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「王の判決を言い渡す…死だ!!」

CV:山本匠馬

スーツアクター:永徳

概要

仮面ライダーキバ』に登場する仮面ライダー

登太牙「運命の鎧」の別名を持つサガの鎧を纏った姿。

モチーフは。基本カラーは複眼。専用ツール「サガーク」がバックルとなり、専用武器「ジャコーダー」をバックルに挿入して引き抜くことで変身する。

過去に勃発した13魔族における大戦争の際に、ファンガイア族の超兵器としてキバの鎧以前に開発された、最初期型の鎧。故に専用武器はジャコーダー1つ、所持するウェイクアップフエッスルも1つだけと武装は必要最低限のみだが、キバエンペラーフォームに匹敵するポテンシャルを持つ。剣状のジャコーダーロッドによるスピーディーなフェンシングスタイルと、ムチ状のジャコーダービュートで標的を捕縛し叩きつけるパワフルな戦法を使い分ける。

サガの強力な戦闘力を持ってファンガイアは、ゴブリン族を始め多くの種族を絶滅・隷属させていったが、レジェンドルガ相手にはサガの戦闘力をもってしても力不足であり、より強力な王の鎧である闇のキバが作られ、お役御免になった・・・はずだった。本来ならファンガイアのキングである太牙は闇のキバの鎧もしくは黄金のキバの鎧を継承するはずだったが、先代キングは折角完成した黄金のキバを全く使用せず、もっぱら闇のキバを愛用しており、紆余曲折あって2つのキバの鎧は母親である当時のクイーンであった真夜に強奪され、ファンガイア組織から逃亡、前者は実質的に封印、後者を異父弟に託していたために、代用としてサガの鎧が再び王の鎧として再使用されている。

47話終盤にて、太牙が闇のキバを手にしてからはジャコーダーのみ継続登場になってしまい、サガーク共々出番は終了。その後については触れられていない。

しかし、本編の実質的な後日談である『仮面ライダーキバ ファイナルステージ』では再びサガに変身している。

尚、劇中では変身前のみバイク(DN-01)を所持しており、変身後のライダーマシンは存在しない。

能力

スペック

身長205cm
体重110kg
パンチ力12t
キック力35t
ジャンプ力90m
走力100mを2秒
顎力1.2t
視力200度(前方)、300m(遠方)
嗅覚人の100万倍
聴力最大で2km先の針の落下音を聞き取れる

素材

サガの鎧の構成材質はインナースーツの「ドランメイル」にはガオーラドランの皮、襟の「バイパーカラー」、顎部分の「バイパークラッシャー」、ナノマシンによる自己修復機能を持つ補強フレーム「バイパーフレーム」、額のチャクラ、ジャコーダーの柄「コブラハンマー」には「ルシファーメタル」を使用している(バイパーカラーは「ルシファーゴールド」による蒸着加工がなされている。これはタツロットの翼「タツロットウイング」と同様の構造である)。

さて、ここまではキバの鎧と構成材質が非常に似通っているが、頭部の「キングスクラウン」には「ファングストーン」なる魔石が使用され、ダイヤモンドに匹敵する硬度を持っている(肩部分の「バロッキングアーマー」も構成材質は同じ)。

額には最初に発見された「禁断の実」と呼ばれる赤い魔皇石が嵌め込まれ、キングスクラウンと併用することで魔皇力を引き出す力を持つ。

胸にも青い魔皇石が嵌め込まれているが、これはエンペラーフォームの魔皇石3個分の増幅力を有する「漆黒の魔皇石」と呼ばれるものでファンガイアのキングにのみ継承権が与えられる。が、

同じものは調達出来なかったのか、新たなる王の鎧である「闇のキバの鎧」には純度の劣る魔皇石が使用されている代わりに、他の素材が二度と造れないような貴重品を採用して補っている。

サガの部品が「闇のキバ」、「黄金のキバ」へのパーツ取りなどにはされなかった理由は不明だが、可能性としては、

  • 一旦加工済みの魔皇石や素材をリサイクルすると削ってさらに小さくなってしまう等、技術的な問題がある
  • レジェンドルガ相手に負けたとはいえ、サガが当時ファンガイア最強戦力であったのは事実であり、ダークキバ投入まで戦線離脱させるような余裕がファンガイア側に無かった等、軍事的な問題
  • 単純に解体するのは勿体無い精神
  • 「王の鎧」なのだからリサイクルというケチ臭い事はせず。新品で作るという権威付けな問題

等が考えられる。だが苦労して制作したダークキバは、実戦投入してみたら絶大な戦闘力と引き換えに、王に着せるには危なすぎるし通常戦力として使うには過剰すぎることが明らかになり、「ポーン」、「ナイト」ら鎧制作スタッフは、より安全性を高めた「王の鎧」の制作に着手。足りない魔皇石出力を個数を増やしてサガと同程度には補い、純度の低い素材による性能低下を拡張性で補い、更にカテナによる制御に加えて外部安全装置となるタツロットを用意することで安全性を高める等、手間暇と苦労に苦労を重ねて、安心と信頼バッチリの「黄金のキバの鎧」が遂に完成した・・・のだが、折角完成した黄金のキバは、前述の通りキングやチェックメイトフォーら上層部には不評で全く使用されず(ダークキバより大分性能低下しているのに加え、王に着せるのに意図的なデッドコピーというのもキングやビショップの気分を害したのかと思われる)。巡り巡ってサガが現代でも現役で王の鎧というオチが付いている。制作陣は泣いていい。

キバに見られたカテナ(鎖)も「デュナミスカテナ」という形で四肢に巻きついているが、自在に伸縮してサガのアクションを助ける役割を持ち、キバの物とは根本からして役割が異なる。

劇中では使用されなかったが、「バイパーカラー」には不可視のバリアを張る能力があるとされる他、透視能力など蛇らしい能力も有する。

(以上、参考元は仮面ライダー図鑑「仮面ライダーサガ」より)

その他

最初期の鎧かつキバのように派生形態が存在しないが、劇中ではキバの最強形態たるエンペラーフォームと互角以上に渡り合うほどの戦闘力を見せており、設定に見合っているだけの活躍を残した。

この強さは上記のスペックの他にも近距離や遠距離、捕縛にも対応できるジャコーダーによるところも大きく、太牙はダークキバ継承後もジャコーダーを引き継いで使用している。

しかし、エンペラーフォームが作中最強クラスの魔剣ザンバットソードを手にし、まさに鬼に金棒状態となって以降は劣勢気味となってしまった。

その一方で前線に復帰した名護啓介が変身するライジングイクサ多勢に無勢と言えども変身解除に追い込むほどの強さは健在であった。

加えて、作中史においてはこの鎧を纏った初代キングが率いるファンガイア族がゴブリン族を絶滅に追い込んでおり、作中トップクラスの強さを持つライダーであるのは疑いようのない事実だろう。

必殺技

スネーキングデスブレイク

サガークにウェイクアップフエッスルを差込み「ウェイクアップ」のコールとともに吹くことで発動する。上空に皇帝の紋章を出現させ、ジャコーダービュートで標的を刺し貫き、それにビュートを通して縛った敵を宙吊りにする。吊るし上げた後に魔皇力を直接送り込む事で、標的を破壊する。破壊力は40t。貫いた標的をそのまま背負って締め上げるパターンも存在する。また、敵に巻き付けるだけでも魔皇力の注入は可能である。

児童誌では当初、キックでとどめを刺す技として紹介されていた。

ジャコーダーストレンジ

ガンバライジングにて使用。

ジャコーダービュートを敵の首に巻き付け、壁に叩き付けた後、魔皇力と思われる赤い稲妻状エネルギーを流し込む。「ジャコーダーブレイク」という下位技の流用もある。

アイテム

サガーク

ファンガイアの王を守護する為に作られた、ヘビ型人工モンスター。サガーク族に属する。

円盤の様に潰れたデフォルメ形状となっており、移動の際は空中を自在に飛行する。人間には理解できない古代のファンガイア語を喋る(「ヘンシン」や「ウェイクアップ」を除く)。

太牙の腰に取り付く事で変身ベルトのサガークベルトになる。

変身や必殺技発動時にジャコーダーを挿し引きすることで円盤部分がレコーダーの様に回転する。

ジャコーダー

変身用キーにして、サガ専用のリコーダー型汎用武器。ロッド剣状の「ジャコーダーロッド」。ムチ状の「ジャコーダービュート」の2種類の形状を取る。直接攻撃の他にも、魔皇力を電撃のように走らせ攻撃に使うことが可能。変身しなくとも武器としての使用自体は可能。互換性があり、太牙がダークキバに変身した際はジャコーダーがそのまま武器として使用され、スネーキングデスブレイクを使用した。

尚、サガークとジャコーダーのギミックは仮面ライダーXライドルを意識した物らしい。

ウェイクアップフエッスル

必殺技スネーキングデスブレイクを発動させる白いフエッスル。

ラットファンガイアの落としたものを拾って使用した。

元がファンガイアに近いデザインな為か、なかなか様になっている。

使役モンスター

ククルカン

巨大なコブラに似たモンスター。変身しなくても自在に呼び出すことができる。自在に飛行し、頭部から光球を連射する。

マザーサガーク

サガークの同族である巨大な人工モンスター。基本カラーは。自在に飛行し、底部から触手や破壊光線を武器に戦う他、腹部から1000体もの大量の量産型サガークを出撃させる事が可能。

テーマ曲

Roots of the King

作詞藤林聖子作曲・編曲鳴瀬シュウヘイTETRA-FANG

サガのテーマソング。タイトルは直訳すると「王の始祖」となる(おそらくサガが最初期に作られた鎧である事から来ている)。

ダウナーな曲調が特徴的で、他のライダーのテーマソングと比較してもライダーの要素が色濃く出ており、歌詞中にもサガの名前が登場する。

2009年6月24日にリリースされたアルバム『MASKED RIDER KIVA Re-Union』には紅渡(瀬戸康史)・登太牙(山本匠馬) が歌うアコースティックアレンジ『Roots of the King Acoustic Edit.』が収録されている。

客演

仮面ライダーディケイド

第14話『超・電王ビギニング』ではディエンドによって仮面ライダーサソードと共に召喚され、仮面ライダー電王ソードフォームと戦った。

なお、サソードとは、

1:剣型の武器を用いて戦う

2:毒を持った生物がモチーフ(サソードはサソリでサガはヘビ)

3:変身者が怪人(サソードはワーム/サガはファンガイア)

4:怪人種族の頂点に君臨した事がある(サソードはワームのボスを洗脳する事でワーム軍団の頂点に立った/サガはチェックメイトフォーのキング)

5:名前が「サ」で始まる

6:変身者を演じた役者の名字が「山本」

などの共通点がある。

第30話『ライダー大戦・序章』では「キバの世界」の仮面ライダーとして登場。劇中では「ブレイドの世界」の仮面ライダーギャレンと戦った他、「響鬼の世界」の鬼達とも対決し、仮面ライダー天鬼仮面ライダー轟鬼をスネーキングデスブレイクで撃破するとんでもない成果を上げた。続いてアスムが変身した響鬼をも打倒しようとした所を海東大樹の銃撃で妨害され、最期は響鬼のカウンターによる音撃を受けて撃破された。

もし海東の妨害が無ければ、「響鬼の世界」はサガ1人の力で壊滅させられていたかもしれない。もっとも「響鬼の世界」からしたら、事情も分からない内にいきなり現れた素性の知れない戦士に襲撃を受けたわけで、ほぼ完全に被害者である。とは言え、「キバの世界」の存亡が掛かっているのも事実であり、何もしなければ誰かに倒されるかもしれない為、一方的に攻められない立場でもある。

「響鬼の世界」側も原点の『仮面ライダー響鬼』がライダー同士の抗争が殆ど無い世界観であった事、そしてアスムが響鬼を襲名して間もなかった事から、「対処が遅れたのは仕方無かった」とする声も。

その後、『MOVIE大戦2010』ではディケイドの死により復活したらしく、同じく復活した仮面ライダーイクサと共にワタルの前にその姿を見せた(因みに、このシーンがサガの劇場版初登場)。

変身者の詳細は不明、描写的にワタルに兄弟はいないはずなので、チェックメイトフォーもとい親衛隊の誰か等、側近格のファンガイアだろうか。

ガンバライジング

ガンバライジングの前身であるガンバライドでは未参戦だったがナイスドライブ2弾にてシリーズ初参戦となった。

初登場ながらレアリティはSR止まりだが、1番目にカードを出せばAP増加という強力なアビリティを持つ。

キバとイクサとチームを組むと「鎧の三重奏」のチームボーナスが発動する。更にND3弾で参戦した蛇をモチーフとしたライダーとチームを組むと「王の蛇!」が発生する。

余談

  • 企画段階ではサガは狼男半魚人フランケンシュタインの流れから「宇宙人」をコンセプトとしてデザインされていた。「宇宙」と「音楽」の組み合わせから、「円盤(UFO)」の要素をモチーフとした「DJのターンテーブルのようにスクラッチできる変身ベルト」が考案された。最終的に番組の進行上宇宙要素は廃されたが、サガークがUFOのような形状をしているのはこの名残である。
92位仮面ライダーアマゾンオメガ
93位仮面ライダーサガ
94位仮面ライダーリュウガ

関連タグ

仮面ライダーキバ

登太牙 サガーク スネーキングデスブレイク ククルカン(仮面ライダーキバ)

サブライダー ダークライダー 社長ライダー

仮面ライダー一覧

必殺仕事人

関連・類似キャラクター

3号ライダー

ドレイクorザビーサガメイジ

0号ライダー

ダークカブトサガスカル

○号ライダー

イクサ(2号) → サガ(3号) → ダークキバ(4号)

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