「ライダー……変身! トォッ!!」
変身者
・本郷猛
概要
本郷猛が変身する仮面ライダーの始祖たる存在であり、通称・技の1号。
(仮面ライダーストロンガー終了後に制作された「全員集合!7人の仮面ライダー!!」の中では何故か「力の1号」と紹介されている。)
城南大学の若き生化学者にしてバイクレーサーである本郷猛が世界征服を企む悪の秘密組織ショッカーに拉致された後に改造手術を施され、バッタの能力を与えられた改造人間、それが仮面ライダーである。脳改造される寸前に脱出し、人類の未来を守るためショッカーと戦う事を決意する。演じていた藤岡弘、のバイク事故によってもう一人のライダーである一文字隼人が生み出されると、識別するために本郷猛は仮面ライダー1号と呼称されるようになった。
初期の暗い配色のもの(旧1号)、番組後期以降の明るい配色のもの(新1号)、その中間期にゲスト出演的に2号と共闘した際に用いられた新1号以降同様に赤い眼に旧版と同色のスーツ(通称・桜島1号)、映画「仮面ライダーTHE FIRST」でリメイクされた際のスーツなど幾多のバリエーションがある。
漫画版での容姿はメット部分がグリーン一色で、それ以外は新1号に似た容姿となっている(一方で、スーツにラインは走っておらず、触角はリアルなバッタに近い形状であり、ベルトの色も旧1号と同じ)。
最初の仮面ライダーということもあり他作品への客演も多いが、藤岡弘、が顔出ししている事は意外と少なく、『仮面ライダーV3』や『仮面ライダーストロンガー』を除けば他は全て変身後の姿での出演である(声のみ藤岡本人があてているケースもある)。
そのため、映画『仮面ライダー大戦』での登場は「本郷猛」として38年ぶりであり、話題を呼んだ。
なお、リメイク小説である「仮面ライダー1971-1973」では、【仮面ライダー】は1号しか登場しない。しかし作中描写から、GOD機関以降の悪と戦い続けていることが窺え、2009年時点では三連タイフーンを備えたベルトが装備されているなど未来の仮面ライダーを予言したかのような要素が見られる。
モチーフはバッタなのだが、タイ王国では触角がアリにそっくりな事から『アイモッド・デーン』(赤蟻野郎)と言う通称がある。(無論、正式名称を知っているファンもいる。)
変身音は一度聴いたら仮面ライダーだとわかるような効果音になっているが、『5人ライダーVSキングダーク』客演時の効果音は仮面ライダーらしからぬ女児向けアニメじみた煌びやかなSEが採用されている…どうしてこうなった。
「極上空間」によれば変身ポーズは歌舞伎の見栄と眠狂四郎の円月殺法を元に編み出されたという。
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能力
”技の1号”の異名に恥じない、「ライダーシザース」「電光ライダーキック」「ライダーヘッドクラッシャー」「ライダーポイントキック」「ライダー稲妻キック」「ライダーきりもみシュート」など、後に続く多くのライダーが持っていないような、オリジナリティ溢れる48もの必殺技を自力で編み出した。フォーゼ曰く「アストロスイッチより多いじゃん!」
元々運動能力が優れていた本郷の身体を機械とバッタの生態移植で改造されており、皮膚や骨格や筋肉や内臓も人工の物に変えられてしまっている。神経細胞も能力強化が施されている。その為元の生身部分は全く改造されてない脳の他は、血液や肉体の部分部分が僅かに残っているのみである。
なお、体内には小型超原子炉を内蔵している。
これは主に、タイフーンの起動と空気の無い場所でのエネルギーを供給出来ない状況において非常時に使われる補助動力機関となっている。
……ちなみに原子炉はエネルギータンクと共に、股間の部分に内蔵されている。
100mをわずか1.5秒で走破するほどの俊足の持ち主。「バイク要らないじゃん」と思われるかもしれないが、長距離移動を行う場合はやはりバイクが有る方が余分なエネルギーを使わずに済む。また、旧1号の変身ベルト・タイフーンは起動するためにかなり強い風力を必要とし、その風力を確実に得るのにサイクロン号が必要であった背景が有る(第2話を見ればわかるように、高所からの飛び降りでも変身できる)。
テレパシー(Oシグナルに搭載)や感知能力にも長ける(聴力は4km先の音を聞き取り、コンパウンドアイには赤外線による暗視機能が備わっている)、基本的にライダーの武器は高い身体能力だけであり、最新型の強怪人に負けてしまうこともしばしばあった。しかし、仮面ライダーは独創的なアイディアと技の研鑽、そして仲間達との絆の力によってどんな強い怪人をも最後には克服してきたのである。
徒手空拳のイメージが強いが、素体が運動神経抜群である為、武器を使っても強い。
そもそも第一話の時点で戦闘員から剣やスティックといった武器を奪って戦っているのである。蜂女との戦いではサーベルを奪って見事な斬り合いを演じている。
本編のIFを描いた小説『仮面ライダー1971-1973』に至ってはハンドガン、バルカン砲、M2重機関銃といった銃器も使う。
そして人工筋肉は鍛練によって無限の向上を果たせる構造である為、ある意味では鍛えて己を強くすることが出来るというのが仮面ライダー1号の最たる能力であるとも言える。
(ちなみに『仮面ライダーSPIRITS』では旧1号がドイツ軍のタイガー戦車の砲身を片手で捻じ曲げてしまうシーンがあった)
また、本郷猛は変装が得意とされており、映画『仮面ライダー対ショッカー』では人工重力装置GXの開発者である大道寺博士に変装した際の姿は本物と瓜二つであり、手を交差する事で本郷の姿に戻っていた。
スペック
旧1号
新1号
身長 | 180cm |
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体重 | 70kg |
パンチ力 | 直径1mの大木をへし折る |
ジャンプ力 | 一跳び20.0m、更に特訓後25.0m |
走力 | 100mを1.5秒 |
ガンバライジングにおける『G1-051 仮面ライダー新1号(R)』のフレーバーテキストには、パンチ力60t・キック力90tと記載されている。ただし、超全集を始めとした各種公式資料ではパンチ力とキック力のスペックが記載されておらず、あくまで正確なスペックは不明なままである事には留意されたし。
(2016年劇場版)
身長 | 219cm |
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体重 | 219kg |
パンチ力 | 100t |
キック力 | 145t |
ジャンプ力 | ひと跳び20m |
走力 | 100mを3.5秒 |
必殺技
- 旧1号時代の技
ライダーの必殺技の基本。
空中高く飛び上がり、キックでフィニッシュ。威力は鋼鉄の扉をも蹴破る。1話では技名を言わず両足蹴りなのか左足が少し前に出ているのか微妙な蹴り方をしていた。初期は複眼の発光とベルトの回転演出が入っていたがすぐに撤廃された。基本的には右足蹴りだが、ごく稀に左足のライダーキックを使う時もある。新1号時代も継続して登場し、地獄大使の正体ガラガランダに引導を渡した。
ライダー投げ
2話で登場した投げ技。
蝙蝠男をマンション上層から地上に投げ落とした。シリーズ史上初技名をコールした必殺技なのだがこの場限りの登場でどうにも影が薄い。
ライダーシザース
上空で相手の首を足で挟み込むヘッドシザース。
上空で1回転し、足の力で投げ飛ばし敵を岩盤などに叩き付ける。
ライダーチョップ
直径10センチの鉄棒をへし折るとされる威力を誇るチョップ。
基礎技だが、死神カメレオンをガラスが割れる演出と共に撃破した。新1号時代ではジャンプから振り下ろすライダーチョップも見せており、イカデビルの隕石誘導装置を破壊など主に敵の部位破壊する際に活躍している。
ライダーファイト
歌舞伎の見得のようにポーズを取って気合いを入れると共に気迫で相手を怯ませる必殺ポーズ。
実は2号より先に旧1号が使っているのだがこの時は事故で藤岡氏の声が変わっており、後のパチンコ『ショッカー全滅大作戦』や無双ゲームのバトライド・ウォー創生でようやく藤岡ボイスのライダーファイトが収録された。本編では名前付きで使用した時は旧1号時代なのでまだ変身ポーズはなく、いわゆる両手を水平に斜めに掲げたポーズをよく取っているが、10話では後の2号の変身ポーズっぽい構えを取っている(遡ると柔道一直線などで大野剣友会がよく使っていたポーズ)
ライダー返し
投げ技の一つ。敵を掴んで飛び上がり、背負い投げの要領で地面に叩き付ける。空中で投げられた加速も伴い、敵は受け身をとれない状態となる。
旧1号編のコブラ男戦で初使用した際には既に藤岡氏の事故で声が代わっていたが、新1号編でも引き続き使用された。技の1号の戦線を支える燻し銀の繋ぎ技だが、怪人を撃破する威力も持ち合わせている。
書籍『仮面ライダー大図鑑2、第53話~第98話編』では[決め技の一つに数えられてきたこの技も、強力な怪人の出現により、1号の牽制術の一つに格下げされた]と記述されているものの、実際には改造コブラ男を1度倒したきりの旧1号編に対してエレキボタルなどを倒し、66話などの再生怪人軍団を数多く葬り、怪人撃破率はライダーキックやきりもみシュートに次ぐ。
(もっとも再生怪人もかつては“強力な怪人”達だった事には違いないが、一度倒した怪人かつ、あれから常に戦闘経験を積んで成長を続けているであろう1号にとっては今更かれらは強敵の部類には入らないだろうと思われるが…)
サイクロンクラッシャー
サイクロン号に乗ってジェット噴射で加速。
空中に飛び上がった敵を追うようにジャンプし体当たりで撃墜する。ライダーキックが通用しないゲバコンドルへの最後の手段として使われた。後の新1号編の新サイクロンのバイク攻撃は「サイクロンアタック」として分けられている。
パチンコ「ショッカー全滅大作戦」では2号が使用し、サボテグロンを前輪で押し潰している。
立花藤兵衛との特訓で会得。ライダーキックのパワーを倍にした強化技。
両足もしくは左足のキックで、特訓の大岩やトカゲロンのバーリヤ破壊ボールを蹴り返す威力を誇る。旧1号編で登場した時はやはり事故の影響で声が変わった後だったが、後年のゲーム作品で藤岡ボイスの電光も収録されている。実は旧1号編に1度使っただけなのだが後続のゲーム作品では何となく新1号の最強技として登場する場合が多い。
当時の本編では画面を白く発光させる事で表現していたがCG技術が発展した後年のゲーム作品では本当に電撃を見に纏いキックする。
- 新1号時代の技
ライダーヘッドクラッシャー
新1号編で最初に使われた記念すべき技。
ライダーシザースの発展技で、背後から相手の頭を両足で挟んで空中で回転しながら頭から地面に叩きつける。2度目の毒トカゲ男を倒した際には足で頭部を挟んだまま地面に叩きつけている。
ライダー背面ジャンプ
敵の背後を取るジャンプで相手に肩車するように乗りジャンプし、ライダーヘッドクラッシャーを決める。
毒トカゲ男戦の時のライダーヘッドクラッシャーに近いが、空中で一回転させてパイルドライバーの体勢で叩きつけている。
ライダー反転キック
壁を蹴って三角飛びの要領で反転してから敵にライダーキックを浴びせる。
3体の怪人を撃破しており、背部が弱点のサソリトカゲスに対して反転で裏を取り後頭部にキックを叩き込んだ。
ライダーパワー
ベルト左側のパワースイッチを捻る事により一時的にパワーを上昇させる。ミミズ男の殺人リングを外した。
ライダークラッシャ-
空中で1回転し、両足蹴りの体勢で目標物に激突する(テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版EPISODE No.1~No.98&MOVIE内の記述より)
(多摩聖蹟記念館みたいな場所の)フクロウ男の回のアジト潜入の際に使用。宙返りから両足の踏みつけで天井をブチ抜く。マニアックにも程があるがCSMにも「ライダークラッシュ」名義でしっかり収録された。
ライダーハンマー
怪人の足を掴んで左回りにハンマー投げ。要するにジャイアントスイングの一種。1号の人工筋肉の生み出す怪力と遠心力相互作用で敵にダメージを与える
フクロウ男を岩壁に激突させる。
ライダー稲妻キック
ライダー反転キックの発展技。
壁を1回蹴るだけの反転キックに対して、反転したのち周囲の岩や壁などを稲妻の軌道を描く様に何度もジグザグに蹴って加速を付け、敵にライダーキックを叩き込む。
本編では2度の三角蹴りから使用しライダーキックを凌いだ強敵ハリネズラスを粉砕した。
コンパチヒーローシリーズや正義の系譜では本当に足に稲妻を纏うキックとして扱われており、上記の電光ライダーキックと電気属性で並びが良いので新1号の最強技として扱われる場合がある。シティウォーズでは空気の壁を高速で何度も蹴り敵を撹乱しながら稲妻を纏ったライダーキックになっている。
ライダーパンチ
基本技だが技名が聞けるのは新1号編から。
通常時は窓ガラスやアジトの壁を破るくらいしにしか使われないがジャンプと併用する事によってパワーアップし、シードラゴンなどを倒している。
諸事情でライダーキックが一時番組から姿を消した時に活躍した第2のメイン必殺技。
相手を捕まえて飛び上がり、空中できりもみ回転を付けて敵を投げ飛ばし、地面に激突させる超絶技巧。
海棲生物態や固い外皮を持つ怪人には特に効果があり、大幹部怪人イカデビルを初め多くの怪人を葬り去った。藤岡氏の独特な発音で「きりもみシュウゥゥツ!」に聴こえる。
スクリューキック
パンチを無効化する壁と足の力も吸収してキックもジャンプも出来ない吸収マットの密室に幽閉されたライダーが脱出を図る際に使用。
マフラーを解いてロープ代わりにし、鉄格子の嵌められたわずかスペースに投擲し結び付け、マフラーを軸に独楽のように回転して突撃。
頭突きしてる様に見えるが、マフラーをロープ替わりに使い、腕力と反動を利用してキックを放つ技とされている。
ライダーがマフラーを首から解く貴重なシーン。他には旧2号時代のカビビンガ戦の爆風変身などが有名。
ライダーニーブロック
敵を空中に投げたのちにジャンプし、下方からどてっ腹に飛び膝蹴りを浴びせる。
初出のギラーコオロギ戦ではどうも見てもこの見た目で技名を「ライダーキック」としていた。名称のブレも含めると3体程度の怪人を倒し繋ぎ技としても度々姿をみせるなど中々活躍している。
ライダードロップキック
敵を空中に投げたのちジャンプし、上方から背面に飛び膝蹴りを浴びせる。
シラキュラス戦におけるライダーニーブロックの派生技。下から腹を「蹴り上げる」ニーブロックに対して上から背中にニードロップのように「蹴り落とす」
(ゲーム『ロストヒーローズ』でも同じ名前の技があるが、こっちは空中高く飛び上がり、両足ストンプを浴びせるという別の技となっている。)
ライダースクリューブロック
ライダーハンマーの派生技。敵の腕を取り、高速で回転させて木などの障害物に叩き付ける。
ライダースクリューキック
ジャンプして身体をきりもみ回転させながら上昇、前方宙返りから両足でライダーキックを放つ。
ライダーキックを1度は耐えたイモリゲスを葬った。
ライダースイング
ライダーハンマーの派生技。素早いバク転や側転を繰り返して相手との距離を詰めパンチで昏倒させ、倒した相手の両足を掴み左回りのライダーハンマーに対して右回りで投げ飛ばす。
『仮面ライダー大図鑑2、第53話~第98話編』ではライダーハンマーほど回転して遠心力を付けることはないので威力は劣ると記述されている。(本編映像ではハンマーが3回転、スイングが2回転程度)
クラゲウルフを海面に落とした。
『テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版EPISODE No.1~No.98&MOVIE』などでは空高く投げ飛ばすのがライダーハンマー、海面に叩きつけるのがライダースイングという説明がされている。
ゲーム作品『バトライド・ウォー創生』では上述のバク転側転による移動から再現されこれらの動作から攻撃判定がついている。
サイクロンアタック
新サイクロン号に乗り、突撃してくる相手に対抗して地上走行での体当たり。強敵イノカブトンをやっとの思いで倒した。旧1号時代のサイクロンクラッシャーとの違いとしては地上戦の体当たりであること、機体が新サイクロン号になっているなどの点が挙げられるが、一応設定上では空中で行うものと、地上走行から繰り出すものの2種類がある。本編で技名の呼称つきで披露されたのは地上走行版の方。
ゲーム作品「正義の系譜」では2号が使用し、空中に逃げるドクガンダーを撃墜した。
ライダーポイントキック
敵の弱点にピンポイントで放つライダーキック。直撃する目標を見極める鋭い感覚なくしては放てぬ技といえる。イソギンジャガー頭部の変身装置を破壊して元の人間に戻した。
ライダーフライングチョップ
敵を両足で蹴り上げ追撃でジャンプ。両手を合わせた手刀を思い切り伸ばして相手に突き出す高難度の技。トキのカンチョーと言えば伝わりやすいか。
「正義の系譜」では再現が難しいからかイカデビルの誘導装置を破壊した時のような普通のジャンピングチョップに。
「バトライド・ウォー創生」では蹴り上げから再現し、手刀を突き刺してから横に開く技となっている。
ライダー月面キック
空中でムーンサルトを決めて速度と質量を上げた後にキックを放つ。
技の1号らしいテクニカルな空中回転。元ネタの体操競技である二回宙返り一回ひねりを再現するパターン、きりもみ回転を繰り返すパターンと2種存在し、前者は「バトルラッシュ」、後者は「正義の系譜」で再現されている。
ライダーハンマーキック
ライダー返しで背負い投げした相手の腕を掴んだままライダーキックをぶつける合体技。ムカデタイガーに使用するも決定打とはならず。
ライダーローリング
怪人の体を両肩に担ぎ上げ、高速で横回転した後で空中高く投げ飛ばす強力技。
- ダブルライダーのコンビ技
2号と2人同時に繰り出すライダーキック。あらゆる怪人を倒した最強の必殺技。初期の桜島編2回は2人同時に「ライダーキック」の声で両足を2人ずつ突き出していたが3度目のイソギンチャック戦から「ライダーダブルキック」の掛け声が定着し片足ずつの2人キックとなった。旧2号&桜島1号、新1号&新2号でキックの陣形が異なっている。(前者は背中合わせに内側の足でキック、後者は頭を寄せ外側の足でキック)
ライダー車輪(イソギンチャック戦)
ダブルライダーが2人で組み合って丸まり車輪を作って相手に突撃する技。なんでも吸い込むイソギンチャックに対し素早く距離を詰めるために使用した技だが「ガンバライド」ではそのまま弾丸のように転がり相手に体当たりする技にアレンジされた。
ライダー返し(ダブルライダー)
上記のライダー車輪の後に使用。ダブルライダーが相手の怪人を片腕ずつ捕まえジャンプしてからのライダー返し。片腕を掴む通常のライダー返しに対して相手は両腕の自由が利かないまま地面に叩きつけられる。
シオマネキング戦では新2号が空中に投げ飛ばした相手を新1号がライダー返しで追撃する変則版も見られた。
ライダーハンマーキック(ライダーハンマー突き)
劇場版より。ダブルライダーがそれぞれ怪人をヘッドロックに捉えジャンプ。空中で怪人同士の頭を激突させる。本編での発音が恐ろしく聞き取り難いため「ライダーハンマー突き」とする書籍もあり解釈が割れている。相手の頭を鐘のように突き合わせる絵面から()の後者の方が自然ではある。
関連商品では「ハンマーキック」の方がやや優勢でCSMの必殺モードではこちらが採用された他、リブートの別作品ではあるがシン・仮面ライダーカードの47番でも明らかにこれを指して「ハンマーキック」と記述している。
ライダーキック(ダブルライダー)
同じく劇場版より、概要は1人ずつ個別に通常のライダーキックを打つだけだが互いに向き合いパートナーの背後にいる怪人を狙って同時にジャンプ。空中でダブルライダーの位置が入れ替わり、反対側の怪人にライダーキックを当てる。
ライダーダブルジャンプ
肩を組んで2人同時にジャンプ。ショッカーライダー6体の攻勢から離脱するために使用。
ライダーダブルチョップ
2人同時にチョップ。本編では特にそれらしい技の呼称などはなく、最終回でヒルカメレオンの擬態を見破って倒した2人チョップに後付けでこの名前をつける書籍が多い。
ライダーダブルパンチ
2人同時にパンチ。やはり本編では特にそれらしい技の呼称などはなく、ダブルライダーが戦闘でよく行う交互のボディブロー連打に強引にこの名前をつける事がある。一応最終回でドアの扉を破る時などの2人同時のパンチはしている。
ライダー車輪(ショッカーライダー戦)
イソギンチャック戦の同名の技とは別物。ダブルライダーが大きく円を描くように敵陣の周りを高速で走り回り敵もそれに追走。揚力を生み出した後に2人同時にジャンプして激突するギリギリの所で交錯させる。追撃で飛び上がった相手は平衡感覚を失い空中で激突死する。ダブルライダーは決死の特訓と連携でギリギリ激突しないジャンプを体得しており、数こそ多いが仲間意識に欠けるショッカーライダーの裏を欠いたトリックプレイといえる。
ヘッドクラッシャー
個人技の「ライダーヘッドクラッシャー」とは違う。ダブルライダーが肩を組み猛スピードで二人同時に突進、頭突きでいかなる障害物も破壊する。最終回で使用。
全エネルギー放出
ダブルライダーが腕をクロスさせる事で不思議な光が発生。敵の動きを止める。
V3の2話で原爆を搭載したカメバズーカを封殺し、2人で空を飛ぶ事によって東京を死守した。
- 他媒体や後発の作品で使用した技
ライダー大風車三段キック
ライダー風車とライダーキックの合わせ技と思しき技。萬画版のみ使用
フライングライダーパンチ
ゲーム作品『正義の系譜』で登場。本編でも新1号はジャンプするライダーパンチを使ってはいるが、これは2号が黄金狼男を倒したパンチをモチーフにしているため前方宙返りで加速をつけている。「技そのものは本編準拠だが1号が使用するするのはオリジナル」といった所。
ライダー反転ダブルパンチ
ゲーム作品『正義の系譜』のオリジナル技。上記のフライングライダーパンチを浴びせてから反転ジャンプし二撃目のライダーパンチでフィニッシュ。
ライダーダブルクラッシャーチョップ
同じく『正義の系譜』のオリジナル技。ライダーフライングチョップを浴びせてから再度ジャンプし、きりもみ回転を加えてから2撃目のチョップ。
サイクロンジャンプ
「ダイダルの野望」オリジナル技。(旧)サイクロン号を召喚し、ジャンプから地上の相手を押し潰す。
回転キック
ゲーム作品『ロストヒーローズ』シリーズで登場。敵単体に強烈なキック攻撃。2号の「ライダー回転キック」をそのままパクったような技。同ゲームに2号は操作キャラとして登場しなかった。
ライダートリプルキック
ダブルライダーキックにもう一人ライダーを加えて放つキック。
『スーパーヒーロー大戦GP』では3人目に仮面ライダー3号を加えて発動、チーターカタツムリを撃破する凄まじい威力を見せた。
爆裂ライダートリプルキック
3人目がV3となったトリプルライダーキックで『ガンバライジング』での名称。
2号→V3→1号の順番で敵目掛けてキックを放つ。
ライダーサイクロンキック
『ガンバライジング』で登場。
空中に舞い上がった新サイクロン号を壁蹴りの要領で蹴り、敵にライダーキックを浴びせる。
ライダー稲妻キックの足場を新サイクロンにしたバージョンと言えなくもない。
新サイクロンアタック
『ガンバライジング』で登場。
新サイクロン号で敵の周囲を旋回して起こした竜巻で敵を巻き上げてサイクロンアタックを浴びせ、ライダーキックでトドメ。
45周年・昭和オールライダーキック
『ガンバライジング』で登場。
1号からRXまでの昭和ライダーが敵に一斉にライダーキックを浴びせる。
この他にも挿入歌「ライダーアクション」では未使用の技(としてカウントいても良いのか分からない)がいくつか確認できる
ゴウラ「なぜだ…なぜ勝てぬ…! 特にキサマだ、1号ライダー! 数十年前のテクノロジーで改造されたお前に! オレの最強の兵士たちが、なぜ破れなければならんのだ!!」
1号「仮面ライダーの魂は受け継がれていく。我々の背中を見て育った者たちが仮面ライダーとなる…! 故に、たやすく破れることなど出来ぬ! 魂のこもらぬ力に、我々が負けるものか!!」
(アクションゲーム『ライダージェネレーション2』より)
リメイク
全ライダーの原型
実は、原作者である石ノ森章太郎にとって、仮面ライダーとは1号こそ原型であり、木にたとえれば幹であって、あとは枝葉にあたる。
ちなみに、0号と称された『BLACK』や『真』、令和の1号ライダーと呼ばれる『ゼロワン』は、木の根に該当し、もう一度はじめのライダーのイメージを掘り起こしたいという意向がこめられている。
『真』の翌年に製作された『ZO』にも「原点回帰」という想いが込められており、1号のオマージュであるシーンもいくつか存在する。
余談
仮面ライダーと言えば「無理矢理悪の組織に拉致されて改造された悲劇のヒーロー」というイメージがあまりに色濃く、基本設定とされているが、作中で悪の組織に強引に拉致され、改造人間にされてしまったライダーは、ダブルライダーとZX、BLACK、真、ZO、ダークカブト、3号、ベイル(白波純平)、改造人間ではないが、それに近い存在のウィザード、ビルドの11人のみである。また、リメイク作品では『THENEXT』のV3は原典と異なりショッカーの改造実験に巻き込まれる形で誕生している他、番外作品の『仮面ライダーG』も当てはまる。
他は「瀕死の重傷を負って仕方なしにまっとうな科学者に改造された」「悪者を倒すために自ら進んでバケモノになった」「自分から悪の組織に捕まったふりをして改造手術を受けた」「自ら望んで科学の発展のために体を捧げた」などといったケースであり、
実際は(昭和ライダーに限定しても)当てはまらないケースが大半であり、にもかかわらず「仮面ライダー」のイメージとして定着したのも、1号のインパクトがあまりに強かったからと言える。
ゲーム作品
スーパーヒーロー烈伝
旧1号が登場。
2号は最初から新2号の状態で登場するが、1号は最後まで旧1号の姿のままでの登場となり、新1号はOPムービーでキカイダー、アカレンジャーとチームを組んで戦闘員達を退けるシーンのみ登場する扱いになっている。
新1号を使いたいプレイヤーにとってはOPで我慢するしかないというだけで事だが、言い換えればV3編やRX編を始めとした後のシリーズをベースにしたストーリーも旧1号で戦えるという夢のような仕様でもあるということ。
その姿はさながら姿が酷似した仮面ライダー3号が戦っているようにも見える。
何と時代設定の違う変身忍者嵐と共闘することもできる(実は嵐の放送中にライダーを番組内に登場させる案があったらしいが、没になった。つまりこのゲームで共闘が叶った事になる)。
旧1号が新2号からRXまでのライダーと実写作品で共演するのは劇場作品『スーパーヒーロー戦記』まで待たねばならない。
正義の系譜
旧1号と新1号が登場。
ゲルショッカー出現から1ヶ月後の時期で採石場で地獄大使の死後、悪の気配を察知しとある採掘場に駆けつけると粛清されたはずのショッカー戦闘員がおり…
声は藤岡氏が吹き替えており、新規の技に合わせたボイスが入れられている。
2週目以降の隠し要素として旧1号(桜島1号)を選択可能。
バトライド・ウォー創生
新1号がプレイアブルキャラクターとして登場し、藤岡氏が演じている。
なお原作一話を再現したステージのみ旧1号を使用できる(技・能力に変化は無い)。
パンチ、キックを得意とする格闘スタイル、投げを得意とする投げ技スタイルの二つを切り替えられるのが特徴(平成ライダーのフォームチェンジに該当する)。
攻撃中にもほとんど隙無く切り替えられるので、二つのスタイルの技を絡めながらコンボをつないでいくことができ、「技の一号」の名に恥じないキャラとなっている。
なお「本郷猛」の姿でステージを始めることができ、能力や技は心もとないが超必殺技ゲージが溜まりやすい状態であり、いつでもライダーの姿に変身することができる(変身後は戻ることはできない)。また、この姿でラスボスであるレッドシャドームーンを撃破するとトロフィー「強すぎた本郷猛」を獲得できる。
ライダーレボリューション
ゴーストと面識があり、ゴーストを『タケル君』と呼んでいない事から時系列はバトライド・ウォー創生後の1号ではなく、『仮面ライダー1号』の後の1号と思われるが、姿は新1号のままでネオ1号は登場しない。(ネオ1号は最強フォームとしての扱い、もしくは実はプレイヤーには姿が新1号に見えるだけでネオ1号そのものという見方もできる。)
なんと仮面ライダーTHEFIRSTの2号、仮面ライダーTHENEXTのV3との掛け合いが見られるが、残念ながらTHEFIRST版の1号との掛け合いはない。
一方THEFIRST版の時系列は不明で姿形は桜島1号に似たNEXT時代の物ではなく、旧1号に似たFIRST時代のカラーリングであるものの、NEXT版V3との掛け合いからNEXTの戦いを経た1号だと推測される。何と声はオリジナルキャストの黄川田将也氏が当てており、同じリブート作品である仮面ライダーアマゾンズとのクロスオーバーイベントも楽しむ事ができる超豪華仕様である。
ぱちんこ仮面ライダー(2003)
2004年にps2移植が出た方。
新1号の姿で蜘蛛男・蝙蝠男・蜂女などの旧1号編怪人と戦う。
演出上2号はダブルキックのボーナスで出てくるものの音声収録が藤岡氏のみなので1人で「ライダーダブルキック」と言ったりしてちょっと寂しい
ぱちんこ ショッカー全滅大作戦
パチンコ2作目。本作では佐々木氏も音声収録し、地味にダブルライダーの豊富な音声を楽しめる作品である。
「ライダーシザース」「サイクロンクラッシャー」「ライダーファイト」など本編では藤岡ボイスの存在しない技名を幾つか言ったりなど補完が優秀。
ぱちんこ仮面ライダー轟音
自らの力の限界を悟った本郷猛が新生ショッカー出現に備えて制作していたライダーベルトを大和座ゴウが装着して変身した2代目1号が登場。
マシンは旧サイクロン号で、デザインは旧1号をベースに仮面ライダーTHEFIRSTの1号よりも原典の面影を大幅に残す形でリ・デザインされている。
変身者の名前は本「郷」猛と「技」の1号の捩り。
仮面ライダーバトルシリーズ
ガンバライド
新1号として参戦。1弾からSRで参戦。必殺技はライダーキック(左足)
必殺技でジャンプする前に新1号なのに旧1号のお馴染みのポーズの下の腕が手刀になった何だかよく分からない構えを取る。(ガンバライジングまでそのままだった)
オーズ放映期では最初の001弾で愛機・新サイクロン号に乗り登場。004弾ではオーズタジャドルコンボCPカードの必殺技演出に登場し、2人でライダー返しとライダーキックを叩き込む。
005弾は映画「レッツゴー仮面ライダー」に因んだLRが多数登場し、メインキャラの1角であった事からダブルライダーの合体技を引っ提げLR昇格。カメバズーカを停止させたエネルギー放射→ライダー車輪での突撃→ライダーダブルキックでの超豪華コンビネーションで度肝を抜いた。
フォーゼ放映期の03弾では変身ポーズ(変身後なのでライダーファイトか)と共にベルトを発光させ必殺技に必要なエネルギーをチャージする「タイフーン」が追加された。
ウィザード放映期のシャバドゥビ弾では現役のウィザードのストライクウィザードとダブルキックを行うコンビ技がウィザード側に実装され、5年間のフィナーレを飾った。
多彩な必殺技の掘り下げこそ無かったもののバイク、変身ベルト、ダブルライダーと基本的なものは一通り揃えられていた。
ガンバライジング
1弾から参戦。ガンバライド同様「新1号」で参戦。こちらでもSRで収録。必殺技はやはりライダーキック(左足)、ちょっとテンポアップしてエフェクトがつき勢いよくなっている。
その後は低レアで落ち着いていたがナイスドライブ3弾のマシンライドキャンペーンでは新サイクロン号で登場し動機を足場として三角蹴りをするオリジナル技ライダーサイクロンキックを獲得。
ナイスドライブ4、6弾のトリプライドキャンペーンで再びCP枠。トリプライドでは2号やV3(もしくは3号)とのトリプルキックを見せてくれる。
バッチリカイガン4弾では映画公開に合わせてSRに返り咲いた。それに伴い3月26日より藤岡弘、本人のボイスに差し替えられた。
ガシャットヘンシン1弾では45周年記念に伴い、俺たち無敵のイレブンライダーで同時にキックするオリジナルのムービー技とはいえLR昇格をした。
映画『仮面ライダー1号』の1号は映画特典の魂のトリプルパック第2弾でプロモーションカードで収録し、後にゴーストとバトンタッチするLRが登場。
ビルド放映期のBM1弾ではメカニカルのLRに選ばれ新サイクロン号が謎の突風を起こすムービーのオリジナル技を獲得。
と、いったように初代である事からご祝儀的なLRはそこそこ出ていたのが、それに合わせた謎のオリジナル技ばかりで劇中に即した技が全くもらえていなかったりする。
50thレアで収録された「ライダーダブルキック」は40話のスノーマン戦の画面を時代特有のシュールな部分や初期段階で手探りのため足が揃っていない体勢まで丸コピーした意味不明な仕様で登場した。(おまけに桜島1号時代の再現なのに新1号のまま)
ガンバレジェンズ
ガンバライド、ガンバライジング同様「新1号」で当然のように稼働開始のGL01弾から参戦。ライダーキックがようやく右足になった。(ついでにキック前の謎の構えもようやく無くなった)LRで参戦するのは初で、相棒の新2号も前作の長き冷遇の末にようやくLRを獲得し史上初のダブルライダー同時LRを達成した。
ガンバライジングカードの「栄光の7人ライダー」や「受け継がれし戦史」をスキャンした際には代表として登場する。
2弾ではイベントサポートカードとして本編第1話の改造シーンをイラスト化した本郷猛は改造人間であるが登場。イラストのみだがガンバシリーズに初めて旧1号が登場した。
そして2年目の1段目であるシンクロ神話1章でなんと旧1号がシリーズ史上初のプレイアブルとして参戦した。(『仮面ライダー1号』名義)
変身シーンは独特の走行シーンを再現する為に元祖サイクロン号のCGモデルを1から新規造形し、ライダーキックも旧1号編のエッセンスを盛り込んだ新規演出で気合いが入っている。カードイラストはバイク走行中の変身がまるで実写のように描かれており非常にカッコいい。
パラレルカードにも選出。蜘蛛男との死闘が描かれたイラストとなっている。
「仮面ライダー1号」で「旧1号」ではないのか?という疑問については実は積極的にこの表記を使う場合が公式でもそんなに多くないので実情で、新1号との引き合いに出す場合の便宜上の名称として『旧』と使う場合が多く然程不自然ではなかったりする(仮面ライダー図鑑などでも同様の表記となっている)
モンスターストライク
2021年3月中旬でコラボをし、木属性の当たりキャラとして参戦する。獣神化すると2号も参戦する。
1号&2号(以下1号)の大目玉の性能が何よりもストライクショットであるライダーダブルキックであり、当時降臨してたダウトの適正として活躍してたがハービセルまでの水属性轟絶をそのキックで全て沈めたというとんでもない偉業を果たした。それがどれほど凄いかと言うと、ハービセルが登場したのは1号が初登場してから2年が経ち、ソシャゲ界隈なら環境や評価が大きく移り変わるのが普通の中でもそれでも尚名が挙がる程活躍し続けるという云わば番狂わせなポジションを立ち続けていた。
そして肝心のストライクショットの効果は何だというと以下ざっくりと……
- 1.1号と2号が二手に分かれて駆け回る。
- 2.同時に(1号と2号どっちかに)触れた敵の弱点効果倍増を付与する。
- 3.停止後必ずボスに目掛けて最初にクロス状にダブルキックを放ち、最後に同時に真上からキックをお見舞いする。
というもので、これだけで強烈なダメージを与えられるが更に応用でマーリン等の弱点露出を加えればボスが初登場したその場でKOする事も容易いのである。
詳しい性能はこちら⬇
種族 | 亜人 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | 超アンチ重力バリア/超アンチウィンド |
ゲージショット | 飛行/アンチブロック/ドレイン |
ラックスキル | クリティカル |
ストライクショット | 〈ライダーダブルキック〉仮面ライダー新1号と新2号で駆け回り、ふれた敵の弱点の効果をアップ&ライダーダブルキックで攻撃(20+6ターン) |
友情コンボ | クロス分身弾/エナジーバースト6 |
2号との差異
スーツが高頻度で変わる上に、シルエット自体に差異があまり見られない事もあってや昭和ライダーをあまり知らない人は1号と2号を見分けられないというケースがある。1号と2号の見た目やスチール写真での差異は以下の通り。見分ける時の参考にしていただきたい。
また、仮面ライダー3号は目とマフラーの色が共に黄色という差異がある為、こちらは見分けるのが簡単である。
1号
- クラッシャーが銀色である新1号を除いて、スーツが変わる変遷でクラッシャーが緑色である事が多い。
- いわゆる旧1号、桜島1号と呼ばれる時代のベルトの色が白。(新1号は赤。)
- 新1号と呼ばれる物語後半から登場したスーツのグローブのカラーリングが銀色で腕と脚を走るラインが2本。
- このラインが無ければ1号である(旧1号、または桜島1号)
- かなりごつい身体をしていたら、それは劇場版に登場したネオ1号と呼ばれるスーツである。
- 馬に乗っている写真があればそれは1号である。
- 1号2号が握手している写真があれば、明るめの色彩の方が2号、暗めの色彩の方が1号である。
2号
- スーツは最初からベルトは赤く、クラッシャーも銀色で統一。
- 新2号と呼ばれる物語後半から登場したスーツのグローブのカラーリングが赤色で腕と脚を走るラインが1本。
- 客演ではマスクが黒くなる事が多い。(1号も黒くなる事があるが、グローブやクラッシャーの色で見分けると良い)
- スノーモービルに乗っている写真があればそれは2号である。
- 体に走るラインの数が1号が2本で2号が1本でややこしいと思ったら、ラインの本数と名前を足したら3になると覚えよう。
- グローブとブーツが黄色で、マフラーが赤じゃない?しかも眼に隈がある?ソイツはショッカーライダーだ!イメチェンした姿じゃないぞ!
CMでは
1999年~2000年に流れていたオートレースCMでは藤岡弘、本人という役回りで登場し、毎回血が騒いで仮面ライダー1号に変身してオートレース会場に向かうのだが、そこに到るまでのストーリーが何ともガンギマリなのである。というのも…
- パリ観光を楽しんでいたらフランス人が『ウィ(了承しました)』を連呼するので、血が騒いでしまう。
- 歯の治療中に、ドリルの音で血が騒いでしまい、あわや怪我をしそうになる。
- 電車内で座っていた藤岡は流れ行く景色の中にオートレースの看板を見付けてしまい、血が騒いでしまう。
- 高級レストランにてブイヤベースを見た藤岡は『ブイヤベース…オートゲーム』と連想ゲームを始めてしまい、血が騒いでしまう。
- 滝行をして無心になろうとしていた所に、虚無僧の吹く楽器の音に体が反応してしまい、やっぱり血が騒いだ。
- オートレースの特番にゲストで出演した所、またしても血が騒いでしまう。
- 血が騒いでオートレース会場に向かうと人混みの中をバイクで駆け抜ける危険運転をしたり、警備員に追いかけられたり、挙げ句の果てにはレースに乱入して観客の血まで騒がせる。
ちなみに、オートレースでこんなに1号がプッシュされるのも、本郷が劇中でオートレーサーを目指していた為である。
他にも、
- 上野樹里が自宅を警護するように7人ライダー共々頼まれる。
- 寺田心に5-56をあげるとサイクロン号型の自転車がありえない速さまで加速する。
- ある日恐竜の玩具の電池の差込口が錆びて困っている寺田心に5-56をあげるとおもちゃが動いたどころか、口から冷凍ガスを発射して戦闘員を追っ払う。
- 秘密基地建設の資金調達の為に宝くじで一発逆転を試みたイカデビル軍団にライダーキックをかまし、販売員に「大丈夫ですか?」と声をかけたところ、逆に「逆にあの人たち大丈夫かしら?」と言われてしまう。
…と、このお方も初代ウルトラマンに負けず劣らずCMでよく暴走する。
スーツアクター
- 藤岡弘(第10話まで)
- 岡田勝/甘利健二(第1話、岡田氏は仮面ライダー(新)客演時も担当)
- 中村文弥(第10話)
- 中屋敷哲也(第40話から第59話、第95話から第98話まで)
- 大杉雄太郎(第60話から第94話まで)
- 三隅修/金田治/春田純一(トランポリン)
- 新堀和男(『V3』第33話)
- 橋本春彦(『ストロンガー』第39話)
- マーク武蔵(『THE FIRST』)
- 前田浩(『ウルトラマンVS仮面ライダー』/『THE FIRST』/『THE NEXT』)
- 渡辺淳(『オールライダー超スピンオフ』/『オールライダーVS大ショッカー』)
- 岡元次郎(『BLACKRX』/『オールライダー超スピンオフ』/『仮面ライダー1号』)
- 藤井祐伍(『レッツゴー仮面ライダー』/『仮面ライダー大戦』)
声優
メイン
基本的に『仮面ライダー』シリーズの映像作品は代役が固定されていないが、1号は『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』以降、ほとんどのメディアで稲田氏が担当しており、CMなどでも1号の声をあてている。
代役など
ソースがあるもののみ記載。
- 納谷六朗(9~13話)
- 市川治(66・67話)
- 池水通洋(スカイライダー )
- 田中秀幸(OVA『仮面ライダーSD』)
- 鳥居賞也(BLACKRX)
- 石川英郎
- 『MASKED RIDER LIVE&SHOW ~十年祭~』
- 『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ~ガチで探せ!君だけのライダー48~』
『THE FIRST』『THE NEXT』
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』
『シン・仮面ライダー』
関連動画
関連項目
昭和ライダー ダブルライダー 初代ライダー 仮面ライダー1971-1973 本郷猛(小説版) 仮面ライダー1号(映画)
スーパーヒーロー戦記:旧1号が出演。
アナザー1号:ショッカーライダー以来の偽物。
レジェンドライダー関連
ディケイド1号 1号アームズ 1号魂 1号ゲーマーレベル2 はじまりの仮面ライダー1号
バッタゲノム バッタゲノミクス 1号フォーム ゴーゴーレッツゴー