アイドルマスターシンデレラガールズAfter20
あいどるますたーしんでれらがーるずあふたーにーぜろ
おいしいもの食べて飲んで…… 酒(しゅ)あわせ!
概説
2017年11月19日に開催された「アイドルマスター シンデレラガールズ 6th Anniversary Memorial Party」にて発表された、『シンデレラガールズ』における新規展開要素。様々な新情報の一つとして発表されたのが、このコミカライズ作品『 After20 』である。
併せて発表されたメインビジュアルでは、高垣楓・片桐早苗・川島瑞樹・三船美優といったボイス実装勢を差し置いて、柊志乃が最前列のセンターに描かれていたことが大きな驚きをもってPに受け入れられた。
Webコミックサイト「サイコミ」にて2017年12月23日より連載を開始。漫画は半二合(はん にごう)が担当し、T.I.Planning が料理や酒の監修を行っている。
居酒屋「 しんでれら 」を舞台に、成人アイドルたちが飲み交わすオトナの時間を描く――という、アイドルをテーマとした作品のコミカライズとしてはかなり異色の内容。「年長アイドルの魅力」をこれでもかと描いてきた『シンデレラガールズ』のひとつの到達点ともとれるだろう。劇中に登場する愉快な擬音の数々や、力の抜けたデフォルメ絵も魅力。
ちなみにタイトルの「 After20 」は、「お酒は二十歳になってから」と、20時(午後8時)以降の晩酌の時間とが掛かったもの。話数のカウントには「○杯目」を用いている。
連載開始当初は隔週掲載だったが、 2019年5月25日から毎週掲載になった。
作中に登場する酒や料理は実在のものを使用しており、料理マンガの側面も持つ。といっても奇抜なメニューが登場するわけではなく、多くの人が一度は口にしたことのあるような(そしてお酒もおいしくいただけるような)料理が、食欲をそそる筆致で描かれる。作者によると、飲酒の習慣がない読者でも楽しめる作品を心がけるとのことで、毎回の酒は基本的に作者が選んでおり、監修者は酒や料理両方をチェックしつつ料理の提案も行っているとのこと。
また、あくまでもアイドルの魅力を描くのが眼目であり酒や料理を説明するだけの存在にならないように心がけているという。
実在する地名や企業(JR東日本)、時事ネタも描かれ、酒造会社の来歴を紹介するくだりでは東日本大震災にも触れている(『シンデレラ』では初)。『Happy New Yell !!!』でも新型コロナウイルス感染症に関しての言及は避けられた事を考えると異例といえる。
なお、更新が0時であることから深夜の飯テロという評価も。
酔っ払いども
早苗の提案で某アプリのグループを結成し、春の吉日にお花見を実行、さらに居酒屋で打ち上げという暴挙に及ぶ狂気の面々。定位置はカウンター席からいつの間にか座敷席へ。
第43話で明かされたグループ名は「のんでれら」。参加人数を見るに、劇中に登場した20歳以上のアイドルは数に入れられている様子。
(作中でも話題に上るため、出身地を併記。)
「 よぉっし ! アイドル力みなぎってきたわよ―― !! 」
CM、インタビュアー、街頭での食レポなど、マルチに活躍する元アナウンサーの売れっ子アイドル。安定感のある仕事ぶりを見せ、馴染みのスタッフから予定外の演出を仕掛けられることもしばしば。多忙でも溌溂とした笑顔を忘れず常に全力投球なので、一日の終わりにはアイドル力が尽きてしまうことも。仕事終わりにふらりと入った居酒屋「しんでれら」で、先客の同僚・楓と親しくなっていく。
アンチエイジングを心掛ける一方で「我慢は美容の敵」と思い切る素直なオトナ。さすみず。「しんでれら」の料理や酒の食味を表現する際はアイドル関係に喩える事がある。常連組の中では酔い潰れた面々を介抱することの多い女房役。
☆ 「 瑞樹のイチオシ ! 」 / 昼下がりの情報番組のワンコーナー。番組中に生中継を挟む形で、時にはゲストと一緒に有名なスポットやおいしい食事処を巡っていく。瑞樹の気取らずともエレガントな食べっぷりが食品会社の目に留まり、CMのオファーが来たこともある。
「 『新しいことに触れることで世界が広がるのが嬉しい』と... 私もそうなんです 」
居酒屋「しんでれら」の常連客。ラジオにステージにと活躍の場を増やしつつある瑞樹の後輩アイドルで、垢抜けた居住まいにつかみどころのない雰囲気をまとう長身の美人。人見知りゆえに一人で食べ歩きをすることが多く、その中で見つけた「しんでれら」が新たな出会いの場になっていることを喜んでいる。日本酒に造詣が深く、しんでれらが扱う数々の品から晩餐に合うものを選ぶのも得意。たまに適当な組み合わせで冒険してみたりもする。
息をするようにブッ込むため、たのしい言葉遊びはスルーされがち。プライベートでお酒関連のイベントに出かけては、志乃や早苗と顔を合わせていたらしい。オフの日には酒肴を求めて少し遠出するなど、おっとりしているように見えて活動的。
☆ 「 高垣楓 ちょっとBAR 」 / 夜間に放送されている、楓がパーソナリティをつとめるラジオ番組。ときどきゲストを呼ぶ。夏休みアリ。
「 お料理とお酒が自然と溶け合うように 私も自然に変われるのかも... 」
変わりたいという決意を秘めて、20代も後半でOLから転身した新人アイドル。瑞樹への用事を携えて「しんでれら」に辿り着く。作中では後輩ポジションということもあってどこか初々しく、先輩たちのプロ意識に敬意を抱いている。さり気ない気遣いが眩しい落ち着いた女性だが、人一倍繊細なせいか押しに弱く流されやすく、客引きが天敵。お酒にも弱く、酔いが回ると誰にともなく弱音を吐きながら寝入ってしまう危なっかしい面も。のんでれらで人込みに入る際には、彼女が流されないよう「Mシフト」なる陣形で周囲を固めるらしい。
U149では頼れる先輩なのに対して本作では経験が浅い新人として描かれており、サイコミ掲載両作の大きな差異として挙げられる。
☆ CM / アクセサリー店「 Cy style 」のCMディレクターに見い出され、奇しくもタレントとして「都会のOL」を演じることに。海辺で水着の第2弾、マスタングで旅へ出る第3弾にも起用され、自身の新境地を切り拓いていく。
「 この歳になってまだ変われているというのは とても嬉しいことだわ 」
ドラマ出演を機にブレイク中の、泰然とした麗人。常にほろ酔いのような自由人で、流されてみることに肯定的。少し身辺が騒がしくなってきたため、落ち着ける酒場を探していた。行きつけのワインバルに出没する知り合いの猫の導き(?)と、美優の誘いを受けて「しんでれら」へ。楓と面識はあったものの、互いに「お酒のイベントへ行くとよく会う、お酒の話ができる顔見知り(の一般人)」程度の認識だった。悪酔いこそしないものの、現場にボトルを持ち込んだり、撮影の合間に飲もうとしたりと、そこそこの問題児。朝に弱い。
☆ 『 酒税課の女 』 / 劇場版も製作されている謎多きお役所ドラマ。志乃の役どころは、酒税課に勤める主人公を妹にもつ文筆家。ひと仕事終える度にボトルを開けているらしく、昼間から飲んでいることも珍しくない様子。まんま本人である。
「 好きなお酒を見つけるのって 宝探しをするみたいで楽しいじゃない? 」
パワフルで面倒見の良い姉御肌。前職は警官で、小柄ながらも腕っ節は強く、声の圧も全体的に強め。『酒税課の女』に警官A役として出演し、持ち前の快活さで現場の潤滑剤になっている。本作では年長の志乃がいるため、他の媒体では見られなかった、体育会系的後輩キャラとしての姿も新鮮。仕事中においしい食事に出会ってはビールの誘惑を断ち切っており、酒場へ入れば生ビールを中ジョッキで煽るのが基本。世話焼きな性分ゆえか絡み酒の気があり、酒癖がよろしくないことを自認している。
酒席を満喫する姿勢は冒険心にも繋がっているようで、ビアホールでは目隠し注文に興じたりしている。アウェイのイングリッシュパブにも開口一番「アイ・ラブ・ビアー!」と宣言してボディランゲージで馴染むコミュニケーション力を見せた。転職したことを親に言いそびれているらしい。
☆ 『 酒税課の女 4時間スペシャル 』 / 副題は『 真夏の夜に消えた愛 愛は湯けむりに霞む 悲しく美しい愛のしるし 愛と悲しみの復讐者追跡行 』。夏の新潟で長期ロケを行なったという力作。
追加レギュラー
「 そうねぇ... 派手なパーティーもいいけれど... 」
ビアガーデンにあぶれた一行を、懇意の店に迎え入れた志乃の友人。予てより志乃の交友関係から登場が匂わされていたが、第16話にて本格的にお目見えし、第17話では事実上の当番回をあてがわれたことで、メインビジュアル組以外では初の追加メンバーとなった。
野性味ある艶の持ち主で、見た目に違わずセクシー路線を軸に活躍する事務所の最年長。パーティーが趣味とあって顔が広く、仕事で出席する際には自ら外車を運転して会場に乗り付けるなど、話題性の演出も心がけている。ワイン党の志乃が居酒屋通いをしていることを意外に思いながらも、彼女に誘われて「しんでれら」の暖簾をくぐり、ホームパーティーのような温かな宴席の心地よさから顔馴染みとなった。酒席では他者の面倒を見る側のようで、瑞樹からは有り難がられているが、志乃いわく「たまにどうしようもなくなる」らしい。
「 狙うぞー☆ 26歳トップアイドル !! 」
炎天下でかき氷店の営業に励んでいたハイテンションなアイドル。偶々やって来た瑞樹をステージに巻き込む、勢いと押しの強さが持ち味。休憩中に瑞樹の上着のほつれを修繕しつつ自分を売り込む抜け目のない女性で、そのキャラクターに手応えを感じた瑞樹に「イチオシ!」への出演交渉を快諾される。帰り道に寄ってきた猫にかまったばかりに大事な連絡先を奪い去られ、必死の追跡の末に辿り着いたのは赤提灯の居酒屋で――。
第42話での登場を皮切りに、おどけた口調と軽快なノリでのんでれらに飛び込んだ逞しい新人。演技の仕事に強い意欲を示し、あるオーディションで狙っている役柄があるとのことだが……。「 スウィーティー 」 と称する独自の美学を持ち、心ときめくものを追い求めている。
助演・ゲスト
「 私達もお腹空いてきちゃったネ ミズキ! 」
第10話にてゲスト出演。アイドル料理番組の対決企画(企画名は「歳の差アイドルクッキング」...)にて、中華鍋を振るって瑞樹と炒飯の出来を競った。事務所でも振る舞われていた彼女の炒飯を恋しがる瑞樹に「今からでも」と快く応じたものの、里帰りの途に就くため、代わりにおすすめの中華料理店を教えていく。
後に料理番組の司会役が決まり、第20.5話では社員食堂の高火力コンロを借りて練習に励む姿が描かれた。作ったのが炒め物だったため、盛り付けは大らか。居合わせたつかさと食卓を挟みながら嬉しそうに語るところによると、最初のゲストは「桐生つかささん」なのだとか…。
☆ 『 Cook ドゥードゥル iDOL 』 / 審査員の舌を唸らせるべくアイドルたちが鎬を削る、メシマズ無用の対決型料理番組。
「 アタシはさ! アンタが培ったものリスペクトしてる 」
第18話にてゲスト出演。社長業を兼ねており、イベントの控室で部下に送るデータの扱いに困っていたところを、共演する美優の事務スキルに助けられる。その場で美優を進行中のプロジェクトに誘うなど、有能な人材のスカウトには余念がない。勧誘は叶わなかったものの、先んじてステージに立った美優の姿にアイドルとして超えるべき目標を見る。同じく共演した礼子の人脈には時々、世話になっているらしい。
第20.5話では昼食を振る舞ってくれる菲菲に応じて、食堂に預けてある自作のぬか床から香の物を供した。それぞれの小皿に数種類ずつを取り分けるこまやかさは、菲菲の料理と好対照。
「 オクニの食べ物 褒めてもらえると嬉しいですネ! 」
第20話にてゲスト出演。浅草で早苗とイベントの司会を務め、仕事終わりに浅草みやげを求めて一緒に散策へ繰り出す。ブリティッシュパブで異文化交流を体現する早苗の逞しさを、異国でアイドルの世界に飛び込んだ自身に重ねながら、電話で母と交わした言葉を胸に、故郷へ凱旋する日を思うのだった。その後は二人で立ち飲み屋へ向かい、「たこわさで一杯」やったんだとか (ちなみにイギリスでアルコール飲料全般が飲めるのは18歳から)。両国では文系大学生らしく江戸下町文化関係の施設を回っており、エステでまったりしてから合流した瑞樹と楓を感心させた。なぜか城東地域での登場が多い。
「 ぜひぜひ~ 実は小腹が空いていまして 」
第22話にて新年初放送回の「イチオシ!」にゲスト出演。縁を持った人々に幸運を授ける年始の招福アイドルとあって、収録の行われた神社でも持ち前の強運を発揮する。仕事(+お肌の健康)以外は幸運に委ねるでもない瑞樹に「川島さんらしい」と微笑み、一緒に屋台のイカ焼きに舌鼓を打った後はユニット〈ジャポネスク〉として出演する番組の収録へと向かう――のだが、延長必至だったはずの瑞樹の別件が日中に片付き、新年早々にしんでれらで馴染みの面々と顔を合わせることまで叶うという、恐るべき幸運の波及をもたらしていった。
「 店員さんも皆さんと同じ気持ちだと思います…! 」
料理番組『クックドゥードゥルアイドル』のバレンタインスイーツ対決に出演した元ウェイトレス。番組で何やら負け続きらしい瑞樹のお手製ガトーショコラに対して、得意のパフェに特製のブレンドコーヒーを添えることで味わいに深みを持たせ、前職の意地を見せて勝利を掴んだ。なお、負けた際の残念賞にはおたまが用意されていた模様。常連組がしんでれら閉店騒動にうろたえる中、瑞樹に店員経験者としての見解を示し、真相解明の助けとなる。
「 こういうにぎやかな場も楽しいものね 」
仏語に堪能な才女。『酒税課』北海道編にてキャリアの敏腕警部役で出演。知的な雰囲気が少々近づきがたく、悪戯っぽいところもあるが、和やかな輪の中に入っていくのは苦手。出たとこ勝負で夜の札幌に繰り出した共演者たちを、おすすめの店へと案内する。フランスへの造詣の深さからワインも嗜むようで、ワイン好きが高じてフランス通いをしている志乃とは話の合う場面が多い。
「 今とてもアイドルしてますね 素敵な笑顔…! 」
日露ハーフの美少女。『酒税課』ではとある酒蔵の娘として登場し、犯人の協力者を演じる。神秘的な見た目に反して気さくで活動的だが、純粋なあまり他者の言葉を真に受けすぎるところがある。飾らない人柄ゆえ、人を褒めるときの言葉選びはストレート。
「 ついこの人たちのペースに巻き込まれてしまうのよね… 」
「イチオシ!」北海道特集にゲスト出演。持ち前の歌唱力を存分に披露した会場で、瑞樹の仕事に託けて集まった常連組の姿に気をとられ本番中にトチってしまい、反省モードのまま函館観光へ連れ出されることに。生真面目な性格を年長の面々からやたらに可愛がられつつ、自信を持って歌い切った「イチオシ」での仕事ぶりを称えられ、年齢相応の百面相を見せた。
地元アイドルとして、楓とのグルメ番組「浅草食べ歩きツアー」に出演。食べ盛りの旺盛な食欲と、楓のダジャレに即応する瞬発力とで、リポーターとして大活躍。地元民だけあって顔見知りも多く、収録中に声をかけられる場面も。仕事の後には楓をエスコートして花やしきを巡り、二つの故郷をつなぐ夢を語る。
「 私達の旅は始まったばかりよ 心ちゃん !! 」
空港の土産物店で、心と共にキャンペーンスタッフを務めた元CAの気さくなアイドル。培った経験を糧に、新たな旅路へと邁進中。以前の仕事仲間とは、仕事終わりの女子会に参加するなど交流が続いている様子。
「 七海はちっとも疲れてないのれす♪ 」
お魚の魅力を広めたいお魚系アイドル。瑞樹と共にさんま祭りをリポートし、持参したすだちで塩焼きを堪能する。コーナー終了後も一般客に声をかけ、焼き秋刀魚の簡単なほぐし方を伝授して笑顔を引き出す、熱意と安定感の持ち主。
☆ 「 七海のおさかな大好き!」 / 「イチオシ!」と同じ番組内で七海が任せられている新コーナー。
「 では…行きましょう 笑顔を届けに! 」
第65話から登場した元看護師のアイドル。初登場は早苗の主演ドラマ『交通課の女』に悪役として出演するというインパクトのあるものだった。周囲の人々の健康や身体を気遣う姿勢は前職から変わっておらず、作中では怪我をした撮影スタッフの応急処置を行ったり、体型を気にして無理なダイエットを行いかけていた早苗に対し適切な食事指導を行うなどの活躍を見せる。一方で千夏や志乃からは「裏に怖い一面がある」ことを認識されており、酒が入ると怖いジョークで美優をからかうなど少し茶目っ気を見せることもある。
「 えぇ!? な…ナナは17歳なので無理ですよ!! 」
ウサミン星出身のメイドアイドル。第41.5話でカメオ出演した後しばらく登場が無かったが、第99話より「ウサミン星の優雅な食卓」というタイトルで度々単独メイン回が描かれるというある意味で破格の扱いを受ける。長年の自炊経験から料理は得意であり、彼女の登場回では「ウサミン星別荘」の一室にて、少ない材料でさっと作れるような自炊レシピが紹介されるのがお決まりとなっている。未成年なので飲酒シーンはありません。
年齢についての他のアイドルからの認識は概ね原作に沿っており、美優は未成年であることを疑いもしていない様子だが楓には気付かれている模様。早苗に至っては「相変わらずそこ守るわねー」と笑われる始末である。
メイクさん
第1話から時々登場している準レギュラー。「瑞樹のイチオシ!」や「酒税課の女」、雑誌グラビアなどで登場アイドルのメイクを担当している。瑞樹と雑談したり、同じタクシーで移動したり、志乃・早苗と一緒にロケ弁を食べたりとそれなりに打ち解けた仲の様子。
第7話で撮影の陣中見舞いに登場したちひろとのやりとりからすると、瑞樹たちの所属事務所のスタッフというわけではないようだ。
Cy style 社長 / ディレクター
銀座の宝飾品店Cy styleの社長とCMディレクター。ディレクターのプッシュにより美優がCMに起用された。
ディレクターは呑気で鷹揚に美優の素質を信じつつ、確固たるイメージを持っている社長は容赦なく美優に要求を突きつけて萎縮させがちだが、そのたびに「しんでれら」での体験を生かして新境地を拓く美優の成長に一役買っている。
居酒屋しんでれら
彼女達の癒しの場所。ここは居酒屋「しんでれら」――。
軒先に大きな赤提灯を設えた和風の居酒屋。入り口から真っ直ぐ伸びる通路を挟んで左手にカウンター席、右手に掘りごたつ式の座敷席(6席×2)があり、内装はさっぱりとしている。カウンターには無数の一升瓶が並んでおり、日本酒の取り扱い量は瑞樹が圧倒されるほど多い。ワインの品揃えも気取ったところがないようで、保存状態も志乃のお墨付き。おいしい料理も和洋問わずに出てくる。釣りを嗜む店長が、釣果を使った料理を出す事も。
楓いわく 「 いつ来てもお客さんがいない 」 のがいいのだそう(目の前で言われてしまった店員からは「ひどい」と一言)。商社勤めの経験を持つ美優からは想定されるテナント料に客入りが見合っていないことを心配されており、「オーナーが趣味でやっている説」まで出る始末。客が少ないため接客担当は店員さん一人だが、最近は日本酒もワインもビールも注文が入るので少し忙しそう。年始の三が日には初詣客に向けて昼から店を開けるという奇特な店。
作中の描写から、瑞樹の自宅と最寄り駅の間の徒歩圏内に店を構えている模様。事務所からの距離もさほど離れていないようだ。
なお、特定のモデルはないオリジナルで、ある意味で「作者の理想の居酒屋」とのこと。
店員さん
しんでれら唯一の接客担当で、作務衣姿の女性。常連組が集い始めた頃には初々しさも見受けられたが、ホテルで見るような料理パフォーマンスをキッチンワゴンで再現して見せたりと、侮れないところがある。
店長
会話中でしか言及されない謎に満ちた人物。
書籍情報
2018年6月29日に単行本1巻が発売された。ただし1巻時点ではアイドルマスターシンデレラガールズU149やワイルドウインドガールと異なりCD付きの限定版は予定されていない。担当Pからは惜しむ声も聞かれる。
1巻発売に合わせてソーシャルゲーム版、スターライトステージともに記念キャンペーンが開催された。モバゲー版では「ぷちスナップ」の背景として「癒しの場所しんでれら」が、スターライトステージではルームアイテムに「店先 / 癒しの場所しんでれら」 「赤ちょうちん / 癒しの場所しんでれら」が登場し、どちらでも場所としての「しんでれら」が取り上げられている。ちなみに飲酒要素はないため未成年アイドルでも安心。
モバゲー版ではタイミングを合わせたのか、6月30日から開催されたイベント・ドリームLIVEフェスティバルのゲストユニットとして「レイ・ディスタンス (瑞樹、楓)」 「チーム・夏越しの酒 (早苗、志乃、美優)」が登場した。
この第1巻には『U149』に登場するアイドルたちを描いたポストカードが封入されており、「『U149』3巻に付随する『After20』のポストカード」と繋げることで1枚のイラストになる仕掛けも施されている。
読者の期待に応えて2巻ではCD付き特別版の発売が決定、6thLIVE「MERRY-GO-ROUNDOME!!!」で発表された。瑞樹・美優の「オルゴールの小箱」と瑞樹・楓・早苗の「命燃やして恋せよ乙女」に14.5話のドラマを収録。2018年12月28日発売。
2巻発売に合わせてデレステのルームアイテムにカウンターと椅子が追加された。
「U149」7・8巻と同時に発売された5・6巻には5・6両巻にキャラクターイメージに合わせた日本酒のキャラクターラベル瓶とラベルイラストのポストカードがセットになった特装版も発売。性質上未成年の購入はできない。選ばれたアイドルは高垣楓、片桐早苗、柊志乃、川島瑞樹、高橋礼子、三船美優。
また、発売に合わせてデレステのルームアイテムに座敷席が追加された。4人がけの座席だが、アイドル2人が料理を前に色々語り合う。聞き役のアイドルのコロコロ変わる表情が楽しい。
その他
シンデレラガールズ劇場第1159話は酒に弱くウィスキーボンボンですら酔っ払ってしまった東郷あいが高橋礼子や相川千夏に相談を持ちかける話で、あいに酒の飲み方を教えるという建前でしんでれらメンバーが集合する事になったようだ。
さらに第1227話では黒川千秋が礼子と話している流れで同様に誘いを受け、あいから「健闘を祈る」とエール(?)を贈られる場面が見られる。千秋がこの後メンバーと合流したことや、前回のあいが結局ロクな目に遭わなかったことが示唆される。
常連6名のうち楓を除くメンバーが「第32回アイドルLIVEロワイヤル」5日目にユニット『アフター・アワー』として登場。開始時点では瑞樹の誕生日である。なお、楓は歴代シンデレラガールユニットとして参戦したため不参加。勝利時のセリフは「反省会はいつもの場所で」というものでユニット名とともに関連を匂わせている。
関連タグ
川島瑞樹 高垣楓 三船美優 片桐早苗 柊志乃 高橋礼子 佐藤心
Spin-off!… 心が出演した『シンデレラガールズ』周年記念企画のプロモーション・フィルム。舞台裏を補完する形で『After20』とのコラボレーションが実現した。
夏野菜カレー(ライス) メンチカツ(with 千切りキャベツ&ライム)
ガパオライス バーベキュー ハンキングテンダー Tボーンステーキ
水餃子鍋(&シメのうどん) ポテトサラダのスモークサーモン巻き
寿司(アオリイカ、ホウボウ、秋刀魚、ナガオオメハタ) ゲソのつまみ
もりそば(+ 蕎麦湯) フィッシュ&チップス
シーフードピザ ローストビーフ ローストチキンレッグ ムース・オ・フランボワーズ
ガトーショコラ&アップルティー チョコレートパフェ&ブレンドコーヒー クレープシュゼット
大皿パエリア 炭火網焼き生ラムバーベキュー ハスカップソーダ
宗八鰈の塩焼き 船盛 三平汁 イカ刺ゴロ付 八角軍艦焼き コウナゴ
その他のシンデレラガールズコミカライズ作品
アイドルマスターシンデレラガールズU149 : 同じくサイコミで連載されている『シンデレラガールズ』のコミカライズ作品。こちらの主役は小学生アイドルたち。
関連リンク
『 アイドルマスター シンデレラガールズ After20 』 - サイコミ 連載ページ
半二合先生と戸越銀座を食べ歩きながらインタビュー! - インサイド
齋彌酒造店 - 《 雪の茅舎 》 山廃純米
赤武酒造 - 《 赤武 》 純米
今田酒造本店 - 白麹純米酒 《 海風土 》
相原酒造 - 雨後の月 スパークリングアジア 《 微紅 》
Caudrina (カウドリーナ) - 《 LA SELVATICA 》 (ラ・セルヴァティカ)
中央葡萄酒 - グレイス 《 茅ヶ岳 》 (赤)
Chateau Potensac (シャトー・ポタンサック) - 《 La Chapelle de Potensac 》 (ラ・シャペル・ド・ポタンサック) 2012
高垣酒造 - 《 喜楽里 》 純米吟醸 生原酒
SILLY (シリー) - 《 Pink Killer 》 (ピンクキラー)
Weihenstephan (ヴァイエンシュテファン) - 《 HEFEWEISSBIER 》 (ヘフェヴァイス)
青島啤酒 - 《 Tsingtao Beer 》 (チンタオビール)
小江戸鏡山酒造 - 《 鏡山 》 ワイン酵母仕込み純米酒
釜屋 - 《 ARROZ 》 (アロス) ワイン酵母仕込み純米酒
原酒造 - 《 越の誉 》 大吟醸 生酒
大口酒造 - 《 伊佐小町 》 (13度 / 25度)
永山本家酒造場 - 《 貴 》 夏純米 発泡にごり
LAPHROAIG (ラフロイグ) - 《 TRIPLE WOOD 》 (トリプルウッド)
熊澤酒造 - 《 湘南ビール 》 / 《 天青 吟望 》 秋 純米おりがらみ (季節限定)
ASPALL (アスポール , アスパル) - 《 SUFFOLK CYDER 》 (サフォークサイダー)
勝沼醸造株式会社 - 《 ARUGABRANCA PIPA 》 (アルガブランカ ピッパ)
PERRIER JOUET(ペリエ・ジュエ) - 《 GRAND BRUT 》 (グラン・ブリュット)
奥尻ワイナリー - 《 OKUSHIRI Merlot 》 (メルロー / 白)
上川大雪酒造 - 《 上川大雪 》 特別純米
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