概要
仮面ライダーシリーズにおける、兄弟がそれぞれ変身する2人以上の仮面ライダーのこと。
正確には漢字表記が「兄弟」の場合は文字通り兄と弟の関係だけを指し兄妹や姉弟を含まないが、それらを考慮した「きょうだいライダー」という言葉が用いられることは無いため、本稿で纏めて掲載する。なお、「姉妹ライダー」は未だ存在しない。
また、本稿では義理の兄弟姉妹がそれぞれ変身する仮面ライダーについても扱う。
実際の兄弟姉妹が変身するケース
『仮面ライダーキバ』
異父兄 | 登太牙/仮面ライダーサガ/仮面ライダーダークキバ |
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異父弟 | 紅渡/仮面ライダーキバ |
ともに22年前のファンガイアのクイーンであった真夜を母に持つが、太牙の父はファンガイアのキングで渡の父はキングに対抗した人間の紅音也である。
兄弟ともにファンガイアの王のための鎧を与えられ変身能力を得ている。当初は互いに正体・血縁関係を知らず親友感覚だった。
『仮面ライダーディケイド』
元々純一はグレイブとして彼の住む世界へのフォーティーンによる支配を打ち破ろうとしていたが、捕えられて洗脳され、大樹は兄を救う力を得るために別の世界へ移動しディエンドへの変身能力を得た。
大樹が元の世界に戻ると、純一はフォーティーンの配下としてグレイブに変身し立ちはだかった。
『仮面ライダー鎧武/ガイム』
貴虎はユグドラシル・コーポレーションの社員として、光実はビートライダーズのメンバーとして全く異なる立場で仮面ライダーとなった。後に協力するようになるが、光実が貴虎に対して抱く反発心から対立するようになった。
『仮面ライダーゴースト』・『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』
「眼魔世界」の大帝アドニスの実子である三男一女のうち、次男のアデル以外が仮面ライダーに変身している。
なお、アルゴスはTV本編の時系列では故人であるため劇場版にしか登場しない他、アリアが変身したのも一度だけである。
『仮面ライダースペクター×ブレイズ』
『ゴースト』の2号ライダーであるマコトは、失われたカノンの肉体を取り戻すためにスペクターとして戦っており、それが果たされてからも妹のために戦っていた。
カノンはTV本編では変身しないキャラクターであったが、上記の配信作品において変身を果たした。
『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』
『仮面ライダービルド』の強大なラスボスであるエボルトだが、TV本編終了後により凶悪な兄がいることが明らかになった。
『仮面ライダーセイバー』
兄妹ともにソードオブロゴスのサウザンベースに所属する剣士(仮面ライダー)として、マスターロゴスに仕えている。
『仮面ライダーリバイス』
『リバイス』は家族をテーマにした作品であるため、メインライダーに変身するのも主人公を長兄とする五十嵐三兄妹である。
『仮面ライダーギーツ』
景和/タイクーンは『ギーツ』の主要な4人の仮面ライダーのうちの1人であるが、姉の沙羅がハクビに変身したのは一時的である。
『ライドカメンズ』
戴天は高塔エンタープライズの社長、弟の雨竜は彼の秘書を務めている。
しかし、メインストーリーにて実の兄弟ではないことが判明。雨竜の本当の兄に高塔叢雲という人物がいるらしいが……
兄弟姉妹のうち一方は仮面ライダーに、他方は仮面ライダーに準ずる存在に変身するケース(義理含む)
『仮面ライダーBLACK』
父親同士が親友で、孤児となった光太郎を信彦の父親である秋月総一郎が引き取った(正式な養子縁組かどうかは不明)。総一郎は二人をほぼ兄弟の区別なく同列に育てていたようだが、対外的に2人を紹介する際は実子の信彦を先に紹介していた。
二人は、秘密結社ゴルゴムの支配者である創生王の後継者・世紀王となる運命にあったが、BLACK(ブラックサン)は名実ともに仮面ライダーであるのに対して、シャドームーンは仮面ライダーとして扱われるかどうか微妙な存在である。
『仮面ライダーアギト』
「アギト」とはアギトの力を覚醒させた人間の総称であるが、そのすべてが仮面ライダー扱いされるわけではない。雪菜アギトは「最初のアギト」であるが、仮面ライダー扱いされていない。
『仮面ライダージオウ』
両者ともに登場したのはTV本編の終盤のみ。アナザーライダーは明確に怪人であるが、仮面ライダーの歴史を奪い成り代わった存在であるため、仮面ライダーに準ずる存在とも言える。
義兄弟が仮面ライダーに変身するケース
『仮面ライダーカブト』
ともにZECTの精鋭部隊を率いていた経験を持つ。しかし矢車はZECTから離れ、後に影山もZECTから放逐されると、矢車が影山を「闇の住人」に勧誘し義兄弟を名乗るようになった。
ラテ欄用サブタイトルに由来して「地獄兄弟」と呼ばれる。
関連タグ
兄弟戦隊:同じ東映特撮の兄弟ヒーロータグ。