概要
月刊ガンダムエースで連載されている、機動戦士ガンダムF90やフォーミュラー戦記0122のスピンオフとなる漫画作品。漫画は今ノ夜きよし、シナリオはイノノブヨシ・小太刀右京(チーム・バレルロール)。
ガンダムF90の全ミッションパックを立体化する企画「A to Z PROJECT」とのタイアップとして開始された。
プロローグでは先の作品に登場したキャラクターの活躍を描きつつ、それ以前にサナリィと彼らが開発した新型MS『F90』がどう言った経緯を辿ったか、どのようなテストパイロットが存在して受け継がれてきたかが描かれていく。
F90の本格的な活躍はU.C.0122年からとされているが、FFではそれ以前のU.C.0112年からの物語を描いていく。
また、登場人物の設定から逆襲のシャアの回想が挟まる他、シルエットフォーミュラ91とも繋がる部分もある。特に機動戦士ガンダムF90はSDクラブ版、シルエットフォーミュラ91は小説版の設定との統合がされている。
F90のパイロットであったユーリ・ミノフスキーや4種のMI(機械知性)の名などストーリーが異なっていた最初期のプロダクション・ストーリーも取り入れ、統合されている。
また、他のF90とは直接接点のない作品からの引用もされており、バージムの初出作品や壊滅した旧サイド4のムーアの空域、月面危機事件が登場している他、F90よりも未来が舞台の作品に繋がりそうな部分もある。漫画外の記事ではボンボン版Vガンダムに繋がる人物や縮退炉搭載MSを意識した文章もある。
- 事実上の『フォーミュラー戦記』コミカライズ化
F90の新たな物語を描くと同時に、これまで公式に組み込まれていながら、おざなりにされつつあったSFC「フォーミュラー戦記0122」の正式なコミカライズという側面も持ち、ゲームのミッションを再現した話が各巻のプロローグとして描かれている。
主な登場人物
- パッツィ・アンゲリカ/???
U.C.0122年の第13実験船団チームBにF90_2号機のテスト・パイロットとして所属する31歳の女性。フリーランスのパイロットで、連邦軍では少尉待遇。ひとり息子のリヴを伴って各地を転戦しているものの、平時は普段はニューヤークにあるアパートで共に暮らす。
窮地でも決してあきらめず勝利を導く強さを持っており、息子のリヴを「わたしの天使」と呼んで溺愛している。ランデッガー重工のティグリスと交戦した際、戦死したとされていたが…?
- リヴ・アンゲリカ/ディル・ライダー
パッツィの実子。母を誰よりも慕っており、連邦軍のスタッフたちにもマスコット的存在として可愛がられていた。F90のNタイプを起動させられるニュータイプ能力の持ち主でもある。
U.C.0112での戦闘中パッツィとともに生死不明になるも、U.C.0115以降は過去を隠匿し「ディル・ライダー」を名乗ってファステストフォーミュラ隊に所属する。
- ヘルプ・ヘイデン
チームBのメカニックマン。リヴにパイロットとして期待し親交を結んでいたが、Nタイプの1件でジョブ・ジョンに不審感を抱く。
U.C.0112ではサナリィ所属でチームB所属、U.C.0115ではファステストフォーミュラ隊所属、U.C.0122では情報局所属で登場。
- ギデオン・ブロンダン
U.C.0112でF90の模擬戦におけるF89のパイロット。バツ一。
パッツィを見定めるような態度で模擬戦に挑むが彼女の技量の前に敗北する。敗北したあとはパッツィに好意を抱くようになり、追加戦力としてチームBに所属。リヴとも親しい間柄となる。
U.C.0115ではアンゲリカ親子が行方不明となったことでうだつの上がらない地上勤務を続けていたが、部隊長としてファステストフォーミュラ隊へ転属。ディル・ライダーと名前を変えたリヴと再会することとなる。
- ヴェロニカ・ヴァーノン
極秘裏にF90の性能分析を担当する地球連邦軍の暗部「ウジャトアイズ」のMS隊長でニュータイプ。実はU.C.0111のコンペティションにおけるMSA-0120のテストパイロットでもあった。だが、圧倒的実力差で敗北したことで、上官のリベラから「MSの性能を引き出しきれない愚図」などと蔑まされている。
- ミズマ・ムエルテ
U.C.0115年にジオン残党「黄金の鷲」が保有していたクィン・マンサに乗せられて、FF部隊と交戦した強化人間。激しい戦闘の中でディル・ライダーと感応し、ディルによって保護され友人関係となる。U.C.116年には正式にパイロットとして地球連邦軍に身を置き、ファステストフォーミュラ隊に配属となる。
- サイファー(ユーリー・ミノフスキー)
MSA-0120を駆るパイロット。U.C.0111年でのコンペティションにおけるF90のテストパイロットでありながら、複数の反地球連邦組織に身を置く謎の人物。U.C.0115にディル・ライダーたちファステストフォーミュラ部隊を襲撃する。
ガンダムシリーズ恒例の仮面キャラではあるが、顔の左半分のみを覆う独特の形状となっている。「洗礼者(バプテスマ)」や「末法の世(カリ・ユガ)」など、宗教用語を交える独特の会話を行う。
サナリィに所属するF90開発責任者。U.C.0115年時の階級は技術少佐
極秘裏にリヴをF90 Nタイプの適合パイロットを見いだし、特殊部隊「ファステストフォーミュラ」の編制を指揮する。また、キャノンガンダムの開発にも携わっている。壮年に差し掛かりながらもMS操縦の腕は鈍っていないようで、自らテスト・パイロットを務めることもある。
一年戦争から戦い続ける歴戦の戦士であり、カラバからロンド・ベルまではアムロ・レイの部下だったことさえある叩き上げの軍人。U.C.0115年にはフォン・ブラウンの第1教導団に所属している。
ルナツー第4アグレッサー部隊の隊長。
若い頃は、かのシャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンに曹長として所属しており、アクシズショックを目の当たりにしたことがある。
- ベルフ・スクレット
各巻のPrologueに登場。U.C.0122年の第二次オールズモビル戦役において、F90のパイロットを務めることになる。19歳の少尉で実戦経験も浅い平凡なパイロットだが、実戦経験を積むうちにパイロットとして頭角を現していくようになる。
ボッシュの部下としてフォン・ブラウンの教導団に所属する青年で、同じく所属するカナタ・サワメに兄として慕われている。後に少佐としてオールズモビルを率いることになる男である。
各時代の人物
U.C.0112(F90FF・第1章)
- シエラ・アエラ
ショートカットの女性パイロットで、地球連邦軍第13実験船団・チームBに所属する。パッツィの以前からの友人で、ヘビーガンに搭乗する。GBGの襲撃の際に戦死。
- ゲイツ、デューク、オクト
チームBのアグレッサー役を務めるリゼル小隊のメンバー。ゲイツが隊長で、階級は中尉。機体番号はデュークが01、オクトが02、ゲイツが03。のちにグスタフ・カールに乗り換えるが、GBGの襲撃の際に全滅。
- テオバルト
チームBに所属するMSパイロットのひとりだが、乗機は不明。パッツィを「コブ付き」と言ったところをリヴに聞かれて喧嘩になり、リヴが2号機で無断出撃するきっかけを作る。
- オイエル・ランデッカー
1代で築き上げたベンチャー企業、ランデッガー重工のCEO。木星帰りの37歳。
「自身の手から生み出す力がガンダムに勝ること」を夢としており、F90 2号機を執拗にオリジナルのMSで襲撃する。
- グリゼルダ・ジア
オイエルの私設秘書を務める24歳の女性。
オイエルを「女の喜ばせ方もわからない子供」と呆れながらも、その「夢」には一定の理解を示し、パイロットとしてともにランデッカー製MSで2号機を襲う。普段はクールを装っているが、“ガンダム”との戦闘では「前から気に入らなかった」と激昂する。
U.C.0112-0114(GBG時代のディル編)
GBG
地球不法居住者による傭兵集団で、軍にできない仕事を請け負うことで在住を黙認される。名称は"Gleam Black Guns"(=煌めく黒い銃)の頭文字からとったもので、運用するMSは黒く塗装されている。
U.C.0112年、オイエルの依頼によりチームBを襲撃した際、生存していたリヴを回収、その後彼も一員となりディル・ライダーの名を授けられる。
U.C.0.114年、アナハイム輸送船の奪還任務を終えた直後、突如出現した複数のティグリスIIによって壊滅状態となる(全滅したかは不明)。
- マトリカ・ヴィカラ
クベラの娘で、少女でありながら傭兵として前線に出る。リヴを回収した張本人で、「ディル・ライダー」の名を授けて互いにかけがえのない存在となっていく。U.C.0114年にはジムIIIエウリュアレに搭乗し、有線ビットを使用するなどニュータイプの片鱗を見せるが、ティグリスIIとの交戦でディルの盾となり戦死したかと思われたがレガシィに回収されており、U.C.0116年にファステストフォーミュラ隊が押収したティグリスIIのデータより、バイオコンピューターの開発過程で被検体として関与していたことが判明しレガシィのRFグロムリンⅡのコアとなってしまった。
- クベラ・ヴィカラ
GBGの首魁。フルアーマー・ジムIIIに搭乗するが、仲間の盾となり戦死。
U.C.0115(F90FF・第2章)
- ウスライ・アミエ
ファステストフォーミュラ隊の旗艦でオペレーターを務める20歳の女性少尉。ディルの部屋に通い、過去の記憶に涙するディルを慰める。
- ランディ・ホーキンス
特殊部隊「ファステストフォーミュラ (FF)」の母艦であるスペース・アーク級巡洋艦「フェア・レディ」の艦長。階級は大佐、59歳。
ジオン残党軍に力を与える何者かに感づき、ファステストフォーミュラはそれを断ち切れると信じて指揮にあたる。U.C.0116年には損傷したフェア・レディに代わってラー・カイラム級「エイジャックス」の艦長も引き続き務める。
実は本作が初出のキャラではなく、U.C.0096 ラスト・サンより引用された人物である、
- ハジメ・タスカー
ファステストフォーミュラ隊所属の少尉で22歳。キャノンガンダムを専任するパイロット。
年下なのに自身を呼び捨てにし、アミエと親しくしているディルに悪感情をつのらせており「いつか死ねばいい」とさえこぼす。Oタイプの実戦テスト中に現れたMSA-0120にコクピットを撃ち抜かれて即死する。
- アインツベリ
ファステストフォーミュラ所属の浅黒い肌の女性。Gキャノンに搭乗するが、基本的にサポート要員である。ハジメ同様MSA-0120の攻撃を受け戦死。
- リー・シャオメイ
月面の参謀本部に所属する女性少佐、ギデオンをファステストフォーミュラ隊長に選出した人物で、「ニュータイプが人として尊重され、正しく生まれ出る社会を作る」理想を持つ。U.C.0116年には作戦参謀として新生ファステストフォーミュラ隊に随行。STガンに搭乗する。
- アーサー・ナイトレイ
ヴェロニカの部下で、彼女と同じくAE社から出向しているMSパイロット。ウジャドアイズ隊でF90の監視を行う、24歳の少尉。
Gカスタムに搭乗し、ヴェロニカとともにFFの監視任務に就く。
- リベラ・アマルガム
ウジャトアイズ隊の指揮官で、ニュータイプで階級は大尉。38歳。MSA-0120のパイロットとしてF90に敗北したヴェロニカを「MSの性能を発揮できない愚図」と蔑んでおり、事あるごとにパワハラや嫌がらせをおこなう。
UC0093年のシャアの反乱の時代には、アクシズショックの光景を見て恐怖を感じニュータイプには、否定的となった。また、どうせ帰ってこないと奇跡に対しても悲観的となっている。
ニュータイプとはいうものの、戦闘時の不安定な言動や攻撃性からn_i_t_r_oの影響があるのではないかという考察もされている。
- ウィリアム・C・オーランド
モビルスーツのテスト・パイロットで、階級は大尉。MSA-0120テスト中の事故で死亡。シルエットフォーミュラ91に登場するアイリスの父にあたる。
- キッチ・キッチナー
反連邦組織NSPに所属する大尉。
過去にインドで家族をマン・ハンターに殺害されており「アメリア」近郊の戦闘ではジャムル・フィンに搭乗する。U.C.0116年にはオールズモビルでRFケンプファーに搭乗してサナリィ本部を襲撃するが、ディルのF90 3号機に地面に叩きつけられる。一命は取り留めており、徒歩でサナリィに侵入してアステロイド採掘用の小型核を爆発させようとするが、サイファーに射殺される。
U.C.0116
シルエットフォーミュラ91が初出の人物。27歳の大尉。殺戮的な戦闘を好んで行う人物で、「殲滅者(アニヒレーター)」の二つ名を取る。
月参謀本部が認定したニュータイプ適性者として、U.C.0116年に第106守護中隊から再編されたファステストフォーミュラ隊へ編入する。Gキャノンに搭乗して演習に参加する。
- リディア・ドーフマン
ガレムソンの副官のように振る舞う冷静沈着な25歳の中尉。ファステストフォーミュラ隊の新たな母艦である「エイジャックス」の副長を務める。
ガレムソンと同じく、シルエットフォーミュラ91を初出とするキャラクターで、ガレムソンと同じくロナ家との繋がりがある。
- カナタ・サワメ
黒髪のツインテールがトレードマークの、18歳のうら若き女性少尉。月参謀本部が認定したニュータイプ適性者のひとりとして、フォン・ブラウン教導団からファステストフォーミュラ隊へ編入する。
その実は4年前(U.C.0112年)に火星から地球圏に潜入した、ジオン軍残党3世。境遇を同じくするシャルル・ロウチェスターを「兄様」と呼び慕う。
Gキャノン(マシンキャノン装備)に搭乗するが、のちにF90 2号機のパイロットに選出される。
- ファオナ・オブリガン
25歳の女性中尉。モヒカン刈りや顔面左側のタトゥー、丈の短いノースリーブの制服など、不良軍人のような姿をとる。
ニュータイプ適性者のひとりで、低軌道艦隊から、ファステストフォーミュラの足となるリゼル隊隊長として編入。
- マクニール
リゼル隊の2番機に搭乗。エグムとの戦闘で撃破される際にフィオナが名を叫ぶのみである。
- ワイブル・ガードナー
フォーミュラー戦記0122より出演。地球連邦軍の中佐。
冷静沈着な性格で、宇宙世紀0110年代当時の連邦軍においては数少ない有能な軍人。後にF90を搭載するエイブラムの艦長となる。
- カムナ・タチバナ
クライマックスU.C.より登場。地球連邦軍の准将及びサイドフロンティアの艦隊司令。一年戦争やシャアの反乱など、度重なる戦争を駆け抜けてきた歴戦の軍人。
オールズモビルのテロ行為で妻のエレンを亡くしてしまう。
- エレン・タチバナ
地球連邦軍カムナ・タチバナ准将の妻。自らも一年戦争などの激動の時代を生き抜いてきた元軍人でもあり、戦火の中で夫と結ばれた。
しかし、平穏を得たはずのU.C.0116年に「フロンティアI」で居住していたところオールズモビルの襲撃によって瀕死の重傷を負い、息を引き取ってしまう。
- シュウ・タチバナ
カムナとエレンの間に誕生した双子の長男で、ナナの兄。オールズモビルのテロ行為に際し、妹ナナの手を引いて逃げ惑う。
- ナナ・タチバナ
カムナとエレンの間に誕生した双子の長女で、シュンの妹。オールズモビルの襲撃に遭い逃げ惑う。その際、理不尽へ怒る誰かの思慕を感じ取るなど、ニュータイプ的な能力を覗かせる。
機動戦士Vガンダムより、若かりし38歳の姿で登場。サナリィのエンジン技術者として、試製ミノフスキー・ドライブのテストに同行する。
ジョブ・ジョンと同じく元ホワイトベースクルーの技術者。年齢に構わずコックピットに座ろうとする彼には振り回され気味、
企画準備室長としてサナリィの設立に携わった。
- アルゲントゥム/???
アナハイム・エレクトロニクス社のエージェント。ゴーグルの下の素顔を含めて、その情報は数多くが謎に包まれている。
リヴ・アンゲリカ(ディル・ライダー)の事をよく知っており以前は、ベテランのMSパイロットだったが今は、扱えなくなっている。
連邦軍を離反したヴェロニカに助力し、MSA-0120の1号機(ドライグ・アクティブ)を譲渡してファステストフォーミュラ隊を援護させる。
新進気鋭の大企業ブッホ・コンツェルンの御曹司で、本作のキーパーソン。
全人類の宇宙移住を望み、過度な延命を禁ずる法案を提ずるなど、地球連邦議員では急進派の最先鋒にいる。また、F90をはじめとした小型モビルスーツ開発を目的とした「F計画」による技術革新を画策し、そのためならジオン残党を利用することさえためらわない策謀家。
機動戦士ガンダムF91より登場。のちに「鉄仮面」と呼ばれることになる男。ハウゼリーとは互いに家族として深い情を持っており、ことを急がせるきらいのある彼の行く末を案じる。
また、テロ組織である「黄金の鷲」や「レガシィ」へ資金提供を行っており、加えてサイファーが本籍を置く「バーナムの森」の指揮権を持ち、かつガレムソンを雇ってファステストフォーミュラ隊に送り込むなど、本作の黒幕としての側面も持つ。
機動戦士ガンダムF91より登場。ブッホ・エアロダイナミクスの広報担当としてデッサ・タイプの宣伝を行っている。
カロッゾの部下として共にジオン残党軍のもとに赴いている。
機動戦士Vガンダムを由来とするキャラクター。
ハウゼリーに友人として肩入れしており、彼が作成したジオン残党軍の調査レポートが登場する。
木星船団に所属するハウゼリーの協力者。
もとは機動戦士Vガンダムの登場人物で、後にガチ党の党首となってザンスカール帝国を建国することになる。
木星船団に所属するハウゼリーの協力者。木星圏において密かに建国された木星帝国の諜報工作員。
本来は機動戦士クロスボーン・ガンダムに登場するキャラクター。
- トロワ・トロワルドヨ
反地球連邦組織であるエグム(エゥーゴ残党)の艦隊を率いる浅黒い肌の女性で、階級は中佐。54歳。エゥーゴの旗を掲げる最後の機会としてレガシィとの共同戦線を張る道を選び、ファステストフォーミュラ隊と激闘を繰り広げる。
最後は旗艦のアイリッシュ級の艦橋を貫いた一撃により絶命する。
- ハインツ
NSP所属で、階級は少尉。「アメリア」近郊の戦闘では (RF) ゲルググ(独自のバックパックを装備)に搭乗する。オールズモビルではキッチに付き従うが、F90 3号機のロング・ライフルの曲射により戦死。
- リヤ
NSP所属。「アメリア」近郊の戦闘では (RF) ゲルググキャノンに搭乗する。オールズモビルではキッチに付き従うが、F90 3号機のロング・ライフルの第1射をコックピットに受け戦死。
- ライン・ドラグン
フル・フロンタル亡き後、42にも及ぶ散り散りになったジオン残党やジオン系反連邦組織を纏め上げ、地球圏におけるオールズモビルを結成した男。地球圏のオールズモビルの中心組織たるレガシィの総帥。第1次ネオ・ジオン抗争においてコロニー制圧で好成績を残し、ダカールの無血開城を成し遂げた凄腕で、自らをネオ・ジオンの正当な後継者であると強く自負する。
最終決戦の際にRFグロムリンⅡに搭乗し戦闘を行うがレガシィが不利になると、自分は黒幕に利用されていたと気づくも既に遅く、カナタの乗るF90 2号機のヴェスバーに至近距離から撃たれ戦死した。
U.C.0122(フォーミュラー戦記0122)
- ブラウン・ウッダー
エイブラムのチーフメカニックで階級は中尉、62歳。ベルフに「ファステストフォーミュラ」と呼ばれたチームの話を聞かせる。
- アンナフェル・マーモセット
エイブラム所属のジェガンパイロットで階級は准尉、19歳。ベルフと恋仲であるが、パイロットとしてはライバル意識を持っている。大気圏突入時の混戦で行方不明となり、ベルフの心に暗い影を落とす。
- アルベルト・エア
エイブラム所属のパイロットで階級は中尉、27歳。ベルフの兄貴分のような存在で、常に最前線で戦う勇敢なパイロットである。
- フリオ・ガライ
ガルダ級輸送機「ガーウィッシュ」のメカニック担当。32歳の少尉。ベルフにF90 2号機が何度か大破した記録があることを伝える。
- ワイルダー・カッツ
オールズモビル掃討部隊本隊所属で階級は中尉、23歳。
本来はF90に搭乗する予定であったが、ベルフの技量と心意気を見てF90を託すに足りると納得し、地上にて行動を共にする。F90を宇宙へ上げる際に襲撃を受け、護衛のためジェガンで出撃するもデナン・ゾンに撃ち墜とされて戦死する。
- テルスト・グリーンウェル
オールズモビル掃討部隊本隊所属で階級は大佐、52歳。予定以上のデータを出したベルフをF90の正規パイロットに任命する。
- レイラ・ビアス
ガーウィッシュの女性艦長で階級は大佐、43歳。地上での作戦にて指揮をとる。
- ガドス・マグア
地上部隊指揮官で階級は大佐、43歳。ダブデ級陸戦艇「ベムブル」に座乗。スキンヘッドで右目に傷がある巨漢。
Hタイプに至近距離からブリッジに直撃を受け戦死するが、最期まで拳銃で抵抗を続ける意地を見せた。
登場モビルスーツ
地球連邦
- F90 ガンダムF90
- F91 ガンダムF91
- MSA-0120-1 ドライグ・アクティブ
RGM-89D 高機動型ジェガン
RGM-89DEW EWACジェガン
RGM-89J ジェガンJ型
RGM-89R ジェガンR型
RGM-89M ジェガンM型
RGM-89T1 STガン(1型)
ヘビーガン ヘビーウェポン装備型
- RGM-111X へビーガンⅡ(改修型)
- RGM-111Y2 Gカスタム(プロトタイプハーディガン)
- RGM-111NR ハーディガン・ナイトレイド
- 94式ベースジャバー
- 89式ベースジャバー
- スペースアーク級巡洋艦フェア・レディ
- ラー・カイラム級機動戦艦エイジャックス
- ラー・カイラム級エイブラム
- スペースアーク級改修艦マグラブラ
- ガルダ級ガーウィッシュ
クラップ級
輸送艦プレニチュード
プロスペロー
ランデッガー重工
GBG
- RGM-79SC ジム・スナイパーカスタム(GBG所属機)
- RGM-86R ジムⅢ(GBG所属機)
RGM-86R-FA フルアーマー・ジムⅢ
RGM-86N ジムIIIエウリュアレ
コムサイⅡ
反地球連邦組織
- MSA-0120 ドライグ
RMS-099B シュツルム・ディアス
MSA-099-2 リック・ディアスⅡ
- PMX-002 ボリノーク・サマーン
サラミス改級
RMS-108C マラサイ・キャノン
AMX-011CR ザクⅢ高機動型
AMX-008B ガ・ゾウム ガンナー
ヨーツンヘイム級
ムサイ改級
エンドラ級
グワダン級グワジャル
バーナム/クロスボーン・バンガード
アイリッシュ級
ザムス・ジェス
OMS-09DRFRFデザート・ドム
OMS-09SRFRFスノー・ドム
- OMS-14RF RFゲルググ(前期型/後期型)
- OMS-14RFS シャルル専用ゲルググ
- OMS-15RF RFギャン
- OMAX-03RF RFアッザム
- OMAM-07RF RFズゴック
- OMS-90R ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)
ド・ダイYS