概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第13弾。DLC配信後に行われる初の最強レイドとなる。
対象ポケモンはレベル100のくさテラスタルヒスイジュナイパー。
ゲーム画面上の名義はジュナイパーと同じになると思われる。
開催日時は、2023年 10月6日9:00〜10月9日8:59、10月13日9:00〜10月16日8:59。
ヒスイ御三家は今回が最強レイドに初参戦となる。地味にミュウツーに引き続き元タイプと一致したテラスタルである。
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
88 | 112 | 80 | 95 | 95 | 60 | 530 |
特性はこれまで通り隠れ特性のきもったま。これによりゴーストタイプにもかくとう技やノーマル技を当てられるばかりか、NPCのいかくが一切通用しないことになる。
技構成は「リーフブレード」、「3ぼんのや」、「ブレイブバード」、「シャドークロー」、「ビルドアップ」、「つるぎのまい」、「グラスフィールド」、「リーフストーム」。
厄介なのが、専用技の「3ぼんのや」。
急所に当たりやすい上に防御を下げる効果やひるみ効果もあるため、運が悪ければ急所と防御低下で致命傷を負ってしまう。
おんみつマントを持たせれば、ただの急所に当たりやすいだけの技になるので持ち物としては有力候補となる(次点では能力低下を防げるクリアチャームか)。
他にも、急所に当たりやすい「リーフブレード」や「シャドークロー」、レイドにおける高HPで反動ダメージがあって無いような「ブレイブバード」が強烈で、中盤では「グラスフィールド」からの「リーフストーム」で特殊ダメージを与えてくる。
初手特殊行動はないものの、1ターン後にバフ・特性消しをした後に「ビルドアップ」してくる。
これにより、初手にバフを積んでも無意味になる(きあいだめなどのバフ消しの対象外は除く)。
幸い、物理防御バフは序盤のビルドアップ1回のみのため、デバフで下げる戦術も有効。
原種の最強レイド同様に後半から常に2回行動する可能性もある。
また、最強のジュナイパーと異なり、ひこうタイプではないので、中盤に張ってくるグラスフィールドの効果を受けられるのが厄介な点。
おすすめのポケモン
特性によりそのままだといかくが一切通用しないため、特性を変更できるポケモンか自力で攻撃を下げられるポケモンが有力となる。
くさタイプの弱点を突くタイプの内、今回の技構成で弱点を突かれないほのおタイプ・どくタイプ・ひこうタイプの3つが最有力である。
アタッカー枠
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
くさが1/4かつ耐久に優れ、てっぺきやビルドアップといったバフはもちろん、両壁やいやなおと、きんぞくおん、ちょうはつとサポート技も豊富である。回復技としてはねやすめも覚える。
とくせいパッチを必要としてしまうが、隠れ特性のミラーアーマーで3ぼんのやの防御デバフを跳ね返す事ができる。
ただし、テラスタル前にはねやすめしたり、テラスタイプがはがねだとかくとう技で撃沈するので注意である。
また、当然ながらメイン技を「ボディプレス」にする場合かくとうテラスタルにしていないとダメージは伸びない。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
シャドークローが弱点となるが、防御が高く、アシッドボムを連打した後にほのおテラスタルで攻めることができる。
相手のバフは「ちょうはつ」で防げる他、「リフレクター」や「クリアスモッグ」などサポート技も豊富。
ブレイブバードが弱点となるが、ワイドブレイカーで攻撃を自力で下げられる上、ほのお技で弱点をつけるため候補として挙がっている。防御に極振りすれば2発耐えることも可能。
等倍だがドレインパンチも効くので、回復面も安心である。当然ながらフレアドライブは高ランクレイドにおいては自爆技に等しいので非推奨。そんなものを使うより同威力かつ無反動のヒートスタンプで十分。
特性かがくへんかガスでヒスイジュナイパーのきもったまを無力化できる。……ただし、味方の特性も打ち消してしまうので、味方によっては足を引っ張りかねないため注意。
アシッドボムやちょうはつ、クリアスモッグを扱え、「アシッドボム」から「ヘドロばくだん」を使えばお手軽アタッカーになれる。ただしぼうぎょバフは「のろい」「たくわえる」しかなく、「のろい」はすばやさを落とすので使いづらい。
上記の特性の関係から、どちらかといえばソロ向き。
トップクラスのぼうぎょに加え、ビルドアップやつるぎのまい対策のクリアスモッグ、ぼうぎょを底上げするてっぺき、攻撃しつつやけどを撒けるふんえんやれんごくも覚えるなど堅牢な物理耐久を誇る。3ぼんのやもしろいけむりや隠れ特性のシェルアーマーで追加効果の一部を抑えられる。
自力の回復手段を持たないため、持ち物はかいがらのすずを持ちたいところだが、3ぼんのやの効果が怖すぎるため、安定はしない。特性シェルアーマーにおんみつマントを持たせれば追加効果を全てシャットアウトできるが、自力回復はいやしのエール頼みになる。
また、「ボディプレス」を攻撃技にする場合かくとうテラピースも必要。
フレアソングで弱点を突きつつ火力を上げられ、隠れ特性のてんねんで相手のバフを無視できる。
回復に関してもなまけるを覚えるので申し分なし。
ただし、ぼうぎょバフがテラスタルを切らないと積む事ができないのろいしかなく、特性きもったまで3ぼんのやに当たる他、テラスタル前はシャドークローで弱点を突かれるので過信は禁物。
また、隠れ特性前提であるため、急ぎで準備しにくいのが欠点。
むねんのつるぎで弱点を突きつつドレイン戦法が取れる。
ビルドアップやてっぺきで防御を固めることも可能。素の防御は高くないため急所被弾にはくれぐれも注意したい。
ともっこさまの1匹。ブレイブバードで弱点を突かれてしまうが、ともっこの中では一番防御種族値が高く、つるぎのまいの他、ビルドアップで攻撃バフと同時に防御バフができる。また、とおぼえやちょうはつも覚えられる。
どく技で攻めたいところだが、回復できるドレインパンチの方が安定するか。
同じくともっこさまの1匹であり、隠れ特性テクニシャンからのつばめがえしやダブルウイング、ポイズンテールを使える。
回復技としてはねやすめを覚えられ、ひこうタイプではないので実質デメリットなしで使える。
ただし、リフレクターはおろか防御バフを覚えないのが難点。あまえるによる攻撃デバフがあるが、シールド展開中は効かないので注意。
ブレイブバードで弱点を突かれるが、コライドン同様にドレインパンチ・ちょうはつが使える。バフもつるぎのまい、ビルドアップ・てっぺきと豊富。「ボディプレス」で攻めるのもよい。
ただし、テラレイド産以外のジャラコはかくとうタイプを持っていない=テラスタイプがドラゴンで固定である。このため、メイン技をかくとう技にしようとするとテラピースを要求されることになる。
前回のレイドで活躍したポケモン。
むしテラスのまま活躍させることもでき、「ブレイブバード」が弱点になりはするが「きゅうけつ」でダメージ分を取り返すことは容易。バフは「てっぺき」「つるぎのまい」「ビルドアップ」からお好みで。
ただし、デバフ技が「むしのていこう」のままだと全く意味がない。せめて「ひやみず」くらいは覚えさせておくとよい。
サポート枠
多数のデバフ技を覚えられるどくタイプポケモンが有力。
物理防御の種族値が高く、てっぺきとじこさいせいを覚えられるので耐久戦にもってこいである。ひやみずやアシッドボム、マッドショットとデバフ技も豊富である。
更に、専用技トーチカからの特性ひとでなしによる確定急所攻撃が可能という利点もある。
防御よりの種族値でとけるを覚えられ、アシッドボムやクリアスモッグ、どろかけなどのサポート技が豊富。いえきで特性を消すことも可能。
欠点とすればバイオレット限定であり、回復手段が乏しいところ(ギガドレインはヒスイジュナイパーには効果が今ひとつ)。
ムゲンダイナと同じくどく・ドラゴンの複合により、相手の主力武器であるくさ技のダメージを1/4に抑えられる。デバフはアシッドボム・ひやみず・こごえるかぜ・どろかけの他、変わり種としてねっとうが使える。ぼうぎょバフもとけるがある。
特性が隠れ特性のてきおうりょくであればアタッカー運用も可能。
すばやさが低い上に回復手段が乏しいことが欠点で、おまけにスカーレット版でしか入手できない。
ひやみずやアシッドボム、ちょうはつ、いやしのはどうが使える他、ガラルヤドキングは『碧の仮面』からてだすけを覚えるようになった。なまけるによる回復も可能。
自身が攻撃に回る場合、「ヘドロばくだん」で安定ダメージを取りたい。間違っても「アシストパワー」でワンパンなどと欲をかいてはいけない(そもそも弱点ではないのでほぼ不可能)。
ひやみずやアシッドボム、ちょうはつなどの他、つぼをつくでランダムだが味方にバフを付与することが可能。
アタッカーとしても、つるぎのまいを積み、毒を付与したヒスイジュナイパーにどくばりセンボンで2倍ダメージを叩き出せる。
回復技はないので、おうえん頼みになる。
とけるによる防御バフの他、アシッドボムやどろかけ、いやなおと、ちょうはつが使える。
攻撃種族値が高いのでそのままアタッカーにもなれる。
なお、アローラベトベトンは入手方法がHOME経由と難易度が高く、あくタイプ複合なのでかくとう技が等倍になってしまう。
こおりタイプだがフェアリー複合であるためかくとう技が等倍で済み、ヒスイジュナイパーから弱点を突かれない。
隠れ特性はゆきふらしで天候を雪にしてオーロラベールで味方へのダメージを減らせたり、ひやみずやとおぼえ、てだすけとサポート技を覚える。回復技としてドレインキッスも覚える。
ただし、天候を雪にする関係上、上述のコライドンとは相性が悪い。
本来くさが弱点だが、隠れ特性のそうしょくにより無効化できる。
「あまえる」や「ひやみず」「うそなき」「くすぐる」などのデバフ技が使える。「アクアリング」を使えば自動回復も可能。
ただし、最初の特性打ち消し波動を食らうとくさ技が効いてしまうので、そこを凌ぐ必要がある。
言うまでもないが、普段他のレイドで使っている特性「ちからもち」のはらだいこ前提マリルリはリーフブレードで瞬殺されるため非推奨。そもそも「はらだいこ」が最強レイドで活躍したためしがない(リザードンの回はバグだらけでマリルリ自身が役に立てなかった)。
非おすすめポケモン
くさテラスタルであるため、当然でんき技は半減となる。よって通常のパラボラチャージ戦法は火力が追いつきにくいため非推奨。
一応ひやみずやリフレクター、アシッドボムでサポート枠にはなれる。
ドラゴン複合の為、耐久としてはくさを半減出来るのが強みだが、でんき技は相手のヒスイジュナイパーにも半減されてしまい、ジリ貧に陥る。
何よりくさ技が有効でないとみるや「3ぼんのや」を連発して追加効果でボロボロにしてくるので、余計にお勧めできない。
かくとう半減、くさ4分の1が強みで、アシッドボム・ヘドロウェーブ・ほのおのまいを覚えられ、とびかかるで攻撃デバフが可能。回復技もあさのひざしがあるため一見すると本レイドに向いているように見える。
だが防御種族値が下記のマシマシラより低く、防御バフを覚えられないのが致命的。
マルチで味方の援護を受ければ使える可能性はあるだろうが、それなら上のオススメを使った方が確実である。
特性こぼれダネでグラスフィールドを展開し、相手のくさタイプの技が強化するため、非推奨どころか利敵である。オマケにかくとうでも弱点を突かれる。
ともっこ最後の1匹。
防御種族値がオーガポンより低く、防御バフを覚えられず、更には他の2匹と違って回復手段も乏しいのが致命的。しかも、シャドークローで弱点を突かれる。
いつも通りレイドの嫌われ者。いずれもかくとう技で弱点を突かれてしまう。
- ザマゼンタ(歴戦の勇者/盾の王)
シールドのパッケージ伝説。
禁止伝説なだけあってステータスは十分に高く、「ボディプレス」や「てっぺき」、「リフレクター」を覚えるため一見すると本レイドに向いているように見える。
しかしくちたたてを持っていると「3ぼんのや」で弱点を突かれ、外しても「ブレイブバード」で弱点を突かれる。「ボディプレス」+「かいがらのすず」で盾を外した状態でならまだ戦えなくもないか。
特性きもったまのせいでかくとう技を無効化できず、逆に弱点を突かれる。
ただし、同様に弱点を突かれるユキメノコの場合「オーロラベール」等でまだサポートとして生き残る芽はある。
確かにくさの弱点を突けるが、残念ながら相手のかくとう・ひこう両技で弱点を突かれる。
報酬
これまで通り6V確定でさいきょうのあかし持ちの隠れ特性ヒスイジュナイパーを入手できる。
他にも1度目は確定でとくせいパッチを入手できる。
ヒスイジュナイパーはパルデア・キタカミでは進化させる方法がないためソフト単体では初めて入手できる機会なので挑戦してみよう。
余談
前回のヒスイ御三家原種レイドと同じく連続開催になる可能性が高い。その場合ジュナイパーのパターンから行くとダイケンキはあくタイプ、バクフーンはほのおタイプのテラスタルを被っての登場になると思われる。
ただし、他の御三家が元のタイプに対して、ダイケンキの原種はあくタイプを持たない為、みずテラスタルの可能性がある(もっとも、みずテラスの最強レイドはもうすでにやっている)。
さらに新たに内定したシンオウ御三家も全員行った場合、丁度全タイプが埋まることになる。それ以降はどうなることやら。
★7テラレイドバトル
最強のミュウツー→最強のヒスイジュナイパー→???