概要
女性の身体を持っていない存在を、女体に変化させて描いた作品に付けられるタグ。
女体化させられる存在は人間男性のキャラがもっとも多いが、人間以外のキャラクターを女体化させた作品も数多く存在する(メカ娘など)。
女体化はかなり昔からある着想で、古代ギリシャや古代ローマの神話には男神が女性に変身して男性を誘惑するというエピソードが残っている。
また日本でも、江戸時代に『水滸伝』の女体化作品『傾城水滸伝』が大変な人気になった。
pixiv内で「女体化」タグがつけられている作品には二次創作が多く、中でも女性向けの作品が多く占めるが、実際には男性向けにも需要があるジャンルである。
※注意
元になったキャラの性質を大幅に作り替えてしまう、ある意味でグロテスクなジャンル故に、単にジャンル表記としてだけでなく、ページ機能で表紙を付ける、マイナス検索用としてタグをつけるようお願いいたします。
女体化ジャンルと百合ジャンルについて
女体化により元は男性であるキャラクター同士で女性同士の恋愛描写等がある場合、
例え一次創作や先天性女体化であっても、それは「TS」または「性転換」というジャンルであり、「百合」ジャンルとは別であるとする考えが非常に強い。
百合ジャンルを主に扱う場所やイベント等で、所によっては女体化により女性になった元が女性ではないキャラも同時に扱っていいとする場所も少なからず存在はするが、
少なくともpixiv上において女体化作品と百合タグの同時使用は好まれないため、重々たる注意が必要である。
女体化作品内で女性同士の恋愛描写が含まれるものを探したい場合は、「百合」タグの同時使用を避け、ジャンルの住み分けを徹底する為にも、
「にょたゆり」もしくは「にょゆり」などの百合タグとは違う独自の名称・タグが定まり、そちらが浸透する事が望まれる。
表記ゆれやジャンルタグがあるためマイナス検索の際には-「女体」「性転換」「にょた」と付けると大方表示されなくなる。
分類
女性向けと男性向け
女性向けの女体化は「好きなキャラが女だったら」というお遊び的なものや、BLのバリエーションの一つとして描かれることが多い。性表現はあったりなかったり、妊娠して子供がデキているものもある。
(女体化したらBLではない声もある。)
男性向けの女体化はエロシチュのバリエーションのひとつであるため、ほとんどが性表現を含んでいる。
後天性と先天性
- 「後天性女体化」…薬品や魔法などの何らかの理由で性転換を起こしたという設定(TSFなど)。漫画形式を始めとしたストーリー性のある作品が多い
- 「先天性女体化」…パラレルの一つで、設定ごと改変し生まれつきの女性とする設定。
心身の変化
女体化の描き方や度合いなどは描き手の好みや方針によって大きく異なり、
「容姿も内面も完全に女性らしい女性キャラとなっている」女性化とも呼べるものから、
「髪型や顔、内面は元の容姿からほとんど変化がないか、あるいはそのままで、首から下のみが女性の体になっている」ものなど様々である。
特に後者のような容姿で描かれているものは事実上雄んなの子と呼べる女性になっている、とも言えうる。
そしてこのタイプの先天性女体化の場合、「実は女だった」というシチュエーションで描かれることが非常に多い。
中でも下半身のみが女性の体になっている場合は、ほとんどが成人向け作品である。
なお、この「下半身のみの女体化」に類似したジャンルのひとつに海外発祥のカントボーイがある。(詳細はリンク先の頁を参照)
神話や歴史の登場人物をオリジナルで女体化させる場合、一種の「萌え擬人化」の要素を含むため、通常のアニメ・漫画・ゲームなどのキャラクターを女体化させる場合より、若干敷居が低い。
男性向け女体化作品の大部分はこちらである。
公式で女体化ネタのあるキャラ(※本編外企画含む)
表記は「男性名」(作品名)→「女性名」の形式。女体化時の名前を特に持たないキャラは男性名と作品名のみで表記する。
なおミッドナイトブリスによるものは単なるデミトリ・マキシモフとの共演キャラリストになりかねないためここでは割愛し、記述は当該項に譲る。
(※が付いて太字で書かれてある物はTSF作品、つまり作品自体が性転換モノであるもの)
- アーカード(ヘルシング)→ロリカード(非公式な名称)
- アイゼクト(サキュバスクエスト)→アイゼク子
- アゲハ(エスプガルーダ)
- 麻里 愛(こちら葛飾区亀有公園前派出所)→元は女装した男性だったが、後に本当の女性になった(原作のみ)。
- 相川歩(これはゾンビですか?)→あゆみ(これゾン)
- ※イオリ(魔法少年マジョーリアン)→リオ
- ウェイバー・ベルベット(Fate/Zero)→エルメロイの女(ただし公式と言ってもエイプリルフール企画。)
- うずまきナルト(NARUTO)→ナルコ(名称は非公式)
- ウルトラ怪獣(ウルトラマンシリーズ)→ウルトラ怪獣擬人化計画※これも本編ではないが円谷プロ公認
- 越後龍ケンシン(歴史大戦ゲッテンカ)→女龍ケンシン
- エレン・イェーガー(進撃の巨人)→女エレン※本編外企画。別マガ感謝祭の大喜利のお題リクエスト
- エンポリオ・イワンコフ(ONEPIECE)
- 奥村雪男(青の祓魔師)→ゆきこ ※本編ではないが作者のTwitterにてほかの男性キャラと一緒に女体化された
- ※大佛はずむ(かしまし)
- 銀魂→デコボッコ様ショック ※女性は男体化。坂田銀時→銀子 ・ 近藤勲→ゴリ子 ・ 沖田総悟→総子 ・ 土方十四郎→X子
- キン肉マン→キン肉マンレディー※本編中で女体化したわけではないが、後者は原作者公認のパロディ(パラレルワールド)作品である
- クルス・シルト(NEEDLESS)※だいたい麻里愛と同じ境遇
- クルル曹長(ケロロ軍曹)→クルル子
- ケンタウロスマン(ロックマン6)→池原しげとの漫画版では女性設定(いわゆる先天性女体化か?)
- 黒兎(ぼっけさん) ※真の姿は男性的だが人間に変身すると女性になる
- 狛犬ツインズ(おじゃる丸)→カフェオコニコ
- 斉木楠雄(斉木楠雄のΨ難)→斉木楠子
- ※早乙女乱馬(らんま1/2)→らんま(※アニメ版で使用される表記、原作では男女どちらでも乱馬のままである)
- 桜井智樹(そらのおとしもの)→トモ子
- シグマ(ロックマンX)→漫画版X3にてハニートラップのため一時的に女性型ボディに
- 使徒(新世紀エヴァンゲリオン)→使徒XX※これも本編外企画
- ミロ(聖闘士星矢)→ミロ子(Legendofsanctuary)
- ※鈴白瑞樹(ボクガール)
- セガのゲームハードやおもちゃ→セガ・ハード・ガールズ
- ダイナミックプロのロボット→ロボットガールズZ ※本編外企画
- 瀬能ナツル(けんぷファー)
- 東映アニメーションのロボット→東映ロボットガールズ ※本編外企画
- トラファルガー・ロー(ONEPIECE)→ロー子
- トンゴー(アソボット戦記五九)→第15話にて、敵を惑わせる為に突如何の説明も無いまま女体のビキニ姿となって出てきた。元々から身体的には女性であった可能性もある。
- 脳噛ネウロ(魔人探偵脳噛ネウロ)→ネウ子
- 野比のび太(ドラえもん)→のび子、「あべこべの星」「変身カチューシャ」等
- 葉隠散(覚悟のススメ)
- 秘密結社鷹の爪→萌え鷹
- ファントム(ハピネスチャージプリキュア!)→アンラブリー
- 藤山起目粒/フーミン(すごいよ!!マサルさん)※正式なアニメ版以前にジャンプ本誌に掲載された嘘アニメ化予告の中で
- マイ=ハヅキ(BLAZBLUEリミックスハート)→マイ=ナツメ
- ※マサル(魔法少年マジョーリアン)→ル・マーサ
- ※観束総二(俺、ツインテールになります。)→テイルレッド
- 光国葵(宇宙海賊ミトの大冒険)第一シリーズの最終回で「実は女性だった」と判明。第2シーズンではずっと女性のまま。ただし声優は一貫して保志総一朗氏のままであった。
- 麦わらの一味(ONEPIECE)→サラダ食べて海賊王 ※本編ではなく質問コーナー「SBS」において。女性キャラは男体化
- 面堂終太郎(うる星やつら)→面堂終子(非公式な名称)
- 諸星あたる(うる星やつら)
- ヤマモトカオル(YAT安心!宇宙旅行)→カオルちゃん
- 結城リト(ToLOVEる)→夕崎梨子
- ラハール(ディスガイアD2)→ラハールちゃん
- 龍骨鬼(月風魔伝)→本編ではなくオトメディウスで女体化
- レン・エルシ・ジュエリア(ToLoveる)→ルン・エルシ・ジュエリア※ただし、精神も男女それぞれの体に一つずつあり(この二人とかに近いかもしれない)、さらに続編「ToLoveるダークネス」でレンとルンの二人に分離してしまった
- コックリさん、狗神(繰繰れ!コックリさん)
- クローズ →高橋ヒロシ原作御本人による公式性転換『クローズLadies』
- つぐももレギュラー性別反転 →ショートストーリー「ぶらのつぐもも」/エピソード「夢の中へ」など
- ブラックラグーン(登場男性キャラ全員) →ある巻のおまけで公式性転換をやった(当然、女性キャラは公式男体化)
- スリーライツ(美少女戦士セーラームーン)→スターライツ※アニメのみ。「普段は男だが変身すると女性になる」という設定。ちなみに原作では男装した女性という設定があるので、ある意味公式男体化でもある。
- 妹汁、姉汁→バッドエンドで主人公が女体化
別名・表記ゆれ
関連タグ
- 性転換
- 男体化
- 女性化……内面的な女性化等に対応したタグ。
- 擬女化、女人化……擬人化要素の強い作品用のタグ。人間ではないだけで元から女性(雌)ではある存在を人間女性に変化させた作品にも使われる。
- 幼女化……擬女化、女人化とほぼ同様で、変化させた姿が幼い場合に使うタグ。人間女性を幼女まで若返らせただけの性転換要素の無い絵にも使われる。純粋に幼少の頃の姿を描いた絵には適さない。
- 女体化タグ付けて下さい。……マイナス検索の為の注意喚起タグ。女体化が苦手な人の理由や意見がまとめられている。
創作向けタグ
二次創作向けに関しては性転換の記事に記載