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ゼルネアスの編集履歴

2022-12-30 12:06:37 バージョン

ゼルネアス

ぜるねあす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。

「イクシャア!!」


基礎データ

ずかんNo.716
ぶんるいせいめいポケモン
タイプフェアリー
たかさ3.0m
おもさ215.0kg
とくせいフェアリーオーラ

他言語版の名称

英語Xerneas
イタリア語Xerneas
スペイン語Xerneas
フランス語Xerneas
ドイツ語Xerneas

世界共通名称。


概要

ポケットモンスター X・Y(第6世代)に登場する伝説ポケモン

同作の発表とともに公開され、最初に名前が明らかになったのは英語圏であった。

英語表記にすると最初に「X」が来るポケモンは、このゼルネアス、及びネイティオデンジュモクだけである。


青と黒で占められた鹿のような姿に、「X」状の瞳孔が入った青い瞳。そして、見るからに不思議なチカラが宿っている、煌びやかな絡み合う枝の様な角が特徴的。

アルファベットの「Y」に見えるイベルタルとは対となす。


生態系の「生命」「再生」を司る存在で、無限にも等しい生命エネルギーによる永遠の寿命を持ち、それを分け与えられた者も不老の存在になれると伝えられている。

実際遥か太古にこの「命」の力を振りかざした男は幾星霜の時を生きる事になり、その周囲にいるだけでもあらゆる草花は生気を取り戻して行くという。


Pokemon -未完-

そうしてひとしきりの命を周囲に与え終わると「X」の模様が刻まれた枯れ木の姿となって休眠し、1000年の眠りを経て再び活動を再開するサイクルを繰り返している。


モデルは北欧神話に登場する聖獣「エイクスュルニル」ではないかと言われており、葉の無い広がる枝のような角から「生命の樹」、生命をつかさどる能力からケルト神話の有角神ケルヌンノスもモチーフにしていると推察できる。

一方で名前の由来になったのはギリシャ神話に登場するケリュネイアの鹿だと思われる。


ゼルネアス

角がカラフルになっている姿は戦闘中のみ変化する「アクティブモード」と呼ばれる状態であり、常にこの姿というわけではない。背中の煌びやかな斑模様も、わざを出す際にのみ出現する。


家事もこなすよ

非戦闘時は力を抑えた「リラックスモード」と呼ばれる姿に変わる。アクティブモードで黄色だった部分は水色に変化し、全体的に青系の配色が増えている。角の形状も変わり、カラフルな宝石のような部分が根元以外消失する。


ダルマモード等とは異なりフォルムチェンジではないため基本的にプレイヤー側が意識することが少ない要素ではあるのだが、ステータス画面で確認する時やポケパルレ系の機能で遊ぶ時もこのリラックスモードのままであるため、ゲームをプレイしていくうちにこちらの姿の方が定着したプレイヤーも多い事だろう。

似たような姿に、イベルタルの「コクーンモード」、ラランテスカリキリの「フラワーモード」などがある。


公園にゼルネアス居たからしかせんべいあげてみた

なお、その性質上食事によるエネルギーの補給を必要とせず、設定資料でも口は無いと明言されている。だが「ポケパルレ」では「ポフレ」を普通に食べてくれるのでご安心を。


ゲーム上での性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ
126131951319899

これまでの禁止伝説級と比べると、極端に尖った種族値は見当たらないバランス型。対のイベルタルと種族値が全く同じである

だが、XYから登場した「フェアリータイプ」であることと、そして専用わざの「ジオコントロール」が最大の武器となる。


「ジオコントロール」は1ターン目溜めて、2ターン目で「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」を同時にそれぞれ2段階上げる技。

何気に専用技が変化技なのはダークライ以来。

この技の唯一の欠点である「溜め」を無視するために、持ち物は大体パワフルハーブになる。


また全てのポケモンのフェアリータイプのわざの威力を上げるとくせい「フェアリーオーラ」によって、主力技であるマジカルシャインムーンフォースの威力を底上げする。

これらの技や特性によって、積む隙さえ作ることができれば、そのまま全抜きを狙うことができる強烈な性能の持ち主。

と言うよりジオコンを積んだ後の攻撃に耐えられるポケモンは数少なく、ジオコンムンフォを2発喰らってなお生き残れる(乱数2発~確定3発)のはホウオウを初めとした僅か数匹のみであり、半減すらゴリ押しできる。


現に、第5世代までの伝説大会で大暴れした数多の伝説竜に対してぶっ刺さっており、環境がコイツ1匹の登場で塗り替えられるという恐ろしい事態が起こってしまっている。勿論伝説竜トップメタであるホワイトキュレムすらも…。

対戦でそこにいたのは相方のはかいポケモンより余程破壊的なポケモンだった。

その事実に、多くのプレイヤーはギガインパクトを受けたことだろう。そちらもしっかり覚えるが。


欠点はジオコントロール&パワフルハーブのコンボが強すぎて戦法が一本化されてしまう事。選出の段階でバレバレなのは宿命。ほえるレッドカードで妨害されると厳しい。

しかしゼルネアスが出られるルールは大体ダブルバトル以上である為、味方でフォローすることができる。先発ジオコントロールが理想ではあるが大変読まれやすく対策も容易な為、中盤・終盤に詰めの一手やダメ押し目的で繰り出す等、出すタイミングもよく考えたい。


ちなみにジオコンを抜きこだわりスカーフ等で運用する事もできるが、その場合はフェアリーアルセウスが立ちはだかる。フェアリー技の火力以外では完敗の状態なのでフォローしてあげたい。


そして、第7世代ではこの技をZワザさせたZジオコントロールにとんでもない効果が追加された。

元々ぶっ壊れだった6段階上昇に加え、全能力が1段階上昇するのである。

トータルすればなんと驚異の11段階上昇。元々上昇する特攻・特防・素早さに至っては一回使うだけで3段階上昇というとんでもない事になる。

持ち物がフェアリーZに固定されるため、パワフルハーブで溜めを飛ばす事ができないという難点も抱えているが、ここまで上昇値が高いとそれを補って余りあるものがある。

一度Zジオコントロールを成功させてしまったゼルネアスはそう簡単に止める事が出来ないだろう。


また、戦法的にどうしてもメガフシギバナヒードランが辛いと言う欠点もある。

そのお陰で相性の良いレシラムの評価を相対的に引き上げたとも言えるが。


第八世代ではじゃれつくを習得。これにより完全物理型も実用的になったが、同タイプの禁止級にザシアンれきせんのゆうしゃ)が登場した。

そちらと比べるとアタッカー性能では大負けだが、「メガホーン」や「いわなだれ」といったサブ技、「ちょうはつ」の呼ばれやすさやそもそもあちらに関しては複合タイプ故に弱点が全く異なるので差別化は容易である。


なお、自前の能力や樹木のような角を活かしたウッドホーンくさむすびは覚えるが、何故かエナジーボールは覚えない。


使用トレーナー

ゲーム版


漫画版


番外作品

ポケモン超不思議のダンジョン

ダークマターの消滅後、生命の木から現れ、主人公達にお礼を言う。生命の木の化身である。

ここでは映画の設定とは違い、フェアリータイプのポケモンでなくても普通に会話することができる。

アルセウスとは知り合いのようである。団長や調査員達が話している中、ほとんど空気になっていた。またクリア後、ゼルネアスの所へ行くとポケモン達を進化させてくれる。


Newポケモンスナップ

ストーリー本編最後マップであるアウラム島のイルミナポケモンとして登場。

イルミナポケモンでは唯一の伝説級であり、他の5匹のイルミナポケモンを束ね、レンティル地方を災害から守ったとされている。木から変化したり、球状のエネルギー体で徘徊したりするなど、他のイルミナポケモンとは一線を画した神秘的な演出がなされる。


ポケモンGO

焦る神

  • 2021年5月4日に実装。2022年10月、イベルタルの復刻終了後に、色違い個体を引っ提げて再度登場する予定。
  • 同作では初となるフェアリータイプの伝説ポケモンであり、本作では既にサーナイトトゲキッスといった一般フェアリーが猛威を振るっていたため、これらとどう差別化されているかが注目されていた。
  • 性能はというと、通常技は「たいあたり」と「しねんのずつき」の2択。ゲージ技は一致技の「ムーンフォース」、それ以外は「ギガインパクト」「インファイト」「かみなり」「メガホーン」となっており、すべてフルゲージの大技となっている。
  • たいあたり」は技の出こそ非常に早いもののゲージ回収率がやや遅く(特にトレーナーバトル)、一方の「しねんのずつき」は技の出は遅いがゲージ回収率はそこそこといったところ。どちらを覚えさせるかはお好みで。
  • 一方のゲージ技は、主力技はタイプ一致技で「ムーンフォース」、若しくは火力重視で「ギガインパクト」がおすすめ(もちろんギラティナなど状況が逆転する場合があるので慎重に、複数の個体でバリエーションを作るのも手)。余裕があれば、はがね対策として「インファイト」を開放させて覚えさせておくのが良いだろう。
  • 見てわかるように、現時点では一致技がゲージ技の「ムーンフォース」しかなく、通常技ではフェアリー技がない。一応、本作では「あまえる」と「ようせいのかぜ」が通常攻撃技として存在するが、原作でゼルネアスはこれらの技を覚えることができなかったために通常技の選択肢から外されてしまったのだと考えられる。このため、かつてのホウオウのように技のタイプを揃えることができず、かなり扱いづらい性能となってしまっている。
  • 一応、かくとうタイプ相手ならゲージ技と併せてばつぐんを取れるが、対抗できるポケモンは他にいくらでもいいる(フェアリーに限って見ても、かくとう技を半減でき、通常技とゲージ技のタイプを揃えられるサーナイトおよびトゲキッスがいる)ので、わざわざそのためだけにゼルネアスを育成する必要があるかと言われると微妙なところである。
  • 総じて、本作のバトルのシステムと性能とが噛み合っておらず、現時点ではプレイヤーからは「伝説としては微妙」という烙印を押されがちで、バトルでの採用率は低め。サーナイトやトゲキッスとも差別化どころか完全に水をあけられた形となってしまったゼルネアスが一体何をしたと言うのか
  • また、通常技に基本技である「たいあたり」があてがわれたことに関しても、「どう考えても禁止級伝説がバトルで使うような技じゃない」「ほかに選択肢はなかったのか」「オドシシシキジカじゃあるまいし…」と盛大にツッコまれる事態になっており、物議を醸すことになった。…まあ、他に採用できそうな技といっても、現状あといあいぎり」と「めざめるパワー」くらいしか候補がないのだが…
  • こうしたこともあり、実装当初は待望のフェアリー伝説ということでそれなりに注目されたものの、その性能の微妙さから人気は急落。さらに、実装期間中盤以降に(この時点ではレイド限定のポケモンであった)ヤンチャムが実装され、そちらに人気が流れてしまったこともあり、終盤では出現しても全く人が集まらないことも珍しくなくなってしまった。対のイベルタルについてはプレイヤーたちを唸らせる良い技構成だったことを考えると不遇と言える。
  • なお、この後登場することになる同じくフェアリータイプの禁止伝説であるザシアンも、通常技で「あまえる」が覚えられないことからゼルネアスと同じような立場に立たされるのではないかと懸念されていたが、蓋を開けてみれば代わりにゲージ回収に特化した「バークアウト」を習得できるようになっていたことで(特にトレーナーバトルで)十分実戦投入できる性能となっており、ますますゼルネアスの不憫さが際立ってしまうことになった。
  • ただ、この格差に懸念を覚えたのか2022年9月に「たいあたり」のチャージが2→3に上がった(カビゴンなどが使う「したでなめる」とタイプ以外同じ)ことで若干使いやすくなった。
  • フォローしておくと、微妙とされているのは習得技のラインナップに関してであり、種族値(ステータス)に関しては禁止級伝説であるために非常に優秀である。ホウオウスイクン三闘の時のように、今後新しい技が追加されたり、技の仕様が変更されるなどすれば大化けする可能性は十分あるので、開発側の今後の調整に期待したいところ。
  • 因みにリラックスモードについてはちゃんと実装されており、ポケモンボックスの画面を見るか相棒にすることでその姿を見ることができる。

スマブラ

スマブラ3DS/WiiUではアイテムのモンスターボールマスターボールから登場。「ジオコントロール」でファイター全員のふっとばし力を高める。特に呼び出したファイターのふっとばし力はより高くなる。

スマブラSPでもサポートとして引き続き登場。スピリッツではルカリオに憑依している。


アニメ

XY編のOPに登場。

最初に姿を現したのは40話で、霧の中でユリーカが目撃している。


映画『破壊の繭とディアンシー

  • 物語の鍵を握るポケモンとして登場。ディアンシーがフェアリーオーラを分けてもらう為に探しているポケモンで、本編ではオルアースの森で出会う事になる。ディアンシーたちの目的と自身への追跡を知っていたが、目の前で逃げられても、諦めずに追跡を続けるディアンシーが転んだ際に受け止めてくれたので、彼女を試していた可能性もある。
  • ディアンシーにフェアリーオーラを授けた後姿を消すが、復活したイベルタルの暴走を制止する為に再度現れ、その怒りを収めた。
  • その後は自身がオルアースの森で永い眠りに就く事になる。死ではないとゼルネアス自身が否定しているが、不可逆的な変化なのかは不明。このような変化は、アニポケの世界では2例目
  • なお、ダイヤモンド鉱国の長老・ダイイは過去に一度ゼルネアスに会ったことがあるらしい。
  • テレパシーで会話しているが、他の伝説のポケモンとは毛色が違い同じフェアリータイプとしか会話する事ができない。その為サトシ達はディアンシーを通してゼルネアスの意志を知ることになる。声は女優の三田佳子が担当しており、敬語口調。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

ワイのぜるぜる

・特性:フェアリーオーラ

・性格:おだやか ・個性:ひるねをよくする

命を「与える」力を持つ伝説のポケモンで、荒地を一瞬で緑地に変化させられる。テレパシー能力で人間と会話ができ、一人称は「私」。

休眠するときには「大樹」に姿を変え、クノエシティにある樹齢1500年の大樹はゼルネアスが2000年前に力を与えた種が500年の時を経て芽吹き生長したものである。

最序盤、アサメタウンでイベルタルと争い、同地に壊滅的な被害を与えこの出来事がエックスらが旅に出るきっかけとなる。その後は8番道路の森で大樹となって眠りに就いていたが、洗脳されたアサメタウンの住民たちに運搬されフレア団アジトに運び込まれる。「最終兵器」起動のために生体エネルギーを奪われ続けていたが、自らの声を聞き駆けつけたエックスが吸収盤を停止させたことで復活。誰かの手持ちになることを考えていたときワイが技を指示したため彼女の手持ちとなる(女性の図鑑所有者では初の伝説のポケモンの手持ち)。

最終兵器に奪われた力が完全には戻っていないため、普段はボールの中に籠もり大樹の姿で英気を養っている。

ヒャッコクシティでエスプリにボールジャックされ、エックス達と戦う羽目になるが、エックスのルット(カイロス)の攻撃によってイクスパンションスーツが破損しジャック機能の一部が損なわれたことで正気を取り戻し、ジガルデの乱入でエスプリがどこかへ姿を消したおかげでワイの手持ちに戻った。

最終決戦では襲いかかってきたイベルタルを単独で相手どり、ワイ達を目的地まで向かわせ自身は戦いで力を使い果たしてイベルタルと共に休眠に入った。


余談

静まりたまえー!

その鹿のような見た目や、「生命」といったキーワードから、pixivではシシ神と掛け合わせたネタ絵が投下されている。メタ・グラードンイベルタルデイダラボッチ的な雰囲気だが、こちらはシシ神そのものの雰囲気である。


これまでの大型伝説ポケモンは、バトル前に鳴き声をあげる際に、擬音語で独特の表現がなされてネタにされてきたが、ゼルネアスとイベルタルは初回の戦闘で捕まえてしまうと、そのセリフを聞くことができない。

聞きたい場合は、初回の戦闘で倒すか逃げると、もう一度戦闘をはじめるときに聞くことができる。


関連イラスト

ゼルネアスモンスター

七色の陽だまりゼルネアス/イベルタル XY


関連タグ

イベルタル 伝説ポケモン ポケモンXY フェアリータイプ


715オンバーン716ゼルネアス→717イベルタル


禁止級・対になるポケモン


ビクティニ……こちらも尽きる事のないエネルギーと、それによる永遠の命を持ったポケモン。

ジラーチ……絶大な力の代償として、1000年の休眠期間を必要としているポケモン。

マシェード……同じく草木にエネルギーを分け与えるフェアリータイプ。ただしこちらは他の対象から吸っておく必要がある。

バドレックス……土地に実りを与えることから豊穣の王と呼ばれる。実際に信仰もされていた伝説のポケモン。


英語表記の最初が「X」繋がり

ネイティオ……英語表記「Xatu」。

デンジュモク……英語表記「Xurkitree」草タイプではない樹木繋がりでもある。

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