戦う意志が未来を変える。
概要
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは『機動戦士ガンダムSEED』の2年後の世界が描かれた作品。
タイトルロゴの表記は『機動戦士ガンダムSDESTINY』
MBS・TBS系列の土曜日夕方6時からの放送枠(土6枠)で、2004年10月から2005年10月まで全50話(総集編+1話,TVSP+1話)が放送された。
主人公はザフト軍属であるシン・アスカと、前作主人公のライバルであるアスラン・ザラ、そして前作主人公であるキラ・ヤマトの3名。
基本的にアスラン・ザラの視点を中心としており、彼に関わるシン・アスカやその他のキャラが掘り下げられる形で物語が進む。更に中盤からはキラも登場し、上記3名の視点と立場が絡み合う群像劇の展開も含まれている。
当初はMS強奪事件追跡の最中にザフトの脱走兵によるユニウスセブンの残骸を地球に落下させる事件が発生したのを機に、新たな戦いの幕開けとなるのだが、地球連合軍を従う上でオーブ連合首長国との契約を交わすブルーコスモスの母体にして軍事複合体「ロゴス」の存在が暴露された事で、戦いはより複雑に入り組む形で、前作以上の混迷な展開となっていく。
基本的には勧善懲悪で描かれた前作とは一転してそれぞれの正義でぶつかり合う展開が見られており、何が正義なのかを考えさせられる奥深いシナリオとなっている。
本作において実質的な主人公ポジションと言えるアスランも、彼の考える正義に沿って行動している部分が多い。
コミックボンボンとガンダムエースにてコミカライズも連載されたが、その中ではアニメ本編のストーリーに基づき、アニメでは描写しきれなかった設定や個々の登場人物の心情等が補完されており、ファンから一定の評価を得ている。
本作もスケジュールの都合で作画に粗さが見られたが、その後のガンダムシリーズにおいてはその反省を踏まえ、バンクシーンの使用を極力抑える方向で戦闘シーンのクオリティの底上げが成され、一種の転換期ともなった。
なお、本作のアイキャッチは機動武闘伝Gガンダムや新機動戦記ガンダムWと同様Bパートしかなく、Aパートは小さくタイトルロゴが表示されるようになっている(次回作の00以降ではアイキャッチが無くなったが、Gレコや水星の魔女で復活)。
HDリマスター版
機動戦士ガンダムSEEDに続き、HDデジタルリマスター版が制作され、2013年3月29日よりバンダイチャンネル(日本国内)、YouTube(日本国外)にて第1話を先行配信(以降、毎週金曜日更新)。2013年4月7日よりBS11、同年4月9日よりTOKYO-MXでテレビ放映された。
前作同様に既存映像のHDリマスター化と新規作画(一部、MGフォースインパルスガンダムのSPPV「PHASE-IMPULSE」の流用もある)、FINAL PLUSとスペシャルエディションに準じたストーリーとなっている。
TV版との相違点は、ストライクルージュのストライカーパックがオオトリストライカーになっている事、総集編(回想回)の一つでもあった第41話「リフレイン」のカット(これにより第42話「自由と正義と」が第41話に繰り上げられている)。また、最終話の構成が大きく異なっており、TVSP「選ばれた未来」をベースにしたものとなっている(TV版最終話「最後の力」は第49話として放送)。
さらに音楽面では第4クールの主題歌が「Wings of Words」からTVSPのOP「vestige -ヴェスティージ-」に変更され、第4クールの次回予告のBGMも「vestige -ヴェスティージ-」及び「焔の扉」から第3クールで使用された「再会の勇気」に変更された。
なお無印の方はガンプラの方もリニューアルされたが、こちらはされなかった。
機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM
2006年5月7日の「ソニーミュージックアニメフェスティバル'06」で制作発表が行われた。監督はTVシリーズと同じく福田己津央が担当することが決定していた。
また2006年11月16日に文化通信comに掲載された、『トップインタビュー:迫本淳一松竹(株)代表取締役社長』にて、2007年に公開予定であることが迫本松竹社長から語られた。
しかしその後続報が途絶え、『月刊アニメージュ』2008年4月号のインタビューで脚本家の両澤千晶が、企画はまだ無くなっていないと述べるに留まっていた。
しかし2009年3月に機動戦士ガンダム00の劇場版化が公表し、2010年に全国公開された一方で、2011年に毎日放送とのSEED Destinyに関する権利・契約関係が解消された事が確認された。
メカデザイナーの大河原邦男は、2015年8月30日の大河原邦男展記念トークショーにて、劇場版のメカデザインが完了していた事と、もし劇場版制作が再開されるのなら1からデザインし直すと述べた。
しかし、脚本家の両澤千晶が2016年2月19日に急逝したため劇場版の制作はもうないと考えるファンは多かった。
だが、その後2021年になって、翌年に放送20周年を機に新プロジェクト『GUNDAM SEED PROJECT ignited』が始動することが発表され、福田監督のもとで制作されていることが発表された。これについては発表時点で一から作り直したのかは不明。本作の正式な続編作品である事も発表されている。
その後、公開日が本作の放送開始20周年となる2024年の1月26日に決定した。題名は『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』詳しくは項目を参照。
本作への批判
「土6」枠で放送された前作(SEED)や前番組『鋼の錬金術師』(2003年版)の視聴率が好調だった事もあり、本作も商業的にはこれら2作品と共に成功は収めた。
しかしこの前作とはあまりに変貌した作風を受け入れられなかった視聴者は非常に多く、またそれに輪をかけて後述するスケジュールや宣伝の都合からシナリオの尺の調整や擦り合わせが上手くいかなかったのか、色々な大人の事情や後付けとしか思えないような設定が含まれているとも指摘されるなどの問題も相まって、視聴者からは軒並み問題作の烙印を押されることにもなってしまった。
特に指摘された問題が宣伝と実際の放送の食い違いである。放送前はシン・アスカが新主人公とされており実際のOPでも目立った存在として描かれているのだが、本編は上記のようにほぼアスランを主人公とした構成であり、シン・アスカは彼の弟子のような扱いと宣伝とは全く違った描写がなされており大きく批判を浴びた。
なお近年行われたガンダムSEEDのインタビューでは、メインの脚本を担当する両澤千晶氏がシンのキャラ付けを気に入っていなかった事が書かれており、そもそも両澤氏に彼を主人公として描くつもりがあったかも不明な部分が多い。(少なくとも、監督の福田己津央氏はシンを主人公の1人として当初は見ていたようだが....)
また全体的にアスランの視点をメインで描いている構成上、彼との関係性が薄いキャラは描写不足になりがちな問題も発生した。その理由から、特に序盤は新キャラが何をしたいかよく分からず感情移入しにくいという意見も。
また内容とは無関係な問題だが、放送当時は前作『SEED』のあるシーンに対する誤解が見られたためにキラ・ヤマトに対して悪印象を持つ人がかなり多かったらしく、そのため新主人公シン・アスカを彼に代わるキャラとして期待するファンが非常に多かった。そのため上記のような本編の扱いに期待外れと感じた層が多く、炎上に拍車をかけた面もあった。
なお当時の批判ではキラを優遇し過ぎという意見が見られたが、実際にそれに近いのは上記のようにアスランで、キラ自身の出番はあまり多くない。また、前作ではあまり描かれなかったキラ自身の問題を描写している部分もあり、むしろ不遇な扱いと言える部分も。
また今となっては作画が修正されたDVDや新規に描き直されたHDリマスター版を視聴する層が多いのでほぼ当てはまらない問題点だが、放送当時の本作品の製作現場は、スタッフが「殺人的なスケジュール」と称する程の、納期的に非常に過酷な代物だったそうで、前作以上に同じセル画を何度も使い回すなど苦肉の策が多く、問題が悪化していると批判が大きかった。
前作では放送開始(2002年10月)まで約2年間の準備期間が用意されていたが、それでも制作が追いつかないのかバンクの使い回しが何度も見られるような状態だったにも関わらず、更に本作では前作放送終了から本作放送開始(2003年9月〜2004年10月)までの期間がわずか1年しかなかった事情もある。そもそも続編の予定がなかったともされており、制作陣の限界を超えるノルマを課せられたも同然だったともいえる。
また、そのしわ寄せでインパルスガンダムがストライクガンダムになっていたり、ストライクフリーダムガンダムがフリーダムガンダムになっていたり、全50話中4話(特番を含めてなんと5回)がほぼ丸々回想回という異様とも言える事態を引き起こしていた()。当然ながらこういった点でも、本作は放送当時、多くのファンから批判を集めてしまっている。
物語
コズミック・イラ(C.E.)71年6月15日。大西洋連邦とオーブ連合首長国によるオノゴロ島の攻防戦の中、
シン・アスカはフリーダムとカラミティが放った弾丸同士の衝突で発生した爆発で家族を失った。
(製作発表会のPVではフリーダムが、FINAL PLUSではカラミティの砲弾で家族を失う)
妹マユが落とした携帯電話を握り締め、彼は自らの非力さに絶望する。
第1次連合・プラント大戦の最終盤「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」にて、コーディネイター・ナチュラル両種の存亡をかけた殺戮劇を繰り広げた人類。だが、キラ・ヤマトら三隻同盟の決死の働きで最悪の事態は回避され、ザフトと地球連合はユニウス条約を結び停戦。世界は再び平穏に包まれたと思われた。
しかし、争いの火種は消えることは無かった。一年にも及ぶ戦争を停戦へと導いた英雄キラは表舞台から姿を消し、共に戦い抜いた仲間、恋人のラクス・クラインと孤児たちと共に、オーブの僻地で静かな生活を送っていた。
同じく、停戦に貢献した元ザフト軍人のアスラン・ザラはアレックス・ディノと名を変え、オーブ首相カガリ・ユラ・アスハのパートナーとして公私をサポートしていた。
停戦から2年後、C.E.73年10月2日。
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談の為、新造艦ミネルバの進水式の準備が進むL4 アーモリーワンを訪れたカガリとアスラン。だがその最中、ザフト軍が開発した新型モビルスーツ(MS)カオス、ガイア、アビスが何者かに強奪され、周囲は混乱に陥る。これを阻止すべく、ザフトの新型艦ミネルバからも新型機インパルスが出撃。
そのパイロットは、プラントに渡りザフト軍に入隊したシンであった。
新型機を強奪した謎の部隊を追い、カガリとアスランを伴ったままミネルバは出撃する。だがそんな中、安定軌道にあったはずのユニウスセブンが地球に落下し始めたという報せが入る。それは、ナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト脱走兵達の仕組んだものだった。しかし、この事件を利用しようと暗躍する者達も動き始め、世界は再び混乱と戦火に包まれるのだった。
登場キャラクター
プラント/ザフト
ギルバート・デュランダル(CV:池田秀一)
ヴィーノ・デュプレ(CV:小田久史)
ショーン
デイル
マッド・エイブス(CV:楠大典)
チェン・ジェン・イー(CV:泰勇気)
バート・ハイム(CV:野島健児)
マリク・ヤードバーズ(CV:諏訪部順一)
ハイネ・ヴェステンフルス(CV:西川貴教)
グラスコー(CV:西前忠久)
サラ(CV:山田美穂)
ヨアヒム・ラドル(CV:高塚正也)
ヨップ・フォン・アラファス(CV:吉田尚記)
地球連合軍/ロゴス
スティング・オークレー(CV:諏訪部順一)
イアン・リー(CV:西前忠久)
ジョゼフ・コープランド(CV:楠大典)
イサワ
ハラダ
ミラー
ジョーン(CV:杉田智和)
オーブ連合首長国
ユウナ・ロマ・セイラン(CV:野島健児)
アマギ(CV:千葉進歩)
イケヤ(CV:望月健一)
ゴウ(CV:小田久史)
ニシザワ(CV:高橋裕吾)
ウナト・エマ・セイラン(CV:松本大)
ソガ(CV:西前忠久)
タツキ・マシマ(CV:西松和彦)
ババ(CV:花田光)
クライン派
ヘルベルト・フォン・ラインハルト(CV:楠大典)
マーズ・シメオン(CV:諏訪部順一)
その他
その他の登場人物は ⇒ 『機動戦士ガンダムSEED』を参照。
登場メカニック
本稿ではDESTINYで登場した機体のみを挙げる。
ザフト
MS
艦船
ゴンドワナ
コンプトン級地上戦艦
地球連合軍・ロゴス
MS
MA
艦船
オーブ
MS
M1アストレイ(シュライク装備)
艦船
タケミカズチ
クライン派
MS
艦船
専門用語
- ユニウス条約
第1次連合・プラント大戦終結の折に制定された条約。
ミラージュコロイド、ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)の使用禁止、モビルスーツの保有数制限といった軍事行動に対する制限が加えられている。
- セカンドステージシリーズ
C.E.73年代にてザフトで同時期に開発された5種のモビルスーツ、およびそれに関連した機体の総称。
ユニウス条約においてNJCの使用が禁止されており、NJCの代わりとなる動力の補助機関として「デュートリオンビーム送電システム」が新たに採用されている。また、電力消費を抑える試みとして「ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)」を採用している。
同条約において保有できる機体数の制限も布かれており、本シリーズは可変モビルスーツあるいは「モビルスーツとしても運用できる3機の航空機・航宙機」と言った機体を有する。
- ヴァリアブルフェイズシフト装甲
連合軍で開発されたフェイズシフト装甲(PS装甲)を発展させた装甲。
装甲に流すエネルギー配分を最適化する事で電力消費を抑えられる特徴を持つ。これによって元々バッテリーで駆動する稼働時間が短いモビルスーツへの搭載で問題視されていたPS装甲の電力消費の調整が可能になった。
また、電力を調整する事でPS装甲の強度も変える事も可能であり、インパルスガンダムはシルエットの換装と同時に装甲色が変わる仕様が導入されている他、これを逆手に取って搭乗者のパーソナルカラーをVPS装甲で再現するといった応用も成されている。
- デュートリオンビーム送電システム
セカンドステージシリーズの最大の特徴とも言える最新技術。
出撃後、戦闘が長期化するなどの状況において、モビルスーツが帰還することなくバッテリー電力を回復する事が可能となる。エネルギー送信機能を有する戦艦との連携によってその機能を生かす事が出来る。
このシステムを運用する上で、モビルスーツ側にも独自のOSが採用されている。
だが、供給可能なのは電力のみであり、弾薬や推進剤を供給する事は出来ない。いわば一時的に再稼働できるようにするだけであり、機体を出撃時と同等の状態に戻す訳ではない。
- ロゴス
ブルーコスモス盟主を含む10人の幹部で構成される軍需産業複合体。
詳細はロゴスを参照。
- デスティニープラン
ギルバート・デュランダルが提唱する、遺伝子情報からその人間の適切な社会的役割を見出すことで人類社会の効率化を図る政策。
その発足は彼が研究者時代に提唱した計画書にまで遡るが、その詳細は不明。
各話リスト
話数は2004年に放映されたTV版に準拠する。
※マークが付いているのはHDリマスター版には無いエピソードである。
PHASE(話数) | サブタイトル | 主な内容・備考 |
---|---|---|
PHASE-1 | 怒れる瞳 | 連合軍によるガンダム強奪 シン初出撃 |
PHASE-2 | 戦いを呼ぶもの | ミネルバ発進 |
PHASE-3 | 予兆の砲火 | ミネルバ隊の初陣 レイVSネオ |
PHASE-4 | 星屑の戦場 | デブリ帯におけるガーティー・ルーとの戦闘 |
PHASE-5 | 癒えぬ傷痕 | ユニウスセブン落下 ジブリール初登場 |
PHASE-6 | 世界の終わる時 | ブレイク・ザ・ワールド キラとラクスの再登場 |
PHASE-7 | 混迷の大地 | ユニウスセブン、ミネルバによって分裂させされながら地球へ落下 |
PHASE-8 | ジャンクション | ミネルバがオーブに入港 |
PHASE-9 | 驕れる牙 | 連合軍がプラントに核攻撃 ミーア初登場 |
PHASE-10 | 父の呪縛 | セイバー初登場 |
PHASE-11 | 選びし道 | ニコルの墓参り ユウナがカガリにプロポーズ |
PHASE-12 | 血に染まる海 | ザムザザー出現 シン初の種割れ |
PHASE-13 | よみがえる翼 | ラクス暗殺計画 フリーダム復活 |
PHASE-14 | 明日への出航 | OP・EDテーマ変更 キラがカガリを奪還 |
PHASE-15 | 戦場への帰還 | FAITHとなったアスランがミネルバに入隊 |
特別編 | EDITED ※ | 総集編1 DVD・BD等には未収録 |
PHASE-16 | インド洋の死闘 | ミネルバ隊初の水中戦 民間人を救うべく独断で敵基地を破壊するシン |
PHASE-17 | 戦士の条件 | ミネルバがマハムール基地へ シンの反省会 |
PHASE-18 | ローエングリンを討て! | ゲルズゲー出現 ローエングリンゲート攻略戦 |
PHASE-19 | 見えない真実 | ミーアのライブ デュランダルが地球へ ハイネ初登場 |
PHASE-20 | PAST(パスト) | 総集編2 シンの過去 |
PHASE-21 | さまよう眸(ひとみ) | シンとステラ、2度目の出会い |
PHASE-22 | 蒼天の剣 | ダーダネルス攻防戦1 フリーダム介入 |
PHASE-23 | 戦火の蔭 | ダーダネルス攻防戦2 ハイネ戦死 |
PHASE-24 | すれ違う視線 | アスランがキラ達と密会 |
PHASE-25 | 罪の在処(ありか) | OPテーマ変更2 ロドニアのラボ |
PHASE-26 | 約束 | EDテーマ変更2 ステラがミネルバに収容される ラクスが宇宙へ |
PHASE-27 | 届かぬ想い | クレタ沖会戦1 |
PHASE-28 | 残る命 散る命 | クレタ沖会戦2 セイバー大破 アウル、トダカ戦死 |
PHASE-29 | FATES(フェイト) | 総集編3 デュランダル議長の過去 |
PHASE-30 | 刹那の夢 | シンがステラをネオに返す |
PHASE-31 | 明けない夜 | シンとレイが拘束される デストロイがベルリンに侵攻 |
PHASE-32 | ステラ | ベルリンでの戦闘 ステラ戦死 |
PHASE-33 | 示される世界 | デュランダルの演説 ロゴスへの宣戦布告 |
PHASE-34 | 悪夢 | エンジェルダウン作戦 インパルスVSフリーダム |
PHASE-35 | 混沌の先に | デスティニー、レジェンド初登場 |
PHASE-36 | アスラン脱走 | アスランが議長の真意を知り、メイリンと共に基地を脱走 |
PHASE-37 | 雷鳴の闇 | 脱走するアスランとメイリンを撃墜するシン |
PHASE-38 | 新しき旗 | OP・EDテーマ変更3 ヘブンズベース攻防戦 スティング戦死 |
PHASE-39 | 天空のキラ | ストライクフリーダム登場 |
PHASE-40 | 黄金の意志 | オペレーション・フューリー1 アカツキ登場 |
PHASE-41 | リフレイン※ | 総集編4 キラとアスランの回想 |
PHASE-42 | 自由と正義と | オペレーション・フューリー2 デスティニーVSストライクフリーダム インフィニットジャスティス登場 |
PHASE-43 | 反撃の声 | オペレーション・フューリー3 デスティニーVSインフィニットジャスティス ジブリール宇宙へ |
PHASE-44 | 二人のラクス | ラクスが演説 レクイエムの攻撃でプラントのヤヌアリウス壊滅 |
PHASE-45 | 変革の序曲 | ダイダロス・レクイエム攻防戦 ジブリールの最期 |
PHASE-46 | 真実の歌 | ラクスとミーアの対面 ミーア、ラクスを庇って死亡 |
PHASE-47 | ミーア | ミーアの過去と回想 |
PHASE-48 | 新世界へ | 議長がデスティニープランの詳細を公表 |
PHASE-49 | レイ | メサイア攻防戦1 |
FINAL PHASE(PHASE-50) | 最後の力 | メサイア攻防戦2 最終決戦 TV版では最終回 HDリマスター版ではデスティニーの敗北までを描く第49話 |
FINAL PLUS | 選ばれた未来 | オーブとプラントが停戦協定を締結 最終回の完全版とされるTVSPだが、HDリマスター版ではデスティニーの敗北後から始まる最終話 |
主題歌
- オープニングテーマ
- ignited-イグナイテッド- (PHASE-01 - PHASE-13)
作詞:井上秋緒
作曲・編曲:浅倉大介
OPアニメではインパルスを中心にしたアニメカットや、インパルスとフリーダムの戦い、ミネルバ隊の出撃シーンが映し出され、SEEDのOPアニメお馴染みのMS+パイロットの紹介カットや、主人公とヒロインが裸で触れ合うシーンも描かれている。
TVサイズ版では曲構成が1番(サビ前まで)+ラスサビ。原曲と異なりフェードアウト無し。
- PRIDE (PHASE-14 - PHASE-24)
作詞・作曲・編曲・歌:HIGH and MIGHTY COLOR
OPアニメでは、銃を向け合うマリューとネオ、ムラサメ+バルトフェルド、グフ+ハイネの一枚絵(ハイネのみアニメーションあり)、シルエット状態のデスティニーがフリーダムと共にデストロイへ立ち向かうカットが追加されている。
- 僕たちの行方 (PHASE-25 - PHASE-37)
作詞:Yuta Nakano+shungo.
作曲・編曲:Yuta Nakano
歌:高橋瞳
高橋瞳のデビューソング。
OPアニメでは、立ち尽くすシンとアスランのカットから始まり、ザクとグフを撃ち落とし、ミサイルを防いで地球をバックに連結ライフルを構えるストライクフリーダムがタイトルバックを飾るようになった。
他にもデストロイとの対峙シーンでシンとステラが対峙するカットになり、終盤の止め絵4連続にグフイグナイテッド(一般機)、ドムトルーパー、∞ジャスティスが初登場し、ラストシーンはデスティニーとストライクフリーダムが鍔迫り合いを行うカットとなっている。
- Wings of Words (TV版PHASE-38 - FINAL PHASE)
作詞:森雪之丞
作曲:葛谷葉子、谷口尚久
編曲:谷口尚久
TV版第4クールOP。
OPアニメでは、ミーティアを装着したストライクフリーダムと∞ジャスティスが並び、デスティニーが大きな光の翼を展開するカットの他、ドムトルーパーのパイロット達、夕日に佇む議長、裸のシンとルナマリアが隣り合うカット、ひたすら走り続けるシンのアニメが追加。
ラストカットはトリィが飛び、地球を背に3機のガンダムとパイロットが並ぶシーンとなっている。
TVサイズ版は、フルバージョンには無いボーカルイントロ(歌詞は2番のサビ)が追加されている。
- エンディングテーマ
- Reason (PHASE-01 - PHASE-13)
作詞:shungo.
作曲:y@suo otani
編曲:ats-
歌:玉置成実
EDアニメは前作ED「あんなに一緒だったのに」と同じ構図で描かれている。
- Life Goes On (PHASE-14 - PHASE-25)
作詞・歌:有坂美香
作曲:梶浦由記
編曲:梶浦由記、西川進
EDアニメでは、インパルス→セイバー→カオス→ガイア→アビス→ストライクフリーダムの順にMSが映し出され、その両側にキャラクターが上下にスクロールしている。
TVサイズ版は、回によってイントロが異なり、全部で3パターン存在する。
- I Wanna Go To A Place... (PHASE-26 - PHASE-37)
編曲:SNORKEL
作詞・作曲・歌:Rie fu
TVサイズ版の歌詞はFULLサイズ版の2番(日本語詞の部分)に準拠。
但し、アウルとステラが死亡した回(PHASE-28、TV版PHASE-32)は1番(英語詞の部分)を使用している。
EDアニメでは今作・前作のキャラが一堂に登場し、ラストカット付近ではレジェンドが初登場する。
- 君は僕に似ている (PHASE-38 - FINAL PLUS、SE完結編「自由の代償」)
作詞:石川智晶
作曲・編曲:梶浦由記
歌:See-Saw
EDアニメでは多くのキャラと機体が映し出され、斜め上にスクロールする構図となっている。
- Result (SE1「砕かれた世界」)
作詞:shungo.
作曲:藤末樹
編曲:齋藤真也
歌:玉置成実
- tears (SE2「それぞれの剣」)
作詞・作曲:小峰理紗
編曲:江口貴勅
歌:lisa
- 遠雷 ~遠くにある明かり~(SE3「運命の業火」)
作詞・作曲・編曲・歌:HIGH and MIGHTY COLOR
- 挿入歌
- Fields of hope (PHASE-07、PHASE-20、PHASE-41、SE1「砕かれた世界」、SE完結編「自由の代償」)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記
歌:ラクス・クライン(田中理恵)
- 水の証 (PHASE-10、PHASE-19、SE1「砕かれた世界」)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記
歌:ラクス・クライン(田中理恵)
- Quiet Night C.E.73 (PHASE-17、PHASE-19、PHASE-24、PHASE-26)
作詞:梶浦由記
作曲:佐橋俊彦
編曲:鈴木Daichi秀行
歌:ミーア・キャンベル(田中理恵)
前作挿入歌「静かな夜に」のアップテンポ版。
- 深海の孤独 (PHASE-21、PHASE-26、PHASE-30、PHASE-33、SE3「運命の業火」、HDリマスター版PHASE-33ED)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記
歌:桑島法子
ステラ・ルーシェのイメージソング。
TV版では挿入歌として使用されたが、HDリマスター版ではReTracks版に置き換わり、PHASE-33のEDテーマとして使用された。
- vestige -ヴェスティージ- (TV版PHASE-39、PHASE-41、PHASE-42、PHASE-49、SE3「運命の業火」挿入歌、「選ばれた未来」OP、HDリマスター版PHASE-38以降OPテーマ )
作詞:井上秋緒
作曲・編曲:浅倉大介 / 歌:T.M.Revolution
TV版PHASE-39~PHASE-43の次回予告BGMにも使われている。
「選ばれた未来」ではOPとして使用された。
OPアニメでは、OP4のアニメに加え、ストライクフリーダムと∞ジャスティスがキラとアスランと共に並ぶカットや、マユの携帯を見つめるシンのカット、イザークとディアッカのツーショット、ストライクフリーダム、レジェンド、アカツキ、デスティニー、∞ジャスティスの戦闘アニメが追加されている。
HDリマスター版は「Wings of Words」と入れ替わる形で第4クールのOPとして採用され、挿入歌として使用したパートは「キラ、その心のままに」等の劇伴や「Meteor -ミーティア-」に差し変えられている。
なお、TVサイズ音源は各種サントラには収録されず、T.M.Revolutionのアニソンアルバム「GEISHA BOY -ANIME SONG EXPERIENCE-」の初回限定生産に付属するCDにしか収録されていない。
- 焔の扉 (PHASE-40)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記
歌:FictionJunction YUUKA
TV版PHASE-44以降の次回予告BGMにも使われている。
- EMOTION (PHASE-47、SE2「それぞれの剣」)
作詞:清水しょうこ
作曲・編曲:鈴木Daichi秀行
歌:ミーア・キャンベル(田中理恵)
- Zips (UNDER:COVER ver.)(SE1「砕かれた世界」)
作詞:井上秋緒
作曲:浅倉大介
編曲:鈴木覚
歌:T.M.Revolution
- Meteor -ミーティア- (SE2「それぞれの剣」)
作詞:井上秋緒
作曲・編曲:浅倉大介
歌:T.M.Revolution
前作挿入歌。
関連動画
HDリマスター版全50話をぎゅーっと凝縮!!『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』スペシャルダイジェスト
関連項目
鋼の錬金術師(2003年秋、2004年冬春夏)→本作(2004年秋、2005年冬春夏)→BLOOD+(2005年秋、2006年冬春夏)
シリーズ
ガンダムシリーズ以外との関連・類似性
マクロスゼロ:鈴村健一演じる主人公の名前が「シン」であるロボットアニメ繋がり。
ウルトラマンダイナ:1997年9月から土6で1年間放送されたウルトラシリーズ。主人公の「アスカ・シン」が本作にも影響を与えた。因みに福田監督はDVD全話所持しているそうである。