概要
株式会社アトラス(ATLUS Co., Ltd.)は、主にコンピュータゲームを製造・販売している会社。1986年に初代法人が設立。当初はナムコの下請けでファミコンソフトを開発することが多かったが、1989年に『パズルボーイ』を初めて自社ソフトとして販売。以降は様々なソフトを送り出し、知名度を上げていくようになる。
代表作に『真・女神転生』シリーズ(やそこから派生した『ペルソナ』シリーズ)、『グローランサー』シリーズ、『峠MAX』シリーズ、『BUSIN』シリーズなどがある。
他社開発ソフト(所謂パブリッシャー)としては『十三機兵防衛圏』(ヴァニラウェア社)や『九龍妖魔學園紀』が有名。
家庭用のゲームメーカーとしてのイメージが強いが、業務用ビデオゲームもリリースしており、自社開発の『豪血寺一族』シリーズ、ケイブの開発した『怒首領蜂』などがある。
セガと共同開発したプリントシール機『プリント倶楽部』は「プリクラ」の愛称で親しまれ大ヒットした。
また首都圏を中心に、アミューズメント施設の「ムー大陸」、「ゲームパニック」を展開していた。
ちなみに、ペルソナ2内でミニゲームができるゲームセンターの名前が「ムー大陸」という名称になっている。
またWindows用のMMORPG『真・女神転生IMAGINE』はケイブへ開発・運営が移管している。
1997年にはジャスラック上場まで果たすなど急成長ぶりを見せた。
しかし、その後はゲームでは高い評価を受けたものの、多角化経営に失敗して1999年3月から赤字が続くようになり、2000年に角川書店と資本提携する。
2003年には当時コナミの子会社だったタカラと資本提携するようになり、角川書店との提携を解消。アトラスはタカラの連結子会社になる。後にタカラは提携先をインデックスに変更し、翌年にはトミーに吸収合併されタカラトミーになる。そして、タカラトミーはインデックス・ホールディングス(後に旧社名であった株式会社インデックスに社名変更)によるアトラス株の公式買い付けを受け入れ、アトラスはインデックス・ホールディングスの連結子会社と化した。インデックスの子会社となったアトラスはアーケード事業から撤退して、家庭用ゲームを中心に手掛けるようになる。
2010年10月1日、親会社の株式会社インデックス・ホールディングスに吸収合併され、旧アトラスは解散してしまうが、アトラスのブランドは継続していた。
しかし、2013年6月27日、インデックスが業績悪化で民事再生手続開始。ゲーム部門を他社へ譲渡するとのこと。なお、この時期に開発していた真・女神転生Ⅳ制作の際にあの御方への参詣をインデックスが怠ったため、特大級の祟りに見舞われたとの説もある。
そして、11月1日からセガサミーグループの一員として事業継続することを発表。
その社名は『セガドリーム』。
事業譲り受け後に社名を『株式会社インデックス』に変更。<旧・インデックスとは別会社>
そして2014年4月1日から、インデックスがコンテンツ&ソリューション事業を新設する別会社へ分割してインデックスの名前はそちらに引き継がれることとなり、ゲーム事業のみとなったこの会社に再び「アトラス」の名が与えられることになった。
「アトラス」としては2代目の法人ということになる。2代目誕生を記念してロゴデザインが変更された。
この2代目アトラスの一作目の作品が『ペルソナQ』である。
ネタバレ禁止令
ATLUSはネタバレを公式に禁止している事でも有名。一例として「ある一定の部分から先はネタバレ禁止」と公表してたり、大抵、それを破ったらとんでもない事になるという。
定評のあるもの
- 真・女神転生系列の作品では東京がよく壊滅状態に遭う。
- と思ったら、東京の被害はまだ軽い方で他府県の方が被害甚大。
- 東京が被害に合わない作品もなくはない。
- その手のネタがぶっこまれる(ペルソナ4やCATHERINEなど)
関連イラスト
作品一覧
女神転生
- 女神転生(旧約女神転生) - 真・女神転生if...
- 女神転生II(旧約女神転生)
- 真・女神転生 - 真・女神転生Ⅱ - 真・女神転生NINE
- 真・女神転生デビルチルドレン
- 真・女神転生Ⅲ - ノクマニ(ダンテ 登場版) - マニクロ(ライドウ 登場版)
- 真・女神転生 STRANGE JOURNEY()
- 真・女神転生Ⅳ-真・女神転生ⅣFINAL
- 真・女神転生Ⅴ
- D×2真・女神転生リベレーション
- 魔神転生 - 魔神転生2
- 偽典・女神転生 - 真・女神転生TRPG
- 真・女神転生IMAGINE(ケイブに開発・運営は移管済み)
- 女神転生外伝ラストバイブル - 新約ラストバイブル
- デジタルデビルサーガ
- 真・女神転生デビルサマナー
- ペルソナ
- デビルサバイバー
世界樹の迷宮
その他
- ニューヨークニャンキース
- 探偵物語2宇宙探偵ギャバンシリーズ
- 魔剣X
- ステラデウス
- CATHERINE
- 九龍妖魔學園紀
- 東京鬼祓師
- 豪血寺一族シリーズ
- カブキロックス
- BUSINシリーズ
- 峠シリーズ ※後述の峠MAXシリーズとは別
- ヘブンズゲート
- ダークメサイア
- スノボキッズシリーズ
- 超執刀カドゥケウスシリーズ
- サウザンドアームズ
- Trauma Center
- メタファー:リファンタジオ(スタジオ・ゼロ制作)
発売・開発に関わったもの
- えりかとさとるの夢冒険 - 販売:ナムコ
- キングオブキングス - 販売:ナムコ
- バトルフリート- 販売:ナムコ
- ラビリンス魔王の迷宮 - 販売:徳間書店
- ダンジョンエクスプローラー - 販売:ハドソン
- グローランサーシリーズ - 開発:キャリアソフト キャラデザ:うるし原智志
- ラジアントヒストリア - 共同開発:ヘッドロック
- ノーラと刻の工房 - 共同開発:世界樹の迷宮スタッフ(ATLUS)×アトリエシリーズスタッフ(ガスト)
- 幻影異聞録♯FE - 共同開発:インテリジェントシステムズ(任天堂傘下の開発会社)
- アライアンス・アライブ:北米・欧州版発売がATLUSのアメリカ子会社
- 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL -任天堂・HAL研究所他
- 首領蜂、怒首領蜂、エスプレイド、ぐわんげ、峠MAXシリーズ- 開発:ケイブ
- バイオ戦士DAN - 販売:ジャレコ
- ストライカーズ1945、戦国ブレードなど彩京作品
- チョロQワークス - 共同開発:バーンハウスエフェクト - 題材元:タカラ
- deSPIRIA - 開発:電脳映像製作所
神谷盛治・ヴァニラウェア関連
- プリンセスクラウン - 共同開発:セガ キャラデザ:神谷盛治(ヴァニラウェア)
- オーディンスフィア - 共同開発:ヴァニラウェア キャラデザ:神谷盛治(ヴァニラウェア)
- ドラゴンズクラウン - 共同開発:ヴァニラウェア キャラデザ:神谷盛治(ヴァニラウェア)
- 十三機兵防衛圏 - ヴァニラウェア開発、ATLUS販売 ディレクター:神谷盛治(ヴァニラウェア)
- ユニコーンオーバーロード - ヴァニラウェア開発、ATLUS販売
関連外部リンク
公式サイト『アトラスネット』
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