基礎データ
他言語版の名称
英語 | Slurpuff |
---|---|
イタリア語 | Slurpuff |
スペイン語 | Slurpuff |
フランス語 | Cupcanaille |
ドイツ語 | Sabbaione |
進化
ペロッパフ → ペロリーム(「ホイップポップ」を持たせて通信交換)
概要
『ポケットモンスター X・Y』で初登場したポケモンの1匹。
ペロッパフの進化系。フレフワンとは対の関係になっている。
名前の由来は「ペロ(舌を出す擬音語)」と「クリーム」からきていると思われる。
わたあめのような進化前とは異なり、小さなケーキのような見た目をしている。
また、2頭身になって手も生えた。一方で尻尾はなくなっている。
体毛は進化前同様にふわふわで、多量の空気を含んでいるため触り心地は柔らかく見た目よりも軽いらしい。実際に「たかさ」はペロッパフの2倍になっているのに対し「おもさ」は1.5kgしか増えていない。
人間の1億倍以上という嗅覚を持ち、空気中に漂うわずかな匂いでも周りの様子がすべてわかる程。そのなかでも特に甘い匂いに敏感なため、パティシエの手伝いをしている個体もいる。
また、相手の体臭から心身の調子を嗅ぎ取ることも可能であり、これを医療に応用できるのではないかと期待されている。
通常色はイチゴホイップ系の色合いだが、色違いはチョコベリー系の色合いに変化。
イメージ的にもバレンタインが良く似合いそうである。
入手法について
第二世代から見られる道具を持たせて通信交換させて進化させる種類の1体だが、対のフレフワン同様に野生個体が非常にレアな種である。
というのも同期のパンプジンやオーロットですらXYの時点で野生個体が出現するにもかかわらず、ペロリームとフレフワンは剣盾まで野生個体は存在しなかった。
また、その野生個体もマックスレイドバトルでしか出現しないことから、XYの登場以降GTSでは長らくペロリームとフレフワンは多くのプレイヤーが求めるポケモンの上位に位置していた。
そんな中、別媒体のポケモンGOにてペロリームとフレフワンがともに実装された。
こちらの進化条件は飴50個ときのみ25個が必要であちらよりも手間はかかる(さらにおかしの仕様上時間もかかる)ものの、ポケモンGOからポケモンHOMEを経由することで、剣盾では交換やマックスレイドバトルを介さずソロでも入手可能になった。
ただし進化前であるペロッパフとシュシュプの入手はイベント外では難しいため、一長一短かも知れない。
対戦における性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
82 | 80 | 86 | 85 | 75 | 72 | 480 |
可もなく不可もなく、を体現したような平均的な種族値を持つ。
希少な特性「スイートベール」は 味方全体のねむり状態を防ぐというもの。
単フェアリー仲間と比較するとピクシー・フラージェス・ニンフィアあたりに見劣りしてしまいがち。
その代わりとしてなのか、技のレパートリーは妙に豊富。
何故かムーンフォースを覚えないのだが、サブ技はエナジーボール・かえんほうしゃ・サイコキネシス・なみのり・10まんボルトとなかなかに幅広い。
特にはがねタイプに対抗できるかえんほうしゃの存在は大きい。
補助技もあくび・コットンガード・はらだいこと有用なものが揃う。
隠れ特性の「かるわざ」なら、はらだいこ→オボンのみで体力回復→かるわざ発動のコンボができるが、物理技がじゃれつく・ドレインパンチ程度しかないのが難点か。
第7世代でねばねばネットを取得。ドーブルという例外を除けば、むしタイプ以外では初の習得者であり、なかなかの個性となった。これによって味方のサポートをする形も増えつつある。
『ソード・シールド』にも続投。
本作では何とペロリームとタイプ・通常特性・モチーフまでもが同じなポケモン「マホイップ」が登場した。
固有特性だったスイートベールを明け渡した上に、特殊方面のステータスではアチラに負けてしまっている。が、コチラにはマホイップが覚えないユニークな補助技の数々や、前述のはらだいこを駆使した物理型という選択肢があり、立場が危ぶまれることは無かった。
……と思いきや、なんと物理型の要であったはらだいこが没収されてしまった。
これにより物理アタッカーの道はほとんど閉ざされたと言える事態に。
かなりの痛手を受けたのは間違いないが、一方で新技ミストバーストを習得。貴重な自主退場技を得たことで、サポート性能は大きく上昇した。
光るものはあるが今一歩の要素も多いポケモンなので、やることをきっちり決めて器用貧乏に陥らないようにするのが運用の肝になるだろう。
使用トレーナー
アニメ版
番外作品
ポケモンGO
イベント『フェアリーレジェンドX』にてフレフワン、ゼルネアス共々実装。
上述した通り、進化させるにはアメ50個ときのみ25個が必要。しかも、仕様上最低でも3日はかかるため、地道にコツコツやるのが良いだろう。
技はノーマル技にたいあたり、あまえる、ゲージ技にじゃれつく、エナジーボール、かえんほうしゃ、ドレインキッスが存在する。
CPこそそれほど高くはないものの、スーパーリーグやハイパーリーグでの活躍が期待できる。
ステータスは平凡でパッとしないが、ゲージ技が全て分割ゲージ技でありフェアリータイプでもあるのでジム防衛でも使えるというメリットもあるにはある。
アニメ版
- ミルフィのペロリーム
- XY25話からミルフィと共に登場。セレナが作ったポフレを食べてしまった事がミルフィがサトシ一行と知り合うきっかけとなった。
- ショータのペロリーム
- XY75話で初登場。ショータが紛失したメモ帳を探すために呼び出された。ゲームでは覚えることのできない「エレキボール」を使用したこともある(8世代時点でも「10まんボルト」と「かみなり」しか覚えない)。
- ショータは相手に応じてこのポケモンの技を多彩に変更しており、みずタイプがメインで独自のダンス戦法で相手を翻弄するティエルノにはくさタイプ技の「エナジーボール」と相手のリズムを崩せる「メロメロ」を。物理攻撃が多く接近戦が得意なサトシとのバトルでは、遠距離で牽制し易い拡散放射攻撃の「マジカルシャイン」と相手を突き放す「ようせいのかぜ」、そして火傷で打撃力を落とせる遠距離技の「かえんほうしゃ」に物理技を軽減する「コットンガード」に変更。さらに、遠距離技を相殺する相手には煙の中から驚異の嗅覚で相手を見つけ出し次の攻撃を放つといった形で全く異なる戦術と技を使いこなすマルチプレイヤー。ショータの分析力が見て取れる初期からの相棒である。
- カロスリーグにおいて、ティエルノ戦ではティエルノの主軸であるライチュウを「メロメロ」で抑制するが、カメックスに実力負けする。
- サトシ戦では、対サトシの分析を活かして、「コットンガード」で防御力を上げつつ時間を稼いでヌメルゴン得意の「がまん」をやり過ごし、息を尽かせぬ遠距離技の断続的放出で動きを封じるが、耐え抜いたヌメルゴンによって引き分けに持ち込まれた。
- ラケルのペロリーム
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』で、アゾット王国の王子でキミアの弟であるラケルのパートナーで登場。普段はボールから出ている。彼が幼かった頃はペロッパフだった時期もあり、長い付き合いである。
その他
劇場版 | 破壊の繭とディアンシー・ココ |
---|
関連イラスト
関連タグ
0684.ペロッパフ→0685.ペロリーム→0686.マーイーカ
見た目がお菓子仲間
同フェアリー単タイプ
ピィ/ピッピ/ピクシー |
トゲピー ブルー/グランブル |
ニンフィア フラベベ/フラエッテ/フラージェス シュシュプ/フレフワン ゼルネアス キュワワー |
マホミル/マホイップ(キョダイマックスマホイップ) ザシアン(れきせんのゆうしゃ) |
パピモッチ/バウッツェル |