人中に呂布、馬中に赤兎!今や一つ!
プロフィール
真名 | 赤兎馬 |
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クラス | ライダー |
性別 | 男性 |
身長 | 250cm |
体重 | 400kg以上 |
出典 | 史実、『三国志演義』など |
地域 | 中国 |
属性 | 中立・中庸・地 |
好きなもの | 人参、乗せ甲斐のある勇壮な戦士 |
嫌いなもの | 相応しくない者を背に乗せること、陳宮の策 |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | 緑川美帆 |
CV | 緑川光 |
好きな食べ物は人参。しかしこの馬、とにかく声がいい。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
当初は第2部3章『人智統合真国 シン』のストーリー上でNPCとしてのみ使用可能だったが、2018年12月4日よりプレイアブルで実装。同章クリア後にストーリー召喚限定枠へ追加される。
一目見ればわかるが、どうしてこうなった。
その外見はどう見ても、中華風の鎧を纏ったケンタウロスである。
ただし頭部も馬のそれであり、馬面で流暢に喋る姿はシュール極まりない。本人は「呂布と赤兎馬の人馬一体の武勇を積み重ねた結果として、無辜の怪物的な効果で人馬が融合してこの姿になった」と語っているのだが、その振る舞いははっきり言って「自分を呂布だと思い込んでいる不審馬」である……と言うより、馬ではなく最早UMA。しかも「無辜の怪物」スキルは持ってないし……
また、戦闘でダメージを受けると「ヒヒーーン!?」とイケボで有名な中の人が叫ぶため、多くのマスターの腹筋をBusterチェインする事となったのだった……ホントどうしてこんなことに……
真名
中国の三国志時代に名高い武将・呂布奉先の愛馬として知られる名馬、「赤兎馬」。
三国志の書物においては「人中の呂布、馬中の赤兎」と讃えられ、呂布と共にまさに人馬一体の如く武勇を振るったと言われている。アジア圏においては最も知名度のある馬の一頭と言える。
シルクロード交易で中原に輸入された千里馬「汗血馬」であるとされており、その名の通り血のような赤い汗をかくことから命名された。最初は董卓という武将の馬であったが、呂布の寝返りの見返りとして与えられた。呂布の死後は蜀の英雄関羽の乗馬となる。関羽が呉に敗死した際に戦功のあった武将に与えられたのだが、彼を主として認めようとせず食を断った末に死したという。
「そして呂布は今や、宝具であり愛馬である赤兎と一体となることで、まさしく人馬一体!
古代ギリシャの伝説に語られるケンタウロスすら超えて、人・馬・鎧・武具が完全にひとつに融合を果たした最強の人馬兵となって現界したのです!つまり私は呂布です。ヒヒン!」
この熱い語りに疑いの余地は一片もない。
なお堂々と「赤兎馬」という真名が表記されている事実には、彼は口をつぐむらしい。
動物でありながら英霊の座にいる前例にはイスカンダルの愛馬ブケファラスや、北欧神話の神喰狼ヴァナルガンドなどが登場済みである(新宿のアヴェンジャーを構成している狼王ロボは幻霊であり英霊ではない)。他に近いものではダレイオス三世の象、ピール・ガウガメラもであろうか。
『EXTRA』で呂布が登場した時点で「ブケファラスは歴とした英霊」の情報が既出だったため「それ以上に有名な赤兎馬も英霊の座にいるのでは」と推察されていたが満を持しての登場である。
人物(?)
一人称は「私(わたし)」。
能天気な気分屋でエキセントリックな振る舞いが多く、陳宮ですら頭を抱えることもしばしばである。事あるごとにメタ発言を連発するカオスな言動はなんとなく密林のジャガー(虎)を連想させているが、こっちは「狂化」スキルを持っていない……それはそれで逆にタチが悪いような……
しかし頭が馬なので単純かつ忠誠心は高く、主の「反骨の相」を持っていないため信頼できるという何とも皮肉なことになっている(しかし、書籍で結局「反骨の相」を持つことが判明している。実際、自身の背に乗る資格の戦士のいなかった呉に捕えられた際には自ら断食して死んでいる)。
好きな物は人参。マイルームで爽やかに「好きですね、とても」と語ってくれる。
また、何かにつけて「I'm呂布」アピールを欠かさないくせに
Q.「これは世間話ですが馬のことはどう思っておられますか?」
⇒マシュ「とても優しい目をした生き物だと感じています」
⇒「ヒヒン!……いや失礼。嬉しさの余り」
⇒陳宮「落ち着きなさい。あちらに飼い葉を用意してますから、行った行った」
⇒「ヒヒーン!」(疾走)
とちょくちょく地金を晒す。やっぱ馬じゃん!
基本残念なイケメン(?)な言動が目立つが、本質は礼節を重んじながら戦馬として強い誇りを持ち、武を謳う紛れもない一己の英霊である。背に乗るものを選ぶ荒ぶる名馬だからこそ、彼に選ばれることは戦士としての誉れとされたのだ。事実、第三再臨においては「赤兎馬」の名に恥じない雄々しい姿を見せてくれる。ゲームの戦闘でも主に負けず劣らずの暴れっぷりを披露している。
なお彼の登場直前のエピソードが、よりにもよって中盤最大の涙腺特効シナリオだっただけに、全く自重しないその突き抜けたフリーダムさゆえに良くも悪くも破天荒な印象を強めている。これ以降も、本編・イベント共にシリアスな場面を登場するだけでちょくちょくシリアル化しており、早くも『FGO』出身サーヴァントでも屈指のギャグメーカーとしての地位を確立している。
そして、2018年クリスマスイベントでは早々に特攻サーヴァントに入っている。「トナカイの代わりに来るのでは?」と予想されていたが、実際はトナカイ枠を自称する対戦相手で登場した。
2024年水着イベントに至っては、幻術によって外見がフタコブラクダになった(出典)。
能力
名だたる名馬というのもあってか、全体的に高いステータスを有し、スキルのランクも高い。
特に耐久力に優れているのは、あの呂布の相棒として長年付き合えたがゆえだろうか。
モーション中では、大槍や弓矢を用いて戦い、槍の穂先や矢に炎を纏わせたり、巨体を生かして体当たりを披露している。更には、幻想種でもない馬なのに口から火を吹く。どうなってるの。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | EX | B+ | C | C | B |
保有スキル
騎乗(EX) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。EXランクとなると、あらゆる乗騎を乗りこなす事が可能。しかし、ライダーとして現界した瞬間に人馬一体状態(?)である為、彼はこれ以上の騎乗を必要としない。 |
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千里疾走(馬)(EX) | 長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力。また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮出来る。ライダー金時の「千里疾走」の亜種と思しい。 |
武芸百般(馬)(A→EX) | 多岐に渡り培われた戦闘技術によって、あらゆる戦闘状態に対応する事が可能となる。空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況に対しても、培われた技術と経験を駆使する事で即座に対応可能。 |
戦闘機動(馬)(B) | 騎乗状態での戦闘に習熟している。騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナス。騎乗していない状態での戦闘力が減少するデメリットがあるが、常時人馬一体(?)状態である彼にはデメリットにならない。 |
反骨の相(B) | 口では「有していない」と言っているのに実はそっと所有している、主と同じスキル。1つの場所に留まらず、1つの主君を抱かぬ気性を表す。自らは王の器では無く、自らの王を見つける事が出来ない流浪の星である。 |
宝具
偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッドフォース)
- ランク:A
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1~40
- 最大補足:50人
「今こそ!」
「人中(じんちゅう)に呂布、馬中(ばちゅう)に赤兎、今や一つ!『偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッドフォース)』!!」
英霊としての呂布が有している宝具「軍神五兵」、いわゆる方天画戟を彼は有していない。
彼が宝具として放つのはその射撃モード……をかなり意識した大射撃となる。
主の使う宝具のイミテーション。馬が使えるという時点で十分おかしいが……考えたら負けだろう。とはいえ、放つのは大威力の魔力砲ではなく通常武器として使用している巨大な槍である。
迫力のある矢を探した結果、なんかもう槍を放つほうが早いと結論を出してしまった模様。
人馬一体(レッド・フォーム)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:−
- 最大補足:1人
呂布奉先の愛馬として知られる赤兎馬は、勇猛なる飛将軍との「合体機能」を有していた可能性がある――と時計塔のごく一部において囁かれる噂がある。本当である。本当にそう噂されている。
赤兎馬は、人馬一体をなすこの宝具の副次効果によってケンタウロスが如き姿で現界し、高い機動力とタフネスを有する無敵の人馬兵となって戦場を駆ける。たとえ、そこに呂布がいなくても。
そう――「赤兎と合体した呂布」を名乗ってはいるが、実は、彼は馬……赤兎なのだ。みんな、今まで偽ってきて本当にすまない。呂布を乗せてもいないし、呂布と合体してもいない。宝具の副次効果で単独人馬兵モードになっているだけに過ぎない。その事実を指摘するかどうかは、あなたの度量の広さにかかっている(常時発動型宝具で、基本的に『FGO』では真名解放は行われない)。
つまり赤兎馬という英霊の本質は「呂布という武将の愛馬兼鎧」である。
他作品で例えるなら、「スーパー戦隊シリーズ」における単独でビークル形態からロボット形態に変形できるロボが我々が今見ている赤兎馬に該当し、所謂真の意味で赤兎馬と合体したライダークラスの呂布こそ、その手のロボットを核として完成する合体ロボのような物といえばわかりやすいか(合体方式としてはこっちの方が近いが)。因みにケンタウロスのような形態の合体ロボは存在する。
ゲーム上での性能
最大HP(Lv.70) | 10,483 |
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ATK(Lv.70) | 6,434 |
カード | Quick:2/Arts:2/Buster:1 |
宝具カード | Quick |
スキル1 | 千里疾走(馬)<EX>:自身のQuickカード性能をアップ(3回/5T)&自身のスター発生率をアップ(3回/5T) |
スキル2 | 武芸百般(馬)<A>:自身のスター集中度を確率でアップ(1T)&自身に無敵貫通状態を確率で付与(1T)+自身に回避状態を付与(1T) |
(強化後) | 武芸百般(馬)<EX>:スター集中と無敵貫通が確定付与で3Tに延長+自身に毎ターンスター獲得を付与(3T/5〜15個)+スターを獲得(5〜15個) |
スキル3 | 戦闘機動(馬)<B>:自身のクリティカル威力をアップ(3回/5T)&自身の攻撃力をアップ(3回/5T) |
アペンド3 | 対バーサーカー攻撃適性 |
宝具 | 敵全体に強力な防御無視攻撃&敵全体に確率でスキル封印状態を付与(1T)<OCで確率アップ> |
☆3ライダー仲間では、古代ブリテンの王妃と並ぶHP:10,000を超す耐久偏重型である。
その分だけ、ATKも6,400程度とワースト2であるが、〔Q:4hit/A:3hit/B:1hit/EX:5hit〕と☆3ランクとしては上々といえる。特に「騎乗(EX)」の恩恵でQuick性能が高く、基本的に打撃力に欠いているQuickカードでもそれなりのダメージを与えることができ、NP獲得量も悪くはない。
ATKの低さを補える攻撃性の高い強化スキルが多いものの、「千里疾走(馬)」と「戦闘機動(馬)」の効果はすべて回数性と若干のクセがある。その分、手札事故のリスクを回避できるため、手札に赤兎馬のカードがない状況でスキルを使用し、スキルチャージを疑似的に短縮することも可能。
「武芸百般(馬)」は回避以外の効果が確率発動と不安定だったが、9周年強化クエストにてランクアップし確定発動となり、さらにクリティカル攻撃に必要なスターを計4Tの間自前で供給できるようになった。
自前のバフで威力を補強しつつ、スターも稼いで次ターンに継続したダメージソースを得ることが可能。それに加えてバフ全盛りからの〔宝具+QQ→Ex〕でBraveチェインすれば、普段の攻撃性の低さを十分に補うことが可能になる。わかりやすい全体宝具持ちのQuickアタッカーで、宝具は防御バフを無視して刺さり、確率ではあるが、相手のスキルも封印するため、無敵や回避、厄介なバフを上手く行けば次の1ターン分遅らせることが可能だろう。
課題としてバフを盛らないと攻撃力が足りず、Quickカードが回ってこないとパンチが出ないという、攻撃性の不安定さが目に付いてしまう。それでもレアリティ☆3で防御無視のQuick全体宝具を持っているのは、今の所赤兎馬だけなので要所で活躍できる機会がある……かもしれない。
属性について
どう見ても馬なのだが、上半身が人間のせいで人型特攻が刺さる謎仕様。
メインクエストにおいても戦闘する機会があるのだが、ライダークラス対策としてアサシンの幕末の人斬りを連れて行ったら、宝具の特攻が入って思わず困惑したマスターも多かったんだとか。
人斬り「何でじゃぁぁぁぁぁぁッ!?」
勿論、メディカルバーサーカー婦長もスキルで人型認定して特攻を入れてくれる。
同時に、それでもやっぱり馬なので「猛獣」と「ケモノ科サーヴァント」属性もちゃんとあり、壱与および闇のコヤンスカヤのスキル追加効果を受けることができる。人馬一体は伊達ではない。
ちなみにブリュンヒルデの愛するもの属性まで持つことが判明。「主人への忠誠心」「戦場を駆ける者としての勇猛さと矜持」「礼節を重んじる紳士ぶり」が彼女のお眼鏡に適ったのだろうか……
関連人物
生前
最大の主。ただし自分自身が呂布だと思い込んでいる。彼がライダークラスとして召喚された場合、赤兎馬と合体して人馬一体形態になるとは言われていたが、まさかこんな事になるとは……
かつて三蔵ちゃんの乗騎である白龍馬を演じたことがあるからか、温泉イベントでは呂布が馬たちと一緒の湯に浸かっていたために「中身入れ替わったんじゃないの?」というジョークがマスターの間で流れた事も。赤兎馬と合体可能な性質故に、趣味趣向が伝染したという見方もできるが。呂布を所持していた場合のマイルームでの専用セリフでは、興奮気味に「ヒヒーン!?呂布?呂布なのですか!?……おお、なんということ。今こそ真なる人馬一体、『エクサレッド・フォーム』の時……!」という更にIQの下がるセリフが。過去に言及された宝具の合体モードだろうか……
ちなみにマテリアルでは彼の前で自分のことを赤兎馬と言いかけていた。
生前の同僚(?)。第2部3章において、はぐれサーヴァントとして同時に召喚された。
ちなみに彼の策については「そこで自爆しろとしか言わない」から嫌いらしい。陳宮の方も赤兎馬のカオスっぷりにはツッコミを入れているが、諦める事もしばしば。一方で兵器開発の手腕は認めており、カルデアで呂布共々再び顔を合わせた際には、金時の影響もあって子供に好かれるような新フォーム開発を提案していた。具体的には飛行機能とか。ペガサスにでもなるつもりか……
呂布が処刑された後に仕えていた、2番目の主である後漢の武将。
最期の事を見るに、彼の事は呂布程ではないにしろ認めていた模様。
Fate/Grand Order
契約したマスター。最終的に「貴方と共にどこまでも駆けたい」と忠誠を捧げてくれる。
なお『Fate/Grand Carnival』ではまさかのファーストサーヴァント扱いをされており、聖杯使用済みのLV100赤兎馬が主人公ぐだ子の最推し鯖として登場。赤兎馬も爆風や衝撃の余波から大事に抱きかかえて守るなどの行動でその信頼に応えていた。相変わらず自分は呂布と言い張っていたが。
2018年クリスマスイベントにおいては、彼女とカーミラとでチームを組んで登場。
一流の人物しかその背に乗せないことで有名な赤兎馬だが、相手が呂布の支配領域よりずっと広い領土の皇帝であると知ってあっさり応じたらしい。タッグバトルにエントリーする上で彼を乗り物であると言い張り実質3対2で戦う腹積もりだったものの、最終的には負けてしまったのだった。
また、後に彼女の幕間の物語にも登場しており、しんみりとした雰囲気をぶち壊していった。
子供達に好かれるためには、新たなフォームの開発が重要だと赤兎馬に吹き込んでいた。
因みにライダークラスの彼の相棒は熊に変形するバイク。陳宮が興味を唆られそうである。
敬語口調の半人半馬系サーヴァント繋がり。ただし、こちらは顔は人間型である。
自身の幕間にて、自分はケンタウロスではないかと思ったことで彼に相談しに行ったが、違うと否定された。
彼女の有名なあの台詞を言ってみたかったらしく、初登場時にパロった名乗りを上げた。
本人曰く「蹴り殺す前にマスターかどうか訊くのって馬々(メメ)しいでしょうか?」とのこと。その台詞、座でも有名なのかよ。それにしてもこの見た目であの台詞はインパクトが凄い。
中の人が同じ槍使い。こちらは正統派なイケメンなのだが……ギャップが凄い。
なお、宝具で槍を放つ赤兎馬だが、伝承ではディルムッドは投げ槍が得意である。
ジャガーマン、タマモキャット、メカエリチャン、JDASL、謎のヒロインX〔オルタ〕
『FGO』におけるカオス部門担当の先輩。本人達自身は至って大真面目な点が共通している。
前者二人とは獣属性という点でも共通する。あちらは肉食獣(ジャガーと猫)なので天敵だが。
派生キャラ「レッドラ・ビット」
第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の舞台であるブリテン異聞帯には、妖精を名乗る半人半馬のキャラクター「レッドラ・ビット」が登場したが、外見も性格も戦法も赤兎馬そのまんまであった(NPCサポートでは宝具のみ使用不可)ため「『TYPE−MOON』世界の赤兎馬は妖精だったのではないか」という疑惑まで浮上した(一応、妖精の馬にはガウェインの「グリンガレット」と、パーシヴァルの「クントリー」がいる)。また、序盤で「名無しの森」が登場しているため、記憶を失った赤兎馬が自分を妖精と思い込んで異聞帯に溶け込んでいる可能性も想像された。
後日に『竹箒日記』において、レッドラ・ビットが正真正銘の妖精であり、作中における彼の心情、主人公達と別れた後迎えた最期などが語られた。ネタバレは避けるがイケメンであった。
またオベロンを所持していると、彼には珍しく素の反応で盛大に驚愕しており、直後人違いならぬ馬違いに気付き「汎人類史にもあんなナマモノが居るのか」と呆れているという反応が見れる。
※ 実はよく考えると人理を拒絶しているブリテン異聞帯において召喚可能な英霊はブリテン島に所縁のある英霊に限られており、赤兎馬はそれに当てはまらないため「妖精馬レッドラ・ビット=記憶喪失の赤兎馬」説は成立不可能だった(オリジナルの胡乱さもあって否定しきれなかったが)。
概略
ウッドワスからオーロラへ友好の証として贈られた、牙の氏族の妖精。
性格面は赤兎馬と大体変わらない。馬の外見の通り人参が好きな菜食主義者で、ウッドワスの菜食主義方針について牙の氏族の他の妖精達のような不満を持たない。戦闘能力は高くやや凶暴性は備えているが、戦うことよりも「何も考えず走ること」を希求する。人間の作った馬車に興味が有ったため、主人公一行の移動手段としてオーロラから馬車の牽引役を命じられることになった。
厳格な規律を重んじる妖精國の体制に賛同しきれない思いを抱えているが、かと言って「自分さえ良ければ他はどうでもいい」というタイプでもなく、ソールズベリーの兵士たちの選民思想的な思考は受け付けず、ロンディニウム襲撃以後は主命故ではなく自分の意志で主人公達に味方した。
余談
- 声優の愛称「グリリバ」からとってグリリ馬と呼ばれている。他にも、中の人繋がりで実装と同時期にTVアニメ版が放送されていた某特撮番組のヒーローにちなんでグリッド馬ンと呼ばれる事も。ついでに言うと、イラストを担当したのも「緑川」氏である。これは偶然なのか、それとも狙ったのか……?
- ちなみに担当絵師のツイッターによると依頼があったのは相当前であり『FGO』リリース1年前にもうイラストが完成していたとか。もしかしてこのカオスなUMAが初期実装される可能性もあったのだろうか。
- エネミーの方が似合っている風体なのだが、同時期に同じケンタウロス体形の項羽が実装されており、異形度は向こうの方が上である。また、軍神五兵が多腕の神に由来する事から第2部OPに映った項羽のシルエットを「ライダークラスで現界した呂布」と予想する声もあった等、何かと因縁が深い。
- ちなみにガチの味方ケンタウロスサーヴァントとしてはケイローンの第三再臨の姿が先に実装されている。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder ライダー(Fate) サーヴァント
- ロウファ(グランブルーファンタジー):イベント『窮寇迫ること勿れ』にて登場したキャラクター。三国志における呂布周りをオマージュしたイベントであったのだが、終盤に星晶獣【セキトバ】と合体し人馬一体の「飛将軍」となった。こっちは上半身は人間のまま。まだこっちの方が人馬一体感あるとか言わない。
中の人ネタで「テイルズオブシリーズ」のジューダスとセットで描かれたイラストも投稿されている。ちなみに上のイラストの他の2人も『Fate』シリーズ出演済みの声優だったりする。(スタンの関智一氏は金ぴか等を、カイルの福山潤氏は朕を演じている)