「ラブ~!」
「ラブ……コブ……?」
「ラブラブ!強えー!ラブ〜!無敵!」
CV︰伊藤美来
スーツアクター:五十嵐睦美
概要
自分の弱さと向き合った五十嵐家の長女、五十嵐さくらが顕現させた悪魔。
第11話でも紫のもやのような影として登場し、12話にてバイス同様さくらの体から伸びる形で登場。変身を試みるも中々上手く行かず、諦め掛けて泣き出してしまったさくらの前に現れ、「ラブ~」と励まし(?)の言葉をかけた。
完全な形での人語は喋れず、「コブ」、「ラブ~」と言う言葉を連呼する中に別の単語が混じる程度(イテッ(痛て)等)。ただしさくら内部の精神世界では普通に人語を喋っている。
「ラブコフ」の名前はその喋り方から、「Love+コブラ」と言う形でバイスが命名した。
普段は宿主のさくらかバイスなど同じ悪魔にしか視認出来ず、仮面ライダージャンヌへの変身と同時に実体化する。
性別は後述の公式の説明からしても宿主のさくらと同じく女の子である事はほぼ確定だと思われる。
外見
ジャバ・ザ・ハットの様な太めのヘビ人間体型で、大きさは12歳の子供くらい。まん丸だが決してツチノコでは無い。
カラーリングはジャンヌと同じく青と黄色。漫画じみた優しい顔をしたコブラの口の中に、黄色く鋭めな本来の目がある着ぐるみ風で、コブラの舌が前髪にも見える秀逸なデザイン。(なお、『リバイス』第26話~第28話、第45話、第46話を担当した石田秀範監督は、当初本来の目の位置をコブラの方の目だと勘違いしていたらしく、撮影中にさくら役の井本氏に「どこ見てるんだ!」と怒鳴ったが、直後にスタッフから本来の目の位置を知らされた際、少し照れ気味で謝罪したという。そのため、制作陣であっても初見の人にとってはなかなかわかりづらいといえる。)
身体の質感もぬいぐるみその物で、各部には縫い目まであり、あのネコ型ロボットの様な腕もその印象を強めている。縫い目の意匠については仮面ライダーバイスの各種装甲にも同様の物がある辺り、そのまま実体化した悪魔共通の特徴かもしれない。
またお腹の辺りにポシェットらしき物を付けていて、第31話ではこの中に(ゲノムチェンジ用の)バイスタンプが保管されている事が明らかになった。
当初は黒い靄の様な姿をしていたが、コブラゲノムの影響でこの様な姿になったのか単純に本来の姿なのかどうかは不明。
変身前の状態からこの姿であり、同じく変身すると実体化出来るタイプのバイスとは真逆。
人物像
作中に登場する悪魔にしては珍しく温和な性格で、行動原理は好奇心旺盛な幼い子供その物。
コブラよろしく足が無いにしては恐ろしい速度で動き回り、チョロチョロと落ち着きが無い。
バイスやカゲロウと異なり、宿主=さくらとの関係も最初から良好であり、彼女からは「ラブちゃん」と呼ばれ優秀な話し相手として扱われている他、ラブコフ自身も泣いているさくらの涙を拭ったり、彼女が攻撃を受けた際には「さくら〜…」と心配する等、彼女に懐いている。
しかし一方で悪魔であるからか幼さ故なのか発言に遠慮が無く、コブラよろしく時折“毒を吐く”一面もある。
特に自分が好ましく思わない者に対しては顕著で、「先輩悪魔の俺っちより目立つんじゃねえぞ!」「俺っちより人気出そうで怖いんですけど〜!」等と先輩風を吹かして自身の人気を横取りしないよう釘を刺したバイスに対してカタコト風に嬉々と「クズ」呼ばわりしており、更にDVD『コアラVSカンガルー!!結婚式のチューしんで愛をさけぶ!?』の予告では「ラブ」、「コブ」に混ぜる事無く直球で「ザコ」「アホ」と呼んでおり、少なくとも彼の事は快く思っていない事が窺える。
また、その予告内で視聴者に「ラブ〜ラブラブ〜」などと語りかけた際のバイスの通訳では「『てれびくん』ハイパーバトルDVDのお得な情報を伝えるから耳の穴かっぽじってメモして聞けやコラ」と訳された為意外と口が悪いと思われる(バイスのニュアンスが入った=バイスが訳を盛った可能性もある···と思われていたが46話以降を参照。「DVD」、「耳」、「メモ」、「コラ」はハッキリと口にした為ほぼ間違い無い模様)。
プラナリア・デッドマンの契約者である灰谷天彦に対しても、彼がジャンヌに撃破、変身解除した際に「あ~!ラブ!クズ!」と言っていた(コイツに関してはそう言われても仕方のないほどの悪行をしているので本当に自業自得なのだが)。
公式曰く「たまに毒を吐くおてんば娘」との事。
こうした毒舌な一面があるのは、コブラゲノムの成分に由来(実際にコブラの中にはリンカルスの様に毒液を出す=「毒を吐く」種類もいる)しているのではないかと思われるが……(本当に毒をかけられるよりかはマシだが、何にせよ精神的にキツい事は確かである)。
宿主のさくらがキレると口が悪くなる様に、意外と怒らせると怖いのかもしれない(現に最初にその存在に気付いたバイスは「物凄い奴」と言っていた)。
また上述の通り、初期は完全にしゃべれなかったが第23話からさくらの名前を呼んだりと次第に言語能力が発達していっており、第46話で実体化した際には人語をペラペラ喋っていた。
また第33話では(ヘビだけに)ヘビーメタルを大音量で聞いており、一人称が「あたい」であることが判明(一応、ヘビメタについては公式曰く、「只の偶然」らしい。因みに、一人称についてはさくらを演じている井本氏も台本を見て初めて知ったらしい)。
第44話で大二を止めようとしていた所から見てもさくら以外の五十嵐家の面々も気に掛けている模様。
戦闘力
さくらの「弱さ」が分離して具現化したとも言える存在であり、それ故に現時点では現状単体での戦闘能力は皆無。
変身して宿主と共闘出来るバイスと異なり、戦闘員のギフジュニアにすら無抵抗で袋叩きにされてしまう程で、戦闘時は誰かが守ってあげる必要がある。
それに加え、ラブコフ自身も性格のせいであちこち動き回って止まらないので、付きっ切りで守る事もかなり大変だが、常に動き回る訳では無く、現在はラブコフが大人しく待機出来る様になったり、ジョージ・狩崎がジャンヌに新しいバイスタンプを渡したりしているのでコレらの弱点は早い段階である程度は克服出来ている。
しかも、直接の戦闘力が無いとは言え、ボコボコにされてもダメージを受ける描写や体力の減少を窺わせる事無く元気に駆け(這い?)回るあたり、やはり悪魔のしぶとさと頑丈さである。また、コブラ型のエネルギー体となって必殺技に参加する他、下記にある通り武器に変身して戦闘に参加する事も出来る。
言うなれば自律行動機能を持つジャンヌ用のライダーウェポンであり、その場での使い道が無く取り回しも嵩張る為、一先ずその辺に放置されている状態とも取れる。
また第24話からギフ復活の影響か行動が活発になり、当話ではビルの壁を爆速で走って登る脚力を見せた(失敗して落ちたが)。
31話ではラフレシア・デッドマンの激臭で悶絶して走り回って電柱に激突した際、電柱にヒビが入っていた事から、本気を出したり本気で走らざるを得ない状況になれば(ギフの影響とは言え)突進力が強化されており、それなりに突進力がある事が判明。
46話では体当たりで敵達を蹴散らしまくったりと登場当初では考えられない成長をした。
ゲノムチェンジ
Ah!クジャク!
ジャンヌがリベラドライバーにクジャクバイスタンプを押印して変身するZXをモチーフにした変化形態。
Ah!タートル!
ジャンヌがリベラドライバーにタートルバイスタンプを押印して変身するV3をモチーフにした変化形態。
Ah!ハシビロコウ!
ジャンヌがリベラドライバーにハシビロコウバイスタンプを押印して変身する響鬼をモチーフにした変化形態。
Ah!トリケラ!
ジャンヌがリベラドライバーにトリケラバイスタンプを押印して変身するアギトをモチーフにした変化形態。
劇中での活躍
- 第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」
さくらが変身した直後の戦闘中に唐突に一輝/リバイとバイスの前に顕現。
その直後、ギフジュニアに袋叩きにされるもバイスに助けられるが、その後もウロチョロ動き回ってバイスを翻弄する。
戦闘後、戦闘に勝利したさくらを「強えー」「無敵!」と評した。
そしてバイスから自身の名前をつけられるが、その後に先輩風を吹かして釘を刺してきたバイスに対してぼそりと「クズ」と毒づく。
- 第13話「フェニックス危機一髪!」
ギフジュニアに囲まれるもヒロミに助けられる。
この時の戦闘でクジャクゲノムに初めて変身した。
- 第14話「司令官は…デッドマン!?」
さくら/ジャンヌを倒すべく天彦がプラナリア・デッドマンを率いてさくらの学校を襲撃した際にはウロチョロせずにさくらのクラスメイトの近くで大人しくしていた。
戦闘後、契約解除された天彦に対してよっぽど嫌悪していたのか「ラブ~!ラブ!クズ!」と吐き捨てている。
- 第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」
敵の基地であるデッドマンズベースの場所を聞き出すべく一輝とさくらがライダーキックで大二からカゲロウを出す際にいた。
そしてデッドマンズベースの戦いでは、徘徊中に偶然にも拘束されたアギレラに興味を持ったのか近づいてコミュニケーションを取ろうとした(当のアギレラはかなり嫌がっていた所から蛇が苦手である可能性が出て来た)。
- 第16話「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」
幸実を狙ったカメレオン・デッドマンとの戦いで3人の子供達の戦う姿に興奮する幸実に殴られ蹴られて頭にコブが出来てしまい、不満を露わにした(幸実は一緒にいたフェニックス隊員に抑えられた)。
- 第17話「裏切りの深化、バディの真価」
フリオの高校時代の友人だった奥田陽介と玉置豪(フリオ)の母校の廊下を移動中、さくらと奥田陽介が会話してる中、半透明の状態で辺りを動き回っていた。(何故かその時は通常時より小さくなっていた)
- 第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
戦いを見守る。そしてさくらたちと共に撤退する敵を見る。
- 第23話「バイスが乗っ取り…やっぱり裏切り!?」
「行けー!ラブー!」
久々の登場。
苦戦するジャンヌを助けるためにクイーンビー・デッドマンに単身立ち向かうが呆気無くあしらわれる。
今回では、ジャンヌとライブに声援を送ったり、押されるジャンヌに対して心配そうにさくらの名前を呼ぶ等、今までに比べると自我と言語能力の発達を感じられる場面が多かった。
- 第24話「狩崎博士の戻せ!あべこべ大作戦!」
「オラー!ラブラブラブラブラブラブラブラブ…コブ」
さくらがジャンヌに変身した直後に顕現するもビルのフェンスにぶつかって地上へ落下。しかしそれでも壁を爆速で走る様に上って屋上へ行こうとするが失敗した(恐らくギフ]復活の影響で身体能力が強化されたのだろう)。
その後のデモンズとの戦いではジャンヌの必殺技の踏み台になった。
しあわせ湯で元気に回っていた。
だが戦闘中、ギフの影響により暴走し突如ジャンヌに襲い掛かりパンチを叩き込もうとする…が、ぬいぐるみが体当たりして来たり柔らかめのクッションで叩かれている様な物なのでダメージは皆無だった(連携が乱れた隙を突かれてアギレラに変身解除させられたが)。
- 第26話「対決!決別!?闇と光の結末」
しあわせ湯で自分たちの正体を知って悩む五十嵐3兄妹の傍らにおり、バイスが自分達がギフの末裔=子孫ならギフは先祖だと例えた際に「ラブ!先祖先祖!」とさくら達が悩んでいるにもかかわらず楽しそうに言った。
- 第27話「止めろ!暴君の暴挙と暴力の暴走」
冒頭、ギフの影響でバイスが暴走した事で起きたジャックリバイスVSホーリーライブ&ジャンヌの傍ら自身もギフの影響で暴走していたが、壁を殴っていたので戦いに乱入する事は無かった。
またギフテリアン戦では乱入しようとして、見えていなかったのか木にぶつかっていた。
- 第29話「クランクイン!メモリー・オブ・ヒロミー!」
さくらからヒロミが生きていた事を知って「ラブ!ラブラブラブ!ヒロミ!」と喜ぶ。
バイスが動画をBytubeにうっかり挙げてバズった際には「バズバズ」と発言したり、さくらがジョージに警告した際には「キックキック」と発言した。
- 第31話「幻想の導き、夢のあとさき」
ジャンヌと共にラフレシア・デッドマンと交戦。クジャクゲノムへとゲノムチェンジしようとしたが、ギフの覚醒による影響で失敗してしまい、姿が戻りジャンヌの上に落下してしまった。ジャンヌ曰くかなり重い。
そして、その隙にラフレシア・デッドマンが放った悪臭攻撃を受け、前話のバイスと同じ様に激臭に悶絶してゲロを吐きながら走り回って電柱に激突。そのまま、「臭ぇ…」と言い残し失神してしまった(今回もキラキラ処理付き。更に、電柱に激突した際には電柱にヒビが入っていた)。
- 第32話「失った居場所、女王のプライド」
クイーンビー・デッドマンとの戦いではゲノムチェンジするがあっけなくやられた上に解除され、更にはジャンヌが変身を解除された上に消えてしまう。
狩崎真澄の推測ではさくらの心の迷いが関係してラブコフに伝染しているのではないかと推測している。
実際に、2回目の戦いでは迷うさくらに反抗し始め、結果的にジャンヌの変身が解除され、リベラドライバーが破損する一因となってしまった。
- 第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」
さくらに頼まれて、バイスがさくらの内部へラブコフの様子を見に行くと、「💢はいるな!!💢」と青い扉に書かれており、バイスからは「分かり易く引き籠もっちゃってるし(笑)」とバカにされてしまった。結局、鍵をかけてなかった為、バイスに普通に入られたが、ヘッドホンでヘビメタを大音量で聴き(バイスがラブコフからヘッドホンを外した際に驚いて飛び付いていた程)、聞く耳すら持とうとしなかった。バイスがヘッドホンを外しさくらについて問い質すと、精神世界であるが故かいつもよりかなり流暢に人語を喋り、バイスに頭突きを喰らわせて追い出した。因みにこの時、怒っている為か目が吊り上がっているように細くなっていた。
その後、さくらが覚悟を決めたことでさくらと和解し、アギレラとの決戦のために力を貸した。
しあわせ湯にて、ヒロミが一輝とバイスやさくら、幸実に帰還を祝し労いを受ける中、実体化こそしていなかったがその傍らでヒロミの帰還を喜んでいた。
- 第40話「家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!」
大二と戦う事しか出来なくなった現実に塞ぎ込んでいたさくらを慰めていた。
その後ギフジュニアの群れとの戦闘で召喚された直後に何処かへ逃げようとするも即座にハシビロコウゲノムになり「グエー」と発していた。
その後の赤石との戦いでは赤石/ギフデモスの火炎攻撃が燃え移り悲鳴を上げる。
- 第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」
ギフと契約をしようとする大二を止めようとするが実体化していなかった為に体がすり抜けてしまった。
そしてよく見ると背中に亀裂のようなものができており…?
- 第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」
「戦うラブ!!」
ギフによる影響か、いつもより好戦的になっており、少しでもさくらの役に立とうと立ち向かっていたが、いつもの如く壁にぶつかったりと相変わらずであった。
そんなラブコフと背中にある傷を見たさくらは、「しっかりケガを直して」「安全な場所に隠れてて」と諭すも、ラブコフは彼女の言う事を聞こうとせずに悪魔軍団に突撃した。
そのせいか、ジャンヌは調子が出ず、悪魔軍団を相手に苦戦を強いる事となった。更に背中にある傷は次第に大きくなっており……。
宿主と共に成長する愛しき悪魔。一皮剥けて相棒と一心同体(46話以降)
- 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」
花の一喝を受け、改めて向き合う事にしたさくらがコブラバイスタンプを直接押印したことで、ここに来て初めてドライバーを介さず実体化した。
前話より2人の仲はギスギスしていたが、さくらの「弱い存在(のまま)だと思ってた」事への謝罪、そして背中の傷が脱皮の前触れだったのに気付いた事で解消(見た目は変わってないがマトリョーシカよろしく小さくなってもいない)。共に戦場に舞い戻った。
脱皮の影響(尚肝心の脱皮描写は無いように見えたが…後述)もあってかさらなる成長を遂げており、そのままの状態でも悪魔軍団を吹き飛ばす勢いで走ったり頭突き出来る様に。更にはほぼ完全に喋れるようになったのだが…。
「あれ、ケガやないんや!」
「あてぇの出番や!われぇー!」
「戦うで~!」
「さくらを守るで~!」
「どかんかい!どかんかい!」
何と、口調が任侠ものに登場する姉御肌のヒロインよろしくこってこての河内弁になってしまったのであった。その後、インビンシブルジャンヌに融合変身。メドューサフリンジを動かしてさくらの背後を守り切った他、ギフ完全撃破の一翼も担った。
・因みに、ある記事によると変身のタイミングで完全に脱皮したらしい(参照)。
- 第47話「狩崎の反乱、変身の代償」
戦いの後バイスと同じく常時実体化しており、さくらが学校に行く際に忘れ物の弁当を届けたりしていた(その際に元太が積んでいたドミノを崩してしまった)。さくらと会話を交わしたり、花へ「おはよう!」と言ったりしているが今回は標準語であり、後のシーンを見るに恐らく戦い等でテンションが上がると河内弁が出るのだと考えられる。
また戦闘時以外ではランドセルをしょったりしている。
一輝が代償で記憶を失った事を大二とさくらに話しに行く際には、バイスと共にしあわせ湯に残り、一輝が両親の顔を忘れてしまった事で落ち込む幸実を慰めたりした。
- 第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」
家族の事を忘れてしまった一輝を心配そうに見つめ、他の皆と共に物陰からリバイとバイスの戦いを悲しげに見ており、その際に「バイス…これしかないの…?」と言うセリフを悲しそうに発したりと当初バイスをクズ呼ばわりしていた頃より成長した事が分かる。
- 最終回「あくまで家族、いつかまた会う日まで」
物陰に隠れていたものの尻尾が見えて一輝にバイスとの戦いが芝居とバレてしまうが、一輝はバイスの真意を悟って最後まで戦うことを決める(全くの余談だがこの時反対側の建物の物陰に隠れてたヒロミら一同が「ラブコフ…!!」と焦る場面が見られた)。ラブコフも他のメンバーと同じく、2人の戦いを見届けていた。
それから数ヶ月後、医大の受験勉強を始めたさくらと、ウィークエンドとしての役目を終え普通の生活に戻った光を応援している。さくらの同級生達とも仲良くなり、さくらの友達の間でもマスコットのようにかわいがられており、「あたい可愛い~!」と自分で言っていた。ラストの食事の際にも普通にその場にいた(その際に一輝とママさんが働いてくれるとふざけた元太をクズ呼ばわりした)。
番外編
てれびくんハイパーバトルDVD「コアラvsカンガルー 結婚式のチュ〜しんで愛をさけぶ⁉︎」にも登場。終盤においてバイスから「俺っち達も結婚ってヤツ…してみる?」と告白(?)されたが「…コブ」、「クズ」と容赦無く吐き捨てフった。
なお文字通りに受け取れば とんでもない意味である 。さすがハイパーバトルDVD···(一輝と大二のちゅーなシーン)もあったため)
バトルファミリア
ガールズリミックス
さくら、および花と並びメインキャラとして登場。劇中では、鳴海亜樹子に上記の通りその見た目から「ツチノコ?」と聞かれ「コラー!」と怒ってツッコんだ。
···やっぱり何年経っても良い意味で所長は所長であるようだ。
MOVIEバトルロワイヤル
本作にも登場。慰安旅行先で卓球対決を行った際には、大人げないプレーをしたカゲロウに文句を言ったり、イザンギ、バリデロとの対決の際にバイスが復活した際には大喜びしていたりと、いつも通りのラブコフだった。
立体物
『装動by仮面ライダーリバイス』by5にて実装(ただし、名義上『オプションセットA』及び『オプションセットB』にて、分割されている)。
食玩ブランドなのもあって、塗装はやや甘いものの、シールでそれを補っている。
掌には差し込み穴があるため、(購入・所持さえしていれば)同5弾の仮面ライダーソロモンのカラドボルグや、過去弾の土豪剣激土、果ては烈火大斬刀を持ってのブンドドが可能である。
また、バイスやカゲロウに比べてマスコットとしての側面も強いからか、Tシャツ、ぬいぐるみ数種類、クジャクゲノム扇子、マグカップ、果てにはなんとキーボードクッション化までされている。
またSHフィギュアーツがバイスとセットでプレミアムバンダイ限定で発売予定。
余談
- 仮面ライダーシリーズにおいて人外の相棒はこれまでにも存在したが、ラブコフの様な着ぐるみ系のゆるキャラ、言い換えれば30分前の世界に出てくる妖精枠がレギュラーになるのは初めて(強いて言えばベルトや強化アイテムも兼ねている『仮面ライダーキバ』のキバットバット3世やタツロット、『仮面ライダーゴースト』のユルセンが一番近いか)であり、平成ライダーでも見られなかった試みである。これも令和ライダーとしての改革なのだろうか?
- 尚各種雑誌での先行公開にて姿が登場した際には、ユルセンと同じぐらいの大きさを予想していた視聴者が多く、実際には人間とそう変わらない大きさだった事は、多くの視聴者を驚かせた。
- スーツアクターは、上述の通り五十嵐睦美氏が担当しているが、ラブコフが爆走するシーンはラジコンで動かしている。その為、スタッフの間ではラジコン操作で動くラブコフを「ラジコフ」と呼んでいるらしい。
また、通常のラブコフは着ぐるみの作りの関係上遊園地のマスコットみたいにしゃがんで芝居をしている。
- 声を担当している伊藤美来氏は若手声優屈指の特撮ファンとして知られており『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』ではアナウンサー型ヒューマギア役として顔出し出演(念願の特撮初出演)した事でも記憶に新しい。今回の出演に際しても、「仮面ライダーのキャラクターに命を吹き込むという夢が叶いました。」とコメントしている。
- 当然ながらリバイスも1話から視聴しており、『REAL×TIME』及びジャンヌ初変身回となった12話で監督を務めた杉原輝昭氏からのオファーを受けて、今回の出演が実現した(スタッフ曰く二つ返事でOKしてくれたとの事)。
- スケジュールの関係上、収録はさくら役の井本彩花氏とは別撮りらしく会う機会に中々恵まれなかったが、2022年2月頃に伊藤氏のアフレコ終わりのタイミングで遂に対面が叶った様子。次はアフレコの様子も見たいだとか。尚、31話で伊藤女史は本人役で出演したが、さくらとの対面は無かった。
- また、バイスと違いラブコフと共演することはおろか同じ画面にすら映らなかった。
- しかし最後の最後、インビンシブルジャンヌのテーマ「Cherry-ish!」のMVにて、遂に井本女史と伊藤女史本人の共演が成された(伊藤女史はアイスクリーム屋さんとして出演)他、『ファイナルステージ』ではキャラソンを一緒に披露出来た。
- 伊藤女史の方が井本女史よりも大分年上だからか、井本女史はインスタ等で伊藤女史の事に触れる際には必ず「伊藤美来さん」とフルネームで文章にしている。
- 当初は毒こそありながらも可愛いマスコットキャラであるが、今までの仮面ライダーシリーズを見通してみると、こう言った純粋無垢なキャラクターは、後になって自我に目覚めた結果凶暴になったり、生み主の言う事を聞かなくなることが非常に多かった為、一部視聴者の間では「ラブコフもやがて成長して豹変してしまうのでは?」と危惧されていた。
- そして上述の第25話、ついにギフ復活が近づく影響で暴走、突如ジャンヌに襲い掛かる…が、(さくらの弱さが具現化している存在で現時点では戦闘力が低いのもあり)質感的にもぬいぐるみが体当たりしてきたり柔らかめのクッションで叩かれている様な物なのでダメージは皆無。
- そしてそれ以降も暴走することがあってもコブラ系キャラにありがちな毒等脅威の類いは一切持っておらず、現時点でカゲロウやバイスに比べると無害な暴走なので(無害な暴走ってなんだ)、そのままさくら達からは放置(?)されており(対象が目に入らなければ壁など見当違いな方を殴っていたり、上述の通り目の前の目標に突進しようとして目に入らなかった障害物等にもろに突っ込んだりするなど比較的可愛いレベルの自滅で済んでいるため)視聴者からは「反抗期」と比喩されている。
- 只(ジャンヌ自体が徒手空拳タイプのライダーな為それ程弊害化していないが)、ラブコフが暴走すると強制的にゲノムウェポンから元に戻る=ゲノムウェポンが使えなくなるor乱入により思う様に連携や動きが取れなくなり、最悪の場合隙だらけになってしまう 為、戦闘の上で全くの無影響とはいかない。
- 31話では暴走していなくてもリベラシステムの長所であるゲノムチェンジが封じられてしまっていることが判明(1度光の玉になって上空に上がったはいいが、ギフの紋章が出て姿が戻ってしまう)。いくらジャンヌが格闘タイプとはいえ、遠距離攻撃が強い相手には苦戦を強いられてしまうと思われる。一応、第32話・第33話ではゲノムチェンジが出来ている為、この点に関しては改善もしくはこの様な現象が稀に起きているかのどちらかだと思われる(詳細は32話を参照)。
- 上述の通り度々ラブコフは毒づく事が多いが、伊藤女史ファンの視聴者からは「嫌な気はしない」「みっくになら罵られても良い」「寧ろ罵られたい」 と言う声があり、ファンからはご褒美の様な扱いになってしまっている。
- 長らく五十嵐三兄妹の悪魔ではラブコフのみがドライバーを介さず実体化したことのない悪魔だったが、第46話にて晴れて初の実体化を果たした(なお言わずもがな第1話にてバイスが、第26話ではカゲロウが大二を放出する形で、それぞれバイスタンプの直接押印によって実体化している)。
- 本編登場直後から反響が相次ぎ、グッズ化(特にぬいぐるみ)を希望する声も挙がっている程の人気ぶりで12月27日にぬいぐるみが発売される事が発表された。
関連タグ
特撮作品における関連・類似キャラクター
- ベノスネーカー:コブラモチーフのモンスター。但し、こちらは最凶のライダーの契約モンスターで人間を捕食し口からは溶解液を吐くなど悪魔と呼ぶに相応しい凶悪な怪物。なお冬の映画でその最凶ライダーが変身者含め(ちなみにその変身者の名前には「サクラ」の3文字がある)も登場することが決定。ベノスネーカーも参戦し、「夢の対決(?)が見られるのではないか?」と期待していたファンも多かったが、残念ながら夢の対決(?)は無かった。
- コブラケータイ:コブラ型のサポートメカ(と言うかガラケー)で、変形して武器と合体する。強いて言うならマスコットに近い。持ち主は悪魔…と言うより堕天使めいたライダー。
- エボルト(怪人態):人気声優が声を当て後に本人出演もしたコブラモチーフの怪人(宇宙人)。変身する場合もコブラモチーフのアイテムを使う。紅い体にスマートな体型と高い戦闘力、そして悪魔という言葉すら生ぬるい程の邪悪な性格とあらゆる面で正反対な存在。但し、こちらも一度だけだが主人公達と共闘した事がある。また中盤までの姿であるブラッドスタークはベノスネーカーそっくりのエネルギーを放つ技を持つ。余談だが、エボルのスペル(EVOL)を反対にするとラブ(LOVE)になる。
- コブラ男:初代に登場したライダーシリーズの元祖コブラ枠。カラーリングや一部デザインが共通しており、お腹のポシェットも何所と無くショッカーのベルトに見えなくも無い事から、「コブラ男をオマージュしたキャラクターでは」との推測が見られる(『リバイス』自体、初代へのオマージュと思わしき要素が少なくない)。因みに、コブラ男も一度ライダーに敗れた後、科学者の綾小路律子と行動を共にしている。
- キンタロス:関西弁を話す3番目に登場した味方怪人という共通点がある。
- コブランダー:東映作品のコブラ。但し、こちらは悪玉であり、変形して戦える(心なしかコブラゲノムにも似ている)為強い。2頭身で「青と黄色」とあまりにも似ている為、『親子と勘違いされる』といった設定のイラストがpixivに投稿されている。
- スクリーム・ドーパント:中の人が同じライダー怪人だが、こっちは正真正銘の悪役。口の中に目がある点も共通している。