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編集者:オオクワガタ
編集内容:周囲と違う力を持っていた為に化け物扱いされたからを追記。

概要

元々は優しさなど善良な心を持った普通の存在だったのだが、過去に何かしらの不幸(大切な人の死、差別、絶望等)を背負った経験や不遇な生い立ち、心を歪ませる力を持った第三者・アイテムの介入などで性格が歪んで悪の道を進んでしまったり、もしくは世界の平和や大切な人を救うためにやむを得ず悪役的立場に立たざるを得なかった可哀想な敵キャラクターの事である。

古くはギリシャ神話シェイクスピア等の作品にも描かれており、過去の作品に多く見られた勧善懲悪に対するアンチテーゼともとれる存在である。

少年漫画特撮ロボットアニメにおいてはこの手の悪役は多く登場しており、逆に全く存在していない方が珍しいとさえいわれる。

主な原因は以下の通り

それ以外にも、黒幕に利用されて用済みと判断されて始末されるパターンの敵や、改心しても自らの悪事に後悔して自殺してしまう敵も存在し、ほとんどのキャラクターはファンから同情されることが多い。一方で主人公の説得で光落ちしたり、ライバルラスボスの特性も持つ者もいる。

こういった訳ありの悪役は善人のIFとも言えるのかもしれない。

ただし、哀しき悪役と呼ばれる者達は、視聴者から判官贔屓される形で同情の対象となる事が多いが、あまりにも擁護しがたい残虐な振る舞いや外道な所業に出てしまった場合等は、過去の経緯がどうであれ「自業自得」と見なされてしまう事も少なく無く、その場合は賛否両論と言う形で論争になる事もある。

更に作品外どころか作品内でも

「いくら酷い目に遭ったからって悪いことをしていいわけがねえ……!」「悪いことはやっぱり悪いんだよ!!」

「どんな過去があろうと、何をしてもいいってことにはならねえ」

といった感じに、哀しき悪役達の悪行を真っ向から否定する声が挙がる場合もある。

該当するキャラクター

詳細は『哀しき悪役の一覧』を参照。

関連タグ

悪役 美形悪役 悪堕ち 闇堕ち 必要悪 憎めない悪役 悪のカリスマ 悪の美学 世直し 罪を憎んで人を憎まず 勧善懲悪 井上キャラ 事件簿の怪人 判官贔屓 賛否両論

極悪人小悪党:対義語だが兼ね合わせている事も多く、賛否が大きく分かれている。ただし、哀しき悪役に該当する者も悪と化した原因が判明するまではこういった悪役と同類と非難されている。

悲劇のヒーロー:哀しき悪役のヒーローバージョン。

悲劇のヒロイン:哀しき悪役のヒロインバージョン。

ダークヒーローダークヒロイン:似て非なるものだが併せ持っている場合もある。

盗人にも三分の理

復讐鬼:哀しき悪役はこうなる可能性が結構高い。

毒親の被害者:哀しき悪役になる可能性が高い者達。

愛さえ知らずに育ったモンスター:↑の『毒親の被害者』の類義語。

毒親(毒父毒母):自分の子供を哀しき悪役及び愛さえ知らずに育ったモンスター及び毒親の被害者にしてしまう諸悪の根源。

孫全美:現実の哀しき悪役。だいたいこれこいつらが悪い。

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編集者:オオクワガタ
編集内容:周囲と違う力を持っていた為に化け物扱いされたからを追記。