概要
霊能力者(シャーマン)の少年・麻倉葉が、シャーマンの頂点を決める戦い「シャーマンファイト」に参加し、全知全能の力を持つシャーマンキングとなるための戦いを描く物語。
ジャンプ漫画の王道を行く『努力・友情・勝利』のテーマを押さえながらも、“やったらやり返される”に代表される復讐と因果応報に纏わるエピソードや、“大切なことは心で決める”人生の選択を主軸にした物語など、対象年齢層が高めのエッセンスを随所に散りばめた作風が人気を呼んだ。
本シリーズは、仏ゾーン、ITAKOのANNA、ヤハべえ、デスゼロなど他の武井作品のクロスオーバーが有名である。
単行本は全32巻を刊行。キャラクターズブックである『万辞苑』と公式ファンブックの『マンキンブック』も発売された。テレビアニメ化もなされているほか、アニメで放送されなかった「恐山ル・ヴォワール」にあたるストーリーは、アニメ版キャストでドラマCD化されている。
打ち切りと完全版における補完
武井には3連続で作品が打ちきりになってしまったという経歴がある(これは違います)。諸事情に振り回された部分もあるが。
シャーマンキングは連載末期には『週刊少年ジャンプ』のアンケート順位が最下位近くで低迷を続けた末に打ち切りという形で終わりを迎えた。ジャンプコミックス最終巻のラストシーンにはみかんが描かれているが、これはストーリーの未完を意味する武井のシャレである。連載終了直後にラジオ番組『林原めぐみのTokyo Boogie Night』において、武井からの手書きの手紙が読まれ、連載終了が不本意であったことが伝えられた。
2007年12月に開催されたジャンプフェスタ2008及び『週刊少年ジャンプ』2008年13号にて、作品の完全版が発売されることが発表され、2008年3月より月2冊ずつ刊行された。ジャンプコミックス版でも執筆できなかったストーリーの続きの描き下ろし約380ページが追加され完結を迎えた(マンタリテによると最初はリミックスで発売という話だったのが、この描き下ろしなど追加のため完全版で出すこととなった)。
完全版は全27巻。
何度打ち切られても掲載紙そのものがなくなっても出版移籍しても立ち上がる様は初代OPの歌詞の「よみがえれ」にどこか通じている。
講談社へ移籍
2018年に20周年プロジェクトが始動したのと同時に講談社へ移籍し、新章や外伝などの作品が発表され、『少年マガジンエッジ』にて連載されている。5月には『SHAMAN KING KC完結版』として電子書籍版の発売が開始され、後にマガジンエッジKCレーベルで単行本も発刊された。全35巻。
講談社ということで下記にあるように「なかよし」で外伝の連載や、「テレビマガジン」での掲載にもなった。
関連作品
続編
シャーマンキングFLOWERS:主人公は葉とアンナの息子・麻倉花。
SHAMANKING_THE_SUPER_STAR:シャーマンキングFLOWERSの続編で、三代目アンナのアルミが主人公。
外伝
シャーマンキング-0-:本編前などの前日譚を集めた話。
SHAMAN KING レッドクリムゾン:道潤が主役の外伝。(漫画:ジェット草村)
SHAMAN KING マルコス:X-LAWSのメンバーが主役の外伝。(漫画:ジェット草村)
SHAMAN KING & a garden:花組のメンバーが主役の外伝。少女漫画雑誌「なかよし」での連載となる。(構成:ジェット草村、漫画:鵺澤京)
SHAMAN KING FAUST8 永遠のエリザ:ファウストを主人公にした外伝。
あらすじ
森羅学園中等部に通う少年・小山田まん太は、ある日の帰宅途中、墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。少年の名は麻倉葉。彼は霊と様々な交流ができる者、シャーマンと呼ばれる者達の一人だった。彼は500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加するために上京してきていた。「シャーマンファイト」、それは全世界のシャーマンを統べる「シャーマンキング」を決める戦い。葉と友人になったまん太は、彼を通じて様々なシャーマンたちと出会い、その戦いを目撃していく。
登場人物
演者の芸名は最新のものを記載。キャスト順は(第1作)/(第2作)の順で、同一の声優が並ぶ場合は両作で担当していることを示す。一名のみ記載は、第1作でのキャストを示す。
主要人物
本作の主人公。S.F.参加のため出雲から上京してきたシャーマンの少年。初めは霊が視えることを周囲に伏せていたが、まん太と知り合ったことで彼に素性を明かし、日常の霊的な事件を共に解決していく。許嫁のアンナがやってきた頃からS.F.が本格的に始まり、幼い頃から夢見たシャーマンキングへの第一歩を踏み出すが、同時に彼が生まれる前から課せられていた宿命も胎動し始める。
600年前にふんばりが丘周辺で鬼人と呼ばれ恐れられていた侍の霊。彼が激しい戦いを繰り広げた末に力尽きた場所には今も怨念を鎮めるための首塚が建立されている。しかし当人は少年時代に親友と交わした約束のため、成仏を拒み彼を待ち続けていた。葉の助力で再会を遂げた後、葉の霊的パートナー、即ち持霊となる。
本作のヒロイン。葉の許嫁で作中屈指の実力を誇るイタコの少女。ミステリアスな雰囲気が魅力のクールビューティーだが、歯に衣着せぬ毒舌と逆らう者には容赦なく手を上げる気性の激しさ故、周りには強く畏怖されている。自称“シャーマン界のファーストレディー”にして“ふんばり温泉の美人女将”であり、普段は尻に敷いてばかりの葉のことも心から愛し、彼が必ずシャーマンキングになると信じている。
葉の初めての“人間”の友人。葉と出会ったことがきっかけで霊が視えるようになるが、シャーマン能力にはからっきしの一般人。幾多の災難に見舞われながらも、勉強漬けの日々から新しい世界に連れ出してくれた葉に強い友情を抱き、彼の戦いを最後まで見届けると誓っている。実は国内有数の電子機器メーカー『オヤマダ』の跡取り息子でかなりの金持ち。
本作のキーパーソン。葉に瓜二つの姿をした謎の少年。星の意匠をあしらったアクセサリーに、赤い泥除けを履いたジーンズや裸マントが特徴。最強のシャーマンとの呼び声高く、葉達の最大の敵として立ちはだかる。表向きの物腰は柔らかく相手にも気さくに接するが、その本質は冷酷にして凶悪。己に従わぬ他者を平然と殺傷し、過去にも人々から多くの怨みを買ってきた。彼もまたシャーマンキングを目指し、人類を滅ぼして優れたシャーマンが支配する世界を築こうと目論んでいる。
地球に君臨する五大精霊の一角を成す、世界最大の火の精霊。過去にハオが入手した持霊で、魂を喰らうことで霊力を増幅させる特性を持つ。ハオは殺した相手の魂を喰わせることで、作中の霊の中でも高い霊力を持たせることに成功している。
ふんばり温泉チーム
シャーマン…ではなくアンナが夢見る温泉旅館『ふんばり温泉』の従業員としての素質を認められた2名をチームメイトに、主人公・葉が結成した(組まされた)チーム。
『木刀の竜』の通り名を持つ、葉の仲間の一人で、自称“ふんばり温泉の板長”。元は舎弟たちと共にふんばりが丘一帯を根城にする不良だったが、蜥蜴郎の一件で葉に命を助けられ、以後葉を“旦那”、アンナを“女将”と呼び慕うようになる。美形に目が無い超面食いだが、恋愛についてはモテた試しが無い。長大なリーゼントが特徴で、口癖は“メラ”。
阿弥陀丸と同時期にふんばりが丘周辺を荒らし回っていた盗賊の霊。悪行が災いして阿弥陀丸に成敗された過去を持ち、彼に復讐するため長きに亘って現世に留まっていた。竜の体を乗っ取って悲願を果たそうとするが、葉の体を張った説得により怨念は晴れ、竜の持霊となる。
ドイツからやってきた若きシャーマン医師で、ゲーテの著作で有名な魔術師ファウストの末裔。特徴的な隈と青白い肌を持つ不気味な印象の青年で、骸骨を操るネクロマンシー(死者蘇生術)の使い手。嘗て難病から救った妻を殺害され精神を病んでいたが、葉と戦いを通して心を通わせ、後に仲間になる。
ファウストの最愛の妻。過去には彼の病院の看護師を務めていた。他の医師が匙を投げる程の難病を患っていたが、愛する人を救いたいファウストの執念によって病を克服。二人は晴れて夫婦となったが、結婚して間も無く家に押し入った強盗に殺され若くして世を去る。しかしアンナの助力によって霊として蘇り、夫の持霊となった。
チームTHE蓮
葉のライバル・蓮が即席で作ったチーム。生まれも気性も全く異なる三者の凸凹チームで、最初は折り合いが悪かったものの、S.F.の渦中で降りかかる苦難を退けるうちに結束と実力を強め、最終的には大会屈指の粒揃いに仕上がる。
1800年もの歴史を誇る中国のシャーマン一族・道家の御曹司。嘗てシャーマンの力を恐れて道家を迫害した世間への復讐に生き、他者を殺めることにも躊躇が無い残忍な性格だったが、葉との出会いを通して人間性を取り戻していく。のちに葉の掛け替えの無い友の一人として、共に戦うようになるが、過去の因果は彼を見逃しはしなかった。頭のトンガリがトレードマーク。
蓮の持霊にして道家に数百年仕える武将。初めは蓮の言いなりに動くだけの存在だったが、心を入れ替えた蓮によって関係が見直され、共に肩を並べて戦う真の主従へ生まれ変わる。普段の表情は兜に隠されて見えないが、意外と感情豊かで涙脆いところもある。
北海道の先住民族・アイヌの少年シャーマン。愛称はホロホロ。氷結系の巫術を得意とし、一族の呪具や愛用のスノボを駆使して敵と戦う。技に反して性格は直情径行の熱血漢だが、普段仲間たちと居る時の騒がしさとは裏腹に、単独時は恐ろしく肝の据わった冷徹な一面を覗かせる。葉とはS.F.予選の初戦で知り合い、互いに全力を尽くした良い試合を繰り広げ友人となる。
アイヌに伝わる小人・コロポックルの精霊。コロポックルとはアイヌ語で『蕗の下の小人』を意味し、その名の通り蕗の葉を傘のように差している。大きくつぶらな瞳が愛らしく、作中キャラにも『可愛い』と人気だった。
- チョコラブ・マクダネル(CV:くまいもとこ/くまいもとこ)
世界を“笑いの風”で救う事を目指すアメリカのシャーマンの少年。巫術と笑いの師である南米の老シャーマン・オロナの薫陶を受け、一流のコメディアンを目指して日々奮闘している。が、オロナの寒過ぎるギャグにこだわる余り、渾身の芸はいつもスベりまくり。幼少期に両親を強盗に殺され、自らもギャングに堕ちた荒んだ過去の持ち主だが、オロナとの出会いで精神的に救われた。
南米で神性を持つ生き物として崇められるジャガーの精霊で、チョコラブの持霊。かつてはオロナの持霊だった。一添えのリアクションを以てチョコラブの芸を盛り上げる健気な相棒にして、その俊足を以て彼を“黒いジャガー”の化身たらしめる優秀な精霊。
1000年前のS.F.に参加した少年シャーマンの神霊。ミニマムなマスコット然としているが、豊富な経験と絶大な霊力でチョコラブに更なる力を与える。チョコラブの第二の師匠とも言うべき存在であり、“アバさん”の愛称を以てチョコラブのみならず、蓮、ホロホロといったチームメイトたちにもアドバイスを授ける。
X-LAWS
ハオの打倒を目的に設立されたキリスト教系シャーマンの武装集団。今期S.F.の三大勢力の一角。軍人上がりのメンバーが多い。
X-Ⅰ
- アイアンメイデン・ジャンヌ(CV:堀江由衣/堀江由衣)
X-LAWSの首領にして象徴たる存在で、部下たちには『メイデン様』と呼ばれ敬われている。シャーマンの中でも数少ない神を持霊とする人物で、普段は名の由来でもある拷問器具・鉄の処女に籠っている。誰にも慈悲深く接する優しさを持つ一方、敵対する相手には苛烈で容赦が無い。O.S.で数々の刑具・拷問器具を召喚して敵を殲滅する。作中でも指折りの可憐な美少女で、アブない連中に熱視線を送られることも…。
メイデンの持霊。メソポタミア神話の太陽神にして律法の神。“目には目を、歯には歯を”の文言で知られるハムラビ法典をメソポタミアの民に授けたとされる。元は現地の神殿に祀られていたが、X-LAWSの創始者によって封印が解かれ、彼女の持霊になった。
X-LAWSの実務的リーダーで、X-LAWS主力部隊『天使隊』の隊長。普段は理知的且つ紳士的だが、メイデンを愚弄する相手には激しく憤る忠臣。融通の利かない堅物メガネで、規則にかなりうるさい。リゼルグを組織へ導いた張本人で、リゼルグを通して葉達とも深く関わっていくことになる。
イギリス出身のシャーマン探偵の少年。幼少期に両親をハオに惨殺された過去を持ち、ハオと彼に与する者達に強い憎悪を抱く。ハオに復讐するためにS.F.に参加したが、確実に討ち果たすべく志を同じくする仲間を探していた。ダウジングとそれを応用した戦闘技術を持ち、水晶製のペンデュラムと鉄製ワイヤーを駆使して敵と戦う。少女と見紛う美少年で、竜が熱を上げる存在。
リゼルグの持霊で、彼の実家で受け継がれてきたケシの花の精霊。美しく可憐な妖精の姿をしており、リゼルグの身を案じる優しい心を持つ。
X-Ⅱ
元は一般人だったが、シャマシュの特別プログラムで霊能力に目覚めた後天性シャーマンのチーム。
- ジョン・デンバット(CV:小西克幸/小西克幸)
元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)所属のイギリス人。過去に仲間をハオに焼き殺され、X-LAWSに加わる。フランクな物言いが目立つがハオ討伐に賭ける熱意は強く、後に彼の起こした行動が大問題へ発展する。ミイネとは“好い仲”らしい。
元デルタフォース(アメリカ陸軍対テロ特殊部隊)所属のアメリカ人。ポーフとはその頃からの付き合いで、仲間をハオに殺害された事からX-LAWSに加わった。
ラーキと同じデルタフォース出身のアメリカ人。仲間をハオに殺害され、ラーキ共々X-LAWSに加わる。
X-Ⅲ
ハオの緒戦で当たり、X-LAWS最初の犠牲となったチーム。全員死を覚悟しての参戦ながら、その霊魂はS.O.F.の糧となってしまった。
湾岸戦争に従軍した経験を持つ元軍属のアメリカ人。ハオに両足を燃やされ義足となっている。胴体をS.O.F.の指で串刺しにされながらもまだ息を残し、特殊改造を施した手榴弾を使い、ハオに捨て身の攻撃を見舞う。しかし陰陽道を究めたハオには通用せず、彼だけが命を落とす結果となった。
- ケビン・メンデル(CV:高木渉/高木渉)
元コブラユニット(オーストリア連邦内務省の対テロ特殊部隊)所属のオーストリア人。道化師を思わせる不気味な仮面を被っているが、それはハオに火傷を負わされ素顔がケロイド状となってしまった事による。ハオに対する恨みは深いが力は及ばず、ハオに天使ごと押さえ付けられ焼き殺されてしまう。
元ERT(バンクーバー警察緊急対応チーム)所属のカナダ人。軍人だった父親をハオに殺され、仇を討つべくX-LAWSに加わる。天使隊の紅一点だが芯の強い女性で、X-IIIを案じるリゼルグにも理解を示す優しさを持つ。ハオに瞬殺され、X-LAWSの犠牲者第一号となる。
元X-LAWS
X-LAWSの武器庫番。オーストリアの警官だったがダーティーな職務遂行と粗暴な性格で煙たがられていた。過去に自分が検挙しようとした犯人をハオに横取りされ殺された事が許せず、メイデンの美しさに惚れたこともあってX-LAWSに加入。しかし人格面に難があったせいで後方支援に回された。
ハオ一派
星組
領袖のハオを中心にした主力チーム。ハオが最も信頼を置く部下が配置されている。
ハオの腹心で特徴的な顎髭を持つ。スーツに身を包んだ冷静な人物でハオへの忠義が最も厚い。ハオの秘密を知る数少ない一人で、それを知りながら付いていく辺りかなり頑丈な精神を有すると見られる。実力も相当に高く、X-LAWSを思わせる黒い天使を召喚するが…。
- オパチョ(CV:林原めぐみ/林原めぐみ)
ハオの腹心でアフリカ出身。アフロにオレンジの民族衣装を纏った幼い男児で、純真無垢な心の持ち主故か、ハオが唯一心を許す存在。彼もまたハオを強く慕い、何処へ行くにも常に傍らに控えている。
ハオ一派の女性陣で結成されたチーム。いずれもヨーロッパ人で魔女と呼ばれ迫害された過去を持つ。
ドイツ出身のエクトプラズマーの女性。クールで気怠げな態度が目立つ花組のリーダー的存在。エクトプラズムを利用したO.S.を形成するのが特徴。パンクな装いとは裏腹に元々は名門貴族の家柄に生まれた令嬢だった。
イタリア出身のドールマスター(人形遣い)の少女。美人だが無口無表情で性格は暗め。愛用の人形に霊を憑依させ、遠隔操作して戦う。父親は地元を仕切るマフィアのドンで、占い師の母親はその愛人という微妙な立場で育つ。
イギリス出身のウゥドゥ・マエル(女ドルイド)の少女。明朗活発な性格で三人に中では一番喜怒哀楽が激しい。カボチャの人形を媒介にO.S.して敵と戦う。霊能力を恐れた親に捨てられ、民間で医療行為をしていたシャーマンの老女に育てられた。
土組
ハオ一派の中でも特に危険なペヨーテが率いるチーム。野良試合における被害は彼による所が大きい。
アステカの神官とスペインの祓魔師の血を引くメスティーソのシャーマン。元はメキシコのマリアッチとして活動していたが、ハオの破滅的な思想に惹かれ仲間となる。ハオを信奉するあまり屈折した愛情を抱き、彼の理想実現のため蓮や障害となる者達を手にかけ、今期S.F.における災厄と化す。
史上初の仏教系ミュージシャンを夢見る二人組。元は群馬の寺で修行する小坊主だったが、物珍しさからかハオに勧誘され、(ビビって)仲間になる。ハオ一派のコメディリリーフで、作中のキャラにイジられたりボコられたりするのは日常茶飯事。のちにハオ一派を抜け再出発を目指すが、名乗るユニット名は何処となくパチ臭い…。
月組
ハオ一派のサブキャラクターが集まる。残念ながらこちらの正式な試合における活躍は見られなかった。
- モハメド・タバルスィー/ターバイン(CV:田中正彦/勝杏里)
中東で傭兵として活動していた際にハオと出会い、彼の築く世界の未来を信じて配下となる。実家に秘蔵されていたランプの精霊・ジンを使って戦う。
- 范斬陳(CV:上田祐司/最上嗣生)
パンダの精霊・凶凶(シオンシオン)を持霊にした巨漢の中国人。見た目に違わぬ大食らいで、ハオ一派の食事情は彼が仕切っているとか何とか。昔はアイドル志望だったこともあるが体重計に乗った夜に諦めたらしい。
アメリカの元アメフト選手。交通事故で仲間を亡くし、自身も生死を彷徨う大怪我を負ったことでシャーマン能力に目覚める。亡くなったチームメイト達を持霊に、ザンチンと違って筋肉で固めた大柄な体躯を使った攻撃で敵を圧倒する。
所属なし
- ブロッケン・マイヤー(CV:未登場/吉野裕行)
ハオ一派の最古参にして今生におけるハオの育ての親。生まれつき難病を患い、体が成長しなかったため体格はかなり小柄。レゴブロックに強いこだわりを持ち、媒介、O.S.もレゴそのもの。こだわり過ぎるあまり自ら工場を経営するほど金回りが良い。
- ボリス・ツェペシュ=ドラキュラ(CV:石井康嗣/置鮎龍太郎)
ルーマニア出身の貴族の青年。一見すると品のある貴公子だが、自分の端正な顔を鼻にかけるなど若干ナルシスト気味で情緒不安定。串刺し公と恐れられたワラキア大公ヴラド・ツェペシュの後裔を称し、O.S.も吸血鬼伝説を彷彿とさせる。後述のダマヤジとは何故かキャラ被り疑惑がかけられていた。
北海道生まれの日本人であだ名はダマヤジ。キャラ被りを指摘されたボリスの不機嫌に巻き込まれ、何もしていないのに彼に殺されてしまった可哀想なキャラ。ボリスのやられ役としてのみの登場故に実力は未知数。
ハオ一派の新参者で作中のチーム・NILESのアナテル・ポッキの弟にあたる。兄を殺したX-Ⅰに復讐するためハオに加担し本懐を遂げるが、復讐を終えた後の目標に悩むようになる。
ガンダーラ
今期S.F.における三大勢力の一角。仏教系シャーマンで形成される。
如来
リーダーのサティが中心となって結成されたチーム。
ガンダーラのトップにあたる謎多き僧侶の女性。配下たちからは“姫”と呼ばれ尊崇を集める。大日如来を持霊とする神クラスのシャーマンで、常に慈愛に満ちた微笑を湛える淑やかな美人。葉達との接点は報復の渦に巻き込まれた木刀の竜を蘇生したことから始まり、今期のS.F.を左右するハオの脅威に備え、葉とその仲間達で構成される『五人の戦士』構想を練っていた。そしてそれに相応しい実力を付けさせるため、彼らを強制的に地獄送りにして鍛錬するという荒行を課す。
サティを慕う幼女で、歳に見合わず高い巫力を有する。サティが運営する学校の生徒だが、サティの後継者候補として育成されている側面もある。
サティの腹心である老僧。中国出身。
明王
中庸を自負するガンダーラの中では武闘派揃いの男性チーム。
公式試合にてチームTHE蓮と激突し、彼らとは何かと縁がある。
天
菩薩
麻倉家・ふんばり温泉関係者
島根県出雲市を拠点とする日本随一のシャーマン一族。平安中期に活躍した“大陰陽師”麻倉葉王を始祖とし社会に隠然と影響力を与えてきた。陰陽道・修験道・日本神道・仏教・その他民間信仰など国内のあらゆる信仰と巫術を網羅し、嘗ては多くの弟子を育成してきたが、時代の変遷によってシャーマンの需要が薄れるに従い徐々に衰退しつつある。
葉の祖父で陰陽師。地元の名士や政財界の人物を相手に占いやお祓いなどをして生計を立てている。幼い頃から葉を厳しく鍛え上げてきたが、修行に精を出さない彼に頭を悩ませていた。一方で祖父として孫を可愛く思う気持ちもあり、重い宿命を背負って生まれてきた葉を慮る一面も。
葉の祖母でイタコ。アンナの師匠にして育て親でもあり、彼女のキツい性格は木乃譲りらしい。今こそ小柄な毒舌老婆だが、マタムネ曰く昔は綺麗な女性だったとのこと。夫の葉明とは別居しており、普段はむつ市で自宅と道場も兼ねた『安井旅館』という古い宿を切り盛りしている。
葉の父で修験者…だが、現代社会においてそれで食っていけるはずもなく、他に仕事もしていないようなので、どうあがいてもプータローである。鴉天狗のような仮面を常時被っており家の中でも絶対外さない。作中前半は普通に衣服を着ていたが中盤から完全に裸族(※下着は着用)として行動。女性陣には不審者や変態扱いされ、息子の葉にも「アイツ」とぞんざいに呼ばれ、父親としての威厳も皆無。そんな彼だが麻倉家の一員に相応しい実力は備えており、本気の道円を容易くKO出来るくらいには強い。
幹久の持霊にあたる狐狸の精霊。名前の由来は実在の焼き物に由来し、二匹の美しい毛並みに因んで麻倉家の祖先が名付けた。ポンチ&コンチは同類だが下品な彼らと同列に扱われるのを嫌っている。
葉の母でパートの巫女をしている。麻倉家の総領娘で、若い頃は家への反発と都会への憧れから東京でOLをしていたこともある。しかし田舎育ち故か東京の暮らしには馴染めず、勤め先も自立したかったはずの家の影響下にあり、折角出来た彼氏とも自身の霊能力を恐れられ破局してしまうなど上手くいかない日々を過ごしていた。そんな中弾き語りをしていた幹久と出会い、大恋愛?の末に結ばれた。
茎子の持霊で日本神話における力自慢の神。これが真実なら茎子はまさかの神クラスだが、ぶっちゃけ彼女が活躍しなかったのは永遠の謎である。
麻倉家の門下生で幹久の弟子。身寄りが無かった所を麻倉家に引き取られ、葉とも家族同然に育ってきた。日頃から研鑽を欠かさない努力家だがイマイチ芽が出ず、葉明にも半人前扱いされている。コックリさんを得意としており、極度の恥ずかしがり屋のため人と話すのも苦手で、コックリさん用のスケッチブックの文字列を高速でなぞって意思表示するほど。密かに葉へ恋心を抱いていたが、アンナの登場により告白できないまま失恋した薄幸の少女。
作者も認めたマンキン一の最低コンビ。名前からして下ネタ上等のお下劣な性格をしており、悪ふざけとセクハラは日常茶飯事。不運にもたまおの持霊に宛てがわれたため彼女の心労が倍増する原因になっている。誰にも舐めた態度で接するが、マタムネとアンナには頭が上がらず、特にアンナには事ある毎にキツいお仕置きを喰らっている。死んでから400年は経っているため一応精霊にあたる。
500年前のS.F.に参加した麻倉家の先祖で、マタムネと共にハオを討滅した過去を持つ。ガンダーラの策で地獄送りにされた子孫の葉と対峙し、ハオを倒したことを手柄と誇示する一方で、ハオを救済できなかった苦悩から死後の魂は地獄に囚われ、亡者たちとの果てしない殺戮に溺れていた。葉のIFとも言えるキャラクター。
葉賢の持霊で、彼の術によって召喚される。
葉とアンナの過去編「恐山ル・ヴォワール」に登場した猫又で物語のキーパーソン。麻倉家には1000年近く仕える古株の持霊で、500年前に当時の当主・葉賢と共にS.F.に参戦した経歴を持つ。戦後は麻倉家を去り諸国漫遊の旅に出ていたが、葉明の招聘により葉の青森行きに随行することになった。元は平安時代のハオの飼い猫だったが、死後にハオから莫大な巫力を与えられたことで精霊化した。人語を解し博学だが、恩義あるハオの堕落を救えなかったことは今も彼の胸に暗い影を落としている。
「恐山ル・ヴォワール」編で登場した霊で、アンナが霊視に反応して生み出した巨大なO.S.。作中における鬼は怨念を中心とする負の感情に満ちた魂の集合体とされ、小〜中程度の体格を持ち、本来破壊衝動だけで動く野卑な霊である。しかしこの大鬼はアンナの桁外れな巫力によって自我と知能を獲得した別格の存在で、遂には生みの親たるアンナを利用して魂を喰らい、自ら力を付けるまでに成長する。アンナを攫い彼女を死ぬまで痛めつけようとするが、マタムネと葉に倒され消滅した。後にサティと知り合い地獄の門番として慎ましく暮らしている。
物語の最終話に登場した葉とアンナの息子。最終話時点で6歳。名前は葉とアンナから一字ずつ取って混ぜた命名になっている(葉→“は”、アン“ナ”)。生まれてすぐ葉とアンナが世界を股にかけた旅に出てしまったため二人とは疎遠だったが、竜たちの計らいで仲間たちが再会した時、漸く両親と対面した。後に続編の主人公になる。
チームTHE蓮関係者
蓮、ホロホロ、チョコラブの親族や関係者。
道家
道蓮の実家で1800年以上の歴史を誇る中国シャーマンの大家。男性は覡、女性は道士に別れて道を究める傾向にあり、長きに亘って黒社会や中国史の陰で暗躍してきた。しかし目的のためなら血腥い手段に訴えることも厭わないやり口や、霊能力そのものを恐れた人々に迫害された結果、今は辺境の廃城で燻るだけの存在に留まっている。
蓮の姉でチャイナドレスが似合う沈魚落雁の美女。生前は優れた格闘家であった李白竜をキョンシーとして従える坤道(女道士)で、蓮の戦いをサポートするため来日した。蓮同様、道家に忠実に生きていたが、本心では道家の深い闇で心を失っていく弟の身を案じていた。蓮が執着する阿弥陀丸を狙って葉を襲うが返り討ちに遭い、葉に諭されて改心。霊は道具ではなく大切な相棒であると認識を改め、白竜と絆を新たにした。
潤の持霊。数十年前に人気を博した格闘家にして映画スター。人気絶頂の折に謎の不審死を遂げ伝説の人となるが、実際は彼の力に目を付けた道家に暗殺され、潤の誕生日プレゼントとしてキョンシーにされた非業の人物。葉との戦いでは潤の呪符で意識を縛られ操り人形と化していたが、葉の活躍で生前の記憶が蘇る。自分から全てを奪った道家への怨みから潤に襲いかかるも、アンナの力添えで正気を取り戻し、対等なパートナーとして潤に付いていくことを申し出た。
道家の現当主にして潤・蓮姉弟の父。“人間への復讐”という道家の呪わしい家訓に最も色濃く染まった人物で、肉親すら信じられなくなった結果、人前に出る時は常時O.S.状態で本来の姿を決して曝さず、その際の子供達への口調も奇妙にひねこび、更には年端も行かない息子の肌に大きな刺青を刻むという狂気染みた振る舞いを見せていた。蓮にとっては道家の醜悪が煮詰まったような存在であり、後に彼がS.F.本戦の前に倒すべき目標として目されることになる。
円の妻にして珍の娘であり、潤・蓮姉弟の母にもあたる。道一族本家の長女であり、古風な衣装を纏った美女。あまり活躍はしなかったが、作中では婉然と笑う様子が目立った。自分より強い男としか結婚しない方針で、現在の夫とも果たし合いで結婚に至ったという豪快なエピソードの持ち主。
蓮の祖父で蘭の父。禿頭に鋭い眼光が目立つ厳めしい老爺で、麻倉家の葉明と同じく孫の蓮をシャーマンキングにするため厳しい教育を施してきた。一方で道を外れかけていた蓮が、独力で精神的成長を遂げたことに感慨深くなる祖父らしい一面も見せる。なお若い頃の彼は孫と瓜二つであり、将来的な蓮の毛根と身長が心配される。
最終話で登場した蓮の息子。葉の息子・花より4〜5歳程年下で、最終話時点ではまだ生後1、2年程の赤子だった。容姿は父似だが髪と目の色は母似らしく、赤目銀髪が特徴。
碓氷家
ホロホロの妹。兄を非常に慕っており、戦いをサポートするため北海道から上京してきた。ホロホロをシャーマンキングにするため日頃凄まじい特訓を課す様はアンナを彷彿とさせる。やや泣き虫だが普段は気丈に振る舞い、兄のために武具や衣装を手作りする健気な女の子である。
ホロホロ・ピリカ兄妹の父。猟師の如きガタイの良さと濃い髭、蓬髪が特徴。職業不詳の父キャラが多い作中では数少ないきちんとした社会人。コロポックルが突然変異でマッチョになったゴロボックル(?)のゴロロを持霊にしている。
回想にのみ登場。和人と付き合うホロホロに忠告し、距離を取るように促す。
南米インディオのシャーマンの老人でチョコラブの師匠。世界を笑いの風で救いたいと漂泊の旅をしていたが、ギャング時代のチョコラブに出会い、怒りと悲しみに満ちた彼の魂を巫術を以て解放した。これによりチョコラブは本来の笑顔を取り戻しシャーマン修行を付けてもらう仲になるが、チョコラブを探しに来たギャング仲間に襲われ射殺されてしまった。この時オロナが遺した『笑いの風で世界を救え』という言葉は、以後チョコラブの中で大切な指針となる。
- シャフト(バッファロー・リン、ベン・ザ・ACE、ルル、イヴ)
パッチ族
該当項目を参照。
KABBALAHERS(カバラーズ)および同関係者
葉の父・幹久とユダヤ人の幼い兄妹という奇妙な取り合わせのチーム。中盤から幹久のチームメイトとして登場し始め、やがて葉達の戦いに深く関わっていくようになる。
- ルドセブ・ミュンツァー(CV:川上とも子/富樫美鈴)
ユダヤ教における土の巨人を模した戦闘機械ゴーレムを供にS.F.へ参加した少年。主にゴーレムの戦闘を立案する。参加者では最年少と見られる幼さだが、心を閉ざしたセイラームを救うためにS.F.に名乗りを上げた妹想いである。3年前のクリスマスに唯一の肉親であった父を亡くし孤児になってしまった過去を持つ。父の知人である幹久に懐いていたが、ゴーレムが二人の仇敵を嗅ぎつけたことで事態は急転する。
- セイラーム・ミュンツァー(CV:堀江由衣/下地紫野)
ルドセブの妹でゴーレムの実質的な操り手。寡黙で無表情な少女。以前は普通に笑っていた時期もあったようだが、ある時を境に笑わなくなり、現在のような暗い性格に変貌してしまった。ルドセブは父を亡くしたショックが原因と考えていたが、彼女が心を閉ざした本当の理由は別にあった。
- カメル・ミュンツァー(CV:未登場/小西克幸)
ルドセブ、セイラーム兄妹の父親で科学者兼ラビ(ユダヤ教の律法学者)。祖先が編み出したゴーレムの復活を目指して研究を重ね、その過程で優れた功績を残してきた優秀な人物だった。しかし本編から3年前のクリスマスの夜、ギャングに襲われ射殺された遺体となって発見された。不幸にも第一発見者となったのは娘のセイラームで、彼の死を境にミュンツァー一家の運命は狂い始める。
ICEMEN(アイスメン)
- ピノ・グレアム(CV:千葉進歩/阪口周平)
- ゾリャー・ガガーリク(CV:勝生真沙子/寺崎裕香)
- トナ・パピク・カジマヒデ(CV:江川央生/石井康嗣)
NILES(ナイルズ)
その他の人物
- 喪助(CV:江川央生/森田成一)
- 小山田萬純
- 小山田圭子(CV:未登場/櫻井智)
- 小山田まんの子(CV:未登場/広橋凉)
- 田村崎緑(CV:高木渉/坂田将吾)
- リアム・ダイゼル(CV:佐藤政道)
- ジェーン・ダイゼル(CV:進藤尚美/富樫美鈴)
- ブルーベル・ブロック(CV:未登場/潘めぐみ)
- 乙破千代(CV:未登場/関智一)
- 麻ノ葉
- 田浅法師
- リリララ(CV:小山茉美/小山茉美)
- 天野輝子(CV:未登場/戸松遥)
テレビアニメ
第1作
2001年7月から2002年9月まで全64話が、テレビ東京系列局で放送された。アニメーション制作はXEBEC。
この記事は原作漫画が完結していなかった為、オリジナル回が多いのが特徴。原作で目立っていないキャラクターが掘り下げられたり、リーリーファイブをはじめとしたオリジナルキャラクターも多数登場している。
基本的に進行は原作基準だが、シャーマンファイト後半からオリジナルストーリーが展開され、原作とは違ったエンディングとなっている。
主題歌
オープニングテーマ
「Over Soul」(第1話 - 第34話)
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - たかはしごう / 歌 - 林原めぐみ
「Northern lights」(第35話 - 第64話)
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - たかはしごう / 歌 - 林原めぐみ
エンディングテーマ
「trust you」(第1話 - 第34話)
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - たかはしごう / 歌 - 林原めぐみ
「おもかげ」(第35話 - 第63話)
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - たかはしごう / 歌 - 林原めぐみ
「魂魄重ねて」(第64話)
歌 - 佐藤ゆうこ
挿入歌
「brave heart」
作詞 - MEGUMI / 作曲 - 太田美知彦 / 編曲 - 十川知司 / 歌 - 林原めぐみ
「SILENT WEAPON」
作詞 - 李醒獅 / 作曲・編曲 - 大森俊之 / 歌 - 佐藤ゆうこ
第2作
2020年6月に完全新作でテレビアニメ化されることが発表された。
2021年4月からから2022年4月までテレビ東京系列局とBSテレ東にて放送された。
「アニメを物語の最初から作り直したうえで放送始めるつもりです」との告知があり、物語の結末まで映像化されるとされ、実際に原作第1話~完全版の最終回までがしっかり放送された。
放送開始日にBlu-rayBOXの情報が解禁され、それにより第52廻まで放送が確定していた。
東京オリンピック(2020)による休止などの影響で2022年3月末までに第49廻までしか放送できなかったため、改編期を過ぎた2022年4月21日に完結した。
アニメーション制作はブリッジ。
完結版35巻分の内容を1年間(全52話)に詰め込んでおり、アニメ第1期(64話)よりも話数が少ない分、ストーリー展開はスピーディー気味になっており、原作からカットされているシーンもある。
第1作にあったオリジナル回やキャラの掘り下げ回、解説描写は無いものの、きっかり原作基準で最後まで進行する為に第1作で描かれなかったシーンがしっかり登場する。キャラクター造形も原作に近いタッチになっている。
蛇足ではあるが、連載開始20周年に当たる2018年に向け、作者の武井に対しアニメのリメイク企画のオファーがあったものの、武井が当時の声優と曲を再起用したいと要求したが実現できずおじゃんになってしまったことがあったことを、武井が自らの公式ツイッターアカウントにおいて明らかにしている。
特報PVの曲に第1作のOP「Over Soul」を起用したことでも話題を呼んでおり、本編内でも挿入歌として流れる場面がある。
キャストは大半が第1作から続投。主題歌も前半は前作に引き続き林原めぐみ(恐山アンナ役)が担当した。後半は水樹奈々(玉村たまお役)が担当する。
最終話放送後、麻倉花を主人公にした続編の制作が発表された。
これについての詳細はこちら。
主題歌
オープニングテーマ
「Soul salvation」(第1話 - 第27話 )
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - たかはしごう / 歌 - 林原めぐみ
「Get up! Shout!」(第28話 -第52話、52話ではEDとして使用。)
作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 山本玲史 / 編曲 - 加藤裕介
エンディングテーマ
「#ボクノユビサキ」(第1話 - 第12話)
作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - 要田健 / 歌 - 林原めぐみ
「Adieu」(第13話 - 第27話 )
作詞・作曲・編曲 - 清竜人 / 歌 - 堀江由衣
「ハヅキ」(第28話 - 第39話)
作詞・作曲 - ヨシダタクミ / 編曲 - saji、菊谷知樹 / 歌 - saji
「Courage Soul」(第40話 - )
作詞 - 五阿弥ルナ / 作曲・編曲 - 林ゆうき / 歌 - 麻倉葉(日笠陽子)
挿入歌
「Over Soul」
林原めぐみによる2001年版のオープニングテーマであり、第5話EDとして使用。作詞はMEGUMI、作曲・編曲はたかはしごう。
「JOH!仏〜SANKIEMON〜 -二経-」
「ちみ・ちみMORYO -二経-」
「ちみ・ちみMORYO -二経- Remix」
BoZによる第12話挿入歌。3曲すべて作詞は武井宏之、作曲・編曲はKyrie(NoGoD) 。
「ファウスト・ラブ」
ファウストVIII世による第19話挿入歌。作詞は武井宏之、作曲・編曲は林ゆうき。
「BOB LOVE」
BOBによる第32話挿入歌。作詞は武井宏之、作曲・編曲は山田正人。
「りんごウラミウタ」
あわやりんごによる第32話挿入歌。作詞は武井宏之、作曲・編曲は五島翔。
林原めぐみによる第33話ED。作詞は武井宏之、作曲・編曲はかぴたろう。
「ふんばりの詩」
第49話挿入歌。作詞は武井宏之、作曲・編曲はかぴたろう。
余談・関連リンク
作中のエピソード「恐山ル・ヴォワール」に登場した手紙の内容を歌詞にして、かぴたろう氏が2010年03月13日に初音ミクに歌わせたものがある。
2011年10月20日になんと、恐山アンナ役の林原めぐみが歌い、投稿したものがある。
【ニコニコ動画版】
関連動画
関連イラスト
関連タグ
武井宏之 週刊少年ジャンプ 少年マガジンエッジ マンキン(略称)
SHAMANKING…英語表記揺れ及び講談社でのアニメタイトル。
ダイの大冒険…こちらも完全新作でテレビアニメ化された。但しこちらは出演者全員一新された。
美少女戦士セーラームーン…こちらは完全新作に至って、主役以外の声優陣を一新した逆パターン。
ガメラ…版権元が2回倒産したために3回も版権元が変わっても続いているシリーズ物の例。3回というのはシャーマンキングの経歴と類似している。
ブラザーベア…本作と同じく、アメリカ大陸の先住民における「グレート・スピリット」信仰とシャーマニズム、その理の中で生きる者達の「輪廻転生」と「復讐と因果」を描く作品。
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