元々でんきタイプが1/4である為にシングルバトルでは「でんじは」を無効にしたり、さかさバトルでの4倍弱点を防ぐ位しか使い道がない。
- 1.尻尾が何度でも再生するという点からさいせいりょく(自切する為無理があったかもしれないが…))、2.攻撃面の弱みを軽減できるかちき、てきおうりょく、3.高い素早さからくさぶえやきあいだまややどりぎのタネを必中で撃てるノーガード、4.「素早いキャラ」のコンセプトを守りつつ、避雷針と同じくでんじは牽制になり尚且つ同期メガ御三家と「素早さに関する特性」で統一できるはやあし(ただし、メガシンカ故かえんだまやどくどくだまを持たせられない)やようりょくそ辺りでも良かったと思われるが…………。それかエレザードやパルスワンなどが覚えるそうでんを覚えてくれるか、いっその事専用特製でも良かったかもしれない。バシャーモやメガルカリオがただただ強化や優遇目当てで設定無視の強特性をもらっていたり、カメックスがメガ特性に合わせて該当する技を全部もらっていたりする状況を見ると、ファンにとってはかなりもどかしいことだろう。
- しかしこのおかげで、対ウォッシュロトムでかなり有利になれる他、ダブルでは「味方に飛んでくる『でんじは』も防ぐことができる」為対ボルトロスで優位に立てる。隣にでんき弱点のポケモンを置いておくとよいだろう。と言っても、2匹とも「めざめるパワー」氷を備えている可能性が十分あるので油断は禁物である。
- なお、湿原を張れる最速のトリガーにもなれるため、主戦場はダブルバトルとトリプルバトルになる。カメックス、エンペルト、アシレーヌなど特殊火力強めの水御三家と組ませ、苦手な氷技をカバーしてもらいながら、自身は避雷針で彼らが苦手な電気技を牽制できる。
- 余談だが、本編のメガジュカインは代名詞たる尻尾の発射だが攻撃の時のモーションでこれを使うのは「リーフストーム」くらいで、りゅうのはどうなどでは見られない。スマホ用ソーシャルゲームのポケモンコマスターでは「テイルミサイル」というオリジナル技として採用されていた。第9世代ではモトトカゲがみがわり+バトンタッチな「しっぽきり」を覚えるが、これが6、7世代にあってキモリも使えればもうすこし大きな活躍ができたかも…。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンGO
- 2022年12月初頭のホウエンメガレイドで初登場。
- メガフシギバナと同じく、メガエナジー必要数は初期は200、以降は最大40。CP次第では、トレーナーバトルのマスターリーグメガバージョンにも参加可能な一体でもある。
- 本編の極端な耐性も、使用技が限られているGOではメリットに繋がりやすく、有利な相手なら高くはない耐久力もある程度カバー可能。じめんに耐性、みずに二重耐性があるのでくさタイプとしての役割は十分果たせる。
- ただし弱点も6つと多く耐久も低いため、不利な相手に当たると最悪通常技だけで押されてしまう。場合によっては火力で劣るが圧倒的な高耐久を誇るメガフシギバナの方が活躍するだろう。
- タイプ一致となった「ドラゴンクロー」「ワイドブレイカー」はパルキアを超える威力が出るが、通常技で「りゅうのいぶき」が未解禁の他耐性や技範囲の関係上、ドラゴンアタッカーとしてはメガラティ兄妹等に軍配が上がる。
- なお、「ワイドブレイカー」は第8世代初出の技のため、原作では再現できない芸当ができていたりする。この現象はメガサーナイトでも見られる。
- 因みに、今作では「リーフストーム」を覚えないため、尻尾ミサイルのモーションが最早意味ない。それとも、撃ち出した尻尾が「ハードプラント」になっているのだろうか?
ポケモンマスターズ
- 当初、ユウキ&ジュカイン(当初はキモリで、条件を満たすと進化可能)はメガシンカできなかったが、現在はバディーズ技使用後にメガシンカが可能となった。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- ショータのメガジュカイン
- サトシのライバルキャラクター・ショータのジュカインがメガシンカすることで登場。
- 登場からショータは最初のポケモンであるキモリをジュカインにまで育て、メガシンカさせることを夢としていると語っており、XY&Z編のOPでジュカインおよびメガジュカインと一緒に登場したことから、いずれその時を迎えることが決定していた。
- 満を持してZ編33話のカロスリーグ準々決勝でお披露目となり、特性ひらいしんでバトルを有利に運び、ショータを準決勝へと導く。
- そしてZ編35話のサトシとショータの準決勝ラストでは、サトシゲッコウガと激闘を繰り広げた。この一戦はそこに至るまでの構成や作画のレベルが非常に高く、機会があれば是非視聴することをお勧めする。
- メガシンカ図鑑
- こちらでも紹介されており、メガメタグロスの紹介ではメガメタグロスと激闘を繰り広げていた。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- エメラルドのジュカイン
- 13章にて、エメラルドのパートナーであるジュカインがメガシンカを獲得した。
関連イラスト
関連タグ
0253.ジュプトル→0254.ジュカイン(メガジュカイン)→0255.アチャモ
ホウエン御三家・メガシンカ
トカゲ御三家・強化形態
くさタイプ | メガジュカイン |
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ほのおタイプ | メガリザードン(X / Y)・キョダイマックスリザードン |
みずタイプ | キョダイマックスインテレオン |