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イッカネズミの編集履歴

2022-12-28 21:21:32 バージョン

イッカネズミ

いっかねずみ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.946
パルデア図鑑072
分類ファミリーポケモン
タイプノーマル
高さ0.3m
体重2.5kg(3びきかぞく)/2.8kg(4ひきかぞく)
特性フレンドガード/ほおぶくろ/テクニシャン(隠れ特性)
タマゴグループ陸上/妖精

進化

ワッカネズミとイッカネズミ

ワッカネズミ→ イッカネズミ(Lv.25以上)


概要

ポケモンSVから登場したワッカネズミの進化系。

カップルから子供が増え、一家一組となった珍しい形式のねずみポケモン。これで一匹のポケモンである。

一家で戦う性質上、複数の性別が一匹の中に混在しているため個体としての性別は「不明」になる。

小さくて色も薄く分かりづらいがよく観察すると親ネズミはそれぞれ体色が異なる。


子ネズミが親ネズミの尻尾をリードのように掴んでトコトコ着いていく姿は非常に可愛らしく、その仲睦まじい絵面にサンリオシルバニアファミリーを連想したユーザーも多い。

ただし、本当に親子なのか否かの真相は解明されていない模様。

その説明文から発売時期的にこの家族を連想するプレイヤーもいるとか。


名前の由来は恐らく「一家」の「ネズミ」と「ハツカ(二十日)ネズミ」と「イツカ(五日)」の日付(進化レベルが20+5で25)を掛けたもの。

また、後述する進化条件や図鑑説明から、「(いつの間にか増えていたけど)ま、いっか」というのも入っているかもしれない。



特筆すべきはその進化の仕方。Lv25に到達…して以降、バトル終了後のランダムなタイミングで進化が始まる上、控えに回していた場合、一切の演出なくいつのまにか進化しているという、非常に奇異なポケモンとなっている。

先頭で演出を見られれば進化キャンセルも可能だが、自動進化の場合それもできない仕様である。

また、他のポケモンが持たない特徴として、アメによるレベルアップでは進化しないという点にも注意。


進化前のワッカネズミが普通のプレイヤーは見落としがちな場所に出る(他の場所でも出るは出るが低確率)ということで、この情報を知らずに旅パに入れ、気づいたら進化していた事に仰天したプレイヤーは相当の有能か強運と言えよう。そのような人の中には「ゲームのバグではないか」と勘違いした者も少なからずいたかもしれない。


早くわざを覚えたい(とくに進化後は53まで育てなければいけず、進化前なら46で済むネズミざん)など、進化させたくない事情があるならあらかじめかわらずのいしを持たせておこう。


イッカネズミ

フォルム違いとして、3びきかぞくと4ひきかぞくの2種類がおり、図鑑説明も違っている。

これも進化時ランダムに決まって変えられず、前者となる確率はがかなり低いが、性能上の差異は一切ない。強いて言えば前者の方が体重が軽い為、タルップルの「ヘビーボンバー」によるダメージが増す程度。

なお、進化前とは打って変わってテラスタルの冠は向かって中央右の個体が被る模様。


ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計値
7475706575111470

種族値は素早さが高い以外は平凡だが、専用技が二つある。


一つは「ネズミざん」。

最大の特徴はなんと言っても最大10回という脅威の攻撃回数。

一発毎の威力は20なので、隠れ特性のテクニシャン対象であり、最大回数が出ると20×10(回ヒット)×1.5(テクニシャン)×1.5(タイプ一致)=450と言うなかなかにぶっ飛んだ火力が出る。ノーマルテラスタルならタイプ補正の部分が2にかわるため20×10×1.5×2(タイプ一致テラスタル)=600に上る。

その火力指数はA特化なら実に62550(テラスタルなら83400)、ようきでも57150(76200)と全盛期のメガガルーラのすてみタックル52380を上回る超火力。

火力指数ランキングサイトではハリテヤマのこんじょうきあいパンチの63787に次ぐ第4位となっており、そもそも他の上位の殆どが禁止級や条件を整えるのが難しい技や特性が並んでおり、いかにインチキな火力が出ているかが分かる。


攻撃種族値は75とそこまで高くはないが、並の相手はみがわり+満タン体力ごと殴り倒せる。

しかもイッカネズミの素早さ種族値は111となかなか速く、大抵のポケモンは上をとりやすい。

ねずみ算の名を冠するだけあり、命中すればするだけダメージがどんどんと増えて手がつけられなくなる。


回数の算出方法はトリプルアクセルのように1回1回に命中判定を出し、外したらそこで打ち止めとなる仕様。

素の命中率は「90」のため考えなしに使っても10回どころか5回ですら確率的に厳しく安定しない。

逆に言えばこうかくレンズなどで命中率を補強すると、威力450(あるいは600)の実質みがわり貫通技が90%(100×0.99を10回繰り返すとおよそ90.4になる)の確率で出せるとんでもない技になる。

なお、いかさまダイスを持たせた場合は普通の連続攻撃と同様の仕様に変わり、一度命中するとランダムに4~10回攻撃を行う。こうかくレンズと比べるとほぼ無駄であるが、タネマシンガンも覚えるので併用するなら選択肢にはなるかもしれない。


もう一つは「おかたづけ」。

効果はこちら側と相手側の設置技とみがわりを消して攻撃と素早さを上げると言う、謂わばきりばらい効果の付いた「りゅうのまい」。

設置技がなくても使用できるため、単純に「りゅうのまい」の上位互換と言える。

ただし。相手側に撒かれたステルスロックや、こちらのみがわりまで除去してしまう点には注意。


対戦面においてはおかたづけを積んで、ネズミざんを放つ戦術が基本となる。


A特化こうかくレンズ持ちのノーマルテラスタルネズミざんは、HB特化クレベースでもテラスタルによる受けタイプ変更無しだとイッカネズミが無バフでも最低49.6%のダメージを食らい超高乱数二発という超火力。

当然、そこらのポケモンがモロに喰らったならみがわりがあろうとみがわり諸共ワンパンである。


HB特化ミミズズの様な半減の物理受け相手では確定三発なので流石にキツいが、相手がボディプレスを持っていないならおかたづけを積むことでダメージレースに勝つことも可能。

弱保や剣の舞からのバトンなどで攻撃ランクが最大まで上がっていた場合、そのミミズズすら乱数一発である。


弱点はゴーストタイプとゴツゴツメットなどの接触時ダメージ、物理型の宿命としていかく。他には上から殴る強みを潰されるこだわりスカーフ持ちも辛い。


イッカネズミ=AS振りからのねずみざんの脅威はすでに広まっているため、選出にゴーストがいる場合簡単に透かされやすい。


イッカネズミはゴースト対策の技が少なく、低めの攻撃種族値がネズミざんに支えられているだけの一発屋であるため、おかたづけで事前に積んでいないと交代読みやゴーストテラスタルをされた際、一気に頼りなくなってしまう。

ゴースト対策に覚える技はかみつくであることが多いが、コノヨザルには等倍。コノヨザルまで使わなくともイッカネズミに素早さで勝るドラパルトを使えば勝てたりもする。


そしてそれ以上にゴツゴツメットやさめはだなどの接触カウンターは一発ごとにダメージが入る為致命的。

数発で沈む耐久のない相手であれば強引に押し勝てるものの、半減で攻撃回数がかさむいわ・はがね相手だとこちらが自滅することもしばしば。

またゴツメとさめはだを両立し且つそこそこの耐久もあるガブリアスだと4発当てると自滅、3発で仕留めても壊滅的ダメージになる為、それらの受け出しも警戒しておきたい。


物理型の宿命として当然いかくにも弱い。

攻撃がネズミざんという一芸に特化しているイッカネズミは特に立ち回りが困難になりやすく、受けられる相手も大幅に増える為積み起点にされやすくなる。対策するには予めのおかたづけ必須。


そしてスカーフ持ちも基本的に天敵。S種族値が58もあれば最速スカーフで抜かれてしまう他、こちらはスカーフやタスキを採用しにくい為逆に上からワンパンというパターンも多い。ただしおかたづけを積んでいた場合はこの限りではなく、逆に火力増強によってスカーフ持ちを上からワンパンすることもしばしば。


他にもノーマル半減のはがねやいわもネズミざん一撃では落としきれない場合が多いので対面だと反撃を食らいがち。

ただしそれでもHB特化でない限りは確定二発の場合が殆どなので受け出ししにくく、あくまで開幕に出し負けた場合やみがわりが展開されている場合の話である。


当然だがネズミざんの火力を妥協してしまうとイッカネズミを使う理由が生まれないため、テラスタイプはノーマルがほぼ必須である。

ネズミざんのイメージが強いことを利用し、あえて別のテラスタイプにして奇襲をする手もなくはないが、実用性があるかと言うと……。


火力に目が向けられがちだが実は豊富に補助技を覚えるため、ダブルのサポート要員としてフレンドガードを真価とする考察もある。「ねこだまし」や「いかりのまえば」、「ちょうはつ」や「このゆびとまれ」など厄介な技が多く、此方も侮れない。

ヤレユータンの「さいはい」で1ターンに2回「ネズミざん」を発動するというロマンコンボも存在する。


初期環境では「ネズミざん」が通らないと仕事にならないがゴーストタイプが多くて厄介なシングルバトルよりもサポート技や「フレンドガード」によって安定した仕事が出来るダブルバトルでの活躍が主体。特にコノヨザルと手を組むことが多く、サポート技でコノヨザルの居座り耐久戦法を手助けする。

一番強力な動きはイッカネズミの「ふくろだたき」で一気にコノヨザルの「ふんどのこぶし」の威力を250まで上げつつ攻撃を「じゃくてんほけん」で2段階上昇させることだろう。そのままでは「ふくろだたき」はコノヨザルに等倍だが、コノヨザルがゴーストテラスタル状態なら問題なく「じゃくてんほけん」を発動できる。


余談

上述通り3びきかぞくへの進化確率は非常に低いが、有志の間では1/25の4%と、1/100の1%で意見が割れており、検証自体が難しい事も拍車をかけている。


3びきかぞくはレアであるが、普通にレイドに出現することもある。

「3びきかぞくが欲しいがそのために厳選するほどではない」という人はフィールド上の結晶の見回りをきちんとしたり、定期的にレイド募集を覗いたりしてみよう。


「3びきかぞくだと目のハイライトが消えている」と言う都市伝説があったが、これはガセ。

今作では一部のハイライトなど、光の照り返しの入り方が天候や時間帯、影の中に居るか否かによって変わるケースがある。

偶々そうなった状況で資料用のスクリーンショットが取られた結果、こちらも入手機会の少なさゆえ検証が為されないまま、評判だけが広まってしまったものと考えられる。


関連イラスト

イッカネズミイッカネズミファミリー ~赤い屋根の大きなお家~


関連タグ

ポケモンSV ポケモン一覧 ノーマルタイプ

一家


945ワッカネズミ946イッカネズミ→947アルクジラ


ガルーラ:親子で1ユニットなポケモン繋がり。奇しくもどちらもノーマルタイプである。

タマタマタイレーツ:複数体で1ユニットなポケモン繋がりであり後者は性別不明という共通点もある。ただし、前者は進化すると一体化する。

ヌケニン:こちらはツチニンが進化する際に手持ちが空いているといつのまにかボールに入っている奇異なポケモン。


コロペンドラ:複数体で1ユニットつながり。3びきかぞくの場合まさにこれそのもの。



同ノーマル単タイプ

コラッタ/ラッタ ニャース/ペルシアン

ベロリンガ/ベロベルト

ピンプク/ラッキー/ハピナス

ガルーラ/メガガルーラ

ケンタロス メタモン イーブイ

ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ

ゴンベ/カビゴン


オタチ/オオタチ エイパム/エテボース

ノコッチ/ノココッチ  ヒメグマ/リングマ

オドシシ ドーブル ミルタンク


ジグザグマ/マッスグマ

ナマケロ/ヤルキモノ/ケッキング

ゴニョニョ/ドゴーム/バクオング

エネコ/エネコロロ

パッチール ザングース ポワルン カクレオン


ビッパ ミミロル/ミミロップ

ニャルマー/ブニャット レジギガス アルセウス


ミネズミ/ミルホッグ

ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド

タブンネ チラーミィ/チラチーノ バッフロン


ホルビー トリミアン


ヤングース/デカグース

タイプ:ヌル/シルヴァディ ネッコアラ


ホシガリス/ヨクバリス ウールー/バイウールー


グルトン/パフュートン

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