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BLEACH

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ぶりーち

kubotite/久保帯人による漫画作品。及び、それを原作としたアニメ、小説、ゲームなど。

斯くて刃は振り下ろされる。

我等は 姿無きが故に

それを畏れ

【INFORMATION】/作品情報

作者久保帯人
ジャンル少年漫画学園剣戟バトルアクションダークファンタジー伝奇オカルト
出版社集英社
連載誌週刊少年ジャンプ
連載期間2001年36・37合併号~2016年38号(全686話)
単行本全74巻

【OVERVIEW】/概要

内容は霊感の強い高校生黒崎一護死神になって、仲間と共に悪霊『虚(ホロウ)』をはじめとした敵と戦っていくオカルトアクション漫画。

累計発行部数は、全世界で1億3000万部を突破している。

主にスタイリッシュ漫画として評価されていて、バトルや扉絵の端々にも作者のハイセンスが見受けられる。

作者の久保先生曰くキャラクターを先に作り、話は漫画を描きながらその場のノリで考えているとの事。

その為、杜撰な展開が茶飯事だったり、ジャンプ漫画の悪癖たるパワーインフレにどっぷりはまっている点等が、一部の読者から指摘されることもある。

特に「後出しじゃんけんの応酬」に定評があり、味方の切り札が通じず余裕綽々で潰されたり、強者風を吹かしていた敵があっけなく敗死するような展開はお約束

しかしそういったマイナスを補って余りある絵の迫力、特に演出や台詞回しの巧みさで根強い人気を誇る、紛れもないジャンプの名作漫画の一つ。むしろこのどんでん返しの多さこそ、本作を本作たらしめている要素でもあり、慣れてくると先の展開の予想が止まらなくなる独特の中毒性を発揮する。

【TITLE】/作品名

『BLEACH』というタイトル"脱色剤""漂白剤"の意味だが、作者の久保先生によるとこれは「死神をイメージするの反対であるを連想させる言葉を選ぶことで、黒をより引き立たせる」という意味から付けられたものらしい。

その為か、基本的に主人公及び味方となる死神は黒を、敵サイドは白をそれぞれメインカラーとした衣装でデザインされている。

【KEY WORD】/作中用語

人間以外の「死神」「 / 破面」「完現術者」「滅却師」など、種族・勢力毎の専門用語は各記事を参照。

順に日本語、スペイン語、英語、ドイツ語が主に用いられている。

いわゆる霊魂

自身の肉体とは「因果の鎖」で繋がっており、幽体離脱は鎖の長さしかできない(切れると死亡する)。魂魄が傷を負った状態で肉体に戻った場合は、肉体にもその傷が現われる。

  • 霊子

魂魄など霊的な事象全般を構成する素粒子。人間の肉体など現世を構成する素粒子は「器子」と呼ぶ。

  • 霊圧

霊体が発する圧力。個々の霊力の高さやバイタリティーの目安になる。

単なる威圧感にとどまらず物理的な破壊力を持ち、例えば黒崎一護の「月牙天衝」は、刃先から高密度の霊圧を放出することで斬撃そのものを巨大化して飛ばす技である。

【WORLD VIEW】/世界観

原作本編の舞台となった、人間が住む現世、死神の拠点尸魂界(ソウル・ソサエティ)」、虚が普段住む虚圏(ウェコムンド)」の3つの世界の総称。

百万年前にこの形になり、いわゆる「輪廻転生」の循環はこの均衡で成り立っている。

  • 断界(だんがい)

現世と尸魂界の間にある空間。外界よりも濃密な時間軸が働いている(外界で1時間過ごすと断界では2000時間過ごした事になる)。

また外敵を防ぐ為に霊体を絡め取る気流「拘流(こうりゅう)」で満たされており、さらには7日に一度「拘突(こうとつ)」という死神では太刀打ちできない強力な侵入者排除気流が現れる。

安全に移動するためには尸魂界側から「穿界門(せんかいもん)」を開くか、技術開発局に断界を固定してもらう必要がある。

輪廻から外れた魂魄が自然に集合することで三界の外に形成される空間。

劇場版第1作『MEMORIES OF NOBODY』や小説『Can't Fear Your Own World』では決戦の舞台となり、原作でも千年血戦篇に登場した。

生前に大罪を犯した人間の魂が送られる空間(世界)。三界が成立する前から存在している。

【MEDIA MIX】/メディアミックス

【ANIMATION】/アニメ

2004年10月~2012年3月に死神代行消失篇までを放送。

そして千年血戦篇が分割4クールで放送。第1クールは2022年10月期に、第2クールは2023年7月に放送された。第3クールは2024年10月に放送予定。

新登場キャラの追加キャストも順次発表され、そのうち後述のゲーム「Brave Souls」に先行実装されていたキャラについては続投している。

オリジナルストーリーについてはアニブリを、映画については劇場版BLEACHをそれぞれ参照。

【MUSICAL】/演劇

2005年初演。

詳しくは⇒ブリミュを参照。

【LIVE ACTION MOVIE】/実写映画

2018年夏に日本で公開された。

詳しくは⇒BLEACH(実写版)を参照。

【NOVELIZE】/小説版

上記の劇場版・実写版のノベライズや、スピンオフシリーズが「JUMP j BOOKS」より発売されている。

原作者の久保帯人は挿絵を担当。またスピンオフは監修も担当しており、原作補完的な側面も持っている。

詳しくは⇒小説版BLEACHを参照。

【GAME】/ゲーム

据え置き型 / 携帯型のゲーム機向けが2000年代後半に、スマートフォン向けアプリが原作完結前後にそれぞれ展開されている。

ソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)開発。『ヒート・ザ・ソウル』シリーズや『ソウル・カーニバル』シリーズなどアクション主体。

開発はSEGA。オリジナルストーリーを含むRPGもある。

2015年7月リリースの、アプリの中では最も長く続いてる3Dアクションゲーム。

詳しくは個別記事へ。

【DIGRESSION】/余談

とくに死神には、キャラクター性や名前の元ネタがおそらくは神仏妖怪などと推測できるキャラクターがそれなりにいる (閻魔大王愛染明王シヴァ神麒麟山本五郎左衛門達磨太師山翁ひょうすべ、など)。

また、現世と霊界における魂の関係や、死神や滅却師の持つ能力の仕組みなどには、仏教輪廻転生神道における八百万の神付喪神などが大いに参考にされていると思われる。

また用語の使い分けについては、死神由来は日本語、大虚由来はスペイン語、魂由来は英語、滅却師由来はドイツ語という説が一般的。

なお多発する設定の矛盾に関しては、「作者自身が統合性を全く気にしていない」という面も多々あるが、劇中で「それを語っていながら正確な知識がない、またはよく知らないのに断言する」というにわかなキャラが多い事も起因している。

例:夜一「一護の斬魄刀は更木剣八と同じ常時開放型」→一護の斬魄刀は出自が特殊なので分類対象に含めない上、剣八は始解すらしていないので解放もクソもない、即ち該当例がない(更に言うと貴族の白哉が後に「常時開放型なんて斬魄刀ないのかも」と言っているので前例もない

例2:斬月のおっさん「浅打は斬魄刀の解放もできない下級死神に貸与される量産品」→確かに浅打として使って戦う死神は下級死神だが、全ての斬魄刀は元浅打なのでそんな粗末なものでは無い、斬月のおっさんからしたらあながち間違ってはいないが

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