巴マミ
ともえまみ
「――危なかったわね。でも、もう大丈夫」
「もう何も恐くない。私、一人ぼっちじゃないもの」
キャラクター
学年はもちろん魔法少女としても先輩である彼女は、後輩のまどかやさやかに優しくも大人っぽく接していた。
しかし実際は14-15歳(※)の年相応の少女らしく、魔法少女の孤独な戦いに対する不安と恐怖や、心許せる家族も魔法少女としての自分の姿を明かせる親しい友人もいない生活に孤独と寂しさを感じ続けており、まどかたちの前でも無理をして気張っていたようだ。
まどかの「マミさんのような魔法少女になりたい」という発言を聞いた時には、『一緒に戦ってくれる相手がいる』『もう一人ではない』と嬉しさのあまり涙を堪えられずにいた。
※年齢は明確に発表されていない。劇場版前後編公式ガイドブックで虚淵玄は「マミは14歳ですけど(笑)」と、『10th Anniversary Book vol.3』で水橋かおりは「謎の貫禄がある15歳(笑)」と発言している。
イラストからも分かるように巨乳であり、変身後の衣装はウエストを絞るデザインのため、なおのこと強調される。ただし、その中学生離れしたプロポーションについて本編作中で直接言及されたことはない(ゲームなどで少々あった程度)。
まどか「マミさん、おっきいもんね!」(The Battle Pentagramより)
キャラクター原案の蒼樹うめも意識してデザインしており、また彼女のことを「みんなが憧れる存在」「すごく人間らしい優しい性格」なキャラクターである、と語っている。
魔法少女として
容姿
身長159㎝(魔法少女まどか☆マギカPRODUCTION NOTE参照)。
魔法少女時は、ブラウスとスカートにベレー帽やコルセットを組み合わせたクラシカルな形状となっている。
彼女の"願い事"
ソウルジェムに込められた願いは「生きること」。
交通事故に遭い、瀕死だった彼女の前にキュゥべえは現れ、契約を持ちかけた。その時の彼女にとって、助かるには魔法少女になってそう願う他にはなかった。故にまどかたちには願いをきちんと決めてほしいと望んでいる。
なお、回想においてアニメではセリフはなかったが、漫画版ではキュゥべえの「君の願いは?」の問いに「助けて」と答えている。
なお、後述「まどかポータブル」マミシナリオでは少女時代の立ち絵が実装されていなかった為、契約時にも制服を着ている。原作アニメの該当シーンでは私服を着ているため正確な契約時期は不明。
但しThe_different_storyでも新人時代のマミが見滝原中学校の制服を着用しているシーンがあり、また同じく制服姿で杏子に「契約したのは1年前」と話すシーンがある(こちらは漫画なので立ち絵の都合は無い)。ほむらの遡行範囲よりも遥か昔の出来事でもあるので契約時期はどの世界線でも基本的に一定していると考えられ、基本的には中学生、早くとも小6の終わりあたりと推測するのが一般的だろう。魔法少女歴は約3年と見て良い。
「マギアレコード」の七海やちよ(魔法少女歴6年)がマミよりも契約期間が長いとされているので最長でも6年は越えない。
戦闘スタイル
武器は銃。
ほむらが使うような現代兵器ではなく、16~19世紀頃の西欧で使われていた古風なライフルドマスケット。これを自分の衣服の中や、何もない空間から魔法で無数に発生させ展開し、使い捨てで戦う。
マスケットの他にも大砲に近い巨大な銃を出現させることが可能で、これを使って放つフィニッシュ技ティロ・フィナーレがある。
必殺技には名前をつける主義のようだが、そういう思考が理解できない杏子からは、困惑されることもあった。
本人曰く、「怯えながら戦うよりいいじゃない」とのこと。
また得意な魔法の一つに、リボンを操るというものがある。リボンはどこまでも伸ばすことができ、拘束はもちろん複数固めて道を作ったりクッションにしたりすることもできる。袖口から伸ばしたり、地面から生やしたりと、リボンの生成場所は選ばないようである。
彼女の本来の魔法はこのリボンであることがゲーム版にて明かされた。
リボンを筒状に変化させてまでマスケット銃を使う理由は、リボンでは不十分な攻撃力と間合いの底上げの為。そして、近代兵器はリボンで精製するのが困難だった為とのこと。(魔法少女まどか☆マギカポータブルより)
なお、リボンでマスケット銃を作るという能力自体は放送前から虚淵玄が設定していたものである。一方、初期段階では「魔法のマスケット銃なので何発でも撃てる」と言う設定だったが、テレビスタッフから「使い捨てのほうがいい」と言う提案を受けて修正されている。この件は虚淵玄もインタビューで「マミの戦闘スタイル描写はテレビスタッフのお手柄」と認めている。
また魔法に傾倒しない体術も戦術に取り込んでおり、リボンによる拘束と移動術・高速マスケット・必殺技と、バランスのいい仕上がりを見せることから魔法少女以前に戦士としてかなり完成されていることがわかる。
事実、ゲーム版の彼女には、兵法や兵器の書籍を元に必死に勉強し、他の魔法少女には無い姿勢で己の戦術を磨きあげる描写が為されている。
戦闘センスが極めて高く、特に判断力・対応力の高さには目を見張るものがある。
10話で真実を知って魔法少女たちと心中を図ろうとした(?)ときには、同じくベテランの杏子や、厄介な能力を持つほむらを真っ先に不意打ちで処理しようとしていた(この場面については病ミさんを参照)。
後述する『叛逆の物語』においてもそうした活躍が描かれており、脚本の虚淵玄曰く「絶好調のマミさんなら、どんな相手にも勝てるだろう」、監督の新房昭之曰く「油断さえしなければ、最強の魔法少女なんじゃないのかと思ってしまう」と言わしめるほど。
外伝作品の『魔法少女おりこ☆マギカ』では、実際にアニメ版本編では勝てなかった魔女相手に勝利を収めている。また、新人とはいえマミとは相性の悪い武器と魔法を持ち不意打ちを仕掛けてきた呉キリカ相手に、手負いの身で対抗策を構築し勝利するという離れ業も披露した。
主な使用技一覧
多くの技は、魔法少女まどか☆マギカポータブル製作に合わせて命名された。
- ティロ・フィナーレ:代名詞的必殺技。大型の大砲を作り出して攻撃する。
- ティロ・ボレー:ドラマCDで使用。複数のマスケット銃で一斉射撃を行う。
- レガーレ・ヴァスタアリア:相手をリボンで縛り付けて拘束する。ポータブル版では下位魔法の「レガーレ」を含めて、大半の魔女に効いてしまう強力な技である。
- パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ(無限の魔弾):1話で使用。大量のマスケット銃を作り出し、広範囲に攻撃する。
- ダンサ・デル・マジックブレッド(魔弾の舞踏) 3話で使用。複数のマスケット銃を用いて全方位攻撃を行う。
- ボンバルダメント:ゲーム版に登場する最強技。ティロ・フィナーレを超える巨大な大砲による攻撃。両手で保持できないサイズであるため、大砲の上で例のポーズをとりながら攻撃する。
- 絶対領域:2話でまどか達を守る際に使用。完全無敵のバリアを作り出す。ポータブル版においては、ワルプルギスの夜に対してすら一方的に攻撃できるチート技である。
- テ・ポメリアーノ:2話で使用。紅茶を召喚して午後のティータイムを行う。→砲火後ティータイム
- ティロ・リチェルカーレ:The_different_story第5話で使用。あらかじめ異なる位置と向きに配置した複数の中型の大砲による一斉射撃。
- 黄金の美脚:ゲーム版に登場する蹴り技。渾身のハイキックで敵を攻撃する。
※以下の内容はネタバレを含んでいます。
本編での活躍
魔女の創り出した空間に迷い込んだまどかとさやかを華麗に救ったことから二人と知り合う。
キュゥべえに選ばれた二人のために魔法少女についての説明を施し、魔女退治を見学する「魔法少女体験コース」を提案し、彼女達の目の前魔女Gertrudを打ち倒す。
第3話では、願い事に悩む二人に先輩として厳しくも大切な助言を与える。その後、己の孤独な戦いに対する不安をまどかに打ち明ける。そこで共に戦うという彼女の言葉に希望を見出すものの魔女Charlotteによって殺されてしまう(因みに脚本家虚淵玄の書籍インタビューによると敗因は、「何か下手を打ったわけではなく、相性が悪かった」とのこと)。
戦闘中に発した台詞で、サブタイトルにもなっている「もう何も恐くない」は、一種の死亡フラグでありオンリーイベントの題目に使われたりと名文句の一つ。
願いの結果、交通事故から生還したが、以後は家族もなく一人で孤独に耐えながら魔女と戦う日々を送る。それは仕方がない選択だったと割り切っていたものの、やはり彼女にとっては辛く苦しい生活であり、まどかやさやかを積極的に魔法少女へ勧誘した姿勢からは、その孤独からの開放を強く望む渇望も窺える。10話で描かれた他の時間軸でも、やはりまどかの先輩として登場した。過去の時間軸の一つでは、まどかと共にほむらに戦い方を指導する良き先輩だったようである。
しかし、別の過去の時間軸の一つでは、ソウルジェムが魔女を産む真実が発覚した際に、杏子を射殺し、ほむらにも銃口を向けている。
最終話では願いを叶えようとするまどかの前に杏子と共に現れその覚悟を問う。
そして宇宙再編後の世界では普通の魔法少女となるものの、まどかのことは記憶になく、その名を口にしたほむらに不思議そうな目を向けていた。
ドラマCD
メモリーズオブユー
10話1周目の時間軸を下敷にしたストーリー。
作中で体育の授業にてまどかの魔力の暴走で疾走が止まらなくなったほむらを狙撃し止めてあげた。
その後保健室にて安眠するほむらの隣で安易に魔法を使用したまどかを叱っており、劣等感の感情を爆発させ保健室を抜け出し本編同様に魔女結界に閉じ込められたほむらを、まどかと共に助け出し、ほむらを魔法少女に関する説明をするためにまどかと一緒にお茶へ誘った。
今作においてはポータブル版が制作される前だったからか、魔法少女の先輩としての一面が強く感じており、「他者への為の祈り」も否定的なようででまどかが「エイミーを助ける為に契約した」こともマミには言ってはいなかった(ポータブル版マミルートではまどかが契約した経緯をキュゥべえがマミに説明しており、マミもその契約に関しては否定はしていなかった)。
フェアウェル・ストーリー
詳しくはマミあんを参照。
外伝作品
魔法少女おりこ☆マギカ
本作においても杏子とは旧知の仲であり、お互いに情報を交換するなど関係は悪くない様子。
孤独な戦いを強いられておらず、精神的に余裕があったためか初登場時にCharlotteを単独撃破している。
ほむらは序盤からマミを突き放す態度を取っており、ほむらがまどかやさやかと良好な関係を築いていることもあり、まどか達との接点は薄い。
キュゥべえから「魔法少女狩り」の噂を聞いた彼女はその犯人とされる「黒い魔法少女」の調査を始め、犯人であるキリカと接触。
マスケットの弾を炸裂のタイミングが調整できる炸裂弾に変更するなど単純な弾による銃撃以外のことも出来るようで、これを利用して彼女に勝利した。
終盤、杏子とゆまと共に事件の黒幕である織莉子を打倒すべく見滝原中に向かうも、キリカが魔女化したことで魔法少女の真実を知り杏子共々戦意喪失し自暴自棄になってしまう。
しかし虐待経験を元にされたゆまの叱咤で立ち直り、団結し勝利に導いた。
その際は杏子、ゆまとの見事な連係プレーを見せている。
作中で千歳ゆまにスカートめくりをされるシーンがあったが、その中身は明確に描写されていない。その際に杏子いわく「マジ泣き」してしまった彼女は、本編では見ることのできなかった等身大の女の子であり、ファンを喜ばせた。
The_different_story
本作における主人公の一人。
杏子と離別した後はさやかとコンビを組み、まどかを連れて魔女や使い魔と戦う毎日を送る。
そんな中見滝原に再びやってきた元パートナーの杏子と、現パートナーであるさやかとの間に挟まれ葛藤する彼女の姿が描かれる。
作中では正義の魔法少女として戦うマミが、本当は何を求めていたか、どんな思いでこれまで戦ってきたのかが綿密に描写されている。
魔法少女かずみ☆マギカ
遠足に来ていた際に、魔法少女になる前のカズミを魔女から救っている。
このことからカズミはマミを尊敬しており、マミのティロ・フィナーレがプレイアデス聖団に大きな影響を与える。
ある意味本作の彼女はかずみマギカのキーパーソンと言えよう。
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]
今作ではさやかと杏子の先輩として登場。さやかと杏子が度々衝突することに頭を悩ませていた。
そんなある日、さやかが恭介を仁美に取られたことが原因で孤独に戦うようになると杏子にメンバーに戻すように指示を出す。
さやかが円環の理に導かれた後は杏子やほむらと3人で戦うようになったが、ほむらが独断で行動していることが多いため実質2人で戦うようになった。
ほむらが大物魔獣との戦いに敗北しリボンを取られ魔力が使えなくなっているのをみた際には戦うのをやめるように命令し、不服なら相手にしてあげると脅すが、ほむらに記憶操作されたせいで部屋からの逃走を許してしまう。その後は両親に化けた魔獣と遭遇するが最終的に両親に化けた魔獣を倒す。(因みにこの出来事について彼女は「胸糞悪かった」と後日語っている。)
それがきっかけで人間に化ける魔獣の存在を知り、ほむらに忠告。ほむらと共に杏子に化けた魔獣と戦うがほむらの精神を崩壊させられ、取り逃がしてしまう。
その後、魔獣の群れに遭遇し、魔獣サヤカに襲われるが、杏子がその戦闘を引き受け先に進む。
魔獣の群れを追うさなか、今度は魔獣マミと魔獣キョウコに襲われ、戦闘に突入する。
2体の魔獣の連携に苦戦し、追い詰められるがそこに魔獣マドカが助太刀に現われる。彼女の時間停止の力を借りて2体の魔獣の撃破に成功した。
突如凄まじい瘴気が見滝原の時計台に集中し、災厄の権化が出現する。
その攻撃に巻き込まれ、吹き飛ばされそうになったところを魔獣サヤカを撃破し終えた杏子に助けられる。
合流した杏子とともに、魔獣マドカから魔獣の群れは糸車の魔女を止めるために行動していることを聞き、彼女に逃げるよう告げられる、がマミはそれを断り、戦いに残ることを伝えた。
そんなマミに杏子は餞別にグリーフキューブを分けるが、糸車の魔女の触手に触れられ、命を落とす。
最期は魔女に向かうマドカの道を開けるために時間を稼ぎ、魔女の攻撃に倒れた。
見滝原☆アンチマテリアルズ
本作において、ほむらと共に主人公を務める。
「ワルプルギスの夜が2週間後に襲来する」と予言し、共闘を持ち掛けてくるほむらに対し、彼女が一人暮らしをしていると聞いて自分の家で共に暮らすことを提案。ルームメイトとなる。
寝起きが悪くて自分が朝食当番でないときはぎりぎりまで寝ていたり、こたつで眠りこけたりと、私生活のだらしない面が発覚。また、ほむらの髪を切る時は理容師を演じてみるといった、ほむら曰く「形から入る人」としての一面も見せる(この辺りは魔法少女としてのスタイルにも影響していると思われる)。
また、本人の知らないところでファンクラブがつくられており、そこで私生活や幼少の頃の写真が配付されている模様(杏子曰く、「マミは黙ってポーズを決めたりしていればとても様になるためめファンクラブはできて当然」とのこと)。
まどかルート
本編同様魔女結界に迷い込んだところをまどか達に会い、お菓子の魔女戦で死亡する。
死亡するまでの間、自身のマンションで野良猫の親子を見て若干羨ましがり、そして寂しがる描写が見られた。
マミルート
まどか達に出会う以前の過去が明らかになり、事故についてだけでなく、現在の魔法少女としての考えを持つに至った事件も描かれている。
過去、彼女は友人や家族に囲まれて何不自由無い生活を送っていた。
下校時に両親と共に車で外食へ向かう道中、自動車事故に遭遇してしまう。両親は即死、彼女も命を落とす寸前だったところにキュゥべえが現れ、「助けて」と願い契約し、魔法少女となる。
魔法少女として戦いを続けていたある日、公園で「息子がいなくなった」と泣きわめく母親と遭遇し、マミは彼女の息子「コウちゃん」を助けるために魔女結界に侵入する。そこで遭遇した銀の魔女にその男児が取り込まれ、戦いを挑むものの歯が立たずに撤退。結果として男児は魔女に殺されてしまう。
結界内で死ねば誰にも死んだことを知られないという恐怖、自分が魔女に負ければ誰かが死に、誰かが悲しむという事実が、マミにとって大きなトラウマとなる。
翌日、マミは男児に対する謝罪の意と二度と同じ過ちを繰り返さない決意をし、以降は孤独な戦いに身を投じていくことになる。
リボンでマスケット銃を生成する特訓だけでなく、戦術や武器の強化のために兵法の本や大型銃の本を読んで勉強し、魔女を効率よく捜索する方法を編み出すなど、魔法少女として努力と研究を重ねる日々を送る。放課後は友人達の遊びの誘いも断り、パトロールに出かける毎日を繰り返していたマミは、次第にクラスメイト達とは疎遠になっていく。
ルート内では描写されないが、一時期はやはり杏子と共闘関係にあったようで、その後離別している点も同様。
3年生になったマミは、ショッピングモールで結界内に紛れ込んでしまったまどかを助ける。その後、パトロール中に発見した結界内でお菓子の魔女と戦闘になり、喰い殺される寸前で魔法少女となったまどかに助けられる。
助けられたお礼にまどかを自宅に招待し、キュゥべえの提案でコンビを組むことに。
後に結界に取り込まれたほむらをまどかと共に助け出し、やがてキュゥべえの計らいでほむらも魔女退治に同行するようになる。
しかし、次第にまどかはほむらも気に掛けるようになり、そのことでマミはそんな関係に嫉妬してしまい、距離を作ってしまう。
そのことから次第に精神的余裕はなくなっていき、かつての弟子である杏子と再会した際、杏子が冗談半分でまどかに接触する趣旨の発言をした時は「彼女に近寄らないで」という、かなり攻撃的な発言をしている(皮肉にもこれが杏子との最後の会話になってしまう)。
終盤、公園付近で焼身自殺を図ろうとした女性を強引に止め、彼女に魔女の口づけがあることに気付く。
ソウルジェムが濁りきっていた場合、単身で結界内に挑み、銀の魔女から男児の幻影と言える声を聞き、苦戦しながらも倒すが…。→おめかしの魔女
逆に濁りきっていない場合、まどかとほむらを呼びほむらに女性を見張るように頼みまどかと共に結界内に侵入、まどかと和解後魔女を倒し、今後は仲良く3人で行動するようになる。
最終的にワルプルギスの夜の戦いでまどかと共に戦死してしまう。
余談だが、冒頭のモノローグによるとマミは小さい頃にTVで見た魔法少女が憧れだったらしい。
さやかルート
この時間軸はまどかが予め魔法少女となっており、既に一緒に登校するほどの仲。
彼女の親友であるさやか、仁美とも普通に会話出来る仲となっている。
この際のまどかと仁美の会話からマミもネズミは素早く動く為苦手である様子。
まどかの紹介でほむらも仲間に入れるが、当初ほむらが慣れた手付きで戦っている為不思議に思う描写が見られた。
まどかが魔法少女であることを隠していたことでのさやかの反応を心配したり、さやかが人間関係で落ち込み休んだ際はまどか同様に電話を掛けてあげたりする場面があり、新米魔法少女ということもあってか、終始さやかを心配している様子が窺えた。
まどかには一定の信頼を置いているようで、ほむらをまどかに任せ、自身は杏子からさやかを守るためにさやかのフォローのために立ち回っている。
さやかと杏子の二度目の決闘に仲裁に入ったところ魔女結界が発生、一時共闘することに。結界内最深部でお菓子の魔女に遭遇し戦うも全く歯が立たず、二人に撤退するよう促すが、直後さやかを庇い食い殺されてしまう。
マミの死はさやかに大きな悲しみを与え、さやかは魔法少女であることを放棄してしまい…。
杏子ルート
既に故人となっており、杏子の回想に登場。→マミあん
ほむらルート
ほむらに対し初対面では警戒し、さらにキュゥべえから「自分を殺そうとした」と聞かされ、縄張りを奪いに来た魔法少女と誤認してしまう。
お菓子の魔女結界にてほむらと遭遇するが、ほむらがマミを助けることに成功すると、以降はほむらの良きパートナーとなる。→マミほむ
さやかが契約した場合、さやかと杏子の二度目の決闘に割り込みさやかの代わりにマミが相手となる。
杏子を圧倒するも、直後杏子が魔力の使用阻止の目的でマミのソウルジェムを剥奪(これは杏子がいつの日かマミと再戦する日に備えて考案した必勝の作戦であった)、歩道橋の下に投げ捨てられたがほむらの手で無事に確保される。
そのことでソウルジェムの秘密を知ることになり、さやかほどではないがショックを隠せない様子を見せた。
その後、ほむらが誰を連れてさやかを説得しに行くかで分岐が発生。
まどかまたはマミと共にさやかを探しに行った場合は説得に失敗しさやかが魔女化し再び分岐が発生。
ほむらがソウルジェムの真実を隠した場合、杏子とほむらと「さやかのソウルジェムを呑み込んだ魔女」を倒し「さやかの敵討ち」の後、翌日に杏子の計らいでさやかの弔いに参加、ワルプルギスの夜打倒の決意を皆で固める。
逆に真実を告げられた場合、一度は結界内から脱出するもショックを受け、その後も分岐が発生。
先に魔女を倒した場合、嘗て男児を助けられなかった公園のベンチで、自らの運命に絶望し一人の少女として弔うため、遺書を残し自らのソウルジェムを撃ち砕き自殺をしてしまう。
気付かれないように後を付いていった場合、自殺しようとしたところをまどかとほむらに説得され、思い止まり決戦時に杏子と共に駆け付けてくれる。
杏子と共にさやかを探しに行った場合は説得に成功、和解した杏子とさやかを自宅でのお茶に誘ったりした。
最後まで誰も離脱することはなくワルプルギスの夜を倒すことに成功。
数日後、非魔法少女のまどかを誘い、皆でお茶会をした。
彼女と絆値を高めた際のイベントでまどか達と戦闘訓練を行うのだが、合体魔法名を考えて使用時に叫ばせようとしている。
また本作の初回封入特典にはマミと通話できる「巴マミのホットライン」というサービスが付与されていた。
鹿目まどかたちよりも前から見滝原市で魔女たちと戦い続けている魔法少女。
見滝原中学校の3年生。
魔法少女としてもまどかたちのよき先輩でもあり、人を救えることを誇りに思っている。
紅茶好き。
(『マギアレコード』内のプロフィールページより)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 見滝原市 |
学校 | 見滝原中学校 |
年齢/学年 | 14歳or15歳/中学3年生 |
身長 | 156~159cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 交通事故から生還したい |
固有魔法 | リボンによるマスケット銃の生成、繋げる力、治癒、他 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 花/オレンジ/頭部右側の髪飾り |
武器 | マスケット銃、大砲 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 水橋かおり |
舞台版配役 | 加藤史帆(けやき坂46)(※) |
(※):舞台版『マギアレコード』での配役。
ゲーム上の性能
基本データ
相手を一時的に行動不能+ダメージ増加出来るコネクト、強力な必殺技とそこに繋げやすいディスク構成などから他の★4の魔法少女達と比べても頭一つ抜けた強豪キャラであり、サポート要員筆頭。初回10連ガチャで★4のうちの何人かから1人を選べるようになったのだが、一時は「拘りが無いのであれば即戦力になるマミかアリナの二択」と言われていた(後に"Wまどか"の為にまどかを選ぶのも有意義となった)。
やはりマミさんは伊達ではない。
一方ストーリーの展開から敵として立ちはだかることもしばしばあり、味方にいれば三面六臂に活躍させられる頼もしい仲間、敵なら高い壁として存在感を放つ。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 16,629 | 7,646 | 5,212 |
★5 | Lv.100 | 20,941 | 9,652 | 6,553 |
コネクト「ティロ・デュエット!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP(Ⅶ)&必ず拘束&必ずやけど |
★5 | 与えるダメージUP(Ⅸ)&必ず拘束&必ずやけど |
マギア「ティロ・フィナーレ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ(Ⅵ)&確率で拘束(敵全/1T)&防御DOWN(自/1T) |
★5 | 敵全体にダメージ(Ⅷ)&確率で拘束(敵全/1T)&やけど(敵全/3T)&自分防御DOWN(自/1T) |
「一気に決めさせて、もらうわよ!」
お馴染みマミさんの必殺技。巨大な大砲を作り相手に向かって放つ。
高い威力に加え、確率で拘束とやけどを相手に与える強力な攻撃である。拘束を喰らうとそのターンは動けないが、もしも相手が拘束を回避できてかつHPが残っていた場合、防御力が下がっているため、相手から見れば必殺技を受けた直後こそが逆転のチャンスという事になる。再現度が高すぎませんか……(もっとも、序盤はその威力故に大抵殲滅できるし、中盤以降は育った仲間が予め削っていたり残敵掃討するので、そう簡単にピンチにはならなかったりする)。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ(Ⅹ)&確率で拘束(敵全/1T)&やけど(敵全/3T) |
マギアよりも威力が上がり、防御ダウンの効果が無くなった。
専用メモリア「つかの間の休息」
優雅なティータイム
戦い続けることを宿命づけられた彼女達には休息も大切なのである
(『マギアレコード』内アーカイブ「メモリア」より)
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 巴マミ |
イラストレーター | かにぱんだ |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 421 | 0 | 501 |
Lv.20 | 631 | 0 | 751 |
Lv.40 | 1,052 | 0 | 1,252 |
- スキル「モノポライズドロー」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 自分のDiscドロー | 15T |
限界突破 | 自分のDiscドロー | 13T |
メインストーリー/アナザーストーリー
- プロローグ
本編第10話の2周目以降に相当する時間軸で、まどか、ほむらと共に委員長の魔女を撃破する。
- 第2章『うわさの絶交ルール』/『この町だけが違う』
見滝原市で魔女が突如として姿を消す現象に困っていたマミは、魔女の集う神浜市に訪れその異変を感じ取り調査を始め、その過程で出会った水波レナから神浜市に魔女が集まってきていることを知る。ちなみに、その余裕ある雰囲気からレナには「やちよさんと同い年ぐらい(大学生)」だと誤解されている(実際にはレナと同い年)。
- 第3章『神浜うわさファイル』/『私たちと同じ姿』
引き続き神浜市の調査を続けるうちに秋野かえでと出会い、ウワサという謎のバケモノの存在を知る。水名神社を訪れたところ、環いろはが沈黙のドッペルを発動してマチビト馬のウワサを撃破。マミはいろはを人間(魔法少女)に擬態した魔女と誤解して勝負を挑むが、十咎ももこの介入で形勢が不利と判断し撤退する。
後にももこは彼女を「やたら上から目線でいけ好かない」と称している。
- 第4章『アイツから聞いた町』
アナザーストーリーにのみ登場し、杏子と関わる。
- 第5章『ひとりぼっちの最果て』/『その秘密を知りたい』
アリナ・グレイとの戦闘で敗北し、アリナの作品の一部にされた事がアリナの口から語られた。(詳細はアナザー9章を参照)
深月フェリシアがアリナの隠していた魔女の結界に入り救出しようとしたが、マミの姿は無かったという。
- 第6章『真実を語る記憶』/『運命との対峙』
洗脳されマギウスの翼に取り込まれた仲間たちを助けるために記憶ミュージアムの奥へと進むいろはとやちよ、満身創痍の2人は感じた記憶のある魔法少女の波動に気づく。そこに現れたのはマミの姿。そして彼女は驚きの姿を見せることになる。→以降ホーリーマミを参照
- 第8章『偽りに彩られ神浜』/『ここからもう一度』
ヘリポートでやちよとの激闘の末、自身に憑依していた神浜聖女のウワサが剥がれ、元の自分を取り戻した。
その後、気絶した所をななか達によって調整屋へと運ばれ、まどか達の呼びかけで目を覚ました。
- 第9章『サラウンド・フェントホープ』/『この手を引いて、一緒に』
中盤、マギウスの翼の本拠地であるホテル・フェントホープの外で魔女達に苦戦する魔法少女達にまどか、さやか、ほむらと共に加勢。
聖堂へと続く道を塞いでいる神浜聖女のウワサを倒し、魔力を消耗するが駆けつけた杏子がグリーフシードを差し出してくれた事で難を逃れ、フェントホープのウワサを倒すためにみふゆ達の元へと向かった。
アナザーストーリーでは彼女がフェントホープに向かうまでの経緯が描かれる。調整屋で目を覚ました直後、羽根達にマギウスの真実を伝えるため、まどか、さやか、ほむらと共にヘリポートへと向かう。
多数の魔法少女に苦戦する羽根達に対し、マミはマギウスと決別した事と神浜市にワルプルギスの夜がもうじきやって来る事を告げる。
その中で彼女がマギウスに洗脳された経緯も語られる。(時系列としては4章と5章の間)
うわさを探るため単身神浜市の記憶ミュージアムへと向かうが、そこで出会った梓みふゆからマギウスの翼への勧誘を受ける。最初は悪事に手を貸すつもりは無いと断ったものの、みふゆの過去の記憶から魔法少女の真実を知り、錯乱してしまう。
※こちらも参照。
駆けつけたアリナ・グレイの結界に閉じ込められ、自身がいずれ魔女になってしまうという絶望に覆われ、無意識にドッペルを発現させ結界内の振子の魔女を撃退。初めてドッペルを発現させた反動により意識半ば身動きがとれない状態になってしまう。
彼女の戦力のみ有効活用しようというマギウスの案により、聖女のウワサと融合させられてしまい、マギウスの翼を救済する聖女・ホーリーマミにされてしまった。
全てを羽根達に話したが羽根の間ではマギウス反対派と賛成派に分かれ、マギウス賛成派の羽根達に掌を返され動揺するマミ。「この人の言うことなら無条件で信じられる人はいないか」と羽根達に尋ねたところ、彼女達はみふゆを名前を挙げ、みふゆの言葉を羽根達に届けるべく、まどか、さやか、ほむらと共にフェントホープへと向かった。
- 第10章『浅き夢の暁』/『辿り着いた場所』
最終決戦では、海浜公園に誘導されたワルプルギスの夜を固有魔法で固定する。
その他の劇中での動向
魔法少女ストーリー
各話終了直後のボイス付きの台詞は無い。
- 1話「やっぱり頼れるマミさん」
- 神浜市の異変を調査しに来たマミ。まずはこの町を良く知ろうと行動するが、早速魔女を見つけてしまう。結界の中に入ると矢宵かのこが戦っていた。劣勢のかのこに助太刀するマミ。
- 無事に魔女を倒し、現実世界に戻るとかのこは助けてくれたお礼を言う。と、同時にかのこには夢があることをマミは知る。それはファッションデザイナーになるという夢。彼女の描いたデザイン画を見せてもらうと、マミは「斬新だわ」と微妙な顔で言う。
- かのこは、魔法少女としてのコツをマミに聞く。マミはいくつかアドバイスするが、強くなる近道として技名をつけることを提案する。かのこは自分の技の名前を考え、ひらめいたのが「矢宵コレクション」。その名を聞いてマミは「あなたのセンスは斬新だわ」とまたしても微妙な顔をする。かのこは嬉しそうにお礼を言い、マミと別れる。マミはかのこのように将来の夢を追いかける魔法少女を応援したい、その為にベテランの自分が頑張らなくてはと誓うのであった。
- 2話「友だちになろうよ!」
- 今日も神浜へ足を運んだマミは、喫茶店にてお茶を飲んでいた。そこに綾野梨花が友達とお喋りしていた。マミは突然梨花から「魔法少女、だよね?」と聞かれる。なんでも梨花曰くこの前の戦闘を見ていたのだという。梨花はマミに「友達になってくださいっ!」と申し込む。最初は驚いてたもののその申し出を受けるマミ。そして梨花はマミを遊びに誘う。
- 梨花の勢いに押されショッピング、ゲーセンへ遊びに出かけるマミ。「友達と一緒なら何でも楽しいじゃん」という梨花に、マミは微笑んで見せる。「魔法少女の前に一人の女の子なんだから青春を謳歌しないと」という梨花。マミは久しぶりの遊びにとても楽しかったと言う。ゲーセンという場所に、最初にできた魔法少女の友達を思い出す。マミは梨花の励ましを受け、まどか等の現在の仲間を思い出し、自分には友達が、仲間がいることを再確認する。
- ゲーセンを出て、今日は本当に楽しかったと梨花と連絡先を交換するマミ。彼氏が出来たら連絡してねという言葉に苦笑気味にそれはどうかしらねと答え、梨花と別れるのであった。
- 3話「見つめ直す時間」
- 神浜で魔女と戦うマミ。魔女を倒し終わったマミに常盤ななかが声をかける。なんでもななかも魔法少女らしく、見滝原から最強の魔法少女がやってきたという噂を聞き、それがマミであると確信し声をかけたという。ななかはマミに自分と組む気はないかと単刀直入に聞く。同盟を組んで強い魔女をやっつけようと。だがマミにはすでに仲間がいるので同盟は組めないと言うと、ななかはその代わり私と戦っていただけますでしょうか、とマミに言う。ななかの仲間の志伸あきらも現れ、是非手合わせ願うと言う。やんわりと断っても食い下がる二人に、手合わせの条件として私とお茶しましょうとマミは提案する。
- 喫茶店にてななかとあきらはマミとお茶を一緒していた。談笑の最中にマミはあきらに対し、「あなたはきっと優しい人なのね」と言う。ななかもあきらは本当に優しい魔法少女だと保証する。逆にあきらはななかのことを「戦略の天才」と称する。そんな二人をマミは「いいコンビ」と褒め、二人のような相棒って関係に憧れる、だから素直に羨ましいと言う。私と鹿目さんたちの間にはまだ心の壁があるのだろうか、あるとすればそれはきっと私が無理に先輩を演じているから……でも少しくらいなら弱みを見せていいのかなと、もうひとりじゃないことを実感するマミ。
- 素敵なティータイムをありがとうとななかとあきらにマミはお礼を言う。このころにはもう二人にはマミと手合わせする気は起らなかった。まさかこのために一緒にお茶を……?と問うななかにマミは笑顔を答えにする。仲間にはなれないけど協力関係にはなれるというマミにななかは是非よろしくと言う。また神浜に来た時はお茶しようと約束し、マミは二人と別れる。
- 神浜市は不穏な街だが、そこにいる魔法少女たちはいたって普通の子、きっと友達にだってなれる。見滝原に帰ったらまどか達に彼女たちのことを知らせようと思い、マミは見滝原に帰るのだった。
- 香春ゆうな
- バレンタインストーリー2021
マミに心酔する香春ゆうな行きつけの紅茶専門店で彼女と偶然出会い意気投合。後日ゆうなから小児ホスピスで以前魔女の結界でマミに助けられた少女から誤解されている旨を伝えられたが、その子が懐いているならもっと仲良くなってから本当の事を話すべきと助言。少女の容態が急変した事を知るとその子が会いたいのはゆうなお姉ちゃんで、その声に応えられるのは貴方だけだと諭す。
期間限定イベント
- 波打ち際のリボン
- ホーリーマミを除けば期間限定イベントに初登場。まどか、さやか、杏子、ほむらと共にさやかの叔母が経営している海沿いの民宿を訪れる。
- ビーチバレーではつい気合が入りすぎてしまい、ほむらに渾身の稲妻サーブを喰らわせてしまう。
- 鏡の国のショコラティエ
- バレンタインなぎさと「宇宙一美味しいチョコレートケーキ」を作る……が……
- アンノウン・ストーリー
- 水着姿で事件に挑む。
- チームみかづき荘とまどか一行が二人一組ずつ出し物を出す中で、2話にてフェリシアと組む。フェリシアは焼肉用の牛肉の塊を、マミはそれに合うアイスティーと味調整用のミルク、そしてサラダを出す。
- 下手にお月見らしく考えると他の組と被るので、自分らしさを求めるようフェリシアに促され、こうなったという。
- The_Cuddly_Despairs
- かずみ☆マギカの原作通り過去に魔女に襲われたミチルを助けた。
- なぎさと共に神浜市を舞台としたすごろくの夢に迷い込む。一度は降り出しに戻されたものの、チーズケーキを食べた事でなぎさと共にゴールできた。一方なぎさはお汁粉を食べるのが条件であり、どう見ても互いの条件が逆に見えるが…
- これ以前にまどか達を家に招待し、皆で様々なゲームを楽しみ、夜は皆マミの家で寝たという。
テレビアニメ
第1期
OPに見滝原組の魔法少女4名と共に一瞬登場している。
そして、第3話のED直後cパートに登場。見滝原と神浜の境界線でキュゥべえから神浜市の異変について聞かされ、神浜市に調査に向かう。
9年ぶりにテレビアニメ、しかも3話(原作でマミが退場した話)で再登場したことで大きな話題を呼びTwitterの日本トレンド1位を獲得した。
ゲーム版第3章に当たる第5話で再登場。お馴染みのテーマをバックにティロ・フィナーレを使い、ドッペルで半暴走状態だったいろはを救った。
いろはを「人間に擬態した魔女」と疑うが、ゲームとは異なり、やちよと鶴乃の言葉を受けて攻撃をやめる。「神浜の魔法少女がグリーフシードを独占するために魔女達を集めている」という噂をやちよに問いただし、去り際に鶴乃に対し「やちよは何かを隠し嘘をついている」と言い残す。
ゲームとは異なり、レナとかえで、ももこと遭遇することはなかった。
その後第8話では天音月夜が差し向けた屋上の魔女に苦戦するいろはを人知れずリボンで救いすぐさま立ち去る。
第10話においてはマギウスの翼に入っていたことが判明。暴走状態のアリナを銃で制止したもののおり、彼女が放った振子の魔女の回収を天音姉妹に命じた。
やちよ達には口寄せ神社での件を謝罪し、誰も犠牲を出さずに人々を救済する方法を模索しており魔女やウワサの暴走は食い止めている事を明かす。
そして魔法少女である自分と自身が導いてしまった人達への責任があると言い残し、みふゆと天音姉妹と共に去りみふゆと二人でフェントホープ内の聖堂で灯花、ねむと立ち会う。その際「これ以上ウワサが減らされるのは避けたい」と発言していた。
第13話では記憶ミュージアムのウワサ討伐後、脱出しようとするいろは・やちよの前に立ちふさがる。
マギウスの思想に染まりきっており、さやかが駆けつけると感情が爆発しホーリーマミへと変貌。建物の崩壊に巻き込まれ、いろはと共に行方不明となる。事実上、第1期におけるラスボスとなった。
第2期
第1話ではまどかの回想に登場しており、本編3話と同じく自らの弱さをまどかに告げている。また、さやかとほむらがマミのリボンを所有している描写がある。
第3話のCパートでは過去にまどかの携帯に「何があっても私がみんなを助けてみせるから」というメッセージを送っており、これがまどかに何かを決意させるきっかけとなる。
第6話終盤にてようやく再登場。ホーリーマミの状態で不気味な笑みを浮かべながらウワサの鶴乃と共にいろは・やちよ・まどか・さやか・杏子・ほむらの前に立ちはだかる。第7話では、笑みを浮かべたまま無差別発砲やティロ・フィナーレ・ホーリーナイトを繰り返すだけの兵器のような状態になってしまっており、まどか達に対しても反応を示すことは無かった。さな・杏子・まどかによって拘束された後、さやかにコネクトされそうになるも、マミの弱い部分を知らず、強くて優しいというイメージしか持てないさやかでは助けられないと判断したまどかが止めたため、鶴乃のようにならず無事な模様。
8話では鶴乃がウワサから解放された直後、「マミさんは自分達を導いてくれる強い先輩だったけど、ずっと無理をしてたかも」「本当のマミさんは…」と考えたまどかとさやかがコネクトし、さやかのティロ・デュエットによりマミもウワサから解放された。
そして一同に謝罪の言葉をかけ、さやかと杏子に担がれる形でワルプルギスの夜を倒すために見滝原市へと帰っていった。
第3期
まどか達がワルプルギスの夜の使い魔と戦う中でまさかの出番なし。
最終的にほむらが単身時間を巻き戻した事と合わせて最初に死亡したと思われる。
叛逆の物語での立ち位置
ネタバレ注意
暁美ほむらによって作られた結界内は5人全員生存&魔法少女化して共に戦う仲間となっているという、まさにマミにとって理想的な世界となっている。
また、ベベという友達も魔法少女仲間ができる前から存在していることもあり、本人も「今が一番幸せ」と語る。
この結界内での魔法少女の扱いは、一般的にアニメなどで描かれる「普通の魔法少女モノ」のそれとなっており、マミも「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」なる魔法少女戦隊の結成し、そのセンターを飾っている。
変身シーンはフィギュアスケートをモチーフとしているようだ。
またまどか、ほむらと共に見事な連携を見せ、まどかとは「ティロ・デュエット」という合体技も披露。
パンフレットで新房監督からは決めゼリフのタイミングやお茶会演出はマミの仕業かもしれないとも言われているが実際の所どうかは不明である。また、この戦隊名や技名が誰の発案かについては新房監督からも一切言及が無い。
(holyという英語でsantaというイタリア語でない為、もしイタリア語に異常なこだわりをみせるマミが本当にこのチーム名を命名したならば、【ピュエラ・マギ・サンタ・クインテット】になるのではないかという疑問はある。なお、「ピュエラ・マギ」はラテン語で、「ホーリー・クインテット」は英語であるが、医学用語の「bronchitis cures:気管支炎治療」など、英語とラテン語が混ざっている用法は幾らでもあるので、ひどくおかしい言葉というわけでもない)
中盤ではほむらがべべを結界を創りだした魔女と勘違いして襲う際に立ちはだかる。
ほむらがベベに向け放った銃弾を撃ち落すなど激しい銃撃戦を繰り広げ互角の戦いを見せるが、ほむらの欠点を突くことで最終的には勝利する。
ほむらの考えを見抜く先見の明、時間停止攻撃へのリボン分身など前作で不覚を取ってしまったことがウソのように強い。
さやかにも「絶好調のマミさんに正面から喧嘩売るなんて自信過剰なんだかバカなんだか」とまで言われている。
物語後半では、まどか達と共にほむらを救うため奮闘する。
管理局の白い悪魔のSLBを連想してしまいそうになるほど(中の人ネタ)
終盤、ほむらが再構築した世界では記憶を消され普通の魔法少女となっている。
しかし、円環の理が愛の悪魔に引き裂かれてしまったと言うことは、魔獣を倒し続けなければ近い将来魔女になってしまうことになる。
また悪魔ほむらの黒い羽根を持っていたり、意味深な描写が存在する。
備考
- 名前の由来
魔法の天使クリィミーマミの主人公である森沢優/クリィミーマミが元ネタだと思われる。クリィミーマミは『魔法のプリンセスミンキーモモ』とともに1980年代初頭における魔法少女ものの復権に多大な貢献を果たした作品であり、この作品が存在しなければ魔法少女ものは続いていなかったとさえ言われるほどジャンルにとって重要な作品である。勿論クリィミーマミが存在しなければまどマギも生まれ得なかったわけなので、メタ的にもマミさんは後輩に多大な影響を与えたと言える。
- 『魔法少女まどか☆マギカ』という作品の方向性を位置づけたキャラクター
その悲惨な最期や経歴は本作の魔法少女とは何かを象徴する。余りにも早い彼女の戦死はあの刑事の様に人々に強い印象を与えた。
それは視聴者に対してのみだけでなく、作中でもまどかとさやかに対して大きな影響を与えており、特にさやかはマミの影を追い続ける形で魔法少女となる。3話というあまりに早い戦没に反して、二人がマミの名を口にしなかった回はほぼないと言っていい。
衝撃的にして早い戦死ゆえか、またはそれなのに、と言うべきか本編主要人物の中で最も出番の少ないキャラであったのに対して、pixivにおけるキャラクター名タグの投稿数は長い間、首位独走を続けていた(現在は逆にメイン5人の中で4番目となってしまったが、反面R-18数は最多)。
それだけ序盤で失うには惜しい、魅力的なキャラクターであったことはもはや言うまでもない。
キャラクターとしての人気が高いにもかかわらず、登場話数は半クール未満で、杏さやとほむまどという二大鉄板に挟まれておりカップリングでは放送当時は不遇な立場にあった。魔女Charlotteとの組み合わせが多いのだが、果たしてこれを百合と呼べるかどうかだったが…。
ただ退場組・十話組・平和組・ベテラン組と、三人組になると途端登場機会が多くなるなどした。
しかし、放送終了後はおりこ☆マギカ、フェアウェル・ストーリー、The dfferent storyなど、公式ドラマCD、スピンオフ作品では杏子との絡みが特に多く、またThe different story中巻ではさやかとの関係がクローズアップされるなど、アニメ放送当時の二次創作とはうって変わって、物語の本筋に関係する公式作品においては不憫どころかむしろカップリング面で大いに優遇されている。
そして叛逆の物語にてなぎさとのカップリングも現在ではかなり増えている。
「孤独に耐えながら戦ってきた」という設定が転じて、叛逆の物語公開以前はぼっちキャラ扱いされることがあった。
本編だけでは魔法少女以外との交友関係は不明で、魔法少女としての使命を優先させていたため彼氏どころか友人がいたかも怪しいところだったが、幸いオトナアニメVol,21のインタビューにて「自分が魔法少女であると他人に言えない程度の苦悩」ということで否定はされた。また、The different storyにおいては魔法少女以外の学校の友人達と楽しげに談笑する姿なども描かれている。
叛逆の物語公開後はなぎさの登場もあってぼっち扱いされることは初期に比べてかなり少なくなった。
原作設定を文字通り解釈する場合『魔法少女あすみ☆マギカ』のように、先輩としての立場から道に迷う魔法少女の心の支えとなっていることもある。
かつては自身が迷っていたため、同じ悩みを持つ魔法少女を放っておけないという展開は当然であろう。
まどTASでは見滝原の全ての魔法少女の先輩である点に注目したストーリーが展開される。
また、アニメ中においては一人だけ必殺技が存在・それに名前をつけて叫ぶ・戦闘後にわざわざ紅茶を嗜む・シリアスな場面で急に「円環の理」と言う(ただし、円環の理は魔法少女に伝わる伝承であり、マミの作った言葉ではない)ことから、アニメ放送中の比較的早い時期に二次創作において彼女を中二病として扱う傾向が生じた。
必殺技に名前を付ける行為に関しては「一応中学生なのでおかしくはない」「むしろそのほうがかわいい」というファンの声がアニメ放送中に生じ、また公式側からはキャスト座談会トークCDにてCVを担当した水橋かおりに「ひとりぼっち時代に、どういうシチュエーションで(必殺技名を)考えていたかと思うと、かわいそうなんだけどチョットおかしい(笑)」「もうちょっと生きていれば、そういうお茶目な面も見せられたのかな」とコメントされたり、DVD3巻付属のドラマCDでは、杏子にティロ・フィナーレをからかわれる場面が描かれた。
しかし、その後のDVD5巻付属のドラマCDにおいて「必殺技に名前を付けるのは、小さな頃にテレビで観て憧れた魔法少女のように力強く魔法の名前を叫ぶことで、命懸けの戦いの中で自分の勇気を奮い起こさせるため」という理由が杏子の編み出した魔法に対してロッソ・ファンタズマと名付けた際のエピソードで明らかにされ、これによって少なくとも意味も無く必殺技に名前を付けるような厨二病だという説は、前述されたぼっち説同様、公式からしっかりと否定された。
また、さらに後には『魔法少女おりこ☆マギカ』別編の『noisy citrine』、『symmetry diamond』の両作品において呉キリカと美国織莉子がマミとは関係なく必殺技に名前を付けており、もはや自発的に必殺技に名前を付けた魔法少女はマミ一人だけではない。
さらに、『魔法少女かずみ☆マギカ』にいたっては本編で、主人公のかずみとその仲間はマミの影響を受けているが、かずみと接点のないユウリ様、双樹姉妹らもマミと同じイタリア語の必殺技を持っている。
そしてついに、他の『魔法少女まどか☆マギカ』主要魔法少女4人も『魔法少女まどか☆マギカポータブル』では必殺技を持つようになり、その後『叛逆の物語』では単なる必殺技のみならず……。
みんな、なんだかんだで必殺技は憧れのようだ。
- パチンコでは
京楽が2017年に発売・稼働開始した『CR魔法少女まどか☆マギカ』及び2020年に登場した続編『P劇場版魔法少女まどか☆マギカ』のリーチ演出の中にCharlotteと戦うものがあるが、外れた場合は原作同様の結末を迎えるが当たると間一髪の所で死亡を回避。そのまま反撃し勝利するというIFストーリーが描かれている。しかし、回避し反撃する直前に「もう油断しないわ!」と発言している事から何周かした後の時間軸なのでは?と一部ファンから言われている。
- 中の人ネタ
水橋かおりは以前、「不屈の心の人を魔法少女に勧誘した」とか「魔王製造機」(非公式)とか呼ばれる魔法少女の勧誘キャラクターだったことがある。ちなみに、その魔法少女には「スターライトブレイカー」とかいう、「ティロ・フィナーレ」に匹敵するフィニッシュブローがあったりする。
因みに。
第3の彼女にまつわるシーン・・・具体的に言えば”捕食”されるシーンでは、効果音としてお菓子を食べる音が候補として上がっていたという。勿論、あまりに不謹慎な描写となるため没となり、本編の大人しめの音となった。これは”視聴者に想像することを促すこと”がこのシーンにおける方向性としてあったためである。
また同じく水橋が務める宮子とは共通点が多く、クロスオーバー作品がしばしば見受けられる。
関連イラスト
関連タグ
魔法少女まどか☆マギカ フェアウェル・ストーリー The_different_story