概要
正式なタイトルは『悪の女幹部2「キサマなどに教育されてたまるかっ!」』
発売日2014年8月29日。マリゴールドのブランド・ルネソフトの【悪の女幹部】シリーズ第2作目。
主人公が悪の幹部に成り済まして、ヒロインの女幹部達を敗北させて更生させる物語。
ストーリーや登場人物に前作との直接的な繋がりはない。
以下『2』と表記。
あらすじ
主人公の飛村英吾は『私立大戸岐学園]]』へ赴任したが、学園は悪の組織「ブラックメルヘン」に支配されていた。正義のヒロイン・バッケンローダーの要請により、英吾はブラックメルヘンに幹部として潜入し、女幹部たちを敗北させて更生させていく。
ゲーム構成
主人公(プレイヤー)は、正義の女ヒーローを利用してヒロインの女幹部達を討伐し、その女幹部をお仕置きしていくのがゲーム内容である。
初めに、「探索パート」でターゲットの彼女達の弱点を調査し、「密会パート」で正義の女戦士にその情報を流す。次に女戦士と幹部による「戦闘パート」の後、メインの「お仕置きパート」で女幹部たちをお仕置きし、特殊能力を使用して紋章を奪うことで主人公の言いなりにする、と言うのがこのゲームの流れである。どの女幹部から攻略していくかはプレイヤーの自由であるが、順番によってはほかの女幹部の攻略に影響が出ることもある。また、お仕置きするつもりが逆に彼女たちによってお仕置きされてしまうこともある。
『2』では学園が舞台である為に狭いフィールドでの生活と生徒との関わりを交えながら、教師としても活動する女教師にお仕置きしていく。
登場キャラクター
人としての活動名 / 組織での名義
飛村英吾(とびむら えいご)/ ヤンキーサンダー
声 -
身長:182cm、キャスト:村人…?
本作の主人公の男性。元ヤンキーのだったが「不良の気持ちが分かる先生がいても良いだろう」と教師を目指す者の、その経歴のせいで就活浪人にとなってしまうハメになる。自身の仕事のチャンスを二度も奪った『ブラックメルヘン』を非常に恨んでいる。
性格は売られた喧嘩はすぐに買う、言葉の端に不良時代の名残等があるものの、人情家で生徒には甘く、幹部達が生徒や関係の無い子供に対して直接手を下そうとした時には身を挺してでも止めようとする程。
バッケンローダーと『ブラックメルヘン』の戦いを目の当たりにしてからは、色々あって幹部達のお目付け役兼お仕置き役となる。
牛神様とリンクする事で「超教育」と言う能力を得ており、教育の場にいる限りは教え子に対して絶対的な命令が可能であり、学園長の許可があれば幹部達も例外では無い。他にも対象人物を無理やり教え子認定する「師弟の証」も習得している。
とてもお仕置きをする際で有利に働く能力だが、彼自身は生徒に対してこの能力をする事を禁じている。但し、夜叉(夜日楽)に対してはやむを得ず使用した事があった。
大江山明日楽(おおえやま あすら)/ 修羅姫(しゅらひめ)
声:計名さや香
黒髪の長髪で褐色肌に緑目の女性。教師姿では赤眼鏡を着用している。
鬼族のリーダーであり、鬼族の名誉や地位向上の為に『ブラックメルヘン』に所属している。
宿敵のバッケンローダーとは桃太郎と鬼の因縁の如く本編開始以前より戦っているが、この戦いは未だ決着はついていない。性格は生真面目で相当な人間嫌いだが、本来は他人を羨望や嫉妬をする事が出来ない人物。
修羅姫は鬼族としての名義であり、別名である轟天童子も称号に近い名義である。明日楽は人間としての戸籍上の名前であり、妹の夜日楽も同様である。
苗字である大江山は鬼たちを纏める名家の一つ。
本来は鬼族の気性は荒いが非道を好まない種族である為に、所属している『ブラックメルヘン』のやり方には否定な意見を持っている。上記の目的で所属している明日楽は実家からは勘当されている身であるが、実家から出る際に妹である夜日楽を自身の部下として無理やり連れ出している。
戦闘スタイルは、爆薬をセットした指向性のある棍棒をメイン武器にして、自身の有り余るパワーでゴリ押しに近い戦いを行う。所謂、パワーファイター。
担当教科は古文。才女だが、それ以上に極度の肉体派の為、学園のトレーニングルームでいつも自身の筋肉を鍛え上げている。
また、性格は強情で常に厳しい顔付きと目付きをしている為、生徒からは敬遠されている。
グレーテル=グリム / グリムロック
声:藤堂みさき
特筆する点として、自身も周囲も巻き込む不幸体質で、モットーとして「皆で不幸せになろう」を掲げているが、これは純粋な悪意では無く「不幸になれば悲観や失望する事も無いだろう。」から来ている。尚、その不幸は首領のクィン・テイルをも巻き込む程、強力である。
戦闘スタイルは右手に装着した大型の銃や色々なギミックを持つ帽子を駆使して標的を翻弄する。
右手のライフルは自身の不幸を魔法の弾丸に変換して射出し、着弾した標的を不幸にする能力がある。仮に白兵戦に持ち込まれても自身の不幸体質で地震や落雷等が発生するために迂闊に近づけない。
担当教科は英語を担当している。あまり他人とは関わりたがらないタイプだが、よく部下や生徒の相談によく乗る等、実は面倒見が良い。ただし、極端なネガティブ思考からマイナスなアドバイスしか出さないので、部下以外の人物達を鬱状態にさせてしまう。
グリムロックの部下
声:杉原茉莉
身長:不明、キャスト:魔女
グリムロックの弟子達。主君のグリムロックよりは学園に馴染んでいる。
七町遥架(ななまち はるか)/ ハルカプトラ7世
声:星野七海
身長:172cm、キャスト:スフィンクス(ファラオ)、担当教科:保健体育
褐色肌に緑色の髪の毛を持つ赤目の女性。常にジャージを着用している
見た目は普通の人間だが、正体は「マシンファラオ」と呼ばれる古代エジプトの管理・護衛用として製作された人工生命体で、自身はその第七世代に分類される。
性格は、傲慢かつ尊大で大雑把な行動や言動を行い常に人間を見下しているが、本人曰く人間を模倣していると主張している。それ故に生徒に対しても容赦なく思った事は直ぐに口にする為、保護者達から名指しで嫌われる等外部からの評判は極めて悪い。このせいでPTAからのクレームや教育委員会との確執も多く、学園長からは度々怒られている始末である。
戦闘スタイルはロケットパンチや機関銃を用いる他、同僚のサイレーンが製作した装備を利用する。その為、普段は連携が取れない幹部達の中ではサイレーンとの繋がりが強い。(なのだが、任務時は別で連携が取れてない。)
日常面でも彼女にメンテナンスを依頼するのだが、その際に余計な機能や装備が追加されるのでハルカ本人は頭を悩ませている。
担当教科は保健体育。教壇に立つ時等は頭部を取り外して人間型のボディと合体しているが、生徒の間では「腕や首が取れる」と言う噂が立ってしまっている。
ハルカナプトラ7世の量産型
声:夢野ぼたん
ハルカと同型の人物。
部下として運用しており、量産型とは感覚をリンクしている。
瀬戸珠魚(せと たまお)/ Dr.サイレーン
声:椎那天
ピンク色の長髪に、四角い眼鏡をかけて独特なセーターの上から白衣を羽織っている女性。
人魚族の才女。幼少期にグリム童話の『人魚姫』を読んで以来、科学に興味を示していった変人の女性。幹部達の中では最年長に入るが、性格はややナルシシズムで、自分以外の人物は凡才であると決めつけている。また、知識を科学に偏り過ぎたせいで一番子供っぽく、肌を晒す事や肉体的接触に羞恥心が無い。
データキャラは白兵戦や肉弾戦に貧弱と言う定説を無くす為に自身の肉体改造を行っており、特にプロレスを好んでその技を習得している。
周囲から婚期に遅れている事を指摘されている為、彼女自身は内心とても焦っている。ハルカプトラのメンテも請け負っているが、その対価として「マシンファラオ」のオーパーツ染みた科学技術を分けてもらう取引的な関係を築いている。その反面、ハルカを自身の妹の様に可愛がっている。
担当は保険医を担当している。怪しいお薬を生徒達や教師達に普通に投与、服用させるので、数ある教室が存在する学園に於いて彼女が担当している保健室等は危険地帯となってしまっている。
サイレーンの部下
声:冬原透木
身長:不明、キャスト:人魚
サイレーンと同じく科学に心酔した人魚達。他の部下達の中では学生生活を一番謳歌している。
マーガレット・ロート / バッケンハンター
声:渋谷ひめ
バッケンローダー前に突如として現れてライバルとなった経緯がある。
性格は天真爛漫で好奇心旺盛で人懐っこい。また狼らしく自由気ままに行動する上にバッケンローダーを一度倒している為、英吾以上に他の幹部からは嫌われている。一方で世話係を押し付けられた英吾に対しては他の幹部達と異なり、彼が一切差別的な態度を取らなかった事からお気に入りとなり、以降は彼に懐いている。
普段は学生として振る舞っており、転入後は桃花と夜日楽とルームメイトになる。男女問わず他者を惹き付ける魅力とカリスマ性の持ち主。
彼女自身は学園に転校して来る前の記憶は覚えていないのだが、クィン・テイルからは「ヨーロッパにいた頃の僚友」と言われている。
戦闘時には狼をモチーフにした戦闘服を装着し、左手に短剣、右手に拳銃を持ち、これを同時に用いて戦う。
吉備桃花(きび ももか)/ バッケンローダー
声:疾風はる
身長:156cm、キャスト:桃太郎
普段は茶髪に赤眼鏡をかけた少女。変身するとピンク色の髪型へ変化する。
バッケンシリーズと呼ばれる戦士の一人。
『ブラックメルヘン』を追跡して学園に転校した際に、担当教師の英吾に目を付けて協力を一方的に迫る。
黙っていれば優等生だが、実際の性格は担当教師の英吾を乱暴に扱う生意気な少女である。代々戦士の家系で、母と祖母からスパルタ気味の教育を受けた反動から、実生活はかなりガサツとなってしまっている。母と祖母の事を「鬼ババ共」と呼び密かに嫌っており、寮生活になった事にとても喜んでいる。
ルームメイトの夜日楽との関係は良好以上に、家事や面倒事を進んでやってくれる彼女に依存してしまっている。
その一方、後からルームメイトになったマーガレットに関しては事あるごとに絡んでくる為にプライベートな時間が奪われるうえ、戦闘でも結構な頻度で邪魔してくるために嫌っている。
勝手に英吾の部屋に上がりでゲームをしながらゴロゴロする時間を作り、これを「作戦会議」として主張している。
戦闘スタイルは唯一の武器である「大桃切」と言う名のブレードで力に任せて振るう戦法を執る。一方では勝つ為なら手段を選ばず英吾が仕入れた相手の弱点を元に騙し討ちや毒を盛る等の手段を選ばない卑怯な戦法も好んで使用する合理主義な面もある。
大江山夜日楽(おおえやま やすら)/ 夜叉
声:桜水季
身長:149cm、キャスト:鬼
栗色の髪型の少女。修羅姫の妹にして、修羅姫の唯一の部下。
心優しく控え目で戦闘に向かない性格の少女。普段は鬼族出身とは思えない程の非力だが、本気を出せば姉以上の力を発揮する事が出来る様子。学園生活はクラスの委員長を務める位に優秀で、女幹部達に蛇蝎の如く忌嫌われる英吾にも対等に接している為に彼からの印象も良い。
また、ルームメイトの桃花を几帳面に世話している為に、立場上では敵対関係なのだが、むしろ依存されている。この状況を利用して陥れようともしない。
姉に無理やり連れてこられる形で『ブラックメルヘン』に所属しているものの、その性格上自身は生徒を利用する組織の方針には疑問を抱いている。
とある任務でバッケンローダーに斬られて発情してしまい、担任である英吾と最初に肉体関係を持った上に、仕方が無く「師弟の証」を結ばされてしまったのをきっかけに、貧乏くじを多く引かされるものの、『ブラックメルヘン』に対する疑念もあって、後に自らの意志で英吾に協力する様になる。また、本編の進行次第で、英吾の事を誰よりも深く愛していく。正に正ヒロイン。
古賀道子(こが みちこ)/ クィン・テイル
声:誓い『2』 / 長原杏子『ペリジーニュームーン』
身長:164cm、キャスト:女王
『ブラックメルヘン日本支部』の首領で幹部らを束ねている存在。
見た目は中年のおばさん(熟女)だが、曲者揃いの幹部を力で納める他、多方面の業界有力者とのコネや実務や折衝の面から、学園長としても高い評価を受けている。
マーガレットに対しては、何かしらの関わりを持っている。
『ブラックメルヘン』の実態や正体を隠蔽する為とは云え、幹部達の問題行動に対して自らの脚で行動し、英吾に調査も依頼して問題解決をする事もある。
また、珠魚の婚期を気にしてお見合いの世話をするなど、プライベートも面倒見が良い。
『ペリジーニュームーン』で『2』本編とは全くと言っていいほどに違う容姿の美女となって登場する。
阪田透(はんだ とおる)
声:
仕事もプライベートも上手くこなす英吾の同僚教師。
英吾よりも先に赴任し、仕事に慣れていない彼に何かとアドバイス等を出す程優しい性格の持ち主。 完全な一般人であり、本編にも深く関わる事は無い。
牛神様(うしがみさま)
声:-『2』 / 一色ヒカル『ペリジーニュームーン』
敵対している『ブラックメルヘン』の野望を打ち砕く為に英吾に能力を提供する等の協力をしている。
教育の神として申し分無く、キャリアが浅い英吾に何かと助言を話す事がある。敵幹部には容赦はしないが、学園の生徒に対しては英吾より厳しくも甘い部分がある。
『ペリジーニュームーン』では、「牛神様アナザーver.」と言う女体化した姿として登場する。
楽曲
作 詞:Ayumi.
作 曲 : 押上極
編 曲 : 押上極
関連動画
ゲーム主題歌
お姉様方からの!2.5周年メッセージ動画!
関連タグ