概要
期間限定イベント『南方海域強襲偵察!』の開始と共に追加された艦種。
長らくの間日、独、伊の枢軸国の潜水艦のみが実装されており、そのいずれもが最終的には日本軍籍の所属となっていた。
連合国籍の潜水艦や、最後(最期)まで海外籍だった潜水艦の実装は、実に2021年秋イベントのスキャンプの実装まで待つ事となる。
スクール水着を着用しており、改装によって最終的に日本所属となる海外の潜水艦も露出度の低いボディスーツからスク水に着替えるようになる。また、彼女らの艤装には水上艦のような推進器らしきものが見当たらないが、『艦これアーケード』ではバタ足によって水中を進んでいるのが確認できる。
ゲーム中の位置付け
攻撃方法は基本的に雷撃のみで、砲撃や対空射撃は行えないが、潜水空母は水上戦闘機や水上爆撃機を搭載すれば航空戦への参加が可能となる(後述)。レベルが上がれば重雷装巡洋艦と同様に先制雷撃も可能(甲標的を持てばLv1から可能)。
当初の入手方法はイベント海域のみに限られていたが、初期に実装された潜水艦の多くは現在ではドロップや建造での入手が可能となり、入手の難易度は低くなった。
対潜能力を持たない戦艦・正規空母・重巡洋艦からは一切の攻撃対象にならない代わりに、爆雷による対潜攻撃を行う駆逐艦・軽巡洋艦・雷巡及び艦載機による対潜攻撃が可能な軽空母(最上型を除く)・航空戦艦・航空巡洋艦からは優先的に攻撃を受ける、という強烈な艦種補正を持つ。この補正を逆手に取り、他艦の損耗を避ける為のデコイとして組み込む戦法がある。
しかしながら、敵方の潜水艦に比べて耐久力がかなり低く紙装甲な為、すぐに中破・大破しやすい。もっとも、耐久値(HP)の低さは入渠時にコストや時間が非常に少なく、カスダメ程度であれば資源を全く消費せずに修理が済むという利点も生んでいる。
また、夜戦では圧倒的な強化補正が入り、対潜能力の高いはずの駆逐艦・軽巡洋艦ですら傷一つ付ける事が難しいほどに回避能力が上昇し、カットインが発動すれば戦艦を一撃で沈めるほどの爆発的な攻撃力を発揮する事もある。
現在、潜水艦が必須とされる正式な海域は6-1(中部海域哨戒線)のみ。入手難易度は他の艦種よりも高いが、5-4を超えられる練度の提督であればある程度の潜水艦は揃っているだろう。
また、改造すると潜水空母になる艦娘もおり、瑞雲や晴嵐を含む水上機を装備する事ができるようになる。ただし、軽巡並みの搭載数しかない為にその能力を活かすのは困難。水上機運用を捨てて、魚雷×2装備による夜戦でのカットインを狙うのが順当であろう。ただし、改造する事で入渠時間も3倍に伸びてしまう点にも注意しなければならない。
当初は潜水空母に改造すると「空母」扱いになった為、潜水艦が必要な遠征に参加させると失敗してしまう仕様だったが、後に「潜水艦」扱いに修正され、失敗する事はなくなった。
現在新たに実装された「水上戦闘機」(二式水戦改・強風改)により敵艦隊に空母がいない場合に制空権を確保しつつ先制雷撃をしたり、「特二式内火艇」や「WG42」を装備し対地攻撃の補助をしつつ自らを囮にして味方艦隊の被害を抑える等、魚雷装備以外での運用方法も確立しつつある。
また、「伊13」・「伊14」は潜水艦としては例外的に「改」に改造すると装備のスロットが3つに増える為、水上戦闘機等を装備して味方の制空権補助を行いつつ魚雷×2装備で雷撃の威力も維持する事も可能である。
2014年2月26日に実装された家具「雛人形豪華四段飾り」では、伊号潜水艦の5人が五人囃子に扮していた(但し、入手には家具職人が必要)。
非常に低コストな為燃費向上の影響は小さいものの、回避能力が低い為、レベルキャップの開放で回避が更に上昇することになるケッコンカッコカリとの相性は案外悪くない。
上述したデコイ戦術(特に3-2-1レベリング)やオリョールクルージングの影響もあり、最も酷使される艦娘という印象が強いが、逆にそれをしない提督にとっては使い所に困り、初心者提督にとっては扱い方がわかりづらい艦娘である事もあって、出撃させる機会が滅多にないなんていう事も…
演習における今昔
潜水艦のみの艦隊編成は過去において蛇蝎の如く嫌われていた。
これは、かつて演習では単縦陣(砲撃戦重視の陣形。対潜能力が著しく弱体化する)以外を選択できなかった為で、この陣形で反航戦やT字不利になると、対潜番長こと五十鈴でさえもまともなダメージを通せなかった事による。
演習相手の提督にしても「潜水艦のみで特定海域に出撃し続けると、回収できる燃料や弾薬が出撃消費を上回り黒字になる(オリョールクルージングなど)」為に潜水艦編成を組んでいると考えられ、必ずしも嫌がらせの編成というわけではないのだが。
その後、対潜兵装の能力上昇・演習での陣形選択が可能になるなどのアップデートにより、睦月型駆逐艦ですら大ダメージどころかワンパンで仕留められるようになった為、駆逐艦や軽巡の育成、遠征に備えた戦意高揚に絶好の編成となった。
ただし、相手の編成の中に一つでも潜水艦が混ざっていた場合、S勝利をもぎ取るには相応の準備をする必要がある。この場面で(育ててあれば)輝くのが北上・大井・木曾の球磨型雷巡トリオ。所謂ソ爆甲装備(ソナー・爆雷・甲標的)で先制対潜攻撃、先制雷撃の後更に対潜攻撃が行える。
ちなみにこの3隻は対潜値も他の軽巡娘と比較しても高いので、単純に対潜作戦にも(燃費が若干悪いことに目をつむれば)使える。1-5攻略の候補に挙げてもいいだろう(軽巡と別枠となる)。
自分が演習で使う場合、相手の編成を見極める必要がある。対潜艦のみで編成されていた場合は攻撃を一手に引き受けて損耗を抑え、逆に大型艦で占められていれば悠々と安全圏から攻撃が可能。逆にA勝利で十分と捉えるのであれば、敵の水上艦が5隻に減る分だけ火力を集中できる敵編成とも言える。
また、意外な手法に大和デコイがある。これは現在の演習において相手側の陣形がこちら側の編成を参考にして決定されることを利用した戦法。
普通に潜水艦を旗艦に据え、かつ僚艦にも潜水艦がいると、相手の陣形は潜水艦に強い単横陣を取られてしまうのだが、大和を旗艦に据えておくと単縦陣に変わるので、対戦相手の対潜攻撃が効きにくくなる。戦艦である大和を入れることによる2周攻撃のデメリットはこちらには殆どない(大和が2周攻撃に晒されるのは痛いが、そもそも大和に致命打を浴びせられるのはほぼ戦艦と空母しかいないので、どのみち2周攻撃になる可能性が高い)。ついでに大和自身も昼戦で2隻ほど道連れにしてくれることが多いので、夜戦まで使えばS勝利の可能性がかなり高くなる。
ただし、例外として相手の旗艦が空母かつ数が5隻以上の場合、こちらの旗艦の艦種に関わらず輪形陣(対潜やや高め)になるので要注意。更に先制対潜攻撃の実装と海防艦の実装により、演習での潜水艦オンリー編成はまさに海防艦達のレベリングのカモそのものとなってしまった(対潜哨戒系の海域では獲得経験値が少ないというのも大きいが)。
演習における有効な活用法
演習でのワンポイントとしても、潜水艦は有用である。
艦上戦闘機・水上機を基本的に運用せず航空戦力を擁しない艦隊(例:水雷戦隊)に対しては潜水空母を1隻だけ使い、水上機を搭載する事で制空権を確保し、自身は囮として事故を防ぐという運用ができる。
スロットの搭載数が空母よりも少ない為、撃墜されてもボーキサイトへのダメージはせいぜい10~20ほどであり、空母を使うよりも遥かに経済的である。
入手は難しいものの、対空砲火によって撃墜される事のない水上戦闘機が実装された事で、この運用は非常にしやすくなった。
この戦術は演習で夕立改二・綾波改二・甲型駆逐艦の改二・神通改二・阿賀野型の改二を始めとした4スロ軽巡洋艦といった「対艦攻撃力が高く、昼戦でも安定して高火力な駆逐艦・軽巡洋艦」(これらの艦は当たり所が悪いと重巡・戦艦でさえもワンパンしてくる)やジャーヴィス・タシュケントといった汎用性に秀でた駆逐艦、対空攻撃に秀でた秋月型、アトランタが多く含まれている際に特に有効である。
仮に撃墜されてもオーバーキルなので対空カットインは無意味だし、砲撃戦と夜戦での事故がなくなるので、主力艦が受ける攻撃は雷撃のみとなる。そもそも潜水艦にかまっている間に倒してしまえばその分雷撃を受ける心配も減る。
潜水艦1隻だけでは対潜がお留守な単縦陣のままな上、此方の艦娘は大破している状態で出さない限り轟沈扱いとなることはない為である。
潜水艦を1隻だけにしていれば無駄に被害も広がらないので、対水上反撃部隊、対5-3レベリング・対7-1周回・対6-3編成、対5-5中央下ルート編成など、複数の軽巡・駆逐艦の編成を要求する海域、駆逐艦複数を要求する任務や駆逐艦改二の増加に伴い、この戦法が有効な場面は増えてきている。
対潜護衛空母であり、火力のステータスも高い大鷹型、龍鳳改二系統、瑞鳳改二乙等々がいる際には、艦載機熟練度クリティカル攻撃(大和型でも容易に中破以上にされてしまう)から主力艦を守る役割もある。
ただし、同じ『軽空母』でも『攻撃型軽空母』である鈴谷航改二・熊野航改二にはこの戦術は無効。特に航巡形態との見間違いには要注意。
駆逐艦・軽巡洋艦をほとんど、あるいは全く含まない編成であれば潜水艦6だけで勝利できるなんて事もある。このような編成であれば、駆逐艦・軽巡洋艦さえ倒してしまえば勝利は硬い。ただし、高練度の艦娘は先制対潜攻撃を行う場合もあるので注意。戦艦5+アトランタ編成なんかは、潜水艦のいいカモ。
そもそも対潜攻撃可能な艦がいなければ、当てれば勝利である(当てられなければD敗北だが)。大和型など全く怖くはない。極端な話まるゆでも勝てる。
伊58「カモでち」
潜水艦系を旗艦にして随伴にも潜水艦を入れると、演習相手の艦隊は対潜重視の単横陣になる。
これにより、戦艦・重巡洋艦系統・正規空母の砲撃戦火力を半減させ、雷巡・阿武隈改二・夕張改二特・由良改二・矢矧改二乙・最上改二特・潜水艦・水上機母艦の先制雷撃の命中率も大きく低下する為、所謂「ガチ艦隊」には選択肢に入る一手となる。
ただ、対深海棲艦戦になると演習以上に使いどころを見極めなくてはならない。
そもそも深海棲艦の編成・陣形は此方の編成に関わらずマスごとに一定パターンで固定である。
というのも、演習では軽巡・軽空母・駆逐艦をほとんどあるいは一切含まず対潜能力が低いもしくは0、という編成も往々にしてあり得るのに対し、出撃ではこれらが配置されていない海域はそもそも存在せず、中盤以降はどこかしらに必ず対潜能力が高い敵艦が配置されているからである。
後半の海域になるにつれて敵航空戦力が出現しない海域の方が少なくなる上、深海棲艦側の軽巡・駆逐艦のflagship・後期型のほとんどには強力な対潜装備が施されている。
逆に対潜可能艦で対潜が不得手なのは駆逐ニ級の改、駆逐ナ級の後期型、軽巡ト級、PT小鬼群などだが、無印の駆逐イ級にすら事故る潜水艦娘にとっては陣形の違いだけで簡単に致命傷になり得るので安心はできない。
ナ級Ⅱが出てくるような海域の場合、砲撃火力が減りフィニッシャーに雷撃が向いてしまう可能性も上がってしまう、第1艦隊に入れると特殊砲撃が使えなくなってしまう、空襲マスで対潜哨戒機が飛んでくるようになるなど制約や不利な要素も増え、潜水艦を使っている場合ではないなんてケースも多い…。
軽母ヌ級の改型・Ⅱ、軽巡ツ級のflagshipなどは先制対潜攻撃を行ってくる上、耐久・装甲値がまず艦娘の同艦種と比較にならず、雷撃によって排除する事も難しい為、さらに被害は拡大しやすくなる。
何が問題かというと、演習では『目先の1戦』を勝利する事が求められるのに対し、出撃では最深部にいる敵艦隊を撃破する事が求められる事が大半である為、主力艦を道中の敵水雷戦隊から守る為に道中で大破してしまっては本末転倒なのである。
この為、制空権を確保できても支援艦隊等で先手で敵軽巡・駆逐艦を排除できなければ厳しい戦いとなってしまうので、一度に攻撃可能な数が少ない戦艦や重巡が中心だとなかなかこの戦術はとり辛いものがある。
ちなみにB勝利で海域クリアとなる『艦これ改』では「離脱」という戦術が使えるので、深海棲艦との実戦でも潜水艦の投入はそれなりに有効である。
高威力の対潜攻撃が常に飛んでくるブラウザ版の実戦でこの戦術を有効に活用するには、回避率が大幅に上がる『警戒陣』と遊撃部隊司令部の『単艦退避』の力を借りる必要がある。
2期に移行してからは
2期アップデート以後は(司令部レベルが高い場合のみ?)第2海域から後期型が出現するように(厳密には1-6でも出現するが、1-6では潜水艦は編成できない)なり、長らく潜水艦の居場所(?)であったオリョールクルージングは資材稼ぎや補給艦狩りに使いにくくなった為に消滅。
3-2-1でのレベリングも消滅し、デコイ手段としても使えなくなった。
さらにEOと中部海域にしか出現しなかった軽巡ツ級の出現位置が南方の通常海域まで前進。
当初は5-5「第二次サーモン海戦」の潜水ルートも事実上消滅に追い込まれていたが、2020年6月26日のアップデートで補強増設へ潜水艦用電探類が装備が可能に、それに伴いボスルートへの索敵装備を確保し幸運艦による魚雷カットインを維持しながら潜水艦6隻での攻略方法が再開択された(ただしスロット数3を持つ伊13・伊14と最上位水上偵察機が最低4機必須である為、ハードルはまだまだ高い)。
オリョクル消滅に伴い育成方法も開拓されるようになり、5-2「珊瑚諸島沖」の初戦であるCマス(空襲戦マス)を使った1戦撤退の方法が最も容易なものとして新たに挙げられるようになった。被弾が全くないため、貯まる疲労を考慮せず周回させられるうえ、旗艦を確実にMVPとし集中的にレベリングさせられるのが大きな利点である。
他に、Lv10で自前で先制雷撃が出来るようになったら近代化改修を済ませたうえで旗艦に編成し6-1「中部海域哨戒線」を周回させる、という方法も1期に比べ注目されるようになった。6-1は第2期以降も全マスの経験値が固定されており、旗艦に据えておけばMVPは取れなくてもS勝利で得られる経験値は「684」。このため全4戦ルートなら1周で得られる経験値は「2736」。Lv30で補強増設が開けられる様になれば魚雷カットインも可能となり、MVPの確率も上がるため、やはり育成はしやすい。
それでも潜水艦隊が大手を振って使える場所は1期に比べ激減してしまっており、「せっかくレベリングをしても使いどころが少ない」という状況を嘆く提督たちも少なくない。
2期移行当初はいよいよ「大和型を筆頭とした演習番長達や、同じく戦艦と正規空母のみで演習に挑むガチ艦隊へのメタ」としての立場を確立してしまうのか…、と思われていたが、キス島で高効率で弾薬が拾える事が判明した他、新たに「2-1」を利用したデイリー任務「南西諸島海域の制海権を握れ!(南西諸島海域(2-1~2-5)のボス艦隊に5回勝利で達成)」消化という役割が与えられた。
潜水艦のみでも道中2戦でボスまで固定可能であり、更にボス前とボスで敵空母も出現する為「あ号」や「い号」の消化にもうってつけである。ボス前に輪形陣で駆逐艦が出現する為万全を期して6隻編成で望めばほぼ事故も起きない。更にカスダメを受けていたら翌日の修理任務にも活用出来るので無駄がない。
7-4では資材マスへのクルージング(通称台湾クルージング)が復活し、かつてのオリョクルほどではないが一定の役割を再び持てるようになった。
また2期以降の期間イベント海域でのルート開放ギミック要員という役割も与えられる様になった。
特に「空襲マスでのS勝利」がルート開放条件に入っている場合、道中にいる敵水雷戦隊マスさえ如何にか突破できれば「まるゆ単艦でもギミック開放条件が満たせる」為、可也低コストで簡単にギミックが解除できる。
また同じ空襲マスで「制空優勢以上」が条件だった場合も「改修済の水上戦闘機が複数必要」というハードルはある物の、こちらも潜水空母(伊400型や伊13型がお勧め)に満載し相手の「弱編制」を引ければ達成できる。この場合回数をこなす必要があるがこちらも潜水空母の出撃経費と通常艦隊の出撃経費を比べればはるかに低燃費で行える。
なお、こちらの用途に関しては敵空襲マスで対潜攻撃を行う高制空の対潜哨戒機が飛ぶようになったため、制空が取れない上に道中大破率も上がったため扱いにくくなった。
そのいずれも「ギミック解除に便利」というものであり、実際に戦う役割ではなかった。
この為『艦これ』で潜水艦が戦力や通商破壊の牙として活躍できる場は用意されていないのが現状…だったのだが。
牙をむく、友軍潜水艦隊
2期においてはイベ期間中はギミック要員・デコイ役・制空要員(※潜水空母でしか不可能)や演習要員に終始する事が多かった彼女らだったが、護衛せよ!船団輸送作戦の友軍艦隊において覚醒した。
覚醒した理由は簡単に言えば以下。
- 先述してきた理由で、潜水艦を決戦海域に投入しようというプレイヤーが極めて少なかった(試しに友軍旗艦の迅鯨を編成に組み込んで支援に来たため最低保証枠に入っていた可能性が高い模様)
- 敵第1艦隊に深海竹棲姫以外に対潜攻撃可能艦が存在しない
- 深海竹棲姫は対潜装備を所持していない上、敵艦隊は対潜が不得手な第四警戒航行序列
- 友軍艦隊旗艦は、水上艦(潜水母艦)である迅鯨。つまり、敵第2艦隊と深海竹棲姫以外の全ての攻撃を彼女が受け持つ為、第2を全滅させてしまえば手数が滅多に減らない
- 迅鯨の攻撃は確定でカスダメの為、無傷で残る敵艦隊を小破にし「かばう」を消したり、深海竹棲姫の耐久を本隊の圏内まで削り落とせる
- 潜水艦に特効がかかっており、カットインさえ出れば戦艦水鬼すら血祭りにあげていく
悪名高いナ級Ⅱと同じく、此方もまた攻撃に関するゲームシステムの仕様の穴を突き、牙を砥いでやってきたのだ。
かくして、この強力な友軍の力を借りて、悪名高いE-4甲の戦力ゲージ破壊に成功したという提督達も見られるようになった。
・・・尤も、この強力な友軍艦隊を確実に呼ぶべく本隊の編成を縛るという、新たな課題点も生み出したのだが。
そもそも特効艦をもってしても昼戦で敵第1艦隊を削りきるのは難しい為ワシントン&由良を編成に入れば第1艦隊の戦力を大きく削らずに潜水艦隊固定に出来た。
他にも、潜水艦は基本的に『運』が高い艦が少なく、カットインが基本的に博打という課題も同時に顕著となった(此方に関しては迅鯨が照明弾を装備していたので発動すれば発動率は一応上がる、第二陣到着時には友軍艦隊への『運』改修という大幅なテコ入れで改善されている)。
炸裂!潜高型神拳
友軍艦隊として大活躍する事になった潜水艦だが、絶対防衛線!「小笠原兵団」救援における検証でのある報告をきっかけについに本隊でのフィニッシャーとしての活躍の時も訪れる事になった。
それは伊201と伊203に明らかに類を見ないレベルの大特効がかかっているという報告であった。
その倍率たるやなんと2.8~2.9倍。
それだけではない。(キャップの関係であまり大きな意味をなしていなかった)高回避にも上方修正がかかっており、イベント海域に限ってではあるが敵側の対潜攻撃が『滅多に当たらない、高練度であれば大破する方が稀』というレベルにまで避けるようになっていたのだ。
さらなる追い風として、イベント後半になってE-6に潜水母艦と潜水艦を使ったルート分岐が発見された。
潜水艦は熟練見張員が搭載できず、砲撃戦にも参加できない為、上振れと下振れの差が極めて大きいという難点こそあるが、これらの追い風によって先述してきた問題点がほとんど解決。
かくして敵側の厳重な対潜網を潜り抜け、必殺の魚雷カットインをボスに見舞う事に成功する潜高型という光景が攻略/掘り含め頻繁にみられるようになったのであった。
連合艦隊で潜水艦をフィニッシャーとして活躍させる為のいいサンプルだといえよう。
…一方、潜高型はイベント海域限定ドロップである為持っていない、育成する場所も少ない事から持っていても練度が低いという声もちらほら(これに関しては友軍艦隊に含まれているという救済措置がある)。
アーケードでは
技術面、システム面、水着のテクスチャといった諸問題があり、開発が難航したためかなかなか実装されなかったが稼働開始から1年ほど経った2018年2月1日にようやく実装された。
水上艦とは違い、かなり独特な性質を有している。箇条書きで列挙すると
- 船速が非常に遅い。彼女らより遅いのは非戦闘艦である香取型、大鯨くらい。
- 航空攻撃の対象に含まれたとき、敵航空部隊の攻撃が航空爆雷となり、潜水艦に集中する。
- 随伴艦として編成した場合、艦隊の周囲に展開して水中から艦隊に追随する。
- 回避率が異様に高く、ほとんど攻撃を食らわない。
- 急速潜航という行動があり、これを選択すると潜航して一時的に完全無敵になる。ただしその間は攻撃ができず、潜航後に一度浮上するため、水上攻撃の対象になる。
- 攻撃手段が「潜水艦魚雷」として独立している。
- 甲標的の装備かレベル10以上で先制雷撃ができる。甲標的の先制雷撃とは別枠になるので甲標的を接触させておけば先制雷撃の数が増える。
- 大破していても夜戦で攻撃できる。
- 潜水母艦である大鯨を一緒に編成すると彼女が中破するまで彼女が持つ支援効果を受けられる(現在のところ潜水艦魚雷のリロード時間の短縮が確認されている)。
- ブラウザ版とは異なり連合艦隊には絶対に編成できなくなっている。
と言った具合。
防御面においては回避能力が強力で体感7、8割くらいは攻撃を避ける。しかも敵艦はほとんど対潜攻撃をしてこない上、航空爆雷も軽空母や鬼・姫級の大型深海棲艦でもないかぎりは食らってもカスダメで済むため、防御能力は非常に高い。
ちなみに元々の回避が高い上にデメリットが重いため、急速潜航はほとんど使われない。
続いて攻撃面。
前述した通り「潜水艦魚雷」という独立した攻撃手段なのだが随伴艦時と旗艦時で挙動が大きく異なる。
まず随伴艦時だが超長距離射程で発令ボタンを押すと潜水艦が敵艦隊に向かって行き、一定距離まで近づくと魚雷攻撃を行うと言うもの。船速の遅さもあり、遠い距離で発令すると攻撃開始までかなりの時間がかかる。
旗艦時は短射程で射程内で発令ボタンを押すとロス無く魚雷攻撃を行う。
旗艦、随伴艦両方に潜水艦がいる場合、旗艦が射程内にいないと随伴艦の行動が優先され、旗艦が射程内にいれば旗艦の行動が優先される。ただし潜水艦旗艦で攻撃をするときに、近距離に入っていない随伴艦の潜水艦は魚雷を撃つことができず、攻撃機会を失うため注意が必要。
水上艦の魚雷とは違って弾数無制限であり、リロード時間は10秒と巡洋艦より少し長い。
潜水艦は甲標的以外の魚雷を装備すると潜水艦魚雷に強力なダメージアップ補正がかかるようになっており、練度が上がれば額面以上のバカ火力を出すことが可能で艦隊内の潜水艦の数が増えればさらにダメージは加速する。
潜水艦旗艦時の潜水艦魚雷は例えれば駆逐艦が10秒ごとに航空攻撃をしているようなものであり、非常に強力。
しかもそれでいて攻撃の属性は『魚雷』であるため、イベント海域においてたびたびボス級深海棲艦が引っさげてくる『装甲ゲージ』(ライフゲージとは別に存在し、これをゼロにして破壊しないと敵艦へのライフダメージの通りが大きく軽減されてしまう。これの破壊には砲より魚雷が有効)の破壊には有用である。
欠点はやはり船速の遅さ。相手の懐に潜り込むのに20〜30秒はかかるため、最終的な手数は少なくなってしまう。先制雷撃や甲標的(まるゆ以外の艦は改装すれば2スロットになるためダメージアップと甲標的の両立が可能になる。)でカバーしたい。
敵の航空攻撃サークルや対潜攻撃サークルを避けることがほぼ不可能であり、回避率が高いと言っても当たるときは当たるため、運が悪いとカスダメ累積やクリティカルでの大破で撤退せざるを得なくなるのも辛い点。大破は回避したとしても中破すると火力がかなり落ちるため、道中で中破してしまうと主力艦隊戦が辛くなってしまう。
船速の遅さは索敵フェイズ時にも影響し、旗艦だと敵艦隊との会敵を回避するのが困難であり、道中戦の回数が嵩みやすい上にマップ移動もかなり遅いため、プレイ時間が長くなることに加えて、常に船速一杯で動く必要があるため疲労度管理が難しく気を抜くとすぐ疲労度がオレンジになってしまう。随伴艦だと旗艦の船速にもよるが落伍しやすく、それを防ぐために常に船速を意識して調整する必要が出てくる。
また潜水艦魚雷の火力は非常に高いが乱数のムラが大きいため、運が悪いとダメージが足らずに敵を仕留め損なうことも…。
と、運に左右される部分が大きく、クセが強いため普段使いには向かないがブラウザ版とは違って非常に強力な艦種になっている。改装とそれなりの魚雷を持たせるという前提条件こそあるが、あのまるゆが戦力としてカウントされるほど。
その性質上、水上艦に混ぜて運用するよりは潜水艦単一編成にしたほうが運用しやすく、潜水艦6編成は水上艦編成だとどうしても勝てない相手に対する最終手段と位置づけている提督が多く、その強さから潜水艦の使用を縛る提督も少なくない。
実際に対水上艦かつ編成制限がかかっていない、という二つの条件はあるものの潜水艦6編成が度々期間限定海域での甲難度攻略の最適解に上がるほど。
特にイベント時のトラウマ要員として名高い戦艦棲姫は攻撃手段が砲撃オンリーなので対潜攻撃が可能な随伴艦を全滅させると潜水艦への攻撃手段が無くなりサンドバッグと化す。
それなりの練度(最低でも50〜60程度は欲しい)の改装済み潜水艦娘6人(出来ればまるゆ以外)に人数分の装備として強めの魚雷(61cm四連装(酸素)魚雷くらいの雷装値は欲しい)と甲標的、と用意するものが多いためそれなりにハードルは高いが甲難度攻略をかなり分の良い運ゲーに持ち込めるため経験の浅い提督にもおススメできる。
ただし頼りすぎるとヌルゲーになってしまうのでほどほどに。
『「艦これ」いつかあの海で』では
一方、アニメ2期こといつかあの海ででの潜水艦娘はというと…
伊58と伊47の2名が演習の対抗艦隊の一員として第二水雷戦隊を待ち伏せ雷撃するも、それを察知した雪風の機転と報告で魚雷は回避され、2人とも演習用爆雷2個(=1発ずつ)の一撃で撃破され、その後は揃って死んだ魚のように気絶していた。
…そう、いいとこなしの単なるやられ役であった。
台詞もなしでクレジットもしてもらえず、『艦これ』に関する予備知識を持たないアニメ初見だと名無し2人組にしか見えなかった。
演習用の爆雷1発ですら身体的ダメージが失神する程度に甚大、実際に爆雷を被弾すればその末路は推して知るべしといったところだろう…。
しかもその雪風はその後の対潜戦に機関故障(※食べ過ぎでの腹痛)で参加できずじまい、敵潜水艦は金剛(※戦艦です)と浦風を人知れず戦線離脱(浦風に至っては生還こそしたが除籍)に追い込む、実際に登場した潜水ソ級は精鋭駆逐艦が爆雷を使い切っても制圧しきれずに浜風が被弾を許すといった、此方の潜水艦と比べ物にならない強敵として描かれたというおまけ付き(実際、ゲームにおいても敵潜水艦のelite以上は此方と比べ物にならない性能である)。
その後は7話に伊203が呉鎮守府の日常場面で僅かに台詞ありで登場したのみ(結果、皮肉にも唯一雪風に倒されなかった)で、戦力としての活躍は結局皆無であった。
しかも直後に呉は敵機動部隊による大空襲で壊滅。以後伊203も行方不明となってしまった(史実基準であれば終戦まで生還しているはずだが、最終回で艦隊は壊滅した事も示唆されたので、史実と異なって『あの時点で呉鎮守府と運命を共にした最悪の可能性』すらも考えられてしまう…)。
完全に余談だが、例の空襲のモチーフになった1945年7月呉空襲では彼女らの妹である伊204・伊205が建造途中で破壊されている。
総合的に見れば、敵潜の脅威に比べまるで戦力としての価値にも見せ場にも乏しい、散々な役回りであった…。
史実における潜水戦隊及び潜水隊
潜水艦も駆逐艦と同様に、同型艦で2隻~3隻で1つの「潜水隊」を結成し、更にその潜水隊が1~4集まって「潜水戦隊」を結成していた。開戦前は各艦隊に分散配置されていたが、1940年11月15日に潜水艦部隊の一元運用を図るため「第六艦隊」が新設され、その独立旗艦を香取が勤めていた。開戦前と「第六艦隊」新設前までは連合艦隊の直卒・附属として鬼怒が「第四潜水戦隊」を由良が「第五潜水戦隊」を率いていた。
現在実装されている潜水艦娘で編成可能なのは、1945年6月1日の最終時の編制での「第1潜水隊:伊400・伊401・伊13・伊14」のみである。
伊58・伊47の最終所属は「第15潜水隊」で、呂500は終戦時には舞鶴鎮守府の「第五十一戦隊」に所属していた。また、伊504は呉鎮守府部隊付属の特殊警備潜水艦となっていた。
各型とその艦娘
伊号潜水艦
海大型
火力と速力に特化した、艦隊決戦用のタイプ。
- 海大VI型 一番艦 伊号第百六十八潜水艦(伊168)
通称「イムヤ」。イロハではない。2013年8月に開催された期間限定イベント『南方海域強襲偵察!』E-1のクリア報酬だった為、多くの提督が最初に手に入れたであろう潜水艦娘。同イベント終了後も様々な海域の道中でドロップするようになったため、他の潜水艦に比べて入手の機会は比較的多い。
巡潜型
航続力に特化したタイプ。水上機の運用能力を持っていた為か、巡潜甲型改二の2隻は入手当初から、それ以外は改造後に、それぞれ潜水空母になる。
ただし、巡潜丙型は水上機搭載能力をオミットし雷撃能力を強化した史実より、改造後も潜水艦のままである。
- 巡潜3型 二番艦 伊号第八潜水艦(伊8)
通称「ハチ」。潜水艦としては珍しい眼鏡っ娘艦娘の一人。ドイツへの派遣任務で唯一生還した潜水艦であり、そのためかちょくちょくドイツ語を話す。読書を嗜む物静かな性格。
2013年11月期間限定イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』の開始と共に先行実装された潜水艦で、イベント海域中屈指の難易度を誇るE-4「アイアンボトム・サウンド」のクリア報酬であった為、同じイベント報酬である伊19に比べ入手した提督は少なかったと思われる。
その後、2014年1月29日のアップデートで通常建造が可能となり、EO海域1-5などでもドロップ入手が可能となった。
それぞれの通称は「ヒトミ」と「イヨ」。ともに『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』で先行実装された潜水艦である。容姿は瓜二つで、当百科事典内にも彼女らにちなんだ光の双子というタグが存在するが、実際には双子ではないので注意。伊14は某アル重並の酒豪で奔放な性格、そんな伊14を心配する姉の伊13は気弱な性格だが、怒るとグーパンで殴ってくる。
ちなみに姉の伊13は前述のイベント海域ではドロップ入手限定だった為、イベントに参加した提督には海域突破報酬だった妹の伊14だけしか艦隊にいないという者も…。
逆に、17年冬イベント未参加あるいはそれ以降着任の場合には伊13しかいない事が大半である。伊14の方がドロップ機会が少なく、過酷な場合が多いのだ…。
- 巡潜乙型 三番艦 伊号第十九潜水艦(伊19)
通称「イク」。豊満な上部装甲、魚雷に跨るイラスト、エロゲと言われてもおかしくない程の中破状態と、とにかくエロい。泳ぐ18禁などのようなタグが付くほどエロい。
伊8と同じく、期間限定イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』で先行実装された潜水艦。イベント海域の第1面「サーモン諸島海域」のクリア報酬として登場。
本来の予定では8月のイベントで伊168・伊58と共に追加される予定だったが、直前になって音声データを録り忘れていた事に気付き、急遽取り止めになった。その姿だけは月刊コンプティーク2013年9月号にて公開されていた。
現在は1-5「鎮守府近海対潜哨戒」などでドロップが確認されている。
- 巡潜乙型 七番艦 伊号第二十六潜水艦(伊26)
通称「ニム」。期間限定イベント『迎撃!第二次マレー沖海戦』で先行実装された潜水艦。潜水艦娘初の同型艦実装である。「ねえねえねえ」「きたきたきた!」といった畳語を多用し、史実では敵同士であったサラトガを「サラっち」と呼ぶ人懐っこい性格。
通称「ゴーヤ」。苦くはないらしいが、彼女の史実(特攻兵器「回天」の母艦)は非常に苦い。甘えん坊だったり語尾に「~でち」と付けたりと、他の潜水艦娘よりも幼い印象を受ける。
同時期に実装された伊168と共にセーラー服+スク水着用。実装された時期は伊168と同時で、ドロップは序盤1-5からとなる。
- 巡潜丙型 七番艦 伊号第四十七潜水艦(伊47)
通称「ヨナ」。2020年4月23日に新実装された家具「筏と伊号潜水艦の窓」にて実装が示唆され、その後ファミ通にて正式に実装が発表され。期間限定イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』でE3突破報酬として先行実装。純粋な日本海軍所属の潜水艦で改造後も「潜水艦」のままなのは実に伊168以来となる。
非常に儚げな声でしゃべり、彼女の史実(特攻兵器「回天」の母艦)に関する思いを直接的にではないにしろ頻繁に口にする。
また期間限定グラや描き下ろしが非常に多く、彼女だけで1期に実装された全潜水艦の限定グラ数より多く、通常グラであるスク水でいる期間の方が短いといっても良いほど。
潜高型
潜高型の高は「高速」の意であり、その名の通り高速性を追求したタイプ。もっとも高速と言ってもあくまで「潜水艦としては」であり、ゲームの中では低速艦に分類される。しかし新型高温高圧缶のみで高速化が可能で、そこに更にタービンを積むと潜水艦としては唯一の高速+にすることができる。また回避値も非常に高くなっている。ただその代償として火力は低め。
雷装値は他の伊号と大差は無いので先制雷撃・閉幕雷撃には問題はない。
通称「フレイ」。2022年5月17日に発表された九周年記念イラストに見切れる形で先行公開。
しかしカレー機関のアクリルスタンドで速攻で立ち絵が公開されていた模様。
2022春イベント前段作戦「激闘!R方面作戦」のE1及びE2のドロップ限定艦して先行実装。
妹である伊203の時報内等で「姉1」として存在が示唆されていた。
妹同様にクール系な性格だが秘書艦業務は潜水艦随一と呼べるほど有能。フレイ特製鎮守府カレーの調理には提督も参加している。右わき腹のホクロがあるのでイラストを描く際は注意。
妹と同様にローソンコラボ等と描き下ろしも多い
- 伊201型 三番艦 伊号第二百三潜水艦(伊203)
通称「フーミィ」。艦これ公式カレンダーの2021年5月にて艦名不明状態で登場(ゼッケンの表記で伊2・・・までは見えていた)し、その5月に開始した期間限定イベント『激突!ルンガ沖夜戦』にてE2ドロップ艦として先行実装。
クールというかぶっきらぼうというかな性格だが、江風のごとく台詞の「ん」が一部「ン」になる。
ヨナほどではないが、彼女も限定グラや描き下ろしの数が多い。
潜特型
本来の「潜水空母」はこのタイプで、伊400型が該当する。他の潜水艦娘に比べて耐久・装甲の値が高く、水上機の搭載数も多いが、燃費も相応に悪い。
通称「しおん」。おっとりした言動と物腰が印象的な潜特型の長女。2017年秋季イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』後半海域ドロップ艦として先行実装された艦娘。
残念ながら期間限定イベント海域以外での入手は不可能となっている。
- 伊400型 二番艦 伊号第四百一潜水艦(伊401)
通称「しおい」。2013年冬季イベント『迎撃!霧の艦隊』のクリア報酬として先行実装された艦娘で、「潜水空母」と称された伊400型潜水艦の2番艦。ガチな容姿から「泳ぐLO」と呼ばれることもしばしば。
現在は通常海域の6-1中部海域哨戒線でのドロップ入手と大型艦建造で入手が可能。
接収艦
ドイツが連合艦隊に降伏後、帝国海軍に接収された元ドイツ海軍潜水艦。ドイツ製のUボートから元イタリア潜水艦等艦型は一定していない。
実装されている「伊504」自体は「呂500」と排水量では余り差はないが、同時に接収され伊五百一型一番艦として登録された「UボートIXD2型 U-181」の排水量が1,600tと「伊号」基準だった為「伊号」扱いとなった。
- 伊五百一型四番艦 伊号第五百四潜水艦(伊504)
- 下記Luigi Torelliを参照。
三式潜航輸送艇
島嶼部への輸送用に大日本帝国陸軍が開発した潜水艦。
- 三式潜航輸送艇 まるゆ
大型艦建造システムの実装に伴い実装された潜水艦娘。輸送用という事もあってか戦闘能力は皆無(改造前は装備スロットすらない)で、耐久値も最低。レベルが一定値にまで達すれば先制雷撃も行えるが、純然たる戦闘用の伊号潜水艦に比べると実に頼りない。
性能的には所謂「ハズレ」だが、近代化改修の素材に用いる事で運の値を向上させる効果があり、逆に「アタリ」と評価する提督も多い。また、最弱ゆえの超低燃費・最小修理コストにより遠征要員やレベリング時の被害担当艦に最適。
呂号潜水艦
譲受艦
インド洋における通商破壊用にドイツ海軍から無償譲渡された潜水艦。
Uボート
IX型
ドイツ海軍所属。航続距離の長さから大西洋の通商破壊に適した潜水艦。
通称「ユー」。2015年冬季イベント『迎撃!トラック泊地強襲』に伴い実装された潜水艦娘。ゲルマン艦娘の一隻で、『艦これ』初のUボート娘。遠い異国の地でオドオドとしながらも一生懸命に日本の風土や艦隊に馴染もうとするのだが……
Lv55で改装すると、『艦これ』初の譲受艦『呂号第五百潜水艦(呂500)』(上右イラスト)となる。通称「ろーちゃん」。鎮守府の生活に染まりすぎた結果、あまりの変貌ぶりにどうしてこうなったという声が多数。また、伊401に似た風貌から「LO500」の異名も付いた。あまりの変貌ぶりに困惑し改装を踏みとどまるも、やはり新型魚雷は捨てがたいと悩む提督も多い。
接収艦Uボート
イタリアが連合国に降伏後、ドイツ海軍が接収・編入したイタリア潜水艦。元イタリア潜水艦には「UIT」が付与された。
- UIT-25
- 下記Luigi Torelliを参照。
グリエルモ・マルコーニ級潜水艦
イタリア海軍所属。大西洋での活動を目的とした大型潜水艦。
- グリエルモ・マルコーニ級 4番艦 Luigi Torelli/UIT-25/伊504
通称は「ルイ」。2017年夏季イベント『西方再打通!欧州救援作戦』に伴い実装された3カ国目の潜水艦娘。イタリアン艦娘としては7隻目となる。
枢軸国全てに籍を置いた2隻しかいない艦の1隻で、所属国が連合国に敗北する度に接収され、その度に艦名も「Luigi Torelli」→「UIT-25」→「伊504」と変わっていった。「U-511」同様に改造にする事で「UIT-25(lv40)」/「伊504(lv55)」と名前が変わり、服装も変化する。ドイツ軍所属になるとボディスーツとスクール水着を合わせた様な制服を着用する(上中央)。「UIT-25」での通称は『ウィ―』。日本海軍所属になると白スク水を着用する(上右)。「伊504」での通称は『ごうちゃん』。
名前ネタの影響で、実装直後のファンアートでは艦娘として艤装を纏った姿で描かれる場面が少なかった。
ガトー級潜水艦
アメリカ海軍所属。
- ガトー級 SS-277 Scamp
2021年秋イベントにて実装された4カ国目の潜水艦娘。
ついに実装された連合国籍の潜水艦にして、『艦これ』初の最期まで海外籍だった潜水艦である。
上記の潜水艦娘隻のうち、純然たる同型艦の関係にあるのは巡潜甲型改二の伊13・伊14、巡潜乙型の伊19・伊26、及び潜特型の伊400・伊401、潜高型の伊201・伊203の4組である。
余談:コスプレイヤーの財布に優しい艦娘
ゲームでは低修理コスト・低燃費で提督の財政を助けてくれる潜水艦娘だが、コスプレイヤーにとっても「(リアルな)財布に優しい艦娘」として有り難がられている。
通常の艦娘の場合、衣装や艤装製作の手間が掛かるが、例えば伊19の場合「スク水・ゼッケン・ウィッグ」の3点(Amazonで購入すると合計5,000円程度)で済んでしまう。このお手軽さは大きい。しかし、カメコという名の駆逐艦・軽巡洋艦に付け狙われるリスクや「薄い装甲」による屋外天候への不利が発生するので、衣装選択の際には十分注意されたい。
余談その2:絵描きにも優しい艦娘
複雑な構造の艤装が殆ど無く、スク水=ボディラインがそのまま描けるという点は「絵描きにも優しい艦娘」であると言える。ただし、海面に浮かんでいたり水中に潜っている場面を描写しようとすると「水の表現」で難易度は格段に跳ね上がるので注意。
伊58の「提督指定の水着がー」発言に突っ込む提督も多いが、現代でいうスクール水着とかなり似たもの(微妙に違うが)を当時の海兵は着用していた。つまり提督は潜水艦娘に自分とお揃いの水着を着てほしいだけであるが、それはそれで…というツッコミも。
艦娘一覧(略型)
伊号潜水艦海大型 | 伊168 | ||
---|---|---|---|
伊号潜水艦巡潜型 | 伊8 | 伊13 | 伊14 |
伊19 | 伊26 | 伊58 | |
伊47 | |||
伊号潜水艦潜高型 | 伊201 | 伊203 | |
伊号潜水艦潜特型 | 伊400 | 伊401 | |
伊号潜水艦接収艦 | 伊504 | ||
呂号潜水艦譲受艦 | 呂500 | ||
三式潜航輸送艇 | まるゆ | ||
UボートIX型 | U-511 | ||
接収艦Uボート | UIT-25 | ||
グリエルモ・マルコーニ級潜水艦 | Luigi Torelli | ||
ガトー級潜水艦 | Scamp |
関連タグ
戦艦娘 空母娘 重巡洋艦娘 軽巡洋艦娘 駆逐艦娘 特務艦娘 海防艦娘 揚陸艦娘 海防艦娘
提督LOVE:殆どの潜水艦娘がこれにあたる(見方によっては全員)
伊号潜水艦:大半のモチーフ元
潜水母艦娘:潜水艦を支援する為の潜水艦の母艦と呼ぶべき艦
大鯨(艦隊これくしょん)・迅鯨(艦隊これくしょん)・長鯨(艦隊これくしょん)